JP5763218B2 - 荷電粒子線照射システム - Google Patents

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Description

本発明は、被照射体に荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射システムに関する。
従来、がん等に対する放射線治療に利用される荷電粒子線照射システムとして、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この公報に記載の荷電粒子線照射システムでは、治療中の患者に対して余分な放射線の影響が与えられることを避けるため、サイクロトロンや輸送ラインの大部分を治療室の外に配置している。また、放射線が放出される輸送ライン中に、サイクロトロンから出射された所定の第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線から所定の第2のエネルギー幅(第1のエネルギー幅よりも小さいエネルギー幅)の荷電粒子線を取り出す(選択する)ためのエネルギー選択システム(ESS)が知られている。
特開2000−75100号公報
ところで、上述した荷電粒子線照射システムにおいては、敷地面積縮小の観点から小型化が強く望まれている。一方で、エネルギー選択システムから放出される放射線が患者に悪影響を与えることを避けるため、適切な対策を行う必要がある。
そこで、本発明は、エネルギー選択システムから放出される放射線を適切に遮蔽しつつ、敷地面積の縮小を図ることができる荷電粒子線照射システムを提供することを目的とする。
本発明は、被照射体に荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射システムであって、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器と、被照射体に荷電粒子線を照射する照射部が配置された架台と、加速器から出射された第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線から、第1のエネルギー幅よりも小さい第2のエネルギー幅の荷電粒子線を取り出すエネルギー選択システムを有し、加速器から照射部へ荷電粒子線を輸送する輸送ラインと、架台が配置された照射室と、輸送ラインの一部が配置された別室と、を有する建屋と、を備え、加速器は、照射室内に配置されており、輸送ラインのうちエネルギー選択システムは、別室に配置されており、建屋は、照射室と別室とを隔てると共に、エネルギー選択システムから放出される放射線を遮蔽する隔壁を有することを特徴とする。
上記荷電粒子線照射システムによれば、エネルギー選択システムが照射室と隔壁によって隔てられた別室に配置されているので、エネルギー選択システムから放出される放射線が照射室へ漏れることを抑制し、隔壁によって適切に遮蔽することができる。しかも、上記荷電粒子線照射システムでは、照射室内に加速器を配置することにより、照射室内の余剰スペースを有効利用できると共に、従来のシステムにおいて加速器が配置されていた別室の面積を小さくできるので、システム全体の敷地面積の縮小化を図ることができる。
上記荷電粒子線照射システムにおいては、エネルギー選択システムが配置された別室が、架台の背面側に位置していても良い。
この構成によれば、架台の背面側の余剰スペースに加速器が配置される場合が多いことから、加速器からエネルギー選択システムまでの距離を短くすることができるので、敷地面積の縮小化に有利である。
上記荷電粒子線照射システムにおいては、架台と加速器との間には、加速器から架台へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材が設けられていても良い。
この構成によれば、照射室内の加速器から架台内の患者等へ向かう余分な放射線を適切に遮蔽することができる。
上記架台は、中心軸線を中心として回転又は揺動するガントリであり、上記架台は、照射室において架台を挟んで対向する一対の側壁が、中心軸線と略平行となるように配置されていても良い。
この構成によれば、ガントリの構造上、側壁に挟まれた照射室の隅に適切な大きさの余剰スペースが形成されるので、加速器を照射室内へ配置することによる敷地面積の縮小化を効果的に達成することができる。
本発明によれば、エネルギー選択システムから被照射体へ向かう放射線を適切に遮蔽しつつ、敷地面積の縮小を図ることができる。
本発明に係る荷電粒子線照射システムの一実施形態を示す斜視図である。 図1のガントリを90°回転した状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る荷電粒子線照射システムの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る荷電粒子線照射システム1は、患者Hの腫瘍等(被照射体)に対して荷電粒子線を照射することで放射線治療を行うもの(荷電粒子線治療システム)である。
荷電粒子線照射システム1は、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器2と、荷電粒子線を患者Hの腫瘍に向けて照射する照射部3が配置されたガントリ(架台)4と、患者が配置される治療台5と、加速器2から出射された荷電粒子線を照射部3へ輸送する輸送ライン6と、建屋100と、を備えている。加速器2、ガントリ4、治療台5、及び輸送ライン6は、建屋100内に設けられている。
建屋100は、隔壁101によって隔てられた照射室Aと輸送室(別室)Bとを備えている。加速器2及びガントリ4は照射室Aに配置されており、輸送ライン6の一部が輸送室Bに配置されている。輸送室Bは、ガントリ4の背面側(治療台5と反対側)に位置している。照射室A及び輸送室Bは放射線を遮蔽する遮蔽壁によって覆われている。なお、図2において、照射室Aの紙面における左側の遮蔽壁は図示を省略している。隔壁101は放射線を遮蔽する材料により形成されている。
加速器2は、荷電粒子線として例えば陽子線、重粒子(重イオン)線等を出射する装置である。加速器2としては、例えばサイクロトロン、シンクロトロン、シンクロサイクロトロン、線形加速器等を用いることができる。小型化の観点からは、超伝導サイクロトロンを採用することが特に好ましい。
筒状のガントリ4は、中心軸線CLを中心として揺動可能に構成されている。ガントリ4は、上方から見て長方形状を成す照射室Aに対して、左右の側壁102,103が中心軸線CLと略平行となるように配置されている。換言すると、ガントリ4は、ガントリ4を挟んで対向する一対の側壁102,103が中心軸線CLに沿って延在するように、配置されている。ガントリ4の正面には、患者が配置される治療台5が設けられている。
患者が配置される治療台5は、ロボットアーム5aによって移動可能に支持されている。ロボットアーム5aは、治療台5を水平方向及び鉛直方向に移動させる。
輸送ライン6は、加速器2とガントリ4の照射部3とを繋ぐ真空ダクト7を備えている。以下の説明において、真空ダクト7の加速器2側を上流側、真空ダクト7の照射部3側を下流側として説明する。
また、輸送ライン6は、エネルギー選択システム[ESS(Energy Selection System)]8、軸受部9、第一偏向磁石10、収束磁石11、第二偏向磁石12、を備えている。これらの構成要素8〜12は、上述した順番で真空ダクト7の上流側から下流側へ並んで配置されている。真空ダクト7は、隔壁101を貫いて形成されており、照射室Aの加速器2から出射された荷電粒子線を輸送室Bのエネルギー選択システム8へと輸送する。
エネルギー選択システム8は、加速器2から出射された所定の第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線から所定の第2のエネルギー幅(第1のエネルギー幅よりも小さいエネルギー幅)の荷電粒子線を取り出す(選択する)機能を有する。エネルギー選択システム8は、治療計画に応じて輸送ライン6が輸送する荷電粒子線のエネルギー幅を選択する。エネルギー選択システム8は、全体が輸送室B内に収容されている。
具体的には、エネルギー選択システム8は、デグレーダ14、上流側偏向磁石15、エネルギー調整部16、及び下流側偏向磁石17を有している。デグレーダ14は、加速器2から出射された荷電粒子線のエネルギーを減衰(減少)させるものであり、エネルギーの減衰量(減少量)が調整可能となっている。上流側偏向磁石15は、加速器2から出射されデグレーダ14によりエネルギーが減衰された荷電粒子線を水平面内で90°偏向させる。上流側偏向磁石15によって偏向された荷電粒子線は、エネルギー調整部16へ向かって進行する。
エネルギー調整部16は、荷電粒子線のエネルギーを選択するためのスリットを備えている。所定の第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線が上流側偏向磁石15によって偏向される際、エネルギーの低い荷電粒子は大きく偏向され、エネルギーが高い荷電粒子は小さく曲げられる。このため、荷電粒子線はそのエネルギーに応じて、エネルギー調整部16のスリットにおいて異なる位置を通過する。取り除きたいエネルギーの荷電粒子線が通過するスリットの穴の位置を塞ぐことで、取り除きたいエネルギーの荷電粒子線はエネルギー調整部16を通過せず、取り出したいエネルギーの荷電粒子線のみがエネルギー調整部16を通過する。これにより、所定の第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線から、第1のエネルギー幅よりも小さい所定の第2のエネルギー幅の荷電粒子線を取り出す(選択する)ことができる。
下流側偏向磁石17は、再び荷電粒子線を水平面内で90°偏向させて元の方向(加速器2の出射方向と平行な方向)へ進行させる。なお、下流側偏向磁石17によって偏向された荷電粒子線の進行方向は、中心軸線CLの延在方向にほぼ等しい。下流側偏向磁石17によって偏向された荷電粒子線は、隔壁101を通り抜けて軸受部9へ進行する。
軸受部9は、照射室A内の輸送ライン6を回転可能に支持する部位である。軸受部9は、隔壁101の照射室A側に埋め込まれている。軸受部9は、中心軸線CLを中心として回転可能となるように、軸受部9より下流側の輸送ライン6を支持している。
第一偏向磁石10は、軸受部9の下流側に配置されており、中心軸線CLに沿って進行する荷電粒子線を中心軸線CLから離れる方向へと偏向させる。第一偏向磁石10の下流側には、五つの収束磁石11が配置されている。収束磁石11は、荷電粒子線がビームの径方向に拡散することを抑制する電磁石である。
五つの収束磁石11の下流側には、第二偏向磁石12が配置されている。第二偏向磁石12は、荷電粒子線を中心軸線CLに向けて偏向する。第二偏向磁石12によって偏向された荷電粒子線は、ガントリ4に設置された照射部3に向かって進行する。
以上説明した照射室A内の輸送ライン6(軸受部9より下流側の輸送ライン6)は、ガントリ4のフレーム18によって支持されている。ガントリ4のフレーム18は、中心軸線CLに沿って延在する回転軸部18aを有しており、この回転軸部18aを中心として揺動可能に構成されている。具体的には、回転軸部18aは二本のフレーム支持部19によって揺動可能に支持されており、二本のフレーム支持部19は側壁102の凸部102aに対して固定されている。
このフレーム18によって、ガントリ4は中心軸線CLを中心として揺動可能に支持されている。また、建屋100のガントリ4の下方に対応する位置には、ガントリ4の揺動に合わせて輸送ライン6が入り込むための堀(穴)が形成されている。ガントリ4は、輸送ライン6が水平となる状態(図2に示す状態)を基準として、例えば−90°〜+90°の角度範囲で揺動する。
また、ガントリ4の揺動する角度範囲を拡大するため、側壁102に切り込みを設けても良い。側壁102の切り込みに輸送ライン6が入り込むことで、例えば−90°〜+120°の角度範囲でガントリ4を揺動させることができる。このように、ガントリ4が360°回転せず、所定角度内で揺動する構成とすることで、ガントリ4が360°回転する場合と比べて敷地面積を縮小化することができ、荷電粒子線照射システム1のコスト削減を図ることができる。
また、ガントリ4と加速器2との間には、放射線を遮蔽するための遮蔽部材20が設けられている。壁状の遮蔽部材20は、例えば鉛等を含んで構成されており、加速器2のガントリ4側を覆うように形成されている。本実施形態における加速器2は、壁状の遮蔽部材20、照射室Aの側壁103、及び隔壁101によって囲まれたスペースに配置されている。
壁状の遮蔽部材20は、天井まで至る必要はなく、また側壁103や隔壁101と接続している必要もない。遮蔽部材20は、加速器2からガントリ4内に配置された患者Hへ向かう放射線を適切に遮蔽する構成であれば良い。
以上説明した本実施形態に係る荷電粒子線照射システム1によれば、エネルギー選択システム8が照射室Aと隔壁101によって隔てられた輸送室Bに配置されているので、エネルギー選択システム8から放出される放射線が照射室Aへ漏れることを抑制し、隔壁101によって適切に遮蔽することができる。前述の通り、エネルギー選択システム8のエネルギー調整部16は、取り除きたいエネルギーの荷電粒子線が通過するスリットの穴の位置を塞ぐことで、取り除きたいエネルギーの荷電粒子線をスリットの穴を塞ぐ部材に衝突させる。加速器2により加速されて高エネルギーとなった荷電粒子線がスリットの穴を塞ぐ部材に衝突すると、高エネルギーの放射線(ガンマ線等)が発生する。隔壁101によってこの高エネルギーの放射線を遮蔽することで、エネルギー選択システム8から放出される放射線が、照射室A内に居る患者H等に与える悪影響を抑制することができる。しかも、荷電粒子線照射システム1では、照射室A内に加速器2を配置することにより、照射室A内の余剰スペースを有効利用できると共に、従来のシステムにおいて加速器2が配置されていた輸送室Bの面積を小さくできるので、システム全体の敷地面積の縮小化を図ることができる。従って、荷電粒子線照射システム1によれば、敷地面積の縮小化による建設コストの大幅な削減を達成することができる。
また、荷電粒子線照射システム1によれば、エネルギー選択システム8が配置された輸送室Bがガントリ4の背面側に位置することで、ガントリ4の背面側に配置された加速器2からエネルギー選択システム8までの距離を短くすることができるので、敷地面積の縮小化に有利である。
更に、荷電粒子線照射システム1によれば、加速器2からガントリ4へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材20が設けられているので、照射室A内の加速器2からガントリ4内の患者等へ向かう余分な放射線を適切に遮蔽することができる。
また、荷電粒子線照射システム1では、照射室Aにおいてガントリ4を挟んで対向する一対の側壁102,103が中心軸線CLと略平行となるように、ガントリ4が照射室A内に配置されている。これにより、側壁102,103に挟まれた照射室Aの隅に適切な大きさの余剰スペースが形成されるので、加速器2を照射室A内へ配置することによる敷地面積の縮小化を効果的に達成することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、照射室Aや輸送室Bの形状は上述したものに限られず、施設の設置条件に応じて様々な形状が採用されうる。また、加速器2やエネルギー選択システム8の位置も上述したものに限られない。例えば、ガントリ4と高さ違いの位置に加速器2が配置されても良い。この場合には、輸送室Bのエネルギー選択システム8が上下方向に延在するように設けることもできる。
また、必ずしも回転可能又は揺動可能なガントリを備える必要はなく、照射部3が配置された架台が固定された方式(いわゆる固定照射方式)であっても本発明を適用することができる。その他、遮蔽部材20の位置や形状は上述したものに限られず、加速器2から患者へ向かう放射線を遮蔽できる態様であれば良い。
本発明は、エネルギー選択システムから放出される放射線を適切に遮蔽しつつ、敷地面積の縮小を図ることができる荷電粒子線照射システムに利用可能である。
1…荷電粒子線照射システム 2…加速器 3…照射部 4…ガントリ(架台) 5…治療台 6…輸送ライン 7…真空ダクト 8…エネルギー選択システム 9…軸受部 10…第一偏向磁石 11…収束磁石 12…第二偏向磁石 14…デグレーダ 15…上流側偏向磁石 16…エネルギー調整部 17…下流側偏向磁石 18…フレーム 19…フレーム支持部 20…遮蔽部材 100…建屋 101…隔壁 102,103…側壁 A…照射室 B…輸送室(別室) CL…中心軸線

Claims (4)

  1. 被照射体に荷電粒子線を照射する荷電粒子線照射システムであって、
    荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器と、
    前記被照射体に荷電粒子線を照射する照射部が配置された架台と、
    前記加速器から出射された第1のエネルギー幅を有する荷電粒子線から、前記第1のエネルギー幅よりも小さい第2のエネルギー幅の荷電粒子線を取り出すエネルギー選択システムを有し、前記加速器から前記照射部へ荷電粒子線を輸送する輸送ラインと、
    前記架台が配置された照射室と、前記輸送ラインの一部が配置された別室と、を有する建屋と、を備え、
    前記加速器は、前記照射室内に配置されており、
    前記輸送ラインのうち前記エネルギー選択システムは、前記別室に配置されており、
    前記建屋は、前記照射室と前記別室とを隔てると共に、前記エネルギー選択システムから放出される放射線を遮蔽する隔壁を有することを特徴とする荷電粒子線照射システム。
  2. 前記エネルギー選択システムが配置された前記別室が、前記架台の背面側に位置する請求項1に記載の荷電粒子線照射システム。
  3. 前記架台と前記加速器との間には、前記加速器から前記架台へ向かう放射線を遮蔽する遮蔽部材が設けられている請求項1又は2に記載の荷電粒子線照射システム。
  4. 前記架台は、中心軸線を中心として回転又は揺動するガントリであり、
    前記架台は、前記照射室において前記架台を挟んで対向する一対の側壁が、前記中心軸線と略平行となるように配置されている請求項1〜3の何れか一項に記載の荷電粒子線照射システム。
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