JP5662964B2 - 衣服 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばゴルフシャツ、ポロシャツ、ブルゾン、アンダーウェアー等の衣服に関するものであり、特に、腕を下ろしたときのシルエットをすっきりと見せることが可能で、かつ、腕を前に上げた状態の方がより自然な着用感が得られる衣服に関するものである。
図5は、従来のゴルフシャツの一例を示す図である。ゴルフシャツ100は、図5(a)に示すように、後身頃101と前身頃102の各アームホールに袖部103が縫着されており、脇下部には、後身頃101と袖部103の縫合線Aと、前身頃102と袖部103の縫合線Bが横方向に連続している。また、縦方向には、袖部103の端同士を縫い合わせた縫合線Cがあり、この縫合線Cの延長上に、後身頃101と前身頃102の脇部における縫合線Dが連続している。
そのため、このゴルフシャツ100の場合、脇下部の中央よりもやや背中側の領域(図5(a)中、破線W1で囲まれた領域)には、縫合線A〜Bと縫合線C〜Dが十字状に存在している。
また、図5(b)に示すような後頃201と前身頃202の間に脇頃204を設けたゴルフシャツ200の場合は、袖部203の端同士を縫い合わせた縫合線Cは、袖部203と脇頃204の縫合線E1,E2に分岐し、この縫合線E1,E2の延長上に、後身頃201と脇身頃204の縫合線F1と、前身頃202と脇身頃204の縫合線F2が夫々連続している。
そのため、このゴルフシャツ200の場合は、脇下部の中央部よりもやや背中側の領域(図5(b)中、破線W2で囲まれた領域)には、縫合線A、E1、F1がY字状に存在している。なお、図5において、一点鎖線U1,U2は、腕の断面を示している。
ところが、従来のゴルフシャツ100,200は、上記のとおり脇下部の中央部よりもやや背中側の領域W1,W2に十字状もしくはY字状の縫合線が存在し、この領域W1,W2の生地の伸縮性が低いために、腕を下ろした状態のときに、図6に示すように、後身頃101,201に押されるようにして袖部103,203に生地のダブつき105,205が生じるという問題があった。
このダブつき105,205は、腕を下ろしたときにアームホールラインAに沿って生じるものであるため、背中側のシルエットが損なわれてしまう。また、このダブつき105,205の部分の生地の摩擦によって、腕を前後に動かす動作や、腕を振り回す動作が快適に行えない。
特にゴルフは、メンタル面も大きく影響するスポーツであるため、例えばアドレス、バックスイングからトップまでの間に、ゴルフシャツの袖部の生地のダブつきのために腕の回転が充分でないと感じると、イメージどおりのスイングができずにミスショットをしたり、飛距離が伸びないことがある。
また、トップからフィニッシュの間においても、ゴルフシャツの袖部の生地のダブつきのために違和感があると、スイングのスムーズな動きを阻害する要因となる。また、袖部の生地のダブつきを常に気にしていると、集中力が散漫になるおそれがある。
図7は、従来のゴルフシャツ200の後頃201、前身頃202、袖部203、脇頃204の展開図であり、(a)は全体図、(b)は後頃201の上側半分の拡大図である。
従来の衣服の後頃は、このゴルフシャツ200の後頃201と同様、ショルダーポイント201aを始点にアームホールライン201bが形成されており、このアームホールライン201bの終点201cが袖下に位置しているものである(例えば、特許文献1の図4を参照)。なお、201dは肩線を示している。
特開2004−211253号公報
本発明が解決しようとする問題点は、従来の衣服は、脇下部の中央部よりもやや背中側の領域に縫合線が存在するために、腕を下ろした状態のときにアームホールラインに沿って生地のダブつきが生じて背中側のシルエットが損なわれてしまう点、及び、このダブつき部分の生地の摩擦によって、腕を前後に動かす動作や、腕を振り回す動作が快適に行えない点である。
本発明の衣服は、後頃に、ショルダーポイントを始点とし、袖部の形状に合わせて所要の形状にカットされたアームホールラインが形成された衣服において、前記後頃は、前記アームホールラインの終点が袖下の位置よりも前身頃側に突出し、袖部を受けるように裁ち出された突出部を有しており、かつ、前記突出部は縫着時に前記袖部とのみ縫合され該袖部との縫合線はV字状であることを最も主要な特徴としている。
上記本発明では、従来の衣服の脇下部に存在した十字状もしくはY字状の縫合線の代わりに、後頃のアームホールの終点が袖下の位置よりも前身頃側に突出し、袖部を受けるように裁ち出された突出部が存在するので、この部分の伸縮性が良好となり、腕を下した状態のときに後身頃のアームホールラインを上下方向に引っ張る力が作用する。
そのため、従来、腕を下ろしたときに生じていた袖部の生地のダブつきは、上記本発明の衣服においては、後頃のアームホールラインの下に潜り込むように折り畳まれて吸収される。よって、上記本発明によれば、腕を下ろしたときの生地のダブつきがなくなり、背中側から見たときのシルエットがすっきりとしたものとなる。
また、上記本発明によれば、従来の衣服の脇下部に存在した十字状もしくはY字状の縫合線が無いので、素材のストレッチ性が充分に生かされ、袖部の布地が上腕三頭筋を撫でるように刺激する。よって、上記本発明によれば、腕を前に上げる動作をした時の方がストレスがなく、より自然な着用感が得られる。
本発明の衣服の後頃、前身頃、袖部の展開図である。 本発明の衣服の脇下部の構成を示す図である。 本発明の衣服において、腕を下ろした状態のときに袖部に生じる生地のダブつきが後頃の下に潜り込むように折り畳まれて吸収される状態を示す図である。 本発明の後頃の最適な構成を説明する図である。 従来のゴルフシャツの一例を示す図であり、(a)は脇下部に十字状の縫合線が存在する例の図、(b)は脇下部に逆Y字状の縫合線が存在する例の図である。 従来のゴルフシャツにおいて腕を下ろした状態のときに袖部に生じる生地のダブつきを示す図であり、(a)は図5(a)のゴルフシャツ、(b)は図5(b)のゴルフシャツにおける説明図である。 従来のゴルフシャツの後頃、前身頃、袖部、脇頃の展開図であり、(a)は全体図、(b)は後頃の上側半分の拡大図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を用いて具体的に説明する。図1〜図4は本発明の衣服を例えばゴルフシャツSとした実施例である。
図1は、本実施例のゴルフシャツSの後頃1、前身頃2、袖部3の各パーツの形状を示す図である。後頃1には、肩線1dの端部であるショルダーポイント1aを始点として、袖部3の形状に合わせてカットされたアームホールライン1bが形成されている。なお、2bは、前身頃2のアームホールラインを示している。
本発明では、図1に示すように、後頃1のアームホールライン1bの終点1e(ショルダーポイント1aとは逆側の端部)が、袖下1cの位置よりも前身頃2側に突出した形状となっている。
つまり、本実施例の後頃1は、袖部3を受けるように前身頃2の方向に裁ち出された突出部4を有したものである。そして、アームホールライン1bは、袖下1cの位置が最も低い底部となっており、終点1eに向かうに従って袖下1cよりも徐々に高さが高くなるカーブを有した形状とされている。
図2は、本実施例のゴルフシャツSの脇下部の構成を示す図である。後身頃1と前身頃2の各アームホールライン1b,2bに袖部3が縫着されているが、本発明では、後頃1に突出部4が存在するため、後身頃1と袖部3の縫合線Aは、図2に示すようなV字状のものとなる。なお、Bは前身頃2と袖部3の縫合線を、Cは袖部103の端同士を縫い合わせた縫合線を、Dは後身頃1と前身頃2の脇部における縫合線を、一点鎖線Uは腕の断面を示している。
したがって、上記本実施例の構成によれば、脇下部の中央よりもやや背中側の領域(図2中、破線Wで囲まれた領域)には縫合線が存在せず、この部分の生地の伸縮性が阻害されない。
そのため、本実施例のゴルフシャツSでは、図3に示すように、腕を下した状態のときに、矢印Gに示す上下方向に後身頃1のアームホールライン1bを引っ張る力が作用するので、袖部3に生じる生地のダブつきは、後頃1のアームホールライン1b下に潜り込むように折り畳まれて吸収され、目立たないものとなる。
よって、本実施例のゴルフシャツSを着用した場合、腕を下ろしたときの袖部3における生地のダブつきがなくなり、背中側のシルエットがすっきりする。
また、本実施例のゴルフシャツSは、図2中の破線Wで示した領域に従来の衣服では存在した十字状もしくはY字状の縫合線が存在しないので、素材のストレッチ性が充分に生かされる。
よって、本実施例のゴルフシャツSを着用した場合は、スイングのスムーズな動きを阻害することがなく、ゴルファーはプレーに集中できる。
図4は、本発明の後身頃1の最適な構成を説明する図である。
本発明者が種々検討したところによると、上述した本発明の作用・効果が好適に得られるようにするためには、後頃1の突出部4は、次の条件1及び2を満たすように構成すれば良いことが判明している。
(条件1)
突出部4の突出量4aは、5〜12cmの範囲であることが好ましい。なお、突出量4aは、袖下1cと終点1eの間の直線距離で定める。
(条件2)
終点1eと袖下1cの位置の間を結ぶ一方の辺H1と、次の手順により定義される他方の辺H2とのなす角度は、105〜120°の範囲であることが好ましい。
(他方の辺H2を定義する手順)
(1) 先ず、袖下1cの高さ位置における水平方向の下側基準線L1を定める。次に、ショルダーポイント1aの高さ位置における水平方向の上側基準線L2を定める。
(2) 上記(1)で定めた下側基準線L1と上側基準線L2の間の鉛直方向の距離を3等分し、下側基準線L1から前記3等分したうちの1つ分の高さ位置における水平ラインL3を定める。
(3) 上記(2)で定めた水平ラインL3と、アームホールライン1bが交わる点をXとするとき、このXと袖下1cの位置を結んだものを他方の辺H2とする。
以上の条件1及び条件2を充たすような突出部4を設けた場合、本発明の作用・効果が最も好適に発揮される。
本発明は、前記の実施例に限るものではなく、各請求項に記載の技術的思想の範囲内において、適宜実施の形態を変更しても良いことは言うまでもない。
例えば、前記の実施例では、ゴルフシャツに適用する場合の例を開示したが、本発明は一般のポロシャツ、ブルゾン、アンダーウェアー等にも適用でき、衣服の種類は特に問わない。
また、前記の実施例では、後頃と前頃と袖部で構成されるゴルフシャツSを開示したが、本発明は、後頃と前頃の間に脇頃が存在する衣服にも適用できる。
S ゴルフシャツ(衣服)
1 後
1a ショルダーポイント
1b アームホールライン
1c 袖下
1d 肩線
1e アームホールラインの終点
2 前身頃
3 袖部
4 突出部
4a 突出量
H1 一方の辺
H2 他方の辺
L1 下側基準線
L2 上側基準線
L3 水平ライン
X 水平ラインとアームホールラインが交わる点


Claims (2)

  1. 頃に、ショルダーポイントを始点とし、袖部の形状に合わせて所要の形状にカットされたアームホールラインが形成された衣服において、前記後頃は、前記アームホールラインの終点が袖下の位置よりも前身頃側に突出し、袖部を受けるように裁ち出された突出部を有しており、かつ、前記突出部は縫着時に前記袖部とのみ縫合され該袖部との縫合線はV字状であることを特徴とする衣服。
  2. 前記袖下と前記終点の間の直線距離で定める前記突出部の突出量が5〜12cmの範囲であると共に、
    前記終点と前記袖下の位置の間を結ぶ一方の辺と、
    前記袖下の高さ位置における水平方向の下側基準線と、前記ショルダーポイントの高さ位置における水平方向の上側基準線の間の鉛直方向の距離を3等分したうちの袖下側から数えて1つ分の高さ位置における水平ラインと、アームホールラインが交わる点をXとするとき、このXと前記袖下の位置を結ぶ他方の辺とのなす角度が、105〜120°の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の衣服。
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