JP5783993B2 - 電子安全エレベータ - Google Patents
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Description
異常を検出した場合、検出装置の信号はコントローラに送信され、乗りかごを安全な状態に移行させるための所定の動作、駆動モータへの通電を遮断して巻き上げ機の動作を停止する通電遮断、直接乗りかごの動きを停止する非常止め等である。
乗りかご10の内側には、かご内操作盤11及び乗りかごドアスイッチ12が設けられている。かご内操作盤11は、乗りかご10の行き先やドアの開閉を指示する操作が行われる操作部(図示せず)、及び乗りかご10の行き先や状態等を表示する表示部(図示せず)を備える。乗りかごドアスイッチ12は、乗りかご10のドアの開閉動作を検知するスイッチである。
さらに、昇降路50の下端には、緩衝器53が設けられている。緩衝器53は、巻上機20や非常止め装置13による制動力で乗りかご10を完全に停止できない場合に、直接乗りかご10に接触して衝撃を吸収することにより乗りかご10を停止させる物理的な停止装置である。
巻上機20は、モータ21が回転して発生する駆動力を主ロープ30に供給することによって乗りかご10を昇降路50内で移動させる装置であって、モータ21、巻上機ブレーキ22、インバータ23、遮断回路24、及び交流電源25を備える。
主ロープ30は、その一端で乗りかご10に接続され、他端近傍にはカウンタウェイト31が接続されている。主ロープ30の経路は、1つ以上の滑車33〜35によって構築される。
ロータリエンコーダ38は、ガバナ37の回転に伴って回転し2系統のパルス信号をエンコーダ信号として電子安全コントローラ42に出力する。電子安全コントローラ42は、一定時間内に入力されるパルス信号をカウントすることにより乗りかご10の速度や位置を演算する。
電子安全エレベータ1の通常運転時の場合、巻上機ブレーキ22は通電状態とされ、モータ21にブレーキをかけない状態を維持する。乗りかごを停止する場合、巻上機ブレーキ22は非通電状態とされ、モータ21にブレーキをかけてモータ21の回転を低減させる。なお、電源遮断器241、駆動系遮断デバイス242a,242b、及び駆動系遮断デバイス243は、図1に示す遮断回路24の内部に構成されている。
電子安全コントローラ42は、これらの入力信号に基づいて駆動系遮断デバイス242a,242b及びブレーキ遮断デバイス221a,221bに制御信号を通知することによって、電源遮断器241及び巻上機ブレーキ22への通電をそれぞれ制御する。また、電子安全コントローラ42は、自身による制御結果を示す情報をログ情報として制御コントローラ41に通知する。
CPU1からCPU2への送信することで説明すると、CPU2側ではCPU1からのデータを受信した場合、1周期前を示す乗りかご速度・位置データを2周期前のエリアへコピーし、現在値を示す乗りかご速度・位置データを1周期前のエリアへコピーした後、受信したデータを現在値のエリアへコピーする。さらに、各CPUでは、他方のCPUのデータとして現在値・1周期前の値・2周期前の値の3つを使い、自CPUの演算値との相互比較を行うことで、連続値のデータである乗りかごの速度・位置データの演算結果に異常が無いか否かを判断している。したがって、データの平準化、信頼性が高まり、許容誤差範囲を広げることなく、アベイラビリティを向上することができる。
図5は、ブート処理動作を示すフローチャートであり、ステップ501にて、CPU内に保存された記憶エリア(ROMデータ)から定格速度データを読み出す。
ステップ502にて、定格速度データから所定の位置精度に見合ったCPUタイマ時間として周期を設定する。例えば、位置精度±10mmの条件の下、定格速度データが150m/分の場合、4ms周期と設定する。
ステップ503にて、初期処理完了フラグのON処理を実施した後、他マイコンへ自マイコンのCPU間データを送信する(ステップ504)。
ステップ505において、他マイコンのCPU間受信データに基づき初期処理完了したか否かを判定し、完了確認ができたとき、フローを終了する。また完了していないとき、S504へ戻る。
また、非常停止した階を報知するため、2周期前の乗りかご・位置データを一時記憶エリアに保存しておく。この記憶されたデータは例えばロビー階の乗り場釦上に報知するために利用される。例えば端階の強制減速が必要な位置で所定の速度以上の場合、ステップ408において、かご位置に異常無し、かつかご速度に異常有りの場合となり、ステップ409にてエレベータを非常停止させた後、ステップ413において、制御コントローラにより、ロビー階の乗り場釦上に、ステップ404にて記憶されたデータから運転停止階を演算処理して報知する。
11 かご内操作盤
12 乗りかごドアスイッチ
13 非常止め装置
14 位置検出センサ
20 巻上機
21 モータ
22 巻上機ブレーキ
221a,b ブレーキ遮断デバイス
222 ブレーキ遮断デバイス
223,224 POWER
23 インバータ
241 電源遮断器
242a,b 駆動系遮断デバイス
243 駆動系遮断デバイス
25 交流電源
30 主ロープ
31 カウンタウェイト
32〜35 滑車
36 ガバナロープ
37 ガバナ
38 ロータリエンコーダ
39 把持装置
40 コントローラ
41 制御コントローラ
42 電子安全コントローラ
50 昇降路
51,52 ファイナルリミットスイッチ
53 緩衝器
61〜63 乗り場ドア
64〜66 乗り場ドアスイッチ
67〜69 乗り場ボタン
81〜83 遮断板
Claims (8)
- 乗りかごの動きに連動したパルス信号をエンコーダ信号として出力するロータリエンコー
ダと、前記エンコーダ信号が第1CPUと第2CPUとにそれぞれ入力され、乗りかごの
速度及び位置データを演算し、各演算結果を互いに比較した上で異常を判定する電子安全
コントローラと、を備えた電子安全エレベータにおいて、
複数回の周期で演算処理した乗りかごの速度及び位置データを前記第1CPUと前記第
2CPUとの間でシリアル通信して比較し、予め設定した許容誤差外である場合は、異常
と判断し、
前記第1CPUと前記第2CPUとでそれぞれ周期毎に速度データを演算し、
現在の速度データが第1の許容速度誤差範囲内かの判定を行い、
前記現在の速度データが前記第1の許容速度誤差範囲内でない場合、
1周期前の速度データが第2の許容速度誤差範囲内かの判定を行い、
前記1周期前の速度データが前記第2の許容速度誤差範囲内でない場合、
2周期前の速度データが第3の許容速度誤差範囲内かの判定を行う
ことを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、
前記第2の許容速度誤差範囲は前記第1の許容速度誤差範囲よりも広く設定され、
前記第3の許容速度誤差範囲は前記第2の許容速度誤差範囲よりも広く設定され、
ることを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、前記速度データが予め設定した許容誤
差外である場合、複数回の周期で演算処理した前記速度データの内、最大値が所定の速度
以上の場合、前記乗りかごを非常停止させることを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、前記速度データが予め設定した許容誤
差外である場合、複数回の周期で演算処理した前記速度データの内、最大値が所定の速度
未満の場合、前記乗りかごを最寄階に停止させることを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、ブート処理中に定格速度データから前
記周期を決定することを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、2周期前の乗りかごの速度及び位置デ
ータを記憶し、異常と判断されたとき運転停止すると共に、前記記憶されたデータに基づ
いて運転停止階を報知することを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、前記第1CPUと第2CPUとの間で
シリアル通信するデータに各CPUにて初期設定処理が終了したか否かを判定する許可信
号データを付加したことを特徴とする電子安全エレベータ。 - 請求項1に記載の電子安全エレベータにおいて、前記第1CPUと第2CPUとの間で
シリアル通信するデータに送信するたびにその値を増加させることで、受信側でデータ更
新されているのか否かを判断するシーケンス番号データを付加したことを特徴とする電子
安全エレベータ。
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