JP5713150B2 - 可変容量素子および通信装置 - Google Patents

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    • H03H5/02One-port networks comprising only passive electrical elements as network components without voltage- or current-dependent elements

Description

本発明は、制御電圧値により容量値が変化する可変容量素子およびそれを備える通信装置に関するものである。
これまで、制御電圧値に応じて容量値が変化する可変容量素子が様々提案されている。例えば、特許文献1に記載の可変容量素子は、小型でありながら大きな容量値を得るために、誘電体膜の両面にキャパシタ電極が配置された積層構造を有している。
特開平11−260667号公報
可変容量素子を使用する際、可変容量素子に制御電圧を印加するために、可変容量素子の制御端子に制御電圧印加回路を接続する。しかし、ESD(Electro-Static Discharge)により、その制御電圧印加回路に高い電圧が印加されてしまうと、大きなサージ電流が可変容量素子に流れて、可変容量素子が破壊されるおそれがある。
特に、高い電圧が得られない携帯電話等の電子機器に可変容量素子を用いる場合、大きな容量変化量を得るために、可変容量素子に用いる誘電体膜を薄くする必要がある。また小型化のために、誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極の面積を小さくする必要がある。しかし、これらの制約は可変容量素子のESD耐性を低下させる。
本発明の目的は、ESD耐性が高い可変容量素子およびそれを備える通信装置を提供することにある。
本発明の可変容量素子は以下のように構成される。
(1)入出力端子間を接続する信号ラインと、
強誘電体膜および前記強誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極を有し、前記キャパシタ電極間に印加される制御電圧値に応じて容量値が変化し、前記信号ラインに挿入される強誘電体キャパシタと、
前記強誘電体キャパシタの第1端に接続される制御端子と、
前記強誘電体キャパシタの第2端に接続されるグランド端子と、
前記強誘電体キャパシタの第1端側における前記信号ラインに第1端が接続され、前記グランド端子に前記信号ラインを介さず第2端が接続され、前記強誘電体キャパシタに比べて大きい容量を有し、容量値が変化しないキャパシタと、
前記強誘電体キャパシタの第1端と前記制御端子との間に接続される第1の抵抗と、
前記強誘電体キャパシタの第2端と、前記容量値が変化しないキャパシタの第2端と前記グランド端子との接続点との間に接続される第2の抵抗と、
前記強誘電体キャパシタの第1端と前記グランド端子との間に、前記容量値が変化しないキャパシタと直列に接続される第3の抵抗と、を備え、
前記第1の抵抗、前記第2の抵抗および前記第3の抵抗の抵抗値は、前記入出力端子間に印加される高周波信号の周波数における前記強誘電体キャパシタのインピーダンスの大きさに比べて大きい。
この構成では、ESDにより制御端子に高電圧が印加されると、ESDにより生じるサージ電流のほとんどはキャパシタを通ってグランド端子へ流れる。すなわち、サージ電流がキャパシタにより分流されるため、強誘電体キャパシタに流れるサージ電流は抑制される。このため、強誘電体キャパシタが破壊されることを防止することができる。また、強誘電体キャパシタの設計を変更することなく、ESD耐性を向上させることができる。また、可変容量素子に印加される高周波信号が制御端子およびグランド端子へ漏れることを抑制できる。
特に、強誘電体キャパシタに使用する強誘電体薄膜をキャパシタの容量としても使用する場合、キャパシタの電極面積を強誘電体キャパシタのものに対して広くなるように設計する。これにより、キャパシタにかかる単位面積当たりの電界が減少するため、十分なESD耐性をキャパシタに持たせることができる。また、この場合、強誘電体薄膜の厚みを同じにすることによって、積層技術を用いて、強誘電体キャパシタとキャパシタとを同時に形成できるメリットがある。
)前記強誘電体キャパシタの第1端と前記制御端子とを接続する第1のバイアスラインと、
前記強誘電体キャパシタの第2端と前記グランド端子とを接続する第2のバイアスラインと、を備え、
複数の前記強誘電体キャパシタが直列接続され、
前記第1のバイアスラインと前記第2のバイアスラインとは前記強誘電体キャパシタを介して交互に接続されることが好ましい。
この構成により、制御電圧を印加するバイアスラインの本数を少なく抑えつつ、可変容量素子の入出力端子間の耐電圧を向上させることができる。
)前記容量値が変化しないキャパシタは前記強誘電体キャパシタを介して前記入出力端子に接続されることが好ましい。
この構成により、ESDにより生じるサージ電流が入出力端子に流れ込むことを抑制することができる。
)本発明の通信装置は、アンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続される本発明の可変容量素子と、前記可変容量素子に接続されるRFICと、を有する。
この構成により、ESD耐性が高い通信装置を得ることができる。
本発明によれば、ESD耐性が高い可変容量素子および通信装置を実現することができる。
第1の実施形態に係る可変容量素子10の内部を示す回路図である。 第1の実施形態に係る可変容量素子20の内部を示す回路図である。 第2の実施形態に係る可変容量素子30の内部を示す回路図である。 ESD電圧を印加したときの電圧値の変化を示す図である。 第3の実施形態に係る通信装置101を示す回路図である。 第4の実施形態に係る可変容量素子40の内部を示す回路図である。
《第1の実施形態》
本発明の第1の実施形態に係る可変容量素子10について説明する。図1は可変容量素子10の内部を示す回路図である。可変容量素子10は、強誘電体キャパシタC1、キャパシタC2、抵抗R1〜R3、入出力端子P11,P12、制御端子P13およびグランド端子P14を備える。抵抗R1は本発明の第1の抵抗に相当する。抵抗R2は本発明の第2の抵抗に相当する。抵抗R3は本発明の第3の抵抗に相当する。
強誘電体キャパシタC1の第1端は、抵抗R1を介して制御端子P13に接続されるとともに、キャパシタC2の第1端および入出力端子P11に接続されている。強誘電体キャパシタC1の第2端は抵抗R2の第1端および入出力端子P12に接続されている。キャパシタC2の第2端は抵抗R2の第2端に接続され、その接続点は抵抗R3を介してグランド端子P14に接続されている。可変容量素子10を使用する際、制御端子P13には制御電圧Vinが印加され、グランド端子P14はグランドに接続される。
強誘電体キャパシタは、強誘電体膜および強誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極を有する。強誘電体膜では、印加される電界の強度に応じて分極量が変化して、見かけ上の誘電率が変化するので、制御電圧値によって強誘電体キャパシタの容量値を定めることができる。このため、可変容量素子10では、制御端子P13に印加する電圧を変化させることにより、入出力端子P11−12間の容量値を変化させることができる。
抵抗R1〜R3の素子値は強誘電体キャパシタC1のインピーダンスの大きさに比べて十分大きく設定される。これにより、抵抗R1〜R3は、入出力端子P11−P12間に印加される高周波信号が制御端子P13およびグランド端子P14へ漏れるのを抑制する。
キャパシタC2の容量は強誘電体キャパシタC1の容量に比べて大きく設定される。このため、ESDによる高電圧(以下、ESD電圧と称する)が制御端子P13に印加されると、ESDにより生じる電流(以下、サージ電流と称する)のほとんどはキャパシタC2を通ってグランド端子へ流れる。すなわち、サージ電流がキャパシタC2により分流されるため、強誘電体キャパシタC1に流れるサージ電流は抑制される。このため、強誘電体キャパシタC1が破壊されるのを防止することができる。
このように、第1の実施形態によれば、高いESD耐性を有する可変容量素子を実現することができる。
なお、可変容量素子を図2のように構成してもよい。図2は可変容量素子20の内部を示す回路図である。強誘電体キャパシタC1の第1端は直列接続された抵抗R3およびキャパシタC2を介してグランド端子に接続されている。強誘電体キャパシタC1の第2端は抵抗R2を介してグランド端子に接続されている。その他の構成は可変容量素子10の構成と同様である。このように抵抗R3を挿入した場合でも、可変容量素子10の場合と同様の効果を得ることができる。
また、キャパシタに用いる誘電体膜を薄くすると、キャパシタにかかる単位厚さ当たりの電界が大きくなるため、キャパシタのESD耐性が低下する。一方、誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極の対向面積を広くすると、キャパシタにかかる単位面積当たりの電界が小さくなるため、キャパシタのESD耐性が向上する。そこで、キャパシタC2に係るキャパシタ電極の対向面積を広くして、キャパシタC2の容量を大きくすることが好ましい。これにより、ESD耐性が高く、容量が大きいキャパシタC2を得ることができる。
また、可変容量素子10は、例えば、電極パターンと強誘電体薄膜とを積層した積層構造を有する。強誘電体キャパシタC1およびキャパシタC2はこの積層構造内の同一層に形成される。すなわち、強誘電体キャパシタC1に用いる強誘電体膜をキャパシタC2にも使用する。そして、キャパシタC2に係るキャパシタ電極の対向面積は、強誘電体キャパシタC1に係るキャパシタ電極の対向面積に比べて広い。
この構造では、キャパシタC2に係る誘電体膜の厚さと強誘電体キャパシタC1に係る誘電体膜の厚さとが等しくなる。また、キャパシタC2に係るキャパシタ電極の対向面積が強誘電体キャパシタC1に係るキャパシタ電極の対向面積に比べて広くなる。このため、上述のように、ESD耐性が高く、容量が大きいキャパシタC2を得ることができる。また、強誘電体キャパシタC1およびキャパシタC2を積層工程により同時に形成することができる。
《第2の実施形態》
本発明の第2の実施形態に係る可変容量素子30について説明する。図3は可変容量素子30の内部を示す回路図である。可変容量素子30は、強誘電体キャパシタC11〜C16、キャパシタC2、抵抗R11〜R19、入出力端子P11,P12、制御端子P13およびグランド端子P14を備える。
強誘電体キャパシタC11〜C16は、入出力端子P11−P12間に、この順で直列接続されている。強誘電体キャパシタC11と強誘電体キャパシタC12との接続点は、抵抗R12を介して抵抗R19の第1端に接続されるとともに、キャパシタC2を介して抵抗R18の第1端に接続されている。強誘電体キャパシタC13と強誘電体キャパシタC14との接続点は抵抗R14を介して抵抗R19の第1端に接続されている。強誘電体キャパシタC15と強誘電体キャパシタC16との接続点は抵抗R16を介して抵抗R19の第1端に接続されている。
入出力端子P11と強誘電体キャパシタC11との接続点は抵抗R11を介して抵抗R18の第1端に接続されている。強誘電体キャパシタC12と強誘電体キャパシタC13との接続点は抵抗R13を介して抵抗R18の第1端に接続されている。強誘電体キャパシタC14と強誘電体キャパシタC15との接続点は抵抗R15を介して抵抗R18の第1端に接続されている。入出力端子P12と強誘電体キャパシタC16との接続点は抵抗R17を介して抵抗R18の第1端に接続されている。
抵抗R18の第2端はグランド端子P14に接続されている。抵抗R19の第2端は制御端子P13に接続されている。
抵抗R12,R14,R16を含むラインは本発明の「第1のバイアスライン」に相当する。抵抗R11,R13,R15,R17を含むラインは本発明の「第2のバイアスライン」に相当する。
第1の実施形態と同様に、可変容量素子30では、制御端子P13とグランド端子P14との間への印加電圧に応じて入出力端子P11−P12間の容量値が定まる。また、抵抗R11〜R19は、入出力端子P11−P12間に印加される高周波信号が制御端子P13およびグランド端子P14へ漏れるのを抑制する。また、キャパシタC2はサージ電流を分流し、強誘電体キャパシタC11〜C16がESDにより破壊されることを防止する。
第2実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、高いESD耐性を有する可変容量素子を実現することができる。
また、キャパシタC2は直列接続された強誘電体キャパシタの間に接続されている。これにより、キャパシタC2が強誘電体キャパシタと入出力端子との間に接続される場合に比べて、サージ電流が入出力端子P11,P12に流れることを抑制することができる。
なお、第2の実施形態では、抵抗R12と抵抗R18との間にキャパシタC2を付加しているが、キャパシタC2の接続位置はこれに限られない。抵抗R14と抵抗R18との間にあってもよいし、抵抗R16と抵抗R18との間にあってもよい。また、キャパシタの接続位置は一箇所でなくてもよく、キャパシタを複数箇所に設けてもよい。
図4は、ESD電圧を印加したときの電圧値の変化を示す図である。ここで、HBM(Human Body Model)での計算結果を示している。制御端子P13とグランド端子P14との間にESD電圧1kVを印加している。抵抗R11〜R19をそれぞれ50kΩに設定している。
条件1では、キャパシタC2を可変容量素子30の構成から除いている。強誘電体キャパシタC11〜C16の容量をそれぞれ360pFに設定している。条件2では、キャパシタC2を可変容量素子30の構成から除いている。強誘電体キャパシタC11〜C16の容量をそれぞれ180pFに設定している。条件3では、キャパシタC2の容量を1000pFに設定し、強誘電体キャパシタC11〜C16の容量をそれぞれ180pFに設定している。なお、条件1〜3では、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の厚みを固定し、強誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極の対向面積を変えて、強誘電体キャパシタの容量を変えている。
縦軸は抵抗R12とキャパシタC2との接続点N1での電圧値である(図3参照)。横軸はESD電圧を印加した時からの経過時間である。
条件1での電圧値は、ESD電圧を印加した後、減衰し、200μsecで約40Vになっている。条件2での電圧値は、計算結果1に比べて緩やかに減衰し、200μsecで約80Vになっている。条件3での電圧値は、条件1,2の場合に比べて素早く減衰し、200μsecで約40Vになっている。
すなわち、条件2では、可変容量素子のESD耐性が条件1に比べて低下する。一方、条件3では、キャパシタ電極の対向面積を小さくしたにもかかわらず、可変容量素子のESD耐性が条件1の場合と同程度またはそれ以上となる。
《第3の実施形態》
本発明の第3の実施形態に係る通信装置101について説明する。図5は、通信装置101を示す回路図である。通信装置101は、RFIC11、制御IC12、アンテナコイル13、制御電圧印加回路14および第2の実施形態に係る可変容量素子30を備えている。
RFIC11はGPIO(GeneralPurpose Input/Output)のIO端子11Pを備えている。同様に、制御IC12はGPIOのIO端子12Pを備えている。
RFIC11はベースバンド信号と高周波信号との間の変換を行う。制御IC12は、RFIC11を制御し、通信データを含むデータを入出力する。
制御電圧印加回路14は、入力端子14Pに入力される電圧を分圧して制御電圧を発生させ、この制御電圧を可変容量素子30に印加する。
RFIC11の二つのRX端子(受信信号端子)に可変容量素子30およびアンテナコイル13の並列回路が接続されている。
RFIC11のIO端子11Pおよび制御IC12のIO端子12Pは信号ライン15Aで接続され、制御電圧印加回路14の入力端子14Pは信号ライン15A,15Bに接続されている。
RFIC11と制御IC12とはデータ伝送ライン16を介して通信信号の入出力を行う。制御IC12は信号ライン15Aを介してRFIC11の各種設定などの制御を行う。また、RFIC11または制御IC12は信号ライン15A,15Bおよび制御電圧印加回路14を介して可変容量素子30に対して制御データを与える。
可変容量素子30はアンテナコイル13とともにLC並列共振回路であるアンテナ回路を構成し、アンテナ回路の共振周波数を所定周波数に定める。アンテナコイル13は通信相手のアンテナと電磁界結合して近距離通信のための送受信を行う。
第3の実施形態によれば、ESD耐性が高い可変容量素子を用いることより、ESD耐性が高い通信装置を実現することができる。
《第4の実施形態》
本発明の第4の実施形態に係る可変容量素子40について説明する。図6は、可変容量素子40の内部を示す回路図である。強誘電体キャパシタC12の容量は強誘電体キャパシタC11,C13〜C16に比べて大きい。例えば、強誘電体キャパシタC12を構成する強誘電体膜の厚みを固定し、強誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極の対向面積を広くして、強誘電体キャパシタC12の容量を大きくする。また、可変容量素子40は第2の実施形態に係るキャパシタC2を備えない。その他の構成は第2の実施形態と同様である。
第4の実施形態によれば、強誘電体キャパシタC12が第2の実施形態に係るキャパシタC2の役割を果たす。すなわち、サージ電流は、強誘電体キャパシタC12により分流されるため、強誘電体キャパシタC11,C13〜C16にほとんど流れ込まない。このため、強誘電体キャパシタC11,C13〜C16がESDにより破壊されるのを防止することができる。これにより、高いESD耐性を有する可変容量素子を実現することができる。また、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
C1,C11〜C16…強誘電体キャパシタ
C2…キャパシタ
N1…接続点
P11,P12…入出力端子
P13…制御端子
P14…グランド端子
R1…抵抗(第1の抵抗)
R2…抵抗(第2の抵抗)
R3…抵抗(第3の抵抗)
R11〜R19…抵抗
Vin…制御電圧
10,20,30,40…可変容量素子
11…RFIC
11P,12P…IO端子
12…制御IC
13…アンテナコイル
14…制御電圧印加回路
14P…入力端子
15A,15B…信号ライン
16…データ伝送ライン
101…通信装置

Claims (4)

  1. 入出力端子間を接続する信号ラインと、
    強誘電体膜および前記強誘電体膜を挟み込むキャパシタ電極を有し、前記キャパシタ電極間に印加される制御電圧値に応じて容量値が変化し、前記信号ラインに挿入される強誘電体キャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの第1端に接続される制御端子と、
    前記強誘電体キャパシタの第2端に接続されるグランド端子と、
    前記強誘電体キャパシタの第1端側における前記信号ラインに第1端が接続され、前記グランド端子に前記信号ラインを介さず第2端が接続され、前記強誘電体キャパシタに比べて大きい容量を有し、容量値が変化しないキャパシタと、
    前記強誘電体キャパシタの第1端と前記制御端子との間に接続される第1の抵抗と、
    前記強誘電体キャパシタの第2端と、前記容量値が変化しないキャパシタの第2端と前記グランド端子との接続点との間に接続される第2の抵抗と、
    前記強誘電体キャパシタの第1端と前記グランド端子との間に、前記容量値が変化しないキャパシタと直列に接続される第3の抵抗と、を備え、
    前記第1の抵抗、前記第2の抵抗および前記第3の抵抗の抵抗値は、前記入出力端子間に印加される高周波信号の周波数における前記強誘電体キャパシタのインピーダンスの大きさに比べて大きい、可変容量素子。
  2. 前記強誘電体キャパシタの第1端と前記制御端子とを接続する第1のバイアスラインと、
    前記強誘電体キャパシタの第2端と前記グランド端子とを接続する第2のバイアスラインと、を備え、
    複数の前記強誘電体キャパシタが直列接続され、
    前記第1のバイアスラインと前記第2のバイアスラインとは前記強誘電体キャパシタを介して交互に接続される、請求項1に記載の可変容量素子。
  3. 前記容量値が変化しないキャパシタは前記強誘電体キャパシタを介して前記入出力端子に接続される、請求項2に記載の可変容量素子。
  4. アンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続される可変容量素子と、前記可変容量素子に接続されるRFICと、を有する通信装置であって、
    前記可変容量素子は請求項1〜3のいずれかに記載の可変容量素子である、通信装置。
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