JP5751636B2 - ファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワークシステム - Google Patents

ファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワークシステム Download PDF

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Description

本発明は、インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置およびこの装置によるファイル自動転送方法、並びに、そのネットワークで互いに接続されるファイル自動転送装置および端末で構成されるファイル自動転送ネットワーク装置に関し、特にファイル自動転送装置がルータ等のネットワーク中継器であり、端末がパソコンやサーバー等であるときに好適であるファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワーク装置に関する。
ルータなどのネットワーク中継器は、パソコンやサーバー等の端末をインターネットやLAN等のネットに接続する際に、家庭やオフィスに設置されることが多い。このネットワーク中継器には、USBインタフェースを備えるものがある。このUSBインタフェースは、USBメモリ、USBハードディスク、USBカメラ等のストレージデバイスが接続可能である。
近年、インターネットが急速に普及し子供から高齢者まで自由にインターネットができる時代になっており、各家庭にインターネットを行うためのネットワーク中継器が常設されている。ネットワーク中継器は、ネットワーク上を流れるデータを他のネットワークに中継する機器であり、ルータ、無線アクセスポイント、無線LANアクセスポイント付きブロードバンドルータ等、機能に応じて各種の機器名で称されている。
ネットワーク中継器としては、USBインタフェースなどの外付けのストレージデバイスを接続できるインタフェースを搭載するものが増えてきている。例えば、ネットワーク上のパソコンからネットワーク中継器に接続されたストレージデバイス内のjpgファイルなどの画像データを閲覧する場合には、ネットワーク上のパソコンからストレージデバイス内のファイルにアクセスし、パソコン上のアプリケーションでjpgファイルを閲覧し、コピーするような操作で使われるのが一般的である。
パソコンが常時電源ONされている状態で使うのであれば問題ないが、一般家庭ではパソコンを使用する場合、常時電源をONしているのではなく、使用する度に電源をONして使う方法が一般的だと思われる。そのような使い方をするなかで、ストレージデバイス内のファイルをネットワーク上のパソコン上の指定保存場所や、ネットワーク上のハードディスクにコピーしたい場合、ネットワーク上のパソコンを起動し、エクスプローラ(Windows(登録商標)パソコンの場合)を使って、ファイル操作を行うことは非常に時間と手間のかかる作業である。
相当に多くの家庭にインターネットを行うためのネットワーク中継器が常設されている。そのなかにはUSBインタフェースなどの外付けのストレージデバイスを接続できるインタフェースを搭載するネットワーク中継器が増えてきている。通常はネットワーク中継器に接続されたパソコンからネットワーク中継器に接続されたストレージデバイス内のファイルを閲覧する、コピーするなどのファイル操作を行う使い方をするのが一般的である。
具体的にはWindowsのパソコンであれば、エクスプローラなどのアプリケーションを使うことで、ストレージデバイスに保存されているファイルの操作をすることは可能である。この場合、ファイル操作を行う前にネットワーク上のパソコンを起動することが必ず必要であり、もちろんネットワークに接続することも必要である。その後、ネットワーク中継器のストレージデバイスにアクセスしファイル操作を行う必要がある。ネットワーク中継器に接続されたストレージデバイス内のファイルをパソコンにコピーする操作だけのためにパソコンを起動することは時間がかかり、また手間のかかる操作である。
この操作は、パソコンを起動して、エクスプローラなどのファイル操作のソフトウェアを起動し、ネットワーク中継器に接続されたストレージデバイスを検索し、そのなかから必要なファイルをコピーするという操作を要する。この操作はかなり面倒であり、特に、高齢者などのパソコンに不慣れな方には、その操作は非常に難しいものである。
パソコンを起動しないで、ストレージ内のファイルをパソコン上の指定場所や、ネットワーク上のハードディスクにコピーしておきたい場合は、ネットワーク上のパソコンを起動しエクスプローラ上(Windowsパソコンの場合)でファイル操作を行うという方法がある。しかし、パソコンを起動しないで、ストレージ内のファイルをパソコン上の指定場所や、ネットワーク上のハードディスクにコピーするための操作は、非常に多くの時間と手間を要する。
デジタルカメラに保存されている写真のファイルをパソコン等の外部記憶装置に転送する装置の発明「未転送画像報知方法、クレードル、及びプログラム」が特許4273865号公報に掲載されている。しかしながら、この発明の方法では、ファイルの転送のためにクレードルという格別な装置を必要とする。
特許4273865号公報
上述のとおり、現在行われている方法では、ネットワーク中継器に接続されたストレージデバイス内のファイルをパソコンにコピーする操作だけのために、時間や手間がかかるパソコンの起動操作が少なくとも必要である。また、高齢者などのパソコンに不慣れな方には、ネットワーク中継器上のストレージデバイスのファイルを操作し、自己のパソコンに保存するためのパソコンの操作は、非常に難しい操作である。
更に、ネットワーク中継器上のストレージデバイスのファイルのバックアップのためにそのファイルを遠隔地のパソコンなどに転送したり、或いはそのファイルを友人等に閲覧可能にするために、そのファイルをインターネット上のパソコンなどに転送するには、パソコンの操作をその都度手動で行うことが必要であった。
また、特許文献1に開示されている方法では、ファイルの転送のためにクレードルという高価な格別な装置を必要とする。したがって、特許文献1の方法では、ネットワーク中継器のインタフェースに接続されたUSBストレージ等のストレージデバイスに保存されたファイルは、ネットワーク中継器と同じネットワークに繋がっている端末にも転送することはできない。
このように、現在行われている方法および特許文献1に開示されている方法や装置には、ネットワーク中継器などに接続されているストレージデバイスのファイルを、ネットワーク上の端末に転送するには、かなりの時間や面倒な操作を要し、或いは格別のハードウエア装置を要するという、解決するべき課題があった。
(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、格別の操作を要することなく、ネットワーク中継器などに設けられたインタフェースに接続されているストレージデバイスのファイルが、格別のハードウエア装置を要することなく、ネットワーク上の端末に簡単に転送できるファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワーク装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワーク装置は次の構成を採用している。
(1)インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置であって、 USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースと、前記ネットワーク上のパソコン、サーバー等の端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を記憶する端末特定情報記憶手段と、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段から前記端末特定情報を読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを転送するファイル転送手段とを有し、前記ファイル転送手段は、前記端末がLINKアップしたことを確認したとき、前記ファイルを前記端末に自動的に転送することを特徴とするファイル自動転送装置。
(2)インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置と、前記ネットワークに接続されるパソコン、サーバー等の端末とを有してなるファイル自動転送ネットワーク装置であって、前記ファイル自動転送装置は、USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースと、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を記憶する端末特定情報記憶手段とを有し、前記ファイル自動転送装置は、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、前記端末は、前記接続の検出を通知されたとき、前記ストレージデバイスへのアクセスを前記ファイル自動転送装置に要求し、前記ストレージデバイスに保存されている前記ファイルをコピーすることを特徴とするファイル自動転送ネットワーク装置。
(3)USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースを備えるファイル自動転送装置とパソコン、サーバー等の端末とをインターネット、LAN等のネットワークに接続し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記端末に自動的に転送するファイル自動転送方法であり、前記ファイル自動転送装置は、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を端末特定情報記憶手段に記憶しておき、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段から前記端末特定情報を読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを転送するファイル自動転送方法。
(4)USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースを備えるファイル自動転送装置とパソコン、サーバー等の端末とをインターネット、LAN等のネットワークに接続し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記端末に自動的に転送するファイル自動転送方法であり、ファイル自動転送装置は、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を端末特定情報記憶手段に記憶しておき、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、前記端末は、前記接続の検出を通知されたとき、前記ストレージデバイスへのアクセスを前記ファイル自動転送装置に要求し、前記ストレージデバイスに保存されている前記ファイルをコピーすることを特徴とするファイル自動転送方法。
本発明によれば、格別の操作を要することなく、ネットワーク中継器などに設けられたインタフェースに接続されているストレージデバイスのファイルが、格別のハードウエア装置を要することなく、ネットワーク上の端末に簡単に転送できるファイル自動転送装置および方法ならびにファイル自動転送ネットワーク装置を提供することができる。
本発明の第1ないし第4の実施例として後に詳しく述べるファイル自動転送装置および方法のハードウエア構成を説明する図である。 本発明の実施例において、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続し、USBストレージデバイス2に記録されたファイルを端末3および端末5に自動的に転送(コピー)するときのファイルの移動する流れを概念的に示す図である。 本発明の第1の実施例におけるネットワーク中継器1のハードウエア構成を示す図である。 本発明の第1の実施例のファイル自動転送装置および方法においてネットワーク中継器1をCPU6で制御するときにCPU6で行われる処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に適したシステム構成を示す図である。 本発明の第2の実施例における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例において、端末3の電源がONであるときにおけるネットワーク中継器1のCPU6でなされる処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施例において、端末3の電源がOFFであるときにおけるネットワーク中継器1のCPU6でなされる処理のフローチャートである。 本発明の第4の実施例においてネットワーク中継器1のCPU6でなされる処理のフローチャートである。 本発明の第2および第4の実施例の変形例のシステム構成を示すブロック図である
次に本発明を実施するための最良の形態として、第1ないし第4の実施例を挙げ、本発明を一層具体的に説明する。
図1および図2は、第1ないし第4の実施例として後に詳しく述べるファイル自動転送装置および方法で用いるハードウエア構成を説明する図である。図3は、その第1の実施例におけるネットワーク中継器1のハードウエア構成を示す図である。なお、本発明のファイル自動転送ネットワーク装置は、そのファイル自動転送装置と、このファイル自動転送装置にネットワークで接続された端末とを有してなるネットワーク装置であり、図1および図2はそのファイル自動転送ネットワーク装置の構成の一例を示している。
図1は、パソコン等の端末をインターネット網4に接続するために、家庭などで一般的に使用されるルータ等のネットワーク中継器1(本発明のファイル自動転送装置に相当。)と、このネットワーク中継器1に設けられているUSB(Universal Serial Bus)インタフェース(USBコネクタまたはUSBポートとも称される。)1aに接続されるUSBストレージデバイス2と、そのネットワーク中継器1にLANで接続される端末3と、インターネット網4に接続される端末5とを有してなるネットワーク網の構成を例示する図である。図における符号100は、インターネット網4における光回線を示す。
ネットワーク中継器1は、ネットワークを流れるデータを他のネットワークに中継する機能を有する機器であり、ルータ、無線ルータ、無線LANアクセスポイント機能付きルータなどと称されているものである。以下で述べる実施例では、説明の簡単化のために、ネットワーク中継器1は無線ルータ、LANは無線LANであるとする。USBストレージデバイス2は、USBケーブを介して又は直接にネットワーク中継器1のUSBインタフェースに接続されるUSBメモリ、デジタルカメラ等である。ネットワーク中継器1のUSBインタフェースは、外付けのストレージデバイス接続インタフェースである。
端末3および5は、パソコン、サーバー等のCPUを備え、CPUで制御され、有線または無線で通信可能な装置である。端末3は、ネットワーク中継器1を経由してインターネット網4につながる。端末5も、ルータ等のネットワーク中継器を介して、インターネット網4に接続されている(図1では、端末5側のネットワーク中継器は図示が省略してある。)。端末3および5は、インターネット網4およびネットワーク中継器1を介して、互いに通信が可能である。
端末5は、内蔵または外付けのハードディスを有し、端末3のオンラインストレージとしての使用が可能である。端末5を端末3のオンラインストレージとして使用するには、例えば、端末3についてのプロバイダ契約の際に、ネットワーク中継器1と組み合わせて端末5の任意の記憶エリアを端末3の記憶部として端末3のユーザーに提供することも可能である。このようなプロバイダ契約はプロバイダの1つのサービスとして提供可能である。
本実施例により、例えばUSBストレージをデジタルカメラとすれば、写真などのjpgファイルの格納されたデジタルカメラを、ネットワーク中継器1のUSBインタフェースに接続するだけで、サーバーとして機能する端末5にデジタルカメラ内のjpgファイルを自動転送し、そのまま友人などが閲覧できるようにすることも可能になる。端末3のユーザーから見ると、デジタルカメラをネットワーク中継器1接続しただけで、インターネット網4上の任意の端末から写真を閲覧できるようにする、即ちインターネット網4上に写真を掲載することも可能になる。
図2は、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続し、USBストレージデバイス2に記録されたファイルを端末3および端末5に自動的に転送(コピー)するときのファイルの移動する流れを概念的に示す図である。矢印200は、USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1につながっている家庭内無線LANネットワーク上の端末3に自動転送するファイルの流れを示す。また矢印201は、USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1を経由してインターネット網4上の端末5に自動転送するときのファイルの流れを示す。
図3は、図1で示したネットワーク中継器1の構成を示すブロック図である。ネットワーク中継器1は、CPU6、RFデバイス(無線部)7、有線LAN機能に関わるMAC(Media Access Control、メディアアクセス制御)8、PHY(Physical Layer、物理層)9、LANポート10、メモリ11、USBコントローラ12、物理的なUSBポート(USBインタフェースまたはUSBコネクタと同義)13、USBポート13と同じ構成のUSBポート14、ユーザーに状態を示すLED表示部16、LED表示部16を制御するLED制御部15、FROM(フラッシュROM)19、CPU6内のファイル制御部22から構成される。
ネットワーク中継器1は、LED制御部15、LED表示部16を備えることで、USBストレージデバイス2に記録されているファイルを自動転送するときには、複数のLEDの点灯、消灯、点滅の組み合わせにより、自動転送の状態を表示できる。
FROM19には、自動転送先の情報、ファイルを選択するための情報(ファイル管理情報)が、自動転送先の情報とひも付されて格納されている。USBストレージデバイス2がUSBポート13またはUSBポート14に接続されると、USBコントローラ12はUSBストレージデバイス2へのUSBポート13または14の接続をCPU6に伝える。USBストレージデバイス2へのUSBポート13または14の接続の情報をUSBコントローラ12から受けたCPU6は、FROM19内に格納されている自動転送先の情報と、端末3と端末5とに関するファイル管理情報とを読み込むことにより、自動転送先の情報とともに、転送するべきファイルの情報を取得する。自動転送先の情報には、自動転送先の端末のアドレスが含まれる。ファイル管理情報には、(1)どのネットワーク中継器に、どんなファイルを転送したかの履歴(例えば、ファイル名、ファイルスタンプ)、(2)ファイル名、拡張子名、ファイルスタンプなどでファイルの自動転送先の管理をする。
≪第1の実施例≫
次に、図面を参照して本発明の実施例(第1の実施例)であるファイル自動転送装置および方法について説明する。
図2および図3にこの第1の実施例のファイル自動転送方法を実施するのに適するシステム構成を示す。図4には、第1の実施例のファイル自動転送装置および方法においてネットワーク中継器1をCPU6で制御するときにCPU6で行われる処理の流れをフローチャートで示す。図2では、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続したときに自動でファイルを転送する時のファイルの移動する流れを矢印で示す。矢印200が、USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1に家庭内ネットワーク(無線LAN)で繋がっている端末3に転送するファイルの流れを示す。また矢印201は、USBストレージデバイス2のファイルが、ネットワーク中継器1を経由してインターネット網4上の端末5に転送するときのファイルの流れを示す。
図3は、上に詳しく記述したように、図1、図2のネットワーク中継器1の構成を示すブロック図である。FROM19には、自動転送先のネットワーク中継器のIPアドレスなどの転送先の情報が記録してある。端末3をネットワーク中継器1にLANで接続し、端末3から自動転送先の端末のIPアドレスなどの情報をネットワーク中継器1にあらかじめ記録しておく。また、FROM19には、ファイル管理情報を端末3から予め同様に保存しておく。このファイル管理情報は、(1)どのネットワーク中継器に、どんなファイルを転送したか(例えば、ファイル名、ファイルスタンプ)を示すファイル転送履歴、および(2)ファイル名、拡張子名、ファイルスタンプなどを含むファイル情報である。
USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1に繋がっている家庭内ネットワーク上の端末3に矢印200の経路で転送する場合、例えばUSBポート13に接続されたUSBストレージデバイス2内のファイルは、USBコントローラ12及びCPU6をとおり、LANを経由して端末3に転送される。本実施例では、LANは無線LANであるから、データはRFデバイス7を経由して転送される。もし、LANが有線LANであれば、データはMAC8から、PHY9、LANポート10をとおり、その先の端末3に転送される。
矢印201に示す経路で、USBストレージデバイス2のファイルを端末5に転送するときは、USBストレージデバイス2のファイルは、USBコントローラ12、CPU6をとおり、MAC8から、PHY9、LANポート10、ブロードバンドモデムを経由してインターネット網4上の端末5に転送される。このブロードバンドモデムはネットワーク中継器1をインターネット網4に接続するインタフェース部に設けられるが、図示は省略してある。なお、USBコントローラ12は、図3ではCPU6とは別のブロックとして描いてあるが、ハードウエアとしてはCPU6の内部に含んで構成されることもある。
図4のフローチャートには、上述のとおり、図3に構成を示した第1の実施例のファイル自動転送装置および方法において、ネットワーク中継器1を制御する際に、CPU6で行われる処理の流れが示してある。第1の実施例の端末3の電源がON状態またはOFF状態の何れの状態においても、ネットワーク中継器1にUSBストレージデバイス2を接続するだけで、ネットワーク中継器1のファイルを端末3へ自動的に転送することができる。ネットワーク中継器1の自動転送のフローについて説明する。
最初にステップA1でUSBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続する。USBストレージデバイス2が接続された場合、USBポート13にUSBストレージデバイス2が接続されたことがUSBコントローラ12経由でCPU6に伝えられ、ステップA2で、CPU6はUSBストレージデバイスが接続されたことを検出する。次にステップA3で、CPU6はFROM19からの自動転送先の情報の読み込みを行う。
次にステップA4に進み、ネットワーク上の端末3がネットワーク中継器1に接続されているかどうか確認する。端末3がLANネットワークに接続されており、ネットワーク中継器1とLINKアップしているYesの場合、ステップA7に進み、USBストレージデバイス2から端末3へファイル転送を行う。
ステップA4でNOの場合、ネットワーク網4上のもう1台の端末5がLINKアップしているかをステップA5で確認する。ここでの端末5としては、インターネット網4上の端末であって、常時電源ONの端末(サーバー、パソコンなど)を想定している。よってステップA5でNOに進むことは通常ではあり得ないが、仮に端末5がLINKアップしない状態が存在した場合には、ステップA6に進み、自動転送不可となる。ステップA5でLINKアップが確認できYesに進んだ場合、ステップA9でUSBストレージデバイス2から端末5にファイル転送を行い、ステップA10で端末5の記憶装置にファイルを格納する。
次にステップ11で自動転送先である端末3が任意のタイミングで起動した場合、ステップA12に進み、ネットワーク中継器1が端末3とのLINKアップを確認する。次にステップA13に進み、ネットワーク中継器1が端末5にアクセスを開始する。ステップA10でファイルの自動転送をした端末5の転送先にアクセスを開始する。
次にステップA14で、ファイルの自動転送時のファイル管理情報の確認を行う。ここではネットワーク中継器1の設定は、自動転送先の端末3と端末5の記憶部のデータを比較し、端末5には保存されているが端末3には未だ保存されていないファイルを新しいファイル(ファイル名およびファイルスタンプで比較)とみなし、この新しいファイルのみ自動転送する。どのファイルを自動的に転送するべきか、即ち自動的転送対象とするべきファイルの選択に関する設定は、ネットワーク中継器1のFROM19にファイル管理情報として予め設定してある。このステップA14で、Yesの場合、ステップA16に進み、ネットワーク中継器1は新しいファイルのみを端末5から端末3に自動転送し、ステップA17で完了となる。ステップA14でNOの場合、ステップA15に進み、全てコピー済みであり新しいファイルはないと判断し、自動転送処理は終了となる。
前述のとおり、本発明では、自動転送先のIPアドレスとファイル転送条件(ファイル名称、拡張子、ファイルスタンプを識別してファイルを選択)とは、ひも付で管理されており、即ち自動転送先のIPアドレスとファイル転送条件(ファアイル管理情報)とは互いに対応させてFROM19に記憶してあるので、CPU6は自動転送先へ必要なファイルを転送できる。このように、ファイル管理の情報は、転送先の端末3の情報(IPアドレス)とひも付されてFROM19に格納されており、ステップA3で転送先の端末の情報と合わせて読み込みを行う手順でも、ステップA14で読み込む手順でも、FROM19のファイル管理の情報を確認して、処理がされる。
また、図4のフロー制御では、自動転送先を端末3、端末5の順番で選択している。しかし、端末5におけるハードディスク等の記憶装置をバックアップ用オンラインストレージとして使用する場合には、端末3および5に同時に自動転送を行うという方法も可能である。ネットワーク中継器1のファイル制御部22でファイルの管理を行うことで、端末3および5相互間の同期をとることも可能である。
≪第2の実施例≫
次に、図面を参照して本発明の第2の実施例について説明する。
図5および図6には第2の実施例に適したシステム構成およびフローチャートを示す。
図5のブロック図で示す第2の実施例におけるネットワーク中継器1は、図3に示した第1の実施例のネットワーク中継器1のシステム構成に加えて記憶部20を有する。また、このネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網の構成は、第1の実施例と同じく、図1に例示したものである。また、ネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網において、ネットワーク中継器1にUSB接続されたUSBストレージデバイス2のデータが、ネットワーク中継器1経由で端末3および5に自動転送される経路は図2に矢印200および201で示す通りであり、第1の実施例と同じである。
ネットワーク中継器1における記憶部20は、FROM、HDDなどで構成される。第2の実施例においても、図2で示すとおり、USBストレージデバイス2のデータがネットワーク中継器1に自動転送される矢印200の流れがある。
但し、次に述べるように、第2の実施例は、端末3の電源がONされていない場合の処理が第1の実施例とは相違する。第1の実施例では、USBストレージがネットワーク中継器1に接続されたときに、端末3の電源がONされていない場合、USBストレージデバイス2のファイルを端末3に自動転送できないので、インターネット上の端末5に自動転送し一時保存を行い、その後に端末3が起動された時に、ネットワーク中継器1が端末5から端末3へファイルをコピーすることで自動転送を実現した。
これに対し、第2の実施例では、ネットワーク中継器1内の記憶部20を備えることで、図1および図2における端末5が存在しない場合にも、USBストレージ2がネットワーク中継器1に接続されたときに、端末3の電源がONされていない場合、USBストレージ2のデータを端末3へ自動的に転送することが可能になる。すなわち、ネットワーク中継器1と家庭内の端末3のみの状態で、端末5が存在しない場合も、自動転送の機能が実現可能になる。もちろん、第2の実施例でも、端末5は一時保存だけではなく、USBストレージ2のデータを遠隔地にバックアップ用に保存するためのオンラインストレージとして、更にはプロバイダサービスの一つとして写真などのデータを共通化するために、インターネット網4上で任意にアクセス可能に保存するという用途としても利用可能である。
次に、第2の実施例のファイル自動転送装置および方法における具体的な動作に関し、図6のフローチャートを参照して説明する。図6には、第2の実施例のファイル自動転送装置および方法においてネットワーク中継器1をCPU6で制御するときにCPU6で行われる処理の流れをフローチャートで示す。
第1の実施例とは異なり、第2の実施例では、ネットワーク中継器1に記憶部20が備えられていることで、記憶部20にUSBストレージデバイス2のファイルを一時保存し、ユーザーが端末3を起動した時、ネットワーク中継器1が端末3とのLINKアップを確認し自動的に記憶部20にアクセスし、記憶部20のファイルを端末3にコピーすることで自動転送を実現する。
最初にステップE1でUSBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続する。USBストレージデバイス2が接続された場合、接続されたことがUSBコントローラ12経由でCPU6に伝わる。ステップE2で、CPU6はUSBストレージデバイスが接続されたことを検出する。次にステップE3で、CPU6はFROM19より自動転送先の情報の読み込みを行う。次にステップE4でネットワーク上の端末3が接続されているかどうか確認する。端末3がネットワークに接続されており、ネットワーク中継器1とLINKアップしているYesの場合、ステップE5に進みUSBストレージデバイス2から端末3へファイル転送を行い、ステップE6でファイル転送が完了する。ステプE1〜E6の手順は、第1の実施例におけるステップA1〜A6の手順に同じである。
ステップE4でNOの場合、ステップE7に進み、USBストレージデバイス2から記憶部20にファイルを自動転送し、ステップE8で記憶部20にファイルを格納する。第1の実施例ではネットワーク上のもう1台の端末5が存在していたが、第2の実施例ではネットワーク中継器1内蔵の記憶部20をファイルの一時保存手段として利用する。次にステップE9で、自動転送先である端末3が任意のタイミングで起動した場合、ステップE10に進みネットワーク中継器1が端末3とのLINKアップを確認する。LINKアップが確認できたらステップE11に進み、ネットワーク中継器1は記憶部20にアクセスする。
次にステップE12で、ファイルの自動転送をするデータが記憶部20に保存されており、そのファイルが端末3に保存されていないことを、FROM19のファイル管理情報で確認する。ここではネットワーク中継器1は、自動転送先の端末3と記憶部20とのデータを比較し、記憶部20には保存されているが端末3には未だ保存されていないファイルを新しいファイル(ファイル名およびファイルスタンプで比較)とみなし、ステップE13で、この新しいファイルのみ記憶部20から端末3へ自動転送するように、設定してある。どのファイルを自動的に転送するべきか、即ち自動的転送対象とするべきファイルの選択に関する設定は、ネットワーク中継器1のFROM19にファイル管理情報として予め設定してある。記憶部20から端末3への自動転送が終了すると、ステップE14で自動転送処理は終了となる。
≪第3の実施例≫
次に、図面を参照して本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例では、ネットワーク上の端末(パソコンやサーバー)で以って自動転送を制御する。
ここまでに説明した第1の実施例、第2の実施例は、ネットワーク中継器(無線アクセスポイント、ルーターなど)1がUSBストレージデバイス2の接続を検出した後、ネットワーク中継器1内の情報に基づき、自動的にネットワーク上の端末(パソコンやサーバー)にファイルを転送する方法および装置であった。他方、以下に説明する第3の実施例は、USBストレージデバイス2がネットワーク中継器1に接続されたことを検出した場合、ネットワーク上の選択された端末(パソコンやサーバー)にUSBストレージデバイス2が接続されたことを通知し、USBストレージデバイス2のデータの転送をその端末側から制御する方法および装置である。なお、後述の第4の実施例も、データの転送を端末側から制御する点において第3の実施例と同様である。
第3の実施例のシステム構成は、第1の実施例と同じであり、図3に示したものである。図7および図8には第3の実施例においてネットワーク中継器1のCPU6でなされる処理のフローチャートを示す。
このネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網の構成は、第1および第2の実施例と同じく、図1に例示したものである。また、ネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網において、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2のデータがネットワーク中継器1経由で端末に自動転送される経路は、図2に矢印200および201で示す如くあり、第1および第2の実施例と同様である。
即ち、第3の実施例においも、第1および第2の実施例について説明したとおり、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続したときにファイルを自動的に転送するときにファイルが移動する流れは、図2に矢印200,201で示すとおりである。矢印200は、USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1につながっている家庭内ネットワーク上の端末3に転送するファイルの流れを示す。また矢印201は、USBストレージデバイス2のファイルが、ネットワーク中継器1を経由してインターネット網4上の端末5に転送されるときのファイルの流れを示す。
第3の実施例におけるネットワーク中継器1は、第1の実施例におけるネットワーク中継器1と構成を同じくし、その構成のブロック図は図3に示すものとなる。ネットワーク中継器1の構成の説明は、図3を参照して行った第1の実施例におけるネットワーク中継器1の構成の説明と同様であるので、ネットワーク中継器1の構成に関する格別な説明は省略する。まず図1ないし図3を参照し、第3の実施例のファイル自動転送装置および方法の作動を説明する。
USBストレージデバイス2のファイルを、ネットワーク中継器1に繋がっている家庭内ネットワーク上の端末3に矢印200の経路で転送する場合、例えばUSBポート13に接続されたUSBストレージデバイス2内のファイルは、USBコントローラ12およびCPU6をとおり、LANを経由して端末3に転送される。本実施例では、LANは無線LANであるから、データはRFデバイス7を経由して転送される。もし、LANが有線LANであれば、データはMAC8から、PHY9、LANポート10をとおり、その先の端末3に転送されることとなる。
矢印201に示す経路で、USBストレージデバイス2のファイルを端末5に転送するときは、USBストレージデバイス2のファイルは、USBコントローラ12、CPU6をとおり、MAC8から、PHY9、LANポート10、ブロードバンドモデムを経由してインターネット網4上の端末5に転送される。このブロードバンドモデムはネットワーク中継器1をインターネット網4に接続するインタフェース部に設けられるが、図示は省略してある。なお、USBコントローラ12は、図3ではCPU6とは別のブロックとして描いてあるが、ハードウエアとしてはCPU6の内部に含んで構成されることもある。
図7および図8のフローチャートには、上述のとおり、図3に構成を示した第3の実施例のファイル自動転送装置および方法において、USBストレージデバイス2のファイル転送を制御する際に、ネットワーク中継器1のCPU6で行われる処理の流れが示してある。図7は端末3の電源がONの場合の処理の流れを示し、図8は端末3の電源がOFFの場合の処理の流れを示す。
第3の実施例においては、端末3の電源がON状態またはOFF状態の何れの状態においても、ネットワーク中継器1にUSBストレージデバイス2を接続するだけで、ネットワーク中継器1のファイルを端末3へ自動的に転送することができる。このように、この第3の実施例も、前述の第1および第2の実施例と同様に、USBストレージデバイス2がネットワーク中継器1に接続されたときには、端末3の電源がOFFであっても、その後に端末3に電源が投入されたときに、USBストレージデバイス2のデータを端末3に自動的に転送するファイル自動転送装置および方法である。即ち、第3の実施例により、端末3の電源が一時的にOFF状態であっても、ネットワーク中継器1にUSBストレージデバイス2を接続するだけで、端末3の電源が投入された際に、USBストレージデバイス2のファイルは自動的に端末3に転送される方法および装置が提供できる。ネットワーク中継器1の自動転送のフローについて、図7および図8を参照して詳しく説明する。
図7は、USBストレージデバイス2がネットワーク中継器1に接続されたときに、家庭内の端末3の電源がONしている場合について、USBストレージデバイス2内のファイルを自動転送する制御フローを示している。このフローチャートでは、ネットワーク中継器1と家庭内ネットワーク上の端末3とインターネット上の端末5とが関連して動作する。ネットワーク上の端末3、端末5には、ネットワーク中継器1へアクセスし必要なファイルをコピーできる仕組み(アプリケーションソフト等)を予め組み込んでおく。ネットワーク上の端末からネットワーク上のファイル操作することは容易である。
例えば、ネットワーク上の記憶手段に記憶されたファイルをローカルホストのディレクトリへコピーするコマンド(Windows)などを利用し、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2へのアクセス及びUSBストレージデバイス2のファイルのコピーをするアプリケーションソフト(コピー用アプリケーションソフト)を端末3および端末5に設定することにより実現する。このように、そのコピー用アプリケーションソフトを端末3および端末5へ予め設定しておくことにより、USBストレージデバイス2のファイルを端末3および端末5へコピーする仕組みが設定される。
図7のフローチャートにおいて、ステップB1でUSBストレージデバイス2をネットワーク中継器1のUSBポート13または14にまず接続する。ネットワーク中継器1へのUSBストレージデバイス2の接続があったとき、ネットワーク中継器1においてはUSBコントローラ12経由でCPU6にその接続が通知され、ステップB2で、CPU6はUSBストレージデバイス2の接続を検出する。次に、CPU6はステップB3で検出信号の送信を行う。検出信号は、LANインタフェース仕様におけるLAN通信プロトコルに応じた信号形式とする。検出信号の送信先の端末は、あらかじめネットワーク中継器1内のFROM19に設定しておく。CPU6は、その送信先情報をFROM19から取得し、その設定された送信先の端末に検出信号を送信する。ネットワーク中継器1に接続された端末より、ネットワーク中継器1のGUI画面を呼び出し、送信先の情報をそのGUI画面に入力することにより、その送信先の情報がネットワーク中継器1のFROM19に設定される。そのGUI画面に入力する送信先の端末の情報は、IPアドレス、Macアドレスなどである。ここでは、送信先の端末として端末3と端末5がネットワーク中継器1に予め設定済みであり、ステップB3では端末3と端末5に検出信号が送信される。
次にステップB4、ステップB6で端末3と端末5は各々検出信号を受信する。次にステップB5、ステップB7で端末3、端末5それぞれからネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2にアクセスする。端末3、端末5には、検出信号を受信したときに、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージ2のファイルをコピーする上記コピー用アプリケーションソフトが予め設定してある。次にステップB9、ステップB10に進み、端末3、端末5各々へのファイルコピーがそのアプリケーションソフトにより行われる。
ネットワーク中継器1、端末3、端末5の事前設定を上述の如くに行っておくことで、図7の制御フローで示すように、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続するだけで、USBストレージデバイス2のファイルを端末3、端末5へ自動転送できる。USBストレージデバイス2に記憶されているファイルをパソコン等の端末3,5から自動的に操作できるこの第3の実施例では、USBストレージデバイス2のファイルの扱いにおける自由度が広がる。このように、第3の実施例によれば、USBストレージデバイス2に記憶されているファイルをパソコン等の端末3,5から操作できるので、例えば、ファイルの拡張子などを応じて、ファイルを選別してコピーすること(選別コピー)や、コピー完了後にファイルを削除(コピー後削除)するといった操作が、前記アプリケーションソフトの設定(選別コピーやコピー後削除の要否の設定)により、自動的に行える。すなわち、第3の実施例では、USBストレージデバイス2のファイルの扱いにおける自由度が大きい。
図8は、家庭内の端末3の電源がOFFしている場合について、USBストレージデバイス2のファイルを自動転送する制御フローを示している。このフローチャートでは、ネットワーク中継器1と家庭内ネットワーク上の端末3とインターネット上の端末5が関連して動作する。ネットワーク上の端末3には、上記のコピー用アプリケーションなどで、ネットワーク中継器1を経由して端末5へアクセスし必要なファイルをコピーできる仕組みを予め組み込んでおくことは上述のとおりである。図8のステップD1からステップD3までの処理は、図7におけるステップB1からB3までの処理と同じである。
図7を参照して説明したように、ステップB3において、予めネットワーク中継器1に設定済みの端末3と端末5に検出信号を送信する。端末3は電源がONされていないため、この時には検出信号を受信できない。他方、端末5は常時通電状態のサーバーやパソコンを想定しており、ステップD6で検出信号を受信する。次にステップD7で、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2に端末5からアクセスする。端末5には、図7を参照して説明したように、検出信号を受信したときに、ネットワーク中継器1に接続されたストレージデバイス2のファイルをコピーするように、設定してある(上述の例では、コピー用アプリケーションにその設定をする。)。次にステップD10、ステップD11でUSBストレージデバイス2内のファイルを端末5の記憶装置(HDDなど)にコピーする。ここまでの制御フローで、USBストレージデバイス2内のファイルが自動的に端末5の記憶装置にコピーされる。
次に、ステップD12で端末3が起動されたとする。端末3の起動のタイミングは任意である。ステップD12で端末3が起動すると、ステップD13で端末3はネットワーク中継器1に自動的にリンクアップし、端末3がネットワークに接続される。次に、ステップD14で端末3は自動的に端末5にアクセスする。次に、ステップD11、ステップD15で端末5の記憶装置から端末3へのファイルコピーが完了する。
先にも述べたとおり、端末5がインターネット上のサーバーであり、常時電源ONであれば、例えば、端末3のユーザーがプロバイダ契約を行う際に、ネットワーク中継器1と組み合わせて、ユーザーが任意にデータの保存に利用可能なインターネット上のサーバーとして端末5の記憶部をユーザーに提供するようにすることもできる。
このように、第3の実施例によるファイルの自動転送方法を端末3のユーザーのプロバイダ契約に適用することにより、プロバイダ契約によるサービスが拡大される。例えば、端末3のユーザーは、インターネット網4上のサーバー(端末5)を自らのデータ保存手段として使用できるばかりでなく、自らの端末3の電源のON/OFFに拘わらず、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2のファイルが自らの端末3へ自動的に転送されるようにその端末5(データ保存手段)を利用できる。更に、端末5に保存されるそのファイルをインターネット網4上の他者(友人等)にアクセスできるように設定しておけば、ネットワーク中継器1にUSBストレージデバイス2を接続することにより、USBストレージデバイス2のファイルをその他者に閲覧できるようにすることが可能となる。なお、端末5に保存したファイルにアクセスを許容する他者の範囲は、よく知られたファイルアクセス権の設定方法の選択により、任意に設定できる。
≪第4の実施例≫
次に、図面を参照して本発明の第4の実施例について説明する。第4の実施例は、第3の実施例と同様に、ネットワーク上の端末(パソコンやサーバー)で以ってファイルの自動転送を制御する方法および装置である。
第4の実施例のシステム構成は、第2の実施例と同じであり、図5に示したものである。図9には第4の実施例においてネットワーク中継器1のCPU6でなされる処理のフローチャートを示す。
このネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網の構成は、第1および第2の実施例と同じく、図1に例示したものである。また、ネットワーク中継器1が設けられるネットワーク網において、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2のデータがネットワーク中継器1経由で端末3に自動転送される経路は、図2に矢印200で示す如くある。
第4の実施例におけるネットワーク中継器1は、第2の実施例におけるネットワーク中継器1と構成を同じくし、その構成のブロック図は図5に示すものとなる。ネットワーク中継器1の構成の説明は、図5を参照して行った第2の実施例におけるネットワーク中継器1の構成の説明と同様であるので、ネットワーク中継器1の構成に関する格別な説明は省略する。まず図1、図2および図5を参照し、第4の実施例のファイル自動転送装置および方法の作動を説明する。
図5の第4の実施例が図3の第3の実施例と相違する構成は、記憶部(FROM、HDDなど)20が備えられていることである。記憶部20が備えられていることが、第3の実施例との違いであり、ファイル転送の詳細に関して図2を参照して説明する。図2でUSBストレージデバイス2のデータがネットワーク中継器1に自動転送される矢印200の流れがある。第3の実施例では端末3の電源がONされていない場合、USBストレージデバイス2のファイルを端末3に自動転送できないため、インターネット上の端末5に自動転送し、最終的に端末3が起動した時に端末5にアクセスし、ファイルをコピーすることで端末3への自動転送を実現した。
それに対し第4の実施例では、ネットワーク中継器1内に記憶部20を備えることで、第3の実施例の端末5の存在がない場合にも自動転送が可能になる。すなわち、第4の実施例によれば、ネットワーク中継器1と家庭内の端末3のみの状態でも自動転送の機能が実現可能になる。もちろんインターネット4上の端末5は一時保存だけではなく、バックアップ用途や、プロバイダサービスの一つとして写真などのデータを共通化するための用途として利用可能である。
次に、第4の実施例のファイル自動転送装置および方法における具体的な動作に関し、図9のフローチャートを参照して説明する。第4の実施例は、第3の実施例とは異なり、ネットワーク中継器1に記憶部20が備えられていることで、記憶部20にUSBストレージデバイス2のファイルを一時保存し、ユーザーが端末3を起動した時、端末3が自動的にネットワーク中継器1の記憶部20にアクセスすることで自動転送を実現している。
図9のフローチャートにおいて、ステップC1でUSBストレージデバイス2をネットワーク中継器1のUSBポート13または14にまず接続する。ネットワーク中継器1へのUSBストレージデバイス2の接続があったとき、ネットワーク中継器1においてはUSBコントローラ12経由でCPU6にその接続が通知され、ステップC2で、CPU6はUSBストレージデバイス2の接続を検出する。次に、ステップC3で、ネットワーク中継器1はUSBストレージデバイス2のファイルを記憶部20にコピーする。
ステップC3のコピーに続いて、CPU6はステップC4で検出信号の送信を行う。検出信号は、LANインタフェース仕様におけるLAN通信プロトコルに応じた信号形式とする。検出信号の送信先の端末は、あらかじめネットワーク中継器1内のFROM19に設定しておく。CPU6は、その送信先情報をFROM19から取得し、その設定された送信先の端末に検出信号を送信する。ネットワーク中継器1に接続された端末より、ネットワーク中継器1のGUI画面を呼び出し、送信先の情報をそのGUI画面に入力することにより、その送信先の情報がネットワーク中継器1のFROM19に設定される。そのGUI画面に入力する送信先の端末の情報は、IPアドレス、Macアドレスなどである。ここでは、送信先の端末として端末3がネットワーク中継器1に予め設定済みであり、ステップC4では端末3に検出信号が送信される。
次にステップC5に進み、端末3の電源がONの場合、ステップC6へ進む。端末3の電源がOFFの場合、ステップC8へ進み、端末3の電源がONされるのを待つ。次にステップC9で端末3の電源がONされると、端末3はネットワーク中継器1へ自動的にリンクアップし、ネットワーク接続が完了する。次にステップC6へ進む。
ネットワーク上の端末3には、ネットワーク中継器1へアクセスし必要なファイルをコピーできる仕組み(アプリケーションソフト等)を予め組み込んでおく。ネットワーク上の端末からネットワーク上のファイル操作することは、先に実施例3の説明で記述のとおり容易である。
例えば、ネットワーク上の記憶手段に記憶されたファイルをローカルホストのディレクトリへコピーするコマンド(Windows)などを利用し、ネットワーク中継器1に接続されたUSBストレージデバイス2へのアクセス及びUSBストレージデバイス2のファイルのコピーをするアプリケーションソフト(コピー用アプリケーションソフト)を端末3に設定することにより実現する。このように、そのコピー用アプリケーションソフトを端末3へ予め設定しておくことにより、USBストレージデバイス2のファイルを端末3へコピーする仕組みを設定しておく。
ステップC6で、端末3はネットワーク中継器1に備えられている記憶部20へアクセスする。ステップC11で、記憶部20に記憶されているファイルを端末3へコピーする。ここまでの制御フローで、USBストレージデバイス2内のファイルが自動的に端末3の記憶装置に自動でコピーされたことになる。
第4の実施例では、ネットワーク中継器1および端末3の事前設定を上述の如くに行っておくことで、図9の制御フローで示すように、USBストレージデバイス2をネットワーク中継器1に接続するだけで、USBストレージデバイス2のファイルを端末3へ自動転送できる。USBストレージデバイス2に記憶されているファイルをパソコン等の端末3から自動的に操作できるこの第3の実施例では、USBストレージデバイス2のファイルの扱いにおける自由度が広がる。このように、第4の実施例によれば、第3の実施例と同様に、USBストレージデバイス2に記憶されているファイルをパソコン等の端末3から操作できるので、例えば、ファイルの拡張子などを応じて、ファイルを選別してコピーすること(選別コピー)や、コピー完了後にファイルを削除(コピー後削除)するといった操作が、前記アプリケーションソフトの設定(選別コピーやコピー後削除の要否の設定)により、自動的に行える。すなわち、第4の実施例では、USBストレージデバイス2のファイルの扱いにおける自由度が大きい。
また第4の実施例では、ネットワーク中継器1内に記憶部20を備えるので、USBストレージデバイス2が接続され、記憶部20にファイル転送した履歴を記憶部20に保存しておくことも可能である。履歴を残しておくことで、次回にUSBストレージデバイス2が接続された場合、前回の接続時の日時より更新日の新しいファイルのみ転送するなどの設定が可能になる。
≪第2および第4の実施例の変形例≫
次に図10を参照して第2の実施例(図5の構成)および第4の実施例(図5構成)の変形例について説明する。図10は、第2および第4の実施例の変形例のシステム構成を示すブロック図である。第2および第4の実施例では、図5にシステム構成を示すように、CPU6に接続された記憶部20を有する。これに対し、図10のシステム構成では、外付けUSBストレージ24がUSBポート14に接続してある。この外付けUSBストレージ24は、第2および第4の実施例における記憶部20と同様に、端末3の電源がOFFであるときにUSBストレージデバイス2のデータを一時保存するという目的に利用できる。すなわち、図10の変形例は、図6および図9に示すフローチャートでは記憶部20に一時保存したファイルを、USBポート2に接続の外付けストレージ24に一時保存する形態である。制御フローに関しては、図6および図9と同様の制御フロー処理であり、変更ないため説明は省略する。
図10にシステム構成を示す変形例のファイル自動転送装置および方法では、外付けUSBストレージ24を利用することで、必要に応じて暗号化したデータを外付けUSBストレージ24に保存することで、外付けストレージデバイス24を取り外して中身のファイルを閲覧できないようセキュリティを高めることも可能である。
以上に実施例を上げ、本発明を具体的に説明したが、本発明がこれら実施例に限られるものではないことは勿論である。例えば、上述の実施例では、ファイル自動転送装置は、ルータ等のネットワーク中継器であったが、本発明では、ファイル自動転送装置は、ルータ等と称されるネットワーク中継器だけではなく、ネットワークに接続され、ネットワーク上の端末との通信ができるCPUおよびメモリを備える各種の装置であっても差し支えない。また、上述の実施例では、ネットワーク中継器に接続されるストレージデバイスとしてUSBストレージデバイスを例示したが、本発明では、ファイル自動転送装置に接続されるストレージデバイスは、USBストレージデバイスに限らず、USBインタフェース以外の着脱可能な各種のインタフェースのものであっても差し支えない。
1 ネットワーク中継器
1a USBインタフェース
2 USBストレージデバイス
3 パソコン、サーバー等の端末
4 インターネット網
5 パソコン、サーバー等の端末
6 CPU
7 RFデバイス(無線部)
8 MAC
9 PHY
10 LANポート
11 メモリ
12 USBコントローラ
13 USBポート1
14 USBポート2
15 LED制御部
16 LED表示部
17 記憶部(FROM、HDD)
19 FROM(フラッシュロム)
20 記憶部(FROM、HDD)
22 ファイル制御部
24 外付けUSBストレージデバイス
100 光回線
200 ファイル転送経路
201 ファイル転送経路

Claims (10)

  1. インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置であって、
    USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースと、
    前記ネットワーク上のパソコン、サーバー等の端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を記憶する端末特定情報記憶手段と、
    前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段から前記端末特定情報を読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを転送するファイル転送手段と
    を有し、
    前記端末特定情報記憶手段は少なくとも複数の前記端末の前記端末特定情報を記憶し、
    前記ファイル転送手段は、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段に記憶された複数の前記端末のうちの1つである第1の端末がLINKアップしていないときは、複数の前記端末のうちの別の1つであってLINKアップしている第2の端末の前記端末特定情報を前記端末特定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記第2の端末に前記ファイルを自動的に転送することにより、前記第2の端末に前記ファイルを一時保存し、前記第2の端末への前記ファイルの一時保存の後に前記第1の端末がLINKアップしたときに前記第2の端末から前記ファイルを読み出し、前記第1の端末へ前記ファイルを転送する
    ことを特徴とするファイル自動転送装置。
  2. インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置であって、
    USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースと、
    前記ネットワーク上のパソコン、サーバー等の端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を記憶する端末特定情報記憶手段と、
    前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段から前記端末特定情報を読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを転送するファイル転送手段と
    を有し、
    前記ファイル転送手段は、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、前記接続の検出の通知をした前記端末から前記ストレージデバイスへのアクセスがあったときは、前記ストレージデバイスに保存されている前記ファイルを前記アクセスのあった前記端末に転送する
    ことを特徴とするファイル自動転送装置。
  3. 記憶部を有し、
    前記ファイル転送手段は、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段に記憶されている端末特定情報で特定される前記端末がLINKアップしていないときは、前記記憶部に前記ファイルを自動的に転送することにより、前記記憶部に前記ファイルを一時保存し、前記端末がLINKアップしたときに前記記憶部から前記ファイルを読み出し、前記第1の端末へ前記ファイルを転送する
    ことを特徴とする請求項に記載のファイル自動転送装置。
  4. 前記ファイル転送手段は、前記ファイルの拡張子、ファイルの日時(スタンプ)およびファイル容量のうちの少なくとも1つのファイルの属性を識別し、転送する前記ファイルの選択、転送を済ませた前記ファイルの削除の要否の選択または前記ファイルの転送先端末の選択のうちの少なくとも1つの選択を、前記ファイル毎の前記属性に応じて制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のファイル自動転送装置。
  5. インターネット、LAN等のネットワークに接続されるファイル自動転送装置と、前記ネットワークに接続されるパソコン、サーバー等の端末とを有してなるファイル自動転送ネットワークシステムであって、
    前記ファイル自動転送装置は、USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースと、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を記憶する端末特定情報記憶手段とを有し、
    前記ファイル自動転送装置は、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、
    前記端末は、前記接続の検出を通知されたとき、前記ストレージデバイスへのアクセスを前記ファイル自動転送装置に要求し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルをコピーする
    ことを特徴とするファイル自動転送ネットワークシステム
  6. 前記端末は少なくとも2つあり、
    少なくとも2つの前記端末のうちの1つである第1の端末は、前記接続の検出を通知された時に電源がOFFであった場合は、その時より後に電源がONになった時に前記ネットワークにリンクアップし、少なくとも2つの前記端末うちの別の1つである第2の端末にアクセスし、前記第2の端末が前記コピーにより保存している前記ファイルをコピーする
    ことを特徴とする請求項に記載のファイル自動転送ネットワークシステム
  7. 前記ファイル自動転送装置は記憶部を有し、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記記憶部にコピーし、
    前記端末は、前記接続の検出を通知された時に電源がONであった場合は、前記ファイル自動転送装置にアクセスし、前記記憶部にコピーされている前記ファイルをコピーし、前記接続の検出を通知された時に電源がOFFであった場合は、その時より後に電源がONになった時に前記ネットワークにリンクアップし、前記ファイル自動転送装置にアクセスし、前記記憶部にコピーされている前記ファイルをコピーする
    ことを特徴とする請求項に記載のファイル自動転送ネットワークシステム
  8. USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースを備えるファイル自動転送装置とパソコン、サーバー等の端末とをインターネット、LAN等のネットワークに接続し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記端末に自動的に転送するファイル自動転送方法であり、
    前記ファイル自動転送装置は、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報であって少なくとも複数の前記端末の前記端末特定情報を端末特定情報記憶手段に記憶しておき、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記端末特定情報記憶手段から複数の前記端末の前記端末特定情報を読み出し、前記端末特定情報記憶手段に記憶された複数の前記端末のうちの1つである第1の端末がLINKアップしていないときは、複数の前記端末のうちの別の1つであってLINKアップしている第2の端末の前記端末特定情報を前記端末特定情報記憶手段から読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記第2の端末に前記ファイルを自動的に転送することにより、前記第2の端末に前記ファイルを一時保存し、前記第2の端末への前記ファイルの一時保存の後に前記第1の端末がLINKアップしたときに前記第2の端末から前記ファイルを読み出し、前記第1の端末へ前記ファイルを転送するファイル自動転送方法。
  9. USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースを備えるファイル自動転送装置とパソコン、サーバー等の端末とをインターネット、LAN等のネットワークに接続し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記端末に自動的に転送するファイル自動転送方法であり、
    前記ファイル自動転送装置は、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を端末特定情報記憶手段に記憶しておき、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から前記端末特定情報を読み出し、読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、前記接続の検出の通知をした前記端末から前記ストレージデバイスへのアクセスがあったときは、前記ストレージデバイスに保存されている前記ファイルを前記アクセスのあった前記端末に転送するファイル自動転送方法。
  10. USBストレージデバイス等のストレージデバイスが着脱可能なインタフェースを備えるファイル自動転送装置とパソコン、サーバー等の端末とをインターネット、LAN等のネットワークに接続し、前記ストレージデバイスに保存されているファイルを前記端末に自動的に転送するファイル自動転送方法であり、
    ファイル自動転送装置は、前記端末を特定するIPアドレスなどの端末特定情報を端末特定情報記憶手段に記憶しておき、前記ストレージデバイスが前記インタフェースに接続された時に、前記インタフェースへの前記ストレージデバイスの接続を検出し、前記接続の検出をしたとき、前記端末特定情報記憶手段から読み出した前記端末特定情報で特定される前記端末に前記接続の検出を通知し、
    前記端末は、前記接続の検出を通知されたとき、前記ストレージデバイスへのアクセスを前記ファイル自動転送装置に要求し、前記ストレージデバイスに保存されている前記ファイルをコピーする
    ことを特徴とするファイル自動転送方法。
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