JP5619523B2 - コード入りゴム状材料の切断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内部に多数本のコードが埋設されているゴム状材料を前記コードに沿って切断するコード入りゴム状材料の切断装置に関する。
従来のコード入りゴム状材料の切断装置としては、例えば以下の特許文献1、2に記載されているようなものが知られている。
特開2002−113688号公報 特開平11−123775号公報
前記特許文献1に記載のものは、内部に多数本のコードが埋設されているゴムシートを下方から支持しながら搬送することができるコンベアと、コンベアの長手方向途中でコンベアの直上に配置され、前記ゴムシートが搬送時に上面に摺接しながら乗り越えていくアンビルと、該アンビルの上面に形成され前記コードに沿って延びる溝と、前記アンビルより上方に設置された切断刃と、該切断刃を下降させ、アンビル上を乗り越えているゴムシートの幅方向中央部を貫通させてアンビルの溝に侵入させる昇降手段と、該切断刃をゴムシートのコードに沿ってゴムシートの幅方向一端まで移動させた後、移動方向を逆転して幅方向他端まで移動させ、ゴムシートを切断する移動手段とを備えたものである。
一方、前記特許文献2に記載のものは、内部に多数本のコードが埋設されているタイヤ部材を下方から支持しながら搬送することができるベルトコンベアと、ベルトコンベアの長手方向途中でベルトコンベアの直上に配置され、前記タイヤ部材が搬送時に上面に摺接しながら乗り越えていくエレベートバーと、エレベートバーの上面に形成され前記コードに沿って延びる溝部と、前記エレベートバーの長手方向中央部で溝部の両側にそれぞれ設置され、逆V字形に折れ曲がってエレベートバーの上面から上方に突出したとき、タイヤ部材の幅方向中央部を持ち上げる一方、I字形に変形したとき、エレベートバー内に没入する一対のリフト手段と、前記リフト手段の直上に設置され、リフト手段によりタイヤ部材が持ち上げられたとき、該タイヤ部材をリフト手段に押し付ける押さえ手段と、前記リフト手段より上方に設置され、前記持ち上げられたリフト手段間のタイヤ部材を貫通してエレベートバーの溝部に侵入する一対の切断刃と、前記一対の切断刃をコードに沿って逆方向に移動させ、タイヤ部材を切断する移動手段とを備えたものである。
しかしながら、このような特許文献1、2に記載のコード入りゴム状材料の切断装置にあっては、コンベア、ベルトコンベアによる搬送時に、ゴムシート、タイヤ部材の下面はアンビル、エレベートバーの上面に常に摺接することになるため、これらゴムシート、タイヤ部材の搬送が不安定となり、幅方向位置に狂い等が生じることがあるという課題がある。しかも、アンビル、エレベートバーに形成された溝、溝部に侵入している切断刃をコードに沿って移動させることで、ゴムシート、タイヤ部材を切断するようにしているため、ゴムシート、タイヤ部材の切断始端が搬送再開時に溝、溝部に引っ掛かって幅方向にずれ、搬送時におけるゴムシート、タイヤ部材の幅方向位置に狂い等が生じることがあるという課題がある。
この発明は、ゴム状材料を円滑にかつ正規の位置において容易に搬送することができるコード入りゴム状材料の切断装置を提供することを目的とする。
このような目的は、内部に互いに平行な多数本のコードが埋設されているゴム状材料を下方から支持しながら搬送することができる搬送コンベアと、前記ゴム状材料の搬送コンベアによる搬送時、搬送コンベアの長手方向途中でゴム状材料の幅方向中央部直下に位置するとともに、上面に前記コードに沿って延びる案内溝が形成された支持ブロックと、前記支持ブロックを昇降させる昇降手段と、前記支持ブロックより上方に設置され、前記支持ブロックの上昇によってゴム状材料の幅方向中央部が搬送コンベアより上方に持ち上げられたとき、ゴム状材料を貫通して支持ブロックの案内溝に侵入するカッターと、該カッターをゴム状材料のコードに沿って移動させ、ゴム状材料を切断する移動手段とを備えたコード入りゴム状材料の切断装置において、前記支持ブロックの上面に、前記ゴム状材料の長手方向に対して案内溝と逆方向に同一角度で傾斜し、該支持ブロックが上昇したとき前記カッターが侵入する逆案内溝をさらに形成したコード入りゴム状材料の切断装置により、達成することができる。
この発明においては、支持ブロックを、ゴム状材料の搬送時には、ゴム状材料の幅方向中央部直下まで下降させて位置させる一方、ゴム状材料の切断時には、支持ブロックを上昇させてゴム状材料の幅方向中央部を搬送コンベアより上方に持ち上げた後、ゴム状材料のコードに沿ってカッターを移動させるようにしたので、ゴム状材料の搬送時にゴム状材料が支持ブロックと摺接することはなく、しかも、ゴム状材料の搬送再開時に支持ブロックの案内溝にゴム状材料の切断始端が引っ掛かるようなこともなく、円滑にかつ正規の位置において容易にゴム状材料を搬送することができる。
また、埋設されているコードの傾斜方向が逆方向であるゴム状材料に対しても、特別な作業を行うことなく容易に切断することができる。さらに、請求項に記載のように構成すれば、カッターの移動方向を調節するだけでコードの傾斜角が変化した場合にも、問題なくゴム状材料をコードに沿って切断することができる。また、請求項に記載のように構成すれば、切断開始時におけるゴム状材料の横ずれを阻止することができ、ゴム状材料に対する切断を良好に行うことができる。さらに、請求項に記載のように構成すれば、昇降時における支持ブロックと搬送コンベアとの干渉を阻止しながら、搬送コンベアによってゴム状材料を確実に搬送することができる。また、請求項に記載のように構成すれば、ゴム状材料の幅方向両端部が支持ブロックから垂れ下がっていても、搬送コンベアを傷付けることなくカッターによりゴム状材料を切断することができる。
この発明の実施形態1を示す概略平面図である。 図1のI−I矢視断面図である。 切断時における図2のII−II矢視断面図である。 支持ブロックの平面図である。
以下、この発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は前後方向に延びる搬送コンベアであり、この搬送コンベア11はその前後端に位置する図示していない一対のプーリと、これらプーリ間に掛け渡され、後述するゴム状材料16の幅方向に離れた互いに平行な複数本、ここでは4本のコンベアベルト(タイミングベルト)12とを備え、これらコンベアベルト12は、前記プーリのうち、いずれか一方のプーリに駆動モータから回転駆動力が付与されることで搬送部が前方に向かって走行する。
ここで、前記4本のコンベアベルト12のうち、幅方向外側に位置する2本のベルト12a、12bは、その幅が搬送コンベア11の幅のほぼ 1/4であるが、幅方向中央部に位置する2本のベルト12c、12dは前記ベルト12a、12bより幅狭で、しかも、ベルト12a、12bに近接して配置されている。この結果、搬送コンベア11の幅方向中央部、即ち、前記ベルト12c、12d間には前後方向に延びる一定幅の空隙15が形成される。なお、この発明においては、前記搬送コンベアとして、幅方向中央部に空隙が形成されたローラコンベアを用いてもよい。
16は前記搬送コンベア11により下方から支持されながら該搬送コンベア11の作動(コンベアベルト12の搬送部の走行)により長手方向(ここでは前方)に搬送される帯状のゴム状材料であり、このゴム状材料16の内部には該ゴム状材料16の長手方向に対して所定角度で傾斜した互いに平行な多数本のスチール、有機繊維等からなるコード17が埋設されている。ここで、前記ゴム状材料16としては、例えば空気入りタイヤの一部を構成するベルトプライ、カーカスプライを挙げることができる。なお、前記ゴム状材料16は上下を裏返した状態で搬送コンベア11により前方に向かって搬送されることもあり、この場合にはゴム状材料16の長手方向に対するコード17の傾斜方向は前述の場合と逆方向となる。
図1、2、3、4において、20は前記搬送コンベア11の長手方向の途中、ここでは長手方向中央部に設置され、上面が平坦な直方体状の支持ブロックであり、この支持ブロック20は前記搬送コンベア11の幅方向中央部、ここではベルト12c、12d間の空隙15に配置されている。前記支持ブロック20の直下には上下方向に延びる昇降手段としてのシリンダ21が設置され、このシリンダ21のピストンロッド22の先端(上端)は前記支持ブロック20の下面に固定されている。ここで、搬送コンベア11によるゴム状材料16の搬送時には、シリンダ21のピストンロッド22がストロークエンドまで引っ込んでいるため、前記支持ブロック20は下降して、図2に仮想線で示すように、搬送中のゴム状材料16の幅方向中央部直下に位置、即ち、搬送中のゴム状材料16の下面(コンベアベルト12の搬送部)より下方に没入して退避しており、この結果、支持ブロック20がゴム状材料16の搬送を阻害することはない。
一方、前記搬送コンベア11の作動が停止してゴム状材料16の搬送が停止した後、シリンダ21が作動してピストンロッド22が突出すると、支持ブロック20は上昇するが、この上昇の途中で支持ブロック20は該支持ブロック20の直上に位置するゴム状材料16の幅方向中央部下面に接触する。このように支持ブロック20がゴム状材料16に接触した後も支持ブロック20は継続して上昇し、その上面がコンベアベルト12の搬送部より上方に突出するため、該ゴム状材料16の幅方向中央部は支持ブロック20によって搬送コンベア11(コンベアベルト12の搬送部)より上方に持ち上げられる。
ここで、前述のように搬送コンベア11をゴム状材料16の幅方向に離れた複数本のコンベアベルト12から構成するとともに、前記支持ブロック20を幅方向中央部に位置する2本のベルト12c、12d間に配置し、該支持ブロック20を昇降させて前記コンベアベルト12より上方に突出あるいは下方に没入させるようにすれば、支持ブロック20の昇降時における支持ブロック20と搬送コンベア11との干渉を阻止しながら、搬送コンベア11によってゴム状材料16を確実に搬送することができる。
なお、この発明においては、ベルト12a、12bもベルト12c、12dと同様に幅狭としてベルト12aとベルト12cとの間、および、ベルト12bとベルト12dとの間にも空隙を形成する一方、これら空隙と後述する案内溝25、逆案内溝26の延長線とが交差する位置に、支持ブロック20と一体的に昇降し、案内溝25、逆案内溝26の延長線に沿って延びる案内溝、逆案内溝が上面に形成された外側支持ブロックを設置し、ゴム状材料16の切断前に該ゴム状材料16の幅方向両端部も持ち上げるようにしてもよい。また、この発明においては、支持ブロック20を昇降させる昇降手段として、ねじ手段、ラック・ピニオン手段、リンク手段等を用いるようにしてもよい。
前記支持ブロック20の上面には、前記ゴム状材料16に埋設されたコード17に沿って延びる一定深さの案内溝25が形成されており、また、前記上下を裏返したゴム状材料16のコード17に沿って延びる一定深さの逆案内溝26も形成されているが、この逆案内溝26はゴム状材料16の長手方向に対して前記案内溝25と逆方向に同一角度で傾斜している。そして、後述のカッター54を前記案内溝25または逆案内溝26に侵入させた後、該カッター54をコード17に沿って移動させれば、ゴム状材料16を切断することができる。このとき、前述のように支持ブロック20の上面に、ゴム状材料16の長手方向に対して案内溝25と逆方向に傾斜している逆案内溝26を形成しておけば、上下を裏返したゴム状材料16が供給されて、ゴム状材料16に埋設されているコード17の傾斜方向が逆方向となったときであっても、特別な作業を行うことなく容易にゴム状材料16を切断することができる。
ここで、前記案内溝25および逆案内溝26の双方は、案内溝25、逆案内溝26同士が交差する交差位置(後述するカッターが最初に侵入する位置で、案内溝25、逆案内溝26の長手方向中央)から離れるに従い溝幅が徐々に広くなっている。なお、この発明においては、前記案内溝25または逆案内溝26のいずれか一方における溝幅を、前記交差位置から離れるに従い徐々に広くしてもよく、案内溝25、逆案内溝26の少なくともいずれか一方の溝幅を前記交差位置から離れるに従い徐々に広くすればよい。このようにすれば、カッター54の移動方向を調節するだけでコード17の傾斜角が変化した場合にも、問題なくゴム状材料16をカッター54によりコード17に沿って切断することができる。ここで、前記案内溝25または逆案内溝26の側壁同士が交差する交差角Cは 8度以下とすることが好ましい。その理由は、前記交差角Cが 8度を超えると、カッター54が案内溝25、逆案内溝26に押し込まれるとき、案内溝25、逆案内溝26の開口エッジとカッター54との間の距離が広くなり過ぎてゴム状材料16がカッター54により案内溝25、逆案内溝26内に引きずり込まれるおそれが生じるからである。
30は前記搬送コンベア11(支持ブロック20)の上方に設置された水平な旋回フレームであり、この旋回フレーム30の長手方向中央に固定された上下方向に延びる旋回軸31は前記支持ブロック20、詳しくは案内溝25、逆案内溝26同士の交差位置の直上に位置している。32は旋回フレーム30の上方に設置された固定フレームであり、この固定フレーム32に固定された軸受33には前記旋回軸31が回転可能に支持されている。この結果、前記旋回フレーム30は前記旋回軸31を中心として水平面内で旋回することができる。前記旋回フレーム30の下面には該旋回フレーム30の長手方向に延びるガイドレール34が敷設され、このガイドレール34には旋回軸31から等距離離れた一対のスライダ35、36がそれぞれ摺動可能に支持されている。
40はヘッド側が前記固定フレーム32に連結された旋回手段としての旋回シリンダであり、この旋回シリンダ40のピストンロッド41の先端は旋回軸31より一側の旋回フレーム30に連結されている。この結果、前記旋回シリンダ40が作動してピストンロッド41が突出したり引っ込んだりすると、旋回フレーム30は旋回軸31を中心として、搬送方向(前方)に向かって左上がりとなったコード17に平行である、図1に実線で示すような第1位置Aと、搬送方向に向かって右上がりとなったコード17(ゴム状材料16が上下裏返しとなった状態でのコード17の延在方向)に平行である、図1に仮想線で示すような第2位置Bとの間を旋回することができる。
42は前記固定フレーム32に固定され搬送コンベア11に平行に延びる調節プレートであり、この調節プレート42の前端部にはストッパーとしての調節ねじ43がねじ込まれている。そして、前記旋回フレーム30が図1において反時計回りに旋回し、該旋回フレーム30の他側端部が調節ねじ43の旋回フレーム30に近接する先端に当接すると、該調節ねじ43は旋回フレーム30の旋回を第1位置Aにおいて停止させる。このとき、調節ねじ43のねじ込み量を調節して調節プレート42からの旋回フレーム30側への調節ねじ43の突出量を調節するようにすれば、旋回フレーム30、ガイドレール34の搬送コンベア11に対する傾斜角をコード17の角度変化に対応して容易に調節することができる。
一方、前記調節プレート42の後端部にもストッパーとしての調節ねじ45がねじ込まれ、この調節ねじ45は、旋回フレーム30が図1において時計回りに旋回し、旋回フレーム30の一側端部が調節ねじ45の先端に当接すると、旋回フレーム30の旋回を第2位置Bにおいて停止させる。このとき、調節ねじ45のねじ込み量を調節して調節プレート42からの旋回フレーム30側への突出量を調節すれば、旋回フレーム30、ガイドレール34の搬送コンベア11に対する傾斜角をコード17の角度変化に対応して容易に調節することができる。前述した調節プレート42、調節ねじ43、45は全体として、搬送コンベア11に対する旋回フレーム30の傾斜角を調節する調節手段46を構成する。
前記スライダ35、36にはそれぞれブラケット50、51を介して上下方向に延びる薄板状の一側、他側カッター片52、53がそれぞれ固定されているが、これら一側、他側カッター片52、53は全体として、支持ブロック20より上方に設置され、前述のような支持ブロック20の上昇によってゴム状材料16の幅方向中央部が搬送コンベア11より上方まで持ち上げられたとき、ゴム状材料16を貫通して支持ブロック20の案内溝25(あるいは逆案内溝26)に侵入するカッター54を構成する。そして、このカッター54は切断を容易にするため、例えば 130度C程度に加熱されている。55は旋回フレーム30の一端に取り付けられた駆動モータであり、この駆動モータ55の出力軸に固定されたスプロケット56と前記旋回フレーム30の他端に回転可能に支持されたスプロケット57との間にはチェーン58が掛け渡されている。そして、前記チェーン58のうち、上側に位置するチェーン58にはスライダ35が連結され、一方、下側に位置するチェーン58にはスライダ36が連結されている。
この結果、前記駆動モータ55が作動してチェーン58が走行すると、スライダ35、36はガイドレール34に沿って逆方向に、例えば、旋回フレーム30の長手方向中央(旋回軸31)から離隔する方向に、等距離だけ移動する。ここで、前述した一側カッター片52の一側端(切断方向前端)および他側カッター片53の他側端(切断方向前端)にはそれぞれ切刃61および切刃62が形成されており、この結果、一側、他側カッター片52、53が互いに離隔するよう移動すると、これら一側、他側カッター片52、53によりゴム状材料16はコード17に沿って幅方向中央から幅方向一端および幅方向他端に至るまで切断される。なお、これら一側、他側カッター片52、53は切断開始前においては切断方向後端同士が密着している。
また、前記一側、他側カッター片52、53の下端部で切刃61、62が形成された切断方向前端には、それぞれ切断方向前方に向かって突出する略三角形の突出部65、66が形成されているが、これらの突出部65、66はゴム状材料16の切断時、該ゴム状材料16を下方から引っ掛けて持ち上げることができる。この結果、支持ブロック20がゴム状材料16の幅方向中央部のみを持ち上げることで、該ゴム状材料16の幅方向両端部が支持ブロック20から垂れ下がっていても、搬送コンベア11を傷付けることなくカッター54(一側、他側カッター片52、53)によりゴム状材料16を切断することができる。前述したガイドレール34、スライダ35、36、駆動モータ55、スプロケット56、57、チェーン58は全体として、カッター54(一側、他側カッター片52、53)をゴム状材料16のコード17に沿って移動させ、該ゴム状材料16を切断する移動手段64を構成する。なお、この発明においては、移動手段としてベルト機構、シリンダ、ラック・ピニオン機構等を用いてもよい。
67は旋回軸31の直下の旋回フレーム30に上端が固定された一対のブラケットであり、これら一対のブラケット67間には前記ガイドレール34、ブラケット50、51、チェーン58、カッター54が位置している。これらブラケット67の下端には水平なプレート状の押え部材68がそれぞれ固定され、これらの押え部材68は、支持ブロック20によって押し上げられることでカッター54が突き刺さったゴム状材料16の幅方向中央部、詳しくはカッター54の両側に位置するゴム状材料16を支持ブロック20の上面に押し付ける。このようにカッター54の両側のゴム状材料16を支持ブロック20の上面に押付ける押え部材68を設けるようにすれば、カッター54(一側、他側カッター片52、53)を移動させてゴム状材料16の切断を開始する際、ゴム状材料16の横ずれを阻止することができ、ゴム状材料16に対する切断を良好に行うことができる。
前述のように支持ブロック20を、ゴム状材料16の搬送時には、ゴム状材料16の幅方向中央部直下まで下降させて位置させる一方、ゴム状材料16の切断時には、支持ブロック20を上昇させてゴム状材料16の幅方向中央部を搬送コンベア11より上方に持ち上げた後、ゴム状材料16のコード17に沿ってカッター54(一側、他側カッター片52、53)を移動させるようにしたので、ゴム状材料16の搬送時にゴム状材料16が支持ブロック20と摺接することはなく、しかも、ゴム状材料16の搬送再開時に支持ブロック20の案内溝25にゴム状材料16の切断始端が引っ掛かるようなこともなく、円滑にかつ正規の位置において容易にゴム状材料16を搬送することができる。
次に、前記実施形態1の作用について説明する。
今、搬送コンベア11が作動してコンベアベルト12の搬送部が前方に向かって走行し、これにより、該搬送コンベア11によって下方から支持されたゴム状材料16が長手方向(前方)に搬送されているとする。このとき、シリンダ21のピストンロッド22がストロークエンドまで引っ込んでいるため、支持ブロック20は下降して搬送中のゴム状材料16の幅方向中央部直下に位置、即ち、搬送中のゴム状材料16の下面より下方に没入退避している。
また、このとき、旋回フレーム30は旋回軸31を中心として旋回シリンダ40の作動によりその他側端部が調節ねじ43の先端に当接するまで旋回し第1位置Aにおいて停止している。さらに、このとき、カッター54を構成する一側、他側カッター片52、53は切断方向後端同士が密着した状態で待機しているとともに、該カッター54の下端は搬送中のゴム状材料16より上方にある程度離れて位置しており、該カッター54が搬送中のゴム状材料16を切断することはない。そして、前記ゴム状材料16が所定長だけ搬送され、案内溝25の直上に切断位置が到達すると、前記搬送コンベア11によるゴム状材料16の搬送が停止する。
次に、シリンダ21を作動してピストンロッド22を突出させ支持ブロック20を上昇させるが、この上昇の途中で該支持ブロック20はゴム状材料16の幅方向中央部下面に接触する。このように支持ブロック20がゴム状材料16に接触した後も支持ブロック20は継続して上昇するため、該支持ブロック20の上面がコンベアベルト12の搬送部より上方に突出し、これにより、該ゴム状材料16の幅方向中央部は上昇して搬送コンベア11より上方に持ち上げられる。
このようにゴム状材料16の幅方向中央部が持ち上げられると、上下方向位置が不動であるカッター54は、隣接する2本のコード17間においてゴム状材料16(コーティングゴム)に突き刺さって貫通するとともに、該カッター54の下端部が支持ブロック20の案内溝25内に侵入する。そして、支持ブロック20によって押し上げられたゴム状材料16の幅方向中央部、詳しくはカッター54の両側に位置するゴム状材料16が押え部材68に押し付けられると、前記支持ブロック20の上昇が停止する。なお、この発明においては、支持ブロック20を上昇させるとともに、カッター54を下降させることで、カッター54をゴム状材料16を貫通させながら支持ブロック20の案内溝25に侵入させるようにしてもよい。
次に、駆動モータ55を作動してチェーン58を走行させると、スライダ35、一側カッター片52およびスライダ36、他側カッター片53はガイドレール34にガイドされながらコード17に沿って逆方向に、ここでは旋回フレーム30の長手方向中央(旋回軸31)から離隔する方向に等距離だけ移動し、これにより、幅方向一側のゴム状材料16は一側カッター片52の切刃61によって幅方向一端まで、一方、幅方向他側のゴム状材料16は他側カッター片53の切刃62によって幅方向他側まで切断され、ゴム状材料16が切断位置において切り離される。
このとき、一側、他側カッター片52、53には突出部65、66がそれぞれ形成されているので、これらの突出部65、66は切断時にゴム状材料16を下方から引っ掛けて持ち上げる。これにより、ゴム状材料16の幅方向両端部が支持ブロック20から垂れ下がっていても、搬送コンベア11を傷付けることなくカッター54によりゴム状材料16を切断することができる。このようにしてゴム状材料16の切断が終了すると、シリンダ21のピストンロッド22をストロークエンドまで引っ込め、支持ブロック20を初期位置まで下降させ、その上面をゴム状材料16より下方に没入退避させる。
ここで、ゴム状材料16の種類に変更があり、埋設されているコード17の傾斜角が変化した場合には、調節ねじ43のねじ込み量を調節して調節ねじ43の突出量を調節した後、旋回シリンダ40により旋回フレーム30の他側端部を調節ねじ43の先端に当接させ、これにより、旋回フレーム30、ガイドレール34の傾斜角をコード17の傾斜角と同一角度に調節する。また、上下が裏返しになることでコード17の傾斜方向が前述と逆方向となったゴム状材料16を搬送する場合には、旋回シリンダ40のピストンロッド41を引っ込めて旋回フレーム30を旋回軸31を中心として第1位置Aから第2位置Bまで旋回させる。この場合、支持ブロック20の上面には前記逆方向に傾斜したコード17に沿って延びる逆案内溝26が形成されているので、前述と同様にゴム状材料16をカッター54によって問題なく切断することができる。
この発明は、内部に多数本のコードが埋設されているゴム状材料を前記コードに沿って切断する産業分野に適用できる。
11…搬送コンベア 12…コンベアベルト
16…ゴム状材料 17…コード
20…支持ブロック 21…昇降手段
25…案内溝 26…逆案内溝
54…カッター 64…移動手段
65、66…突出部 68…押え部材

Claims (5)

  1. 内部に互いに平行な多数本のコードが埋設されているゴム状材料を下方から支持しながら搬送することができる搬送コンベアと、前記ゴム状材料の搬送コンベアによる搬送時、搬送コンベアの長手方向途中でゴム状材料の幅方向中央部直下に位置するとともに、上面に前記コードに沿って延びる案内溝が形成された支持ブロックと、前記支持ブロックを昇降させる昇降手段と、前記支持ブロックより上方に設置され、前記支持ブロックの上昇によってゴム状材料の幅方向中央部が搬送コンベアより上方に持ち上げられたとき、ゴム状材料を貫通して支持ブロックの案内溝に侵入するカッターと、該カッターをゴム状材料のコードに沿って移動させ、ゴム状材料を切断する移動手段とを備えたコード入りゴム状材料の切断装置において、前記支持ブロックの上面に、前記ゴム状材料の長手方向に対して案内溝と逆方向に同一角度で傾斜し、該支持ブロックが上昇したとき前記カッターが侵入する逆案内溝をさらに形成したことを特徴とするコード入りゴム状材料の切断装置。
  2. 前記案内溝または逆案内溝の少なくともいずれか一方における溝幅を、これら案内溝、逆案内溝が交差する交差位置から離れるに従い徐々に広くした請求項記載のコード入りゴム状材料の切断装置。
  3. カッターを移動させてゴム状材料を切断する際、カッターの両側のゴム状材料を支持ブロックの上面に押付ける押え部材を設けた請求項1または2記載のコード入りゴム状材料の切断装置。
  4. 前記搬送コンベアをゴム状材料の幅方向に離れた複数本のコンベアベルトから構成するとともに、前記支持ブロックを幅方向中央部に位置する2本のコンベアベルト間に配置し、該支持ブロックを昇降させて前記コンベアベルトより上方に突出あるいは下方に没入させるようにした請求項1〜3のいずれか一項に記載のコード入りゴム状材料の切断装置。
  5. 前記カッターの下端部で切断方向前端に切断方向前方に向かって突出する突出部を形成し、ゴム状材料の切断時、該突出部によりゴム状材料を下方から引っ掛けて持ち上げるようにした請求項1〜4のいずれか一項に記載のコード入りゴム状材料の切断装置。
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