JP5663661B2 - 異種ネットワークにおけるアイドルモードハイブリッド移動手順 - Google Patents

異種ネットワークにおけるアイドルモードハイブリッド移動手順 Download PDF

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Description

本明細書で使用される場合、用語「ユーザ機器」(「UE」)、「基地局」(「MS」)、および「ユーザエージェント」(「UA」)は、場合によっては、携帯電話、携帯情報端末、携帯用またはラップトップコンピュータ、および電気通信能力を有する同様のデバイス等のモバイルデバイスを指す場合がある。用語「MS」、「UE」、「UA」、「ユーザデバイス」、および「ユーザノード」は、本明細書では同意語として使用され得る。さらに、用語「MS」、「UE」、「UA」、「ユーザデバイス」、および「ユーザノード」はまた、ユーザのための通信セッションを終了させることができるハードウェアまたはソフトウェアである、任意の構成要素を(単独で、または組み合わせて)指すこともできる。UEは、UEが他のデバイスと通信することを可能にする構成要素を含む場合があり、また、加入者識別モジュール(SIM)アプリケーション、汎用加入者識別モジュール(USIM)アプリケーション、または可撤性ユーザ識別モジュール(R−UIM)アプリケーションを含む、汎用集積回路カード(UICC)等であるが、それに限定されない、1つ以上の関連可撤性メモリも含む場合がある。代替として、そのようなUEは、そのようなモジュールなしで、デバイス自体から成る場合がある。他の場合においては、用語「UE」は、デスクトップコンピュータ、セットトップボックス、またはネットワークアプライアンス等の、同様の能力を有するが移動可能ではないデバイスを指す場合がある。
技術が進化するにつれて、以前は可能ではなかったサービスを提供することができる、より高度なネットワークアクセス機器が導入されてきた。本ネットワークアクセス機器は、従来の無線電気通信システムにおける同等機器の改良である、システムおよびデバイスを含む場合がある。そのような高度または次世代機器は、ロングタームエボリューション(Long−Term Evolution/LTE)またはLTE−Advanced(LTE−A)等の進化型無線通信規格に含まれ得る。例えば、LTEまたはLTE−Aシステムは、進化型汎用地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network/E−UTRAN)であり、従来の基地局よりもむしろ、E−UTRANノードB(またはeNB)、無線アクセスポイント、中継ノード、または同様の構成要素を含む場合がある。本明細書で使用される場合、用語「eNB」は、「eNBs」を指し得るが、また、これらのシステムのうちの任意のものを含み得る。これらの構成要素はまた、アクセスノードと呼ばれ得る。用語「eNB」および「アクセスノード」は、いくつかの実施形態では、同意語であり得る。
最初に、本開示の1つ以上の実施形態の例証的実装を以下で提供するが、開示されたシステムおよび/または方法は、任意の数の技法を使用して実装され得ることを理解されたい。本開示は、本明細書で例証および説明される例示的設計および実装を含む、以下で例証される例証的実装、図面、および技法に決して限定されるべきではないが、同等物の全範囲とともに、添付の請求項の範囲内で修正され得る。
本明細書、請求項、および図の全体を通して使用される場合、以下の頭字語は、以下の定義を有する。特に明記しない限り、全ての用語は、Third Generation Partnership Program(3GPP)技術仕様によって、またはOMA(Open Mobile Alliance)によって記載されている規格によって定義され、かつそれらに準拠する。
「BCCH」は、「放送制御チャネル」として定義される。
「CRS」は、「セル特定参照記号」として定義される。
「dB」は、「デシベル」として定義される。
「DL」は、「ダウンリンク」として定義される。
「eICIC」は、「拡張セル間干渉協調」として定義される。
「E−UTRAN」は、「進化型汎用地上波無線アクセスネットワーク」として定義される。
「eNB」は、「E−UTRANノードB」として定義される。
「EPRE」は、「リソース要素あたりのエネルギー」として定義される。
「FDD」は、「周波数分割双方向」として定義される。
「HARQ」は、「ハイブリッド自動反復要求」として定義される。
「Hetnet」は、「異種ネットワーク」として定義される。
「IoT」は、「熱に対する干渉」として定義される。
「LTE」は、「ロングタームエボリューション(Long Term Evolution)」として定義される。
「LTE−A」は、「LTE−Advanced」として定義される。
「MIB」は、「マスタ情報ブロック」として定義される。
「NAS」は、「非アクセス層」として定義される。
「PCI」は、「物理的セル識別」として定義される。
「PDSCH」は、「物理的ダウンリンク共有チャネル」として定義される。
「PL」は、「経路損失」として定義される。
「PLMN」は、「公衆陸上移動ネットワーク」として定義される。
「RACH」は、「ランダムアクセスチャネル」として定義される。
「RAR」は、「ランダムアクセス応答」として定義される。
「RAT」は、「無線アクセス技術」として定義される。
「Rel−8」は、「リリース8(LTE)」として定義される。
「Rel−10」は、「リリース10(LTE Advanced)」として定義される。
「RF」は、「無線周波数」として定義される。
「RRC」は、「無線リソース制御」として定義される。
「RSRQ」は、「参照信号受信品質」として定義される。
「RSRP」は、「参照信号受信電力」として定義される。
「RX」は、「受信電力」として定義される。
「SIB」は、「システム情報ブロック」として定義される。
「SIB x」は、「x」が数字であり得る、「システム情報ブロック種類x」として定義される。
「SINR」は、「信号対干渉+雑音比」として定義される。
「TA」は、「追跡領域」として定義される。
「TAU」は、「追跡領域更新」として定義される。
「TX」は、「伝送電力」として定義される。
「UL」は、「アップリンク」として定義される。
「UTRA」は、「汎用地上波無線アクセス」として定義される。
「UTRAN」は、「汎用地上波無線アクセスネットワーク」として定義される。
「VPLMN」は、「訪問した公衆陸上移動ネットワーク」として定義される。
本明細書で使用されるような用語「し得る」は、物体または技法が必要とされるか、または、可能であるが必要とはされない実施形態を想定することができる。したがって、例えば、用語「し得る」が使用される場合がある一方で、いくつかの実施形態では、用語「し得る」を用語「するべきである」または「しなければならない」に置換することができる。
用語「好適なセル」は、通常または他のサービスを取得するために、UEがとどまり得る、または別様に接続し得るセルを指し得る。
用語「受信可能範囲の穴」は、許容可能なパケット損失率で、UEがそのDLおよび/またはUL制御チャネルおよび/またはデータチャネルを復号できない領域として定義される。用語「受信可能範囲の穴」はまた、UEが、ある期間にわたって、低い信号対干渉+雑音比(SINR)を体験する、領域として定義され得る。
用語「範囲拡張」は、低電力アクセスノードの受信可能範囲拡張を表すために使用される。
本明細書で説明される実施形態は、同種ネットワーク内のUEセル選択手順に関する。無線通信は、セルとして知られている受信可能範囲の領域を確立する、1つ以上のアクセスノードによって促進される。セル内のUEは、アクセスノードに接続することによってネットワーク上で通信する場合がある。場合によっては、セルは重複し、重複領域中のUEは、1つよりも多くのアクセスノードに接続できる場合がある。より古いネットワークでは、UEは、最強の信号強度を有するセルを選択し、対応するアクセスノードに接続する場合がある。しかしながら、異種ネットワークでは、このセル選択手順は、所望されるほど効率的ではない場合がある。
異種ネットワークは、異なる種類のアクセスノードを有する。例えば、高い伝送電力を伴う従来の基地局が、マクロセルを確立する場合がある一方で、低い伝送電力を伴う家庭用基地局は、マクロセル内でマイクロセル、ピコセル、またはフェムトセルを確立する場合がある。後者のセルのうちの各々は、受信可能範囲および信号強度に関して、ますます小さくなり得るが、たとえUEが同じ領域を覆うマクロセルに接続することもできたとしても、個人家庭用アクセスノード等のフェムトセルを生成するアクセスノードに接続する利点があり得る。マクロセルは、強い信号を生成している場合があるため、ダウンリンク信号強度のみに基づくセル選択は、所望されるほど効率的または適切ではない場合がある。
本明細書で説明される実施形態は、異種環境内でセル選択手順を提供する。本明細書で説明される実施形態は、必ずしもダウンリンク受信信号強度のみに基づかないことがあるセル選択手順を提供する。例えば、実施形態は、低電力アクセスノードの受信可能範囲を拡張する、経路損失ベースの測定基準を使用した一次セル選択を提供する。実施形態はまた、範囲拡張のためのバイアス経路損失測定基準に基づく、一次セル選択を提供する。両方の実施形態では、セル選択/再選択およびセルランキング基準が定義される。加えて、UEおよびアクセスノードの間で選択基準を伝達するための機構として、新しい選択およびランキング基準を使用するためのアルゴリズムが定義される。
ここで、同一参照数字が同一部品を表し得る、添付の図面と関連して解釈される、以下の説明を参照する。
本発明はさらに、たとえば、以下を提供する。
(項目1)
UEであって、
受信信号品質基準に従って、セル選択または再選択を行うように構成されているプロセッサを備え、前記受信信号品質基準は、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮している、
UE。
(項目2)
前記プロセッサは、セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うようにさらに構成されている、項目1に記載のUE。
(項目3)
前記プロセッサは、低電力アクセスノード、ピコアクセスノード、およびフェムトアクセスノードのうちの1つに対する前記セル選択または再選択を行うようにさらに構成されている、項目1に記載のUE。
(項目4)
前記受信信号品質基準は、経路損失ベースの測定基準をさらに備えている、項目1に記載のUE。
(項目5)
経路損失は、上位層のフィルタにかけられた参照信号受信電力を引いた参照信号伝送電力レベルによって定義される、項目4に記載のUE。
(項目6)
前記セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
であり、
である、項目4に記載のUE。
(項目7)
前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、以下のうちの1つとして定義され、
、または、
であり、ここで、
である、項目1に記載のUE。
(項目8)
Qoffset1およびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、方程式8で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、項目7に記載のUE。
(項目9)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、項目8に記載のUE。
(項目10)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、項目8に記載のUE。
(項目11)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、項目8に記載のUE。
(項目12)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、項目8に記載のUE。
(項目13)
前記セル選択または再選択基準は、バイアス経路損失測定基準を備えている、項目1に記載のUE。
(項目14)
前記セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
であり、
である、項目13に記載のUE。
(項目15)
前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、下式のうちの1つとして定義され、
、ここで、
、または、
、ここで、
である、項目13に記載のUE。
(項目16)
受信可能範囲の穴が検出されない場合、経路損失ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffset1 とQoffsetとが一緒に前記UEによって使用され、受信可能範囲の穴が検出された場合、フォールバック機構として最良電力ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffsetが前記UEによって使用される、項目15に記載のUE。
(項目17)
前記受信可能範囲の穴は、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対するパケットエラー率が所定のパケットエラー率を上回る場合に検出され、前記受信可能範囲の穴は、前記ダウンリンク伝送または前記アップリンク伝送に対する受信信号品質が所定の受信信号品質を上回る場合にも検出される、項目16に記載のUE。
(項目18)
前記受信可能範囲の穴の検出は、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルに対する成功率または失敗率を測定することによってチェックされる、項目17に記載のUE。
(項目19)
前記1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルは、前記受信可能範囲の穴の検出を支援するように構成されている、項目18に記載のUE。
(項目20)
Qoffset1_nおよびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、Rn基準(10)で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、項目15に記載のUE。
(項目21)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、項目20に記載のUE。
(項目22)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、項目20に記載のUE。
(項目23)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、項目20に記載のUE。
(項目24)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、項目20に記載のUE。
(項目25)
受信信号品質基準に従って、ユーザ機器(UE)がセル選択または再選択のうちの1つを行うことを含み、前記受信信号品質基準は、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮している、方法。
(項目26)
セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うことをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目27)
低電力アクセスノード、ピコアクセスノード、およびフェムトアクセスノードのうちの1つに対する前記セル選択または再選択を行うことをさらに含む、項目25に記載の方法。
(項目28)
前記受信信号品質基準は、経路損失ベースの測定基準をさらに備えている、項目25に記載の方法。
(項目29)
経路損失は、上位層のフィルタにかけられた参照信号受信電力を引いた参照信号伝送電力レベルによって定義される、項目28に記載の方法。
(項目30)
前記セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
であり、
である、項目28に記載の方法。
(項目31)
前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、以下のうちの1つとして定義され、
、または、
、ここで、
である、項目25に記載の方法。
(項目32)
Qoffset1およびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、方程式8で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、項目32に記載の方法。
(項目35)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、項目32に記載の方法。
(項目36)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、項目32に記載の方法。
(項目37)
前記セル選択または再選択基準は、バイアス経路損失測定基準を備えている、項目25に記載の方法。
(項目38)
前記セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
であり、
である、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、下式のうちの1つとして定義され、
、または、
、ここで、
である、項目37に記載の方法。
(項目40)
受信可能範囲の穴が検出されない場合、経路損失ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffset1 とQoffsetとが一緒に前記UEによって使用され、受信可能範囲の穴が検出された場合、フォールバック機構として最良電力ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffsetが前記UEによって使用される、項目39に記載の方法。
(項目41)
前記受信可能範囲の穴は、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対するパケットエラー率が所定のパケットエラー率を上回る場合に検出され、前記受信可能範囲の穴は、前記ダウンリンク伝送または前記アップリンク伝送に対する受信信号品質が所定の受信信号品質を上回る場合にも検出される、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記受信可能範囲の穴の検出は、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルに対する成功率または失敗率を測定することによってチェックされる、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルは、前記受信可能範囲の穴の検出を支援するように構成されている、項目42に記載のUE。
(項目44)
Qoffset1_nおよびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、Rn基準(10)で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、項目39に記載の方法。
(項目45)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、項目44に記載の方法。
(項目47)
前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、項目44に記載の方法。
(項目48)
前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、項目44に記載の方法。
図1は、本開示の実施形態による、LTEシステムの構造的概要である。 図2は、本開示の実施形態による、Rel.8/9における競合ベースのランダムアクセス手順のフロー例である。 図3は、本開示の実施形態による、Rel.10IDLEモードにおける競合ベースのランダムアクセス手順のフロー例である。 図4は、本開示の実施形態による、異種ネットワークで使用するためのセル選択手順例である。 図5は、本開示の実施形態による、異種ネットワークで使用するためのセル選択手順例である。 図6は、本開示のいくつかの実施形態を実装するために好適なプロセッサおよび関連構成要素を図示する。
図1は、本開示の実施形態による、LTEシステムの構造的概要である。異種ネットワーク100は、いくつかの異なる種類のアクセスノードによって確立される。eNBであり得る、アクセスノード102は、マクロセル104を確立する。加えて、1つ以上のより小さいセルが、他の種類のアクセスノードによって確立される。例えば、アクセスノード106A、106B、および106Cが、それぞれ、ピコセル108A、108B、および108Cを確立する。別の実施例では、アクセスノード110が、フェムトセル112を確立する。さらに別の実施例では、中継ノード114が、中継セル116を確立する。用語「マクロ」、「マイクロ」、「ピコ」、および「フェムト」は、図1に示される種々のセルの相対的サイズおよび/または信号強度を表す。異種ネットワーク100を確立し、使用することの1つの利益は、積極的な空間スペクトルの再利用を介したネットワーク容量の有意な利得、ならびに受信可能範囲の拡張である。
1つ以上のUEは、異種ネットワーク100内でサービス提供され得る。図1に示されるUEのうちの各々は、異なるUEであり得、または図1に示される種々のセルの間をローミングする単一のUEと見なされ得る。異なる時に、所与のUEは、1つのセルによってサービス提供可能である場合があるが、潜在的に、複数のセルによってサービス提供可能であり得る。例えば、UE118Aは、ピコセル108Aに、またはマクロセル104に接続し得る。他の実施例も示されている。UE118Bは、マクロセル104のみによってサービス提供可能である場合がある。UE118Cは、フェムトセル112によって、またはマクロセル104によってサービス提供可能であり得る。UE118Dは、ピコセル108Bによって、またはマクロセル104によってサービス提供可能であり得る。UE118Eは、マクロセル104によってサービス提供可能であり得るが、ピコセル108Cの縁の上にあり、したがって、ピコセル108Cによってサービス提供可能である場合と、そうではない場合がある。UE118Fは、マクロセル104の縁の上にあるが、中継セル116内にある。したがって、UE118Fからの信号は、矢印120および122によって示されるように、中継ノード114を介してマクロアクセスノード102に伝達され得る。セルおよびUEのいくつかの異なる配置が示されているが、本明細書で説明される実施形態は、セルおよびUEの多くの異なる配置を検討する。
図1に示されるセルおよびUE配置に加えて、異なる技法が、種々の種類のアクセスノードとコアネットワーク128との間で通信するために存在し、それは無線通信を促進し得る。例えば、アクセスノード102は、バックホール126を介してコアネットワーク128と通信し得、それは有線通信であり得る。異なるアクセスノードが、矢印124によって示されるように、バックホールを介して互に直接通信し得る。さらに、インターネット130を介して、またはおそらく何らかの他のネットワークによって、コアネットワーク128と通信するアクセスノード110等の、アクセスノードが、コアネットワーク128と直接通信する場合がある。アクセスノードは、矢印120および122によって示されるように、中継アクセスノード114とアクセスノード102との間等で、互に無線で通信し得る。再度、いくつかの異なる通信方法および技法が示されているが、本明細書で説明される実施形態は、アクセスノードの間、ならびにアクセスノードとコアネットワーク128との間で、通信方法および技法の多くの異なる配置を検討する。さらに、異なるアクセスノードが、異なる技術を使用し得る。
Third Generation Partnership Project(3GPP)は、ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)を拡張し始めている。異種ネットワーク100によって表される場合がある、拡張ネットワークは、LTE−Advanced(LTE−A)と呼ばれ得る。異種ネットワーク100は、上記で示されるように、UEのバッテリ寿命を効率的に延長して、UEスループットを増加させるように、高電力および低電力アクセスノードの両方を含み得る。本明細書で説明される実施形態は、特にセル縁UEについて、UEの性能を向上させるように、異種ネットワーク100内でUE移動手順を取り扱うことを提供する。
上記で示されるように、無線セルラーネットワークは、全てのアクセスノードが計画されたレイアウトで展開され同様の伝送電力レベル、アンテナパターン、受信機ノイズフロア、および他のパラメータを有する、同種ネットワークとして展開され得る。対照的に、上記で示されるように、異種ネットワークは、マイクロアクセスノード、ピコアクセスノード、フェムトアクセスノード、および中継ノードと重複した、高電力レベルで伝送し得るマクロ基地局の計画された配置を含み得る。これらのアクセスノードは、実質的に低い電力レベルで伝送し得、比較的無計画方式で展開され得る。低電力アクセスノードは、マクロのみのシステムで受信可能範囲の穴を排除または縮小し、ホットスポットにおける容量を向上させるように展開され得る。受信可能範囲の穴は、セルによってサービス提供可能ではない、または所望のレベルのサービスを受信することができない、または所望の種類のサービスを受信することができない、地理的地域である。
同種LTEネットワークでは、各携帯端末が、最強信号強度を有するアクセスノードによってサービス提供され得る一方で、他のアクセスノードから受信される不要な信号は、干渉として扱われ得る。異種ネットワークでは、そのようなスキームは、低電力アクセスノードの存在により、うまく機能しない場合がある。アクセスノード間のより知的なリソース協調、およびより良好なセル選択/再選択対策が、本明細書で説明される実施形態によって得ら、それにより、おそらく、従来の最良電力ベースのセル選択に対してスループットおよびユーザ体験の大幅な利得を提供し得る。
範囲拡張および負荷バランシングベースのセル選択
低電力アクセスノードは、マクロアクセスノードに対して実質的に低い伝送電力によって特徴付けられ得る。マクロおよびマイクロ/フェムト/ピコアクセスノードの伝送電力レベル間の1つの有意な違いは、マイクロ/フェムト/ピコアクセスノードのダウンリンク受信可能範囲が、マクロアクセスノードのものよりもはるかに小さくあり得ることを暗示する。セル選択が、主にLTE Rel−8/9の中等のダウンリンク受信信号強度に基づく場合、マイクロ、ピコ、およびフェムトアクセスノードの有用性が、多大に低減される場合がある。
例えば、高電力アクセスノードのより大きい受信可能範囲が、ダウンリンク受信信号強度に基づいてほとんどのUEをマクロアクセスノードに向かって引き付ける一方で、低電力アクセスノードが多くのユーザにサービス提供していないことがあることによって、セル分割の利益を制限し得る。異なるアクセスノードの負荷間の違いは、データ転送速度の不公平な分布、およびネットワーク内のUE間の不均等なユーザ体験をもたらし得る。範囲拡張および負荷バランシングを可能にすることは、より多くのUEが低電力アクセスノードによってサービス提供されることを可能にする。低電力ノードの範囲拡張および負荷バランシングは、高電力アクセスノードと低電力アクセスノードとの間の適正なリソース協調によって達成され得る。これはさらに、UL/DL不均衡によって引き起こされる強力な干渉を軽減するのに役立ち得る。
実施形態は、異種ネットワーク内でUE IDLEモード中にハイブリッドセル選択スキームを提供する。ハイブリッドセル選択スキームは、不適切なセル計画またはセル間干渉協調によりUEが受信可能範囲の穴に入ることを防止することによって、既存の範囲拡張および負荷バランシングベースのセル選択スキームを強化し得る。
IDLEモード移動手順
IDLEモードでのUE手順は、セル選択およびセル再選択の2つの基本的なステップで特定され得る。UEの電源をオンにした場合に、UEは、IDLEモード測定およびセル選択基準に基づいて、好適なセルを選択し得る。UEは、以下の2つのセル選択手順のうちの1つを使用し得る。初期セル選択手順は、どのRFチャネルがE−UTRA搬送波であるかという予備知識を必要としない。UEは、好適なセルを見つけるその能力に従って、E−UTRA帯域の中の全てのRFチャネルを走査し得る。各搬送波周波数に対して、UEは、最強のセルを検索し得る。いったん好適なセルが見つかると、このセルが選択され得る。記憶情報セル選択手順は、搬送波周波数の記憶された情報、および、随意で、以前に受信した測定制御情報要素から、または以前に検出したセルからのセルパラメータについての情報も使用し得る。いったんUEが好適なセルを見つけると、UEは好適なセルを選択し得る。好適なセルが見つからない場合、初期セル選択手順が開始され得る。
好適なセルは、以下のように定義され得る、セル選択基準Sを満たし得る。
ここで、
セル上にとどまっている場合に、UEは、セル再選択基準に従って、定期的により良好なセルを検索し得る。より良好なセルが見つかった場合、例えば、将来E−UTRANネットワーク接続手順を開始するように、そのセルが再選択され得る。
E−UTRAN周波数間およびRAT間セル再選択基準
E−UTRAN周波数間およびRAT間セル再選択の場合、優先順位に基づく再選択基準が適用され得る。異なるE−UTRAN周波数またはRAT間周波数の絶対優先順位が、システム情報の中で、またはRRCConnectionReleaseメッセージの中で、あるいはRAT間セル選択または再選択で別のRATから受け継ぐことによって、UEに提供され得る。UEは、以下の条件が満たされる場合に、新しいセルを再選択し得る。第1に、新しいセルが、時間間隔TreselectionRAT中に、サービングセルおよび全ての隣接セルよりも良好にランク付けされる。第2に、UEが現在のサービングセル上にとどまってから1秒以上が経過している。
周波数内および優先順位が等しい周波数間セル再選択基準
周波数内および優先順位が等しい周波数間セル再選択の場合、最良のセルを識別するために、セルランキング手順が適用され得る。サービングセルに対するセルランキング基準Rおよび隣接セルに対するRは、以下のように定義され得る。
ここで、
UEは、セル選択基準Sを満たす1つ以上のセルのランク付けを行い得る。セルは、上記で特定されるR基準に従ってランク付けされ得、Qmeas,nおよびQmeas,sを導出し、平均RSRP結果を使用してR値を計算する。セルが最良セルとしてランク付けされる場合、UEは、そのセルにセル再選択を行い得る。UEは、以下の条件が満たされる場合に、新しいセルを再選択し得る。第1に、新しいセルが、時間間隔TreselectionRAT中に、サービングセルよりも良好にランク付けされる。第2に、UEが現在のサービングセル上にとどまってから1秒以上が経過している。
Hetnet内のセル選択/再選択スキーム
UEが、周波数内セル選択/再選択等のIDLEモード移動手順を行う場合に、UEは通常、最良セルを選択するべきである。最良セルは、場合によっては、最良リンク品質を伴うセルであり得る。現在、LTE Rel.8/9では、UEは、測定されたRSRPおよび/またはRSRQに基づいてセルをランク付けする。他の実施形態もまた、適用され得る。
この技法は、全てのアクセスノードが同様のレベルの伝送電力レベルを有する、従来の同種ネットワーク内でうまく機能し得る。しかしながら、異種ネットワークでは、低電力および高電力ノードの混合展開により、他の検討事項が考慮され得る。不適切なセル選択は、異種ネットワーク内の非常に頻繁なハンドオーバまたはセル再選択につながる場合がある。1つのサービングセル選択スキームは、最良電力に基づくセル選択/再選択を使用する。このスキームでは、各UEは、以下の方程式におけるように、最大平均参照信号受信電力(RSRP)を有するそのサービングセルを選択する。
サービングセル=arg max RSRP (3)
別のセル選択/再選択スキームは、経路損失に基づく範囲拡張であり得る。このスキームでは、各UEは、各UEが最小経路損失を体験する、サービングセルを選択し得る。この経路損失は、a)距離関連伝搬損失の固定および可変成分、b)UEと各セルとの間のアンテナ利得、c)対数正規影減衰、およびd)任意の侵入損失のうちの1つ以上を含み得る。一実施例では、このセル選択スキームは、以下の方程式によって表され得る。
サービングセル=arg min PLi,dB=arg min(Ptx,i,dB−RSRPi,dB) (4)
ここで、Ptx,i,dBは、i番目のアクセスノードの伝送電力であり、PLi,dBは、UEとi番目のアクセスノードとの間のPLである。両方の値は、dBmで表され得る。
別のセル選択/再選択スキームは、バイアス参照信号受信電力(RSRP)に基づく範囲拡張であり得る。このスキームは、そのRSRP値にバイアスを追加することによって、低電力セルを選択することを支持して、ユーザにバイアスを与え得る。したがって、UEは、以下の方程式に従って、そのサービングセルを選択し得る。
サービングセル=arg max(RSRPi,dB+Biasi,dB) (5)
パラメータBiasi,dB(i番目のアクセスノードに関するバイアス)は、候補セルiが低電力アクセスノードに対応する場合はいつでも、正のゼロではない値であるように選択され得る。そうでなければ、このパラメータの値は、0dBであり得る。いくつかの他の実施形態では、このパラメータの値は、負の値にもなり得る。このパラメータは、RRC信号伝達、MAC制御要素等の上層信号伝達を介して、UEに信号伝達され得る。
問題
研究は、範囲拡張を使用することによって、帯域幅がより効率的に利用され得るように、また、異なるセル間の負荷がより均等に分散され得るように、より多くのUEが低電力アクセスノード上にとどまることができることを示している。しかしながら、範囲拡張を使用することによってマイクロアクセスノードに関連付けられているいくつかのUEについて、これらのUEが、いくつかの他のノードからより高い電力を受信し得るので、つまり、非常に不良な幾何学形状を有するので、ダウンリンク上の高電力ノードの結果として、望ましくない干渉が体験される場合がある。したがって、効果的な干渉協調およびリソース協調スキームが、異種ネットワーク内で望ましい。干渉協調のレベルは、どのようにしてUEセル選択が行われるかに依存し得る。例えば、異なるバイアス値に基づくセル選択/再選択が、干渉協調スキームの選択に影響を及ぼし得る。バイアスが0である場合、スキームは、高電力および低電力アクセスノードの間で最小レベルの干渉協調を必要とし得る。バイアスが高くなるほど、低電力アクセスノードに関連付けられるセル縁UEへの強力な干渉を回避するために、高電力および低電力アクセスノードの間で、さらなる協調が必要とされ得る。さらに、異なる干渉協調努力が、制御チャネルおよびデータチャネル上で使用され得る。データチャネル干渉協調は通常、セル間リソース協調または電力制御を通して達成される。しかしながら、制御チャネル干渉協調は、はるかに複雑な主題である場合がある。
受信可能範囲の穴
受信可能範囲の穴がUL上で発生する場合があり、アクセスノードにおける受信信号SINRが、最低変調および符号化速度に対応する値を依然として下回っている間に、UEが伝送電力の機能停止を体験する。受信可能範囲の穴は、大規模減衰によって決定され得る、不良な幾何学形状によって引き起こされる場合がある。受信可能範囲の穴は、リンクバジェット問題によって、または干渉問題によっても引き起こされる場合がある。前者は、RSRPによって決定され得、後者は、RSRQによって決定され得る。適正なセル展開により、リンクバジェット不足は通常、主要な懸案事項とならない。したがって、本明細書で説明される実施形態は主に、主に干渉によって引き起こされる受信可能範囲の穴に主に関係するが、いくつかの他の実施形態では、リンクバジェット不足によって引き起こされる受信可能範囲の穴も、考慮され得る。
RSRQベースの評価が、セル選択に導入され得る。この技法は、干渉によって引き起こされる受信可能範囲の穴の問題を部分的に軽減することができる。しかしながら、この技法は、以下のうちの1つ以上により、受信可能範囲の穴を防止しない場合がある。
例えば、RSRQベースの評価は、データチャネルが適正に稼働しているが、制御チャネル上の受信可能範囲の穴を防止しない場合がある。この問題は、制御チャネル上の干渉の問題が、データチャネルに対して解決するのがはるかに困難であり得る、単一搬送波hetnetシナリオで、重大である場合がある。以下でさらに説明される実施形態より以前には、制御チャネル干渉問題を取り扱う効果的な技法がなかった。したがって、データチャネル用の好適なセルは、必ずしも制御チャネル用の好適なセルではない場合がある。本明細書で説明される実施形態は、UEが両方の値の知識に基づいてセル選択を行うことができるように、制御チャネルおよびデータチャネルRSRQを別々に測定することを検討する。
加えて、RSRQベースの評価は、CRSの伝送電力がデータチャネルの伝送電力とは異なり得るという事実によって引き起こされる、受信可能範囲の穴を防止しない場合がある。IDLEモードでのUEは、それらの間の伝送電力差を認知していない場合があり、したがって、RSRQ推定は、正確ではない場合がある。Hetnetでは、この問題は、低電力および高電力ノード間の緊密な干渉協調要求により、他のネットワークより悪化し得る。異なる干渉協調スキームが、制御チャネルおよびデータチャネルに適用され得るので、制御領域およびデータ領域中のCRSトーンは、それら自体の間で同じ伝送電力を、使用する場合も使用しない場合もある。さらに、CRSトーンは、データ/制御トーンと比較して、同じ伝送電力を、使用する場合も使用しない場合もある。これらの要因の全てはさらに、セル選択精度に影響を及ぼし得る。しかしながら、本明細書で説明される実施形態は、そのような受信可能範囲の穴に対処する。
なおもさらに、RSRQベースの評価は、UL/DL不均衡によって引き起こされる受信可能範囲の穴を防止しない場合がある。しかしながら、本明細書で説明される実施形態は、そのような受信可能範囲の穴に対処する。
IDLEモード対CONNECTEDモード要求
範囲拡張またはバイアスRSRPセル選択の1つの目標は、より多くのUEが、低電力アクセスノードによって提供されるセル分割容量利得から利益を得ることができるように、低電力アクセスノードの電波到達範囲または受信可能範囲を拡張することである。しかしながら、範囲拡張を採用することによるhetnet内の容量利得は、主に接続モードでのUEに適用可能であり得る。したがって、UEは、IDLEモードで非最良セル上にとどまることによって、少なくとも容量の目的に対して、ほとんど獲得しない場合がある。この場合において、IDLEモードでのUEは、既存の再選択規則に基づいて、特定のセルを選択し得る。しかしながら、接続モードへの移行時に、UEは、ネットワークがトラフィックに使用することを好む、異なるセルへ即時にハンドオーバーされ得る。しかしながら、実用的な観点から、IDLEモードで選択されたセルは、CONNECTEDモードで選択されたセルと同じになることが望ましくあり得る。この態様において、UEがIDLEモードからCONNECTEDモードに移行する場合に、より少ないハンドオーバが起こり得る。
UEがIDLEモードである場合に、1つ以上の基準が考慮され得る。例えば、UEは、IDLEモードでその時間のかなりの部分を費やすことが予期され得るため、(バッテリ電動UEの)電力消費が重要な基準であり得る。
別の基準は、DL SINRであり得る。DL上で、IDLEモードでのUEは、ページングメッセージを監視し得、時には、放送システム情報を取得または再取得し得る。これらの動作の両方は、最高の観察されたDL SINRを有するアクセスノードを選択することによって促進され得る。HARQ再伝送が、ページングメッセージに対して可能でない場合があるので、より高いSINRが、受信されるページングメッセージの正しい復号を確保するのに役立つことに留意されたい。加えて、より高いSINRは、システム情報伝送の可能なHARQ組み合わせの必要性を低減し、それはひいては、UEにおける電力消費を低減し得る。
別の基準は、IoTであり得る。UL上で、IDLEモードでのUEは、追跡領域登録および追跡領域更新等の時折のアップリンク伝送を行い得る。IDLE UEのほとんどが、高電力ノード上にとどまることを選択する場合、これは、セル選択が最良DL電力に基づく場合であり得、UL伝送は、高電力ノードから遠く離れたUEから高い電力を必要とし得る。高電力伝送は、UE節電のために良くない場合があり、高電力伝送は、システムの中の全体的IoTのためにも良くない場合がある。
負荷バランシングが、別の基準である。セル選択が、DL最良電力に基づく場合、IDLE UEのほとんどは、高電力ノード上にとどまり得る。この場合、高電力ノードは、追跡領域登録、追跡領域更新、RACH活動、およびRRC接続設定活動からの過剰なULトラフィックにさらされる場合がある。例えば、容量の障害が、衝突を回避するために使用される多数のRACHプリアンブルによって引き起こされる場合がある。
結果として、それぞれ異なる利点および不利点を有する、いくつかの可能なIDLEモードセル選択/再選択アプローチがあり得る。以下で説明されるアプローチは、新しいセル選択に基づくIDLEモード移動が必要とされる場合、または所望される場合を例証する。次の項では、どのようにしてセル選択が行われ得るかについて、より詳細な実施形態が提供される。
1つのIDLEモードセルアプローチは、IDLEモードセル再選択であり得る。IDLEモードでのUEについて、1)2つの連続セル再選択の間の時間が、短くなり過ぎないように、および、2)追跡領域登録および更新関連メッセージが、高および低電力アクセスノードの間でより良好に配信され得るように、低電力アクセスノードの範囲拡張が、セル選択および再選択手順によって考慮され得る。このアプローチは、UE UL節電、ならびにIDLEモード負荷バランシングを提供し得る。しかしながら、UEが最良DL電力ノードに接続されないことがあるので、このアプローチは、DL SINR影響に対処するためにeICICを必要とし得る。それでもなお、IDLEモードUEが範囲拡張ベースのセル選択を使用するか使用しないかにかかわらず、eICICがCONNECTEDモードUEに必要とされ、または所望され得るので、この問題は関心事ではないことがある。
別のIDLEモードセル選択アプローチは、CONNECTEDモードへの移行の直後の可能なハンドオーバであり得る。IDLEモードでのUEは、その上にとどまるセルを選択するために、Release 9セル選択または再選択基準を使用し得る。したがって、最良の信号品質を伴い、正しいPLMN等であるが、それに限定されない他の関連選択基準の全てを満たすセルが選択され得る。このアプローチは、IDLEモードである間にUE電力消費を最小限化し得る。そのようなUEがCONNECTEDモードになると、ネットワークは、全体的なスペクトル効率を向上させるために、異なるセルへのUEのハンドオーバを行うか否かを決定する場合に、範囲拡張または負荷バランシングを考慮し得る。このシナリオでは、セル選択は、UEが(IDLEモードである間に)セル再選択を行っている場合、ならびにUEがCONNECTEDモードに移行している場合に最良RSRPに基づき得る。しかしながら、UEがCONNECTEDモードになった後に、範囲拡張または負荷バランシングが考慮され得る。この実施形態は、UEが、CONNECTEDモードに移行する前に範囲拡張または負荷バランシングベースのセル選択を使用し始める可能性がある、以下で説明される実施形態とはわずかに異なり得る。この実施形態では、現在のIDLEモード手順への影響が最小限化され得る。UEは、eICICがなくても、良好なアイドルモードDL受信可能範囲を有し得る。しかしながら、このアプローチは、IDLEモードUEのUE UL節電または負荷バランシングに関して、より効率的であり得る。
さらに別のIDLEモードセルアプローチは、CONNECTEDモードになる前の中間セル再選択であり得る。この実施形態では、IDLEモードでのUEは、その上にとどまるセルを選択するために、リリース9セル選択または再選択基準を使用し得る。例えば、最良のセルは、最良のRSRPまたはRSRQを伴い、正しいPLMN等であるが、それに限定されない他の関連選択基準の全てを満たすセルであり得る。このアプローチは、IDLEモードである間にUE電力消費を最小限化しなくてもよい。
UEが呼び出される、またはエンドユーザが接続セッションを開始することを希望する場合等の、CONNECTEDモードになる前に、UEは、隣接セルからのその最近の測定およびシステム情報を調査し得る。この場合、範囲拡張および負荷バランシングは、接続モードになる前のこの中間セル再選択のための新しいセル選択基準と見なされ得る。UEは、IDLEモードからCONNECTEDモードへの移行を開始する前に、セルリソースの予測される消費全体を最小限化する、または最良負荷バランシングにつながるセル等の適切な隣接セルを再選択し得る。
このアプローチは、RACH、RRC接続設定、および負荷バランシングのために良い。このアプローチは、たとえeICICがなくても、DL受信可能範囲にも良い。しかしながら、このアプローチは、追跡領域更新メッセージのための負荷バランシングに役立たない場合がある。さらに、UEが、RRC接続確立を行うために範囲拡張基準に基づいて別のセルを見つける必要があり得るので、固有の待ち時間が生じる場合がある。この問題は、UEが1つのセルからページングメッセージを受信し、次いで、呼び出しに応答するために、システム情報を再選択して取得するために、または別のセルを再選択して取得するためにいくらかの時間をかけなければならない移動端末呼び出しについて悪化する場合がある。したがって、このアプローチは、携帯電話から発せられた呼び出しに対してより良好に機能し得る。
上記のアプローチでは、問題は、セル選択または関連付けが範囲拡張または負荷バランシングに基づく場合に、制御チャネル上の受信可能範囲の穴をどのようにして回避するかであり得る。例えば、IDLEモードセル再選択アプローチ、およびCONNECTEDモードになる前の中間セル再選択アプローチに関して、有効なeICICが利用可能ではない場合、UEは、不良なDL SINRにより、ページングを受信すること、またはRRC接続確立を行うことができない場合がある。
IDLEモードハイブリッドセル選択/再選択
本明細書で説明される実施形態は、異種ネットワーク内のUEセル選択に対処するための少なくとも3つの全体的技法を提供する。第1の技法は、受信可能範囲の穴を防止するために、セル選択/再選択で制御チャネルRSRQおよびデータチャネルRSRQの両方を使用し得る。第2の技法は、UEが妥当なRSRQを伴うセル上にとどまることができ、hetnetが負荷バランシングを依然として提供することができるように、異なるセル間で異なるRSRP/RSRQバイアス値を使用し得る。第3の技法は、受信可能範囲の穴が検出された場合に、最良電力ベースのセル選択へのUEフォールバックを可能にし得る。
ハイブリッドセル選択/関連スキームは、一次スキームとしてRel.10セル選択スキームを使用し得るが、いったん受信可能範囲の穴が検出されると、Rel.8/9セル選択へ戻り得る。ハイブリッドセル選択/関連スキームは、一次セル選択/関連機構を特定する必要がない。言い換えれば、任意の一次セル選択/関連機構は、受信可能範囲の穴が検出された場合に、Rel.8/9「最良電力」ベースのセル選択に戻ることができる。一次セル選択およびフォールバックセル選択の両方が、データチャネルRSRQならびに制御チャネルRSRQを考慮し得る。以下の2つの異なる解決策が、第1の技法(UEがIDLEモードで新しいセル選択スキームを使用する)、または第3の技法(UEがIDLEモードからCONNECTDEDモードになる直前に新しいセル選択を使用する)のいずれかにおいて、IDLEモードセル選択に適用され得る。
経路損失ベースの範囲拡張を使用した一次セル選択
一実施形態では、一次セル選択は、経路損失ベースの範囲拡張であり得る。いったん一次セル選択が失敗すると、フォールバックセル選択は、Rel.9スキームに基づき得る。経路損失は、以下の方程式を使用して、dB単位でUEによって推定され得る。
PL=referenceSignalPower−上位層のフィルタにかけられたRSRP
ReferenceSignalPowerは、TS 36.213で定義されるように、アクセスノードからのダウンリンク参照信号EPREである。制御チャネルおよびデータチャネル品質の両方を考慮する、新しいS基準が使用され得る。この新しいS基準は、以下で定義される。
新しいS基準の定義
実施形態では、UEがとどまり得る好適なセルは、以下のように定義されるセル選択基準Sを満たし得る。
ここで、
である。
データチャネル品質および制御チャネル品質は、別々に測定され得る。この技法は、Rel.8およびRel.9定義とは異なる。Rel.8では、S基準がSrxlevのみを考慮する一方で、Rel.9は、SrxlevおよびSqualの両方を考慮する。本明細書で説明される実施形態では、Squalは、異種ネットワーク内のデータチャネルおよび制御チャネルの違いをより正確に捕捉するように、さらにSqual_DおよびSqual_Cに分割される。いくつかの実施形態では、Squal_DおよびSqual_Cを計算する際に使用されるパラメータは、同じであることもないこともある。新しい基準に基づいて、以下の測定規則も変更され得る。
RAT間については、UEは、より高い優先順位のRAT間周波数を検索し、測定し得る。Srxlev≧SnonintrasearchP、および、Squal_D>SnonIntraSearchQ−D、および、Squal_C>SnonIntraSearchQ−Cである場合に、UEは、等しいまたはより低い優先順位のRAT間周波数を検索しないことを選択し得る。そうでなければ、UEは、可能な再選択に備えて、それ以下の優先順位のRAT間周波数を検索し、測定し得る。
周波数間については、UEは、より高い優先順位の周波数間隣接セルを検索し、測定し得る。Srxlev≧SnonintrasearchP、Squal_D>SnonIntraSearchQ−D、およびSqual_C>SnonIntraSearchQ−Cである場合に、UEは、それ以下の優先順位の周波数間隣接セルを検索しないことを選択し得る。そうでなければ、UEは、可能な再選択に備えて、それ以下の優先順位の周波数間隣接セルを検索し、測定し得る。
周波数内については、サービングセルが、Srxlev>SIntraSearchP、Squal_D>SIntraSearchQ−D、およびSqual_C>SIntraSearchQ−Cを満たす場合に、UEは、周波数内測定を行わないことを選択し得る。そうでなければ、UEは、周波数内測定を行い得る。
新しいセル測定パラメータは、以下のように定義され得る。
上記で定義されるS基準は、SIB1およびSIB3メッセージに影響を及ぼし得る。これらのメッセージがどのように影響を受け得るかという実施例が、以下で提供される。例えば、SIB1は、イタリック体で示される変更を伴って、以下のように変更され得る。
ここで、
SIB3は、イタリック体で示される変更を伴って、以下のように変更され得る。
ここで、
新しいS基準に加えて、実施形態はまた、新しいR基準の定義も検討する。実施形態では、サービングセルに対するセルランキング基準Rsおよび隣接セルに対するRnは、以下のように定義され得る。
ここで、
上記で定義されるR基準は、経路損失ベースの範囲拡張を使用した一次セル選択のためのR1と呼ばれ得る。最小のR基準を伴うセルが選択され得る。RSRPは、測定された信号強度であり得る。実施形態では、SIB4およびSIB5メッセージは、周波数内および周波数間セル再選択に関する隣接セル関連情報を含み得る。SIB4およびSIB5メッセージの両方において隣接セルの参照信号伝送電力を伝えるために、パラメータreferenceSignalPowerが、隣接セル情報に追加され得る。また、Q_Hyst_plもSIB3メッセージに追加され得、Qoffset_plが、以下のようにSIB4およびSIB5メッセージに追加され得る。
以下は、R1を使用するサービングセルに対するSIB3メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
以下は、R1を使用する周波数内隣接セルに対するSIB4メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
以下は、R1を使用する周波数間隣接セルに対するSIB5メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
別の実施形態では、Rel.9で定義されるような同様のR基準形式が、本明細書で説明されるハイブリッドセル選択スキームで使用され得る。しかしながら、実施形態は、2組のQoffsetパラメータを提供し得る。Qoffset1は、マクロまたはマイクロ/フェムト/ピコアクセスノード伝送電力をオフセットするために使用され得る。経路損失ベースの範囲拡張を使用した一次セル選択のためのR2と呼ばれ得る、新しいR基準は、以下のように定義され得、Rsはサービングセルに対するランキング基準であり、RNは隣接セルに対するランキング基準である。
最大のR基準を伴うセルが選択され得る。受信可能範囲の穴が検出された場合のフォールバック機構として「最良電力」ベースのセル選択を使用しながら、UEが正常条件下でPLベースのセル選択を使用することを可能にするために、新しいオフセットQoffset1が導入され得る。この場合、UEは、IDLEモードで独自の決定を行うさらなる自由を有し得る。言い換えれば、Qoffsetは、R8/9再選択基準が本明細書で説明される他の変更の影響を受けずに動作することを可能にするために使用され得る。さらに、パラメータQoffset1が、加えて、新しいR10再選択挙動を達成するように適用され得る。これらの事実はまた、本明細書で説明される他の実施形態に適用され得る。
新しいパラメータq−offsetCell1が、隣接セルとサービングセルとの間の参照信号電力差を考慮するために、隣接セル情報SIB4/SIB5メッセージに追加され得る。以下は、R2に対する周波数内隣接セルの新しいSIB4メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
以下は、R2に対する周波数間隣接セルの新しいSIB5メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
R1およびR2の両方に対する、BCCHを介して送信される必要がある情報は、重要であり得る。例えば、パラメータreferenceSignalPowerは、この情報を送達するために、SIB4/SIB5の中で各隣接セルに対して7ビットを使用し得る。160の隣接アクセスノード(16の高電力隣接マクロアクセスノードおよび各マクロアクセスノード内の10のマイクロ/ピコ/フェムトアクセスノード)がある場合に、7x160=1120ビットが、SIB4およびSIB5の両方で使用され得る。この数のビットは、SIB4/SIB5メッセージにとって問題ではない場合があるが、低オーバーヘッド解決策を使用することが、依然として有益である。余分なビットは、アクセスリンク帯域幅の無駄を引き起こす場合があり、UEのリソース(帯域幅および電力を含む)の無駄を引き起こす場合があり、または余分な遅延を引き起こす場合がある。
実施形態は、SIB4/SIB5メッセージのサイズを縮小するように、少なくとも2つの代替案を検討する。しかしながら、これらの代替案は、UE側でより複雑な手順を招く場合がある。
R1およびR2に適用される、第1の代替案では、隣接アクセスノード間でreferenceSignalPowerを交換する必要がない。したがって、バックホール交換が必要とされないことがある。各アクセスノードは、SIB2の中で独自のreferenceSignalPowerを伝送するのみであり得、それはRel.8/9ですでに規定されている。UEは、上記のRおよびRを計算する場合に、その以前に記憶されたreferenceSignalPowerを使用し得る。各対応セルに対する以前に記憶されたreferenceSignalPowerがない場合に、UEは、上記の方程式の中でデフォルト電力レベルを仮定し得る。デフォルト電力レベルは、hetnet構成においてマクロアクセスノード電力レベルとして選択され得る。一実施形態では、デフォルト電力レベルdefault_referenceSignalPowerは、以下で示されるように、SIB2−>radioResourceConfigCommonSIB−>pdsch−ConfigCommonにおいて提供され得る。デフォルト値が記憶された後に、UEは、この値を復号しないことを選択し得、または、秒で表され得る所与の時間間隔ごとのみに、この値を復号することを選択し得る。デフォルト値は、現在のサービングセルの中にreferenceSignalPower値を記憶している隣接セルのみに使用され得る。
以下は、「default_referenceSignalPower」データを含む、新しいSIB2メッセージの実施例である。変更はイタリック体で示される。
UEが選択されたセル上にとどまり、そのBCCHを聴取し、とどまったセルに対するreferenceSignalPowerを受信した後に、2つのオプションがあり得る。第1のオプションでは、UEは、セルランキングおよび再選択を即時に行わないことがある。UEが現在のサービングセル上にとどまり得るので、受信したreferenceSignalPowerは、ある時間が経過した後に、次のセル再選択ランキング手順のみに適用され得る。別のオプションでは、UEが現在のサービングセル上にとどまり得るので、UEは、ある時間が経過するとすぐに、セル品質を再びランク付けするために、受信したreferenceSignalPowerを適用し、セルランキング手順を再び開始し得る。現在のサービングセルが依然として最良セルである場合、UEは、現在のセルの中にとどまり得る。より良好なセルが見つかった場合、UEは、新しいセルに切り替わり得る。
R1およびR2の両方に適用され得る、SIB4/SIB5メッセージのサイズを縮小するための第2の代替案は、信号伝達負荷およびセル再選択の性能と、単純性との間のトレードオフを見つけることであり得る。このハイブリッドアプローチでは、マクロであろうと、またはマイクロ/ピコ/フェムト/中継であろうと、各セルが、referenceSignalPowerまたはq−Offsetセル1の部分的リストを確立し得る。各セルは、BCCHを介して、この情報を伝送し得る。例えば、リストは、同じマクロセルの内側のマイクロアクセスノードのみを含み得るか、またはリストは、ある数以下の隣接アクセスノードのみに限定され得る。限定された組のアクセスノードは、BCCHを伝送するセルに最も近いこれらのアクセスノードであり得る。UEがリストを受信した場合、UEは、セル再選択ランキング手順を行う場合に、改訂されたセルランキング公式を適用し得る。最良のセルが見つかった場合、セルのreferenceSignalPowerまたはq−OffsetCell1は、すでにリストに含まれているならば、UE側でさらなるアクションが必要とされないことがある。セルのreferenceSignalPowerまたはq−OffsetCell1がリストに含まれていない場合、上記で説明される同じアプローチ(各アクセスノードがSIB2の中で独自のreferenceSignalPowerを伝送する)が使用され得る。この場合、SIB4/SIB5形式は、R1およびR2の両方について上記で示されるのと全く同じであり得るが、referenceSignalPowerまたはq−OffsetCell1送信のための隣接アクセスノードのより小さいリストを有し得る。
SIB4/SIB5メッセージのサイズを縮小するための第3の代替案は、サービングセルおよび隣接セルに対するreferenceSignalPowerまたはq−OffsetCell1を送信する代わりに、関連アクセスノードが高電力または低電力アクセスノードであるかどうかという単一ビット指標を信号伝達することであり得る。例えば、15dB等の高電力アクセスノードと低電力アクセスノードとの間の電力差のデフォルト値が、UEにおいて仮定され得る。したがって、信号伝達オーバーヘッドが有意に低減され得、UEは依然として、アクセスノード伝送電力の考慮を伴ってセル選択または再選択を行うことができ得る。サービングセルのこの単一ビット指標は、SIB2メッセージに追加され得、隣接セルに対する指標は、隣接セルに対するSIB4またはSIB5メッセージに追加され得る。このスキームは、多重レベル伝送電力が異なるノードについてネットワーク内に存在する場合、マルチビット解決策に拡張され得る。例えば、2ビットが、4つの異なるレベルの所定の伝送電力に対処することができる。
SIB4/SIB5メッセージのサイズを縮小するための第4の代替案は、異なるSIBメッセージの中で異なるセルの電力部類を送信することであり得る。場合によっては、アクセスノード電力レベルは、例えば、46dBm、37dBm、30dBm、および25dBm等のいくつかの部類に限定され得る。この場合、2ビットが、アクセスノード電力部類を示すのに十分であり得る。サービングセルの電力部類は、SIB2メッセージの中で送信され得、隣接セルの電力部類は、SIB4およびSIB5メッセージの中で送信され得る。UEは、パラメータreferenceSignalPowerまたはQoffset1を単独で計算し得る。指標マッピングが、標準化され得、またはBCCH等の上層信号伝達を介してUEに信号伝達され得る。
セル選択および再選択手順
ハイブリッドセル選択または再選択は、以下で説明されるように行われ得る。以下の手順は、本明細書で説明される実施形態のうちのいくつかが、どのようにしてRAT間、周波数間、ならびに周波数内セル選択および再選択の完全過程に含まれ得るかという一実施例にすぎない。他の手順も検討される。
第1に、セル選択は、UEが隣接セル測定を行うことを伴って開始し得る。RAT間選択については、Srxlev≧SnonintrasearchP、Squal_D>SnonIntraSearchQ−D、およびSqual_C>SnonIntraSearchQ−Cである場合に、UEは、より高い優先順位のRAT間周波数のみを検索し得る。そうでなければ、UEは、可能な再選択に備えて、より高い、より低い優先順位のRAT間周波数を検索し、測定し得る。周波数間選択については、Srxlev≧SnonintrasearchP、Squal_D>SnonIntraSearchQ−D、およびSqual_C>SnonIntraSearchQ−Cである場合に、UEは、より高い優先順位の周波数間隣接セルのみを検索し得る。この場合、UEは、可能な再選択に備えて、より高い、等しい、またはより低い優先順位の周波数間隣接セルを検索し、測定し得る。周波数内選択については、サービングセルがSrxlev>SIntraSearchP、Squal_D>SIntraSearchQ−D、およびSqual_C>SIntraSearchQ−Cを満たす場合に、UEは、周波数内測定を行わないことを選択し得る。そうでなければ、UEは、周波数内測定を行い得る。
第2に、いったん測定が利用可能になると、UEは、以下で説明されるようなセル選択または再選択を行い得る。優先順位の高いRAT間または周波数間セルランキングおよび選択については、UEは、PLneighbor≦PLX,Highおよび上記で説明されるS基準の両方を満たす、全ての高優先順位隣接セルを選択し得る。1つよりも多くのセルが条件を満たす場合、UEは、PLに基づいてセルをランク付けし得、最低経路損失を伴うセルを選択し得る。この場合、PLX,Highは、現在のサービング周波数よりも優先順位の高いRATまたは周波数に向かって再選択する場合に、UEによって使用される経路損失閾値(dBt単位)であり得る。E−UTRANおよびUTRAN FDDの各周波数は、特定の閾値を有する場合がある。少なくとも1つの隣接セルが見つかった場合、UEは、選択されたセル上にとどまり得る。好適な隣接セルが見つからない場合、UEは、高優先順位の周波数に対するリリース8/9セル再選択基準に従うセルを選択しようとし得る。UEが少なくとも1つの隣接セルを見つけた場合、UEは、選択されたセル上にとどまり得る。複数の隣接セルがRel.8/9基準を満たすことが分かった場合、最良のセルが、受信電力に基づいて選択され得る。隣接セルのうちのいずれもRel.8/9再選択基準を満たさない場合、UEは、サービングセルと同じ優先順位を伴う周波数間/内隣接セルを選択しようとし得る。
等しい優先順位の周波数間または周波数内セルランキングおよび選択に関して、セル選択または再選択を行う第2のステップでは、UEは最初に、上記で規定されるセル選択基準Sを満たすセルに対する改訂されたR基準(R1およびR2)に基づいて、セルランキングを行い得る。最高ランクのセルがサービングセルである場合、UEは、サービングセルとともにどまってもよい。そうでなければ、少なくとも1つの隣接セルが再選択基準を満たすことが分かった場合、UEは、選択された最良のセル上にとどまり得る。そうでなければ、UEは、優先順位の低いセルランキングおよびセル選択を行い得る。
低優先順位のRAT間または周波数間セルランキングおよび選択に関して、セル選択または再選択を行う第2のステップでは、UEは、S基準ならびにPLserving≧PLserving,LowおよびPLneighbor≦PLX,Lowを満たす隣接セルを選択し得る。1つよりも多くのセルが条件を満たす場合に、UEは、PLに基づいてセルをランク付けし得、最低PLを有するセルを選択し得る。PLserving,Lowは、優先順位の低いRATまたは周波数に向かって再選択する場合に、サービングセル上のUEによって使用されるPL閾値(dB単位)を特定し得る。PLX,Lowは、現在のサービング周波数よりも優先順位の低いRATまたは周波数に向かって再選択する場合に、UEによって使用されるPL閾値(dBt単位)であり得る。少なくとも1つの隣接セルが再選択基準を満たすことが分かった場合、UEは、選択されたセル上にとどまり得る。そうでなければ、UEは、低優先順位の隣接セルが続く、等しい優先順位の隣接セルについてリリース8/9で特定されるようなセル選択または再選択手順を行い得る。
UEが、優先順位の高いRAT間または周波数間セルランキングおよび選択、等しい優先順位の周波数間または周波数内セルランキングおよび選択、あるいは低優先順位のRAT間または周波数間セルランキングおよび選択に関して上記で特定されるようなセル再選択手順を満たす、任意の好適な隣接セルを見つけた場合に、UEは、サービングセル上にとどまり続け得る。したがって、この場合、UEは、セルを再選択しないことがある。
別の実施形態では、UEは、以下の手順を使用して、優先順位の高いRAT間または周波数間セルランキングおよび選択、あるいは等しい優先順位の周波数間または周波数内セルランキングおよび選択を行い得る。第1に、UEは、上記で定義されるセル選択基準Sを満たす全てのセルに対する改訂されたR基準(R1およびR2)に基づいて、等しい優先順位のセルをランク付けし得る。最高ランクのセルがサービングセルである場合、UEは、サービングセルにとどまり得る。そうでなければ、少なくとも1つの等しい優先順位の隣接セルが再選択基準を満たすことが分かった場合、UEは、選択された最良のセル上にとどまり得る。そうでなければ、UEは、Rel.8/9セル選択または再選択基準に基づいて、等しい優先順位のセルランキングを行い得る。UEが、新しいセル再選択基準またはRel.8/9セル再選択基準を満たす、いずれの等しい優先順位のセルも見つけない場合に、UEは、セル選択のために優先順位の低いセルを考慮し得る。その上にとどまる優先順位の低いセルを選択するために、UEは、新しい経路損失ベースの再選択測定基準を使用し得る。その上にとどまる、いずれの好適な隣接セルも見つからなかった場合、UEは、優先順位の低いセルに対して定義されるRel.8/9セル再選択基準に戻り得る。
制御チャネルおよびデータチャネルの両方に対するRSRQを含む、上記で定義されるS基準を使用することによって、UEが受信可能範囲の穴に入り得る可能性が、多大に低減され得る。しかしながら、受信可能範囲の穴が依然として存在する場合がある。残存する受信可能範囲の穴の存在の1つの考えられる理由は、上記で説明されるような制御チャネルまたはデータチャネルに対するRSRQ測定の不正確性であり得る。この問題は、同種ネットワーク内でも存在する場合があるが、hetnetでは悪化する場合がある。UEは、選択されたセル上にとどまり得る。受信可能範囲の穴が検出された場合、UEは、Rel.9手順に戻ることによってセル選択をやり直し得る。
上述のように、受信可能範囲の穴は、制御チャネルまたはデータチャネルのいずれかについて発生する場合がある。IDLE状態では、動作中のデータ接続がなくてもよい。この場合、制御チャネルの受信可能範囲の穴の検出が、より重要であり得る。受信可能範囲の穴は、DL、UL、または両方で起こり得る。例えば、セル選択がDL最良受信電力に基づく場合、UL受信可能範囲の穴が起こる可能性が高い。セル選択がPLに基づく場合、DL受信可能範囲の穴が起こる可能性が高い。セル選択がバイアスDL受信電力に基づく場合、ULおよびDL両方の受信可能範囲の穴が発生する場合があるが、同じUEに起こらない場合がある。いずれも、前の2つの場合よりも起こる可能性が低い。
UEがDL受信可能範囲を確認するために、UEは、MIB を1回以上復号する必要があり得る。MIBは、BCCH上でアクセスノードによって周期的に伝送され得ることに留意されたい。UEは、BCCH MIBを数回検出することを選択し得る。受信可能範囲の穴は、例えば、UEが、m≦nで、n回の復号試行のうちのある回数m、BCCH MIBを復号できなかった場合に、検出され得る。この検出技法は、DL受信可能範囲の穴の検出に使用され得る。
UL受信可能範囲の穴を検出するために、別の実施形態では、UEが新しいセル上にとどまった直後に、UEは、競合ベースのモードを介して、RACHメッセージをサービングアクセスノードを送信することができる。競合モードメッセージングは、以下の図2および3に関して説明される。この場合、UEは、アクセスノードからRACH応答を受信することを予期し得る。UEが、ある回数後に有効な応答を受信しない場合、UEは、UL受信可能範囲の穴を検出し得る。IDLEモードRACH手順は、CONNECTEDモードRACH手順とは異なり得る。
図2は、本開示の実施形態による、Rel.8/9における競合ベースのランダムアクセス手順のフロー例である。この手順は、UE200とアクセスノード202との間で実装され得る。図2に示されるUE200、アクセスノード202、および手順は、図6で説明されるハードウェアおよびソフトウェア等のハードウェアおよびソフトウェアによって実装され得る。UE200およびアクセスノード202は、図1に関して説明されるUE118およびアクセスノード106のうちの任意のものであり得る。
過程は、UE200がランダムアクセスプリアンブル204をアクセスノード202に伝送すると始まる。アクセスノード202は、ランダムアクセス応答206をUE200に返信する。次いで、UEは、定期的伝送208(すなわち、メッセージ3)をアクセスノード202に伝送する。それに応じて、アクセスノード202は、競合解決メッセージ210(すなわち、メッセージ4)をUE200に伝送する。過程は、その後に終了する。
図3は、本開示の実施形態による、Rel.10IDLEモードにおける競合ベースのランダムアクセス手順のフロー例である。この手順は、UE300とアクセスノード302との間で実装され得る。図3に示されるUE300、アクセスノード302、および手順は、図6で説明されるハードウェアおよびソフトウェア等のハードウェアおよびソフトウェアによって実装され得る。UE300およびアクセスノード302は、図1に関して説明されるUE118およびアクセスノード106のうちの任意のものであり得る。
過程は、UE300がアクセスノード302にRACHプリアンブル304を伝送すると始まる。それに応じて、アクセスノード302は、RAR306をUE300に伝送する。UE300は、RAR308の妥当性をチェックし得る。次いで、UEは、別のRACHプリアンブル310をアクセスノード302に伝送し得る。アクセスノードは、第2のRAR312をUE300に伝送し得、UEは、第2のRAR314の妥当性をチェックする。UE300が第3のRACHプリアンブル316をアクセスノード302に送信すること、およびアクセスノード302が後続のRAR318をUE300に送信すること、また、UE300が第3のRAR320の妥当性をチェックすること等のこの過程は、繰り返し得る。したがって、図3では、ランダムに選択されたRACHプリアンブルが、何らかの値Nに等しい回数、ランダムに選択されたRACHリソース上で送信され得る。
図3に示される手順では、UEは、新しく選択されたアクセスノードによってアドバタイズされる経路損失要求に基づいて、グループAまたはグループBからRACHプリアンブルのうちの1つをランダムに選択し得る。有効なRA306がRARウィンドウ内で受信された場合、UE300は、別のRACHプリアンブルをランダムに選択し、ランダムに選択されたRACHリソース上で、他のRACHプリアンブルをアクセスノード302に伝送し得る。このステップは、RAR306がUE300によって送信されるRACHプリアンブル304に応じていることを確認するために使用され得る。RAR306が時間窓内でUE300によって受信されなかった場合、UE300は、ランダムな後退を伴うが、初期伝送からUE伝送電力を増加させることなく、ランダムに選択されたRACHプリアンブル304を送信し得ることに留意されたい。
このステップは、RACH競合の確率がある程度軽減され得るように、使用され得る。例えば、UEが経路損失に基づいてアクセスノード302を選択した場合、上記で定義されるRACH手順は、ネットワークまたはUEのいずれか一方によって開始されるネットワーク接続手順の場合に、ULおよびDLの両方が許容性能を有することを確実にするのに役立ち得る。上記で定義されるS基準は、以前から既知であり得た任意のS基準よりも高いRSRQ要求を有し得ることに留意されたい。しかしながら、経路損失ベースのセル選択と併せて定義されるS基準は、受信電力ベースのセル再選択と併せて定義されるS基準と比較して、より低いRSRQ要求を有し得る。
さらに別の実施形態では、IDLEモードRACHがアクティブモードRACHとの衝突を引き起こす可能性が低いように、少数のRACHプリアンブルが、IDLEモードUEのために留保され得る。別の実施形態では、以下の条件を満たすUEのみが、IDLE RACHを使用し得る。
Squal_C≦threshold_CまたはSqual_D≦threshold_Dであり、かつ、UEがBCCHの復号に成功した場合に、UEは、セル選択後にRACHを行い得る。この実施形態では、threshold_C>q−QualMinCおよびthreshold_D>q−QualMinDである。
別の実施形態では、UEは、どんなIDLEモードRACHも送信しないことがある。UEは、UL受信可能範囲の穴があるかどうかを検出するためにTAUメッセージを送信する必要があるまで待ち得る。UEがTAU更新のためにRRC/NAS接続を確立できなかったが、UEが依然としてページングメッセージを受信することができる場合に、UEは、UL受信可能範囲の穴を検出し、セル選択をやり直し得る。この手順は、RACHオーバーヘッドを低減するのに役立ち得る。
いったん受信可能範囲の穴が検出され、UEが1秒等の特定の時間以上にわたってサービングセル上にとどまっている場合、UEはセル選択をやり直し得る。実施形態では、UEは、方程式(2)に基づくセルランキングを行うこと等によって、Rel.9セルランキング手順に戻り得る。それでもなお、可能であれば、基準は、依然としてRel.10に基づき得る。
2つの再選択手順の間のピンポン、および低電力セル(受信可能範囲の穴を伴う)と高電力マクロセルとの間の後続のピンポンを回避するために、いったんUEが受信可能範囲の穴から回復した場合、UEがセル選択および再選択に再び同調することを可能にする基準の選択に注意を払うべきである。受信可能範囲の穴からの回復は、例えば、連続nの回数にわたって、UEがBCH上で伝送されたMIB、またはページングメッセージの復号に成功した場合に、認められ得る。回復はまた、サービングセルの測定されたRSRP/RSRQがある期間にわたってある閾値を超える場合に認められ得る。
例えば、実施形態では、受信可能範囲の穴が回復した後にT1秒が経過し、また、UEが現在のサービングセル上にとどまった後にT2秒が経過したと仮定されたい。この場合、UEは、R10セル選択基準に戻り得る。この場合、T1およびT2の両方は、1秒よりも長いことがある。この実施例は、非限定的であり、上記で規定される正確な値は、実装に応じて異なり得る。
上記の実施形態では、たとえ干渉協調が(制御チャネル上またはデータチャネル上のいずれかで)効果的に行われないことがあっても、たとえRSRPおよびRSRQが(特にセル縁において)正しく推定されないことがあっても、上で定義されるハイブリッドセル選択手順は、依然としてUEが受信可能範囲の穴に入ることを防止し、さらに、UEが受信可能範囲の穴から迅速に回復することを可能にし得る。上記で説明される実施形態は、Rel.8/9UEに適用可能ではない場合がある。上記で説明される実施形態は、LTE−AまたはLTE−A以上のUEのみに適用され得る。
図4は、本開示の実施形態による、異種ネットワークで使用するためのセル選択手順例である。図4は、本明細書で説明される実施形態のうちのいくつかが、どのようにしてRAT間、周波数間、ならびにセル内選択および再選択の完全過程に含まれ得るかという一実施例を示す。図4に示される過程は、図1で説明されるようなアクセスノードおよびUEを使用して、図1に示されるような異種ネットワーク内で実装され得る。図4に示される過程は、図6に示されるようなハードウェアまたはソフトウェアを使用して実装され得る。図4に示される過程は、UEによって行われ得る。
過程は、IDLE状態から始まる。より高い再選択優先順位を伴う任意の異周波数がある場合、UEは、RAT間またはE−UTRAN間周波数で測定を行い得る(ブロック400)。Srxlev<SnonintrasearchPである場合、またはSqual<SnonintrasearchQである場合に、UEは、RAT間またはE−UTRAN間周波数に対する測定を行い得る(ブロック402)。Srxlev<SintrasearchPまたはSqual<SintrasearchQである場合に、UEは、周波数内隣接セルに対する測定を行い得る(ブロック404)。次いで、UEは、測定された周波数を、より高い優先順位(N)、等しい優先順位(N)、およびより低い優先順位(N)を伴う周波数に細分し得る(ブロック406)。RAT間隣接セルの全てが、サービングセルよりも高いまたは低い再選択優先順位を有し得ることに留意されたい。
≠0である場合に、UEは、PLneighbor≦PLX,HighおよびSといった、TreselectionRATに対する基準を満たすことができる、最良隣接セルを見つけ得る(ブロック408)。次いで、UEは、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうかを決定し得る(ブロック410)。基準に合格した場合(ブロック410における「はい」の決定)、UEは、最良セル上にとどまり得、UEは、受信可能範囲の穴がこの新しいセルについて存在するかどうかを検出し得る(ブロック412)。とどまった後に、UEは、受信可能範囲の穴があるかどうかを決定する(ブロック414)。受信可能範囲の穴が存在しない場合に、UEは、新しいセルにとどまり得(ブロック416)、その後に過程が終了する。
しかしながら、受信可能範囲の穴が存在すると決定する場合(ブロック414における「はい」)、またはいずれの隣接セルも基準に合格していない場合(ブロック410における「いいえ」の決定)に、N≠0であれば、UEは、高優先順位のセルにリリース9セル選択手順を使用し得る(ブロック418)。UEは再度、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうかを決定する(ブロック420)。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格する場合に、UEは、再選択手順を行い得(ブロック422)、その後に過程が終了する。いずれの隣接セルも基準に合格していない場合(ブロック420における「いいえ」の決定)に、NE≠0であれば、UEは、S基準を満たすセルをランク付けし得、サービングセルのランクは、R=(PL−PLhyst)に従って決定され得、隣接セルのランクは、R=(PL+PLoffset)に従って決定され得る(ブロック424)。
次いで、UEは、サービングセルが最高ランクのセルかどうかを決定する(ブロック426)。サービングセルが最高ランクである場合(ブロック426における「はい」の決定)に、UEは、サービングセルにとどまり得(ブロック428)、その後に過程が終了する。しかしながら、サービングセルが最高ランクでない場合(ブロック426における「いいえ」の決定)に、UEは、再度、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうかを決定し得る(ブロック430)。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格している場合(ブロック430における「はい」の決定)に、UEは、最良セル上にとどまり得、受信可能範囲の穴がこの新しいセルについて存在するかどうかを検出し得る(ブロック432)。その後、UEは、受信可能範囲の穴が存在するかどうかを決定し得る(ブロック434)。いずれの受信可能範囲の穴も存在しないとUEが決定する場合(ブロック434における「いいえ」の決定)、UEは、新しいセルにとどまり得(ブロック436)、その後に過程が終了する。しかしながら、受信可能範囲の穴が見つかった場合(ブロック434における「はい」の決定)に、UEは、以下でさらに規定されるように、ブロック442における過程へ進む。
ブロック430を参照して、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格していないとUEが決定する場合(ブロック430における「いいえ」の決定)に、N≠0であれば、UEは、PLserving≧PLserving,low、PLneighbor≦PLX,low、およびSといった、TreselectionRATに対する基準を満たすことができる、最良隣接セルを見つける(ブロック438)。次いで、UEは、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうかを再び決定する(ブロック440)。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているとUEが決定する場合(ブロック440における「はい」の決定)に、過程は、ブロック432に戻り、それに従って進む。いずれの隣接セルも基準に合格していないとUEが決定する場合(ブロック440における「いいえ」の決定)に、N≠0であれば、UEは、サービングセルについてはR=Qmeas,s+QHyst、および隣接セルについてはR=Qmeas,n−Qoffsetといった、パラメータに従ってセルをランク付けし得る(ブロック442)。ブロック442におけるこのランキングはまた、受信可能範囲の穴が存在するという決定(ブロック434における「はい」の決定)後に行われ得る。
次いで、UEは、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうか、別の決定を行い得る(ブロック444)。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格している場合(ブロック444における「はい」の決定)に、UEは、再選択を行い得(ブロック446)、その後に過程が終了する。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格していない場合(ブロック444における「いいえ」の決定)に、N≠0であれば、UEは、低優先順位のセルにリリース9セル選択手順を使用し得る(ブロック448)。
再度、UEは、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格しているかどうかを決定し得る(ブロック450)。少なくとも1つの隣接セルが基準に合格している場合(ブロック450における「はい」の決定)に、UEは、再選択を行い得(ブロック446)、その後に過程が終了する。そうでなければ、少なくとも1つの隣接セルが基準に合格していない場合(ブロック450における「いいえ」の決定)に、UEは、サービングセルにとどまり得(ブロック428)、その後に過程が終了する。
図4に関して説明される例示的な手順では、ブロック400、402、404、406、および408は、UEによって行われる測定および分析を反映する。ブロック418、442、444、448、および450は、Rel.9再選択手順を使用し得る、再選択技法を反映する。ブロック408、410、412、414、416、420、422、424、426、428、430、432、434、436、438、および440は、Rel.9再選択手順に追加され得るか、あるいはRel.9再選択手順に加えて、またはその代わりに使用され得る、手順である。
バイアス範囲拡張に基づく一次セル選択
上記で説明される実施形態は、経路損失ベースの範囲拡張を使用した一次セル選択に関する。ここで、バイアス範囲拡張に基づく一次セル選択に関して、別の組の実施形態が提示されている。
この組の実施形態では、UEは、セル選択を行う場合に、測定されたRSRP値に直接オフセットを適用することを考慮し得る。オフセットは、システム情報を介して送信することができる。方程式(6)において上記で定義される同じS基準が、バイアス範囲拡張に関する実施形態に適用され得る。しかしながら、異なるR(ランキング)基準が使用され得る。
R基準の定義
一実施形態では、バイアス範囲拡張のためのR1と呼ばれ得る、R基準は、以下のように定義され得る。最大R基準を伴うセルが選択され得る。
方程式(9)では、異なるセルが、異なるQoffset1値を有し得る。Qoffset1の値に影響を及ぼす要因のうちの1つは、アクセスノード伝送電力である。Qoffsetは、Rel.8/9で定義され、SIB4メッセージの中で送信され得る。新しいフィールドQoffset1が、サービングセルに対するSIB2−>radioResourceConfigCommonSIB−>pdsch−ConfigCommonメッセージの中、ならびに隣接セルに対するSIB4およびSIB5の中で追加され得る。特定Qoffset1を伴う、そのようなSIB2メッセージの実施例は、イタリック体の変更とともに、以下で規定される。
Qoffset1はまた、他のSIBメッセージの中で特定され得る。以下は、イタリック体の変更を伴う、周波数内隣接セルに対するSIB4メッセージの中で特定されているQoffset1の実施例である。
以下は、イタリック体の変更を伴う、周波数間隣接セルに対するSIB5メッセージの中で特定されているQoffset1の実施例である。
別の実施形態では、経路損失ベースの範囲拡張に対して定義されるものと同様のR基準も、ここで使用され得る。これらのR基準は、バイアス範囲拡張に関する実施形態のためのR2と呼ばれ得る。実施形態では、最大R基準を伴うセルが選択されであろう。
アクセスノードは、以下の方程式10の目標を達成するように、方程式8の中の適切なQoffset1値を構成し得る。アクセスノード間で交換される情報が異なる場合があるので、これら2つの異なる実施形態が提示される。方程式(10)の中のQoffset1が、方程式(8)中のbias_s−bias_nを表し得る一方で、Qoffset1は、方程式(8)中のReferenceSiganlPower_n−ReferenceSignalPower_sを表し得る。したがって、2つの方程式の中のQoffset1の範囲および意味は、異なり得る。
であり、
Qoffset1のための同じフィールドが、周波数内隣接セルに対する新しいSIB4メッセージ、およびR2のための周波数間隣接セルに対する新しいSIB5メッセージに関して上記で示されるように、SIB4およびSIB5メッセージの中へ追加され得る。同様に、SIB4およびSIB5メッセージサイズを縮小するため、ならびにアクセスノード間でRSRPオフセット情報を交換するバックホールトラフィックを低減するために、複数の代替案が存在する。これらの代替案は、上記の経路損失ベースの範囲拡張に基づく一次セル選択に関して説明されるものと同様であるが、これらの代替案はまた、以下でも対処される。
R1のみに適用され得る、第1の代替案では、各アクセスノードは、SIB2メッセージの中で独自のq−OffsetCell1のみを伝送し得る。この場合、UEは、上記のRおよびRを計算する場合に、その以前に記憶されたq−OffsetCell1を各対応セルに使用し得る。セルに対する以前に記憶されたq−OffsetCell1が存在しない場合に、UEは、保守的なセル選択のために0を仮定し得る。
R1およびR2の両方に適用され得る、SIBメッセージサイズを縮小するための第2の代替案では、各セル(マクロまたはマイクロ)は、q−OffsetCell1値の部分リストを確立し得る。次いで、部分リストは、SIB4およびSIB5メッセージを介して伝送され得る。UEが部分リストを受信した場合、UEは、セル再選択ランキング手順を行う場合に改訂されたセルランキング公式を適用し得る。
セルのq−OffsetCell1が部分リストに含まれていない場合、デフォルト値が使用され得る。R1におけるq−OffsetCell1のデフォルト値は、ゼロであり得る。q−OffsetCell1のデフォルト値は、R2に対して以下の通りであり得る。
この代替案では、UEは、マクロアクセスノードと、マイクロ/ピコ/フェムト/中継アクセスノードとを区別する必要があり得る。この区別を行う1つの可能な方法は、アクセスノードPCIを介する。アクセスノードPCIは、各範囲が一種類のアクセスノードに対応するように、異なる範囲に分割され得る。したがって、UEは、PCI範囲から種々のパラメータ(q−OffsetCell1、ならびにアクセスノード参照電力)の異なる設定を導出することができ得る。この場合、このパラメータを隣接アクセスノードPCIから導出することができるので、隣接アクセスノード参照電力を送信する必要がない。
別の代替案では、各セル(マクロまたはマイクロ)は、SIB4またはSIB5メッセージ上で、隣接アクセスノード伝送電力分類(マクロ、マイクロ、ピコ)をアドバタイズし得る。デフォルト電力差値は、PLを計算する際にUEによって仮定され得る。例えば、サービングアクセスノードがマクロアクセスノードである場合、UEは、15dB等であるがそれに限定されない、デフォルト伝送電力差が、サービングアクセスノードと隣接アクセスノードとの間に存在し得ることを仮定し得る。サービングアクセスノードがマイクロアクセスノードである場合に、デフォルト電力差は、ゼロ等であるがそれに限定されない、異なる値を有し得る。この技法は、隣接セルがマクロアクセスノードである場合に、望ましくないほど保守的である場合がある。しかしながら、この技法は、UEがマクロアクセスノードとして隣接マイクロアクセスノードを誤って扱うというリスクを防止し得る。
いったんUEが選択されたセル上にとどまると、サービングセルに対する適正な電力情報を有する。したがって、後にUEが復帰する場合に、選択がより正確であり得る。
SIBメッセージサイズを縮小するための第3の代替案では、サービングセルおよび隣接セルに対するq−OffsetCell1を送信する代わりに、アクセスノードが高電力アクセスノードであるか低電力アクセスノードであるかという単一ビット指標が信号伝達され得る。15dB等であるが、それに限定されない、高電力ノードと低電力アクセスノードとの間の電力差のデフォルト値が、UEにおいて仮定され得る。したがって、信号伝達オーバーヘッドがさらに低減され得る一方で、UEは、アクセスノード伝送電力を考慮しながら、セル選択または再選択を依然として行うことができ得る。サービングセルのこの単一ビット指標は、SIB2メッセージに追加され得、隣接セルに対する単一ビット指標は、隣接セルに対するSIB4またはSIB5メッセージに追加され得る。UEは、単独でQoffset1を計算し得る。このスキームは、多重レベル伝送電力が異なるノードについてネットワーク内に存在する場合、マルチビット解決策に拡張され得る。例えば、2ビットが、4つの異なるレベルの所定の伝送電力に対処することができる。
SIBメッセージサイズを縮小するための第4の代替案では、場合によっては、アクセスノード電力レベルは、46dBm、37dBm、および30dBm等のいくつかの部類に限定され得る。この場合、2ビットが、アクセスノード電力部類を示すのに十分であり得る。したがって、サービングセルの電力部類は、SIB2メッセージの中で送信され得、隣接セルの電力部類は、SIB4およびSIB5メッセージの中で送信され得る。UEは、単独でQoffset1を計算し得る。指標マッピングが、標準化され得、またはBCCH等の上層信号伝達を介してUEに信号伝達され得る。
セル選択および再選択
上記の経路損失ベースの範囲拡張に関して説明される同じセル選択および再選択手順は、バイアス範囲拡張に適用され得る。しかしながら、実施形態では、2つの技法の間の1つの違いは、上記で規定されるように、等しい優先順位のセルに対するセルランキングにあり得る。
結論
UEが移動手順を行う場合に、UEは、望ましくは、最良セルを選択し得る。最良セルは通常、最良信号強度を伴うセルであり得る。しかしながら、異種ネットワークでは、信号強度のみに基づくセル選択は、非効率的なチャネル利用および高いUE電力消費につながる場合がある。本明細書で規定されるような範囲拡張および負荷バランシングベースのセル選択は、低電力アクセスノードの受信可能範囲領域を効果的に増加させ、リソース利用を増加させ得る。それでもなお、UEは依然として、不適切なセル選択により、不良なSINR領域に入る場合がある。本明細書で説明される実施形態は、受信可能範囲の穴に入ることを防止すること、またはそれから回復することができるハイブリッドセル選択スキームを提供する。本明細書で説明されるスキームは、UEが望ましくない幾何学領域中でサービス提供される可能性を効果的に低減し得る。
図5は、本開示の実施形態による、異種ネットワークで使用するためのセル選択手順例である。この手順は、図6で説明されるハードウェアおよびソフトウェア等のハードウェアおよびソフトウェアを使用して、UEで実装され得る。UEは、図1に関して説明されるUE118のうちのいずれかであり得る。UEは、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮する受信信号品質基準に従って、セル選択または再選択を行う(ブロック500)。その後に過程が終了する。図1−4に関して上記で説明されるSおよびRの値は、上記で説明される公式および手段に従って決定され得る。範囲拡張技法は、同様に上記で説明されるように、経路損失ベースの範囲拡張またはバイアス範囲拡張のいずれかであり得る。
上記で説明されるUEおよび他の構成要素は、単独で、または組み合わせて、命令を実行することが可能である、または別様に上記で説明されるアクションの発生を推進することができる処理および他の構成要素を含む場合がある。図6は、本明細書で開示される1つ以上の実施形態を実装するために好適なプロセッサ610等の処理構成要素を含むシステム600の実施例を図示する。したがって、システム600は、Ad Server、Ad Engine、Ad App、DM Server、DM Client、XDMC、およびXDMS等の以前に説明されたエンティティのうちの1つ以上を実行するために採用され得る。プロセッサ610(中央プロセッサユニットまたはCPUと呼ばれ得る)に加えて、システム600は、ネットワーク接続デバイス620、ランダムアクセスメモリ(RAM)630、読取専用メモリ(ROM)640、二次記憶装置650、および入出力(I/O)デバイス660を含む場合がある。これらの構成要素は、バス670を介して相互に通信する場合がある。場合によっては、これらの構成要素のうちのいくつかは、存在しないことがあり、または、種々の組み合わせで、相互に、または示されていない他の構成要素と組み合わせられ得る。これらの構成要素は、単一の物理的エンティティの中、または1つより多くの物理的エンティティの中に位置する場合がある。プロセッサ610によって行われるものとして本明細書で説明される任意のアクションは、プロセッサ610によって単独で、または、デジタル信号プロセッサ(DSP)680等の、図面に示されている、または示されていない1つ以上の構成要素と併せて、プロセッサ610によって行われる場合がある。DSP680が別個の構成要素として示されているが、DSP680は、プロセッサ610に組み込まれる場合がある。
プロセッサ610は、ネットワーク接続デバイス620、RAM630、ROM640、または二次記憶装置650(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、または光ディスク等の種々のディスクベースのシステムを含む場合がある)からアクセスする場合がある、命令、コード、コンピュータプログラム、またはスクリプトを実行する。1つだけのCPU610が示されているが、複数のプロセッサが存在し得る。したがって、命令は、プロセッサによって実行されるものとして論議され得るが、命令は、同時に、連続的に、または別様に、1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。プロセッサ610は、1つ以上のCPUチップとして実装され得る。
ネットワーク接続デバイス620は、モデム、モデムバンク、イーサネット(登録商標)デバイス、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェースデバイス、シリアルインターフェース、トークンリングデバイス、光ファイバ分散データインターフェース(FDDI)デバイス、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイス、符号分割多重アクセス(CDMA)デバイス、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))無線送受信機デバイス等の無線送受信機デバイス、マイクロ波アクセス用の世界的相互運用性(WiMAX)デバイス、および/またはネットワークに接続するための他の周知のデバイスの形態を成し得る。これらのネットワーク接続デバイス620は、プロセッサ610が情報を受信する場合があるか、またはプロセッサ610が情報を出力する場合があるインターネットまたは1つ以上の電気通信ネットワーク、あるいは他のネットワークと、プロセッサ610が通信することを可能にし得る。ネットワーク接続デバイス620はまた、無線でデータを伝送および/または受信することが可能な1つ以上の送受信機構成要素625を含む場合もある。
RAM630は、揮発性データを記憶するため、および、おそらくプロセッサ610によって実行される命令を記憶するために使用される場合がある。ROM640は、典型的には二次記憶装置650のメモリ容量よりも小さいメモリ容量を有する、不揮発性メモリデバイスである。ROM640は、命令、および、おそらく命令の実行中に読み出されるデータを記憶するために使用される場合がある。RAM630およびROM640の両方へのアクセスは、典型的には、二次記憶装置650に対するよりも速い。二次記憶装置650は、典型的には、1つ以上のディスクドライブまたはテープドライブから成り、RAM630が全作業データを保持するほど十分に大きくない場合に、データの不揮発性記憶のために、またはオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用される。二次記憶装置650は、RAM630にロードされるプログラムが実行のために選択されると、そのようなプログラムを記憶するために使用され得る。
I/Oデバイス660は、液晶ディスプレイ(LCD)、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、スイッチ、ダイヤル、マウス、トラックボール、音声認識装置、カード読取装置、紙テープ読取装置、プリンタ、ビデオモニタ、または他の周知の入出力デバイスを含み得る。また、送受信機625は、ネットワーク接続デバイス620の構成要素である代わりに、またはそれに加えて、I/Oデバイス660の構成要素と見なされる場合がある。
したがって、実施形態は、方法、および、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮する受信信号品質基準に従って、セル選択または再選択を行うように構成されるプロセッサを備えているUEを提供する。実施形態では、プロセッサはさらに、セルランキング基準に従ってセル選択または再選択を行うように構成される。実施形態では、プロセッサはさらに、低電力アクセスノード、ピコアクセスノード、またはフェムトアクセスノードにセル選択または再選択を行うように構成される。
実施形態では、受信信号品質基準はさらに、経路損失ベースの測定基準を備えている。実施形態では、経路損失は、上位層のフィルタにかけられた参照信号受信電力を引いた参照信号伝送電力レベルによって定義される。実施形態では、セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
および、
である。
実施形態では、セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、セルランキング基準は、以下のうちの1つとして定義され、
または
ここで、
である。
実施形態では、Qoffset1およびQoffsetは、UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、方程式8で使用されるが、Qoffset1は、UEが別のチャネル品質条件を体験する場合に省略される。実施形態では、ある一定のチャネル品質条件は、UEで受信されるチャネル品質が閾値を上回る場合を含む。実施形態では、別のチャネル品質条件は、UEで受信されるチャネル品質が閾値を下回る場合を含む。実施形態では、ある一定のチャネル品質条件は、UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む。実施形態では、別のチャネル品質条件は、UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む。
実施形態では、セル選択または再選択基準は、バイアス経路損失測定基準を備えている。実施形態では、セル選択または再選択基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
であり、
である。
実施形態では、セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、セルランキング基準は、下式のうちの1つとして定義され、
ここで、
、または、
ここで、
である。
実施形態では、Qoffset1nは、Qoffsetと一緒に、受信可能範囲の穴が検出されない場合に、経路損失ベースのセル選択または再選択を使用するために、UEによって使用され、Qoffsetは、受信可能範囲の穴が検出された場合に、フォールバック機構として最良電力ベースのセル選択または再選択を使用するために、UEによって使用される。実施形態では、受信可能範囲の穴は、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対するパケットエラー率が所定のパケットエラー率を上回る場合に検出され、受信可能範囲の穴はまた、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対する受信信号品質が所定の受信信号品質を上回る場合にも検出される。実施形態では、受信可能範囲の穴の検出は、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルに対する成功率または失敗率を測定することによってチェックされる。実施形態では、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルは、受信可能範囲の穴の検出を支援するように構成される。
実施形態では、Qoffset1_nおよびQoffsetは、UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、Rn基準(10)で使用されるが、Qoffset1は、UEが別のチャネル品質条件を体験する場合に省略される。実施形態では、ある一定のチャネル品質条件は、UEで受信されるチャネル品質が閾値を上回る場合を含む。実施形態では、別のチャネル品質条件は、UEで受信されるチャネル品質が閾値を下回る場合を含む。実施形態では、ある一定のチャネル品質条件は、UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む。実施形態では、別のチャネル品質条件は、UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む。
いくつかの実施形態を本開示で提供したが、開示されたシステムおよび方法は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の具体的形態で具現化され得ることを理解されたい。本実施例は、制限的ではなく例証的と見なされるものであり、本明細書で与えられる詳細に制限されることを意図するものではない。例えば、種々の要素または構成要素が、別のシステムの中で組み合わされ、または統合され得、あるいは、ある特徴が省略され、または実装されなくてもよい。
また、離散的または別個のものとして種々の実施形態で説明および例証される、技法、システム、サブシステム、および方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技法、または方法と組み合わされ、あるいは統合され得る。相互に連結される、または直接連結される、あるいは通信するものとして示される、または論議される他の項目は、電気的であろうと、機械的であろうと、または別の方法であろうと、何らかのインターフェース、デバイス、または中間コンポーネントを通して、間接的に連結され、または通信し得る。変更、置換、および改変の他の実施例が、当業者によって究明可能であり、本明細書で開示される精神および範囲から逸脱することなく行うことができる。

Claims (42)

  1. UEであって、
    受信信号品質基準に従って、セル選択または再選択を行うように構成されているプロセッサを備え、前記受信信号品質基準は、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮し、
    前記受信信号品質基準は、経路損失ベースの測定基準をさらに備え、
    前記受信信号品質基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
    であり、
    である、UE。
  2. 前記プロセッサは、セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うようにさらに構成されている、請求項1に記載のUE。
  3. 前記プロセッサは、低電力アクセスノード、ピコアクセスノード、およびフェムトアクセスノードのうちの1つに対する前記セル選択または再選択を行うようにさらに構成されている、請求項1に記載のUE。
  4. 経路損失は、上位層のフィルタにかけられた参照信号受信電力を引いた参照信号伝送電力レベルによって定義される、請求項1に記載のUE。
  5. 前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、
    、または、
    のうちの1つとして定義され、ここで、
    である、請求項2に記載のUE。
  6. Qoffset1およびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、方程式8で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、請求項5に記載のUE。
  7. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、請求項に記載のUE。
  8. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、請求項6に記載のUE。
  9. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、請求項6に記載のUE。
  10. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、請求項6に記載のUE。
  11. 前記経路損失ベースの測定基準は、バイアス経路損失測定基準である、請求項1に記載のUE。
  12. 前記プロセッサは、セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うようにさらに構成され、前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、
    、ここで、
    、または、
    、ここで、
    のうちの1つとして定義される、請求項11に記載のUE。
  13. 受信可能範囲の穴が検出されない場合、経路損失ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffset1とQoffsetとが一緒に前記UEによって使用され、受信可能範囲の穴が検出された場合、フォールバック機構として最良電力ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffsetが前記UEによって使用される、請求項12に記載のUE。
  14. 前記受信可能範囲の穴は、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対するパケットエラー率が所定のパケットエラー率を上回る場合に検出され、前記受信可能範囲の穴は、前記ダウンリンク伝送または前記アップリンク伝送に対する受信信号品質が所定の受信信号品質を上回る場合にも検出される、請求項13に記載のUE。
  15. 前記受信可能範囲の穴の検出は、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルに対する成功率または失敗率を測定することによってチェックされる、請求項14に記載のUE。
  16. 前記1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルは、前記受信可能範囲の穴の検出を支援するように構成されている、請求項15に記載のUE。
  17. Qoffset1_nおよびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、Rn基準(10)で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、請求項12に記載のUE。
  18. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、請求項17に記載のUE。
  19. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、請求項17に記載のUE。
  20. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、請求項17に記載のUE。
  21. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、請求項17に記載のUE。
  22. 受信信号品質基準に従って、ユーザ機器(UE)がセル選択または再選択のうちの1つを行うことを含み、前記受信信号品質基準は、制御チャネル信号品質およびデータチャネル信号品質の両方を考慮し、
    前記受信信号品質基準は、経路損失ベースの測定基準をさらに備え、
    前記受信信号品質基準は、Srxlev>0 および Squal_D>0 および Squal_C>0として定義される基準を満たし、ここで、
    であり、
    である、方法。
  23. セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うことをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 低電力アクセスノード、ピコアクセスノード、およびフェムトアクセスノードのうちの1つに対する前記セル選択または再選択を行うことをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  25. 経路損失は、上位層のフィルタにかけられた参照信号受信電力を引いた参照信号伝送電力レベルによって定義される、請求項22に記載の方法。
  26. 前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、
    、または、
    のうちの1つとして定義され、ここで、
    である、請求項23に記載の方法。
  27. Qoffset1およびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、方程式8で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、請求項26に記載の方法。
  28. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、請求項27に記載の方法。
  30. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、請求項27に記載の方法。
  31. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、請求項27に記載の方法。
  32. 前記経路損失ベースの測定基準は、バイアス経路損失測定基準である、請求項22に記載の方法。
  33. セルランキング基準に従って、前記セル選択または再選択を行うことをさらに含み、前記セルランキング基準は、サービングセルに対するRsと、隣接セルに対するRnとを備え、前記セルランキング基準は、
    、または、
    、ここで、
    のうちの1つとして定義される、請求項32に記載の方法。
  34. 受信可能範囲の穴が検出されない場合、経路損失ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffset1とQoffsetとが一緒に前記UEによって使用され、受信可能範囲の穴が検出された場合、フォールバック機構として最良電力ベースのセル選択または再選択を使用するために、Qoffsetが前記UEによって使用される、請求項33に記載の方法。
  35. 前記受信可能範囲の穴は、ダウンリンク伝送またはアップリンク伝送に対するパケットエラー率が所定のパケットエラー率を上回る場合に検出され、前記受信可能範囲の穴は、前記ダウンリンク伝送または前記アップリンク伝送に対する受信信号品質が所定の受信信号品質を上回る場合にも検出される、請求項34に記載の方法。
  36. 前記受信可能範囲の穴の検出は、1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルに対する成功率または失敗率を測定することによってチェックされる、請求項35に記載の方法。
  37. 前記1つ以上のダウンリンクまたはアップリンク制御チャネルは、前記受信可能範囲の穴の検出を支援するように構成されている、請求項36に記載のUE。
  38. Qoffset1_nおよびQoffsetは、前記UEがある一定のチャネル品質条件を体験する場合、Rn基準(10)で使用されるが、前記UEが別のチャネル品質条件を体験する場合、Qoffset1は省かれる、請求項33に記載の方法。
  39. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を上回る場合を含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEで受信される前記チャネル品質が閾値を下回る場合を含む、請求項38に記載の方法。
  41. 前記ある一定のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに成功する場合を含む、請求項38に記載の方法。
  42. 前記別のチャネル品質条件は、前記UEが、所与のパケット損失率を有する制御チャネルおよびデータチャネルのうちの少なくとも1つを復号することに失敗する場合を含む、請求項38に記載の方法。
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