JP5715383B2 - 陰圧創傷治療装置 - Google Patents

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本発明は陰圧創傷治療装置に関する。
皮膚の創傷部に、液体を透過する柔軟な多孔質体(スポンジ状の物体)を載せ、多孔質体と周辺の皮膚を被覆材(高分子フィルム等)で覆って閉鎖し、内部を陰圧に保ちながら、創傷部から滲出する液体を吸引・排出する陰圧閉鎖療法が知られている。このような陰圧閉鎖療法に用いられる装置が、陰圧創傷治療装置である。
創傷部を保護しながら陰圧に保つことにより、肉芽形成が促進される。同時に、感染性のある老廃物や滲出液が排出される。その結果、創傷部の周囲の血流が増加して、血行が促進される。これにより創傷部治癒機能が回復し、創傷部の治りが早くなる。
創傷部の吸引のみを行なう陰圧閉鎖療法において、創傷部と吸引装置の高さの差が変化すると、陰圧が変化する。例えば、吸引装置が床上にある場合、創傷部が高くなると、陰圧は大きくなる。逆に創傷部が低くなると、陰圧は小さくなる。
患者の動きに伴う創傷部の上下動は避けられないが、それによる陰圧の変化は望ましくない。そこで創傷部の上下動に関わらず陰圧を一定に保つために、被覆材内部の圧力を測定する必要がある。そのため、創傷部に滲出液排出管とは別の圧力測定管を接続し、圧力計により創傷部の圧力を測定する方法が知られている(例えば特許文献1、2)。
また、滲出液排出用内腔(ルーメン)と圧力測定用内腔(ルーメン)を備えた複数内腔管(マルチルーメンチューブ)を用いて、1本の滲出液排出管で、滲出液排出と圧力測定の両方を行なう方法が知られている(例えば特許文献3)。
しかし、上記の従来技術においては、滲出液や滲出液内の浮遊物が圧力測定管や圧力測定用内腔に詰まり、正確な圧力が測定できない可能性がある。
その対策として、被膜材と滲出液排出管の接続部品(負圧アダプタ)の内面形状を工夫し、圧力測定管の詰まりを防止する方法が知られている(例えば特許文献4)。しかし、このためには非常に複雑な内面形状の接続部品(負圧アダプタ)が必要である。
また、滲出液排出管の圧力と、圧力測定管の圧力を交互に変化させて(フラッシング動作)、圧力測定管の詰まりを防止する方法が知られている(例えば特許文献5)。しかし、このためには複数の開放弁と、その複雑な開閉タイミングを制御する機構が必要である。
創傷部に洗浄液(生理的食塩水等)を注入しながら吸引を行なう、創内持続陰圧洗浄療法が知られている。創内持続陰圧洗浄療法においても、圧力測定管を用いて陰圧を測定する方法が知られている(例えば特許文献6)。
図7は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、従来の陰圧創傷治療装置100の模式図である。皮膚101に発生した創傷部102の表面に多孔質体103を載せ、多孔質体103と周辺の皮膚101を被覆材104で覆って閉鎖する。
被覆材104に供給孔105を設け、供給管接続部品106の開口部と供給孔105を合わせるように、供給管接続部品106を被覆材104上に接着する。供給管接続部品106には洗浄液供給管111が接続される。
被覆材104に排出孔107を設け、排出管接続部品108の開口部と排出孔107を合わせるように、排出管接続部品108を被覆材104上に接着する。排出管接続部品108には滲出液排出管112と圧力測定管117が接続される。
洗浄液容器109内の洗浄液110(生理的食塩水等)を、洗浄液供給管111を通じて、被覆材104で閉鎖された内部に供給する。創傷部102から生じた感染性のある老廃物や滲出液は、洗浄液110と一緒に多孔質体103内部を移動し、滲出液排出管112に吸い込まれる。老廃物や滲出液は、滲出液排出管112を通じて滲出液収納容器113に導かれ、滲出液114として貯められる。
滲出液収納容器113に陰圧調整管115で結合された吸引装置116の働きにより、被覆材104で閉鎖された内部は陰圧に保たれる。陰圧の大きさは、排出管接続部品108に接続された圧力測定管117を通じて、圧力計118で測定される。
圧力計118で測定された陰圧値は、吸引装置116や、図示しない大気開放弁にフィードバックされ、被覆材104で閉鎖された内部の陰圧を一定に保つことに用いられる。
創傷部102を保護しつつ陰圧に保つことにより、肉芽形成が促進される。同時に、感染性のある老廃物や滲出液が洗浄液110と一緒に排出される。その結果、創傷部102の周囲の血流が増加して、血行が促進される。これにより創傷部治癒機能が回復し、創傷部102の治りが早くなる。
しかし従来の陰圧創傷治療装置100においては、滲出液や滲出液内の浮遊物が圧力測定管117に詰まり、正確な圧力が測定できない可能性があった。
特許第3859085号公報 特許第4068807号公報 特許第4369640号公報 特表2009−525776号公報 特表2009−525087号公報 特表2008−517690号公報
創傷部の吸引のみを行なう陰圧閉鎖創傷療法、および、創傷部に洗浄液を注入しながら吸引を行なう創内持続陰圧洗浄療法のいずれにおいても、閉鎖部の陰圧を一定に保つために、陰圧を正確に測定しなければならない。
しかし、従来の陰圧創傷治療装置においては、滲出液や滲出液内の浮遊物が、圧力測定管や圧力測定用内腔に詰まり、正確な圧力が測定できない可能性があった。
本発明の目的は、滲出液や滲出液内の浮遊物が詰まりにくい圧力測定管を備えた陰圧創傷治療装置を実現することである。
(1)本発明の陰圧創傷治療装置は、創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管および滲出液排出管と、前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部内を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物および滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、前記洗浄液供給管の前記閉鎖部への洗浄液供給口の近傍から分岐した前記圧力測定管を備え、前記圧力測定管の先端が前記洗浄液供給管内の清浄な洗浄液で満たされた空間に配置されていることを特徴とする。
洗浄液供給管の近傍は、清浄な洗浄液に満たされており浮遊物がほとんど無い。洗浄液は洗浄液供給管から離れる方向に流れるから、浮遊物が圧力測定管に近付く可能性も低い。そのため、圧力測定管が浮遊物により詰まる可能性が低い。
(2)本発明の陰圧創傷治療装置は、創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管および滲出液排出管と、前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物および滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、前記被覆材に設けられた供給孔と、前記供給孔に接続された供給管接続部品を備え、前記供給管接続部品には前記洗浄液供給管および前記圧力測定管が接続されており、前記圧力測定管の先端が前記供給管接続部品内の前記洗浄液供給管から供給された清浄な洗浄液で満たされた空間に配置されていることを特徴とする。
(3)本発明の陰圧創傷治療装置においては、被覆材で創傷部を覆って閉鎖部を形成する。洗浄液供給管、圧力測定管および滲出液排出管を閉鎖部に接続する。洗浄液は洗浄液供給管を通じて閉鎖部に供給する。閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記閉鎖部を陰圧に保ち、洗浄液と、創傷部から生じた老廃物および滲出液は滲出液排出管を通じて排出する。圧力測定管を洗浄液供給管の近傍に設ける。洗浄液供給管は、洗浄液供給用内腔と圧力測定用内腔を備えた複数内腔管である。圧力測定管は圧力測定用内腔に接続される。
(4)本発明の陰圧創傷治療装置は、創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管及び滲出液排出管と、前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物及び滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、前記被覆材に設けられた供給孔と、前記供給孔に接続された供給管接続部品を備え、前記供給管接続部品には前記洗浄液供給管が接続されており、前記洗浄液供給管から前記圧力測定管が分岐していることを特徴とする。
(5)本発明の陰圧創傷治療装置においては、被覆材に供給孔を設け、供給管接続部品を供給孔に接続する。洗浄液供給管は供給管接続部品に接続される。圧力測定管は洗浄液供給管から分岐する。あるいは、圧力測定管は圧力測定用内腔に接続される。
(6)本発明の陰圧創傷治療装置においては、供給管接続部品は、下面に突出する延長管を備える。延長管は、所望の長さに調整できる。
本発明の陰圧創傷治療装置に備えた圧力測定管は、滲出液や滲出液内の浮遊物が詰まりにくい。本発明の陰圧創傷治療装置は、圧力測定管の詰まりを防ぐための複数の開放弁や、その複雑な制御機構を必要としない。
本発明の陰圧創傷治療装置の第1例の模式図 本発明の陰圧創傷治療装置の第2例の模式図 本発明の陰圧創傷治療装置の第3例の模式図 本発明の陰圧創傷治療装置の第4例の模式図 本発明の陰圧創傷治療装置の第5例の模式図 本発明の陰圧創傷治療装置の第6例の模式図 従来の陰圧創傷治療装置の模式図
以下、図を用いて本発明の陰圧創傷治療装置を説明する。各図に共通の要素については同一の符号を付す。
図1は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第1例の陰圧創傷治療装置10の模式図である。皮膚11に発生した創傷部12の表面に多孔質体13を載せ、多孔質体13と周辺の皮膚11を被覆材14で覆って閉鎖する。被覆材14で覆って閉鎖された部分を閉鎖部と言う。
被覆材14に供給孔15を設け、供給管接続部品16の開口部16cと供給孔15を合わせて、供給管接続部品16を被覆材14上に接着する。供給管接続部品16には洗浄液供給管21と圧力測定管27が接続される。
図1の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管21と、圧力測定管27の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。供給管接続部品16は柔軟な合成樹脂製で、周囲に広い鍔16aをもち、内部に空間部16b、下面に開口部16cをもつ。鍔16aの下面16dには、被覆材14に接着するための、図示しない粘着層または接着層が形成される。洗浄液供給管21と圧力測定管27は、供給管接続部品16の側面を貫通して接続される。洗浄液供給管21と圧力測定管27の先端は、供給管接続部品16の空間部16bに開口する。
被覆材14に排出孔17を設け、排出管接続部品18の開口部18aと排出孔17を合わせて、排出管接続部品18を被覆材14上に接着する。排出管接続部品18には滲出液排出管22が接続される。排出管接続部品18の構造は供給管接続部品16とほぼ同じである。
洗浄液容器19内の洗浄液20(生理的食塩水等)を、洗浄液供給管21を通じて、被覆材14で閉鎖された内部に供給する。洗浄液20は、重力による自然供給も可能であるが、図示しない定量ポンプ等により一定速度で供給されることが望ましい。創傷部12から生じた感染性のある老廃物や滲出液は、洗浄液20と一緒に多孔質体13内部を移動し、滲出液排出管22に吸い込まれる。老廃物や滲出液は、滲出液排出管22を通じて滲出液収納容器23に導かれ、滲出液24として貯められる。
滲出液収納容器23に陰圧調整管25で結合された吸引装置26の働きにより、被覆材14で閉鎖された内部は陰圧に保たれる。陰圧の大きさは、供給管接続部品16に接続された圧力測定管27を通じて圧力計28で測定される。
圧力計28で測定された陰圧値は、吸引装置26や、図示しない大気開放弁にフィードバックされ、被覆材14で閉鎖された内部の陰圧を一定に保つ制御に用いられる。
洗浄液20は、創傷部12全体に万遍なく流れ、停溜する部分が無いようにしなければならない。そのためには、創傷部12内で、可能な限り洗浄液20の流路が長くなることが望ましい。そのため、供給孔15と排出孔17はできるだけ離して、多孔質体13の両端近くに設けられる。
図7の従来の陰圧創傷治療装置100のように、排出管接続部品108に圧力測定管117が接続されていると、滲出液排出管112により引き寄せられた浮遊物が、圧力測定管117に詰まる可能性が高い。
一方、図1の本発明の陰圧創傷治療装置10においては、供給管接続部品16に圧力測定管27が接続されている。供給管接続部品16の空間部16bは、清浄な洗浄液20に満たされており浮遊物がほとんど無い。洗浄液20は供給管接続部品16から離れる方向に流れるから、浮遊物が圧力測定管27に近付く可能性も低い。そのため、圧力測定管27が浮遊物により詰まる可能性が低い。
図2は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第2例の陰圧創傷治療装置30の模式図である。図2の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管21と、圧力測定管27の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。
供給管接続部品16の下面に、延長管16eが突き出している。延長管16eは、供給管接続部品16の空間部16bに接続する。創傷部12の近くに洗浄液20を供給したい場合、延長管16eを多孔質体13に差し込むと、創傷部12の近くに洗浄液20を供給することができる。延長管16eは、創傷部12の深さに応じて切断し、長さを調整して用いることができる。
陰圧創傷治療装置30においては、延長管16eの先端まで、清浄な洗浄液20に満たされている。従って図1の陰圧創傷治療装置10に比べて、浮遊物から圧力測定管27までの距離が長いため、浮遊物が圧力測定管27に近付く可能性が低い。そのため、陰圧創傷治療装置10に比べても、圧力測定管27が浮遊物により詰まる可能性が低い。
図3は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第3例の陰圧創傷治療装置40の模式図である。図3の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管21と、圧力測定管27の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。
部分拡大断面図に示すように、圧力測定管27は、洗浄液供給管21から分岐する。陰圧創傷治療装置40では、供給管接続部品16に圧力測定管27を接続しないため、供給管接続部品16を小型化することが出来る。
陰圧創傷治療装置40においては、供給管接続部品16の開口部16cまで清浄な洗浄液20に満たされている。圧力測定管27は洗浄液供給管21との分岐点から始まるため、図1の陰圧創傷治療装置10に比べて、浮遊物から圧力測定管27までの距離が長く、浮遊物が圧力測定管27に近付く可能性が低い。そのため、陰圧創傷治療装置10に比べても、圧力測定管27が浮遊物により詰まる可能性が低い。
図4は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第4例の陰圧創傷治療装置50の模式図である。図4の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管21と、圧力測定管27の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。
供給管接続部品16の下面に、延長管16eが突き出している。延長管16eは、供給管接続部品16の空間部16bに接続する。
部分拡大断面図に示すように、圧力測定管27は、洗浄液供給管21から分岐する。陰圧創傷治療装置50では、供給管接続部品16に圧力測定管27を接続しないため、供給管接続部品16を小型化することが出来る。
陰圧創傷治療装置50においては、延長管16eの先端まで、清浄な洗浄液20に満たされている。圧力測定管27は洗浄液供給管21との分岐点から始まる。従って図2の陰圧創傷治療装置30、および図3の陰圧創傷治療装置40に比べて、浮遊物から圧力測定管27までの距離が長く、浮遊物が圧力測定管27に近付く可能性が低い。そのため、陰圧創傷治療装置30、陰圧創傷治療装置40に比べても、圧力測定管27が浮遊物により詰まる可能性が低い。
図5は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第5例の陰圧創傷治療装置60の模式図である。図5の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管34の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。
図5の右上部分に、洗浄液供給管34と圧力測定管27の接続部の部分拡大断面図を示す。洗浄液供給管34は、洗浄液供給用内腔34aと圧力測定用内腔34bを備えた複数内腔管である。圧力測定用内腔の断面形状は、円形のもの(圧力測定用内腔34b)や、同心円状のもの(圧力測定用内腔34c)等、多種類ある。
部分拡大断面図に示すように、圧力測定管27は、洗浄液供給管34内の圧力測定用内腔34bに接続される。圧力測定管27と洗浄液供給管34の接続位置には制限が無い。図5のように、圧力測定管27は、供給管接続部品16から遠く離れた位置に接続しても良い。
陰圧創傷治療装置60では、供給管接続部品16に圧力測定管27を接続しないため、供給管接続部品16を小型化することが出来る。
陰圧創傷治療装置60においては、供給管接続部品16の開口部16cまで清浄な洗浄液20に満たされている。そのため、浮遊物が圧力測定用内腔34bに近付く可能性が低い。そのため、圧力測定用内腔34bが浮遊物により詰まる可能性が低い。
図6は、創内持続陰圧洗浄療法に用いられる、本発明の第6例の陰圧創傷治療装置70の模式図である。図6の左下部分に、供給管接続部品16と、洗浄液供給管34の部分拡大断面図と部分拡大平面図を示す。
供給管接続部品16の下面に、延長管16eが突き出している。延長管16eは、供給管接続部品16の空間部16bに接続する。
図6の右上部分に、洗浄液供給管34と圧力測定管27の接続部の部分拡大断面図を示す。圧力測定管27は、洗浄液供給管34内の圧力測定用内腔34bに接続される。
陰圧創傷治療装置70では、供給管接続部品16に圧力測定管27を接続しないため、供給管接続部品16を小型化することが出来る。
陰圧創傷治療装置70においては、延長管16eの先端まで清浄な洗浄液20に満たされている。従って図5の陰圧創傷治療装置60に比べて、浮遊物から圧力測定用内腔34bまでの距離が長く、浮遊物が圧力測定用内腔34bに近付く可能性が低い。そのため、陰圧創傷治療装置60に比べても、圧力測定用内腔34bが浮遊物により詰まる可能性が低い。
本発明の陰圧創傷治療装置は、創内持続陰圧洗浄療法に好適に用いられる。
10 陰圧創傷治療装置
11 皮膚
12 創傷部
13 多孔質体
14 被覆材
15 供給孔
16 供給管接続部品
16a 鍔
16b 空間部
16c 開口部
16d 下面
16e 延長管
17 排出孔
18 排出管接続部品
18a 開口部
19 洗浄液容器
20 洗浄液
21 洗浄液供給管
22 滲出液排出管
23 滲出液収納容器
24 滲出液
25 陰圧調整管
26 吸引装置
27 圧力測定管
28 圧力計
30 陰圧創傷治療装置
34 洗浄液供給管
34a 洗浄液供給用内腔
34b 圧力測定用内腔
34c 圧力測定用内腔
40 陰圧創傷治療装置
50 陰圧創傷治療装置
60 陰圧創傷治療装置
70 陰圧創傷治療装置
100 陰圧創傷治療装置
101 皮膚
102 創傷部
103 多孔質体
104 被覆材
105 供給孔
106 供給管接続部品
107 排出孔
108 排出管接続部品
109 洗浄液容器
110 洗浄液
111 洗浄液供給管
112 滲出液排出管
113 滲出液収納容器
114 滲出液
115 陰圧調整管
116 吸引装置
117 圧力測定管
118 圧力計

Claims (6)

  1. 創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、
    前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管および滲出液排出管と、
    前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、
    前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部内を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物および滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、
    前記洗浄液供給管の前記閉鎖部への洗浄液供給口の近傍から分岐した前記圧力測定管を備え、
    前記圧力測定管の先端が前記洗浄液供給管内の清浄な洗浄液で満たされた空間に配置されていることを特徴とする陰圧創傷治療装置。
  2. 創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、
    前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管および滲出液排出管と、
    前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、
    前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物および滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、
    前記被覆材に設けられた供給孔と、前記供給孔に接続された供給管接続部品を備え、
    前記供給管接続部品には前記洗浄液供給管および前記圧力測定管が接続されており、
    前記圧力測定管の先端が前記供給管接続部品内の前記洗浄液供給管から供給された清浄な洗浄液で満たされた空間に配置されていることを特徴とする陰圧創傷治療装置。
  3. 創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、
    前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管及び滲出液排出管と、
    前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、
    前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記閉鎖部を陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物及び滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、
    前記圧力測定管を前記洗浄液供給管の近傍に設け、
    前記洗浄液供給管は、洗浄液供給用内腔と圧力測定用内腔を備えた複数内腔管であり、前記圧力測定用内腔に接続された前記圧力測定管を備えたことを特徴とする陰圧創傷治療装置。
  4. 創傷部を覆って閉鎖部を形成する被覆材と、
    前記閉鎖部に接続された洗浄液供給管、圧力測定管及び滲出液排出管と、
    前記洗浄液供給管を通じて前記閉鎖部に供給される洗浄液を備え、
    前記閉鎖部に前記洗浄液を注入しながら前記圧力測定管を介して測定された圧力に基づいて前記閉鎖部を一定の陰圧に保ち、前記洗浄液と、前記創傷部から生じた老廃物及び滲出液を前記滲出液排出管を通じて排出する陰圧創傷治療装置において、
    前記被覆材に設けられた供給孔と、前記供給孔に接続された供給管接続部品を備え、
    前記供給管接続部品には前記洗浄液供給管が接続されており、
    前記洗浄液供給管から前記圧力測定管が分岐していることを特徴とする陰圧創傷治療装置。
  5. 前記被覆材に設けられた供給孔と、
    前記洗浄液供給管および前記供給孔に接続された供給管接続部品を備えたことを特徴とする、請求項3に記載の陰圧創傷治療装置。
  6. 前記供給管接続部品は、下面に突出する延長管を備え、
    前記延長管は、所望の長さに調整できることを特徴とする、請求項2、4、5のいずれかに記載の陰圧創傷治療装置。
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