JP5804383B2 - 潜像印刷物 - Google Patents

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本発明は、偽造防止効果を必要とするセキュリティ印刷物である銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、反射光下で観察した場合と、透過光下とで観察した場合で全く相関のない異なる画像に変化する潜像印刷物に関わるものである。
近年のスキャナ、プリンター、カラーコピー機等のデジタル機器の進展により、貴重印刷物の精巧な複製物を容易に作製することが可能となっている。そのため、前述したような複製や偽造を防止するため、プリンターやコピー機では再現不可能な様々な偽造防止技術が必要とされている。
この偽造防止技術の一つとして、用紙の粗密や薄厚によって模様を形成して透過光下で視認させる、いわゆる透かしが存在する。この透かしは、一定量以上の光さえ存在すれば、あらゆる環境下で真偽判別が可能な技術であり、また、知名度も抜群に高いことから、古くから存在する古典的な技術であるにも関わらず、今なお世界中の銀行券で用いられている。
しかし、この技術は、用紙の製造段階で形成する必要があることから用紙メーカでなければ製造不可能であり、加えて用紙メーカが製造した場合でも製造コストが高くなるという問題があることから、これを擬似的に再現する方法として、印刷工程で特殊な浸透型インキ(例えば、特許文献1参照。)を用いて、この透かしに相当する透過画像を形成する偽造防止技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。
また、これらの技術の他に浸透型インキと、浸透型インキと等色に観察される色濃度を有する通常の反射型インキをペアインキとし、反射型インキでAの画像を、浸透型インキでBの画像を形成することで、透過光下では合成画像であるABの画像が等色に観察されるが、透過光下ではABが非等色に観察されることを特徴とする偽造防止技術が存在する(例えば、特許文献3参照。)。加えて、特許文献3に記載の技術をより高度化した技術であって、複雑な画線、画素構成とペアインキを組み合わせて形成する印刷物であって、反射光下で観察される画像と、透過光下で観察される画像とが全く相関のない画像であることを特徴とする、いわゆる画像のチェンジ効果を備えた偽造防止技術が存在する(例えば、特許文献4参照。)。
特開2000−290571号公報 特開平6−228900号公報 特開2011−037234号公報 特開2011−143669号公報
しかしながら、特許文献1の技術のような浸透型インキをただ単純に用いて、特許文献2に記載のような透かし画像を形成する偽造防止技術に関しては、すでに浸透型インキ自体が多くのメーカから市販されており、一般的にも容易に入手可能であることから、偽造者にとっても製造が容易であるという問題があった。
また、特許文献3や特許文献4に記載の技術のように、浸透型インキと、浸透型インキと等色の通常の反射型インキをペアインキとして画像を形成する技術に関しては、2つの異なるインキが反射光下で等色である必要があり、このように等色のインキの作製にあたっては、インキ製造に関しての特別な知識が必要であった。このように等色のペアインキを用いたとしても、それぞれのインキで形成する画像を、等色を維持したまま長期にわたって印刷製造するためには、熟練した印刷技能が必須であった。
加えて、特許文献1から特許文献4までに記載の技術のように、浸透型インキを用いて透過光下で容易に目視できる程度のコントラストを有する透過画像を形成するためには、浸透型インキを大量に基材に転移させる必要があり、一般的で最も生産性の高い商業印刷方法であるオフセット印刷では、インキ転移量が不十分であって、本来の透かしのような視認性の高い透過画像を得るには、特別な工夫と高度な印刷技能が必須であった。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、単純に市販されているインキを用いて偽造することは不可能であり、高い刷り合わせ精度や特別な工夫と高度な印刷技能を必要とせず、より容易に安定した製造が可能であることを特徴とする潜像印刷物に関わる。
光透過性及び浸透性を有する基材上の少なくとも一部に印刷画像を有し、印刷画像は、基材と異なる色彩を有する有色浸透インキにより形成された第一の画像と、透明又は基材と等色の色彩を有し、基材より光透過性の低いインキにより形成された第二の画像と、を有し、有色浸透インキは、浸透成分と、有色の色材と、を含んだインキであり、第一の画像は、第一の要素を第一の方向に万線状に複数配列して成り、第二の画像は、第二の要素を第一の方向に万線状に複数配列して成り、第一の要素と第二の要素は重ならないように配置され、反射光下の観察においては、第二の画像と基材が等色のため不可視となることで第一の画像が視認され、透過光下の観察においては、第一の画像が、基材と等色に変化することで不可視となり、光透過性の低いインキで形成された第二の画像が、基材よりも暗くなることで、第二の画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物潜像印刷物である。
本発明は、有色浸透インキ中の有色の色材が、着色顔料又は着色染料であり、有色浸透インキ中の配合割合が、10%以下であることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、光透過性の低いインキが、光遮断性の高い金属顔料を含んでいることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、第一の要素又は第二の要素が、画線、画素の少なくとも一つ又はそれぞれの組み合わせであることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、第一の画像の面積率が、10%以上50%以下であり、第二の画像の面積率が、20%以上であることを特徴とする潜像印刷物である。
本発明は、第一の要素が第一の方向に第一のピッチで複数配列され、第二の要素が第一の方向に第一のピッチと同一ピッチで複数配列したことを特徴とする潜像印刷物である。
本発明の潜像印刷物においては、印刷物を反射光下で観察した場合と、透過光下で観察した場合とで、異なる画像が観察されることを確認することで真偽判別が可能であり、特殊な光源やフィルタを必要とせず、特別な道具を用いる必要がない。
本発明の潜像印刷物は、市販されている浸透型インキを単に印刷するだけでは形成不能であり、これを形成するにあたっては、浸透成分と色材を適正な配合割合で混ぜ合わせ、反射光下では視認可能な色彩を有して観察されるが、透過光下では不可視となるか、もしくは視認し難い極めて淡い色彩へと変化する光学特性を有する有色浸透インキを作製する必要があることから、単純に市販されているインキを用いて偽造することは不可能である。
本発明の潜像印刷物においては、特殊な画線及び/又は画素構成を用いることによって反射光下で観察される画像と、透過光下で観察される画像とを、全く相関のない画像とすることが可能であるから、デザイン上の自由度が高い。
本発明の潜像印刷物は、従来の透かし印刷の技術のように浸透型インキで形成した透過画像を直接視認させて真偽判別を行うものではなく、浸透成分を含んだ有色浸透インキによって特定の画像を透過光下で消失させ、浸透成分を含まない、もう一方のインキで形成した画像を視認させるものである。このため、有色浸透インキで印刷した印刷部の透過率は、従来の技術のように非印刷部の透過率を大きく超える必要がなく、非印刷部と同じ程度の透過率に達すれば十分な効果を発揮する。よって、従来の透かし技術のように、潜像画像の視認性を高めるために、大量に浸透型インキを転移させる必要がなく、少ないインキ転移量でも十分な効果を得ることができる。
また、本発明の潜像印刷物は2つのインキを等色にする必要がなく、第一の画像と第二の画像を等色に印刷する必要はない。よって、2つのインキの色合わせや、印刷中のシビアな色管理等は必要なく、製造者は安定した効果を発揮する潜像印刷物を比較的容易に生産することができる。
以上の手法で形成した潜像印刷物は、生産性の高い印刷方式であるオフセット印刷で製造可能であることからコストパフォーマンスに優れ、また最新のデジタル機器を用いたとしても効果の再現は不可能であることから、偽造防止効果に優れる。
本発明の潜像印刷物を示す。 本発明の潜像印刷物の概要図を示す。 本発明の潜像印刷物における第一の画像の詳細を示す。 本発明の潜像印刷物における第二の画像の詳細を示す。 本発明の潜像印刷物における各要素の位置関係を示す。 本発明の潜像印刷物の効果を示す。 本発明の潜像印刷物における階調画像の構成方法を示す。 本発明の潜像印刷物において、各要素を画素で構成した例を示す。 本発明の潜像印刷物において、各要素を画素と画線で構成した例を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物の概要図を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における第一の画像の詳細を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における第二の画像の詳細を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における各要素の位置関係を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物の効果を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物の概要図を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における第一の画像の詳細を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における第二の画像の詳細を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物における各要素の位置関係を示す。 本発明の一実施例における潜像印刷物の効果を示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
図1に、本発明における潜像印刷物(1)を示す。潜像印刷物(1)は、基材(2)の上に、印刷画像(3)が形成されて成り、印刷画像(3)は、図2に示す第一の画像(4)と第二の画像(5)を有する。なお、説明の便宜上、図1の印刷画像(3)の中には、「A」及び「B」の文字が視認できるが、「A」の文字のみが基材と異なる色彩で形成され、「B」の文字は透明か、又は基材と等色な色彩で形成されることから、実際には、拡散反射光下の観察において「A」の文字のみが視認でき、一方の「B」の文字は不可視である。加えて、図2以後の図においても、説明の便宜上、第二の画像(5)を黒い画線を用いて可視化しているが、実際には透明、又は基材と等色な色彩で形成されて成る。
なお、本発明における「拡散反射光下での観察」とは、観察者の視点が、正反射光がほとんど存在しない領域中にあって潜像印刷物(1)を観察している状況を示しており、本発明における「透過光下での観察」とは、観察者の視点が、透過光下の領域中にあって潜像印刷物(1)を観察している状況を示している。
図3に、第一の画像(4)の詳細を示す。第一の画像(4)は、基材と異なる色彩を有し、第一の有意情報を表して成る。本実施の形態における第一の有意情報とはアルファベットの「A」の文字である。第一の画像(4)は、規則的に一定のピッチ(P1)で第一の方向(S1)に複数配置されることで一定の階調(濃度)を形成する、一定の画線幅(W1)の第一の要素(6)を有する。
第一の画像(4)は、有色浸透インキで形成する必要がある。有色浸透インキとは、印刷画像が透過光下で透けて見える(非印刷部よりも明るく観察される)効果を有する浸透成分を含む浸透型インキに、色材をわずかに混合することで形成したインキであり、淡い色を有した浸透型インキを指す。有色浸透インキは、基材に印刷した場合に、反射光下では、はっきりと視認できる色彩を有した画像を形成できる一方、透過光下ではその画像は不可視か、ほとんど視認し難い程度の淡い色彩に変化する特徴を有する。簡潔に表現すると「透かすと画像が消える」効果を有したインキである。有色浸透インキの詳細については後記する。
なお、説明の便宜上、本明細書中の図のすべてで第一の要素(6)は、縦線が入った画線や画素で表現し、後記する第二の要素(7)は、横線が入った画線や画素で表現しているが、これらの表示は、それぞれの画線の構成を区別しやすくするために行っているものであって、実際の各画線が縦縞や斜縞等で形成されているわけではない。実際には各画線内部や画素内部は塗りつぶされて成る。
なお、本明細書で言う「画線」とは、印刷画像を形成する最小単位である印刷網点を特定の方向に一定の距離連続して配置したものであり、点線や破線の分断線、直線、曲線及び波線を言う。一方、「画素」とは、印刷網点を一塊にしたものであり、円や三角形、四角形を含む多角形、星型等の各種図形、又は文字や記号、数字等も含まれる。
続いて、図4に第二の画像(5)の詳細を示す。第二の画像(5)は、第二の有意情報を表して成る。本実施の形態における第二の有意情報とはアルファベットの「B」の文字である。第二の画像(5)は、規則的に一定のピッチ(P1)で第一の画線の配列方向と同じ第一の方向(S1)に複数配置される、一定の画線幅(W2)の第二の要素(7)を有する。第二の画像(5)は、光透過性の低い透明なインキか、基材(2)と等色な色彩のインキで形成する必要がある。基材(2)と等色な色彩とは、基材(2)が白色であれば、白色を指し、基材(2)が肌色であれば肌色を指す。また、本明細書において、「光透過性が低い」とは、透過光下で観察した場合に光を透過する割合が低く、非印刷部と比較して相対的に暗く見える特徴を指す。具体的には、印刷した画像の400nmから700nmの可視光の透過率が、何も印刷が施されていない基材(2)が露出した部位よりも10%以上低いこととする。光透過性が低い光遮断性の高い金属顔料としては、透明あるいは白色の顔料を配合すればよい。このような顔料としては、例えばチタンやアルミ等の金属顔料、シリカの機能性顔料が適している。
図5に、印刷画像(3)を構成する第一の要素(6)と第二の要素(7)の互いの位置関係について示す。第一の要素(6)と第二の要素(7)は、互いに重なり合うことなく、隣接又は近接して成る。第一の要素(6)と第二の要素(7)とが重なり合った場合には、拡散反射光下及び透過光下で視認できる画像が、第一の有意情報及び第二の有意情報の混ざり合った不明瞭な画像となってしまうため、そのような構成は避けなければならない。
図6に、以上の構成で形成した本発明の潜像印刷物(1)の効果について示す。潜像印刷物(1)に対する光源(8)と観察者の視点(9a)が、図6(a)に示すような位置関係、所謂、拡散反射光下での観察において、観察者(9a)には、第一の画像(4)が表す第一の有意情報であるアルファベットの「A」の文字が視認される。
また、潜像印刷物(1)に対する光源(8)と観察者の視点(9b)が、図6(b)に示すような位置関係、所謂、透過光下での観察において、観察者(9b)には、第二の画像(5)が表す第二の有意情報であるアルファベットの「B」の文字が視認される。
以上のように、拡散反射光下での観察と透過光下での観察において、視認できる画像が異なる原理について説明する。まず、拡散反射光下の観察において、印刷画像(3)を構成する第一の画像(4)と第二の画像(5)において、第二の画像(5)が透明か、又は基材(2)と等色の色彩であるために、印刷画像(3)の中の第一の画像(4)のみが視認される。
一方、透過光下の観察において、有色浸透インキで形成された第一の画像(4)は、その色彩が淡く変化するために不可視となって基材(2)と区別できなくなり、光透過性が低いインキで形成された第二の画像(5)は、基材(2)よりも暗く視認される。よって、透過光下の観察において第二の有意情報のみが可視化される。
以上の原理によって、拡散反射光下の観察と、透過光下の観察において、印刷画像(3)中に視認される画像が、第一の有意情報から第二の有意情報へと変化する。
ここで、本発明の潜像印刷物(1)の形成に必須である有色浸透インキについて具体的に説明する。有色浸透インキとは、前記のとおり、淡い色を有した浸透型インキであって、「透かすと画像が消える」効果を有したインキである。なお、本明細書中で言う、「淡い色」とは、拡散反射光下で明度の高い色彩であること指し、具体的には有色浸透インキを網点面積率100%のベタで印刷した場合には、拡散反射光下でL*で70を超える値を有することとする。
従来の技術では、前述した浸透型インキは、「透かすと画像が現れる」効果、いわゆる透かしを形成するインキとして認識され、直接、透過画像を形成することが一般的であった。ただし、十分な透かしの効果を得るには、浸透型インキを大量に転移させる必要があり、印刷方式によっては、十分な透かしの効果を得られないという問題があった。
本発明の潜像印刷物を形成するために用いる有色浸透インキは、浸透成分と色材とを含んで構成され、浸透成分が基材内部の光の散乱を抑制することで生じさせる透過率の上昇と、色材が光を吸収することで生じる透過率の低下とがバランスすることで、透過光下の観察において色彩が極めて淡く変化する特徴を有し、これまでの浸透型インキにはなかった「透かすと画像が消える」効果を生じさせる。
このため、浸透成分の「透かすと画像が現れる」効果が低くとも、色材の混合量を浸透成分の性能に応じた量に調整することで、印刷方式による制限によって多くのインキを転移させられない場合でも「透かすと画像が消える」効果を生じさせることができる。
なお、有色浸透インキ中の浸透成分は、従来の浸透型インキの浸透成分と同じでよく、市販されている浸透型インキと色材を混合して作製してもよい。
有色浸透インキの浸透成分の性能が高い(印刷領域の透過率を上昇させる効果が高い)ほど、色材の混合量を増やすことができるために、有色浸透インキの色濃度を濃くすることができることから、拡散反射光下の観察において、より視認性の高い画像を形成することができる。
逆に、有色浸透インキの浸透成分の性能が低い(印刷領域の透過率を上昇させる効果が低い)場合には、色材の混合量を減らして、有色浸透インキの色濃度を淡く抑える必要があり、この場合には拡散反射光下の画像の視認性は低くなる。
ただし、いずれの場合であっても、浸透成分が透かしインキとして一般に販売されているインキに相当する程度の性能を備えていれば、一定量の色材を混合して「透かすと画像が消える」効果を有する有色浸透インキとすることは可能であり、この有色浸透インキを用いて印刷した画像は、拡散反射光下で容易に視認できる。
有色浸透インキに混合する色材は、着色顔料や着色染料として販売されている印刷色材を用いれば良い。印刷物として市場に流通させることを目的とすると、長期にわたる堅牢性が得られやすい着色顔料を用いることが望ましい。
また、本発明で使用する有色浸透インキは淡い色彩である必要があり、淡い色彩のインキを高い再現性で安定して製造するためには、透過性顔料や微粒子顔料と呼ばれる顔料を選択することが望ましい。
これらの顔料は、一般の顔料と比較して透過性が高く、かつ、着色力が低いことから、有色浸透インキに使用する色材としては最も適している。このような透過性顔料や微粒子顔料としては、コバルト系顔料やシアニン系顔料が存在し、色数も豊富であって、印刷用色材として一般に販売されている。
前述したような印刷用色材を使用して有色浸透インキを作製する場合、印刷色材のインキ中の混合量は、重量部で10%以下に留めることが望ましい。なお、「透かすと画像が消える」効果は、有色浸透インキの性能だけに依存するのではなく、形成する画像の面積率にも大きく影響を受ける。
例えば、網点面積率100%の、いわゆるベタで画像を形成した場合と、ハーフトーンからハイライトの低い網点面積率で画像を形成した場合には、同じ有色浸透インキを用いたとしても「透かすと画像が消える」効果は後者の画像のほうが高くなる(ただし、拡散反射光下での視認性は前者の画像のほうが高い)。
このことから、有色浸透インキに混合する色材の量は、色材自体の着色力や浸透成分の性能、形成する画像の面積率等に応じて適性量をその都度見極める必要があるが、10%を超える色材を配合した有色浸透インキでは、如何なる方法を用いたとしても、「透かすと画像が消える」効果を高いレベルで獲得することが困難となるため避けるべきである。なお、「透かすと画像が消える」効果を得るためには、有色浸透インキで形成する第一の画像(4)に適正な階調制限を設ける必要があるが、これについては後記する。
本発明における浸透成分とは、印刷時に用紙内部へと浸透して印刷領域の透過率を上昇させる働きを成す成分のことを指し、具体的には、セルロースの屈折率(1.49)に近い樹脂やワックス、動植物油等を指す。これらの成分は、印刷した場合に用紙の中に存在するセルロース繊維間の空隙を埋め、主として用紙内部における光の散乱を抑制することで光の透過率を上げる働きを成す。
また、本発明における浸透型インキとは、前述した浸透成分を含み、一般に透かしインキとして販売されているインキを指す。このようなインキとしては、T&K TOKA製ベストワン透かしインキ、帝国インキ製ユニマーク、東洋インキ製SMXすかしインキ、合同インキ製E2ニス等が存在する。また、一般にOPニスとして販売されているグロスニス等の低粘度のインキを用いた場合でも、一定の浸透効果が見込めるため、透明な低粘度インキを用いても有色浸透インキを作製することができる。
有色浸透インキの印刷方式は、オフセット印刷で十分な効果を発揮するが、製造者のシーズに応じてフレキソ印刷やグラビア印刷、凹版印刷やスクリーン印刷等で形成しても良い。
加えて、有色浸透インキおよび光透過性の低いインキそれぞれに、脱刷や印刷不良等の発生の有無を見極めることを目的として又は真偽判別性の向上を目的として、蛍光顔料や蛍光染料、燐光顔料等の発光顔料や発光染料、赤外線吸収材料や赤外反射材料等の機能性材料を添加しても何ら問題ない。
本発明における潜像印刷物(1)を構成する基材(2)は、上質紙やコート紙のように、浸透インキを印刷した場合に、インキが基材(2)の内部に浸透する特性を持つ浸透性を有するとともに、基材(2)自体も光を透過する特性を持つ透光性を有する必要がある。不透明なプラスティックや金属では、本発明の透過光下で第二の画像(5)が出現する効果は得られない。
なお、前述したように、有色浸透インキを用いて形成する第一の画像(4)には、適正な階調制限を設ける必要がある。階調制限を設けない構成、すなわち第一の画像(4)を網点100%のベタで構成した場合には、いかに優れた有色浸透インキを用いたとしても、反射濃度が高く成り過ぎることから、透かした場合に画像が完全に消えるまでには至らない。反射光下で見えていた画像が透過光下で消える効果を得るためには、第一の画像(4)を10%以上50%以下の面積率で形成することが望ましい。これは、10%未満の面積率で第一の画像(4)を形成した場合には、反射光下での第一の有意情報の視認性が低くなるためであり、同様に、50%を超える面積率で第一の画像(4)を形成した場合には、透過光下での第一の有意情報の消失効果が低くなり、第二の有意情報と混ざり合って視認されてしまうためである。以上のことから、第一の画像(4)は、10%以上50%以下の面積率で形成することが望ましい。
一方、本発明の潜像印刷物(1)を構成する第二の画像(5)は、少なくとも20%以上の面積率で形成することが望ましい。これは、20%未満の面積率で形成した場合には透過光下で出現する第二の有意情報の視認性が低くなってしまうためである。
また、ピッチ(P1)は、印刷の再現性及び画像の解像度を考慮して設計することが望ましく、例えば0.05mmから5mmとしてもよい。
本実施の形態では、第一の画像(4)及び第二の画像(5)が表す第一の有意情報および第二の有意情報を、いずれも単純な二値画像とした例で説明したが、人の顔や風景のような、複雑な諧調を有する多諧調画像とすることもできる。図7に複雑な階調を有する鳳凰の画像を第一の画像(4´)、又は第二の画像(5´)として構成する場合の画線構成について示す。第一の要素(6´)又は第二の要素(7´)を用いて複雑な諧調を表す場合、図7に示すようにそれぞれの要素の画線幅を変えることで容易に実現することができる。具体的には、階調画像のうち、高い濃度を有する領域は第一の要素(4´)又は第二の要素(5´)を太い画線幅で構成し、淡い濃度を有する領域は第一の要素(4´)又は第二の要素(5´)を細い画線幅で構成すればよい。この場合、それぞれの要素の中心のピッチを一定(P1)として各要素を配置すればよい。
また、これまでの説明では、第一の要素(6)及び第二の要素(7)がすべて画線である例で説明したが、すべての要素を画素で形成してもよく、いずれかの要素を画線で、いずれかの要素を画素で表現した画線と画素の組合せで形成しても良い。
例として、図8に、本発明の潜像印刷物の印刷画像(3´´)をすべて画素で形成した場合の例を示す。この場合、第一の画像(4´´)は、一定の画素幅(L1)及び一定の画素高さ(H1)の複数の画素を第一の方向と異なる第二の方向に直線状に所定のピッチで配列して構成された第一の要素(6´´)を、第一の方向(S1)に一定のピッチ(P1)で規則的に複数配置されて成り、第二の画像(5´´)は、一定の画素幅(L2)及び一定の画素高さ(H2)の複数の画素を第一の方向と異なる第二の方向に直線状に所定のピッチで配列して構成された第二の要素(7´´)を、第一の方向(S1)に一定のピッチ(P1)で規則的に複数配置されて成り、第一の要素(6´´)と第二の要素(7´´)は、重なり合わずに隣接又は近接して印刷画像(3´´)を形成して成る。なお、第一の要素(6´´)を構成している複数の画素は、ランダムに配列されるのではなく、図8に示すように、第二の方向(S2)に直線状に配列されている。また、第二の要素(7´´)を構成している複数の画素も、ランダムに配列されるのではなく、図に示すように、第二の方向(S2)に直線状に配列されている。
なお、画素の高さ(H1)に関しては、画素幅(L1)と同一でも良く、違っても良く、画素の高さ(H2)に関しては、画素幅(L2)と同一でも良く、違っても良い。本発明における「第一の方向(S1)」とは、第一の要素(6´´)及び第二の要素(7´´)が画素の場合、図面中における上下方向のことであり、「第二の方向(S2)」とは、図中における左右方向のことであって、図に示すように画素がマトリクス状に規則的に配置されている状態である。要素を画素とした具体的な構成は、実施例2に記載する。
以上のように、第一の要素(6)及び第二の要素(7)は、画線、画素の少なくとも一つ又はそれぞれの組み合わせで形成される。例えば、図9(a)に示すように、第一の要素(6)又は第二の要素(7)のいずれか一方を画素で形成し、他方を画線で形成するなど、要素ごとの単位で画線と画素を組み合わせても良い。また、図9(b)に示すように、第一の要素(6)、第二の要素(7)を、それぞれの各要素の中で画線と画素を組み合わせても良い。
また、実施の形態では、第一の要素(6)と、第二の要素(7)とが同じ画線幅や同じ画素幅、画素高さの画線や画素、又は画線幅の一部を異ならせて形成された例について説明したが、第一の要素(6)と、第二の要素(7)とは異なる幅や高さで構成しても何ら問題ない。
以下、前述の発明を実施するための形態にしたがって、具体的に作製した潜像印刷物の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。実施例1については図10から図15までを用いて説明し、実施例2については図16から図21を用いて説明する。
本実施例1は、潜像印刷物(1−1)を構成する第一の要素(6−1)及び第二の要素(7−1)を、それぞれ画線によって形成した例である。
図10に、本発明における潜像印刷物(1−1)を示す。潜像印刷物(1−1)は、基材(2−1)の上に、淡い青色の色彩を有する印刷画像(3−1)が形成されて成る。基材(2−1)には、一般的な白色の上質紙(しらおい 日本製紙製)を使用した。
印刷画像(3−1)は、図11に示す第一の画像(4−1)と第二の画像(5−1)から構成される。図12に示す第一の画像(4−1)は、画線幅0.15mmの第一の要素(6−1)が、ピッチ0.40mmで第一の方向(S1)に規則的に複数配置されることで第一の有意情報を表して成る。第一の画像(4−1)の面積率は、37.5%である。また、図13に示す第二の画像(5−1)は、第一の要素(6−1)と異なる画線幅0.20mmの第二の要素(7−1)が、ピッチ0.40mmで第一の方向(S1)に規則的に複数配置されることで第二の有意情報を表して成る。第二の画像(5−1)の面積率は、50%である。なお、本実施例1における第一の有意情報は、アルファベットの「A」の文字であり、第二の有意情報はアルファベットの「B」の文字である。
図14に、印刷画像(3−1)を構成している二つの要素の位置関係を示す。第一の要素(6−1)と第二の要素(7−1)は互いに重なり合うことなく、それぞれの要素が間隙を有して近接して成る。
以上の構成を成す印刷画像(3−1)を、第一の画像(4−1)は表1に示す淡い青色の有色浸透インキで、第二の画像(5−1)は白色の基材(2―1)と等色の色彩の白インキ(ベストワン GIGA 白 M―SOYA T&K TOKA製)を用いて、ウェットオフセット印刷で基材(2−1)上に形成し、本発明の潜像印刷物(1−1)を得た。なお、本白インキにはチタンが高コンテントで含有され、透過時の光の透過性が極めて低いという特徴を有する。
Figure 0005804383
図15に、本発明の潜像印刷物(1−1)の効果を示す。図15(a)に示すように、拡散反射光下の観察において、第一の画像(4−1)が表す第一の有意情報であるアルファベットの「A」の文字が淡い青色で視認され、図15(b)に示すように、透過光下の観察において、第一の有意情報であるアルファベットの「A」の文字が不可視となり、第二の画像(5−1)が表す第二の有意情報であるアルファベットの「B」の文字が暗い灰色で視認された。以上のように、拡散反射光下の観察と、透過光下の観察において、それぞれ異なる画像にチェンジする効果を得ることができた。
本実施例2は、潜像印刷物(1−2)を構成する第一の要素(6−2)及び第二の要素(7−2)を、それぞれ画素によって形成した例である。
図16に、本発明における潜像印刷物(1−2)を示す。潜像印刷物(1−2)は、基材(2−2)の上に、淡い茶色の色彩を有する印刷画像(3−2)が形成されて成る。基材(2−2)には、実施例1と同様に一般的な白色上質紙(しらおい 日本製紙製)を使用した。
印刷画像(3−2)は、図17に示す第一の画像(4−2)と第二の画像(5−2)から構成される。図18に示す第一の画像(4−2)は、画素幅0.2mm、画素高さ0.2mm、の第一の要素(6−2)が、ピッチ0.3mmで第一の方向(S1)及び第二の方向(S2)に規則的に複数配置されることで第一の有意情報を表して成る。第一の画像(4−2)の面積率は、34.9%である。また、図19に示す第二の画像(5−2)は、画素幅0.2mm、画素高さ0.2mm、の第二の要素(7−2)が、ピッチ0.3mmで第一の方向(S1)及び第二の方向(S2)に規則的に複数配置されることで第二の有意情報を表して成る。第一の画像(4−2)の面積率は、34.9%である。なお、本実施例1における第一の有意情報は、アルファベットの「A」の文字であり、第二の有意情報はアルファベットの「B」の文字である。
図20に、印刷画像(3−2)を構成している二つの要素の位置関係を示す。第一の要素(6−2)と第二の要素(7−2)は互いに重なり合うことなく、それぞれの要素が近接して成る。
以上の構成を成す印刷画像(3−2)を、第一の画像(4−2)は表2に示す茶色の有色浸透インキで、第二の画像(5−2)は、実施例1と同様の白インキ(ベストワン GIGA 白 M―SOYA T&K TOKA製)を用いて、ウェットオフセット印刷で基材(2−2)上に形成し、本発明の潜像印刷物(1−2)を得た。
Figure 0005804383
図21に、本発明の潜像印刷物(1−2)の効果を示す。図21(a)に示すように、拡散反射光下の観察において、第一の画像(4−2)が表す第一の有意情報であるアルファベットの「A」の文字が淡い茶色で視認され、図21(b)に示すように、透過光下の観察において、第一の有意情報であるアルファベットの「A」の文字が不可視となり、第二の画像(5−2)が表す第二の有意情報であるアルファベットの「B」の文字が暗い灰色で視認された。以上のように、拡散反射光下の観察と、透過光下の観察において、それぞれ異なる画像にチェンジする効果を得ることができた。
1、1−1、1−2 潜像印刷物
2、2−1、2−2 基材
3、3´´、3−1、3−2、3−3 印刷画像
4、4´、4´´、4−1、4−2 第一の画像
5、5´、5´´、5−1、5−2 第二の画像
6、6´、6´´、6−1、6−2 第一の要素
7、7´、7´´、7−1、7−2 第二の要素
8、8−1、8−2 光源
9a、9b、9a−1、9b−1、9a−2、9b−2 観察者の視点

Claims (6)

  1. 光透過性及び浸透性を有する基材上の少なくとも一部に印刷画像を有し、
    前記印刷画像は、前記基材と異なる色彩を有する有色浸透インキにより形成された第一の画像と、透明又は前記基材と等色の色彩、かつ、前記基材より光透過性の低いインキにより形成された第二の画像と、を有し、
    前記有色浸透インキは、浸透成分と、有色の色材と、を含んだインキであり、
    前記第一の画像は、第一の要素を第一の方向に万線状に複数配列して成り、
    前記第二の画像は、第二の要素を前記第一の方向に万線状に複数配列して成り、
    前記第一の要素と前記第二の要素は重ならないように配置され、
    反射光下の観察においては、前記第二の画像と前記基材が等色のため不可視となることで前記第一の画像が視認され、
    透過光下の観察においては、前記第一の画像が、基材と等色に変化することで不可視となり、前記光透過性の低いインキで形成された前記第二の画像が、前記基材よりも暗くなることで前記第二の画像が視認されることを特徴とする潜像印刷物。
  2. 前記有色浸透インキ中の前記有色の色材が、着色顔料又は着色染料であり、前記有色浸透インキ中の配合割合が、10%以下であることを特徴とする請求項1記載の潜像印刷物。
  3. 前記光透過性の低いインキが、光遮断性の高い金属顔料を含んでいることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の潜像印刷物。
  4. 前記第一の要素又は前記第二の要素が、画線、画素の少なくとも一つ又はそれぞれの組み合わせであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の潜像印刷物。
  5. 前記第一の画像の面積率が、10%以上50%以下であり、前記第二の画像の面積率が、20%以上であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の潜像印刷物。
  6. 前記第一の要素は、前記第一の方向に第一のピッチで複数配列され、前記第二の要素は、前記第一の方向に前記第一のピッチと同一ピッチで複数配列されたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の潜像印刷物。
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