JP5621144B2 - 紫外線硬化装置及びそれを用いた印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の波長をカットするカットフィルタを備えた紫外線硬化装置及びそれを用いた印刷機に関する。
従来、枚葉紙などの印刷機等に搭載され、紫外線放電ランプ(例えばメタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備える紫外線硬化装置が知られている。この種の装置は、筐体内に紫外線放電ランプの他、反射板、シャッター機構、これらを冷却する冷却機構等を備えるのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年は、上記印刷機において、波長350〜420nm付近に吸収を有する光重合開始剤を使用する活性エネルギー線硬化型インキを、印刷媒体に転移させると共に、当該インキを、発光ダイオード(LED)により、紫外線硬化させる印刷機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−095448号公報 特開2005−238562号公報
上記活性エネルギー線硬化型インキは、紫外線放電ランプを備える紫外線硬化装置でも硬化が可能であり、これを使用する場合、紫外線放電ランプからの必要でない波長をカットするカットフィルタを、出射面に設ける必要がある。
しかし、この種のカットフィルタは、一般に、蒸着膜を蒸着して製造されるもので、高温になると、蒸着膜が剥がれる恐れがある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、カットフィルタの冷却を促進させて、蒸着膜の剥がれを抑制できる紫外線硬化装置及びそれを用いた印刷機を提供することにある。
本発明は、コ字状に曲げたカバーで光源水冷ブロックを一体化して照射器本体の筐体を構成し、この筐体内に紫外線放電ランプと、反射板を構成する一対のブロック部材を有する反射板兼水冷ブロックとを収納し、前記一対のブロック部材が前記筐体に回動自在に支持され、前記筐体が前記一対のブロック部材により開閉される出射面としての開口縁を備え、前記筐体の出射面との間に間隙をあけ、かつ、前記一対のブロック部材の開閉時の干渉を避けるようにして、前記照射器本体の側面に一対の支持板を介して連結された、所定波長のカットフィルタを備え、前記間隙に対向して複数のスリットを備える送風ノズルを、前記照射器本体の側面に取り付けるとともに、この送風ノズルに一体化された接続口に送風ホースを介して送風機を接続し、前記送風ノズルの複数のスリットから前記間隙を通じて空気を供給して前記カットフィルタを空冷することを特徴とする。
この発明では、送風ノズルに供給された空気が冷却風として、複数のスリットから、間隙δを通じてカットフィルタの高温となる面に供給される。紫外線放電ランプは、一般に、紫外線だけでなく、可視光や赤外線等の熱線もある程度放射しており、カットフィルタは高温となる。カットフィルタは、蒸着膜を蒸着して製造され、高温になると、蒸着膜が剥がれる恐れがあるが、この構成では、紫外線照射中に、カットフィルタの面が、冷却風で冷却されるため、蒸着膜の剥がれが抑制される。
従って、紫外線硬化装置に用いられた、カットフィルタの蒸着膜剥がれを抑制し、寿命の長い紫外線硬化装置を実現できる。
また、本発明は、コ字状に曲げたカバーで光源水冷ブロックを一体化して照射器本体の筐体を構成し、この筐体内に紫外線放電ランプと、反射板を構成する一対のブロック部材を有する反射板兼水冷ブロックとを収納し、前記一対のブロック部材が前記筐体に回動自在に支持され、前記筐体が前記一対のブロック部材により開閉される出射面としての開口縁を備え、前記筐体の出射面との間に間隙をあけ、かつ、前記一対のブロック部材の開閉時の干渉を避けるようにして、前記照射器本体の側面に一対の支持板を介して連結された、所定波長のカットフィルタを備え、前記間隙に対向して複数のスリットを備える送風ノズルを、前記照射器本体の側面に取り付けるとともに、この送風ノズルに一体化された接続口に送風ホースを介して真空ポンプを接続し、前記送風ノズルに前記間隙を通じてフィルタ周囲の空気を吸い込むことで前記カットフィルタを空冷することを特徴とする。
この場合において、前記送風ノズルが略箱筒状であり、前記筐体の側面に沿って延び、その略中央部には、送風ホースの接続口を備えてもよい。
この構成では、送風ホースが、送風ノズルの略中央部の接続口に接続されるため、冷却風は、送風ノズルの両サイドに略均等に流れ易く、すべてのスリットから、カットフィルタの面に向けて略均等に吹き出される。
また、前記紫外線放電ランプがオゾンレスランプであってもよい。
本発明は、給紙装置と印刷ユニットと排紙装置とを備え、紫外線硬化型インキを、印刷媒体に転移させると共に、紫外線を含む光を、前記印刷媒体に照射し、前記インキを硬化させて印刷する印刷機において、前記排紙装置には、請求項1〜3のいずれか一項に記載の紫外線硬化装置を備えてもよい。
この場合において、前記紫外線硬化型インキが、波長350〜波長420nm付近に吸収を有する光重合開始剤を使用する、活性エネルギー線硬化型インキであってもよい。
前記印刷ユニットに、請求項1〜3のいずれか一項に記載の紫外線硬化装置を備えてもよい。また、前記印刷ユニットに、前記活性エネルギー線硬化型インキを硬化する発光ダイオードを備えてもよい。
一般に、印刷機の排紙装置には、排紙爪(チェーングリッパ)を所定の間隔で複数備えた排紙チェーンが掛けられ、チェーングリッパが邪魔になって、枚葉紙に照射器面を近づけることができず、発光ダイオードを使用できない。
このような場合であっても、本構成の紫外線硬化装置を使用すれば、インキのUV硬化を実現でき、しかも、カットフィルタを必須とした装置において、その蒸着膜を保護し、印刷機の改造無しにUV硬化を実現できる。
本発明によれば、必須構成のカットフィルタの蒸着膜剥がれを抑制して、寿命の長い紫外線硬化装置を実現できる。
また、本発明によれば、排紙装置に、チェーングリッパを複数備えた排紙チェーンが掛けられていたとしても、本構成の紫外線硬化装置を、この排紙装置に使用すれば、チェーングリッパが邪魔にならず、印刷媒体に照射器面を近づけて、紫外線を含む光を照射することができ、カットフィルタの蒸着膜剥がれを抑制して、寿命の長い紫外線硬化装置を実現しつつ、印刷機の改造無しにUV硬化を実現できる。
本発明の一実施の形態を示す系統図である。 Aは、紫外線硬化装置の正面図、Bは、上面図である。 紫外線硬化装置の底面図である。 照射器本体の側面図である。 図2AのV−V断面図である。 図5に対応し、シャッターが閉じた状態を示す図である。 UVメタルハライドランプの分光スペクトルを示す図である。 カットフィルタの透過率特性を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。なお以下の説明においては、後述する印刷ユニット40の版胴44a〜44eの直径を基準としたときに、当該版胴44a〜44eの直径と同じ直径をなしている胴を「単胴」、当該版胴44a〜44eの2倍の直径をなしている胴を「二倍胴」という。
この印刷機は、図1に示すように、枚葉紙の給紙装置10、印刷ユニット40、コーティングユニット50及び排紙装置80を備えている。
この給紙装置10には、給紙台11が設けられ、この給紙台11には、多数枚の枚葉紙1が準備されている。この枚葉紙1は、フィーダボード12を介して、渡胴22(単胴)に一枚ずつ送給される。印刷ユニット40には、第一〜第五オフセット印刷ユニット40a〜40eが配設されている。
第一オフセット印刷ユニット40aには、第一インキ供給装置45aが配設され、第一インキ供給装置45aから版胴44aに第一のインキが供給され、当該版胴44aに形成された絵柄で当該インキがゴム胴43aに転写され、圧胴42aに保持した枚葉紙1に当該インキが転写されて印刷が施される。
第二オフセット印刷ユニット40bは、第一オフセット印刷ユニット40aと同様に、ゴム胴43b(単胴)、版胴44b(単胴)、第二インキ供給装置45bを備える。また、第三オフセット印刷ユニット40cも、第一,二オフセット印刷ユニット40a,40bと同様に、ゴム胴43c(単胴)、版胴44c(単胴)、第三インキ供給装置45cを備える。第四オフセット印刷ユニット40dも、第一〜三オフセット印刷ユニット40a〜40cと同様に、ゴム胴43d(単胴)、版胴44d(単胴)、第四インキ供給装置45dを備える。第五オフセット印刷ユニット40eも、第一〜四オフセット印刷ユニット40a〜40eと同様に、ゴム胴43e(単胴)、版胴44e(単胴)、第五インキ供給装置45eを備える。
第五オフセット印刷ユニット40eの圧胴42eに対向し、紫外線発光ダイオード(LED)49が配設されている。
発光ダイオード49は、印刷ユニット40で枚葉紙1に印刷されたインキ(活性エネルギー線硬化型インキ(UVインキ))を硬化させる。活性エネルギー線硬化型インキは、波長350〜420nm付近に吸収を有する光重合開始剤を使用しており、発光ダイオード49による硬化に好適である。
発光ダイオード49は熱線が少なく、低温であるため、印刷見当のずれが少なく、しかも、排気ダクトが不要なため、省スペース化が図れると共に、オゾンレスであるため、印刷機が錆びない、臭気が発生しないなど多くの利点がある。ただし、発光ダイオード49は、枚葉紙1まで10mm程度に近づけないと、インキの硬化が不十分であり、照射距離が小さいという欠点がある。
第五オフセット印刷ユニット40eの圧胴42eには、渡胴51(二倍胴)が対接している。この渡胴51には、コーティング部であるコーティングユニット50の搬送胴52(二倍胴)が対接している。
搬送胴52の渡胴51には、ゴム胴53(単胴)が対接し、ゴム胴53には、アニロックスローラ54が対接し、アニロックスローラ54には、ニス(活性エネルギー線硬化型ニス(UVニス))が入ったコータチャンバ55が対接している。このコーティングユニット50は、コータチャンバ55内のニスをアニロックスローラ54で引き出し、搬送胴52に保持した枚葉紙1にゴム胴53を介して転写する。
コーティングユニット50の搬送胴52には、排紙装置80の排紙胴81(二倍胴)が対接し、この排紙胴81には、スプロケット82が一体回転可能に支持されている。このスプロケット82には、図示しない排紙爪(チェーングリッパ)を所定の間隔で複数備えた排紙チェーン84が掛けられ、この排紙チェーン84は、排紙台85の上方に位置したスプロケット83に連結されている。
また、排紙装置80には、紫外線硬化装置86が配設され、紫外線硬化装置86は、スプロケット82,83間に位置して、排紙チェーン84で搬送される枚葉紙1に転写されたニス及びインキを硬化する。
図2Aは紫外線硬化装置86の正面図、図2Bは上面図、図3は底面図である。紫外線硬化装置86は矩形箱状であり、図2Bに示すように、照射器本体86Aを有し、照射器本体86Aの側面に沿って送風ノズル87を配設して構成されている。図4は、照射器本体86Aの側面図である。
照射器本体86Aは、図5に示すように、メタルハライドランプからなる紫外線放電ランプ3と、反射板兼水冷ブロック4と、光源水冷ブロック5とを備えて構成されている。光源水冷ブロック5のランプ凹部5Bに、上記紫外線放電ランプ3が収納されている。光源水冷ブロック5は、コ字状に曲げたカバー6で一体に連結され、4カ所に水路5Aが形成され、この水路5Aには冷却水が循環している。この光源水冷ブロック5は、カバー6と一体となって筐体を構成している。
反射板兼水冷ブロック4は、一対のブロック部材4A,4Bで構成され、各部材4A,4Bは、支持軸7A,7Bにより回動自在に支持される。支持軸7A,7Bには、図4に示すように、ロータリーアクチュエータ31が連結され、ロータリーアクチュエータ31の駆動で、各ブロック部材4A,4Bが、図6に示すように、支持軸7回りを回動する。反射板兼水冷ブロック4は、紫外線放電ランプ3の紫外線を遮光するシャッターとして機能し、図6が、シャッターを閉じた位置である。
すなわち、この構成では、図5に示すように、光源水冷ブロック5の開口縁5Cに、光の出射面21が形成され、この出射面21が、図5,図6に示すように、反射板兼水冷ブロック4A、4Bで開閉される。
反射板兼水冷ブロック4A、4Bの凹面4Cは、紫外線放電ランプ3の光を出射面21に導く反射鏡として機能している。この凹面は、例えばアルミニウム等の反射性金属の薄膜を付着させればよい。各ブロック4には、各2カ所に水路4Dが形成されており、この水路4Dには冷却水が循環している。
この実施の形態では、図4に示すように、照射器本体86Aの側面86Bに、一対の支持板9,9を介して、短波長のカットフィルタ8が連結されている。
このカットフィルタ8は、照射器本体86Aの開口縁5C(出射面21)との間に適宜の間隙δをあけて取り付けられており、紫外線放電ランプ3からの光のうち、300nm以下の短波長をカットしている。
図7は、UVメタルハライドランプの分光スペクトルを示し、点線は、オゾンレスタイプのメタルハライドランプである。図8は、カットフィルタ8の透過率特性を示す図である。いずれのランプも、220〜500nmの波長域で照射する。
カットフィルタ8は、図8に示すように、短波長340nm以下をカットし、280nm以下をほぼ100%カットする。カットフィルタ8との組み合わせで、図7に示したランプのいずれにおいても、この実施の形態では不要な短波長340nm以下がカットされ、280nm以下においてはほぼ100%カットされる。この短波長のカットで、印刷紙表面の光反応が抑えられ、臭気も抑えられる。
照射器本体86Aの側面86B近傍には、図2及び図5に示すように、略箱筒状の送風ノズル87が配置され、この送風ノズル87には、上述した間隙δに対応(対向)し、複数の横長のスリット87A,87A…87Aが略等間隔で形成されている。この送風ノズル87の略中央部には、図2Bに示すように、接続口87Bが形成され、この接続口87Bには送風ホース89が接続され、図示を省略した送風機に接続されている。89Aは、送風ホース89の押さえ部材である。
この実施の形態では、送風ホース89を通じ、送風ノズル87に例えば2.5m3/minの空気が供給されて、この空気が冷却風として、図5に示すように、複数のスリット87Aから、間隙δを通じてカットフィルタ8の高温となる裏面8Aに供給される。
なお、本構成では、送風ノズル87から空気を吹き出すことにより、カットフィルタ8を冷却したが、送風ノズル87に例えば真空ポンプ(不図示)を接続し、送風ノズル87にフィルタ周囲の空気を吸い込むことで、カットフィルタ8を冷却してもよい。
この冷却風は、カットフィルタ8の裏面8Aを冷却して、反対側に設けた間隙δから排気される。この送風ホース89は、送風ノズル87の略中央部の接続口87Bに接続されるため、冷却風は、送風ノズル87の両サイドに略均等に流れ易く、すべてのスリット87Aから、該裏面8Aに向けて略均等に吹き出される。
紫外線硬化装置86は、紫外線を放射するのはもちろんのこと、一般に、紫外線だけでなく、可視光(400〜760nm)や赤外線(760nm以上)等の熱線もある程度放射しており、カットフィルタ8は高温となる。カットフィルタ8は、例えばガラス板に蒸着膜を蒸着して製造され、高温になると、蒸着膜が剥がれる恐れがあるが、この構成では、紫外線照射中に、カットフィルタ8の高温となる裏面8Aが、冷却風で、常に冷却されるため、蒸着膜の剥がれが抑制される。
紫外線放電ランプ3は、出力が、例えば120w/cmの1灯であり、従来装置の160W/cmの3灯に比べ、ランプ灯数や消費電力を削減でき、紫外線硬化装置86の小型化が図れ、省スペース化が図れる。
発光ダイオード49では、インキの硬化時に、照射器面を枚葉紙1に10mm程度まで近づける必要があるが、紫外線放電ランプ3は、照射器面を枚葉紙1から100mm程度離したとしてもインキの硬化が可能である。図1の印刷機の排紙装置80には、排紙爪(チェーングリッパ)を所定の間隔で複数備えた排紙チェーン84が掛けられており、チェーングリッパが邪魔になって、枚葉紙1に照射器面を近づけることができない。このような場合には、発光ダイオード49を使用できず、本構成の紫外線硬化装置86を使用することが効果的であり、印刷機の改造無しにUV硬化を実現できる。
この紫外線硬化装置86では、出力が120w/cmの1灯であり、従来の装置に比べ、熱線量が大きく低減されるため、冷却水の循環(例えば、7リットル/min、0.2〜0.25Mpa)により、ランプや反射板が十分に冷却され、排風機による排気が不要になり、排風機の運転音や、ダクト吐出口の騒音を無くすことができる。
紫外線放電ランプ3に、オゾンレスランプを使用することで、印刷機の錆や、臭気の発生などを、発光ダイオード49と同程度に抑制できる。
上記印刷機においては、第五オフセット印刷ユニット40eに、例えば、特色のインキ供給装置(不図示)を備える場合がある。特色のインキには、発光ダイオード(LED)による照射器では有効に硬化しない場合があり、この場合には、本構成の紫外線硬化装置86を使用することで、該インキを十分に硬化できる。
また、上記構成では、第五オフセット印刷ユニット40eに、インキを硬化する発光ダイオード49を配置したが、この発光ダイオード49は、印刷ユニットのいずれの位置に配置してもよく、複数の箇所に分けて複数個配置してもよい。
また、本構成では、印刷ユニットにおいて、発光ダイオード49に代えて、本構成の紫外線硬化装置86を使用することも効果的である。
以上、一実施の形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。上記印刷機は、枚葉紙の給紙装置10、印刷ユニット40、コーティングユニット50及び排紙装置80を備えるが、これに限定されず、例えばロール紙を使用した印刷機や、印刷ユニット40の後に、種々の装置を付加した印刷機等でも、排紙装置80に対し、本構成の紫外線硬化装置86を適用できる。
3 紫外線放電ランプ
4 反射板兼水冷ブロック
4A,4B ブロック部材
5 光源水冷ブロック
6 カバー
8 カットフィルタ
10 給紙装置
21 出射面
40 印刷ユニット
50 コーティングユニット
80 排紙装置
86 紫外線硬化装置
86A 照射器本体
87 送風ノズル

Claims (8)

  1. コ字状に曲げたカバーで光源水冷ブロックを一体化して照射器本体の筐体を構成し、
    この筐体内に紫外線放電ランプと、反射板を構成する一対のブロック部材を有する反射板兼水冷ブロックとを収納し、
    前記一対のブロック部材が前記筐体に回動自在に支持され、
    前記筐体が前記一対のブロック部材により開閉される出射面としての開口縁を備え、
    前記筐体の出射面との間に間隙をあけ、かつ、前記一対のブロック部材の開閉時の干渉を避けるようにして、前記照射器本体の側面に一対の支持板を介して連結された、所定波長のカットフィルタを備え、
    前記間隙に対向して複数のスリットを備える送風ノズルを、前記照射器本体の側面に取り付けるとともに、
    この送風ノズルに一体化された接続口に送風ホースを介して送風機を接続し、
    前記送風ノズルの複数のスリットから前記間隙を通じて空気を供給して前記カットフィルタを空冷することを特徴とする紫外線硬化装置。
  2. コ字状に曲げたカバーで光源水冷ブロックを一体化して照射器本体の筐体を構成し、
    この筐体内に紫外線放電ランプと、反射板を構成する一対のブロック部材を有する反射板兼水冷ブロックとを収納し、
    前記一対のブロック部材が前記筐体に回動自在に支持され、
    前記筐体が前記一対のブロック部材により開閉される出射面としての開口縁を備え、
    前記筐体の出射面との間に間隙をあけ、かつ、前記一対のブロック部材の開閉時の干渉を避けるようにして、前記照射器本体の側面に一対の支持板を介して連結された、所定波長のカットフィルタを備え、
    前記間隙に対向して複数のスリットを備える送風ノズルを、前記照射器本体の側面に取り付けるとともに、
    この送風ノズルに一体化された接続口に送風ホースを介して真空ポンプを接続し、
    前記送風ノズルに前記間隙を通じてフィルタ周囲の空気を吸い込むことで前記カットフィルタを空冷することを特徴とする紫外線硬化装置。
  3. 前記送風ノズルが略箱筒状であり、前記筐体の側面に沿って延び、その略中央部には、送風ホースの接続口を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の紫外線硬化装置。
  4. 前記紫外線放電ランプがオゾンレスランプであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の紫外線硬化装置。
  5. 給紙装置と印刷ユニットと排紙装置とを備え、紫外線硬化型インキを、印刷媒体に転移させると共に、紫外線を含む光を、前記印刷媒体に照射し、前記インキを硬化させて印刷する印刷機において、
    前記排紙装置には、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紫外線硬化装置を備えたことを特徴とする印刷機。
  6. 前記紫外線硬化型インキが、波長350〜波長420nm付近に吸収を有する光重合開始剤を使用する、活性エネルギー線硬化型インキであることを特徴とする請求項5に記載の印刷機。
  7. 前記印刷ユニットに、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紫外線硬化装置を備えたことを特徴とする請求項5に記載の印刷機。
  8. 前記印刷ユニットに、前記活性エネルギー線硬化型インキを硬化する発光ダイオードを備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷機。
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