JP5677640B2 - 充電装置、電子機器、充電状況通知方法 - Google Patents

充電装置、電子機器、充電状況通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、充電装置、電子機器、及びこれらを用いた充電状況通知方法に関する。
スマートフォンに代表される携帯電話機、デジタルカメラ、タブレット端末、及びノート型パーソナルコンピュータ等のバッテリを搭載する電子機器は、電源に2次電池を使用していることが多い。2次電池の充電は専用のクレードルを使用したコネクタピンによるものが多いが、電磁誘導等を利用したワイヤレス充電装置により充電するものも提案されている。
近年では、特にスマートフォンへのワイヤレス充電機能の搭載が加速しており、ワイヤレス充電装置とそれに対応する電子機器の普及も爆発的に進むと考えられる。
特許文献1には、デジタルカメラ等の電子機器から、バッテリ充電の進捗状況等の情報をワイヤレス充電装置に送信し、ワイヤレス充電装置の表示部にこの進捗状況を表示するシステムが記載されている。
特許文献2には、電気自動車のバッテリを充電するシステムにおいて、充電開始時に受電プラグと給電プラグを電磁石により結合した状態で充電を開始し、充電開始から所定時間経過して充電が終了すると、受電プラグと給電プラグの結合状態を解除するシステムが記載されている。
特許文献3には、ワイヤレス充電に対応したデジタルカメラが記載されている。このデジタルカメラでは、IC等の電子回路部品が破損したり誤作動したりするのを防ぐために、背面から見て右半分側には、充電時に生じる磁界による悪影響が少ない部品を配置し、左半分側には磁界による悪影響を受けやすいICを配置する構成としている。
日本国特開2012−19666号公報 日本国特開2004−289953号公報 日本国特開2003−79075号公報
特許文献1に記載されているように、充電の進捗状況が表示部に表示されることは便利であるが、特許文献1では充電装置側に表示部を設ける必要があり、充電装置及び電子機器のコストが高くなってしまう。
また、電子機器側の表示部に充電の進捗状況を表示することも可能であるが、電子機器の表示部は大画面であることが多いため、表示のための電力を多く消費することになり、充電効率が低下する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コストをかけることなくワイヤレス充電中の電子機器の充電状況を把握可能とする充電装置及びワイヤレス充電対応の電子機器を提供することを目的とする。
本発明の充電装置は、無線により電力を送信する電力送信部を有する充電装置であって、強度可変の磁場を発生する磁場発生部と、上記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部と、上記電力送信部が送信する電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定部と、を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していると上記判定部により判定された場合に、上記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変する制御を行うものである。
本発明の電子機器は、磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、上記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリとを有する電子機器であって、強度が可変の磁場を発生する磁場発生部と、上記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部とを備え、上記磁場制御部は、上記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変するものである。
本発明の充電状況通知方法は、無線により電力を送信する電力送信部と磁場を発生する磁場発生部とを有する充電装置を用いた充電状況通知方法であって、上記充電装置が、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップと、上記電力送信部から送信される電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定ステップと、を備え、上記磁場制御ステップでは、上記磁化性物体を有すると判定された上記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変するものである。
本発明の充電状況通知方法は、磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、上記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリと、磁場を発生する磁場発生部とを有する電子機器を用いた充電状況通知方法であって、上記電子機器が、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップを備え、上記磁場制御ステップでは、上記電子機器が、上記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場の強度をゼロを除く複数段階に可変するものである。
本発明によれば、コストをかけることなくワイヤレス充電中の電子機器の充電状況を把握可能とする充電装置及びワイヤレス充電対応の電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態を説明するための充電システムの概略構成を示す図 図1に示す充電システム100に用いられる電子機器1の内部構成を示す図 図1に示す充電システム100に用いられる充電装置2の内部構成を示す図 充電システム100の動作を説明するためのフローチャート 充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1aの内部構成を示すブロック図 電子機器1aと充電装置2を有する充電システムの動作を説明するためのフローチャート 充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2aの内部構成を示すブロック図 電子機器1と充電装置2aを有する充電システムの動作を説明するためのフローチャート 充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1bの内部構成を示すブロック図 電子機器1bと充電装置2を有する充電システムの動作を説明するためのフローチャート 充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2bの内部構成を示すブロック図 充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2cの内部構成を示すブロック図 充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1cの内部構成を示すブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための充電システムの概略構成を示す図である。
充電システム100は、バッテリ(2次電池)を搭載する電子機器1(図1の例ではデジタルカメラとしている)と、電子機器1のバッテリを充電する充電装置2とを備える。
電子機器1は、磁化性を有する磁化性物体としての磁性体18が筐体底面に内蔵されている。磁化性物体には、他の物体からの磁場に関係なく自発的に磁化する性質(自発磁化性)を持つ磁石(永久磁石、電磁石)と、非自発的に磁化する性質(非自発磁化性)を持つ磁性体(強磁性体、常磁性体、反磁性体)とが含まれるが、ここでは磁性体としている。
なお、「非自発磁化性を有する」物質とは、磁場を除くと、それに応じて、その物質のいかなる部分においても磁化が消失する性質を有していることをいう。
充電装置2は、電子機器1を置くための平面部が筐体に設けられ、強度可変の磁場を発生する可変磁場発生部25がこの平面部に内蔵されている。充電システム100では、可変磁場発生部25から発生する磁場によって、可変磁場発生部25と磁性体18との間で磁力を発生させることができるようになっている。
図2は、図1に示す充電システム100に用いられる電子機器1の内部構成を示す図である。
電子機器1は、バッテリ11と、バッテリ11を充電する充電回路14と、全体を統括制御する制御部15と、制御部15に対して各種指示を行うための操作部17と、メモリ12と、液晶や有機EL等により構成されて各種情報を表示する表示部13と、近距離無線通信部16と、強磁性体及び反磁性体等の磁性体18と、を備える。電子機器1は、表示部13を有さないものであってもよい。
充電回路14は、受電コイルを含み、後述する充電装置2の給電回路21から無線で供給される電力を受けて、その電力によりバッテリ11を充電する。
充電回路14は、バッテリ11の残存容量(バッテリ残量)を検出するバッテリ残量検出回路を含み、バッテリ残量検出回路により検出されたバッテリ残量の情報は制御部15に送信される。
近距離無線通信部16は、インターネット等のネットワークを介することなく、別の機器と無線で通信を行うものである。
近距離無線通信部16は、例えば、非接触IC、Bluetooth(登録商標)等の規格に準拠した通信モジュール等により構成される。
メモリ12は、制御部15が実行するプログラムを格納するROMや、ワークメモリとしてのRAM等を含む。
制御部15は、充電回路14によりバッテリ11の充電を開始すると、バッテリ残量検出回路により検出された残存容量の情報を定期的に取得し、取得した情報を、近距離無線通信部16から充電装置2に送信させる。
図3は、図1に示す充電システム100に用いられる充電装置2の内部構成を示す図である。
充電装置2は、給電コイルを含む給電回路21と、全体を統括制御する制御部22と、RAM、ROM等を含むメモリ23と、近距離無線通信部24と、可変磁場発生部25とを備える。充電装置2は、電子機器1を置くための平面部を有しており、この平面部内に給電回路21が内蔵される。
近距離無線通信部24は、ネットワークを介することなく、電子機器1を含む別の機器と通信を行うものである。近距離無線通信部24は、例えば、非接触IC、Bluetooth(登録商標)等の規格に準拠した通信モジュール等により構成される。
可変磁場発生部25は、例えば電磁石であり、コイルに流す電流の大きさが制御部22により制御されることで、可変の強度の磁場を発生する。
可変磁場発生部25を構成する電磁石のN極及びS極となる部分の一方は、充電装置2の平面部における電子機器1が置かれる面側に配置され、電磁石のN極及びS極となる部分の他方は、充電装置2の平面部における電子機器1が置かれる面とは反対面側に配置される。
制御部22は、近距離無線通信部24により、充電装置2の平面部に置かれた電子機器1の近距離無線通信部16と通信を行い、電子機器1からバッテリ11のバッテリ残量の情報を取得する。制御部22は、このバッテリ残量の情報にしたがって、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を制御する。
以上のように構成された充電システム100の動作を説明する。
図4は、充電システム100の動作を説明するためのフローチャートである。
充電装置2の平面部に無線による電力を受信可能な電子機器が置かれると、充電装置2の制御部22は、この電子機器への電力送信を開始(電子機器の充電を開始)する。
充電開始後、充電装置2の制御部22は、充電対象となる電子機器1が磁化性物体を有するものか否かを判定する(ステップS00)。
この判定は、電子機器側から非接触充電の通信規格にしたがって無線通信により磁化性物体の有無の情報を取得して判定する方法、電子機器の所有者が充電装置に対して磁化性物体の有無の情報を入力できるようにしておき、この情報を制御部22が取得する方法、充電装置に近接センサを設けておき、この近接センサに流れるうず電流値から磁化性物体の有無を判定する方法、等を用いればよい。
ステップS00の判定がYESのとき、制御部22は、バッテリ残量情報の送信を要求する信号を、近距離無線通信部24を介して電子機器1に送信する(ステップS01)。
ステップS00の判定がNOのとき、制御部22は、通常の充電処理のみを行う。つまり、制御部22は、磁場発生部25から磁場を発生させる制御は行わない。
ステップS01で送信された要求信号を受信した電子機器1は、充電回路14によりバッテリ11の残存容量を検出する(ステップS1)。電子機器1の制御部15は、この残存容量の情報を取得し、この情報を、近距離無線通信部16を介して充電装置2に送信する(ステップS2)。
充電装置2では、バッテリ11の残存容量の情報を近距離無線通信部24が受信し、この情報を制御部22が取得する(ステップS3)。そして、制御部22は、取得した情報に基づくバッテリ残量に応じて、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を、ゼロを除いた複数段階の値に決定し、決定した強度の磁場を可変磁場発生部25から発生させる(ステップS4)。
磁性体18として強磁性体又は常磁性体を用いる場合、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御することで、電子機器1の磁性体18との間で可変の引力を発生させることができる。
具体的には、制御部22は、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度をバッテリ残量が大きいほど大きく制御する。これにより、電子機器1の磁性体18との間で発生する引力を、バッテリ残量が大きいほど大きなものとすることができる。
充電システム100では、ステップS00の判定がYESのときは、ステップS1〜ステップS4までの処理が定期的にくり返し行われる。
以上の動作により、電子機器1の充電が開始されると、バッテリ11の残量に応じて、電子機器1と充電装置2との間で発生する引力の大きさが変化する。このため、充電中に電子機器1を持ち上げたユーザは、電子機器1と充電装置2との間で発生する引力の強さによって電子機器1のバッテリ残量を感覚的に知ることができる。
なお、制御部22は、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を、バッテリ残量が大きいほど小さく制御してもよい。
この場合、バッテリ11の充電し始めは、引力が強いため、充電装置2から電子機器1を持ち上げるときに電子機器1が重く感じ、充電が進むにしたがって、引力が弱まって、電子機器1が軽くなる感覚を与えることができる。
また、制御部22は、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を、バッテリ11における電力の蓄積可能容量(バッテリ空き容量)に応じて制御してもよい。
例えば、電子機器1の充電回路14に、バッテリ11の空き容量を検出する回路を設けておき、この空き容量の情報を充電装置2の制御部22が取得し、取得した空き容量の情報に応じて磁場の強度を制御する。これにより、バッテリ残量に応じて磁場の強度を制御したときと同様の効果を得ることができる。
また、可変磁場発生部25と磁性体18との間で発生させる磁力は引力ではなく斥力としてもよい。
この場合は、磁性体18としてビスマス等の反磁性体を用い、制御部22が可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御することで、電子機器1の磁性体18との間で可変の斥力を発生させることができる。
また、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度は、同じバッテリ残量に対して複数段階の値を設定可能としてもよい。
例えば、電子機器1又は充電装置2において、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を、強め、普通、弱めの三段階に分けて設定可能とし、設定された段階にしたがって、制御部22が可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を決めてもよい。
また、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を、バッテリ残量に関わらず任意の値に設定できるようにしてもよい。
例えば、充電装置2にインターネット等のネットワークと接続する通信部を設けておき、スマートフォン等のネットワークに接続可能な通信端末から、可変磁場発生部25と磁性体18との間に発生させる磁力の大きさを指示する信号を充電装置2に送信できるようにする。充電装置2の制御部22は、この信号を受信すると、可変磁場発生部25から発生させる磁場を、指定された強度に設定する。
例えば、電子機器1を充電装置2上に置き忘れた場合に、遠隔操作によって電子機器1と充電装置2との間に発生させる引力を最大にすれば、電子機器1を充電装置2に固定することができ、電子機器1の盗難を防止することができる。
次に、図1に示す充電システム100の変形例について説明する。
(第一の変形例)
図5は、充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1aの内部構成を示すブロック図である。電子機器1aは、磁性体18の代わりに磁化性物体として磁石19を設けた点を除いては、電子機器1と同じ構成である。
磁石19は、永久磁石又は電磁石により構成される。以下では磁石19として電磁石を用いた場合を説明する。
磁石19のN極及びS極となる部分の一方は、電子機器1の底面側に向けて配置され、N極及びS極となる部分の他方は、電子機器1の上面側に向けて配置される。
図6は、電子機器1aと充電装置2を有する充電システムの動作を説明するためのフローチャートである。図6において図4と同じ処理には同一符号を付してある。
電子機器1aの制御部15は、バッテリ残量の情報を充電回路14から取得すると、ステップS2でこの情報を充電装置2に送信し、更に、ステップS11において、この情報にしたがって磁石19から発生させる磁場の強度を制御する(ステップS11)。
一方、バッテリ残量の情報を電子機器1aから取得した充電装置2の制御部22は、取得した情報にしたがって可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を制御する(ステップS10)。
ステップS10とステップS11において磁石19と可変磁場発生部25から発生させる磁場は、双方の対向する部分が同極性又は逆極性となる磁場としている。
つまり、第一の変形例によれば、磁石19と可変磁場発生部25の間に、引力と斥力のいずれかを選択的に発生させることができる。そして、この引力又は斥力が、例えばバッテリ残量が多いほど大きく又は小さくなるよう制御することで、バッテリ11の残量を感覚的に知らせることを可能にしている。
磁石19と可変磁場発生部25の間で斥力を発生させる場合は、例えば、バッテリ残量が少ないときは発生させる磁場を弱めて斥力を小さくし、バッテリ残量が増えるにしたがって磁場を強めて斥力を大きくしていく。
このようにすることで、充電が進むにつれて、電子機器1aを持ち上げやすくなるため、充電完了後の電子機器1aの使用時の利便性を向上させることができる。
同様に、磁石19と可変磁場発生部25の間で引力を発生させる場合は、例えば、バッテリ残量が少ないときは磁場を強めて引力を大きくし、バッテリ残量が増えるにしたがって磁場を弱めて引力を小さくしていく。
このようにすることで、充電が進むにつれて、電子機器1aを持ち上げやすくなるため、充電完了後の電子機器1aの使用時の利便性を向上させることができる。
なお、充電装置2が、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度をバッテリ残量に応じて制御し、電子機器1aが、磁石19から発生させる磁場を予め決めた固定の強度の磁場とする構成(つまり、磁石19を永久磁石とした構成)としてもよい。
この構成でも、同様に、磁石19と可変磁場発生部25の間で、バッテリ残量に応じた引力又は斥力を発生させることは可能である。
充電装置2の制御部22は、バッテリ11の充電が完了するまでは、バッテリ残量に応じた引力を磁石19と可変磁場発生部25の間で発生させ、バッテリ11の充電が完了したら、磁石19と可変磁場発生部25の間で大きな斥力を発生させる制御を行ってもよい。
このようにすることで、充電中は電子機器1aを充電装置2に接触させた状態にし、充電完了後は電子機器1aを充電装置2から浮かせた状態にすることができる。これにより、充電完了を分かりやすくユーザに通知することができる。
この変形例では、可変磁場発生部25と磁石19との間に斥力と引力のいずれかを発生させることができるが、充電中において発生させる磁力を、斥力と引力のどちらとするかをマニュアル設定できるようにしてもよい。
例えば、電子機器1aの操作部を操作して、斥力と引力のどちらを発生させるかを設定できるようにし、この設定情報を電子機器1aから充電装置2に送信する構成とすればよい。
又は、電子機器1aと充電装置2の少なくとも一方にインターネット等のネットワークと接続する通信部を設けておき、スマートフォン等のネットワークに接続可能な通信端末から、電子機器1aと充電装置2の少なくとも一方に対して設定を指示する信号を送信できるようにしてもよい。
また、充電装置2の制御部22は、予め決められた条件が満たされた場合に、可変磁場発生部25と磁石19との間に発生させる磁力を、斥力と引力で交互に切り替える制御を行ってもよい。
例えば、磁石19から発生させる磁場は固定(磁石19を永久磁石とする場合も含む)とし、可変磁場発生部25から発生させる磁場の向きを交互に変えることで、斥力と引力を交互に発生させることができる。
また、磁石19から発生させる磁場の向きと、可変磁場発生部25から発生させる磁場の向きを、それぞれ同タイミングで逆方向に変える制御を繰り返すことでも、斥力と引力を交互に発生させることができる。
この場合は、充電装置2の制御部22から、磁場の向きの切り替えを指示する信号を電子機器1aに送信し、電子機器1aの制御部15はこの信号にしたがって磁石19から発生させる磁場を制御すればよい。
上述した予め決められた条件としては、例えば、バッテリ11の充電が完了した場合や、制御部22が外部からの指示信号を受信した場合等である。
バッテリ11の充電が完了した場合に、制御部22が、可変磁場発生部25と磁石19との間に斥力と引力を交互に発生させることで、電子機器1aが充電装置2上で跳ねる動作をすることになり、このときの様子や動作音によって、充電が完了したことを報知することができる。
また、充電装置2にインターネット等のネットワークと接続する通信部を設けておき、スマートフォン等のネットワークに接続可能な通信端末から、引力と斥力を交互に発生させることを指示する信号を充電装置2に送信できるようにする。
充電装置2の制御部22は、この信号を受信すると、可変磁場発生部25と磁石19との間に斥力と引力を交互に発生させる。このようにすることで、電子機器1aをどこかの充電装置2上に置き忘れた場合に、電子機器1aが充電装置2上で跳ねる動作やその動作音によって、電子機器1aの捜索を補助することができる。
(第二の変形例)
図7は、充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2aの内部構成を示すブロック図である。充電装置2aは、近接度検出部26を追加した点を除いては、充電装置2と同じ構成である。
近接度検出部26は、充電装置2aに対して電子機器1がどの程度近接しているかを示す近接度を検出する。
近接度検出部26は、例えば、充電装置2aの電子機器1を置く平面部に設けられた物理的なセンサ(近接センサ等)によって、電子機器1と充電装置2aとの近接度を検出する。
又は、電子機器1側に物理的なセンサを設けておき、電子機器1がこのセンサによって電子機器1と物体との近接度を検出し、その検出信号を近距離無線通信部16から近距離無線通信部24に送信する。
そして、充電装置2aの制御部22がこの検出信号を取得することによって、充電装置2aと電子機器1との近接度を検出してもよい。つまり、制御部22を近接度検出部26として機能させてもよい。
図8は、電子機器1と充電装置2aを有する充電システムの動作を説明するためのフローチャートである。図8において図4と同じ処理には同一符号を付してある。なお、充電開始時点では、充電装置2aの制御部22は、可変磁場発生部25からは磁場を発生させていないものとする。
ステップS3の後、充電装置2aの制御部22は、近接度検出部26によって検出された近接度が予め決めた閾値TH以上かどうかを判定し、近接度が閾値TH以上であれば(ステップS13:YES)、ステップS14の処理を行い、近接度が閾値TH未満であれば(ステップS13:NO)、ステップS4の処理を行う。
なお、近接度の閾値THは、例えば、充電装置2aと電子機器1が接触しているときにセンサによって検出される値としておけばよいが、これに限らず、充電装置2aと電子機器1が僅かに離れているときのセンサによって検出される値を閾値THとしてもよい。
ステップS14において、充電装置2aの制御部22は、可変磁場発生部25から磁場を発生させている場合には、可変磁場発生部25から発生させる磁場をゼロにする(磁場の発生を停止)制御を行う。
このように、電子機器1が充電装置2aの平面部上に置かれており近接度が閾値TH以上の状態では、可変磁場発生部25からは磁場を発生させず、電子機器1が持ち上げられて充電装置2aとの接触が無くなって近接度が閾値TH未満になった状態で、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から発生させる。
このようにすることで、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から常に発生させる場合と比較して充電装置2aの消費電力を抑えることができる。したがって、充電効率を向上させることができる。
なお、充電装置2aの制御部22は、近接度が閾値TH未満になった時点(例えば電子機器1が持ち上げられて充電装置2aとの接触が無くなった)時点から、予め決められた時間経過後に、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から発生させるようにしてもよい。
このようにすることで、電子機器1を持ち上げた瞬間は電子機器1の重さのみを感じ、その後、バッテリ残量に応じた磁力が発生するため、バッテリ残量をより分かりやすく伝えることができる。
また、充電装置2aの制御部22は、図8のステップS14において、可変磁場発生部25から発生させる磁場をゼロにする代わりに、バッテリ残量によらない固定の強度の磁場(引力を発生させる磁場)を可変磁場発生部25から発生させるようにしてもよい。
つまり、近接度が閾値TH以上の状態(例えば電子機器1が充電装置2aの平面部上に置かれている状態)では、可変磁場発生部25から固定強度の磁場を発生させ、近接度が閾値TH未満になった状態(電子機器1が持ち上げられて充電装置2aとの接触が無くなった状態)で、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から発生させてもよい。
このようにすることで、電子機器1が充電装置2aに接触している間は、固定の強度の磁場によって発生する引力により、充電装置2aに対して電子機器1を固定することが可能になる。このため、充電中の電子機器1の位置ズレを防いで、充電効率を向上させることができる。
なお、位置ズレを防ぐという観点から、上記固定の強度の磁場は、例えば制御可能な磁場の最大値とすることが好ましいが、これに限らず、任意の強度の磁場とすることができる。
第二の変形例の技術内容は、第一の変形例と組み合わせることも可能である。
つまり、図6のステップS10,S11の前に、電子機器と充電装置との近接度を判定し、双方が接触していなければステップS10,S11の処理を行い、双方が接触していれば磁場の発生を停止させる制御を行ってもよい。
(第三の変形例)
図9は、充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1bの内部構成を示すブロック図である。電子機器1bは、近接物体検知部30を追加した点を除いては、電子機器1と同じ構成である。
近接物体検知部30は、電子機器1に対して予め決めた距離内に物体がある場合に、この物体を検知して検知信号を出力するセンサにより構成される。近接物体検知部30から出力される検知信号は制御部15に入力される。
図10は、電子機器1bと充電装置2を有する充電システムの動作を説明するためのフローチャートである。図10において図4と同じ処理には同一符号を付してある。
ステップS2の処理の後、電子機器1bの制御部15は、近接物体検知部30から検知信号の入力があるか否かを判定し(ステップS21)、検知信号の入力があった場合にステップS22の処理を行い、検知信号の入力がない場合は、所定時間経過後に、再びステップS1の処理を行う。
ステップS22において制御部15は、近接物体検知部30から入力された検知信号を、近距離無線通信部16を介して充電装置2に送信する。
充電装置2の制御部22は、ステップS3の処理の後、近距離無線通信部24によって検知信号を受信した場合(ステップS23:YES)はステップS4の処理を行い、検知信号を受信していない場合(ステップS23:NO)はステップS14の処理を行う。
このように、電子機器1bに物体(例えば、人の手等)が近づいたときだけ、バッテリ残量に応じて磁場の強度が制御され、電子機器1bの近くに物体がない場合は磁場の発生が停止される。
このため、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から常に発生させる場合と比較して充電装置2の消費電力を抑えることができる。したがって、充電効率を向上させることができる。
また、電子機器1bを充電装置2から持ち上げない状態でも、人の手が電子機器1bに触れていれば、バッテリ残量に応じた磁場によって磁力が発生する。このため、電子機器1bを充電装置2に接触させたまま水平方向に移動させる場合でも、バッテリ残量に応じた重さの感覚を与えることができるようになる。
なお、図10のステップS14においても、磁場の発生を停止させる代わりに、固定強度の磁場(引力を発生させる磁場)を発生させるようにすることで、充電時の位置ズレを防いで充電効率を向上させることができる。
また、第三の変形例の技術内容は、第一の変形例と組み合わせることも可能である。
(第四の変形例)
図11は、充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2bの内部構成を示すブロック図である。充電装置2bは、機器質量検出部27を追加した点を除いては、充電装置2と同じ構成である。
機器質量検出部27は、電子機器1を置く平面部に内蔵された荷重センサにより構成される。機器質量検出部27は、荷重センサにより、平面部に置かれた電子機器1の質量を検出し、検出した質量の情報を制御部22に入力する。
充電装置2bの制御部22は、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から発生させる際、機器質量検出部27から入力された電子機器1の質量の情報を考慮して、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を決定する。
可変磁場発生部25と磁性体18との間で引力を発生させる場合、バッテリ残量が同じであっても、重い電子機器1ほど重力が大きくなるため、電子機器1を持ち上げ難くなる。
したがって、この場合、充電装置2bの制御部22は、同じバッテリ残量であっても、電子機器1の質量が大きいほど磁場の強度を小さくすることで、電子機器1を持ち上げる際の負荷を軽減することができ、利便性を向上させることができる。
また、可変磁場発生部25と磁性体18との間で斥力を発生させる場合、バッテリ残量が同じであっても、軽い電子機器1ほど重力が小さくなり、電子機器1を持ち上げる際に急激に上向きの力がかかって機器を放り投げてしまう可能性がある。
したがって、この場合、充電装置2bの制御部22は、同じバッテリ残量であっても、電子機器1の質量が小さいほど磁場の強度を小さくすることで、電子機器1に急激な上向きの力がかかるのを防ぐことができ、機器の安全性を確保することができる。
なお、機器質量検出部27は、電子機器1の質量の情報を取得できればよいため、荷重センサ以外の構成とすることもできる。
例えば、電子機器1のメモリ12に電子機器1の質量の情報を予め記憶しておき、充電装置2bの制御部22が、近距離無線通信部24を介して、電子機器1のメモリ12に記憶されている質量の情報を取得するようにしてもよい。
また、第四の変形例の技術内容は、第一の変形例〜第三の変形例のいずれかと組み合わせることも可能である。
(第五の変形例)
図12は、充電システム100における充電装置2の変形例である充電装置2cの内部構成を示すブロック図である。充電装置2cは、機器位置検出部28を追加した点を除いては、充電装置2と同じ構成である。
充電装置2cは、給電回路21を複数有し、この複数の給電回路21が電子機器1を置く平面部に二次元状に配置されている。
機器位置検出部28は、複数の給電回路21のうち、電子機器1の充電回路14に含まれる受電コイルの近くにある給電回路21を特定することで、電子機器1が充電装置2cの平面部のどこに置かれているのかを検出する。
なお、機器位置検出部28は、例えば、充電装置2cの平面部に二次元状に配置された複数の感圧センサによって、平面部に置かれた電子機器1の当該平面部における位置を検出する構成としてもよい。
充電装置2cの制御部22は、バッテリ残量に応じた磁場を可変磁場発生部25から発生させる際、機器位置検出部28から入力された電子機器1の位置の情報を考慮して、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度を決定する。
なお、この変形例では、可変磁場発生部25から発生させる磁場を、可変磁場発生部25と磁性体18の対向する部分が異極性となるような方向の磁場(可変磁場発生部25と磁性体18の間に引力を発生させる磁場)とする。
具体的には、制御部22は、バッテリ残量に応じて決める磁場の強度を、電子機器1の位置によって変更する。
例えば、充電装置2の平面部における電子機器1の位置が、その平面部の中央にあるときと周辺にあるときとでは、周辺にあるときの磁場を強くする。つまり、同じバッテリ残量であっても、電子機器1の位置が平面部において中央から周辺に離れるほど、磁場の強度を大きくする。
電子機器1が平面部の周辺に置かれている状況では、電子機器1が衝撃などにより動くと、電子機器1が充電装置2cの平面部からはみ出てしまい、充電がうまくできなくなる可能性がある。
そこで、上記のように、電子機器1が平面部の周辺部分にあるときには引力を強くすることで、電子機器1の位置ズレを防止して充電効率の低下を防ぐことができる。
なお、第五の変形例の技術内容は、第一の変形例〜第四の変形例のいずれかと組み合わせることも可能である。
(第六の変形例)
図13は、充電システム100における電子機器1の変形例である電子機器1cの内部構成を示すブロック図である。電子機器1cは、利用者識別部31を追加した点を除いては、電子機器1と同じ構成である。
利用者識別部31は、電子機器1cに触れた人物を識別し、識別した人物が予め登録された人物であるか否かを判定する。
利用者識別部31は、例えば、指紋認証、虹彩認証、顔画像認証等の技術によって電子機器1cに触れている人物を識別する。
電子機器1cのメモリ12には、人物の認証に必要な情報(指紋、虹彩、顔画像等)がユーザ操作によって予め登録される。
利用者識別部31は、指紋センサ、虹彩センサ、カメラ等によって取得した人物の情報とメモリ12に登録されている情報とを照合して、電子機器1cに触れている人物を識別する。
電子機器1cの制御部15は、利用者識別部31により識別された人物が予め登録された人物と一致しない場合は、不正利用信号を生成して近距離無線通信部16から充電装置2に送信する。
充電装置2の制御部22は、不正利用信号を電子機器1cから受信した場合は、バッテリ残量によらずに、可変磁場発生部25から発生させる磁場を、可変磁場発生部25と磁性体18の対向する部分が異極性となるような方向の磁場の最大値にし、不正利用信号を電子機器1cから受信していない場合は、バッテリ残量に応じて可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御する。
これにより、電子機器1cの所有者以外の人物が電子機器1cを持ち去ろうとした場合に、可変磁場発生部25から発生される磁場が最大となって、電子機器1cが充電装置2に強く引き付けられることになる。
したがって、電子機器1cの持ち去りを防ぐことができ、盗難防止効果を得ることができる。一方、電子機器1cの所有者は、電子機器1cに対して利用登録を予めしておくことで、電子機器1cを自由に持ち運ぶことができる。
なお、電子機器1cのメモリ12には、人物の識別に必要な情報に加えて、登録された人物に対応する磁場の強度の設定情報を登録しておき、電子機器1cの制御部15は、利用者識別部31によって識別された人物が予め登録された人物と一致する場合は、識別された人物に対応する設定情報を充電装置2に送信する。そして、充電装置2の制御部22は、電子機器1cから受信した設定情報とバッテリ残量又は空き容量とに応じた磁場を発生させる制御を行ってもよい。
上記設定情報は、磁場の強度を例えば強、普通、弱の3段階で指定する情報であり、可変磁場発生部25から発生する磁場は、同じバッテリ残量であっても、上記設定情報にしたがって強、普通、弱の3段階に制御されることになる。
このように、電子機器1cを利用する人物毎に磁場の強度を設定できるようにしておくことで、バッテリ残量に応じた電子機器の重みの感覚を各人物にとって最適なものとすることができ、使い勝手を向上させることができる。
第六の変形例の技術内容は、第一の変形例〜第五の変形例のいずれかと組み合わせることも可能である。
ここまでの説明では、充電装置と電子機器との間に発生させる磁力の制御を、充電装置側で行うものとしたが、この制御を電子機器側で行うことも可能である。
例えば、図2における磁性体18を図3に示す充電装置2の可変磁場発生部25に変更し、図3における可変磁場発生部25を図2における磁性体18に変更したシステム構成として、電子機器1の制御部15が、バッテリ11の残量又は空き容量に応じて、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御してもよい。
また、第一の変形例では、電子機器1aの磁石19と充電装置2の可変磁場発生部25を交換したシステム構成として、電子機器1aが、可変磁場発生部25から発生させる磁場の強度をバッテリ残量に応じて制御し、充電装置2が、磁石19から発生させる磁場を、バッテリ残量に応じた値に制御したり、予め決めた固定の強度の磁場としたりする構成としてもよい。この構成でも、同様に、磁石19と可変磁場発生部25の間で、バッテリ残量に応じた引力又は斥力を発生させることができる。
また、第二の変形例では、図7における可変磁場発生部25を磁性体18に変更し、図2における磁性体18を可変磁場発生部25に変更したシステム構成として、電子機器1の制御部15が、機器接触検出部26からの情報を取得し、この情報にしたがって可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御すればよい。
また、第三の変形例では、図9における磁性体18を可変磁場発生部25に変更し、図2における可変磁場発生部25を磁性体18に変更したシステム構成として、電子機器1bの制御部15が、近接物体検知部30の出力信号にしたがって、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御すればよい。
また、第四の変形例では、図11における可変磁場発生部25を磁性体18に変更し、図2における磁性体18を可変磁場発生部25に変更したシステム構成とする。そして、電子機器1の制御部15が、機器質量検出部27で検出された電子機器1の質量情報を充電装置2bから取得し、この質量情報にしたがって、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御すればよい。
また、第五の変形例では、図12における可変磁場発生部25を磁性体18に変更し、図2における磁性体18を可変磁場発生部25に変更したシステム構成とする。そして、電子機器1の制御部15が、機器位置検出部28で検出された電子機器1の位置情報を充電装置2cから取得し、この情報にしたがって、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御すればよい。
また、第六の変形例では、図13における磁性体18を可変磁場発生部25に変更し、図3における可変磁場発生部25を磁性体18に変更したシステム構成とする。そして、電子機器1cの制御部15が、利用者識別部31の識別結果にしたがって、可変磁場発生部25から発生させる磁場を制御すればよい。
また、ここまでは、電子機器のバッテリ残量又はバッテリ空き容量に応じて、電子機器と充電装置との間に働く磁力を制御する例を説明したが、上述してきた制御方法は、様々な応用が可能である。
例えば、電子機器1として、電子マネー機能を搭載する携帯端末を想定した場合は、電子機器と充電装置との間に働く磁力を、この携帯端末に登録されている電子マネーの金額に応じて制御することで、携帯端末に残っている電子マネーの量を感覚的に知ることができるようになる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された充電装置は、無線により電力を送信する電力送信部を有する充電装置であって、強度可変の磁場を発生する磁場発生部と、上記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部と、上記電力送信部が送信する電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定部と、を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していると上記判定部により判定された場合に、上記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変する制御を行うものである。
開示された充電装置は、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していないと上記判定部により判定された場合には、上記磁場発生部から磁場を発生させないものである。
開示された充電装置は、上記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していると上記判定部により判定された場合に、上記近接度と上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場の強度を可変するものである。
開示された充電装置は、上記磁場制御部は、上記磁化性物体を有する上記電子機器との上記近接度が予め決めた値以上の状態では上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記近接度が上記予め決めた値未満になった時点で、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された充電装置は、上記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していると上記判定部により判定された場合に、上記磁化性物体を有する上記電子機器との上記近接度が予め決めた値以上の状態では上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記近接度が上記予め決めた値未満になった時点から予め決められた時間経過後に、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された充電装置は、上記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器が上記磁化性物体を有していると上記判定部により判定された場合に、上記磁化性物体を有する上記電子機器との上記近接度が予め決めた値以上の状態では、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量とは無関係に、上記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を上記磁場発生部から発生させ、上記近接度が上記予め決めた値未満の状態では、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を発生させるものである。
開示された充電装置は、上記電子機器に対する物体の接近を検出する物体接近検出部を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がない状態では、上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がある状態で、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された充電装置は、上記電子機器の質量の情報を取得する機器質量情報取得部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記電子機器の質量に応じて可変するものである。
開示された充電装置は、上記電子機器が接触している充電装置における位置を検出する機器接触位置検出部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記電子機器の接触位置に応じて可変するものである。
開示された充電装置は、上記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記識別部によって識別された人物に応じて可変するものである。
開示された充電装置は、上記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、上記磁場制御部は、上記識別部により識別された人物が予め登録された人物でない場合に、上記残量容量又は上記蓄積可能空き容量とは無関係に、上記磁場発生部から、上記磁化性物体との間で引力を発生させる固定の強度の磁場を発生させるものである。
開示された充電装置は、上記磁化性物体が磁石であり、上記磁場制御部は、上記磁場発生部から発生させる磁場を、上記磁石との間で斥力を発生させる第一の磁場と、上記磁石との間で引力を発生させる第二の磁場とで切り替える制御を行うものである。
開示された電子機器は、磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、上記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリとを有する電子機器であって、強度が可変の磁場を発生する磁場発生部と、上記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部とを備え、上記磁場制御部は、上記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変するものである。
開示された電子機器は、上記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記近接度と上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場の強度を可変するものである。
開示された電子機器は、上記磁場制御部は、上記近接度が予め決めた値以上の状態では上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記近接度が上記予め決めた値未満になった時点で、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された電子機器は、上記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記近接度が予め決めた値以上の状態では上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記近接度が上記予め決めた値未満になった時点から予め決められた時間経過後に、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された電子機器は、上記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、上記磁場制御部は、上記近接度が予め決めた値以上の状態では、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量とは無関係に、上記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された電子機器は、物体の接近を検出する物体接近検出部を備え、上記磁場制御部は、上記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がない状態では、上記磁場発生部から磁場を発生させず、上記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がある状態で、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を上記磁場発生部から発生させるものである。
開示された電子機器は、上記電子機器の質量の情報を取得する機器質量情報取得部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記電子機器の質量に応じて可変するものである。
開示された電子機器は、上記充電装置における上記電子機器の接触位置を検出する機器接触位置検出部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記電子機器の接触位置に応じて可変するものである。
開示された電子機器は、上記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、上記磁場制御部は、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量に応じて上記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、上記識別部によって識別された人物に応じて可変するものである。
開示された電子機器は、上記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、上記磁場制御部は、上記識別部により識別された人物が予め登録された人物でない場合に、上記残存容量又は上記蓄積可能空き容量とは無関係に、上記磁場発生部から、上記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を発生させるものである。
開示された電子機器は、上記磁化性物体が磁石であり、上記磁場制御部は、上記磁場発生部が発生する磁場を、上記磁石との間で斥力を発生させる第一の磁場と、上記磁石との間で引力を発生させる第二の磁場とで切り替える制御を行うものである。
開示された充電状況通知方法は、無線により電力を送信する電力送信部と磁場を発生する磁場発生部とを有する充電装置を用いた充電状況通知方法であって、上記充電装置が、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップと、上記電力送信部から送信される電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定ステップと、を備え、上記磁場制御ステップでは、上記磁化性物体を有すると判定された上記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変するものである。
開示された充電状況通知方法は、磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、上記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリと、磁場を発生する磁場発生部とを有する電子機器を用いた充電状況通知方法であって、上記電子機器が、上記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップを備え、上記磁場制御ステップでは、上記電子機器が、上記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、上記磁場の強度をゼロを除く複数段階に可変するものである。
本発明によれば、コストをかけることなくワイヤレス充電中の電子機器の充電状況を把握可能とする充電装置及びワイヤレス充電対応の電子機器を提供することができる。
以上、本発明を特定の実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、開示された発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本出願は、2012年8月30日出願の日本特許出願(特願2012−189505)に基づくものであり、その内容はここに取り込まれる。
100 充電システム
1 電子機器
2 充電装置
11 バッテリ
21 給電回路
22 制御部
25 可変磁場発生部

Claims (25)

  1. 無線により電力を送信する電力送信部を有する充電装置であって、
    強度可変の磁場を発生する磁場発生部と、
    前記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部と、
    前記電力送信部が送信する電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器が前記磁化性物体を有していると前記判定部により判定された場合に、前記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、前記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変する制御を行う充電装置。
  2. 請求項1記載の充電装置であって、
    前記磁場制御部は、前記電子機器が前記磁化性物体を有していないと前記判定部により判定された場合には、前記磁場発生部から磁場を発生させない充電装置。
  3. 請求項1又は2記載の充電装置であって、
    前記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器が前記磁化性物体を有していると前記判定部により判定された場合に、前記近接度と前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場の強度を可変する充電装置。
  4. 請求項3記載の充電装置であって、
    前記磁場制御部は、前記磁化性物体を有する前記電子機器との前記近接度が予め決めた値以上の状態では前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記近接度が前記予め決めた値未満になった時点で、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる充電装置。
  5. 請求項1又は2記載の充電装置であって、
    前記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器が前記磁化性物体を有していると前記判定部により判定された場合に、前記磁化性物体を有する前記電子機器との前記近接度が予め決めた値以上の状態では前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記近接度が前記予め決めた値未満になった時点から予め決められた時間経過後に、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる充電装置。
  6. 請求項1又は2記載の充電装置であって、
    前記電子機器との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器が前記磁化性物体を有していると前記判定部により判定された場合に、前記磁化性物体を有する前記電子機器との前記近接度が予め決めた値以上の状態では、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量とは無関係に、前記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を前記磁場発生部から発生させ、前記近接度が前記予め決めた値未満の状態では、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を発生させる充電装置。
  7. 請求項1又は2記載の充電装置であって、
    前記電子機器に対する物体の接近を検出する物体接近検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がない状態では、前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がある状態で、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる充電装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の充電装置であって、
    前記電子機器の質量の情報を取得する機器質量情報取得部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記電子機器の質量に応じて可変する充電装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の充電装置であって、
    前記電子機器が接触している充電装置における位置を検出する機器接触位置検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記電子機器の接触位置に応じて可変する充電装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項記載の充電装置であって、
    前記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記識別部によって識別された人物に応じて可変する充電装置。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項記載の充電装置であって、
    前記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、
    前記磁場制御部は、前記識別部により識別された人物が予め登録された人物でない場合に、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量とは無関係に、前記磁場発生部から、前記磁化性物体との間で引力を発生させる固定の強度の磁場を発生させる充電装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項記載の充電装置であって、
    前記磁化性物体は磁石であり、
    前記磁場制御部は、前記磁場発生部から発生させる磁場を、前記磁石との間で斥力を発生させる第一の磁場と、前記磁石との間で引力を発生させる第二の磁場とで切り替える制御を行う充電装置。
  13. 磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、前記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリとを有する電子機器であって、
    強度が可変の磁場を発生する磁場発生部と、
    前記磁場発生部が発生する磁場を制御する磁場制御部とを備え、
    前記磁場制御部は、前記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、前記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変する電子機器。
  14. 請求項13記載の電子機器であって、
    前記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記近接度と前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて、前記磁場の強度を可変する電子機器。
  15. 請求項14記載の電子機器であって、
    前記磁場制御部は、前記近接度が予め決めた値以上の状態では前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記近接度が前記予め決めた値未満になった時点で、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる電子機器。
  16. 請求項13記載の電子機器であって、
    前記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記近接度が予め決めた値以上の状態では前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記近接度が前記予め決めた値未満になった時点から予め決められた時間経過後に、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる電子機器。
  17. 請求項13記載の電子機器であって、
    前記充電装置との近接度を検出する近接度検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記近接度が予め決めた値以上の状態では、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量とは無関係に、前記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる電子機器。
  18. 請求項13〜17のいずれか1項記載の電子機器であって、
    物体の接近を検出する物体接近検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がない状態では、前記磁場発生部から磁場を発生させず、前記電子機器に対して予め決められた距離内に物体がある状態で、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じた強度の磁場を前記磁場発生部から発生させる電子機器。
  19. 請求項13〜18のいずれか1項記載の電子機器であって、
    前記電子機器の質量の情報を取得する機器質量情報取得部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記電子機器の質量に応じて可変する電子機器。
  20. 請求項13〜19のいずれか1項記載の電子機器であって、
    前記充電装置における前記電子機器の接触位置を検出する機器接触位置検出部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記電子機器の接触位置に応じて可変する電子機器。
  21. 請求項13〜20のいずれか1項記載の電子機器であって、
    前記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、
    前記磁場制御部は、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量に応じて前記磁場発生部から発生させる磁場の強度を、前記識別部によって識別された人物に応じて可変する電子機器。
  22. 請求項13〜20のいずれか1項記載の電子機器であって、
    前記電子機器に触れている人物を識別する識別部を備え、
    前記磁場制御部は、前記識別部により識別された人物が予め登録された人物でない場合に、前記残存容量又は前記蓄積可能空き容量とは無関係に、前記磁場発生部から、前記磁化性物体との間で引力を発生させる固定強度の磁場を発生させる電子機器。
  23. 請求項13〜22のいずれか1項記載の電子機器であって、
    前記磁化性物体は磁石であり、
    前記磁場制御部は、前記磁場発生部が発生する磁場を、前記磁石との間で斥力を発生させる第一の磁場と、前記磁石との間で引力を発生させる第二の磁場とで切り替える制御を行う電子機器。
  24. 無線により電力を送信する電力送信部と磁場を発生する磁場発生部とを有する充電装置を用いた充電状況通知方法であって、
    前記充電装置が、前記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップと、
    前記電力送信部から送信される電力を受信可能な電子機器が、磁化性を有する磁化性物体を有しているか否かを判定する判定ステップと、を備え、
    前記磁場制御ステップでは、前記磁化性物体を有すると判定された前記電子機器のバッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、前記磁場発生部が発生する磁場の強度を、ゼロを除く複数段階に可変する充電状況通知方法。
  25. 磁化性を有する磁化性物体を備える充電装置から無線により送信されてくる電力を受信する電力受信部と、前記電力受信部により受信した電力により充電されるバッテリと、磁場を発生する磁場発生部とを有する電子機器を用いた充電状況通知方法であって、
    前記電子機器が、前記磁場発生部が発生する磁場の強度を可変制御する磁場制御ステップを備え、
    前記磁場制御ステップでは、前記電子機器が、前記バッテリにおける電力の残存容量又は蓄積可能空き容量に応じて、前記磁場の強度をゼロを除く複数段階に可変する充電状況通知方法。
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