JP5686909B2 - ランプ及びランプを用いた照明装置 - Google Patents

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本発明は外郭カバー内に光源を有し、ランプ外部に設けられた電源回路からコネクタを介して給電する方式のランプ及びランプを用いた照明装置に関するものである。
近年、従来の白熱電球や蛍光ランプの他に光源にLEDや有機EL等の新光源を用いた製品が開発されている。またその他にもCCFLを複数本並べて熱陰極蛍光ランプの代替えにする製品等もある。中でも近年直管蛍光ランプの代替えとして直管形状の直管形LEDランプが注目を集めている。直管形LEDランプには、直管蛍光ランプ用口金と互換口金を用い、従来の照明器具に取り付け可能なタイプと全く新しい口金を用いたタイプがあるが、現在は手軽にLED化が可能な前者が注目されている。
直管形LEDランプは主に基板上に実装された複数のLEDとLEDから発する熱を放熱するヒートシンク,LEDの光を拡散させる樹脂カバー、及び口金から構成されている。LEDの駆動方式もいくつか分かれており、特許文献1のように安定器から供給される電力をランプ内に内蔵されている駆動回路でDCに変換しLEDに供給する「既設安定器接続タイプ」や、特許文献2のように商用電源とランプ口金を直接接続し、ランプ内に内蔵されている駆動回路でDCに変換しLEDに給電する「商用電源直結タイプ」や、LED駆動回路をランプ外に設け、ランプ外駆動回路からDC電圧をランプ(LED)に供給する「外付電源タイプ」や、特許文献3や非特許文献4のように従来の口金は機械的保持の目的でのみ使用し、給電はコネクタから行う「コネクタ給電タイプ」等がある。
従来のコネクタ給電方式のランプを例に照明器具への設置手順を元にコネクタの接続方法について説明する。
図1は従来のコネクタ給電方式直管形LEDランプを照明器具に設置した例の図で、照明器具1,照明器具1内に設置された電源回路2,直管形LEDランプ3,直管形LEDランプ3を保持するソケット4,コネクタ5からなる。電源回路2の出力はコネクタ5を介して直管形LEDランプ3に接続されており、照明器具1にはコネクタ5及びリード線を通すための開口穴を設けている。
もう一つの従来のコネクタ給電方式直管形LEDランプの例として、図2に2灯用直付器具に直管形LEDランプを装着した際の簡易断面図を用いた例を示す。図1とは異なりコネクタが口金ピンの水平方向、つまり照明器具に取り付けた際の横方向に配置されている例であり、反射板6、反射板6内に収納された電源回路7、直管形LEDランプ8,11、コネクタ9,12、電源回路7とコネクタを繋ぐリード線10,13から構成される。
特開2010−97942号公報 特許第4328379号公報 特開2010−272377号公報
2010年10月三菱電機オスラム(株)発行カタログ「三菱直管形蛍光灯照明器具」
特許文献3や非特許文献1に記載の「コネクタ給電タイプ」は主に照明器具の反射板にコネクタケーブルを通すための開口孔を設け、ランプ表面に設けられたコネクタ端子にコネクタを接続し給電する。しかし、ランプ〜開口孔間にケーブルが露出するため外観を損なうことやケーブルが影となって照明環境を損なう等の恐れがある。また、コネクタがランプ表面に接続されるため、照明器具の種類によっては、コネクタが照明器具に干渉し取り付けできない恐れがある。
本発明は、従来の蛍光ランプと同形状を維持しつつ、コネクタ及びケーブルをランプ端部内に収納し、外観を損なわないランプ及びランプを用いた照明装置を提供することを目的とする。また、照明器具との干渉や感電防止の効果を持つ使い勝手と機能性を兼ね備えたランプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、 少なくともひとつの光源と、前記光源から発する光を透過又は拡散させる第1の外郭カバーとコネクタを具備したランプにおいて、前記ランプは直管蛍光ランプと略同形状であり、前記光源は前記第1の外郭カバー内に内蔵されており、当該ランプの両端には、照明器具に接続するための保持構造を具備し、前記光源を駆動させる電源回路が前記ランプから独立しており、前記電源回路から出力される電気的出力は前記電源回路に接続されたケーブル及び前記コネクタを介して前記光源に給電され、前記コネクタは前記ランプ内に収納され、前記ランプの外郭に第2の外郭カバーを設けることで前記コネクタ及び前記ケーブルの一部を覆い、前記ランプの外郭に前記第2の外郭カバーを設けた状態で、直管蛍光ランプと略同形状であることを特徴とする。
あるいは、上記課題を解決するために、LEDと、当該直管形LEDランプを照明器具に保持するための絶縁性の保持構造と、前記LEDと接続し当該直管形LEDランプ外に設けられた電源回路からケーブルを介して前記LEDに給電するコネクタと、を有する直管形LEDランプにおいて、前記ケーブルの一部と前記コネクタとを覆うカバーを有し、前記ランプに前記カバーを設けた状態で、直管蛍光ランプと略同形状であることを特徴とする。
少なくともひとつの光源と、前記光源から発する光を透過又は拡散させる第1の外郭カバーとコネクタを具備したランプにおいて、前記ランプは直管蛍光ランプと略同形状であり、前記光源は前記第1の外郭カバー内に内蔵されており、 当該ランプの両端には、照明器具に接続するための保持構造を具備し、前記光源を駆動させる電源回路が前記ランプから独立しており、前記電源回路から出力される電気的出力は前記電源回路に接続されたケーブル及び前記コネクタを介して前記光源に給電され、前記コネクタは前記ランプ内に収納され、前記ランプの外郭に第2の外郭カバーを設けることで前記コネクタ及び前記ケーブルの一部を覆うことにより、従来の蛍光ランプと同形状を維持しつつ、コネクタ及びケーブルをランプ端部内に収納し、外観を損なわないランプを提供することができるという効果を奏する。
あるいは、LEDと、当該直管形LEDランプを照明器具に保持するための絶縁性の保持構造と、前記LEDと接続し当該直管形LEDランプ外に設けられた電源回路からケーブルを介して前記LEDに給電するコネクタと、を有する直管形LEDランプにおいて、前記ケーブルの一部と前記コネクタとを覆うカバーを有することにより、従来の蛍光ランプと同形状を維持しつつ、コネクタ及びケーブルをランプ端部内に収納し、外観を損なわないランプを提供することができるという効果を奏する。
従来のコネクタ給電方式の直管形LEDランプを照明器具に設置した例。 2灯用直付器具に直管形LEDランプを装着した際の簡易断面図。 実施例1の直管形LEDランプの全体図。 実施例1の図3のA部拡大図。 実施例1のコネクタ付G13口金の分解図。 (a)実施例1のコネクタ付G13口金にコネクタのみを接続した図。(b)実施例1のB−B′断面図。 実施例2の説明図。 実施例3の説明図。 実施例4の説明図。 実施例4の説明図。 実施例5の説明図。 実施例5の説明図。 図6(a)における照明装置の全体図。 図6(b)における照明装置の全体図。
以下、本発明の実施例を図を用いて説明する。
図3は課題を解決する本発明の一実施例で、本発明による40W形直管蛍光ランプ(FL40,FLR40,FHF32)代替えの直管形LEDランプ20の全体図であり、図4は図3における直管形LEDランプ20のA部拡大斜視図である。本実施例の直管形LEDランプ20は、直管蛍光ランプ代替えであるため、基本形状は直管蛍光ランプと互換性のあるものであり、直管蛍光ランプと略同形状である。直管形LEDランプ20が取り付けられる照明器具も直管蛍光ランプ用の照明器具と互換性のあるものである。
直管形LEDランプ20の基本形状は直管蛍光灯と同様に棒状であり、両端部に口金を有するものである。
ここで、図1に記載した従来例では、直管形LEDランプ3のコネクタは、発光面側とは逆の照明器具側に接続するよう配置されており、照明器具に直管形LEDランプ3を設置した後、コネクタ5及びコネクタのリード線が多少ランプに隠れるため、コネクタが発光面側に接続するよう配置されたものよりは見た目がすっきりし、外観を損なわない。しかしランプによりコネクタ5及びリード線を隠しているため、リード線の長さが長いものでは隠れきれない恐れがある。また、コネクタが器具側になるためランプと器具との隙間が少ない器具ではコネクタ5が照明器具と干渉し、と直管形LEDランプ3のコネクタに設置できない恐れがある。また最初にコネクタ5をランプに接続し、その後ランプをソケット4に取り付ける手順になり、高い天井での作業を考慮すると作業性が悪く、回転式のソケットの場合においては、ランプ回転時にコネクタが外れてしまう可能性がある等の恐れがある。
図2に記載した従来例では、基本的にランプには極性が無いため、ランプの向きはどちらにも切り替え可能ではあるが、2灯用照明器具において図のようにコネクタが横方向に配置される場合、発光面側が片方向に限定されている直管形LEDランプでは、コネクタを2本とも照明器具長手方向の一方に合わせると、コネクタの向きは限定されてしまう。つまりコネクタ9,12共にランプに対して向かって右側になる。そのため直管形LEDランプ3においては、リード線10は目立ちにくいが、コネクタ9と反射板6のスペースが狭く、取り付け難い若しくは干渉してしまう恐れがある。一方、直管形LEDランプ11は反射板6とのスペースは十分だが、リード線13の引き回しが長くなり目立ってしまう恐れがある。またリード線の引き回しが長く、反射板からの露出する長さが80mm以上になると張力止め等の追加工が必要になる恐れもある。
図1,図2に示した従来例からは、このようにコネクタ位置は照明器具の種類や隙間等により作業性や見栄え等大きく影響することがわかる。特に先にコネクタをランプに接続してから、ランプをソケットに取り付ける場合は、不安定な体制に成りがちな高い天井での作業を考慮すると安全性,作業性において課題が大きいと思われる。
図3及び図4において、直管形LEDランプ20は、実装基板21に複数個配置されたLED22,ヒートシンク23,LED22からの光を拡散させる樹脂カバー24,G13口金25,コネクタ付G13口金26から構成され、全体として棒状の形状となっている。G13口金25及びコネクタ付G13口金26は一対の構成となっており、それぞれがランプ両端に設けられている。本実施例においては、40W形直管蛍光ランプ代替えであるためG13口金25及びコネクタ付G13口金26は直管蛍光ランプ専用口金である「G13」口金と構造的に互換性のある構造としており、共に口金ピン34,34と、口金胴部27,32を要している。G13口金25は口金ピン34と口金胴部27とで構成される。また、コネクタ付G13口金26は口金ピン34と口金胴部32などで構成される(後述)。G13口金25及びコネクタ付G13口金26の口金径及び口金ピン34,34の配置及び寸法は基本的に同一である。口金ピン34,34が照明器具1のソケット4に接続されることで照明器具1に直管形LEDランプ20が保持される。後述するが、照明器具から直管形LEDランプ20への給電は口金ピン34からではなく、コネクタ33・35により行われる。口金ピン34はあくまでも照明器具1に直管形LEDランプ20を保持するために設けられているものである。ヒートシンク23はLED22から発する熱を放熱する役割を持つ。通常は実装基板21とヒートシンク23は密着接続されるが、より放熱性を高めるために実装基板21とヒートシンク23の間に熱伝導部材を介しても構わない。樹脂カバー24は電気的な絶縁及び光を拡散する役割を持ち、例えば材料にはポリカーボネートを用いている。これにより、樹脂カバー24を触ったとしても感電することはない。本実施例においては、樹脂カバー24はLED22を覆うような筒状であり、ヒートシンク23を樹脂カバー24内に収納している。しかし、ヒートシンク23が樹脂カバー24外に露出していても構わない。なお樹脂カバー24は光を拡散させるため乳白色の樹脂を使用することが望ましいが、明るさを重視する目的で透明樹脂を用いてもよい。また樹脂カバーの替わりにガラスチューブを用いてもよい。本実施例では構造説明をしやすくする目的で透明樹脂を用いている。
図5はコネクタ付G13口金26の分解図を示している。コネクタ付G13口金26は口金カバー31,口金胴部32,コネクタ(受け側)33,口金ピン34から構成されている。コネクタ(受け側)33及びコネクタ35のコネクタ嵌合部39にはそれぞれ金属電極が設けられている。また、コネクタ(受け側)33の金属電極はLED22と電気的に接続されている。リード線36は、一方はコネクタ35の金属電極部に、もう一方は直管形LEDランプ電源回路2の出力端に接続されている。なお本実施例においてはコネクタ(受け側)33とコネクタ35に2端子コネクタを用いているが、必要に応じて3端子以上のコネクタを使用することも可能である。コネクタ35及びコネクタ(受け側)33は一対で構成される。コネクタ35を図5の矢印の方向(下方から上方)に挿入し、互いの金属電極部を嵌合させることで電気的接続を果たし、リード線36とコネクタ35とコネクタ(受け部)33を介して電源回路2の電気的出力をLED22に伝え、LED22を点灯させることができる。コネクタ35は手に持ちやすいように横幅9.5mm,縦幅10mm,厚み8mmのつまみ部38を設け、つまみ部上部中央にはリード線36を通すためのスリット37が設けてあり左右どちらにも引き回すことができる構造になっている。口金カバー31はコネクタ35接続後、口金胴部32に被せコネクタ35及びリード線36の一部を隠す役割を果たす。口金カバー31を口金胴部32に取り付けることによって発光面側からリード線36が見えなくなり、外観の向上につながる。更に、口金カバーがリード線の一部を隠すことによりリード線36が発光面側に出ることを防いでいる。これにより影等による照明性能低下を防止している。また、口金カバー31を設けることで、コネクタ33が覆われることになり、コネクタ33にゴミ・ほこりが進入することを防止することにつながる。これにより安全性の向上につながる。また、金属電極部を覆うことになるため誤って触れ感電するということを防いでいる。また、コネクタ33とコネクタ35とを接続した後に口金カバー31を取り付けることによりコネクタ35が脱落することを防いでいる。また口金カバー31を取り付けることで、リード線が引っ張られてもリード線根元1カ所に引っ張り応力が集中することを抑えることができるため結果的にリード線引っ張り強度を向上することもできる。なおG13口金25及びコネクタ付G13口金26の口金ピン34は共に電気的に絶縁されている。
本実施例において、口金カバー31は半円柱の側面部31aと、底面部31bと、側面部31aから口金カバー31の内側に向かって凸となる係止部31cとからなる。口金胴部32には口金カバー31の係止部31cと係止する部分が設けられている。口金胴部32にも受けられた係止する部分と係止部31cとが係止することによって口金カバー31は口金胴部32に係止される。
次に実際のコネクタ挿入方法について説明する。図6(a)はコネクタ付G13口金26にコネクタ35のみを接続した状態を示す。図13は図6(a)時の照明装置の全体図である。本発明品のコネクタ35は2本の口金ピン34に対して約90°の位置で且つ発光面側に取り付ける構造になっている。そのためコネクタは照明器具を選ばず、常にソケットにランプを取り付け固定させてから接続させることが可能となる。コネクタ(受け側)33の開口側(コネクタ35が取り付けられる側)は直管形LEDランプ20の発光面側となっている。これによりソケット4に口金ピン34を取り付け直管形LEDランプ20を照明器具に保持させた状態としたときに、コネクタ(受け側)の開口側は下方向を向く。これにより、ソケット4に口金ピン34を取り付け直管形LEDランプ20を照明器具に保持させた状態とした後に照明器具が邪魔となりコネクタ33と35とが接続できなくなるということはなくなる。また、ソケット4に口金ピン34を取り付け直管形LEDランプ20を照明器具に保持させた状態としてからコネクタ33と35とを接続させることができるため、作業性の向上につながる。口金ピン34を照明器具1のソケット4に取り付けた後にコネクタを挿入するため指が入り易いように口金胴部32の開口部を極力広く設けている。前述のようにコネクタ35はつまみ部38を持って差し込む構造としており、8mm程度のつまみやすい厚みで、つまみ上部をかまぼこ状にしているため軽く挿した後、指の甲で軽く上部を押し込み完全に接続させることができるよう工夫している。
図6(b)は図4記載のB−B′断面図であり、コネクタ付G13口金26にコネクタ35と口金カバー31が取り付けられた状態を示す。図14は図6(b)時の照明装置の全体図である。図6(b)のように口金カバー31と口金胴部32の間には左右それぞれにリード線36を通すためのスキマ40があり、スリット37を介してリード線36を左右どちらのスキマ40からでも出すことが可能となる。スキマ40を左右それぞれに設けたことにより、図2の2灯用器具のように器具の種類に応じてリード線を好きな方向から出すことができ、リード線36の引き回しを最小限に抑えることができる。これにより照明器具からのリード線露出長さが80mm以下に抑えられれば、張力止め追加工の削減する効果も得られる。また、コネクタ35のつまみ部38のかまぼこ状の上部と口金カバー31の内側を同形状で接触させているため、仮に口金カバー31を口金胴部32に取り付ける前にコネクタ35がコネクタ33に差し込み不足でありコネクタ35とコネクタ33の金属電極部の接続が不十分であっても、口金カバー31を口金胴部32にはめれば自然と完全にコネクタ35とコネクタ33の金属電極部を接続させることができるようになっている。
本実施例においては、(1)発光面側からリード線が見えなくなることによる外観の向上。(2)ゴミ・ほこりの侵入防止による安全性の向上。(3)感電防止。(4)静電耐圧・耐電圧性能の向上。(5)コネクタの脱落防止。(6)取り付け作業性の向上。(7)コネクタリード線による影等による照明性能低下の防止。(8)リード線引っ張り強度の向上。(9)リード線引き回し長さの減少(張力止め追加工の削減)等の大きな効果を得ることができる。またさまざまな器具に対してもランプをソケット設置後にコネクタを取り付けることを考慮すると、コネクタ位置は口金ピンに対して約90°の位置で且つ発光面側にすることが最良であり、本方式のように口金ピンを機械的保持の目的でのみ使用しているコネクタ給電方式においては、比較的スペースが設けられ、発光面側に設けても光学上影響の無い口金にコネクタを配置するのが最も効率的と考える。
なお本実施例では口金には直管蛍光ランプ専用口金である「G13」口金と構造的に互換性のある構造としているが、その他にG5,R17d,RX17d等の直管蛍光ランプ用口金互換品においても適用可能であり、それ以外の非互換口金にも応用させることができる。また蛍光ランプの種類も40W形代替えに限定されず、例えば20W,110W形等の他品種においても適用できる。また本実施例ではコネクタ(受け側)33を直管形LEDランプ20の片側にのみ配置したが必要に応じて両端に設けても良い。また使用する光源においても、LED以外に有機ELや複数のCCFLを用いることができる。またコネクタ形状や口金カバー及び口金胴部形状も本実施例に限定される物では無く、様々な形状にも応用させることができる。
本発明における一実施例を図7を用いて説明する。図7は本発明における別形状の第2の実施例を示す図である。基本構成は図3と同様であり、(a)はランプ片側端部の拡大斜視図、(b)はコネクタ35のみ挿入した図、(c)は(b)の状態から口金カバー31が口金胴部32に取り付けられた状態の口金端部断面図を示す。構成部品が同じ物に関してはこれまでと同じ符号を用いる。本実施例では口金カバー31の形状を替え口金胴部32との嵌合を変更し、コネクタ35をシンプルな形状にした物である。実施例1の係止部31cの代わりに口金カバー31の内側に係止部が設けられている。口金胴部32には口金ピン34と同じ方向に伸びる突起が設けられており、口金カバー31の係止部は突起に引っ掛けられるような形状をしている。この引っ掛けにより口金カバー31は口金胴部32に取り付けられる。基本的な取り付け方法等は実施例1と同じとなる。
本実施例における一実施例を図8を用いて説明する。図8は本発明における別形状の第3の実施例を示す。基本構成は図3と同様であり、構成部品が同じ物に関してはこれまでと同じ符号を用いる。本実施例は実施例1及び2の応用例で、口金カバー31とコネクタ35を一体とした一体型コネクタ41を用いている。基本的な取り付け方法は実施例1,2と同じであるが、一体型になることで、カバーを取り付けるのと同時にコネクタ35をコネクタ(受け側)33に接続させることができるため、実施例1よりも作業性の向上に繋げることができる。
本実施例における一実施例を図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は本発明における別形状の第4の実施例を示す。本実施例においても基本構成は図3と同様である。図3と異なる部分は口金部分であり、本実施例における口金部分は口金胴部51,口金カバーリング52,コネクタ53,リード線54,開口部55からなっており、図9はコネクタを挿入した後の図、図10はコネクタ挿入後口金カバーリング52を開口部55が照明器具側を向くよう回転させた後の図を示す。またそれぞれ(a)はランプ端部拡大斜視図、(b)は口金断面図を示す。本実施例における特徴は口金カバーリング52が口金胴部51に対して360°回転する構造となっており、口金カバーリング52の一部に開口部55が設けられていることである。コネクタ53を接続する際は図9のように口金カバーリング52を回転させ、開口部55を発光面側にする。その後、コネクタ53を開口部55から挿入する。その後口金カバーリング52を回転させると口金カバーリング52のカバー内に沿ってリード線54が口金内に収納され、図10のように発光面側とは逆方向である照明器具側に引き回すことができる。これにより他の実施例同様リード線が発光面側から見て隠れ、外観をすっきりさせることができる。なお、口金カバーリング52は360°どちらの方向にも回転させることができるため、向かって時計回りに回転させればリード線を右側に、半時計回りに回転させれば左側に出すことができ、図2のような2灯用照明器具においてもリード線の引き回しを最小限に押さえることができる。なお開口部55からコネクタ53を挿入させるため開口部が狭すぎると指が入らず、また広すぎるとリード線を隠すことができないため、カバーリングの幅tは5mm以上、開口部の開口角度αは60°以上180°以下であることが望ましい。なお口金胴部や口金カバーリング等の形状は本実施例に限定される物では無く、様々な形状にも応用させることができる。
本実施例における一実施例を図11と図12とを用いて説明する。本実施例は実施例1〜4の応用例で、更なる付加機能を設けた例である。図11は第5の実施例となる直管形LEDランプの全体図であり、ランプ両端には口金61が設けられており、本実施例で使用する口金はG13口金と構造的に互換性のある構造としており、口金61にはそれぞれ口金ピン62の他に突起部63が設けられている。直管蛍光ランプに限らず、直管形LEDランプにおいても照明器具に装着させて使用するため、照明器具、特にソケットとの位置及び寸法関係が重要となる。仮にランプが両端のソケット間隔に対し短すぎる場合はランプは脱落し、長すぎる場合は入らなくなってしまう。そのためランプ長さとソケット間隔は例えばJIS等の規格で規定されているのが一般的である。
図12は従来品と本実施例における直管形LEDランプを照明器具に装着した際のランプとソケットとの位置関係を図示した物である。(a)は従来ランプ、(b)及び(c)は本発明品である。64はソケットを示す。前述のようにランプ及びソケット取り付け間隔は規格で定められており、その基準内で製作されれば脱落や入らない等の不具合は生じないように設定されており、各メーカもランプやソケット取り付け間隔の製造バラツキも規格内に収まるよう配慮している。しかし直管形LEDランプは従来の蛍光ランプと比較し、重量が重く、かつ熱収縮の影響が大きい傾向にあるため、脱落防止に対する配慮としてソケットに確実に装着させることが重要となる。仮にバラツキ等により規格内であってもランプ長が短く、熱収縮によりソケット間隔に対しランプが短くなると、両端のソケット64とランプ間に隙間ができ、且つ図12(a)のようにランプがどちらか一方に片寄って取り付けられると一方の口金ピンの保持が少なくなり、ランプの接続が不安定になることが想定される。そのため両端の口金61端部の中央付近に突起部63を設けた。ソケットとランプ間に隙間ができると、口金ピンとソケットとの機械的接続が弱くなるが、この隙間は同じソケット間隔とランプ長の関係であっても、ランプが片側に偏って取り付けられる場合とランプが両端のソケットに対して中心に取り付けられている場合では大きく異なる。後者の場合はこの隙間がそれぞれ片方ずつに分散されるため、一方の隙間の幅は約半分になる。そのため前者よりソケットとランプとの保持をより強固にすることができる。
本実施例における突起部63は仮に両端のソケット間隔に対してランプが短い場合に、ランプを一方に偏らせること無く中心に寄せる効果を持たせるものである。突起部63の先端は半球状で、また構造的に弾性力を持っており、応力を加えて押し込むと引込む構造となっている。この突起部63はランプ両端にそれぞれ設けているため、ランプ長が短い時は図12(b)のようにこの突起部63の弾性力によりランプを両端のソケット中心付近に合わせることができる。一方ランプとソケット間の隙間が少ないもしくは無いような場合においては、図12(c)のように突起部63が引込むため、ランプが入らない等の不具合は生じない。なお突起部63がランプ端部から飛び出る幅は0.25mm以上2mm以下が望ましい。以上のようにランプ両端に突起部63を設けることで、ランプバラツキや熱収縮等のランプ全長の変化が起きても、ソケットとの機械的接続を強固に保つことができる。なお本実施例においては突起物を口金中央付近にそれぞれ一か所ずつ設けたが、これに限定するものではない。またソケットとの機械的接続を強固にする目的であれば別の構造でも構わない。
本発明は照明分野において利用される特許である。
1 照明器具
2,7 電源回路
3,8,11,20 直管形LEDランプ
4 ソケット
5,9,12,35,53 コネクタ
6 反射板
10,13,36,54 リード線
21 実装基板
22 LED
23 ヒートシンク
24 樹脂カバー
25 G13口金
26 コネクタ付G13口金
31 口金カバー
32,51 口金胴部
33 コネクタ(受け側)
34,62 口金ピン
37 スリット
38 つまみ部
39 コネクタ嵌合部
40 スキマ
41 一体型コネクタ
52 口金カバーリング
55 開口部
61 口金
63 突起部
64 ソケット

Claims (6)

  1. 少なくともひとつの光源と、前記光源から発する光を透過又は拡散させる第1の外郭カバーとコネクタを具備したランプにおいて、
    前記ランプは直管蛍光ランプと略同形状であり、
    前記光源は前記第1の外郭カバー内に内蔵されており、
    当該ランプの両端には、照明器具に接続するための保持構造を具備し、前記光源を駆動させる電源回路が前記ランプから独立しており、前記電源回路から出力される電気的出力は前記電源回路に接続されたケーブル及び前記コネクタを介して前記光源に給電され、前記コネクタは前記ランプ内に収納され、前記ランプの外郭に第2の外郭カバーを設けることで前記コネクタ及び前記ケーブルの一部を覆い、
    前記ランプの外郭に前記第2の外郭カバーを設けた状態で、直管蛍光ランプと略同形状であることを特徴とするランプ。
  2. 請求項1に記載のランプにおいて、
    前記コネクタ及び第2の外郭カバーは前記ランプの端部に具備されていることを特徴とするランプ。
  3. 請求項1又は2に記載のランプにおいて、
    前記コネクタ及び第2の外郭カバーは前記保持構造の一端部もしくは両端部に具備されていることを特徴とするランプ。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載のランプにおいて、
    前記第2の外郭カバーと前記コネクタが一体構造であることを特徴とするランプ。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のランプにおいて、
    前記光源がLED,有機EL,CCFLであることを特徴とするランプ。
  6. LEDと、当該ランプを照明器具に保持するための絶縁性の保持構造と、前記LEDと接続し当該ランプ外に設けられた電源回路からケーブルを介して前記LEDに給電するコネクタと、を有するランプにおいて、
    前記ランプは直管蛍光ランプと略同形状であり、
    前記ケーブルの一部と前記コネクタとを覆うカバーを有し、
    前記ランプに前記カバーを設けた状態で、直管蛍光ランプと略同形状であることを特徴とするランプ。
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