JP5629702B2 - バッチ式ロータリーキルン及びバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法 - Google Patents

バッチ式ロータリーキルン及びバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、被加熱物に加熱処理を施した後に被加熱物の全量を排出するバッチ式ロータリーキルン及びバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法に関するものである。
従来、例えば酸化チタンやセラミック粉等の粉粒体である被加熱物に加熱処理を施すときには、金属レトルトではその高温に対応できないので、セメントキルンのような耐火材の中で直接被加熱物に加熱処理を施すロータリーキルンが使用される。
特に、高度な温度制御が要求される加熱処理には、流動式(連続式)ではなく、加熱処理を施す被加熱物を全量投入し加熱処理を施した後にその全量を排出するバッチ式が採られる。
このようなバッチ式ロータリーキルン200は、図13に示すように、略円柱状のキルン本体2と、バーナー21と、回転装置4b,5,17と、温度センサー10を備える。
キルン本体2にはその周面に開口部8と、内部に部屋が形成されており、開口部8から部屋内に被加熱物7が投入及び排出される。
加熱処理時にはキルン本体2を回転装置4b,5,17で回転させるので、開口部8には蓋30がなされる。
また、キルン本体2にはキルン本体2内の雰囲気の温度を測定して管理するために温度センサー10が挿入されている。加熱処理中はキルン本体2が回転するので、図14に示すように、キルン本体2の周面に絶縁碍子33を介して銅バー34を巻き、碍子受け38側に取付けられた絶縁碍子33から延びるスプリング35でカーボンブラシ36を銅バー34に押し付けて通電させて、温度センサー10からの信号をリード線37及びセンサーコード42を介して受信器41に送る。
このバッチ式ロータリーキルン200によると、キルン本体2を回転装置4b,5,17で回転させながら加熱処理を施し、しかもバッチ式であるので、被加熱物7が均一に加熱され、高品質の製品を製造することができる。
一方、開口部8をキルン本体2の側面に設けたバッチ式ロータリーキルン200も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−277166号公報
しかしながら、これらのバッチ式ロータリーキルン200においては、被加熱物7の投入及び排出のたびに作業者がハンドル31を操作して開口部8の蓋30を開閉しなければならないので、非常に不便である。また蓋30と開口部8のシール部分から中の被加熱物7が漏れることもある。したがって、バッチ式ロータリーキルン200を用いた加熱処理では、被加熱物7の投入から排出までの一連の作業を完全に自動化することは難しい。
また、キルン本体2を回転させるので、キルン本体2に挿入されキルン本体2とともに回転する温度センサー10からの信号を受信するための構造がカーボンブラシ36等を利用した複雑なものとなってしまう。すなわち、キルン本体2に取付けられた部材と、その部材に対応しキルン本体2の外部に設置された装置とを単純にコードで繋いで信号の送受信や電力の供給を行うと、キルン本体2の回転によってそのコードが絡まってしまうので、このような単純な接続方法は採れないといった問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、被加熱物の投入から排出までの一連の作業を完全自動化可能であって、しかも構造が単純なバッチ式ロータリーキルン及びバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)による加熱処理方法は、略水平に延びる軸の回りに回転可能に支持された略円柱状で内部に被加熱物(7)が投入される部屋が形成されたキルン本体(2)と、前記キルン本体(2)内に熱を供給する加熱装置(6,21)と、前記キルン本体(2)を前記軸の回りに回転させる回転装置(4b,5,17)を備え、前記加熱装置(6,21)で前記キルン本体(2)内に熱を供給して前記被加熱物(7)に加熱処理を施した後には前記被加熱物(7)の全量を前記キルン本体(2)の周面に設けられた開口部(8)から排出するバッチ式ロータリーキルン(100)による加熱処理方法において、前記回転装置(4b,5,17)は前記キルン本体(2)の回転方向を切り替え可能であって、前記被加熱物(7)を前記キルン本体(2)に投入し、前記投入された被加熱物(7)よりも前記開口部(8)が上方に位置する範囲において前記キルン本体(2)を揺動させながら前記投入された被加熱物(7)に加熱処理を施し、前記開口部(8)を下方に向けて前記キルン本体(2)から前記加熱処理を施された被加熱物(7)を排出し、しかも前記被加熱物(7)の投入から排出までの一連の作業において、前記開口部(8)は終始開放した状態であることを特徴とする。
また、請求項2に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)による加熱処理方法は、前記キルン本体(2)に挿入され前記キルン本体(2)内の雰囲気又は前記被加熱物(7)の温度を測定する温度センサー(10)と、前記温度センサー(10)からの信号を受信する受信器(41)をさらに備え、前記温度センサー(10)が前記受信器(41)とセンサーコード(42)で繋がれた状態で前記キルン本体(2)を揺動させながら前記被加熱物(7)に加熱処理を施すことを特徴とする。
また、請求項3に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)による加熱処理方法は、前記加熱装置(6,21)は、前記キルン本体(2)の軸に平行となるように前記キルン本体(2)の側面間に架け渡して配置された棒状ヒーター(6)であって、前記棒状ヒーター(6)に電力を供給するヒーター電源(43)をさらに備え、前記棒状ヒーター(6)が前記ヒーター電源(43)とヒーターコード(20)で繋がれた状態で前記キルン本体(2)を揺動させながら前記被加熱物(7)に加熱処理を施すことを特徴とする。
なお、ここでいうキルン本体(2)の側面とは、キルン本体(2)の軸に略垂直なキルン本体(2)の平面状壁面をいう。
また、請求項4に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)は、略水平に延びる軸の回りに回転可能に支持された略円柱状で内部に被加熱物(7)が投入される部屋が形成されたキルン本体(2)と、前記キルン本体(2)内に熱を供給する加熱装置(6,21)と、前記キルン本体(2)を前記軸の回りに回転させる回転装置(4b,5,17)と、前記キルン本体(2)に挿入され前記キルン本体(2)内の雰囲気又は前記被加熱物(7)の温度を測定する温度センサー(10)と、前記温度センサー(10)からの信号を受信する受信器(41)を備え、前記加熱装置(6,21)で前記キルン本体(2)内に熱を供給して前記被加熱物(7)に加熱処理を施した後には前記被加熱物(7)の全量を前記キルン本体(2)の周面に設けられた開口部(8)から排出するバッチ式ロータリーキルン(100)において、前記温度センサー(10)が前記受信器(41)とセンサーコード(42)で繋がれるとともに、前記回転装置(4b,5,17)が、前記キルン本体(2)の回転方向を切り替えて前記部屋に投入された前記被加熱物(7)よりも前記開口部(8)が上方に位置する範囲において前記キルン本体(2)を揺動可能にする揺動機構(5)を備え、しかも前記開口部(8)が終始開放した状態で保持されることを特徴とする。
また、請求項5に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)は、前記加熱装置(6)は、前記キルン本体(2)の軸に平行となるように前記キルン本体(2)の側面間に架け渡して配置された棒状ヒーター(6)であって、前記棒状ヒーター(6)に電力を供給するヒーター電源(43)をさらに備え、前記棒状ヒーター(6)が前記ヒーター電源(43)とヒーターコード(20)で繋がれたことを特徴とする。
また、請求項6に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)は、前記加熱装置(21)は、前記キルン本体(2)の側面の中央部に配置され前記キルン本体(2)内に火炎を放射するバーナー(21)であることを特徴とする。
また、請求項7に記載のバッチ式ロータリーキルン(100)は、前記バーナー(21)は、前記キルン本体(2)の両側面の中央部にそれぞれ設けられ、それぞれの前記バーナー(21)はその放射口を他方の前記バーナー(21)の放射口に対向させないように前記キルン本体(2)の側面に対して角度をつけて配置されたことを特徴とする。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法によれば、開口部を終始開放した状態で被加熱物の投入、加熱処理、及び被加熱物の排出を行うので、開口部に蓋をする手間が掛からず簡便である。
また、回転装置はキルン本体の回転方向を切り替え可能であって、投入された被加熱物よりも開口部が上方に位置する範囲においてキルン本体を揺動させながら投入された被加熱物に加熱処理を施すので、加熱処理を施している間、開口部を開放した状態であっても開口部からキルン本体内の被加熱物が漏れ出ない。
したがって、被加熱物の投入から排出までの一連の作業を完全自動化することができる。
しかも、キルン本体を揺動させながら加熱処理を施すので、キルン本体の昇温した周面内壁が反復して被加熱物の下に入り被加熱物を加熱する。また、揺動により被加熱物が撹拌される。よって、本発明に係るバッチ式ロータリーキルンであっても被加熱物は均一に加熱される。
また、このようにキルン本体を回転させずに揺動させるので、例えば請求項2に記載の発明のように、キルン本体に挿入された温度センサーを受信器とセンサーコードで繋いだ状態で被加熱物に加熱処理を施してもセンサーコードが絡まない。よって、構造が非常に単純となるので、コストが低廉でしかも不具合が発生し難い。
また、本発明に係るバッチ式ロータリーキルンでは、例えば請求項3に記載の発明のように、加熱装置をキルン本体の軸に平行となるようにキルン本体の側面間に架け渡して配置された棒状ヒーターとし、棒状ヒーターをヒーター電源とヒーターコードで繋いだ状態で被加熱物に加熱処理を施すこともできる。
このとき、棒状ヒーターも揺動するため、棒状ヒーターの上に被加熱物が堆積し難いので、棒状ヒーターの過加熱が防止され棒状ヒーターが損傷し難い。
また、請求項4に記載のバッチ式ロータリーキルンによれば、開口部が終始開放した状態で保持されるので、開口部に蓋をする手間が掛からず簡便である。
また、回転装置が、キルン本体を揺動可能にする揺動機構を備えるので、温度センサーが受信器とセンサーコードで繋がれたまま被加熱物に加熱処理を施すことができ、構造が単純である。
しかも、揺動機構はキルン本体の回転方向を切り替えて部屋に投入された被加熱物よりも開口部が上方に位置する範囲においてキルン本体を揺動可能であるので、開口部が終始開放した状態であっても、開口部からキルン本体内の被加熱物が漏れ出ない。よって、被加熱物の投入から排出までの一連の作業を完全自動化可能である。
また、請求項5に記載のバッチ式ロータリーキルンによれば、請求項4に記載の発明の作用効果に加え、加熱装置として棒状ヒーターを用いた場合にも、棒状ヒーターをヒーター電源とヒーターコードで繋ぐといった単純な構造を採ることができる。
このとき、揺動機構はキルン本体を揺動可能なので、棒状ヒーターも揺動し棒状ヒーターの上に被加熱物が堆積し難い。よって、棒状ヒーターの過加熱を抑制できるので、棒状ヒーターが損傷し難い。
また、請求項6に記載のバッチ式ロータリーキルンのように、加熱装置としてバーナーを用いた場合にも、請求項4に記載の発明の作用効果を得ることができる。
また、請求項7に記載のバッチ式ロータリーキルンによれば、請求項6に記載の発明の作用効果に加え、バーナーは、キルン本体の両側面の中央部にそれぞれ設けられ、それぞれのバーナーはその放射口を他方のバーナーの放射口に対向させないようにキルン本体の側面に対して角度をつけて配置されたので、それぞれのバーナーを燃焼させることでキルン本体内の雰囲気を強制的に対流させることができ、キルン本体内の軸方向の温度がさらに均一化される。
なお、本発明のバッチ式ロータリーキルン及びバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法のように、開口部を終始開放した状態で、投入された被加熱物よりも開口部が上方に位置する範囲においてキルン本体を揺動させながら投入された被加熱物に加熱処理を施す点は、上述した特許文献1には全く記載されていない。
本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す正面断面図である。 本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す、図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線で示す、本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンの側面図である。 図2のC−C線で示す、本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンの正面図である。 本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理中の、一方側の揺動限を示す図1のA−A線断面図である。 本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理中の、他方側の揺動限を示す図1のA−A線断面図である。 本発明の第二実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す正面断面図である。 本発明の第二実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す、図7のD−D線断面図である。 本発明の第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す正面断面図である。 本発明の第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンを示す、図9のE−E線断面図である。 図9のF−F線で示す、本発明の第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンの側面図である。 図11のG−G線で示す、本発明の第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルンの正面図である。 従来例に係るバッチ式ロータリーキルンを示す正面断面図である。 従来例に係るバッチ式ロータリーキルンを示す、図13のH部拡大断面図である。
(第一実施形態)
図1乃至図6を参照して、本発明の第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100及びそのバッチ式ロータリーキルン100による加熱処理方法を説明する。
このバッチ式ロータリーキルン100は、加熱装置21でキルン本体2内に熱を供給して被加熱物7(例えば、酸化チタンやセラミック粉)に加熱処理を施した後には被加熱物7の全量をキルン本体2の周面に設けられた開口部8から排出するものであり、キルン本体2と、加熱装置21と、回転装置4b,5,17と、温度センサー10と、受信器41を備える。
そして、特に回転装置4b,5,17に特徴を有する。
なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
キルン本体2は、略水平に延びる軸の回りに回転可能に支持された略円柱状の耐火キャスタブルからなる。
キルン本体2の内部には、被加熱物7が投入される部屋が形成されており、その部屋に連通する開口部8がキルン本体2の周面に設けられている。
そのキルン本体2の内部(部屋)の内径は、キルン本体2の側面側から軸方向中央が最も大きくなるように傾斜しており、開口部8はキルン本体2の内径が最大である軸方向中央に設けられている。
開口部8には蓋が無く、終始開放した状態で保持される。
キルン本体2の上方には、外径がキルン本体2の開口部8の径よりも大きく鉛直に延びる投入パイプ24が設けられており、キルン本体2の開口部8を真上に配置したときに開口部8と投入パイプ24が同心軸上となる。なお、キルン本体2が回転又は揺動しても投入パイプ24の位置は変わらないように固定されている。
その投入パイプ24にはスクリューフィーダー11によって加熱処理前の被加熱物7が送り込まれる。投入パイプ24の上端には当て板23により蓋がなされている。
ここで、キルン本体2の開口部8付近に取付けられたリミットスイッチ28が投入パイプ24側に取付けられた検知バー29に押され、開口部8と投入パイプ24の位置が一致したと確認できたときにのみスクリューフィーダー11は動作可能である。
また、キルン本体2の周面外壁の軸方向中央はフード14で覆われており、開口部8は外観に現れない。フード14はキルン本体2の下方では図2に示すように漏斗状になっている。
また、キルン本体2の一方の側面の中央には排気フード22及び煙突26に通じる煙道25が形成されている。
さらに、キルン本体2の周面の両側面側には、内径がキルン本体2の外径と略等しいタイヤ3がそれぞれ全周に設けられており、図3に示すように、片側二つの受けローラー18がキルン本体2のタイヤ3をそれぞれ上載して支持する。
このとき、図4に示すように、ストッパーローラー12がタイヤ3を挟む位置にあるので、タイヤ3が受けローラー18から外れて落ちてしまうことはない。
また、他方の側面(煙道25が形成されていない側)の外周には第一スプロケット4aが設けられている。
加熱装置21は、キルン本体2の側面(第一スプロケット4a側)の中央部に配置されキルン本体2内に火炎を放射し熱を供給するバーナー21である。
バーナー21の放射口はキルン本体2の側面内壁と面一になっている。
このようにバーナー21はキルン本体2の側面に取付けられているので、キルン本体2が回転又は揺動するときには、その動きに追従する。
なお、支持台を設けてその上にバーナー21を配置してもよく、このときキルン本体2はバーナー21とは独立して揺動等する。
回転装置は、減速機5(モーター)、第一スプロケット4aよりも小径の第二スプロケット4b、ローラーチェーン17を備え、キルン本体2を軸の回りに回転させる。
また、減速機5にはキルン本体2の回転方向を切り替えて部屋に投入された被加熱物7よりも開口部8が上方に位置する範囲においてキルン本体2を揺動可能にする揺動機構としての役割もある。
詳しくは、第二スプロケット4bは第一スプロケット4aの下方に設けられ、両者はローラーチェーン17で連結されている。よって、減速機5からの動力が第二スプロケット4b、及びローラーチェーン17を介して第一スプロケット4aに伝わり、キルン本体2を揺動させる。
温度センサー10は、キルン本体2に挿入され、キルン本体2内の雰囲気又は被加熱物7の温度を測定する。この測定結果を元に温度制御がなされる。
また、温度センサー10が、温度センサー10からの信号を受信する受信器41とセンサーコード42で繋がれている。
以上の構成要素のほとんどが架台13に直接的又は間接的に上載されている。
次に、このように構成されたバッチ式ロータリーキルン100による加熱処理方法について説明する。
最初に、減速機5を作動させてキルン本体2の開口部8を真上に位置させる。このとき、検知バー29がリミットスイッチ28を押すので、スクリューフィーダー11を作動させて被加熱物7をキルン本体2に投入する。
投入される被加熱物7の量は、キルン本体2の部屋の容量の半分以下であって、煙道25やバーナー21の放射口は被加熱物7で埋没してしまわない量である。なお、被加熱物7の量を少なくすると揺動の幅を大きくすることができる。
次に、投入された被加熱物7よりも開口部8が上方に位置する範囲において、被加熱物7が平坦になるまでキルン本体2を揺動させる。すなわち、図5に示す状態と図6に示す状態が、開口部8が真上を向く状態を経由して繰り返される(以下、これを上方揺動という)。
次に、バーナー21に着火し、上方揺動を行いながら投入された被加熱物7に加熱処理を施す。
所定の時間だけ加熱処理を施したら、開口部8を下方に向けてキルン本体2から加熱処理を施された被加熱物7を全量排出する。なお、単に開口部8を下方に向けておくだけでは効率よく被加熱物7を排出できないので、開口部8を下方に向けた状態でキルン本体2を揺動させる(以下、これを下方揺動という)。
これら被加熱物7の投入から排出までの一連の作業において、開口部8は終始開放した状態である。
以上のように構成されたバッチ式ロータリーキルン100、及びそれを用いた加熱処理方法によれば、開口部8が終始開放した状態で保持されるので、開口部8に蓋をする手間が掛からず簡便である。
また、回転装置4b,5,17が、キルン本体2を揺動可能にする揺動機構5を備えるので、温度センサー10が受信器41とセンサーコード42で繋がれたまま被加熱物7に加熱処理を施すことができ、構造が単純である。よって、コストが低廉でしかも不具合が発生し難い。
しかも、揺動機構5はキルン本体2の回転方向を切り替えて部屋に投入された被加熱物7よりも開口部8が上方に位置する範囲においてキルン本体2を揺動可能であるので、開口部8が終始開放した状態であっても、開口部8からキルン本体2内の被加熱物7が漏れ出ない。よって、被加熱物7の投入から排出までの一連の作業を完全自動化可能である。
しかも、キルン本体2を揺動させながら加熱処理を施すので、キルン本体2の昇温した周面内壁が反復して被加熱物7の下に入り被加熱物7を加熱する。また、揺動により被加熱物7が撹拌される。よって、本実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100であっても被加熱物7は均一に加熱される。
(第二実施形態)
次に図7と図8を参照して、本発明の第二実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との違いは、キルン本体2の両側面にそれぞれバーナー21が設けられていること、及びそれに伴って煙突26の位置がキルン本体2中央部に設けられたことであり、その他の構成要素及びこれを用いた加熱処理方法に関しては第一実施形態と同一である。
バーナー21は、キルン本体2の両側面の中央部にそれぞれ設けられている。
詳しくは、図8に示すように、一方のバーナー21はキルン本体2周面内壁奥側に火炎を放射するように配置され、また他方のバーナー21はキルン本体2周面内壁手前側に火炎を放射するように配置されている。つまり、それぞれのバーナー21はその放射口を他方のバーナー21の放射口に対向させないようにキルン本体2の側面に対して角度がつけられている。
また、キルン本体2の周面外壁の軸方向中央部は排気フード22で覆われ、開口部8から排気ガスが排気フード22及び煙突26を介して排出される。
以上のように構成されたバッチ式ロータリーキルン100、及びそれを用いた加熱処理方法によれば、第一実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100の効果に加え、バーナー21は、キルン本体2の両側面の中央部にそれぞれ設けられ、それぞれのバーナー21はその放射口を他方のバーナー21の放射口に対向させないようにキルン本体2の側面に対して角度をつけて配置されたので、それぞれのバーナー21を燃焼させることでキルン本体2内の雰囲気を強制的に対流させることができ、キルン本体2内の軸方向の温度がさらに均一化される。
(第三実施形態)
次に図9乃至図12を参照して、本発明の第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100を説明する。なお、第一実施形態と同一部分には同一符号を付した。
本実施形態の第一実施形態との主な違いは加熱装置であり、その他の構成要素に関しては第一実施形態と同一である。
加熱装置6は、キルン本体2の軸に平行となるようにキルン本体2の側面間に架け渡し、両側面を貫通して配置された棒状ヒーター6(炭化ケイ素ヒーター)である。この棒状ヒーター6は複数あり、図10に示すように断面円形状に並べられている。
また、棒状ヒーター6に電力を供給するヒーター電源43をさらに備え、それぞれの棒状ヒーター6はヒーター電源43と一本以上のヒーターコード20で繋がれている。
本実施形態ではキルン本体2の周面に直接タイヤ3を取付けることができないので、キルン本体2の両側面にはタイヤサポート9が取付けられ、そのタイヤサポート9の周面にタイヤ3が取付けられている。
また、キルン本体2の一方の側面中央部には投入口が形成されており、ここからスクリューフィーダー11によって被加熱物7が投入される。なお、投入口とスクリューフィーダー11との間には隙間が形成されており、キルン本体2はスクリューフィーダー11とは独立して揺動可能である。
また、キルン本体2はその外周と隙間27を開けた状態で鋼板1で覆われている。
このように構成されるバッチ式ロータリーキルン100による加熱処理方法では、最も下方に位置する棒状ヒーター6が被加熱物7によって埋没してしまわない量の被加熱物7が投入される。
また、棒状ヒーター6がヒーター電源43とヒーターコードで繋がれた状態でキルン本体2を上方揺動させながら被加熱物7に加熱処理を施す。
以上のように構成されたバッチ式ロータリーキルン100、及びそれを用いた加熱処理方法によれば、開口部8を終始開放した状態で被加熱物7の投入、加熱処理、及び被加熱物7の排出を行うので、開口部8に蓋をする手間が掛からず簡便である。
また、加熱処理を施している間、開口部8を開放した状態であっても開口部8からキルン本体2内の被加熱物7が漏れ出ない。
したがって、被加熱物7の投入から排出までの一連の作業を完全自動化することができる。
しかも、加熱装置として棒状ヒーター6を用いた場合にも、棒状ヒーター6をヒーター電源43とヒーターコードで繋ぐといった単純な構造を採ることができる。
このとき、揺動機構5はキルン本体2を揺動可能なので、棒状ヒーター6も揺動し棒状ヒーター6の上に被加熱物7が堆積し難い。よって、棒状ヒーター6の過加熱を抑制できるので、棒状ヒーター6が損傷し難い。
また、金属レトルトを使用しないので、1300℃くらいの高温まで加熱温度を上げることができる。
なお、第一乃至第三実施形態において、被加熱物7として酸化チタンやセラミック粉を挙げたが、これに限られるものではなく、酸化亜鉛、酸化シリコン、磁性粉、アルミナ等の他の粉粒体でもよい。
また、温度センサー10を備えたが、これに限られるものではなく、例えば第三実施形態に係るバッチ式ロータリーキルン100の棒状ヒーター6と温度センサー10が一体化されていてもよい。また、温度センサー10を備えなくてもよい。
さらに、回転装置4b,5,17の具体的な構成は本実施形態に係るものに限られるものではなく、その他の既知の方法を採用することができる。
また、開口部8をキルン本体2の軸方向中央部に設けたが、これに限られるものではなく、キルン本体2全体又はキルン本体2の部屋を傾けて、その下がった側面側に開口部8を設けてもよい。
1 鋼板
2 キルン本体
3 タイヤ
4a 第一スプロケット
4b 第二スプロケット(回転装置)
5 減速機(回転装置)
6 棒状ヒーター(加熱装置)
7 被加熱物
8 開口部
9 タイヤサポート
10 温度センサー
11 スクリューフィーダー
12 ストッパーローラー
13 架台
14 フード
15 排気口
17 ローラーチェーン(回転装置)
18 受けローラー
19 軸受
20 ヒーターコード
21 バーナー(加熱装置)
22 排気フード
23 当て板
24 投入パイプ
25 煙道
26 煙突
27 隙間
28 リミットスイッチ
29 検知バー
30 蓋
31 ハンドル
33 絶縁碍子
34 銅バー
35 スプリング
36 カーボンブラシ
37 リード線
38 碍子受け
41 受信器
42 センサーコード
43 ヒーター電源
100 バッチ式ロータリーキルン
200 バッチ式ロータリーキルン

Claims (7)

  1. 略水平に延びる軸の回りに回転可能に支持された略円柱状で内部に被加熱物が投入される部屋が形成されたキルン本体と、
    前記キルン本体内に熱を供給する加熱装置と、
    前記キルン本体を前記軸の回りに回転させる回転装置を備え、前記加熱装置で前記キルン本体内に熱を供給して前記被加熱物に加熱処理を施した後には前記被加熱物の全量を前記キルン本体の周面に設けられた開口部から排出するバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法において、
    前記回転装置は前記キルン本体の回転方向を切り替え可能であって、
    前記被加熱物を前記キルン本体に投入し、
    前記投入された被加熱物よりも前記開口部が上方に位置する範囲において前記キルン本体を揺動させながら前記投入された被加熱物に加熱処理を施し、
    前記開口部を下方に向けて前記キルン本体から前記加熱処理を施された被加熱物を排出し、
    しかも前記被加熱物の投入から排出までの一連の作業において、前記開口部は終始開放した状態であることを特徴とするバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法。
  2. 前記キルン本体に挿入され前記キルン本体内の雰囲気又は前記被加熱物の温度を測定する温度センサーと、
    前記温度センサーからの信号を受信する受信器をさらに備え、
    前記温度センサーが前記受信器とセンサーコードで繋がれた状態で前記キルン本体を揺動させながら前記被加熱物に加熱処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法。
  3. 前記加熱装置は、前記キルン本体の軸に平行となるように前記キルン本体の側面間に架け渡して配置された棒状ヒーターであって、
    前記棒状ヒーターに電力を供給するヒーター電源をさらに備え、
    前記棒状ヒーターが前記ヒーター電源とヒーターコードで繋がれた状態で前記キルン本体を揺動させながら前記被加熱物に加熱処理を施すことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッチ式ロータリーキルンによる加熱処理方法。
  4. 略水平に延びる軸の回りに回転可能に支持された略円柱状で内部に被加熱物が投入される部屋が形成されたキルン本体と、
    前記キルン本体内に熱を供給する加熱装置と、
    前記キルン本体を前記軸の回りに回転させる回転装置と、
    前記キルン本体に挿入され前記キルン本体内の雰囲気又は前記被加熱物の温度を測定する温度センサーと、
    前記温度センサーからの信号を受信する受信器を備え、前記加熱装置で前記キルン本体内に熱を供給して前記被加熱物に加熱処理を施した後には前記被加熱物の全量を前記キルン本体の周面に設けられた開口部から排出するバッチ式ロータリーキルンにおいて、
    前記温度センサーが前記受信器とセンサーコードで繋がれるとともに、
    前記回転装置が、前記キルン本体の回転方向を切り替えて前記部屋に投入された前記被加熱物よりも前記開口部が上方に位置する範囲において前記キルン本体を揺動可能にする揺動機構を備え、
    しかも前記開口部が終始開放した状態で保持されることを特徴とするバッチ式ロータリーキルン。
  5. 前記加熱装置は、前記キルン本体の軸に平行となるように前記キルン本体の側面間に架け渡して配置された棒状ヒーターであって、
    前記棒状ヒーターに電力を供給するヒーター電源をさらに備え、
    前記棒状ヒーターが前記ヒーター電源とヒーターコードで繋がれたことを特徴とする請求項4に記載のバッチ式ロータリーキルン。
  6. 前記加熱装置は、前記キルン本体の側面の中央部に配置され前記キルン本体内に火炎を放射するバーナーであることを特徴とする請求項4に記載のバッチ式ロータリーキルン。
  7. 前記バーナーは、前記キルン本体の両側面の中央部にそれぞれ設けられ、
    それぞれの前記バーナーはその放射口を他方の前記バーナーの放射口に対向させないように前記キルン本体の側面に対して角度をつけて配置されたことを特徴とする請求項6に記載のバッチ式ロータリーキルン。
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