JP5593674B2 - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
実際、北アメリカ市場において、地域間の長距離を高速走行するトラックあるいはトレーラ車両において、遊輪軸に装着したタイヤの偏摩耗の発生率が高い。
当該タイヤは、タイヤの最大外径位置をタイヤ中心線よりも車両装着時内側に配置し、前記タイヤ中心線から前記最大外径位置までの距離Lをタイヤ断面幅Wに対して0.05・W≦L≦0.12・Wの関係にすると共に、トレッドを単一の曲率半径rで構成し、該曲率半径rを最大外径Rに対して0.4・R≦r≦0.6・Rの関係にした構成を備える。
すなわち、重荷重用空気入りタイヤにおいて、
該重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部は、タイヤ赤道線上で最大外径を有し、さらに、単一の曲率半径によって断面形状が定まった、前記タイヤ赤道線を含むセンター領域を有し、
前記タイヤ赤道線を挟んだ前記タイヤトレッド部の両側のうち、第1の側における前記タイヤトレッド部端の第1の外径の、前記最大外径からの低下量をaとし、第2の側における前記タイヤトレッド部端の第2の外径の、前記最大外径からの低下量をbとするとき、低下量aは低下量bに比べて小さい。
前記第1の側の最も外側に位置する第1の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第3の外径の、前記最大外径からの低下量をdとし、前記第2の側の最も外側に位置する第2の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第4の外径の、前記最大外径からの低下量をeとするとき、低下量dは低下量eに比べて小さい、ことが好ましい。
前記第1の側が、前記カントの谷側に位置するように、車両に装着されることが指定されていることが好ましい。
タイヤ10は、4枚のスチールベルト部材12が積層されているが、4枚のスチールベルト部材12に限定されない。例えば、3枚のスチールベルト部材が用いられてもよい。
タイヤ10は、走行路面に対して偏摩耗が抑制されるようにタイヤトレッド部24の断面形状(外形形状)が非対称形状となっている。
タイヤ10は、4本のタイヤ周方向主溝26a〜26dを備えるが、タイヤトレッド部には、タイヤ赤道線CLを挟んでタイヤ幅方向の両側にそれぞれ少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を備えればよい。
なお、タイヤ周方向主溝とは、少なくとも溝幅が8mm以上、溝深さが10mm以上であり、タイヤ周方向に延在する溝をいう。
図1に示すタイヤ10のタイヤ周方向主溝26a、26dがタイヤ赤道線CLを中心とするトレッド幅Twの60%の領域内に位置するので、センター領域は、タイヤ周方向主溝26aの内側端(タイヤ赤道線CL寄りの端部)と、タイヤ周方向主溝26dの内側端(タイヤ赤道線CL寄りの端部)とに挟まれた領域を表す。
タイヤ10のタイヤトレッド部24は、図2(b)に示すように、タイヤ赤道線CL上で最大外径を持ち、上記センター領域の断面形状は、単一の曲率半径Rcによって定まっている。単一の曲率半径であるとは、センター領域における断面形状と、単一の曲率半径で定まる円弧形状との間の誤差が、タイヤ径方向に関して、最大で0.5mm以内であることをいう。
一方、第1の側(図2(a),(b)中の右側)の最も外側に位置するタイヤ周方向主溝26dの外側端における第3の外径の、最大外径からの低下量をdとし、第2の側(図2(a),(b)中の左側)の最も外側に位置するタイヤ周方向主溝26aの外側端における第4の外径の、最大外径からの低下量をeとしたとき、低下量d<低下量eである。
このように、ショルダー領域を、タイヤ径方向内側に向かって凸の断面形状とすることは、耐偏摩耗性を向上する点で好ましい。
タイヤの装着方法は、タイヤ10の第1の側と第2の側を、例えばタイヤサイド部に設けられた特定のマーキングを、識別装置を用いて特定し、どちらの側を車両の表側にすべきかを調べる。この後、第1の側が、第2の側に対して、カントの谷側に位置するように、専用装着マシンを用いて車両に装着する。
タイヤ10の第1の側を路面のカントの谷側に位置させ、第2の側を路面の間との山側に位置させることにより、タイヤ10の摩耗初期において、第2の側に向く横力を発生させることができ、余分な操舵角を与える必要がないので、耐摩耗性を向上させることができる。これにより、ショルダー領域の耐偏摩耗性は向上する。
重荷重用空気入りタイヤの耐偏摩耗性について、タイヤトレッド部24の断面形状を種々変化させて調べた(従来例、実施例1〜5、比較例)。用いたタイヤのタイヤサイズは、11R22.5である。空気圧の条件は、JATMA YEAR BOOK 2008で規定される条件を用いた。従来例、実施例1〜5、比較例のタイヤはいずれも、2軸トレーラを牽引する4×2型牽引車の前輪のステア軸に2本装着し、舗装路を5万km走行したときのショルダー領域の耐偏摩耗性を指数化して評価した。偏摩耗の進行は、タイヤトレッド部の断面形状をレーザ形状測定器を用いて測定することにより調べた。測定したプロファイルから偏摩耗発生位置の凹み部の深さと周方向長さを算出し、これらを掛け合わせたものを指数化して評価した。
図3(b)には、タイヤ赤道線を中心として対称形状の従来のタイヤ(従来例)の偏摩耗の状態を示している。タイヤトレッド部の断面形状は、レーザ形状測定器を用いて測定した。図3(b)に示すように、右側のショルダー領域の摩耗が激しい。
下記表1に、用意したタイヤにおける低下量a,dの比率と、耐偏摩耗の評価結果を示す。耐偏摩耗の指数は指数が高いほど、偏摩耗が小さいことを示す。
表1に示す実施例1および比較例の耐偏摩耗性の指数からわかるように、実施例1の耐偏摩耗性は、比較例、さらに従来例に比べて向上していることがわかる。
一方、実施例1〜5の耐偏摩耗性の指数からわかるように、低下量a/低下量bの比率が1未満において耐偏摩耗性がいずれも向上していることがわかる。特に、上記比率が0.85以上1未満では偏摩耗性の向上が極めて大きい。これより、低下量a/低下量bの比率が0.85以上1未満であることが耐偏摩耗性の向上の点で好ましい。
実施例6〜8では、低下量a/低下量bの比率を0.9に固定し、低下量d/低下量eを種々変化させた。下記表2の最終欄に実施例1,6〜8の評価結果を示す。
12 スチールベルト部材
14 スチールカーカス部材
16 ビード部材
18 トレッドゴム部材
20 サイドゴム部材
22 ビードフィラーゴム部材
23 インナライナーゴム部材
24 タイヤトレッド部
26a,26b,26c,26d タイヤ周方向主溝
28 バットレス部
Claims (5)
- 重荷重用空気入りタイヤであって、
該重荷重用空気入りタイヤのタイヤトレッド部は、タイヤ赤道線上で最大外径を有し、さらに、単一の曲率半径によって断面形状が定まった、前記タイヤ赤道線を含むセンター領域と、
前記センター領域を挟んだ前記タイヤトレッド部の両側に位置するショルダー領域と、を有し、
前記タイヤ赤道線を挟んだ前記タイヤトレッド部の両側のうち、第1の側における前記タイヤトレッド部端の第1の外径の、前記最大外径からの低下量をaとし、第2の側における前記タイヤトレッド部端の第2の外径の、前記最大外径からの低下量をbとするとき、低下量aは低下量bに比べて小さく、
前記ショルダー領域の断面形状は、タイヤ径方向内側に向かって凸形状であり、タイヤ径方向外側に曲率中心を有する、ことを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記タイヤトレッド部は、前記第1の側および前記第2の側のそれぞれに少なくとも1つ以上のタイヤ周方向主溝を備え、
前記第1の側の最も外側に位置する第1の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第3の外径の、前記最大外径からの低下量をdとし、前記第2の側の最も外側に位置する第2の最外タイヤ周方向主溝の外側端における第4の外径の、前記最大外径からの低下量をeとするとき、低下量dは低下量eに比べて小さい、請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記低下量bに対する前記低下量aの比は、0.85以上1未満である、請求項1又は2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 前記低下量eに対する前記低下量dの比は、0.85以上1未満である、請求項2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 前記重荷重用空気入りタイヤは、走行路面にカントがついている道路を走行する車両へ装着され、
前記第1の側が、前記カントの谷側に位置するように、車両に装着されることが指定されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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