JP5729373B2 - 弁 - Google Patents

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Description

本発明は、銅管が接続されるに関する。
従来から、空調機などの冷凍装置において、熱源ユニットと利用ユニットとを接続する冷媒配管である銅管の継手として、フレアーユニオンが用いられている。例えば、特許文献1(特開2008−232201号公報)には、フレアーナットとフレアーユニオンとを介して空調機の室外機と室内機とを配管接続する構成が開示されている。フレアーユニオンの一端には、銅管がロウ付けされている。
また、特許文献2(特開2003−49953号公報)には、空気調和機等に使用される三方弁が開示されている。三方弁は、ネジ等によって台座(フランジ)が室外機ケーシングに固定されるもので、内外配管接続部やパージ部のほか、弁座を含むロウ付け部を備えている。特許文献3(特開2010−151204号公報)にも開示があるが、三方弁(冷媒用閉鎖弁)のロウ付け部には、室外機の銅管がロウ付けによって接続されており、三方弁の内外配管接続部には、室内機からの冷媒連絡配管がフレアー接続される。
上述のような銅管がロウ付けされる管継手や弁といった配管部品は、その銅管との接続部におけるロウ付けが適切に為されることが大切である。例えば、ロウ付けの時間(加熱時間)が長くなると、不良率が大きくなり、歩留まりが悪化する。一方、配管部品の接続部において、ロウ付け性を向上させるために接続部を延ばすといった対策を採る場合には、配管部品のサイズが大きくなってしまう。
本発明の課題は、銅管がロウ付けされるであって、ロウ付け性の良いを提供することにある。
本発明に係る弁は、挿入面から銅管が挿入されてロウ付けされるであって、筒状の弁本体と、弁本体に隣接する固定用のフランジとを備えている。フランジは、弁本体と反対側に挿入面が形成されており、銅管の挿入方向に直交する第1方向の厚みが弁本体よりも大きい。銅管を挿入させるための挿入孔は、少なくともフランジに形成されている。また、フランジには、さらに、挿入孔の入口の近傍に、凹部が形成されている。凹部は、周囲の挿入面よりも、挿入方向に凹み、且つ、挿入方向に沿った深さ寸法が、フランジの挿入方向に沿った寸法の半分以下の長さである。また、凹部は、弧状に形成された複数の溝である。
このは、挿入面が形成されているフランジに、挿入孔だけではなく凹部が形成されている。この凹部が挿入孔の入口の近傍に形成されているため、フランジの熱容量が小さくなっており、銅管をフランジにロウ付けする際の入熱量を小さく抑えることができる。すなわち、ロウ付け性の良いとなり、入熱量を抑制したロウ付け作業が可能になるため、このに銅管をロウ付けするときの歩留まりが向上する
本発明に係る弁によれば、銅管をフランジにロウ付けする際の入熱量を小さく抑えることができる
本発明の一実施形態に係るフレアーハーフユニオンおよび閉鎖弁を備えた空気調和装置の冷媒回路を示す図。 空気調和装置の空調室外機の外観斜視図。 閉鎖弁の平面図。 閉鎖弁の外観斜視図。 閉鎖弁を固定用フランジ部の銅管挿入面から見た図。 図5AのVB-VB 矢視断面図。 フレアーハーフユニオンを銅管挿入面から見た図。 図6AのVIB-VIB 矢視断面図。 フレアーハーフユニオンと銅管とのロウ付け状態を示す図。 従来のフレアーハーフユニオンと銅管とのロウ付け状態を示す図。 変形例Aに係るフレアーハーフユニオンの溝の断面を含む一部縦断面図。 変形例Bに係るフレアーハーフユニオンの溝の断面を含む一部縦断面図。 変形例Cに係る閉鎖弁の外観斜視図。 変形例Cに係る閉鎖弁を固定用フランジ部の銅管挿入面から見た図。 図11AのXIB-XIB 矢視断面図。
本発明の一実施形態に係る配管部品であるフレアーハーフユニオン47,48を含む空調室内機40と、本発明の別の実施形態に係る配管部品である閉鎖弁37,38を備えた空調室外機20と、から成る空気調和装置を、図1に示す。図1は、空気調和装置の冷媒回路を示す図である。空調室内機40と空調室外機20とは、冷媒連絡配管71,72によって接続される。
(1)空調室内機の構成
空調室内機40は、主に、室内熱交換器42と、室内ファン44とを有している。室内熱交換器42は、クロスフィン型熱交換器であり、室内空気との熱交換によって内部を流れる冷媒を蒸発又は凝縮させ、室内の空気を冷却又は加熱することができる。室内熱交換器42の一端から延びる室内液配管45の先端には、フレアーハーフユニオン47がロウ付けされている。また、室内熱交換器42の他端から延びる室内ガス配管46の先端には、フレアーハーフユニオン48がロウ付けされている。室内液配管45や室内ガス配管46は、銅、あるいは銅合金(真鍮など)から成る銅管であり、例えば、外径が6.35mm〜76.2mm、厚みが0.8mm〜2.1mmの銅管が使用される。フレアーハーフユニオン47,48は、図1に示すフレアーナット77,78とともに管継手を構成する。
(2)空調室外機の構成
空調室外機20は、主に、アキュムレータ22、圧縮機付属容器23、圧縮機24、四路切換弁26、室外熱交換器28、電動膨張弁33、室外ファン35、液冷媒側の閉鎖弁37およびガス冷媒側の閉鎖弁38を有し、これらが室外ガス配管21や室外液配管29などの冷媒配管によって結ばれ、室外冷媒回路を構成している。冷媒配管は、空調室内機40の冷媒配管と同様に、銅管である。
図2は、空調室外機20の外観斜視図であって、右側面カバーが取り外された状態を示している。空調室外機20のケーシングは、上述の圧縮機24や室外熱交換器28などの各機器を収容している。液冷媒側の閉鎖弁37およびガス冷媒側の閉鎖弁38は、ケーシングの右側板20aの下部に形成された膨出部20bに固定されている。
(3)閉鎖弁の構成
液冷媒側の閉鎖弁37およびガス冷媒側の閉鎖弁38は、サービスポートの有無やサイズを除き、ほぼ同様の構造を有している。ここでは、一方のガス冷媒側の閉鎖弁38について説明を行う。
ガス冷媒側の閉鎖弁38は、空調室外機20の冷媒回路の末端に設けられている。閉鎖弁38には、四路切換弁26から延びる室外ガス配管21がロウ付けされている。また、閉鎖弁38には、空調室内機40から延びてくる冷媒連絡配管72がフレアー接続される。閉鎖弁38は、図3に示すように、主として、固定用フランジ部60と、筒状の弁本体部51と、を備えている。十字状の弁本体部51の内部には、略十字形状の内部流路が形成されている。この内部流路は、固定用フランジ部60が空調室外機20の右側板20aの膨出部20bに取り付けられた状態で、前後左右に延びる。その状態において、弁本体部51の前方部分が、冷媒の封入や真空引き等を行うためのサービスポート51aとなり、弁本体部51の後方部分が、冷媒連絡配管72がフレアー接続される連結ポート51bとなり、弁本体部51の右側方部分が操作ポート51cとなる。また、固定用フランジ部60が空調室外機20の右側板20aの膨出部20bに取り付けられた状態で、弁本体部51の左側方部分がフランジ接続部51dになっている。このフランジ接続部51dには、固定用フランジ部60が一体的に形成されている。固定用フランジ部60およびフランジ接続部51dの内部には、室外ガス配管21と連通する内部流路が形成されている。そして、操作ポート51cの内部には、連結ポート51bと、固定用フランジ部60およびフランジ接続部51dの内部流路との間を開閉する弁体が螺合されている。この弁体は、手動で、開状態と閉状態とを切り替えることができる。サービスポート51aの先端には、ナット55aが螺合されており、通常は密封されている。連結ポート51bの先端と冷媒連絡配管72とは、フレアーナット55bを介して接続される。操作ポート51cの先端には、ナット55cが螺合されており、弁体の開閉操作を行う際に開放できるようになっている。
固定用フランジ部60は、図4と図5Aおよび図5Bとに示すように、長円形であって、弁本体部51とは反対側に挿入面61が形成されている。固定用フランジ部60の厚みt60は、弁本体部51の厚みt51d(図5B参照)よりも大きい。固定用フランジ部60には、ボルト締結用の2つのボルト穴62と、挿入面61の中央に形成された銅管挿入孔63と、その銅管挿入孔63の入口の近傍に形成された環状溝65とが形成されている。固定用フランジ部60の厚みt60は、室外ガス配管21の挿入方向A1(図3参照)に直交する方向の肉厚であり、ここでは銅管挿入孔63の外縁からボルト穴62までの距離と定義する。この距離(厚みt60)が、弁本体部51のフランジ接続部51dの同方向の厚みt51dよりも大きい。銅管挿入孔63は、その径が、フランジ接続部51dの内部孔の径よりも大きく、銅管挿入孔63の先端には段差部64が形成される。この段差部64に突き当たるまで、ロウ付け前に室外ガス配管21が銅管挿入孔63に挿入される。
また、環状溝65は、その外側および内側の挿入面61a,61bよりも、挿入方向に凹んでいる。環状溝65の断面形状は、略長方形であり、その深さ方向先端の角が丸められた形状となっている。この環状溝65の内縁と銅管挿入孔63の入口の外縁63a(図5A参照)との距離t2は、銅管である室外ガス配管21の肉厚t1の0.5倍以上、5倍以下である。環状溝65の内縁と環状溝65の外縁との距離t3(すなわち環状溝65の幅)は、環状溝65の内縁と銅管挿入孔63の入口の外縁63aとの距離t2以上であり、また、銅管挿入孔63への室外ガス配管21の挿入長さd1よりも小さい。さらに、環状溝65の外縁と銅管挿入孔63の入口の外縁63aとの距離t2+t3は、室外ガス配管21の肉厚t1の5倍と銅管挿入孔63への室外ガス配管21の挿入長さd1との和よりも小さい。そして、環状溝65の深さ寸法d2は、銅管挿入孔63への室外ガス配管21の挿入長さd1よりも小さい。すなわち、以下の各式が成立している。
式1: 0.5×t1≦t2<5×t1
式2: t2≦t3<d1
式3: t2+t3<5×t1+d1
式4: d2<d1
図5Bに示すように、室外ガス配管21が段差部64に突き当たるまで銅管挿入孔63に挿入された状態で、室外ガス配管21と固定用フランジ部60の挿入面61とのロウ付けが実施される。
(4)フレアーハーフユニオンの構成
フレアーハーフユニオン47,48は、上述のように室内液配管45の先端,室内ガス配管46の先端にロウ付けされるものであるが、ともに同様の構成であるため、ここではフレアーハーフユニオン48について説明を行う。
フレアーハーフユニオン48は、室内ガス配管46と冷媒連絡配管72との接続する配管部品であって、フレアーナット78とともにフレアー管継手を構成する。フレアーハーフユニオン48は、本体部80aと、ナット部80bとから構成されている。略円筒状の本体部80aの外周面には、雄ネジが形成されている。また、ナット部80bの外周面86は、六角面形状となっている。本体部80aの厚みt80aよりも、ナット部80bの厚みt80bのほうが大きい。これらの厚みt80a,t80bは、室内ガス配管46の挿入方向A11(図6B参照)と直交する方向の肉厚である。
ナット部80bの本体部80aとは反対側の面は、ロウ付けを行う室内ガス配管46の先端が挿入される挿入面81となっている。このナット部80bには、挿入面81から挿入方向A11に沿って延びる銅管挿入孔83が形成されている。銅管挿入孔83の径は、本体部80aの内部孔の径よりも大きく、銅管挿入孔83の先端には段差部84が形成されている。この段差部84に突き当たるまで、室内ガス配管46の先端が銅管挿入孔83に挿入される。また、ナット部80bには、さらに、銅管挿入孔83の入口の近傍に、環状溝85が形成されている。環状溝85は、周囲の挿入面81よりも、挿入方向A11に凹んでいる。環状溝85の断面形状は、図6Bに示すように、先端が尖った三角形状である。
環状溝85の内縁と銅管挿入孔83の入口の外縁83a(図6A参照)との距離t12は、室内ガス配管46の肉厚t11の0.5倍以上、5倍以下である。環状溝85の内縁と環状溝85の外縁との距離t13(すなわち、環状溝85の幅)は、環状溝85の内縁と銅管挿入孔83の入口の外縁83aとの距離t12以上であり、また、銅管挿入孔83への室内ガス配管46の挿入長さd11よりも小さい。環状溝85の外縁と銅管挿入孔83の入口の外縁83aとの距離t12+t13は、室内ガス配管46の肉厚t11の5倍と銅管挿入孔83への室内ガス配管46の挿入長さd11との和よりも小さい。そして、環状溝85の挿入方向A11に沿った深さ寸法d12は、銅管挿入孔83への室内ガス配管46の挿入長さd11よりも小さい。すなわち、以下の各式が成立している。
式5: 0.5×t11≦t12<5×t11
式6: t12≦t13<d11
式7: t12+t13<5×t11+d11
式8: d12<d11
図6Bに示すように、室内ガス配管46が段差部84に突き当たるまで銅管挿入孔83に挿入された状態で、室内ガス配管46とナット部80bの挿入面81とのロウ付けが実施される。
(5)フレアーハーフユニオンおよび閉鎖弁の特徴
(5−1)
本発明の一実施形態に係る配管部品であるフレアーハーフユニオン48は、挿入面81が形成されているナット部80bに、銅管挿入孔83だけではなく環状溝85が形成されている。この環状溝85が銅管挿入孔83の入口の近傍に形成されているため、ナット部80bの熱容量が小さくなっており、銅管である室内ガス配管46をナット部80bの挿入面81にロウ付けする際の入熱量を小さく抑えることができる。すなわち、入熱量を抑制したロウ付け作業が可能になるため、このフレアーハーフユニオン48に銅管をロウ付けするときの歩留まりが向上する。
図7Aに、本実施形態のフレアーハーフユニオン48に室内ガス配管46をロウ付けしたものの断面図を、図7Bに、従来のナット部980bに環状溝が存在しないフレアーハーフユニオン948に室内ガス配管46をロウ付けしたものの断面図を、それぞれ示す。本実施形態のフレアーハーフユニオン48を用いると、ロウ材BRに速やかに熱が伝わって、挿入面81と室内ガス配管46とにロウ材が好適に付く。これに対し、従来のフレアーハーフユニオン948を用いた場合には、ナット部980bの熱容量が大きく、入熱時間が長くなって、ロウ材BRに余計な熱が入って接合強度に影響が出ることもある。また、従来のフレアーハーフユニオン948を用いた場合には、挿入面981においてロウ材BRが周囲に拡がってしまう傾向にある。両者を比較すると、従来のフレアーハーフユニオン948ではロウ付けの歩留まりが悪く、本実施形態のフレアーハーフユニオン48では良好な歩留まり率が確保できている。
(5−2)
本発明の別の実施形態に係る配管部品である閉鎖弁38は、挿入面61が形成されている固定用フランジ部60に、銅管挿入孔63だけではなく環状溝65が形成されている。この環状溝65が銅管挿入孔63の入口の近傍に形成されているため、固定用フランジ部60の熱容量が小さくなっており、銅管である室外ガス配管21を固定用フランジ部60の挿入面61にロウ付けする際の入熱量を小さく抑えることができる。すなわち、入熱量を抑制したロウ付け作業が可能になるため、この閉鎖弁38の固定用フランジ部60に銅管である室外ガス配管21をロウ付けするときの歩留まりが向上する。
なお、図4や図5Aおよび図5Bに示す閉鎖弁38では、ロウ材が、固定用フランジ部60の挿入面61のうち環状溝65の内側にある挿入面61bと、室外ガス配管21とに付く一方、環状溝65の中には殆どロウ材が入り込まない。
(5−3)
フレアーハーフユニオン48においても、閉鎖弁38においても、環状溝65,85の内縁を、銅管挿入孔63,83の入口の外縁63a,83aから銅管の肉厚t1,t11の0.5倍以上離すことによって、ロウが環状溝65,85の中に多く流れこんでしまうことを抑制する構造を採っている。また、環状溝65,85の内縁を、銅管挿入孔63,83の入口の外縁63a,83aから銅管の肉厚t1,t11の5倍以下の距離に収めることによって、ロウ付けを実施する銅管挿入孔63,83の周りから環状溝65,85が遠く離れてしまうことを防止している。これらにより、ここではフレアーハーフユニオン48や閉鎖弁38といった配管部品のロウ付け性の確実な向上を図ることができている。
(5−4)
フレアーハーフユニオン48においても、閉鎖弁38においても、環状溝65,85の内縁と環状溝65,85の外縁との距離t3,t13、すなわち、環状溝65,85の溝幅を、環状溝65,85の内縁と銅管挿入孔63,83の入口の外縁63a,83aとの距離t2,t12以上に大きくすることによって、固定用フランジ部60やナット部80bの熱容量の低下を確実に図っている。また、環状溝65,85の溝幅を、銅管挿入孔63,83への銅管の挿入長さd1,d11よりも小さく設定することによって、固定用フランジ部60やナット部80bの強度の必要以上の低下を防ぎ、固定用フランジ部60やナット部80bの熱容量の低下と強度の確保とのバランスを保っている。
(5−5)
フレアーハーフユニオン48においても、閉鎖弁38においても、環状溝65,85の外縁を、銅管挿入孔63,83の入口の外縁63a,83aから、銅管の肉厚t1,t11の5倍と銅管挿入孔63,83への銅管の挿入長さd1,d11との和の長さ(5×t1+d1,5×t11+d11)の範囲内に収めることによって、環状溝65,85が銅管挿入孔63,83から離れ過ぎないようにしている。これにより、ロウ付けの際の入熱量がより確実に抑制される。
(5−6)
フレアーハーフユニオン48においても、閉鎖弁38においても、環状溝65,85の深さ寸法d2,d12を、銅管挿入孔63,83への銅管の挿入長さd1,d11よりも短くしている。このため、環状溝65,85の深さ寸法d2,d12が大きくなりすぎることが抑えられ、固定用フランジ部60やナット部80bの強度の確保とロウ付け性の確保とのバランスが図られている。
(5−7)
フレアーハーフユニオン48においても、閉鎖弁38においても、エンドミルなどを使った機械加工によって溝を掘るという比較的簡易な方法で、固定用フランジ部60やナット部80bに凹部(環状溝65,85)を形成することができている。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記実施形態では、フレアーハーフユニオン48のナット部80bに、図6Bに示す断面形状の環状溝85を形成している。しかし、このような断面形状ではなく、別の断面形状の環状溝を形成してもよい。
例えば、図6Bに示す先端の尖り部が室内ガス配管46に近い環状溝85ではなく、図8に示す尖り部が室内ガス配管46から離れた環状溝185を形成したフレアーハーフユニオン148を採用することもできる。但し、この場合は、フレアーハーフユニオン148のナット部180bの強度について検討を行い、環状溝85の深さ寸法を決める必要がある。
(6−2)変形例B
また、図6Bに示す先端の尖り部が室内ガス配管46に近い環状溝85ではなく、図9に示す二等辺三角形の断面形状を持つ環状溝285を、フレアーハーフユニオン248のナット部280bに形成してもよい。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、挿入面61が形成されている固定用フランジ部60に環状溝65を形成した閉鎖弁38を採用しているが、環状溝ではなく複数の溝を形成した閉鎖弁を採用することもできる。
例えば、図10と図11Aおよび図11Bとに示す閉鎖弁138を採用してもよい。
閉鎖弁138には、四路切換弁26から延びる室外ガス配管21がロウ付けされている。また、閉鎖弁138には、空調室内機40から延びてくる冷媒連絡配管72がフレアー接続される。閉鎖弁138は、主として、固定用フランジ部160と、筒状の弁本体部151と、を備えている。十字状の弁本体部151の内部には、略十字形状の内部流路が形成されている。この内部流路は、固定用フランジ部160が空調室外機20の膨出部20bに取り付けられた状態で、前後左右に延びる。その状態において、弁本体部151の前方部分が、冷媒の封入や真空引き等を行うためのサービスポート151aとなり、弁本体部151の後方部分が、冷媒連絡配管72がフレアー接続される連結ポート151bとなり、弁本体部151の右側方部分が操作ポート151cとなる。また、固定用フランジ部160が空調室外機20の膨出部20bに取り付けられた状態で、弁本体部151の左側方部分がフランジ接続部151dになっている。このフランジ接続部151dには、固定用フランジ部160が一体的に形成されている。固定用フランジ部160およびフランジ接続部151dの内部には、室外ガス配管21と連通する内部流路が形成されている。そして、操作ポート151cの内部には、連結ポート151bと、固定用フランジ部160およびフランジ接続部151dの内部流路との間を開閉する弁体が螺合されている。この弁体は、手動で、開状態と閉状態とを切り替えることができる。
固定用フランジ部160は、長円形であって、弁本体部151とは反対側に挿入面161が形成されている。固定用フランジ部160の厚みは、弁本体部151の厚みよりも大きい。固定用フランジ部160には、ボルト締結用の2つのボルト穴162と、挿入面161の中央に形成された銅管挿入孔163と、その銅管挿入孔163の入口の近傍に形成された2つの弧状溝165a,165bとが形成されている。銅管挿入孔163は、その径が、フランジ接続部151dの内部孔の径よりも大きく、銅管挿入孔163の先端には段差部164が形成される。この段差部164に突き当たるまで、ロウ付け前に室外ガス配管21が銅管挿入孔163に挿入される。
また、2つの弧状溝165a,165bは、その外側および内側の挿入面161a,161bよりも、挿入方向に凹んでいる。弧状溝165a,165bの断面形状は、略長方形である。これらの弧状溝165a,165bの内縁と銅管挿入孔163の入口の外縁163a(図11A参照)との距離t22は、銅管である室外ガス配管21の肉厚t21の0.5倍以上、5倍以下である。弧状溝165a,165bの内縁と弧状溝165a,165bの外縁との距離t23(すなわち各弧状溝165a,165bの幅)は、弧状溝165a,165bの内縁と銅管挿入孔163の入口の外縁163aとの距離t22以上であり、また、銅管挿入孔163への室外ガス配管21の挿入長さd21よりも小さい。さらに、弧状溝165a,165bの外縁と銅管挿入孔163の入口の外縁163aとの距離t22+t23は、室外ガス配管21の肉厚t21の5倍と銅管挿入孔163への室外ガス配管21の挿入長さd21との和よりも小さい。そして、弧状溝165a,165bの深さ寸法d22は、銅管挿入孔163への室外ガス配管21の挿入長さd21よりも小さい。すなわち、以下の各式が成立している。
式9: 0.5×t21≦t22<5×t21
式10: t22≦t23<d21
式11: t22+t23<5×t21+d21
式12: d22<d21
図11Bに示すように、室外ガス配管21が段差部164に突き当たるまで銅管挿入孔163に挿入された状態で、室外ガス配管21と、固定用フランジ部160の弧状溝165a,165bの内側の挿入面161bと、のロウ付けが実施される。
ここでは、凹部としての溝を複数の弧状溝165a,165bとしているため、弧状溝165a,165bそれぞれの溝幅(t23)を大きくすることができている。また、弧状溝165a,165bが銅管挿入孔163の外縁に沿っており、ロウ付けの際の入熱量が効果的に抑制されることになる。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、閉鎖弁38の固定用フランジ部60だけに銅管挿入孔63が形成されているが、銅管挿入孔63は、固定用フランジ部60および弁本体部51の一部にまたがって形成されていてもよい。例えば、銅管挿入孔63が固定用フランジ部60からフランジ接続部51dにかけて形成されていてもよい。
21 室外ガス配管(銅管)
38 閉鎖弁(配管部材;弁)
46 室内ガス配管(銅管)
48 フレアーハーフユニオン(配管部材;フレアーユニオン)
51 弁本体部(本体部;弁本体)
60 固定用フランジ部(厚肉部;フランジ)
61,61a,61b 挿入面
63 銅管挿入孔(挿入孔)
65 環状溝(凹部;溝)
80a 本体部
80b ナット部(厚肉部)
81 挿入面
83 銅管挿入孔(挿入孔)
85 環状溝(凹部;溝)
86 ナット部の外周面(厚肉部の外周面)
138 閉鎖弁(配管部材;弁)
151 弁本体部(本体部)
160 固定用フランジ部(厚肉部;フランジ)
161,161a,161b 挿入面
163 銅管挿入孔(挿入孔)
165a,165b 弧状溝(凹部;溝)
特開2008−232201号公報 特開2003−49953号公報 特開2010−151204号公報

Claims (1)

  1. 挿入面(161)から銅管(21)が挿入されてロウ付けされる138)であって、
    筒状の弁本体151)と、
    前記弁本体に隣接し、前記弁本体と反対側に前記挿入面が形成され、前記銅管の挿入方向に直交する第1方向の厚みが前記弁本体よりも大きい固定用のフランジ160)と、
    を備え、
    前記銅管を挿入させるための挿入孔(163)が少なくとも前記フランジに形成され、
    前記フランジには、さらに、前記挿入孔の入口の近傍に、周囲の前記挿入面(161a,161b)よりも前記挿入方向に凹み且つ前記挿入方向に沿った深さ寸法(d22)が前記フランジの前記挿入方向に沿った寸法の半分以下の長さである凹部(165a,165b)が形成され
    前記凹部は、弧状に形成された複数の溝である、
    弁。
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