JP5650258B2 - 濃縮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食品材料や薬品材料等の各種材料を濃縮する濃縮装置に関する。
従来から、食品や薬品等の液状材料を濃縮する濃縮装置の一つとして、液状材料を撹拌しつつ加熱することで、液状材料の水分を減して該液状材料を濃縮する加熱式の濃縮装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この種の濃縮装置の一つとして、図5に示す如く、液状材料を投入するための投入口101a及び濃縮後の液状材料(以下、濃縮加工品という)を排出するための排出口101bを有する処理槽101と、鉛直方向に対して交差する方向に延びる仮想線(図示しない)を回転中心にして回転可能に設けられた回転体102であって、処理槽101内に配置された撹拌発熱部102aを有する回転体102と、回転体102を回転させる駆動装置103とを備えたものがある。
かかる濃縮装置100において、処理槽101は、回転体102の回転中心となる仮想線の延びる方向と同方向における両端に開口部の形成された筒状の胴部104と、胴部104の両端に形成された開口部を閉塞する一対の閉塞部105,105とを備える。この種の濃縮装置100の処理槽101において、投入口101aが胴部104の上部に設けられ、排出口101bが胴部104の下部に設けられる。
撹拌発熱部102aは、熱源からの熱を受けて発熱可能に構成される。より具体的には、撹拌発熱部102aは、管材を螺旋状に巻回して形成されたもので、管材の内部に供給される蒸気や熱湯等の熱源又は管材内に配置されたヒータ等の熱源から熱を受けて全体的に発熱するように構成される。かかる撹拌発熱部102aは、胴部104の内周面に対して間隔をあけた状態で、管材の巻回中心線が処理槽101(胴部104)の中心線と同方向に延びるように胴部104内に配置される。
回転体102は、撹拌発熱部102aに加え、撹拌発熱部102aに連設された軸部102bを備える。軸部102bは、撹拌発熱部102aに対して同心で連設され、処理槽101における一方の閉塞部105に回転可能に挿通される。
駆動装置103は、処理槽101の外側に配置されたモータ103aを備え、駆動伝達機構103bを介してモータ103aの回転力を軸部102bに伝達する。
この種の濃縮装置100は、液状材料を処理槽101内に投入した上で、撹拌発熱部102aを発熱させることで、処理槽101内の液状材料を加熱する。また、この種の濃縮装置100は、回転体102(撹拌発熱部102a)を回転させることで、処理槽101内の液状材料を撹拌する。すなわち、処理槽101内の液状材料は、撹拌発熱部102aの螺旋形状によって巻回中心となる仮想線(胴部104の中心線)の延びる方向に送られ、閉塞部105,105と衝突する結果、その領域で滞留しつつ撹拌される。
これに伴い、液状材料は、撹拌発熱部102aによる加熱で水分が奪われて流動性を残しつつ濃縮加工品になる。これにより、濃縮加工品は、自己の流動性で胴部104の下部に設けられた排出口101bから排出される。
特開2008−246369号公報
ところで、近年、水分を含む固形状の材料(例えば、野菜や果実等)を、固形分を残しつつ濃縮する要請がある。
しかしながら、従来の濃縮装置100は、液状材料を対象としたものであるため、固形状の材料に対して適切な濃縮を行うことができない場合がある。
より具体的に説明する。従来の濃縮装置100の撹拌発熱部102aは、胴部104の内周面に対して間隔をあけて配置されるため、固形状の材料が撹拌発熱部102aと胴部104の内周面との間隔よりも小さい場合、材料が撹拌発熱部102aと胴部104との間に入り込んでしまう。その結果、材料に対する送り効果が得られなくなり、材料が撹拌されることなく滞留してしまう。これに伴い、固形状の材料が均一に加熱されず、材料全体を適性に濃縮できない場合がある。
また、従来の濃縮装置100は、濃縮加工品の流動性により、胴部104の下部に設けられた排出口101bから濃縮加工品を排出させるようになっているが、濃縮加工品に固形分が含まれていると、濃縮加工品の流動性が低くなる結果、濃縮加工品が胴部104内に滞留し、排出口101bから排出されないといった問題がある。
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、水分を含む固形状の材料を、固形分を残しつつ適正に濃縮することができ、さらに、固形分を含む濃縮加工品を速やかに排出することのできる濃縮装置を提供することを課題とする。
本発明に係る濃縮装置は、鉛直方向に対して交差する方向における両端に開口部の形成された筒状の胴部と、胴部の両端に形成された開口部を閉塞する一対の閉塞部とを有する処理槽と、胴部の開口部の中心線と同方向に延びる仮想線を回転中心として回転可能に設けられた回転体であって、処理槽内に配置された撹拌発熱部及び撹拌発熱部に連設されて一方の閉塞部に回転可能に挿通された軸部を有し、鉛直方向に移動可能に設けられた回転体と、回転体の軸部に回転力を伝達可能に構成された駆動装置と、回転体を鉛直方向で往復動させ、撹拌発熱部が胴部の内周面から離間した第一位置と撹拌発熱部が胴部の内周面に近接した第二位置とに位置変更させる昇降装置とを備え、撹拌発熱部は、熱源からの熱を受けて発熱可能に構成されるとともに、仮想線を巻回中心として螺旋状に形成され、処理槽は、濃縮された材料を下部から排出可能に構成されることを特徴とする。
上記構成の濃縮装置によれば、材料を処理槽内に投入した上で、撹拌発熱部を発熱させることで、処理槽内の材料は、撹拌発熱部の熱を受けて加熱される。そして、駆動装置が軸部に回転力を伝達すると、回転体(撹拌発熱部)が仮想線を回転中心にして回転する。これにより、処理槽内に投入された材料の水分の蒸発が促進され、その材料が効率的に濃縮される。より具体的に説明すると、処理槽内の材料は、撹拌発熱部の螺旋形状によって仮想線(胴部の中心線)の延びる方向に送られ、閉塞部と衝突する。その結果、処理槽内の材料は、閉塞部近傍で滞留しつつ撹拌される。このとき、材料の水分が加熱された撹拌発熱部の周囲に膜状に付着する結果、蒸発面積が確保され、材料の水分は効率的に蒸発する。これにより、材料の水分が均等に蒸発する結果、材料が濃縮加工品となる。
そして、上記構成の濃縮装置は、昇降装置によって回転体を第一位置と第二位置とに位置変更することで、回転体の撹拌発熱部と胴部との間隔が変更される。すなわち、回転体が第一位置に配置された場合、撹拌発熱部と胴部との間隔が広がり、回転体が第二位置に配置された場合、撹拌発熱部と胴部との間隔が狭まる。
従って、処理槽内に投入された材料が固形状のもので且つ第一位置にある回転体の撹拌発熱部と胴部との間隔よりも小さなものである場合には、回転体を第二位置に位置変更した上で回転させることで、固形状の材料が胴部と撹拌発熱部との間に介在することがなく、撹拌発熱部の螺旋形状による送り効果で撹拌される。すなわち、回転体を第二位置に配置すれば、撹拌発熱部と胴部の下部内周面との間に材料(固形分)が介在できるスペースが無くなる結果、当該材料に対して撹拌発熱部の螺旋効果(送り効果)を発揮することができ、当該材料を適正に撹拌することができる。
そして、処理槽内の材料が濃縮された後、回転体を回転させることで、濃縮された材料(濃縮加工品)は撹拌発熱部の螺旋形状による送り効果によって処理槽の下部から外部に排出される。この場合、回転体を第二位置に配置しておけば(撹拌発熱部と胴部との間隔を狭めておけば)、濃縮加工品に含まれる固形分が小さなものであっても、撹拌発熱部の螺旋形状による送り効果で確実に排出することができる。
本発明の一態様として、処理槽は、胴部の上面に材料の投入口を有する、ようにし得る。かかる構成によれば、閉塞部を開閉することなく、材料を処理槽に投入できるため、濃縮処理の前工程を時間短縮することができる。
本発明の他態様として、駆動装置は、回転体の軸部を回転可能に支持する支持構造体と、処理槽の外部に配置されたモータと、処理槽の外部でモータの駆動を軸部に対して伝達する駆動伝達機構とを備え、昇降装置は、駆動装置を鉛直方向で往復動させるように構成されるようにし得る。このようにすれば、回転体を回転駆動させる駆動装置や回転体を昇降させる昇降装置が処理槽内に介在することがなく、処理槽内を衛生的にすることができる。
本発明の別の態様として、撹拌発熱部は、管材を螺旋状に巻回して形成され、軸部は、内筒と外筒とを有し、管材の一端が内筒内と連通する一方、管材の他端が内筒と外筒との間の隙間と連通し、内筒内又は内筒と外筒との間の隙間の何れか一方に熱源としての蒸気が供給されるように構成されるようにしてもよい。かかる構成によれば、内筒内又は内筒と外筒との間の隙間の何れか一方に熱源としての蒸気が供給されると、撹拌発熱部を構成する管材の一端又は他端の何れか一方に蒸気が流れ込み、撹拌発熱部を構成する管材の一端又は他端の何れか他方から内筒内又は内筒と外筒との間の隙間の何れか他方にドレンとして排出される。従って、撹拌発熱部で蒸気が流通し、撹拌発熱部全体が均一に発熱し、材料を適正に加熱することができる。
本発明の濃縮装置によれば、水分を含む固形状の材料を、固形分を残しつつ適正に濃縮することができ、さらに、固形分を含む濃縮加工品を速やかに排出することができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る濃縮装置の概略断面図であって、回転体を第一位置に配置した状態の概略断面図である。 図2は、図1のA部拡大図である。 図3は、同実施形態に係る濃縮装置の概略断面図であって、回転体を第二位置に配置した状態の概略断面図である。 図4は、同実施形態に係る濃縮装置の概略断面図であって、回転体を第二位置に配置しつつ閉塞部を開いた状態の概略断面図である。 図5は、従来の濃縮装置の概略断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る濃縮装置について、添付図面を参照して説明する。
本実施形態に係る濃縮装置は、図1に示す如く、鉛直方向に対して交差する方向における両端に開口部20a,20bの形成された筒状の胴部20と、胴部20の両端に形成された開口部20a,20bを閉塞する一対の閉塞部21,22とを有する処理槽2と、胴部20の開口部20a,20bの中心線(図示しない)と同方向に延びる仮想線(図示しない)を回転中心として回転可能に設けられた回転体3であって、処理槽2内に配置された撹拌発熱部30及び撹拌発熱部30に連設されて一方の閉塞部21に回転可能に挿通された軸部31を有し、鉛直方向に移動可能に設けられた回転体3と、回転体3の軸部31に回転力を伝達可能に構成された駆動装置4と、回転体3を鉛直方向で往復動させ、撹拌発熱部30が胴部20の内周面から離間した第一位置と撹拌発熱部30が胴部20の内周面に近接した第二位置とに位置変更させる昇降装置5とを備える。
処理槽2(胴部20及び閉塞部21,22)は、衛生上の観点から、耐腐食性のある金属材料で形成される。一般的に、処理槽2は、ステンレス合金によって形成される。
胴部20は、筒状に形成される。本実施形態において、胴部20は、円筒状に形成されている。これに伴い、胴部20は、中心線の延びる方向の両端に円形状の開口部20a,20bを有する。
本実施形態において、胴部20は、中心線が鉛直方向に対して直交する方向(水平方向)に延びるように配置されている。すなわち、胴部20は、横臥状態で配置される。本実施形態に係る濃縮装置1は、処理槽2、回転体3、駆動装置4、及び昇降装置5を支持するフレーム体6を備える。フレーム体6は、水平方向に延びるベース60と、ベース60の上面から上方に向けて延出した支柱61とを備え、処理槽2の胴部20がフレーム体6の支柱61によって支持されている。これにより、処理槽2(胴部20の開口部20a,20b)が当該濃縮装置1の設置面よりも高い位置に配置される。
本実施形態に係る処理槽2は、胴部20の上面に材料の投入口23を有する。すなわち、処理槽2の胴部20の上面には、開口からなる投入口23が形成されている。なお、投入口23は、材料を処理する(濃縮する)とき、図示しない蓋体に閉じられる。蓋体には、濃縮に伴って発生する蒸気を排出するための蒸気抜きが設けられている。
一対の閉塞部21,22のうちの一方の閉塞部(以下、第一閉塞部という)21は、胴部20の一方の開口部20aを閉塞し、一対の閉塞部21,22のうちの他方の閉塞部(以下、第二閉塞部という)22は、胴部20の他方の開口部20bを閉塞する。
第一閉塞部21は、平板状の本体部210を備える。本体部210は、胴部20の一方の開口部20aの形態に即して形成される。本実施形態において、胴部20が円筒状に形成されるに伴い、一方の開口部20aが円形状の領域となるため、本体部210は、円板状に形成される。また、本体部210には、回転体3の軸部31を挿通するための貫通孔21aが形成されている。本実施形態において、貫通孔21aは、孔中心が本体部210の中心よりも下方側にずれた位置になるように配置される。かかる貫通孔21aは、軸部31の外径よりも大きな孔径に設定される。より具体的には、貫通孔21aは、軸部31の外径寸法と回転体3の鉛直方向の移動代との合計寸法以上の孔径に設定される。
第一閉塞部21は、本体部210の少なくとも貫通孔21aの周辺領域に積層されるガイドプレート211,212を備える。本実施形態に係る第一閉塞部21は、本体部210の両面のそれぞれに積層された一対のガイドプレート211,212を備える。ガイドプレート211,212の両面のうちの少なくとも本体部210と対向する面とは反対側の面が滑面になっている。なお、本実施形態において、胴部20側にある一方のガイドプレート211は、本体部210の一方の面の略全面と重なっているが、外側にある他方のガイドプレート212は、本体部210の他方の面における貫通孔21aの周辺領域のみに重なっている。
そして、第一閉塞部21の本体部210の外周部は、胴部20の一端部に対して液密及び気密に固着されている。これにより、第一閉塞部21は、貫通孔21aと対応する領域を除いて胴部20の一方の開口部20aを閉塞している。
第二閉塞部22は、胴部20の他方の開口部20bの形態に即して形成される。本実施形態に係る第二閉塞部22は、ドーム状に形成されている。そして、第二閉塞部22は、頂部を胴部20とは反対側に位置させた状態で配置されている。すなわち、第二閉塞部22は、外側に突出するように配置されている。第二閉塞部22は、胴部20の他方の開口部20bを開閉可能に構成される。
より具体的には、第二閉塞部22の外周縁部の一部と胴部20の他方の開口部20bを画定する端部の一部とが枢結されている。すなわち、処理槽2において、第二閉塞部22と胴部20とがヒンジ24を介して部分的に連結されている。本実施形態において、第二閉塞部22の一部が胴部20の上部に固定されたヒンジ24に連結されている。これにより、第二閉塞部22は、胴部20の上部側を回転支点にして開閉可能に設けられている。これに伴い、本実施形態に係る濃縮装置1は、胴部20の開口部20bを閉塞した第二閉塞部22を胴部20の下部に連結可能なロック機構25を備える。
ロック機構25は、胴部20に固定された第一ロック体250と、第二閉塞部22に固定された第二ロック体251とを備える。
第一ロック体250は、胴部20の下部外面に固定されるベース250aと、ベース250aに対して回動可能に連結されたボルト部材250bと、ボルト部材250bに螺合される雌ネジ部材(本実施形態においてはアイ)250cとを備える。これに対し、第二ロック体251は、第二閉塞部22における胴部20の開口部20bを閉塞したときの最下位置となる部分の外面に固定されたベース251aと、ベース251aから延出したロック部251bであって、先端から基端に向けて延びる開放部(採番しない)を有するロック部251bとを備える。
ロック機構25は、第一ロック体250のボルト部材250bを第二ロック体251の延出部にある開放部に挿入した上で、当該ボルト部材250bに雌ネジ部材250cを螺合させることで、第二閉塞部22を胴部20の端面に引き寄せた状態で解除可能に固定する。これに伴い、第二閉塞部22と外周と、胴部20の端面との間にシール材が介装される。本実施形態において、第二閉塞部22の外周端面上に環状のシール材(採番しない)が取り付けられている。これにより、第二閉塞部22が胴部20の開口部20bを閉じた状態でロック機構25によって第二閉塞部22が胴部20に固定されることで、シール材Sが胴部20と第二閉塞部22とに挟まれ、第二閉塞部22と胴部20との間を液密且つ気密になるようになっている。
回転体3の撹拌発熱部30は、胴部20の開口部20a,20bの中心線と同方向に延びる仮想線を巻回中心として螺旋状に形成される。
より具体的には、本実施形態に係る回転体3は、螺旋状の撹拌発熱部30と、撹拌発熱部30に対して同心で連結された軸部31であって、第一閉塞部21に対して鉛直方向に移動可能に挿通された軸部31を備える。
撹拌発熱部30は、熱源からの熱を受けて発熱可能に構成される。より具体的に説明すると、本実施形態に係る撹拌発熱部30は、管材を螺旋状に巻回して形成される。これにより、撹拌発熱部30を形成する管材に蒸気を供給することで、撹拌発熱部30全体が発熱するようになっている。
本実施形態に係る撹拌発熱部30は、それぞれが管材を螺旋状に巻回して形成された一対の螺旋体301,302を有する。一対の螺旋体301,302の外径は、同寸又は略同寸とされる。そして、一対の螺旋体301,302は、仮想線回りで180度位相をずらした状態で同心又は略同心となるように配置される。これにより、一方の螺旋体301と他方の螺旋体302とが仮想線の延びる方向で位置ずれし、一方の螺旋体301のピッチ間に他方の螺旋体302が介装された状態になっている。すなわち、本実施形態に係る撹拌発熱部30は、二条の螺旋をなしている。そして、撹拌発熱部30(螺旋体301,302)は、軸部31に対して接続されている。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る軸部31は、内筒310と、該内筒310が内挿される外筒311とを有する。内筒310の外径は、外筒311の内径より小さく設定されている。これにより、内筒310の外周と外筒311の内周との間に蒸気流通用の隙間が形成されている。内筒310は、外筒311よりも長く設定され、外筒311の両端からはみ出ている。軸部31は、内筒310及び外筒311のそれぞれの一端側を処理槽2内に位置させている。外筒311の一端部と内筒310の外周との間は液密にされている。
これに伴い、螺旋体301,302を構成する管材の一端は、外筒311の外周に接続され、外筒311と内筒310との間に形成される蒸気流通用の隙間と連通している。これに対し、螺旋体301,302を構成する管材の他端は、内筒310の一端に接続され、内筒310内と連通している。
駆動装置4は、回転体3の軸部31を回転可能に支持する支持構造体40と、処理槽2の外部に配置されたモータ41と、処理槽2の外部でモータ41の駆動を軸部31に対して伝達する駆動伝達機構42とを備える。
本実施形態において、支持構造体40は、処理槽2の第1閉塞部21周辺で回転体3の軸部31を支持する第一支持部43と、処理槽2の外側で軸部31を支持する少なくとも一つ(本実施形態においては二つ)の第二支持部44と、第一支持部43及び第二支持部44を支持する支持フレーム45と、支持フレーム45及びモータ41を支持するベースフレーム46とを備える。
第一支持部43は、図2に示す如く、回転体3(外筒311)を軸支可能に構成された第一軸支体43aであって、第一閉塞部21の内面に沿って配置された第一軸支体43aと、回転体3(外筒311)を軸支可能に構成された第二軸支体43bであって、第一閉塞部21の外面に沿って配置された第二軸支体43bとを備える。
本実施形態に係る第一閉塞部21は、内面及び外面にガイドプレート211,212を備える。これに伴い、第一軸支体43aが胴部20側にある一方のガイドプレート211と対向した状態で配置され、第一軸支体43aと一方のガイドプレート211との間には、貫通孔21aを取り囲む環状のシール材Sが介装される。本実施形態において、第一軸支体43aにおける第二閉塞部22との対向面に貫通孔21aを包囲した環状溝(採番しない)が設けられており、該環状溝にシール材SとしてOリングが介装されている。
第二軸支体43bは、外側にある他方のガイドプレート212と対向した状態で配置され、第二軸支体43bと他方のガイドプレート212との間には、貫通孔21aを取り囲む環状のシール材Sが介装される。本実施形態において、第二軸支体43bにおける第二閉塞部22との対向面に貫通孔21aを包囲した環状溝(採番しない)が設けられており、該環状溝にシール材SとしてOリングが介装されている。
そして、第一軸支体43a及び第二軸支体43bには、軸部31を回転自在に支持するベアリングB1a,B1bを備える。第一軸支体43a及び第二軸支体43bのベアリングB1a,B1bは同心に配置される。本実施形態において、第一支持部43は、第一軸支体43aと第二軸支体43bとを連結する連結部材47を備える。連結部材47は、軸状の部材であり、ガイドプレート211,212に重ねあわされた第一軸支体43aと第二軸支体43bとの間隔を一定間隔に保つためのスペーサ部47aを有する。スペーサ部47aは、第一閉塞部21の厚みに対応した軸長を有する。
より具体的には、連結部材47は、スペーサ部47aと、スペーサ部47aの両端から延出した一対の接続部47b,47cとを備える。かかる連結部材47は、スペーサ部47aが第一閉塞部21の貫通孔21a内に配置された状態で、一方の接続部47bが第一軸支体43aに連結され、他方の接続部47cが第二軸支体43bに連結される。本実施形態において、各接続部47b,47cは、螺子で構成され、閉塞部21,22に挿通された状態でナットNが螺合される。
これにより、第一閉塞部21がスペーサ部47aと一方の接続部47bに螺合されたナットNとに挟まれ、第二閉塞部22がスペーサ部47aと他方の接続部47cに螺合されたナットNとに挟まれる。従って、第一閉塞部21及び第二閉塞部22のそれぞれは、シール材Sをガイドプレート211,212に押し付けつつ該ガイドプレート211,212と対向した状態で維持する。すなわち、連結部材47は、シール材Sの機能を発揮させ、第一閉塞部21と第一軸支体43aとの間、及び第一閉塞部21と第二軸支体43bとの間を液密且つ機密な状態にする。
第二支持部44は、軸部31(外筒311)に外装されるベアリングB2と、ベアリングB2を支持する軸受支持部44aとを備える。本実施形態に係る支持構造体40は、第二支持部44を複数(図に示す支持構造体40では二つ)備える。複数の第二支持部44,44は、軸部31の軸線(仮想線)の延びる方向に間隔をあけて配置される。
図1に戻り、支持フレーム45は、処理槽2から外方に延出する回転体3の軸部31を上方から被覆可能に形成される。すなわち、支持フレーム45は、軸部31を覆うカバーの如く形成される。そして、支持フレーム45の内周面には、第二支持部44(軸受支持部44a)が連結されている。また、支持フレーム45には、第一閉塞部21の外面(外側にある他方のガイドプレート212)に重ねあわされた第二軸支体43bが連結されている。ベースフレーム46は、支持フレーム45の下方に配置され、支持フレーム45を支持可能に形成される。
本実施形態に係る濃縮器の回転体3(軸部31)が内筒310と外筒311とを備え、撹拌発熱部30(螺旋体301,302)を介して内筒310内が内筒310と外筒311との間の隙間と連通し、蒸気の流通経路を構成する。これに伴い、本実施形態に係る濃縮装置1は、蒸気を供給するための配管(図示しない)を接続する第一配管接続部71、及び蒸気(ドレン)を排出するための配管(図示しない)を接続する第二配管接続部72を有する配管接続部材7を備える。
配管接続部材7には、内筒310内と第一配管接続部71とを流体的に接続する第一経路R1と、内筒310と外筒311との間の隙間と第二配管接続部72とを流体的に接続する第二経路R2とが形成されている。かかる配管接続部材7は、回転不能な状態でベースフレーム46に支持される。なお、本実施形態に係る濃縮装置1は、配管接続部材7と軸部31との間にシール構造(採番しない)を有し、軸部31の回転を許容しつつも、第一配管接続部71と内筒310内とを流体的に接続し、内筒310と外筒311との間の隙間と第二配管接続部72とを流体的に接続した状態で維持できるようになっている。
駆動装置4は、モータ41と、モータ41の駆動を回転体3に伝達可能に構成された駆動伝達機構42とを備える。モータ41は、出力軸Psを有し、出力軸Psの軸線が軸部31の軸線と平行又は略平行となるようベースフレーム46に固定される。
本実施形態に係る駆動伝達機構42は、モータ41の出力軸Psに固定された第一スプロケット420と、回転体3の軸部31に固定された第二スプロケット421と、第一スプロケット420と第二スプロケット421とに掛け渡されたチェーン422とを備える。
本実施形態において、駆動装置4は、支持構造体40のベースフレーム46にモータ41が固定されているため、支持構造体40によって回転自在に支持された回転体3と一体的になっている。すなわち、駆動装置4は、回転体3とともに鉛直方向に移動可能になっている。
昇降装置5は、回転体3を鉛直方向で往復動させるための昇降シリンダ50を備える。より具体的には、本実施形態に係る昇降装置5は、昇降シリンダ50と、ガイド機構51とを備える。昇降シリンダ50には、油圧シリンダやエアシリンダを採用することができ、本実施形態においては、油圧シリンダが採用されている。
かかる昇降シリンダ50は、起立状態で配置され、フレーム体6のベース60と、支持構造体40のベースフレーム46と連結されている。これにより、昇降シリンダ50の伸縮により、ベースフレーム46とともに回転体3が鉛直方向に昇降するようになっている。すなわち、昇降シリンダ50の伸縮により、撹拌発熱部30が胴部20の内周面から離間した第一位置と撹拌発熱部30が胴部20の内周面に近接した第二位置とに回転体3を位置変更させるようになっている。
ガイド機構51は、昇降シリンダ50と同様に、フレーム体6のベース60と、支持構造体40のベースフレーム46と連結され、支持構造体40の鉛直方向の移動を案内可能に構成されている。すなわち、ガイド機構51は、支持構造体40の昇降を許容しつつ鉛直方向と交差する方向に作用する力を受け、昇降シリンダ50を保護している。
本実施形態に係る濃縮装置1は、以上の通りであり、材料を処理槽2内に投入した上で、撹拌発熱部30を発熱させることで、処理槽2内の材料は、撹拌発熱部30の熱を受けて加熱される。そして、駆動装置4が軸部31に回転力を伝達すると、回転体3(撹拌発熱部30)が仮想線を回転中心にして回転する。これにより、処理槽2内に投入された材料の水分の蒸発が促進され、その材料が効率的に濃縮される。より具体的に説明すると、処理槽2内の材料は、撹拌発熱部30の螺旋形状によって仮想線(胴部20の中心線)の延びる方向に送られ、第二閉塞部22と衝突する。その結果、処理槽2内の材料は、閉塞部21,22近傍で滞留しつつ撹拌される。このとき、材料の水分が加熱された撹拌発熱部30の周囲に膜状に付着する結果、蒸発面積が確保され、材料の水分は効率的に蒸発する。これにより、材料の水分が均等に蒸発する結果、材料が濃縮加工品となる。
そして、上記構成の濃縮装置1は、図1及び図3に示す如く、昇降装置5によって回転体3を第一位置と第二位置とに位置変更することで、回転体3の撹拌発熱部30と胴部20との間隔が変更される。すなわち、回転体3が第一位置に配置された場合、撹拌発熱部30と胴部20との間隔が広がり(図1参照)、回転体3が第二位置に配置された場合、撹拌発熱部30と胴部20との間隔が狭まる(図3参照)。
従って、処理槽2内に投入された材料が固形状のもので且つ第一位置にある回転体3の撹拌発熱部30と胴部20との間隔よりも小さなものである場合には、回転体3を第二位置に位置変更した上で回転させることで、固形状の材料が胴部20と撹拌発熱部30との間に介在することがなく、撹拌発熱部30の螺旋形状による送り効果で撹拌される。すなわち、回転体3を第二位置に配置すれば、撹拌発熱部30と胴部20の下部内周面との間に材料(固形分)が介在できるスペースが無くなる結果、当該材料に対して撹拌発熱部30の螺旋効果(送り効果)を発揮することができ、当該材料を適正に撹拌することができる。
そして、図4に示す如く、第二閉塞部22を開き、胴部20の開口部20bを開放させた状態で回転体3を回転することで、濃縮加工品(濃縮された材料)が撹拌発熱部30の螺旋形状による送り効果によって胴部20の開口部20b側に送られ、該開口部20b(処理槽2の下部)から排出される。この場合、回転体3を第二位置に配置しておけば(撹拌発熱部30と胴部20との間隔を狭めておけば)、濃縮加工品に含まれる固形分が小さなものであっても、撹拌発熱部30の螺旋形状による送り効果で確実に排出することができる。
従って、本実施形態に係る濃縮装置1によれば、水分を含む固形状の材料を、固形分を残しつつ適正に濃縮することができ、さらに、固形分を含む濃縮加工品を速やかに排出することができるという優れた効果を奏し得る。
また、本実施形態において、処理槽2は、胴部20の上面に材料の投入口23を有するため、第二閉塞部22を開閉することなく、材料を処理槽2に投入でき、濃縮処理の前工程を時間短縮することができる。
さらに、本実施形態において、駆動装置4は、回転体3の軸部31を回転可能に支持する支持構造体40と、処理槽2の外部に配置されたモータ41と、処理槽2の外部でモータ41の駆動を軸部31に対して伝達する駆動伝達機構42とを備え、昇降装置5は、駆動装置4を鉛直方向で往復動させるように構成されるため、回転体3を回転駆動させる駆動装置4や回転体3を昇降させる昇降装置5が処理槽2内に介在することがなく、処理槽2内を衛生的にすることができる。
また、本実施形態において、撹拌発熱部30は、管材を螺旋状に巻回して形成され、軸部31は、内筒310と外筒311とを有し、管材の一端が内筒310内と連通する一方、管材の他端が内筒310と外筒311との間の隙間と連通し、内筒310内又は内筒310と外筒311との間の隙間の何れか一方に熱源としての蒸気が供給されるように構成されるため、内筒310内又は内筒310と外筒311との間の隙間の何れか一方に熱源としての蒸気が供給されると、撹拌発熱部30を構成する管材の一端又は他端の何れか一方に蒸気が流れ込み、撹拌発熱部30を構成する管材の一端又は他端の何れか他方から内筒310内又は内筒310と外筒311との間の隙間の何れか他方にドレンとして排出される。従って、撹拌発熱部30で蒸気が流通し、撹拌発熱部30全体が均一に発熱し、材料を適正に加熱することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更を加え得ることは勿論のことである。
例えば、上記実施形態において、熱源としての蒸気が螺旋体301,302(管材)に供給されることで撹拌発熱部30が発熱したが、これに限定されない。例えば、熱源としての熱湯が螺旋体301,302(管材)に供給されることで撹拌発熱部30が発熱するようにしてもよい。また、撹拌発熱部30は、熱源として蒸気や熱湯が供給されることで発熱するものに限定されない。例えば、撹拌発熱部30は、螺旋体301,302内にヒータを収容したものであってもよい。この場合、回転体3の軸部31は、ヒータに接続される配線を挿通可能とすべく、一重の筒材で構成され得る。すなわち、この場合、軸部31は、蒸気等の流通経路を確保する(内筒310と外筒311とを備える)必要がなく、配管を挿入可能とされればよい。
上記実施形態において、撹拌発熱部30が二つの螺旋体301,302を備え、二条の螺旋を有したが、これに限定されない。例えば、撹拌発熱部30は、一つの螺旋体301,302を備えたもの(一条の螺旋を有したもの)や、三つ以上の螺旋体301,302を備えたもの(三条以上の螺旋を有したもの)であってもよい。すなわち、撹拌発熱部30が螺旋形状を有していれば、その条数に関係なく、材料に対する送り効果が得られることは言うまでもない。
上記実施形態において、材料の投入口23が処理槽2の胴部20の上部に設けられたが、これに限定されない。例えば、投入口23を胴部20に設けることなく、第二閉塞部22を開閉することで、胴部20の開口部20bから材料の投入を行うようにしてもよい。
上記実施形態において、駆動装置4のモータ41の出力(回転力)をスプロケット420,421及びチェーン422を介して回転体3(軸部31)に伝達するようにしたが、これに限定されない。例えば、駆動装置4が、モータ41と、駆動伝達機構42としての歯車機構とを備え、モータ41の出力(回転力)を歯車を介して伝達するようにしてもよい。また、駆動装置4のモータ41を回転体3の軸部31に直結するようにしてもよい。但し、上記実施形態のように、蒸気を熱源として供給する場合、蒸気の供給と蒸気(ドレン)の排出するための経路を別途確保する必要があることは言うまでもない。
上記実施形態において、胴部20の上部と第二閉塞部22の一部とをヒンジ24を介して連結したが、これに限定されない。ヒンジ24を介して胴部20と第二閉塞部22とを連結する場合、その連結位置は適宜変更可能である。
上記実施形態において、第二閉塞部22がヒンジ24を介して胴部20に連結されることで、第二閉塞部22を開放した状態においても、胴部20に連結された状態で維持されるたが、これに限定されない。第二閉塞部22が胴部20から完全に切り離されることで胴部20の開口部20bが開放されるようにしてもよい。
上記実施形態において、処理槽2内に撹拌発熱部30として螺旋体301、302のみが配置されたが、これに限定されない。例えば、回転体3(撹拌発熱部30)の昇降のみで、螺旋体301,302と胴部20との間の隙間を狭めるのに限界があるような場合、撹拌発熱部30は、螺旋体301,302の外周から径方向外方に延出した羽根体をさらに備えてもよい。このようにすれば、回転体3を第二位置に位置させたときに、螺旋体301,302の外周から延出した羽根体が螺旋体301,302と胴部20との間に介在する結果、濃縮加工品に対する送り効果を確実に発揮させることができる。なお、羽根体は、螺旋体301,302に沿って螺旋状に形成された螺旋羽根であってもよいし、螺旋体301,302の延びる方向に断続的に配置された複数の分断羽根であってもよい。
上記実施形態において、処理槽2の第二閉塞部22を開閉可能に設けることで、濃縮加工品を処理槽2の下部から外部に排出可能としたが、これに限定されない。例えば、胴部20の下部に開閉可能な排出口を設け、濃縮加工品を処理槽2の下部(排出口)から排出可能にしてもよい。なお、胴部20における開口部の中心線の延びる方向の中央部に排出口が設けられた場合、回転体3を正逆転させることで、螺旋体301,302の送り効果によって、濃縮加工品を排出口から排出させることができる。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、例えば、胴部20の上部に対し、処理槽2内で発生した蒸気を分離・回収するためのミストセパレータやコンデンサを連設してもよい。また、処理槽2内での材料(水分)の蒸発を促進させるべく、処理槽2内を負圧にするための減圧装置を設けるようにしてもよい。
1…濃縮装置、2…処理槽、3…回転体、4…駆動装置、5…昇降装置、6…フレーム体、7…配管接続部材、20…胴部、20a,20b…開口部、21…第一閉塞部(閉塞部)、21a…貫通孔、22…第二閉塞部(閉塞部)、23…投入口、24…ヒンジ、25…ロック機構、30…撹拌発熱部、31…軸部、40…支持構造体、41…モータ、42…駆動伝達機構、43…第一支持部、43a…第一軸支体、43b…第二軸支体、44…第二支持部、44a…軸受支持部、45…支持フレーム、46…ベースフレーム、47…連結部材、47a…スペーサ部、47b,47c…接続部、50…昇降シリンダ、51…ガイド機構、60…ベース、61…支柱、71…第一配管接続部、72…第二配管接続部、210…本体部、211,212…ガイドプレート、250…第一ロック体、250a…ベース、250b…ボルト部材、250c…雌ネジ部材、251…第二ロック体、251a…ベース、251b…ロック部、301,302…螺旋体、310…内筒、311…外筒、420…第一スプロケット、421…第二スプロケット、422…チェーン、B1a,B1b…ベアリング、B2…ベアリング、N…ナット、Ps…出力軸、R1…第一経路、R2…第二経路、S…シール材

Claims (4)

  1. 鉛直方向に対して交差する方向における両端に開口部の形成された筒状の胴部と、胴部の両端に形成された開口部を閉塞する一対の閉塞部とを有する処理槽と、胴部の開口部の中心線と同方向に延びる仮想線を回転中心として回転可能に設けられた回転体であって、処理槽内に配置された撹拌発熱部及び撹拌発熱部に連設されて一方の閉塞部に回転可能に挿通された軸部を有し、鉛直方向に移動可能に設けられた回転体と、回転体の軸部に回転力を伝達可能に構成された駆動装置と、回転体を鉛直方向で往復動させ、撹拌発熱部が胴部の内周面から離間した第一位置と撹拌発熱部が胴部の内周面に近接した第二位置とに位置変更させる昇降装置とを備え、撹拌発熱部は、熱源からの熱を受けて発熱可能に構成されるとともに、仮想線を巻回中心として螺旋状に形成され、処理槽は、濃縮された材料を下部から排出可能に構成されることを特徴とする濃縮装置。
  2. 処理槽は、胴部の上面に材料の投入口を有する請求項1に記載の濃縮装置。
  3. 駆動装置は、回転体の軸部を回転可能に支持する支持構造体と、処理槽の外部に配置されたモータと、処理槽の外部でモータの駆動を軸部に対して伝達する駆動伝達機構とを備え、昇降装置は、駆動装置を鉛直方向で往復動させるように構成される請求項1又は請求項2に記載の濃縮装置。
  4. 撹拌発熱部は、管材を螺旋状に巻回して形成され、軸部は、内筒と外筒とを有し、管材の一端が内筒内と連通する一方、管材の他端が内筒と外筒との間の隙間と連通し、内筒内又は内筒と外筒との間の隙間の何れか一方に熱源としての蒸気が供給されるように構成される請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の濃縮装置。
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