JP5812580B2 - ジブクレーンワイヤ張設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤをジブクレーンに張設するためのジブクレーンワイヤ張設装置に関するものである。
ワイヤをジブクレーンに張設するための技術として、例えば、特許文献1には、ジブクレーンに張設されるワイヤよりも重量が小さいメッセンジャーワイヤを用いたワイヤ装置方法が開示されている。
特開平07−157284号公報
特許文献1の技術は、ジブクレーンにワイヤを1本ずつ張設する技術である。しかしながら、ジブクレーンには、複数のワイヤを備えるものもある。また、ジブクレーンは、1つの作業場(例えば船のデッキ)に複数台設置されることもある。このように複数のワイヤをジブクレーンに張設する場合、特許文献1に開示されている技術では、一度に張設できるワイヤが1本であるため、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間が増大する。
船のデッキは陸上よりも狭い。よって、船のデッキに設けられるジブクレーン(デッキクレーン)にワイヤを張設する場合、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間が増大すると、他の作業を妨げるおそれや、作業員や物資の通行を妨げるおそれが増大する。よって、特に、船のデッキに設けられるジブクレーンにワイヤを張設する場合、ジブクレーンワイヤ張設装置は、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間を低減することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、本体と、前記本体に搭載されて回転力を発生させる1つのモータと、ジブクレーンに張設される第1ワイヤの張設予定経路に予め張設される第1メッセンジャーロープ巻き取り用の第1ドラムと、ジブクレーンに張設される第2ワイヤの張設予定経路に予め張設される第2メッセンジャーロープ巻き取り用の第2ドラムと、前記モータの回転力を前記第1ドラム及び前記第2ドラムに伝達可能な回転力伝達手段と、前記回転力伝達手段により前記モータと前記第1ドラムまたは前記第2ドラムとの間で回転力の伝達経路を切り替える回転力伝達切替手段と、を有することを特徴とするものである。
上記構成により、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、第1ドラムと第2ドラムとで、同時に2つのメッセンジャーロープを巻き取れる。よって、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間を低減できる。また、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、1つのモータから取り出される回転力を、回転力伝達切替手段により第1ドラムと第2ドラムとに分配して伝える。これにより、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、必要なモータの数を低減できる。よって、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、自身(ジブクレーンワイヤ張設装置)の大型化を抑制でき、また、自身(ジブクレーンワイヤ張設装置)の製造に要するコストを低減できる。また、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、第1メッセンジャーロープの長さと第2メッセンジャーロープの長さとが異なっても、第1メッセンジャーロープ及び第2メッセンジャーロープを同時に巻き取れる。
本発明の好ましい態様としては、前記回転力伝達切替手段は、前記モータの出力軸と前記第1ドラムの回転軸との間に設けられる第1クラッチと、前記モータの出力軸と前記第2ドラムの回転軸との間に設けられる第2クラッチとを有することを特徴としている。上記構成により、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、回転力伝達切替手段を第1クラッチ及び第2クラッチとし、この第1クラッチ及び第2クラッチを作動させるだけで、モータからの回転力の伝達経路を切り替えることができ、構造の簡素化を可能とすることができる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1ドラムと前記第2ドラムを回転自在に支持すると共に、前記本体に対して着脱可能なドラムカセットを具え、前記ドラムカセットには、移動用の車輪が設けられていることを特徴としている。上記構成により、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、第1ワイヤ及び第2ワイヤの張設が完了した際に、本体からドラムカセットを取り外し、新たなドラムカセットを本体に取り付けることができる。よって、作業員は、次の作業の対象であるジブクレーンにワイヤを張設する際、第1ドラムから第1メッセンジャーロープを引き出したり、第2ドラムから第2メッセンジャーロープを引き出したりする必要がない。これにより、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、ジブクレーンに複数のワイヤを張設するために要する時間及び労力を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記ドラムカセットは、前記本体に設けられるガイドレールに案内されることにより着脱され、ロック機構により所定の位置に固定可能であることを特徴としている。上記構成により、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、本体に対するドラムカセットの着脱作業、位置決め作業が容易となり、ジブクレーンに複数のワイヤを張設するために要する時間及び労力を低減できる。
本発明は、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間を低減できる。
図1は、ジブクレーンを模式的に示す説明図である。 図2は、ジブクレーンをジブ側からデッキ側に見て模式的に示す説明図である。 図3は、フックワイヤ及び俯仰ワイヤが複数の滑車に架け渡された様子を説明するための概念図である。 図4は、ドラム回転軸と直交する第1方向においてワイヤ張設装置全体を模式的に示す説明図である。 図5は、ドラム回転軸及び第1方向に直交する第2方向においてワイヤ張設装置全体を模式的に示す説明図である。 図6は、ワイヤガイド機構を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(実施形態)
図1は、ジブクレーンを模式的に示す説明図である。図2は、ジブクレーンをジブ側からデッキ側に見て模式的に示す説明図である。図1に示すジブクレーン10は、例えば、船のデッキDに設けられるデッキクレーンである。但し、ジブクレーン10は、陸上や建造物上に設けられてもよい。図1に示すように、ジブクレーン10は、フレーム11と、ジブ12と、複数の滑車13と、第2ワイヤとしてのフックワイヤ14と、第1ワイヤとしての俯仰ワイヤ15と、フックウインチ装置16と、俯仰ウインチ装置17と、フック18とを含む。フレーム11は、デッキDに設けられる。なお、フレーム11は、陸上の地面や、建造物上に設けられてもよい。本実施形態では、フレーム11は、デッキDと直交する方向へ延設される。ジブ12は、棒状部材である。なお、本実施形態のジブ12は、複数の部材が互いに連結されて1つの棒状に形成されている。ジブ12は、回動軸RLを中心に回動できるように、フレーム11に取り付けられる。回動軸RLは、例えば、デッキDと平行である。
複数の滑車13は、例えば、図1及び図2(主に図2)に示すように、第1滑車13aと、第2滑車13bと、第3滑車13cと、第4滑車13dと、第5滑車13eと、第6滑車13fと、第7滑車13gと、第8滑車13hと、第9滑車13iと、第10滑車13jと、第11滑車13kと、第12滑車13mとを含む。第1滑車13aと、第2滑車13bと、第3滑車13cと、第4滑車13dと、第5滑車13eとは、フレーム11に設けられる。第1滑車13aと、第2滑車13bと、第3滑車13cとは、回転軸RL1を中心に回転できる。すなわち、第1滑車13aと、第2滑車13bと、第3滑車13cとは、同軸で回転する。第4滑車13dと、第5滑車13eとは、回転軸RL2を中心に回転できる。すなわち、第4滑車13dと、第5滑車13eとは、同軸で回転する。
第6滑車13fと、第7滑車13gと、第8滑車13hと、第9滑車13iと、第10滑車13jと、第11滑車13kとは、ジブ12に設けられる。第6滑車13fと、第7滑車13gと、第8滑車13hと、第9滑車13iと、第10滑車13jとは、例えば、ジブ12のうちフレーム11側とは反対側の端部に設けられる。第6滑車13fと、第7滑車13gと、第8滑車13hと、第9滑車13iと、第10滑車13jとは、回転軸RL3を中心に回転できる。すなわち、第6滑車13fと、第7滑車13gと、第8滑車13hと、第9滑車13iと、第10滑車13jとは、同軸で回転する。第11滑車13kは、例えば、ジブ12の長手方向の中腹部(回動軸RLと第6滑車13fとの間)に設けられる。第11滑車13kは、回転軸RL4を中心に回転できる。本実施形態では、例えば、回転軸RL1と、回転軸RL2と、回転軸RL3と、回転軸RL4とは、互いに平行かつ、デッキDに平行である。第12滑車13mは、図1に示すフック18に回転できるように設けられる。
フックワイヤ14は、フックウインチ装置16に連結される。これにより、フックウインチ装置16は、フックワイヤ14を巻き取れる。俯仰ワイヤ15は、俯仰ウインチ装置17に連結される。これにより、俯仰ウインチ装置17は、俯仰ワイヤ15を巻き取れる。フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15は、複数の滑車13に架け渡される。次に、フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15が複数の滑車13にどのように架け渡されているのかを説明する。
図3は、フックワイヤ及び俯仰ワイヤが複数の滑車に架け渡された様子を説明するための概念図である。図3に示すように、フックワイヤ14は、フックウインチ装置16から順に、第1滑車13aと、第6滑車13fと、第12滑車13mと、第10滑車13jと、第5滑車13eと、第9滑車13iと、第4滑車13dと、第8滑車13hとに架け渡される。そして、フックワイヤ14のうちフックウインチ装置16とは反対側の端部は、フレーム11に固定される。これにより、フックウインチ装置16がフックワイヤ14を巻き取ると、フック18は、第6滑車13f及び第10滑車13j側へ近づく。また、フック18に働く重力によりフックウインチ装置16からフックワイヤ14が引き出される、または、フックウインチ装置16がフックワイヤ14を送り出すと、フック18は、第6滑車13f及び第10滑車13j側から離れる。このようにして、本実施形態では、フック18は、デッキDと直交する方向に移動する。
俯仰ワイヤ15は、俯仰ウインチ装置17から順に、第2滑車13bと、第7滑車13gと、第3滑車13cと、第11滑車13kとに架け渡される。そして、俯仰ワイヤ15のうち俯仰ウインチ装置17とは反対側の端部は、フレーム11に固定される。これにより、俯仰ウインチ装置17が俯仰ワイヤ15を巻き取ると、第11滑車13kは、第3滑車13c側へ近づく。よって、図1に示すジブ12とデッキDと成す角度(狭角)は大きくなる。また、ジブ12に働く重力により俯仰ウインチ装置17から俯仰ワイヤ15が引き出されると、または、俯仰ウインチ装置17が俯仰ワイヤ15を送り出すと、第11滑車13kは、第3滑車13c側から離れる。よって、ジブ12とデッキDとが成す角度(狭角)は小さくなる。このようにして、本実施形態では、ジブ12とデッキDとが成す角度は増減する。次に、フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15を複数の滑車13に架け渡すためのジブクレーンワイヤ張設装置としてのワイヤ張設装置について説明する。
図4は、ドラム回転軸と直交する第1方向においてワイヤ張設装置全体を模式的に示す説明図である。図5は、ドラム回転軸及び第1方向に直交する第2方向においてワイヤ張設装置全体を模式的に示す説明図である。図6は、ワイヤガイド機構を模式的に示す斜視図である。なお、ワイヤ張設装置の車輪がデッキDに接触するようにワイヤ張設装置が配置されている場合、第1方向はデッキDと平行な方向であり、第2方向はデッキDに直交する方向である。図4及び図5に示すように、ワイヤ張設装置20は、本体30と、ドラムカセット40とを含む。ワイヤ張設装置20は、本体30とドラムカセット40とが一組となって使用される。ドラムカセット40は、本体30に着脱できるように構成される。
本体30は、本体フレーム31と、車輪31aと、モータ32と、第1プーリ33aと、第2プーリ33bと、第1回転軸34aと、第2回転軸34bと、第3プーリ35aと、第4プーリ35bと、本体第1係合部材36aと、本体第2係合部材36bと、第1ベルト37aと、第2ベルト37bと、クラッチ操作レバー38と、ワイヤガイド機構39とを含む。本体フレーム31は、本体30を構成する複数の要素を支持する。車輪31aは、本体フレーム31に回転できるように取り付けられる。本実施形態では、車輪31aは、本体フレーム31に例えば4つ取り付けられる。車輪31aは、デッキDと接触し、本体フレーム31がデッキDに対して移動できるように本体フレーム31を支持する。
本体フレーム31は、図5に示すように、ドラムカセット40を収納できる収納部31bを含む。収納部31bは、例えば、第1フレーム部材31cと、第2フレーム部材31dと、第3フレーム部材31eとを含む。第1フレーム部材31cと第2フレーム部材31dとは平行である。第3フレーム部材31eは、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dと交差(本実施形態では直交)し、かつ、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dと連結される。これにより、収納部31bは、カタカナのコの字状(英文字では略Cの字状)に形成される。
また、収納部31bは、2つのテーパ部31fと、2つのガイドレール31gとを含む。2つのテーパ部31fは、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dの両方に1つずつ互いに対向して設けられる。2つのテーパ部31fは、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dのうち、第3フレーム部材31eとは反対側の端部に設けられる。2つのテーパ部31fは、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dを含む仮想平面上で第3フレーム部材31eから離れるほど、互いの距離(2つのテーパ部31fを繋ぐ最短距離)が大きくなる。これにより、テーパ部31fは、ドラムカセット40が収納部31bに収納される際のガイドとしての機能を実現する。よって、ドラムカセット40は、収納部31bに進入しやすくなる。
2つのガイドレール31gは、第1フレーム部材31c及び第2フレーム部材31dの両方に1つずつ互いに対向して設けられる。2つのガイドレール31gは、ドラムカセット40が収納部31bに収納される際のガイドとしての機能を実現する。また、ガイドレール31gは、ドラムカセット40が収納部31bに収納されると、ドラムカセット40の後述するカセットフレーム41と嵌合する。本体フレーム31には、カセットフレーム41を位置決めして拘束するトグルロック機構51が設けられている。このガイドレール31g及びトグルロック機構51により、デッキDと直交する方向へのドラムカセット40の移動を規制し、ドラムカセット40のデッキDからの浮き上がりを抑制できる。
モータ32は、図4及び図5に示すように、本体フレーム31に設けられる。モータ32は、回転力を発生させる。具体的には、モータ32は、例えば、作動流体である空気によって出力軸32aを回転させるエアモータである。但し、モータ32は、電力によって出力軸32aを回転させる電導モータでもよい。出力軸32aは、例えば、本体フレーム31によって回転できるように支持される。出力軸32aは、回転軸RL5を中心に回転する。第1プーリ33a及び第2プーリ33bは、出力軸32aに設けられる。第1プーリ33a及び第2プーリ33bは、出力軸32aと共に回転軸RL5を中心に回転する。第1回転軸34a及び第2回転軸34bは、例えば、本体フレーム31によって回転できるように支持される。第1回転軸34aは、回転軸RL6を中心に回転する。第2回転軸34bは、回転軸RL7を中心に回転する。回転軸RL6及び回転軸RL7は、互いに平行であると共に、回転軸RL5と平行であり、且つ、水平方向に沿って配置されている。
第3プーリ35a及び本体第1係合部材36aは、第1回転軸34aに設けられる。第3プーリ35a及び本体第1係合部材36aは、第1回転軸34aと共に回転軸RL6を中心に回転する。本体第1係合部材36aは、収納部31b側に設けられる。また、本体第1係合部材36aは、例えば、スプラインを介して第1回転軸34aに設けられる。これにより、本体第1係合部材36aは、第1回転軸34aに対して回転軸RL6方向に移動できる。
第4プーリ35b及び本体第2係合部材36bは、第2回転軸34bに設けられる。第4プーリ35b及び本体第2係合部材36bは、第2回転軸34bと共に回転軸RL7を中心に回転する。本体第2係合部材36bは、収納部31b側に設けられる。第1ベルト37aは、第1プーリ33aと第3プーリ35aとに巻き架けられる。これにより、第1ベルト37aは、第1プーリ33aと第3プーリ35aとの間で回転力を伝える。第2ベルト37bは、第2プーリ33bと第4プーリ35bとに巻き架けられる。これにより、第2ベルト37bは、第2プーリ33bと第4プーリ35bとの間で回転力を伝える。
クラッチ操作レバー38は、本体フレーム31に回動できるように設けられる。クラッチ操作レバー38は、本体第1係合部材36aを回転軸RL6方向に移動させるためのレバーである。すなわち、クラッチ操作レバー38は、本体第1係合部材36aと、後述するドラムカセット40のカセット第1係合部材44aとの係合、非係合とを切り替えるためのレバーである。ここでいう係合とは、2つの係合部材の間で回転力が伝達されることをいい、非係合とは、2つの係合部材の間で回転力が伝達されないことをいう。なお、2つの係合部材同士が相対回転していても、すなわち滑っていても、2つの係合部材の間で回転力が伝達していれば、2つの係合部材は係合しているものとする。
ワイヤガイド機構39は、図5に示すように、例えば、本体フレーム31に設けられる。但し、ワイヤガイド機構39は、本体30とは別体で構成されてもよいし、ドラムカセット40に設けられてもよい。ワイヤガイド機構39は、例えば、図6に示すように、2つのガイドフレーム39aと、4つのローラ39bとを含む。2つのガイドフレーム39aは、互いに対向して設けられる。4つのローラ39bは、2つのガイドフレーム39aによって支持される。4つのローラ39bは、2つのガイドフレーム39aの間でそれぞれ別個に回転できるように設けられる。
4つのローラ39bの回転軸は、互いに平行である。ワイヤガイド機構39は、例えば、4つのローラ39bのうち、鉛直方向上側に配置される2つと、鉛直方向下側(デッキ側)に配置される2つとの間に、フックメッセンジャーロープRP1及び俯仰メッセンジャーロープRP2が通される。フックメッセンジャーロープRP1は図1に示すフックワイヤ14よりも重量が軽く、俯仰メッセンジャーロープRP2は俯仰ワイヤ15よりも重量が小さい。ワイヤガイド機構39は、フックメッセンジャーロープRP1及び俯仰メッセンジャーロープRP2の移動をガイドする。
ドラムカセット40は、カセットフレーム41と、車輪41aと、第1ドラム42aと、第2ドラム42bと、第1回転軸43aと、第2回転軸43bと、カセット第1係合部材44aと、カセット第2係合部材44bとを含む。カセットフレーム41は、ドラムカセット40を構成する複数の要素を支持する。車輪41aは、カセットフレーム41に回転できるように取り付けられる。本実施形態では、車輪41aは、カセットフレーム41に例えば4つ取り付けられる。車輪41aは、デッキDと接触し、カセットフレーム41がデッキDに対して移動できるようにカセットフレーム41を支持する。
第1ドラム42aは、俯仰メッセンジャーロープRP2を巻き取るためのドラムである。第1ドラム42aは、俯仰メッセンジャーロープRP2が連結される。第1回転軸43aは、カセットフレーム41に回転できるように支持される。第1回転軸43aは、回転軸RL8を中心に回転する。第1ドラム42aと第1回転軸43aとは、連結される。これにより、第1ドラム42a及び第1回転軸43aは、回転軸RL8を中心に一体に回転する。回転軸RL8は、回転軸RL6と同一の仮想線上にある。
第2ドラム42bは、フックメッセンジャーロープRP1を巻き取るためのドラムである。第2ドラム42bは、フックメッセンジャーロープRP1が連結される。第2回転軸43bは、カセットフレーム41に回転できるように支持される。第2回転軸43bは、回転軸RL9を中心に回転する。第2ドラム42bと第2回転軸43bとは、連結される。これにより、第2ドラム42b及び第2回転軸43bは、回転軸RL9を中心に一体に回転する。回転軸RL9は、回転軸RL7と同一の仮想線上にある。また、回転軸RL8と回転軸RL9とは平行である。そして、回転軸RL8及び回転軸RL8は、互いに平行であると共に、水平方向に沿って配置されている。
カセット第1係合部材44aは、本体第1係合部材36aと係合できる形状である。カセット第1係合部材44aは、第1回転軸43aの端部に設けられる。これにより、カセット第1係合部材44aは、第1回転軸43aと共に回転軸RL8を中心に回動する。また、カセット第1係合部材44a側からドラムカセット40が収納部31bに収納されると、カセット第1係合部材44aは、本体第1係合部材36aと対向する。
カセット第2係合部材44bは、本体第2係合部材36bと係合できる形状である。カセット第2係合部材44bは、第2回転軸43bの端部に設けられる。これにより、カセット第2係合部材44bは、第2回転軸43bと共に回転軸RL9を中心に回動する。カセット第2係合部材44bが設けられる端部は、回転軸RL9方向でカセット第1係合部材44aと同一側に設けられる。よって、カセット第2係合部材44b側からドラムカセット40が収納部31bに収納されると、カセット第2係合部材44bは、本体第2係合部材36bと対向する。
このような構造により、ワイヤ張設装置20は、ドラムカセット40が本体30に着脱できる。すなわち、第1ドラム42a及び第2ドラム42bは、モータ32と連結されることができ、かつ、モータ32との連結が解除されることができる。また、ワイヤ張設装置20は、モータ32から取り出された回転力により、第1ドラム42a及び第2ドラム42bが回転する。以下に、モータ32から取り出された回転力が伝達する経路を説明する。モータ32から取り出された回転力は、出力軸32aから第1プーリ33a及び第2プーリ33bに伝わる。第1プーリ33aに伝わった回転力は、順に、第1ベルト37aと、第3プーリ35aと、第1回転軸34aとを介して本体第1係合部材36aに伝わる。本体第1係合部材36aとカセット第1係合部材44aとが係合していると、本体第1係合部材36aに伝わった回転力は、順に、カセット第1係合部材44aと、第1回転軸43aとを介して第1ドラム42aに伝わる。これにより、第1ドラム42aは回転する。よって、ワイヤ張設装置20は、俯仰メッセンジャーロープRP2を巻き取れる。
第2プーリ33bに伝わった回転力は、順に、第2ベルト37bと、第4プーリ35bと、第2回転軸34bとを介して本体第2係合部材36bに伝わる。本体第2係合部材36bとカセット第2係合部材44bとは係合しているため、本体第2係合部材36bに伝わった回転力は、順に、カセット第2係合部材44bと、第2回転軸43bとを介して第2ドラム42bに伝わる。これにより、第2ドラム42bは回転する。よって、ワイヤ張設装置20は、フックメッセンジャーロープRP1を巻き取れる。
第1ドラム42aは、フックメッセンジャーロープRP1と俯仰メッセンジャーロープRP2とのうち、短い方が連結される。本実施形態では、一例として、俯仰メッセンジャーロープRP2の方がフックメッセンジャーロープRP1よりも短いものとし、第1ドラム42aは俯仰メッセンジャーロープRP2が連結されるものとする。これは、モータ32が稼動し(モータ32から回転力が取り出され)、第2ドラム42bが回転し続ける間であっても、第1ドラム42aは、回転する場合と回転しない場合とがクラッチ操作レバー38によって切り替えられることができるためである。
ワイヤ張設装置20は、第1ドラム42aによる俯仰メッセンジャーロープRP2の巻き取りが完了した際に、クラッチ操作レバー38が操作されて第1ドラム42aの回転が停止する。この時、第2ドラム42bは、回転を続ける。このようにして、フックメッセンジャーロープRP1の長さと俯仰メッセンジャーロープRP2の長さとが異なっても、ワイヤ張設装置20は、1つのモータ32でフックメッセンジャーロープRP1及び俯仰メッセンジャーロープRP2を巻き取れる。
上記構成のワイヤ張設装置20は、第1プーリ33aと、第1ベルト37aと、第3プーリ35aと、第1回転軸34aと、本体第1係合部材36aと、カセット第1係合部材44aと、第1回転軸43aとが回転力伝達手段としての機能を実現する。また、ワイヤ張設装置20は、第2プーリ33bと、第2ベルト37bと、第4プーリ35bと、第2回転軸34bと、本体第2係合部材36bと、カセット第2係合部材44bと、第2回転軸43bとが回転力伝達手段としての機能を実現する。
更に、ワイヤ張設装置20は、本体第1係合部材36aと、カセット第1係合部材44aと、クラッチ操作レバー38とが、回転力伝達切替手段(第1クラッチ)としての機能を実現する。また、ワイヤ張設装置20は、本体第2係合部材36bと、カセット第2係合部材44bと、クラッチ操作レバー38とが、回転力伝達切替手段(第2クラッチ)としての機能を実現する。そして、前記回転力伝達切替手段は、前記回転力伝達手段に設けられて、モータ32から第1ドラム42aへ回転力を伝える場合と、モータ32から第1ドラム42aへの前記回転力の伝達を遮断する場合とを切り替える。
次に、ワイヤ張設装置20を用いて図1及び図2に示すジブクレーン10にフックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15を張設する方法の一例を説明する。
まず、ジブクレーン10の複数の滑車13にフックメッセンジャーロープ及び俯仰メッセンジャーロープを架け渡す。これは、フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15の重量により、フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15を複数の滑車13に直接架け渡すことが困難であるためである。作業員は、第1メッセンジャーロープとしての俯仰メッセンジャーロープを、図3に示す第2滑車13bから順に、第7滑車13gと、第3滑車13cと、第11滑車13kとに架け渡す。そして、作業員は、図5に示すように、俯仰メッセンジャーロープRP2の一方の端部を、ワイヤガイド機構39を介して第1ドラム42aに連結する。前記一方の端部は、図3に示す第11滑車13k側の端部である。また、作業員は、俯仰メッセンジャーロープRP2の他方の端部を、図1に示す第1ワイヤとしての俯仰ワイヤ15の先端と連結する。前記他方の端部は、第2滑車13b側の端部である。
次に、作業員は、第2メッセンジャーロープとしてのフックメッセンジャーロープを、第1滑車13aから順に、第6滑車13fと、第12滑車13mと、第10滑車13jと、第5滑車13eと、第9滑車13iと、第4滑車13dと、第8滑車13hとに架け渡す。そして、作業員は、図5に示すように、フックメッセンジャーロープRP1の一方の端部を、ワイヤガイド機構39を介して第2ドラム42bに連結する。前記一方の端部は、図3に示す第8滑車13h側の端部である。また、作業員は、フックメッセンジャーロープRP1の他方の端部を、図1に示す第2ワイヤとしてのフックワイヤ14の先端と連結する。前記他方の端部は、第1滑車13a側の端部である。
次に、作業員は、図4及び図5に示すクラッチ操作レバー38を操作して、本体第1係合部材36aとカセット第1係合部材44aとを係合させる。なお、本体第1係合部材36aとカセット第1係合部材44aとが既に係合している場合、作業員は、この手順(クラッチ操作レバー38を操作する手順)を省略できる。次に、作業員は、モータ32を稼動させる。これにより、第1ドラム42a及び第2ドラム42bが同時に回転する。よって、フックメッセンジャーロープRP1は第2ドラム42bに巻き取られ、俯仰メッセンジャーロープRP2は第1ドラム42aに巻き取られる。
第1ドラム42aへの俯仰メッセンジャーロープRP2の巻き取りが完了すると(俯仰ワイヤ15の先端が第1ドラム42aに到達すると)、作業員は、クラッチ操作レバー38を操作して、本体第1係合部材36aとカセット第1係合部材44aとを非係合させる。これにより、モータ32から第1ドラム42aへの回転力の伝達が遮断される。よって、第1ドラム42aの回転が停止し、第1ドラム42aによる俯仰メッセンジャーロープRP2の巻き取りが終了する。そして、第2ドラム42bへのフックメッセンジャーロープRP1の巻き取りが完了すると(フックワイヤ14の先端が第2ドラム42bに到達すると)、作業員は、モータ32を停止させる。これにより、第2ドラム42bの回転が停止し、第2ドラム42bによるフックメッセンジャーロープRP1の巻き取りが終了する。
次に、作業員は、図1に示すフックワイヤ14の先端(図5に示す第2ドラム42b側の端部)をフレーム11に固定する。また、作業員は、図1に示す俯仰ワイヤ15の先端(図5に示す第1ドラム42a側の端部)をフレーム11に固定する。次に、作業員は、フックウインチ装置16及び俯仰ウインチ装置17を作動させる。これにより、作業員は、フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15のたるみを調節する。
ここで、ジブクレーン10は、1つのデッキDに複数設けられる場合がある。そこで、ワイヤ張設装置20は、ドラムカセット40を複数備える。作業員は、まず、本体30からドラムカセット40を取り外す。すなわち、図5に示す収納部31bからドラムカセット40を引き抜く。これにより、ワイヤ張設装置20は、俯仰メッセンジャーロープRP2が巻き付いた第1ドラム42aとモータ32との連結が解除され、フックメッセンジャーロープRP1が巻き付いた第2ドラム42bとモータ32との連結が解除される。
そして、作業員は、新たなドラムカセット40を収納部31bに挿入する。新たなドラムカセット40とは、俯仰メッセンジャーロープRP2が巻き取られていない第3ドラムとしての第1ドラム42aと、フックメッセンジャーロープRP1が巻き取られていない第4ドラムとしての第2ドラム42bとを含むドラムカセット40である。この俯仰メッセンジャーロープRP2は、第3メッセンジャーロープである。この俯仰メッセンジャーロープRP2は、第3ワイヤとしての俯仰ワイヤ15が連結される。また、フックメッセンジャーロープRP1は、第4メッセンジャーロープである。このフックメッセンジャーロープRP1は、第4ワイヤとしてのフックワイヤ14が連結される。
そして、作業員は、本体第1係合部材36aとカセット第1係合部材44aとを係合させ、また、本体第2係合部材36bとカセット第2係合部材44bとを係合させる。以降の手順は、1台目のジブクレーン10にフックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15を張設する手順と同様であるため説明を省略する。
このように、ワイヤ張設装置20は、第1ドラム42aと第2ドラム42bとで、同時に2つ(フックメッセンジャーロープRP1及び俯仰メッセンジャーロープRP2)のメッセンジャーロープを巻き取れる。よって、ワイヤ張設装置20は、複数のワイヤをジブクレーン10に張設するために要する時間を低減できる。また、ワイヤ張設装置20は、1つのモータ32から取り出される回転力を、第1ドラム42aと第2ドラム42bとに分配して伝える。これにより、ワイヤ張設装置20は、必要なモータ32の数を低減できる。よって、ワイヤ張設装置20は、自身(ワイヤ張設装置20)の大型化を抑制でき、また、自身(ワイヤ張設装置20)の製造に要するコストを低減できる。
また、ワイヤ張設装置20は、回転力伝達切替手段(本体第1係合部材36aと、カセット第1係合部材44aと、クラッチ操作レバー38と)を含み、モータ32から取り出された回転力のモータ32から第1ドラム42aへの回転力の伝達を遮断できる。よって、ワイヤ張設装置20は、フックメッセンジャーロープRP1の長さと俯仰メッセンジャーロープRP2の長さとが異なっても、フックメッセンジャーロープRP1及び俯仰メッセンジャーロープRP2を同時に巻き取れる。
ワイヤ張設装置20は、回転力伝達切替手段を含まなくてもよい場合がある。例えば、ワイヤ張設装置20は、フックメッセンジャーロープRP1の長さと俯仰メッセンジャーロープRP2の長さとが同一であれば、第1ドラム42aへの俯仰メッセンジャーロープRP2の巻き取りと、第2ドラム42bへのフックメッセンジャーロープRP1の巻き取りとが同時に完了する。よって、ワイヤ張設装置20は、第1ドラム42aの回転と、第2ドラム42bの回転とを同時に停止すればよい。また、ワイヤ張設装置20は、回転力伝達切替手段を含まず、かつ、フックメッセンジャーロープRP1の長さと俯仰メッセンジャーロープRP2の長さとが異なっても、第1ドラム42aの直径と、第2ドラム42bの直径との比が調節されればよい。この場合、第1ドラム42aの直径と、第2ドラム42bの直径との比は、第1ドラム42aへの俯仰メッセンジャーロープRP2の巻き取りと、第2ドラム42bへのフックメッセンジャーロープRP1の巻き取りとが同時に完了するように調節される。
また、ワイヤ張設装置20は、回転力伝達切替手段を2つ含んでもよい。この場合、ワイヤ張設装置20は、第1ドラム42aの回転を継続させ、かつ、第2ドラム42bの回転を停止できる。これにより、ワイヤ張設装置20は、2本のメッセンジャーロープのうち長い方のメッセンジャーロープが第1ドラム42aに連結された場合でも、2本のメッセンジャーロープを同時に巻き取れる。但し、ワイヤ張設装置20は、回転力伝達切替手段を1つ含む方が、自身(ワイヤ張設装置20)の大型化を抑制でき、また、自身(ワイヤ張設装置20)の製造に要するコストを低減できる。
また、ワイヤ張設装置20は、ドラムカセット40が本体30に着脱できるように構成される。そして、ワイヤ張設装置20は、複数のドラムカセット40を含む。このようなワイヤ張設装置20を用いることで、作業員は、次の作業の対象であるジブクレーンに第3ワイヤ及び第4ワイヤを張設する際、第1ドラム42aから俯仰メッセンジャーロープRP2を引き出したり、第2ドラム42bからフックメッセンジャーロープRP1を引き出したりする必要がない。よって、ワイヤ張設装置20は、ジブクレーン10に複数のワイヤ(フックワイヤ14及び俯仰ワイヤ15)を張設するために要する時間及び労力を低減できる。
以上のように、本発明に係るジブクレーンワイヤ張設装置は、ジブクレーンにワイヤを張設する技術に有用であり、特に、複数のワイヤをジブクレーンに張設するために要する時間を低減することに適している。
10 ジブクレーン
11 フレーム
12 ジブ
13 滑車
14 フックワイヤ
15 俯仰ワイヤ
16 フックウインチ装置
17 俯仰ウインチ装置
18 フック
20 ワイヤ張設装置
30 本体
31 本体フレーム
31a 車輪
31b 収納部
31c 第1フレーム部材
31d 第2フレーム部材
31e 第3フレーム部材
31f テーパ部
31g ガイドレール
32 モータ
32a 出力軸
33a 第1プーリ
33b 第2プーリ
34a 第1回転軸
34b 第2回転軸
35a 第3プーリ
35b 第4プーリ
36a 本体第1係合部材
36b 本体第2係合部材
37a 第1ベルト
37b 第2ベルト
38 クラッチ操作レバー
39 ワイヤガイド機構
39a ガイドフレーム
39b ローラ
40 ドラムカセット
41 カセットフレーム
41a 車輪
42a 第1ドラム
42b 第2ドラム
43a 第1回転軸
43b 第2回転軸
44a カセット第1係合部材
44b カセット第2係合部材
D デッキ
RL 回動軸
RL1〜RL9 回転軸
RP1 フックメッセンジャーロープ
RP2 俯仰メッセンジャーロープ

Claims (2)

  1. 本体と、
    前記本体に搭載されて回転力を発生させる1つのモータと、
    ジブクレーンに張設される第1ワイヤの張設予定経路に予め張設される第1メッセンジャーロープ巻き取り用の第1ドラムと、
    ジブクレーンに張設される第2ワイヤの張設予定経路に予め張設される第2メッセンジャーロープ巻き取り用の第2ドラムと、
    前記モータの回転力を前記第1ドラム及び前記第2ドラムに伝達可能な回転力伝達手段と、
    前記回転力伝達手段により前記モータと前記第1ドラムまたは前記第2ドラムとの間で回転力の伝達経路を切り替えることで前記モータの回転力を前記第1ドラム及び前記第2ドラムまたは前記第1ドラムと前記第2ドラムのいずれか一方に伝達可能とする回転力伝達切替手段と、
    を有し、
    前記回転力伝達切替手段は、前記モータの出力軸と前記第1ドラムの回転軸との間に設けられる第1クラッチと、前記モータの出力軸と前記第2ドラムの回転軸との間に設けられる第2クラッチとを有し、
    前記第1ドラムと前記第2ドラムを回転自在に支持すると共に、前記本体に対して着脱可能なドラムカセットを具え、前記ドラムカセットには、移動用の車輪が設けられている、
    ことを特徴とするジブクレーンワイヤ張設装置。
  2. 前記ドラムカセットは、前記本体に設けられるガイドレールに案内されることにより着脱され、ロック機構により所定の位置に固定可能であることを特徴とする請求項1に記載のジブクレーンワイヤ張設装置。
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