JP5586058B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機における遊技の進行を制御する技術に関する。
従来、各種の弾球遊技機のうち、いわゆる第1種ぱちんこ遊技機と呼ばれていた遊技機は、遊技盤の略中央に設けられた液晶ディスプレイなどの表示領域に複数の図柄を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。この遊技機は、複数列の図柄変動を停止させたときの図柄の組合せが特定の態様となった場合に、通常遊技より多くの賞球が得られる、いわゆる大当りと呼ばれる特別遊技へと移行するものとして知られている(例えば、特許文献1参照)。表示領域における図柄の変動表示は、単に複数の図柄が変動表示されるだけでなく、いわゆるリーチ画面と呼ばれる状態のように、あと一つ図柄が揃えば大当りとなる状態で変動表示の時間を通常よりも長くする等、遊技者の期待感を高めるための演出が図られている。また、キャラクタ画像や背景画像等を用いて図柄の変動表示にストーリーを持たせる演出を施したり、特別遊技への移行効率を高める確率変動および変動時間短縮、始動入賞口(以下、適宜「始動口」とも呼ぶ)への入球容易性を高める入球容易状態へ移行したりする制御によっても遊技者の期待感を高めている。
特開2003−230714号公報
弾球遊技機の中には、確率変動の遊技状態が継続する期間(以下、「確変継続期間」とも呼ぶ)が、次の大当り発生まででなく予め定められた長さに制限されているものがある。このような機種では、確変継続期間内に大当りが発生しない場合、遊技状態は確変状態から通常状態へ戻される。
確変継続期間が次の大当り発生まででなく一定の長さに固定されている場合、ある時点の大当りを契機とした確率変動遊技においても、別の時点の大当りを契機とした確率変動遊技においても、確変継続期間全体として大当りが発生する確率は同じになる。したがって、いずれの確率変動遊技が開始される場合でも、それらが終了するまでに大当りが発生することに対して遊技者は同じ程度の期待感を抱くこととなる。本発明者は、確変継続期間全体として大当りが発生する確率がいずれの確率変動遊技でも同じ場合、遊技者が確率変動遊技に単調さを覚えるおそれがあると考えた。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、確変継続期間が次の大当り発生まででなく一定の長さに固定されている場合でも、確率変動遊技が開始される時々で、確変継続期間全体として、遊技者にとっての利益状態が高い大当りが発生する確率を高低様々なものとするための遊技の進行を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1の始動口と、遊技領域の所定位置に設けられ、通常状態では遊技球が入球困難な第2の始動口と、第1の始動口への入球を契機として第1の抽選を実行する第1抽選手段と、第2の始動口への入球を契機として第2の抽選を実行する第2抽選手段と、遊技領域の所定位置に設けられた大入賞口と、第2の抽選が大当りとなった場合、所定時間以上の大入賞口の開放がなされる特別遊技である長期特別遊技を実行する一方、第1の抽選が大当りとなった場合、所定時間に満たない大入賞口の開放がなされる特別遊技である短期特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、長期特別遊技および短期特別遊技の終了後の通常遊技において第1および第2の抽選が大当りとなる確率が通常状態よりも高確率となる確率変動状態へ移行させ、確率変動状態への移行後の予め定められた一定長の第1期間内に次の大当りが発生しない場合、確率変動状態を終了させる特定遊技実行手段と、を備える。特定遊技実行手段は、所定の移行条件が充足された場合、長期特別遊技および短期特別遊技の終了後の通常遊技において第2の始動口への入球容易性が通常状態よりも高められた状態である入球容易状態へ移行させ、入球容易状態への移行後の第2期間内に次の大当りが発生しない場合、入球容易状態を終了させ、長期特別遊技の終了後に入球容易状態へ移行させる場合、その入球容易状態に関する第2期間として、互いに異なる長さが予め定められた複数種類の第2期間の候補の中からいずれかを選択する。
「入球容易状態」は、第2始動口への単位時間あたりの入球容易性が通常状態よりも高まる状態であり、入球変動機構の作動率が高まる状態であってよい。「入球容易状態」は、作動抽選の単位時間あたりの当選効率が高くなる状態でもよく、また普通図柄の単位時間あたりの変動効率が高くなる状態でもよく、さらに第2始動口への単位時間あたりの入球効率が高くなる状態でもよい。すなわち、「入球容易性の向上」は、通常状態と比較した場合に作動抽選の当選確率が高くなること、普通図柄の変動時間(1回の作動抽選あたりの変動時間)が短くなること、および入球変動機構が入球容易な状態に変化している時間(入球変動機構の作動時間)が長くなることのいずれか、または組み合わせによって実現されるものでもよい。「入球容易状態」は、当否抽選が当りに該当した場合のうち、特定種類の当りに該当した場合にだけ入球容易状態へ移行させることとしてもよいし、当りであれば種類を問わず入球容易状態へ移行させることとしてもよい。あるいは、当りに該当した場合のうち、別途実行する抽選によって入球容易状態へ移行させるか否かを決定することとしてもよい。
「確率変動状態への移行後の予め定められた一定長の第1期間内に次の大当りが発生しない」とは、確率変動状態における図柄の変動表示回数が予め定められた上限回数に到達するまでに当否抽選結果が大当りとならないことでもよい。また、確率変動状態への移行から予め定められた時間が経過するまでに当否抽選結果が大当りとならないことでもよい。例えば、前者における第1期間は図柄変動表示回数50回でもよく、後者における第1期間は20分であってもよい。同様に、「入球容易状態への移行後の第2期間内に次の大当りが発生しない」とは、入球容易状態における図柄の変動表示回数が予め定められた上限回数に到達するまでに当否抽選結果が大当りとならないことでもよい。また、入球容易状態への移行から予め定められた時間が経過するまでに当否抽選結果が大当りとならないことでもよい。例えば、前者における第2期間は図柄変動表示回数40回でもよく、後者における第2期間は15分であってもよい。
この態様によると、確率変動状態への移行のたびに複数の第2期間の候補の中からいずれかが選択されて入球容易状態の上限期間が定まるため、ある確率変動状態において入球容易状態が重畳する期間と、別の確率変動状態において入球容易状態が重畳する期間とが異なる長さとなり得る。入球容易状態でない遊技状態では第2始動口への入球は困難であるため、入球容易状態が非重畳の確変状態では遊技者の利益状態が高まる長期特別遊技へ移行させることは困難である。したがって、第1期間の長さは一定であっても、第2期間の長さを複数種類設けることにより、第1期間のうち出玉獲得の観点から遊技者にとって意味のある複数種類の期間が設定されることになる。これにより、あたかも複数種類の第1期間が設けられているかのように、相対的に長期特別遊技への移行が発生しやすい確率変動状態と、相対的に長期特別遊技への移行が発生しにくい確率変動状態とを設けることができる。また、第2期間の長短によって、第1期間のうち長期特別遊技への移行に関して実質的に意味のある期間の長短が左右される。したがって遊技者としても、確率変動遊技における一定の第1期間によって一定の期待感を抱くのではなく、可変の第2期間の長短によって一喜一憂するような遊技性が実現される。
複数種類の第2期間の候補は、いずれの長さも、第1期間の長さ以下に定められたものであってもよい。この態様によると、第1期間の長さは一定でありながら、第2期間の長さが複数種類定められていることで、第1期間と第2期間とが重畳する期間の長さを複数種類設けることができる。すなわち、第1期間のうち長期特別遊技への移行が容易になる期間、言い換えれば、第1期間のうち実質的に遊技者に利益をもたらす期間の長さを複数種類設けることができる。
特定遊技実行手段は、短期特別遊技終了後の通常遊技において所定確率にて入球容易状態へ移行させる一方、長期特別遊技終了後の通常遊技において所定確率よりも高い確率にて入球容易状態へ移行させてもよい。この態様によると、第1始動口での大当り発生に伴う短期特別遊技を経て第2始動口での大当り発生を狙う第1遊技モードは、相対的に出玉が少なく、また入球容易状態への移行が相対的に低確率である結果、第2始動口での大当り発生も相対的に困難となる。その一方、第2始動口での大当り発生に伴う長期特別遊技を経て第2始動口での再度の大当り発生を狙う第2遊技モードは、相対的に出玉が多く、また入球容易状態への移行が相対的に高確率である結果、第2始動口での大当り発生も相対的に容易となる。すなわち、第1遊技モードと、第2遊技モードとの間で出玉の量を大きく異ならせて遊技にメリハリをつけ、第2遊技モードにおいて大量出玉を獲得することへの遊技者の期待感を高めることができる。
第1の始動口は、第2の始動口を狙って打ち出された遊技球が入球困難となる位置に設けられたものであってもよい。この態様によると、入球容易状態における第1始動口への入球を抑制しやすくなり、すなわち入球容易状態における短期特別遊技の発生が回避されて、遊技者は入球容易状態においては第2始動口への入球に集中できる。また、入球容易状態において短期特別遊技への移行が発生し、その短期特別遊技終了後に入球容易状態が継続しないことがある場合、入球容易状態における第1始動口への入球は遊技者にとって不利な状態を招きうることとなる。上記態様によれば、入球容易状態における第1始動口への入球が回避されやすくなり、遊技者にとって不利な状態への転落を回避しやすくなる。遊技者は、入球容易状態において第1始動口への入球に伴う入球容易状態の終了を心配することなく、第2始動口への入球を狙う遊技に集中することができる。
なお、以上の構成要素に関する任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、確変継続期間が次の大当り発生まででなく一定の長さに固定されている弾球遊技機において、確率変動遊技が開始される時々で、確変継続期間全体として、遊技者にとっての利益状態が高い大当りが発生する確率を高低様々なものとするための遊技の進行を実現できる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 本実施例におけるぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 当否判定テーブルを模式的に示す図である。 図柄判定テーブルを模式的に示す図である。 変動パターンテーブルを模式的に示す図である。 ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図7におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS14の通常遊技制御処理の全体的な過程を示すフローチャートである。 図9におけるS152の特別図柄変動処理の実行処理を詳細に示すフローチャートである。 図9におけるS154の装飾図柄変動処理の実行処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS16の特別遊技を詳細に示すフローチャートである。 ぱちんこ遊技機における遊技状態の遷移を模式的に示す図である。
本実施例のぱちんこ遊技機においては、従来にいう第1種ぱちんこ遊技機に相当する遊技が複数混在する。その複数の遊技としての第1の遊技と第2の遊技とが、同時に実行されないように第2の遊技が優先的に実行される。またこれらの遊技性を両立させるために、本実施例のぱちんこ遊技機は、複数の始動入賞口、複数の特別図柄表示装置、複数の保留ランプ、複数の大入賞口を備える。すなわち、遊技球が第1始動入賞口または第2始動入賞口に入球すると、第1の抽選または第2の抽選が実行され、その抽選結果が「大当り」であった場合、第1の大入賞口または第2の大入賞口が開閉を繰り返す特別遊技が開始される。その結果、いずれかの大入賞口が開放されて遊技球が入球すると、その都度所定数の賞球が払い出され、遊技者に有利な状態となる。
本実施例では、確変状態が次の大当りの発生まで継続するのではなく、所定の一定期間である確変継続期間に制限されたぱちんこ遊技機(いわゆる「ST機」)において、出玉を獲得可能な大当りの発生を実質的に期待できる期間を確変継続期間の一部に適宜制限する技術を提案する。具体的には、確変状態において入球容易状態が実行される期間(以下、「入球容易期間」とも呼ぶ。)を制限することにより、確変状態において大当りの発生を期待できる期間を制限する。そして、複数種類の入球容易期間を設けておき、確変状態ごとにいずれかの入球容易期間を適用することにより、実質的に複数種類の確変継続期間を設けた遊技性を実現する。以下、このような遊技性を実現するための構成および処理について説明する。
図1は、ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す。ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、センター飾り64、第1大入賞口91、第2大入賞口92、作動口68、一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。なお、以下の説明において第1始動入賞口62と第2始動入賞口63とを特に区別しない場合には単に「始動入賞口」と表記し、第1大入賞口91と第2大入賞口92とを特に区別しない場合には単に「大入賞口」と表記する場合がある。
第1始動入賞口62は第1の遊技に対応する始動入賞口として設けられ、第2始動入賞口63は第2の遊技に対応する始動入賞口として設けられる。当否抽選は、通常遊技より遊技者に有利な状態である特別遊技へ移行するか否かを判定する抽選であり、第1始動入賞口62または第2始動入賞口63へ入球があるたびに実行される。第1始動入賞口62および第2始動入賞口63は、遊技球の発射強弱によっていずれかを目標にした打ち分けが可能な程度に互いに離れた位置に設けられる。第1始動入賞口62と第2始動入賞口63は、遊技者の意思にしたがった遊技球の発射強弱によっていずれか一方への入球を狙うことが可能となるよう、それぞれ遊技領域52の中央と右側に離れて設置され、一方を狙った遊技球が他方へ入球しがたい構成となっている。たとえば、第1始動入賞口62は遊技領域52の左側を狙って比較的弱めに発射したときに入球しやすくなるような位置に設けられ、第2始動入賞口63は遊技領域52の右側を狙って比較的強めに発射したときに入球しやすくなるような位置に設けられる。
第1始動入賞口62は、始動入賞検出装置74を備える。始動入賞検出装置74は、第1始動入賞口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1始動入賞情報を生成する。第2始動入賞口63は、始動入賞検出装置75と、普通電動役物65と、普通電動役物65を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置75は、第2始動入賞口63への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2始動入賞情報を生成する。普通電動役物ソレノイド76の駆動力により普通電動役物65が拡開されると、第2始動入賞口63への入球容易性が高まる。また、時短中(入球容易状態)においては普通電動役物65の1回の開放時間が通常状態よりも長く設定されるので、遊技球は第2始動入賞口63に入球しやすくなる。
なお、本実施例では、第2始動入賞口63の上方位置には、普通電動役物65が閉鎖状態の場合に第2始動入賞口63への入球を困難とするための釘である命釘88が設けられている。したがって、通常状態においては第2始動入賞口63への入球は実質的に期待できない状態となる。なお、普通電動役物65が拡開されない限り第2始動入賞口63への入球が困難となるよう、普通電動役物65の閉鎖状態での開口部上方が遮蔽されていてもよい。また、入球容易状態でない限り普通電動役物65の拡開頻度は低く、第2始動入賞口63への入球はほぼ期待できない。このように、非時短状態(非入球容易状態)において第2始動入賞口63へ入球させることは、第1始動入賞口62へ入球させるより困難となる。一方、時短状態(入球容易状態)になると、普通電動役物65が高頻度で、かつ、長く拡開されることにより第2始動入賞口63への入球容易性が高められ、第1始動入賞口62へ入球させるよりもむしろ第2始動入賞口63へ入球させる方が容易となる。このため、第2始動入賞口63の入球容易性が低い状態においては主に第1始動入賞口62へ入球させ、第2始動入賞口63の入球容易性が高められた状態においては主に第2始動入賞口63へ入球させる遊技性となる。
一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。
第1大入賞口91は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、第1大入賞口91を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、第1大入賞口91への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入賞情報を生成する。第1大入賞口91は、通常単位遊技の実行時に開放される横長方形状の入賞口であり、遊技領域52の中央下部においてアウト口58の上方の位置に設けられている。第1大入賞口91は、第1特別図柄192が大当りを示す所定態様にて停止し、特別遊技へ移行されたときに開放状態にされる。
第2大入賞口92は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置79と、第2大入賞口92を開閉させるための大入賞口ソレノイド81を備える。入賞検出装置79は、第2大入賞口92への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入賞情報を生成する。第2大入賞口92は、特定単位遊技の実行時に開放される横長方形状の入賞口であり、アウト口58の右上方の位置、つまり遊技者がいわゆる右打ち等通常と異なる打ち方をしない限り遊技球が入球しない位置に設けられている。第2大入賞口92は、第2特別図柄193が大当りを示す所定態様にて停止し、特別遊技へ移行されたときに開放状態にされる。
遊技領域52の略中央には演出表示装置60が設けられ、遊技領域52の左下方には第1の遊技に対応する第1特別図柄表示装置70と、第2の遊技に対応する第2特別図柄表示装置71が設けられている。第1特別図柄表示装置70には第1の遊技に対応する第1特別図柄192の変動が表示され、第2特別図柄表示装置71には第2の遊技に対応する第2特別図柄193の変動が表示される。第1特別図柄192は第1始動入賞口62への遊技球の入球を契機として行われる第1の抽選の結果に対応した図柄であり、第2特別図柄193は、第2始動入賞口63への遊技球の入球を契機として行われる第2の抽選の結果に対応した図柄である。第1特別図柄192または第2特別図柄193の変動表示が停止されたときの図柄態様が大当りと定められた図柄であった場合、その停止図柄が表示されたタイミングが大当りの発生タイミングとなる。第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71は、例えば7セグメントLEDで構成される表示手段である。
演出表示装置60の表示領域194には第1特別図柄192に連動する装飾図柄190または第2特別図柄193に連動する装飾図柄190の変動が表示される。演出表示装置60は、たとえば液晶ディスプレイである。装飾図柄190は、第1特別図柄192で示される第1の抽選の結果表示または第2特別図柄193で示される第2の抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。演出表示装置60は、装飾図柄190として、例えばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を表示領域194に表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、第1特別図柄192および第2特別図柄193は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の右側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す作動口通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は第2始動入賞口63の拡開機構を拡開させるか否かを決定する開放抽選の契機となる。作動口68を遊技球が通過すると、開放抽選の結果を示す図柄である普通図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は第1大入賞口91の右方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が所定の当り態様にて停止すると、第2始動入賞口63の普通電動役物65が所定時間拡開する。通常状態においては、普通図柄が当り態様で停止する確率は低確率に設定されるが、時短中にはその確率が高確率に変動する。そのため、通常状態においては第2始動入賞口63の普通電動役物65が開放される確率も低いが、時短中にはその開放される確率が高くなる。また時短中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、普通電動役物65が開放状態となる時間が相対的に長くなるよう設定される。このように、時短中以外は普通電動役物65が開放されにくいのに対し、時短中は普通電動役物65が開放されやすく、しかも開放される回数や開放時間も増加する。したがって、時短中であるか否かで第2始動入賞口63への入球容易性が大きく異なり、その結果時短中であるか否かによって始動入賞口への入賞に対する出玉に大きな差が生じる。時短中は遊技者が出玉をほとんど減らさずに遊技を進行させることができるので、時短中であるか否かに応じて異なる遊技性を実現することができる。このように、時短中は第1始動入賞口62を狙って打球するよりも第2始動入賞口63を狙って打球する方が入球可能性が高まるので、図柄変動および抽選の回数も多くすることができる。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。遊技効果ランプ90がセンター飾り64の上部および下部に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。第1の遊技に対応する第1特図保留ランプ20は第1特別図柄表示装置70の上方に設けられ、第2の遊技に対応する第2特図保留ランプ21は第2特別図柄表示装置71の上方に設けられ、普通図柄変動に対応する普図保留ランプ22は普通図柄表示装置59の下方に設けられる。第1特図保留ランプ20および第2特図保留ランプ21は、それぞれ2個のランプからなり、それぞれの点灯個数または点滅個数によって第1の遊技および第2の遊技のそれぞれにおける当否抽選値の保留数を表示する。本実施例では、第1の遊技における当否抽選値の保留数は最大4個であり、第2の遊技における当否抽選値の保留数もまた最大4個である。
第1特図保留ランプ20における当否抽選値の保留数は、第1特別図柄192の変動中、第1特別遊技の実行中、第2特別遊技の実行中のうちいずれかの間に第1始動入賞口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。第2特図保留ランプ21における当否抽選値の保留数は、第2特別図柄193の変動中、第1特別遊技の実行中、第2特別遊技の実行中のうちいずれかの間に第2始動入賞口63へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。普図保留ランプ22もまた2個のランプからなり、その点灯個数または点滅個数によって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。本実施例では、その時間間隔が1分間あたり100球の遊技球が打ち出されるよう設計されている。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当りながらその当り方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72や第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、第1大入賞口91、第2大入賞口92の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動入賞口62に入球すると、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192が変動表示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190が変動表示される。遊技球が第2始動入賞口63に入球すると、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193が変動表示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190が変動表示される。第1特別図柄192、第2特別図柄193、装飾図柄190の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。停止時の第1特別図柄192または第2特別図柄193と装飾図柄190とが大当りを示す図柄である場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行し、第1大入賞口91または第2大入賞口92の開閉動作が開始される。大当りである場合、スロットマシンのゲームを模した装飾図柄190は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。特別遊技においては、大入賞口が約30秒間開放された後、または10球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口の開閉が所定回数繰り返される。すなわち、大入賞口の開放開始から所定時間(例えば30秒)または所定数(例えば10球以上)の入球が特別遊技を構成する単位遊技の終了条件とされている。
特別遊技は、第1大入賞口91または第2大入賞口92が開放される単位遊技が複数回繰り返される遊技であり、単位遊技が最大回数である15回繰り返される特別遊技と、単位遊技が最少回数である2回だけ繰り返される特別遊技とがある。15回の単位遊技が繰り返される特別遊技(以下、適宜「15R特別遊技」とも呼び、その契機となる大当りを「15R大当り」とも称する)の場合、第1大入賞口91または第2大入賞口92は約30秒間開放されたとき、または9球以上の遊技球が落入したときに一旦閉鎖されることで1回の単位遊技が終了する。2回の単位遊技が繰り返される特別遊技(以下、適宜「2R特別遊技」とも呼び、その契機となる大当りを「2R大当り」とも称する)の場合、第1大入賞口91または第2大入賞口92は約0.2秒間開放されたときに一旦閉鎖されることで1回の単位遊技が終了する。このように、2R特別遊技は、単位遊技の回数が少なく、かつ、単位遊技での大入賞口開放時間が非常に短いため、大入賞口への入球は非常に困難な特別遊技である。したがって、2R特別遊技は実質的に出玉を獲得できない特別遊技であるとも言える。
停止時の第1特別図柄192および装飾図柄190が所定の小当り態様であった場合、1回の単位遊技で構成される小当り遊技に移行し、第1大入賞口91の開閉動作が実行される。停止時の第2特別図柄193および装飾図柄190が小当り態様であった場合もまた小当り遊技に移行し、第2大入賞口92の開閉動作が実行される。小当り遊技を構成する1回の単位遊技においては、第1大入賞口91または第2大入賞口92が約0.2秒間の開放を2回繰り返すので、外観上は2R大当りと同様の動作態様となる。
特別遊技が終了した後の通常遊技においては、原則として、特定遊技の一つである変動時間短縮遊技(以下、適宜「時短」という)が開始される。変動時間短縮遊技においては、特別図柄および装飾図柄の変動時間が通常より短縮される。特別図柄および装飾図柄の変動時間は、所定の変動回数の変動表示がなされた後で元の変動時間に戻される。すなわち、時短は、所定の終期、例えば第1特別図柄192と第2特別図柄193の変動表示の合計が所定の終了条件回数、例えば100回に達するまで継続される。特別遊技が発生した場合であってそのときの当り停止図柄が特定の態様であった場合、特別遊技の終了後に特定遊技の一つである確率変動遊技(以下、適宜「確変」という)がさらに開始される。確率変動遊技においては、通常の確率状態より当りの確率が高い抽選が行われ、比較的早期に新たな特別遊技が発生する。
第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短中は、特定遊技の一つである入球容易状態が実施される。入球容易状態は、普通図柄の時短、開放抽選の確率変動、普通電動役物65の開放延長が実施されることにより第2始動入賞口63への入球容易性が高められる状態である。普通図柄の時短は、普通図柄の変動時間が通常状態より短縮される状態である。開放抽選の確率変動は、開放抽選の当り確率を通常状態より高める状態である。普通電動役物65の開放延長は、普通電動役物65の開放時間を通常状態よりも長くする状態である。このように、入球容易状態においては、一定時間あたりの普通図柄の変動回数が通常状態よりも増加する可能性が高まる上、第2始動入賞口63への入球容易性も増すため、第2始動入賞口63への入球数が増加する可能性も高い。したがって、第1特別図柄192、第2特別図柄193および装飾図柄190の時短および入球容易状態により、その期間中は第2始動入賞口63への入球による賞球を得られる機会が増加する結果、持ち玉をほとんど減らさずに遊技し続けることが可能となる。
なお、本実施例における入球容易状態は、普通図柄の時短、開放抽選の確率変動、普通電動役物65の開放延長という3つの機能を用いて第2始動入賞口63への入球容易性を高める。ただし、変形例としては、これら3つの機能のうち、1つまたは2つの機能を用いて第2始動入賞口63への入球容易性を高める構成としてもよい。このように3つの機能のうち一部だけを用いても第2始動入賞口63への入球容易性を高めることは可能である。また、3つの機能のうち少なくともいずれかを、実施する期間と実施しない期間とで遊技状態に応じて切り替える構成としてもよい。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動入賞口62や第2始動入賞口63へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容や遊技効果ランプ90の点灯を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させ、その演出の進行に沿って可動役物や遊技効果ランプ90の点灯を作動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。裏セット機構39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、本実施例におけるぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、第1大入賞口91、第2大入賞口92、一般入賞口72、作動口68、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
本実施例におけるメイン基板102は、入球判定手段110、第1抽選手段126、第2抽選手段128、普図抽選手段136、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124、特図調整手段155、条件保持手段176を備える。本実施例におけるサブ基板104は、パターン記憶手段130、図柄態様決定手段131、演出決定手段132、演出表示制御手段134を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
ただし、メイン基板102とサブ基板104の間におけるデータの送受信はメイン基板102からサブ基板104への一方向であるため、そのような一方向でのデータ送受信にて全体動作が実現されるよう各構成がメイン基板102とサブ基板104に配置される。このようにメイン基板102からサブ基板104へのデータ送信の一方向性が保たれるため、サブ基板104に含まれる構成からメイン基板102に含まれる構成へはデータを送信することができず、データ送信の要求もできない。したがって、メイン基板102で生成された情報は、メイン基板102がサブ基板104へ一方的に送信しない限りサブ基板104から参照することはできない。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動入賞口62に入賞したと判断し、第2始動入賞情報を受け取ると遊技球が第2始動入賞口63に入賞したと判断する。入球判定手段110は、第1大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が第1大入賞口91に入賞したと判断し、第2大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が第2大入賞口92に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
第1始動入賞口62への入球(すなわち第1の遊技)に対応する第1の抽選を実行する第1抽選手段126は、第1抽選値取得手段112、第1当否判定手段113、第1パターン決定手段114を含む。第2始動入賞口63への入球(すなわち第2の遊技)に対応する第2の抽選を実行する第2抽選手段128は、第2抽選値取得手段115、第2当否判定手段117、第2パターン決定手段119を含む。第1の抽選の結果は、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192の変動表示の形で示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190の変動表示の形で示される。第2の抽選の結果は、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193の変動表示の形で示され、演出表示装置60の表示領域194において装飾図柄190の変動表示の形で示される。
第1抽選手段126および第2抽選手段128は、図柄変動を開始するにあたり、その図柄変動に対応する抽選の結果を図柄変動の制御コマンドとともに演出決定手段132へ送信する。
第1抽選値取得手段112は、第1始動入賞口62への入球を契機に、第1の抽選のために乱数の値を第1当否抽選値として取得する。第2抽選値取得手段115は、第2始動入賞口63への入球を契機に、第2の抽選のために乱数の値を第2当否抽選値として取得する。たとえば、当否抽選のために第1当否抽選値および第2当否抽選値として取得する値は「0」から「59999」までの値範囲から取得される。なお、本願にいう「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。第1抽選値取得手段112が第1当否抽選値または第2当否抽選値として取得する値は、保留制御手段116により一時的に保留される。ただし、保留制御手段116により保留される所定の保留上限数を超えない範囲で第1当否抽選値と第2当否抽選値が保留される。
第1当否判定手段113は、第1当否抽選値に基づき、特別遊技または小当り遊技へ移行するか否かを判定する当否判定を実行する。第2当否判定手段117は、第2当否抽選値に基づき、特別遊技または小当り遊技へ移行するか否かを判定する当否判定を実行する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否判定で参照する当否判定テーブルを保持する。
図4は、当否判定テーブルを模式的に示す図である。本図の当否判定テーブルには、大当り、小当り、外れの判定結果と当否抽選値とが対応付けられており、対応付けられたそれぞれの範囲設定に応じて大当り当否確率や小当りの当否確率が定まる。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否判定において本図の当否判定テーブルを参照する。第1当否判定手段113による第1の抽選と第2当否判定手段117による第2の抽選のいずれにおいても、通常時には当否抽選値が0〜199の範囲に該当したときのみ大当りとなる。すなわち通常時の大当り確率は300分の1である。確変時には大当りの範囲が拡大され、当否抽選値が0〜199の範囲に該当する場合だけでなく、200〜1999の範囲に該当する場合にも大当りとなる。すなわち確変時の大当り確率は30分の1である。このように、大当りに該当する範囲は遊技状態に応じて変化する。なお、本図では単一の当否判定テーブルによって通常時と確変時の双方の大当り範囲を示したが、当否判定テーブルは通常時用と確変時用とで別個に用意してもよいし、第1の抽選用と第2の抽選用とで別個に用意してもよい。
本実施例においては、当否抽選値が大当り範囲に該当しない、いわゆる外れとなった場合であっても、所定の範囲に該当した場合には小当りとなる。本図の例では、第1当否判定手段113が取得する当否抽選値が56500〜59999の範囲に該当した場合に小当りとなり、第2当否判定手段117が取得する当否抽選値が59000〜59999の範囲に該当した場合に小当りとなる。すなわち、第2の抽選よりも第1の抽選の方が小当りに該当する範囲が広く、小当りが発生しやすい。このように、大当りに該当しなかった場合、本来はすべて「外れ」であるが、本図の例では大当りに該当しなかった場合のうち小当りにも該当しなかった場合の当否抽選値範囲を特に「外れ」と表現している。なお、本図では大当りか否かの判定テーブルと小当りか否かの判定テーブルとを単一の当否判定テーブルの形で実現する例を示したが、それぞれを別個のテーブルとして実現してもよい。
図3に戻り、第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、別途取得する図柄抽選値と当否判定の結果に基づいて、図柄の変動開始にあたってその停止図柄を決定する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、特別図柄の停止図柄を決定するために参照する複数の図柄判定テーブルを保持する。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、当否判定結果に応じて異なる図柄判定テーブルを参照する。
図5は、図柄判定テーブルを模式的に示す図である。図5(a)は当否判定結果が大当りであった場合に参照するテーブルであり、図5(b)は当否判定結果が外れであった場合に参照するテーブルであり、図5(c)は当否判定結果が小当りであった場合に参照するテーブルである。第1当否判定手段113および第2当否判定手段117は、図柄判定において本図の図柄判定テーブルを参照する。各図柄判定テーブルには、「0」〜「9」の数字および「−」の記号で表される特別図柄と第1図柄抽選値または第2図柄抽選値との対応関係が定められている。特別図柄の種類はそれぞれ大当り、小当り、外れの当否判定結果と対応付けられており、奇数の数字が大当りに対応し、偶数の数字が小当りに対応し、「−」の記号が外れに対応する。
図5(a)に示す通り、特別図柄「0」〜「9」のうち奇数の数字である特別図柄「1」「3」「5」「7」「9」が大当りに対応付けられている。そのうち、特別図柄「1」は、確変と、図柄変動回数40回を上限として継続される入球容易状態とを伴う2R大当りを示し、特別図柄「9」は、確変のみを伴う2R大当りを示している。また、特別図柄「3」は、確変と、図柄変動回数30回を上限として継続される入球容易状態とを伴う15R大当りを示し、特別図柄「5」は、確変と、図柄変動回数50回を上限として継続される入球容易状態とを伴う15R大当りを示し、特別図柄「7」は、確変と、図柄変動回数70回を上限として継続される入球容易状態とを伴う15R大当りを示している。なお、特別図柄の態様にかかわらず、確変は図柄変動回数70回を上限として継続される。
図5(a)で示されるように、特別図柄「1」「9」は第1図柄抽選値のみに対応づけられ、特別図柄「3」「5」「7」は第2図柄抽選値のみに対応づけられている。したがって、第1始動入賞口62への入球を契機とする第1の遊技における大当りは常に2R大当りとなり、第2始動入賞口63への入球を契機とする第2の遊技における大当りは常に15R大当りとなる。また、第1の遊技における2R大当りで入球容易状態への移行を伴う確率は特別図柄「1」の選択確率である約20%であり、第2の遊技における15R大当りで入球容易状態への移行を伴う確率は100%である。また、大当りの種類にかかわらず、確変状態への移行を伴う確率は100%である。変形例として、第2の遊技における15R大当りで入球容易状態への移行を伴う確率は100%未満(例えば95%)でもよい。具体的には、確変のみを伴う15R大当りを示す特別図柄が、低い選択確率(例えば5%)ながらも第2図柄抽選値に対応づけられてもよい。ただし好適には、第2の遊技における15R大当りで入球容易状態への移行を伴う確率は100%の近傍値となるよう設定される。
図5(b)に示す通り、特別図柄「−」は当否判定結果が外れの場合における全範囲の図柄抽選値に対応付けられている。
図5(c)に示す通り、特別図柄「0」〜「9」のうち偶数の数字である特別図柄「0」「2」「4」「6」「8」が小当りに対応付けられている。特別図柄「0」は図柄抽選値の範囲「0〜49」に対応付けられ、特別図柄「2」は図柄抽選値の範囲「50〜99」に対応付けられ、特別図柄「4」は図柄抽選値の範囲「100〜149」に対応付けられ、特別図柄「6」は図柄抽選値の範囲「150〜199」に対応付けられ、特別図柄「8」は図柄抽選値の範囲「200〜255」に対応付けられる。
図3に戻り、第1パターン決定手段114は、第1特別図柄表示装置70および演出表示装置60に表示させる図柄変動の表示過程が定められた変動パターンを、別途取得する第1パターン抽選値に基づいて複数の変動パターンの中から決定する。第2パターン決定手段119は、第2特別図柄表示装置71および演出表示装置60に表示させる図柄変動の表示過程が定められた変動パターンを、別途取得する第2パターン抽選値に基づいて複数の変動パターンの中から決定する。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、それぞれ図柄変動を開始する際に変動パターンテーブルを参照してその図柄変動の変動パターンを決定する。変動パターンには、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動時間が定められており、その種類によって長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
図6は、変動パターンテーブルを模式的に示す図である。第1パターン決定手段114または第2パターン決定手段119は、当否判定結果が外れのときは図6(a)に示される外れ用の変動パターンを参照する。第1パターン決定手段114および第2パターン決定手段119は、本判定としての変動パターン判定において本図の変動パターンテーブルを参照する。当否判定結果が15R大当りのときは図6(b)に示される15R大当り用の変動パターンテーブルを参照する。当否判定結果が2R大当りまたは小当りのときは図6(c)に示される2R大当りおよび小当り用の変動パターンテーブルを参照する。
図6(a)においては、パターン抽選値0〜2には「スーパー1」というスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値3〜20には「スーパー2」というスーパーリーチが対応付けられている。パターン抽選値21〜255には「ノーマル1」「ノーマル2」「リーチなし」のいずれかの変動パターンが対応付けられている。このように、当否判定結果が外れの場合、スーパーリーチ、ノーマルリーチ、リーチなしのいずれも選択される可能性がある。なお、外れ用の変動パターンテーブルにおいて、特に「リーチなし」の変動パターンを選択するとき、時短状態においては通常状態よりもさらに変動時間が概ね短い変動パターンが選択されるよう異なるテーブルを参照してもよい。また、外れ用の変動パターンテーブルは保留数ごとに参照すべき欄が異なるように規定される。典型的には、図柄変動の効率(単位時間当りの図柄変動回数)を向上させるために、保留数が多いほど相対的に長い変動時間を有する変動パターンよりも、相対的に短い変動時間を有する変動パターンの方が選択されやすくなる。
図6(b)においては、パターン抽選値0〜30には「スーパー1」のスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値31〜160には「スーパー2」のスーパーリーチが対応付けられている。パターン抽選値161〜240には「ノーマル1」のリーチが対応付けられ、パターン抽選値241〜255には「ノーマル2」のリーチが対応付けられている。このように、当否判定結果が15R大当りの場合はリーチ付きの変動パターンが選択される。なお本実施例における「スーパー1」の変動時間は50秒、「スーパー2」の変動時間は30秒、「ノーマル1」の変動時間は15秒、「ノーマル2」の変動時間は10秒、「リーチなし」の変動時間は5秒であることとする。
図6(c)においては、パターン抽選値0〜122には「スーパー3」というスーパーリーチが対応付けられ、パターン抽選値123〜255には「ノーマル3」というノーマルリーチが対応付けられている。このように当否判定結果が2R大当りまたは小当りの場合は「スーパー3」または「ノーマル3」がそれぞれ約50%の確率で選択される。
図3に戻り、普図抽選手段136は、作動口68を遊技球が通過したときに抽選値を取得することにより抽選を実行する。普図抽選手段136による抽選の結果は、普通図柄表示装置59において普通図柄の形で変動表示される。普図抽選手段136は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄判定テーブルを保持する。その図柄判定テーブルには抽選値と普通図柄の対応関係が定められており、普図抽選手段136は普通図柄の停止図柄を図柄判定テーブルを参照して決定する。決定された停止図柄が所定の図柄となった場合に普通図柄が当りに該当したと判定され、その停止図柄にて普通図柄の変動表示が停止された後に開閉制御手段124が第2始動入賞口63の普通電動役物65を所定時間拡開する。普通図柄の抽選値は、保留制御手段116により一時的に保留される。ただし、保留制御手段116により保留される所定の保留上限数を超えない場合にだけ抽選値が保留される。
保留制御手段116は、第1保留手段144、第2保留手段146、普図保留手段147を含む。第1保留手段144は、新たに第1の抽選が実行されるときにそれ以前の抽選に対応する図柄変動が表示されている場合、新たな第1の抽選の結果をその抽選に対応する図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では第1の抽選の結果として4個を上限として、個々の入球に対応する当否抽選値・図柄抽選値・パターン抽選値を保持する。第2保留手段146は、新たに第2の抽選が実行されるときにそれ以前の抽選に対応する図柄変動が表示されている場合、新たな第2の抽選の結果をその抽選に対応する図柄の変動表示開始まで保留する。本実施例では第2の抽選の結果として4個を上限として、個々の入球に対応する当否抽選値・図柄抽選値・パターン抽選値を保持する。普図保留手段147は、普図抽選手段136により取得された普図抽選値を保留球として保持する。これらの保留数がそれぞれ第1特図保留ランプ20、第2特図保留ランプ21、普図保留ランプ22の点灯数または点滅数により表される。第1保留手段144および第2保留手段146による保留の数は表示領域194にも表示される。
第2保留手段146に保留された抽選値は第1保留手段144に保留された抽選値より優先的に消化されて図柄変動が表示される。そのため、第1保留手段144に大当りの抽選値が保留されていても第2保留手段146に保留がある限りは第1保留手段144の大当り抽選値に対応する図柄変動は表示されない。したがって、第1保留手段144に大当りの保留があっても、さらに第2保留手段146へ大当りの保留が入るまで打ち続けることで、複数回の連続的な大当りを獲得できる可能性がある。また、第1保留手段144に2R大当りを示す抽選値が先に保留され、第2保留手段146に15R大当りを示す抽選値が後に保留された場合、15大当りが先に発生する(言い換えれば15R特別遊技が先に実行される)ことになる。
メイン表示制御手段118は、第1特図制御手段148、第2特図制御手段150、普図制御手段153を含む。第1特図制御手段148は、第1抽選手段126による第1の抽選の結果として決定された変動パターンにしたがい第1特別図柄192の変動を第1特別図柄表示装置70に表示させる。第1特図制御手段148は、それ以前になされた第1の抽選または第2の抽選に対応する図柄の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。第2特図制御手段150は、第2抽選手段128による第2の抽選の結果として決定された変動パターンにしたがい第2特別図柄193の変動を第2特別図柄表示装置71に表示させる。第2特図制御手段150もまた、それ以前になされた第1の抽選または第2の抽選に対応する図柄の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。
第1特図制御手段148および第2特図制御手段150は、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信する。変動開始コマンドを送信するとき、第1抽選手段126または第2抽選手段128において判定ないし決定された当否判定結果、停止図柄、変動パターンのそれぞれを示す値と第1の抽選と第2の抽選のいずれであるかを示す値とを変動開始コマンドとともに演出表示制御手段134へ送信する。変動停止コマンドを送信するとき、あらためて停止図柄を示す値を変動停止コマンドとともに演出表示制御手段134へ送信する。これにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。普図制御手段153は、普図抽選手段136による抽選の結果を普通図柄の変動表示として普通図柄表示装置59に表示させる。
条件保持手段176は、大入賞口の開放を伴う単位遊技を複数回含む特別遊技へ移行するための条件として特別遊技作動条件を保持する。特別遊技作動条件は、第1の抽選または第2の抽選で特別遊技へ移行する旨を示す結果となり、その抽選に対応する図柄変動が停止したことを条件の内容とする。
特別遊技制御手段120は、第1抽選手段126による第1の抽選が特別遊技への移行を示す結果となった場合、第1特別図柄192が所定の大当り態様で停止されたときに特別遊技作動条件が成立したと判定し、第1大入賞口91を開放させることにより特別遊技を実行する。同様に、特別遊技制御手段120は、第2抽選手段128による第2の抽選が特別遊技への移行を示す結果となった場合、第2特別図柄193が所定の大当り態様で停止されたときに特別遊技作動条件が成立したと判定し、第2大入賞口92を開放させることにより特別遊技を実行する。特別遊技は、第1大入賞口91または第2大入賞口92の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした複数回の単位遊技で構成される。特別遊技には、単位遊技を15回繰り返す15R特別遊技と、短い単位遊技を2回だけ繰り返す2R特別遊技がある。15R特別遊技においては、1回の単位遊技において第1大入賞口91または第2大入賞口92を原則として約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の設定ラウンド数を消化したときに特別遊技を終了させる。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を通常状態から特定遊技状態へ移行させる制御と、特定遊技状態から通常状態へ戻す制御を実行する。本実施例における特定遊技には、当否抽選の当選確率を通常確率(例えば300分の1)の状態から高確率(例えば30分の1)の状態へ切り替える確変と、図柄変動時間を通常時間より短時間へ切り替える時短および入球容易状態(以下では単に「入球容易状態」と表記する)との両方が含まれる。
特定遊技実行手段122は、第1当否判定手段113または第2当否判定手段117により決定された抽選結果によらず、特別遊技後の遊技状態を必ず確変状態へ移行させる。確変状態は次の大当りが発生するまで、もしくは大当りが未発生のまま確変継続期間が経過するまで続行され、その間は第1当否判定手段113および第2当否判定手段117による当り判定の確率が高い値のまま維持される。
特定遊技実行手段122は、確変状態へ移行させた後、確変継続期間内に15R大当りもしくは2R大当りが発生した場合、その時点で確変遊技を一旦終了させ、その大当りに伴う特別遊技終了後から新たな確変状態へ移行させる。その一方で、確変継続期間内に15R大当りもしくは2R大当りが発生しない場合、確変状態を終了させる。本実施例における確変継続期間は、確変状態への移行時点を始期とし、確変状態における図柄変動回数が70回に到達した時点、言い換えれば70回目の図柄変動の終了を終期とする。
また特定遊技実行手段122は、第1当否判定手段113または第2当否判定手段117により決定された特別図柄が入球容易状態への移行を伴う大当り図柄(すなわち「1」「3」「5」「7」)であった場合に、特別遊技後の遊技状態を入球容易状態へ移行させる。入球容易状態は、次の大当りが発生するまで、もしくは大当りが未発生のまま入球容易期間が経過するまで続行される。入球容易期間は、第1当否判定手段113または第2当否判定手段117により決定された特別図柄の態様に応じて定まる図柄変動処理の回数である。具体的には、特別図柄「1」は40回、特別図柄「3」は30回、特別図柄「5」は50回、特別図柄「7」は70回とそれぞれ定められてる。なお、小当り遊技の終了後は確変や入球容易状態への新たな移行は行われず、小当り遊技開始前の遊技状態が維持される。したがって、小当り遊技開始前から確変や入球容易状態にある場合は、小当り遊技終了後も終了条件を満たしていない限りは確変や入球容易状態が維持される。
開閉制御手段124は、第2始動入賞口63の普通電動役物65や第1大入賞口91、第2大入賞口92の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の態様で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、第2始動入賞口63の普通電動役物65を開放させる。開閉制御手段124は、特別遊技において、大入賞口ソレノイド80または大入賞口ソレノイド81に開放指示を送り、第1大入賞口91または第2大入賞口92を開放させる。また開閉制御手段124は、通常特別遊技後の確変状態および時短状態においては第2始動入賞口63の拡開機構を通常状態に比べて長い時間拡開させる開放延長を実行する。
特図調整手段155は、第1特別図柄192および第2特別図柄193のうち、一方を変動表示させる間は他方の変動表示の開始を待機させる。本実施例において、特図調整手段155は、第1特別図柄192の変動表示よりも、第2特別図柄193の変動表示を優先して実行させる。特図調整手段155は、第2保留手段146に保留が1つでもあれば、第1保留手段144における保留個数や保留タイミングにかかわらず、第1特別図柄192の変動表示を待機させて、第2特別図柄193の変動表示を実行させる。特図調整手段155は、第1特別図柄192および第2特別図柄193のうち、一方が当り態様で停止されたときは他方の変動表示の開始を待機させる。この場合、特別遊技を実行する間は特別図柄の変動表示は開始されないので、遊技者は特別遊技に集中することができる。
パターン記憶手段130は、装飾図柄190の変動において演出表示装置60に表示させる演出的な画像内容とその表示過程が定められた複数の演出パターンを保持する。演出パターンには、装飾図柄190の変動表示における変動開始から停止までの変動過程と演出過程が定められた複数の変動演出パターンと、装飾図柄の変動表示とは別に表示されて大当りへの期待度の高さを変動表示の停止前に予告的に示唆する複数の予告演出パターンとが含まれる。
演出決定手段132は、第1抽選手段126から受け取る第1の抽選の結果または第2抽選手段128から受け取る第2の抽選の結果に応じて、演出表示制御手段134によって演出表示装置60へ表示させる演出内容を決定する。演出決定手段132は、第1パターン決定手段114または第2パターン決定手段119により決定された特別図柄の変動パターンに対応する複数の変動演出パターンデータからいずれかを選択してパターン記憶手段130から読み出し、その変動演出パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。演出決定手段132は、変動演出パターンを選択するために参照すべきパターンテーブルを保持する。
各変動演出パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、変動時間が等しい演出画像の変動演出パターンを選択する。
図柄態様決定手段131は、装飾図柄190の停止図柄の組合せとその配置を、第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否抽選の結果、特別図柄の停止図柄、特別図柄の変動パターン、装飾図柄の変動演出パターンに応じて決定する。図柄態様決定手段131は、決定した停止図柄の組合せを示す情報を演出表示制御手段134へ送信する。図柄態様決定手段131は、装飾図柄の停止図柄を決定するために参照すべき図柄範囲テーブルを保持する。
装飾図柄190の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、例えば第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否判定結果が15R大当りの特別遊技への移行を示す場合には特定の組合せ、例えば「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、装飾図柄190として揃える数字には、特別図柄192と同じ数字が選ばれるのが好ましいが、必ずしも同じ数字でなくともよい。例えば、特別図柄192が「7」の場合は装飾図柄190が「777」となる。当否判定結果が2R大当りの場合や小当りの場合もまた特定の組合せ、例えば「357」のような所定の組合せが選択されるが、それらの特定の組合せは必ずしも3つの図柄が揃った組合せでなくてもよい。当否判定結果が大当りでも小当りでもない場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せであって、2R大当りや小当りのときに選択される特定の組合せに該当しない組合せが選択される。当否判定結果が15R大当りではない場合であって、リーチ付きの外れを示す変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。
予告演出パターンは、特定のキャラクタやモチーフの画像、アニメーション、映像などを一時的に画面表示させる演出パターンや、特定の音声を出力する演出パターンである。予告演出パターンによる演出は、図柄変動と並行して実行され、その図柄変動が大当り態様にて停止する期待度が高いことを予告的に示唆する。例えば、キャラクタの画像を一つだけ画面に表示させるだけの通常予告演出や、多数のキャラクタの群れを画面の一端から他端へ通過させるように表示させる群予告演出がある。また、予告演出の表示過程を複数段階に分け、表示させる段階数を可変にして段階数が多いほど大当りへの期待度が高くなるように設定されるステップアップ予告演出がさらに含まれる。
予告演出パターンには、装飾図柄190の表示態様がリーチ状態となった後のタイミングで演出が実行されて図柄の最終的な停止態様を予告するパターンと、装飾図柄190が一つも停止していないタイミングで演出が実行されてリーチ状態となることを同時に予告するパターンとがある。演出決定手段132は、当否抽選の結果に応じて演出表示装置60に予告演出を表示させるか否かを所定の予告抽選により決定して事前演出設定をするとともに、表示させるべき予告演出パターンを決定する。演出決定手段132は、予告演出を表示させるか否かを決定するために参照すべき予告決定テーブルと、予告演出パターンの種類を選択するときに参照すべき予告種類テーブルとを保持する。
演出表示制御手段134は、第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否抽選の結果として、演出決定手段132により選択された変動演出パターンデータにしたがって演出表示装置60へ装飾図柄を含む演出画像を変動表示させる。演出表示制御手段134は、装飾図柄190の変動開始コマンドを受け取ったときに新たな図柄変動を開始させる。
演出表示制御手段134は、第1演出制御手段168および第2演出制御手段170を含む。第1演出制御手段168は、第1抽選手段126による第1の抽選の結果を、演出決定手段132により選択された変動演出パターンデータにしたがって装飾図柄190として演出表示装置60の表示領域194に変動表示させる。第2演出制御手段170は、第2抽選手段128による第2の抽選の結果を、演出決定手段132により選択された変動演出パターンデータにしたがって装飾図柄190として演出表示装置60の表示領域194に変動表示させる。第1演出制御手段168および第2演出制御手段170は、それ以前の第1の抽選または第2の抽選に対応する装飾図柄190の変動表示が終了していることを新たな図柄変動の開始条件とする。
演出表示制御手段134は、予告演出を表示させる旨が演出決定手段132により決定された場合、演出決定手段132により選択された予告演出パターンにしたがった予告演出を図柄変動の演出に重畳させる形で演出表示装置60へ表示させる。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。
以上の構成による動作および制御の過程を以下説明する。
図7は、ぱちんこ遊技機における基本的な動作過程を示すフローチャートである。まず、遊技球が第1始動入賞口62、第2始動入賞口63、一般入賞口72、第1大入賞口91、第2大入賞口92などへ入賞した場合の処理を実行し(S10)、通常遊技中であれば(S12のY)、図柄変動などの通常遊技の制御処理を実行し(S14)、通常遊技中でなければ(S12のN)、特別遊技の制御処理を実行する(S16)。その後、S10の入賞処理においてセットされた賞球数にて各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S18)。
図8は、図7におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。第1始動入賞口62または第2始動入賞口63に入球があった場合(S20のY)、始動入賞口に対応する賞球数をセットする(S22)。第1始動入賞口62への入球であれば第1保留手段144による保留数が4未満であるか否かを参照し、第2始動入賞口63への入球であれば第2保留手段146による保留数が4未満であるか否かを参照し、それぞれにさらなる保留が可能な状態であれば(S24のY)、当否抽選値を取得する(S26)。そして、当否抽選値を第1保留手段144または第2保留手段146に保留する(S30)。S20において第1始動入賞口62または第2始動入賞口63への入球がない場合はS22からS30までの処理をスキップする(S20のN)。S24において保留数が上限に達していてさらなる保留が不可能な場合はS26およびS30の処理をスキップする(S24のN)。以上のS20からS30までの処理が始動入賞口への入球に対する入賞処理である。
一般入賞口72に入球があった場合は(S32のY)、一般入賞口72に対応する賞球数をセットし(S34)、一般入賞口72への入球がないときはS34をスキップする(S32のN)。第1大入賞口91または第2大入賞口92に入球があった場合は(S36のY)、第1大入賞口91または第2大入賞口92に対応する賞球数をセットし(S38)、第1大入賞口91および第2大入賞口92への入球がないときはS38をスキップする(S36のN)。
図9は、図7におけるS14の通常遊技制御処理の全体的な過程を示すフローチャートである。この通常遊技制御処理は、メイン基板102における特別図柄変動処理の実行と(S152)、サブ基板104における装飾図柄変動処理の実行とが(S154)、繰り返し処理されることとなる。
図10は、図9におけるS152の特別図柄変動処理の実行処理を詳細に示すフローチャートである。まだ図柄変動表示が開始されていない場合(S60のN)、第2保留手段146により抽選値の保留がなされている場合(S62のY)、第2当否判定手段117は第2保留手段146から抽選値を読み出して第2の遊技における当否を判定し(S64)、第2特別図柄193を決定する(S66)。第2パターン決定手段119は、第2特別図柄193の変動パターンを決定する(S68)。メイン表示制御手段118は、第2抽選手段128により決定された結果とともに変動開始コマンドをサブ基板104へ送信して第2特別図柄193の図柄変動を開始する(S77)。
第2保留手段146により抽選値の保留がなされていない場合であって(S62のN)、第1保留手段144により抽選値の保留がなされている場合(S70のY)、第1当否判定手段113が第1保留手段144から抽選値を読み出して第1特別図柄192の当否を判定し(S72)、第1当否判定手段113が第1特別図柄192を決定し(S74)、第1パターン決定手段114が第1特別図柄192の変動パターンを決定する(S76)。メイン表示制御手段118は、第1抽選手段126により決定された結果とともに変動開始コマンドをサブ基板104へ送信して第1特別図柄192の図柄変動を開始する(S77)。第1保留手段144により抽選値の保留がなされていない場合はS72からS77までの処理をスキップする(S70のN)。
すでに図柄変動表示が開始されている場合(S60のY)、特別図柄の図柄変動表示を処理し(S78)、所定の変動時間が経過して図柄表示の停止タイミングに達したときは(S80のY)、変動停止コマンドをサブ基板104へ送信して表示中の図柄変動をあらかじめ決定された停止図柄にて停止する(S82)。特別遊技の終了時点で判定した入球容易期間が終了した場合、言い換えれば、入球容易期間に相当する回数の図柄変動表示が終了した場合(S84のY)、特定遊技実行手段122は、入球容易状態から非入球容易状態へ遊技状態を変更する。例えば、入球容易状態を成立させるための各種処理を終了させる(S86)。入球容易期間が未終了であれば(S84のN)、S86をスキップする。確変継続期間が終了した場合、言い換えれば、確変継続期間に相当する回数の図柄変動表示が終了した場合(S88のY)、特定遊技実行手段122は、確変状態から非確変状態へ遊技状態を変更する。例えば、第1当否判定手段113および第2当否判定手段117における大当り判定確率を通常時の確率に戻す(S90)。確変継続期間が未終了であれば(S88のN)、S90をスキップする。図柄表示の停止タイミングに達していなければ(S80のN)、S82移行をスキップして本図のフローを終了する。
図11は、図9におけるS154の装飾図柄変動処理の実行処理を詳細に示すフローチャートである。サブ基板104の演出決定手段132がメイン基板102から変動開始コマンドを受信した場合(S180のY)、受信した特別図柄の停止図柄、変動パターン、当否判定結果に応じて装飾図柄の停止態様を決定し(S182)、変動演出パターンを決定する(S184)。なお、予告抽選に当選して、予告演出の実行を決定した場合は、予告演出パターンをあわせて決定する。その後、装飾図柄の変動表示および予告演出の表示を開始する(S196)。変動開始コマンドを未受信であれば(S180のN)、S182からS196をスキップする。すでに装飾図柄の変動表示が開始済みであれば(S198のY)、その図柄変動や予告演出の表示処理を実行し(S200)、メイン基板102から変動停止コマンドを受信したときは(S202のY)、S182で決定された停止態様にて装飾図柄を停止表示させることで図柄変動表示を停止する(S204)。変動停止コマンドをメイン基板102から受信していないときはS204をスキップし(S202のN)、変動表示が開始済みでないときはS200からS204をスキップする(S198のN)。
図12は、図7におけるS16の特別遊技を詳細に示すフローチャートである。まず、第1大入賞口91または第2大入賞口92がまだ開放済でない場合(S100のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S102)、開閉制御手段124が第1大入賞口91または第2大入賞口92を開放する(S104)。第1大入賞口91または第2大入賞口92が開放済であればS102およびS104をスキップする(S100のY)。第1大入賞口91または第2大入賞口92が開放されてから、所定の開放時間が経過した場合(S106のY)、または、開放時間が経過していないものの(S106のN)、第1大入賞口91または第2大入賞口92への入球数が9球以上に達した場合(S108のY)、開閉制御手段124が第1大入賞口91または第2大入賞口92を閉鎖させる(S110)。開放時間が経過しておらず(S106のN)、第1大入賞口91または第2大入賞口92への入球数も9球以上に達していない場合は(S108のN)、S110以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S110における第1大入賞口91または第2大入賞口92の閉鎖後、単位遊技が最終ラウンドに達していた場合(S112のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S114)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させる(S116)。特定遊技実行手段122は、大当り発生時点における第1特別図柄192または第2特別図柄193の停止図柄態様にしたがって、入球容易状態への移行有無および入球容易期間を判定する(S117)。特定遊技実行手段122は、遊技状態を確変状態へ移行させるとともに、第1特別図柄192または第2特別図柄193の停止図柄が所定態様であれば遊技状態を入球容易状態へも移行させる(S118)。単位遊技が最終ラウンドに達していなければ(S112のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S119)。
次に図13を参照して、ぱちんこ遊技機10における遊技状態の遷移を説明する。まず、非確変状態かつ非入球容易状態である通常状態では、第2始動入賞口63への入球は困難であるため、遊技者は第1始動入賞口62への入球を狙って2R大当りを狙うことになる。通常状態において2R大当りが発生すると2R特別遊技へ移行する(S200)。2R大当りにおける特別図柄が「9」の場合、すなわち80%の2R大当りでは、2R特別遊技後に確変状態かつ非入球容易状態(図13の説明においては以下、単に「非入球容易状態」と呼ぶ。)へ移行する(S202)。非入球容易状態においても通常状態と同様に第2始動入賞口63への入球は困難であり、実質的に2R大当りのみ発生する。非入球容易状態において2R大当りが発生すると2R特別遊技へ移行し(S204)、確変継続期間が終了すると通常状態へ移行する(S206)。通常状態・2R特別遊技・非入球容易状態での状態移行は第1の遊技モード220としてとらえることができる。2R特別遊技では出玉の獲得が困難であるため、第1の遊技モード220は基本的に遊技者の持ち玉が減少するモードであると言える。
2R大当りにおける特別図柄が「1」の場合、すなわち20%の2R大当りでは、2R特別遊技後に確変状態かつ入球容易状態(図13の説明においては以下、単に「入球容易状態」と呼ぶ。)へ移行する(S208)。入球容易状態においては第2始動入賞口63への入球容易性が高まり、15R大当りが発生しやすくなる。入球容易状態において15R大当りが発生すると15R特別遊技へ移行し(S210)、遊技者は持ち玉を増加させることができる。なお、入球容易状態においても第1始動入賞口62への入球を契機として2R大当りが発生すると2R特別遊技が実行されることになる(S212)。しかし、入球容易状態において遊技者は第2始動入賞口63への入球を狙うことになるが、第1始動入賞口62は第2始動入賞口63を狙って打ち出された遊技球が入球することが困難な位置に設けられており、第1始動入賞口62と第2始動入賞口63とでは入球までに遊技球が通過する経路も全く異なるため、入球容易状態においてS212の移行は発生しにくい。また、図柄変動において第2始動入賞口63への入球が優先的に消化されるため、入球容易状態におけるS212の移行は一層発生しにくいものとなっている。
15R特別遊技後は入球容易状態へ移行する(S214)。ここで、確変継続期間は常に70回の図柄変動が終了するまでとなるのに対し、入球容易期間は特別図柄の態様に応じて30回・50回・70回のいずれかの図柄変動が終了するまでとなる。入球容易期間が30回もしくは50回である場合、入球容易期間が終了すると、非入球容易状態へ移行する(S216)。また、入球容易期間が70回である場合、確変継続期間も同時に終期を迎えるため、入球容易状態から通常状態へ移行する(S218)。入球容易状態と15R特別遊技での状態移行は第2の遊技モード222としてとらえることができる。15R特別遊技は出玉獲得が期待でき、入球容易状態では比較的早期に次の15R大当りが発生することを期待できるため、第2の遊技モード222は基本的に遊技者の持ち玉が増加するモードであると言える。
以上より、本実施例のぱちんこ遊技機10では、第2の遊技モード222での遊技期間をできるだけ長くすることが出玉獲得において重要となる。言い換えれば、入球容易状態と15R特別遊技に閉じたループを多く繰り返すほど、多くの出玉を獲得できる。入球容易期間が長いほどその入球容易期間全体としての15R大当りの発生確率は高まるため、遊技者の期待感は入球容易期間の長さに大きく左右されることになる。すなわち遊技者の期待感は、入球容易期間70回の場合が最も大きくなり、入球容易期間30回の場合が最も小さくなる。また、第1の遊技モードにおける入球容易状態への移行確率(図13のS208)は20%である一方、第2の遊技モードにおける入球容易状態への移行確率(図13のS214)は100%である。したがって、第1の遊技モードから第2の遊技モードへの移行は比較的困難であるが、一旦第2の遊技モードへ移行すればS210〜S214のループは比較的継続しやすい。そのため、第2の遊技モードにおいては大量の出玉獲得を期待することができ、遊技者の期待感を高めている。
本実施例のぱちんこ遊技機10によれば、出玉獲得の観点から遊技者にとって意味のある確変継続期間の長さは、その確変において重畳して入球容易状態が実行される期間となる。したがって、確変継続期間の長さは固定長(すなわち同一)であっても、入球容易期間を可変長とする(すなわち確変ごとに適宜異ならせる)ことで、遊技者にとって出玉獲得の面で意味のある確変継続期間も可変長とする(すなわち確変ごとに適宜異ならせる)ことができる。例えば、本実施例の第2の遊技モード222においては、実質的に、図柄変動回数30回・50回・70回をそれぞれ確変継続期間とする複数種類の確変遊技が選択的に実行される遊技性を実現できる。これにより、確変継続期間の長さは実際には固定長であっても、確変遊技を開始する時々で、確変継続期間全体として大当りが発生する確率を高低様々なものにできる。また、それぞれの確率変動遊技に対する高低様々な期待感を遊技者に抱かせ、遊技者が遊技および遊技の進行を単調に感じてしまうことを防止しやすくなる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、変形例を挙げる。
第1の変形例を説明する。上記の実施例では、第1始動入賞口62への入球を契機とした第1の抽選の大当りは2R大当りのみとし、第2始動入賞口63への入球を契機とした第2の抽選の大当りは15R大当りのみとした。変形例では、第1始動入賞口62への入球を契機とした第1の抽選の大当りとして15R大当りが含まれてもよく、第2始動入賞口63への入球を契機とした第2の抽選の大当りとして2R大当りが含まれてもよい。この場合、第1図柄抽選値の一部(例えば数%〜10%程度)が特別図柄「3」「5」「7」の少なくとも1つに対応づけられてもよく、第2図柄抽選値の一部(例えば数%〜10%程度)が特別図柄「1」「9」の少なくとも1つに対応づけられてもよい。
第2の変形例を説明する。上記の実施例では言及していないが、第1始動入賞口62への入球を契機とした第1の抽選の結果として、確変を伴う一方、入球容易状態を伴わない2R大当りが発生した場合、その終了後の確変はいわゆる潜伏確変として実行されてもよい。具体的には、演出決定手段132は、特別図柄の停止態様として「9」を検出した場合、当該2R大当り・2R特別遊技・2R特別遊技後の確変のいずれについても遊技者にとって認識困難とするために、2R大当りの発生や確変への移行を何ら示唆しない演出内容を決定して表示させてもよい。例えば、通常時(2R大当り未発生時)と同様の演出内容を決定して表示させてもよい。図13で示したように、確変を伴う一方、入球容易状態を伴わない2R大当りが発生した場合、2R特別遊技後はS202の移行として、確変でありながら遊技者にとってメリットが小さい遊技状態へ移行されることになる。この変形例によると、遊技者にとってメリットが小さい確変である場合には遊技者の期待感を無駄に煽る演出を抑止することで、遊技者の期待感を煽った結果としてかえって遊技の興趣を損なってしまうことを回避できる。
第3の変形例を説明する。上記第2の変形例に類似するが、確変状態でかつ入球容易状態から、確変状態でかつ非入球容易状態へ移行した場合(図13のS216)、その後の確変はいわゆる潜伏確変として実行されてもよい。具体的には、演出決定手段132は、特定遊技実行手段122が入球容易状態を終了させた一方、確変状態は継続中であることを検出した場合、非入球容易状態への移行後も確変が継続していることを遊技者にって認識困難とするために、移行前まで表示させていた確変を示す演出を終了させてもよい。また、内部的には確変が継続するものの外観上は確変が終了した旨の演出を積極的に表示させてもよい。この変形例によると、遊技者にとってメリットが小さい確変である場合には遊技者の期待感を無駄に煽る演出を抑止することで、遊技者の期待感を煽った結果としてかえって遊技の興趣を損なってしまうことを防止できる。また、互いに長さが異なる複数種類の確変継続期間が設けられているかのごとく見せる演出を遊技者に提示することで、遊技者はいずれの確変継続期間が選択されているかに注目することとなり、確変遊技における興趣を高めることができる。
第4の変形例を説明する。上記の実施例では言及していないが、入球容易状態の継続中に第1始動入賞口62への入球を契機とした大当りが発生した場合、特定遊技実行手段122は、大当りの際の特別図柄の停止態様にかかわらず、2R特別遊技の終了後に常に入球容易状態へ移行させてもよい。この態様によると、入球容易状態で2R大当りが発生した場合、2R特別遊技後は必ず入球容易状態となる。これにより、せっかく遊技状態が入球容易状態でありながら、第1始動入賞口62へ入球させたために遊技者にとって不利な遊技状態へ移行されてしまうことを防止できる。言い換えれば、遊技者にとって酷な状況が発生してしまうことを回避できる。別の態様として、入球容易状態の継続中に第1始動入賞口62への入球を契機とした大当りが発生した場合、第1当否判定手段113は、常に、入球容易状態への移行を伴う2R大当りに対応する特別図柄(例えば上記実施例での特別図柄「1」)を決定してもよい。
第5の変形例を説明する。上記の実施例では言及していないが、メイン基板102もしくはサブ基板104は、遊技者に対して入球容易期間を報知もしくは示唆するための情報を所定の外部装置に出力してもよい。ここでは、演出決定手段132および演出表示制御手段134が入球容易期間の残り期間を演出表示装置60に表示させる例を説明する。
特定遊技実行手段122は、遊技状態を入球容易状態へ移行した際、その入球容易期間を演出決定手段132へ通知する。演出決定手段132は、通知された入球容易期間を演出表示制御手段134を介して演出表示装置60に表示させる。演出決定手段132は、入球容易状態において図柄変動の終了を検出するたびに、入球容易期間の残期間を導出して、その残期間を演出決定手段132を介して演出表示装置60に表示させる。この変形例によれば、入球容易状態においてはその入球容易期間の残期間が演出表示装置60に表示され、図柄変動が終了するたびにカウントダウンされていくことになる。これにより、確変継続期間のうち出玉獲得の面で意味のある期間の長さを遊技者に提示でき、確率変動遊技に対する高低様々な期待感を遊技者に感得させることができる。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 ぱちんこ遊技機、 60 演出表示装置、 62 第1始動入賞口、 63 第2始動入賞口、第1大入賞口91、第2大入賞口92、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 126 第1抽選手段、 128 第2抽選手段、 132 演出決定手段。

Claims (1)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1の始動口と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、通常状態では遊技球が入球困難な第2の始動口と、
    前記第1の始動口への入球を契機として第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
    前記第2の始動口への入球を契機として第2の抽選を実行する第2抽選手段と、
    前記第1の抽選の結果を示す第1の特別図柄の変動が表示される第1特別図柄表示装置と、
    前記第2の抽選の結果を示す第2の特別図柄の変動が表示される第2特別図柄表示装置と、
    前記第1の特別図柄の変動を前記第1特別図柄表示装置に表示させ、前記第2の特別図柄の変動を前記第2特別図柄表示装置に表示させ、前記第1の特別図柄の変動よりも前記第2の特別図柄の変動を優先して開始させる表示制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられた大入賞口と、
    前記第1の抽選が大当りとなって前記第1の特別図柄が所定の大当り態様で停止した場合、または、前記第2の抽選が大当りとなって前記第2の特別図柄が所定の大当り態様で停止した場合、所定時間以上の前記大入賞口の開放がなされる特別遊技である長期特別遊技、または、前記所定時間に満たない前記大入賞口の開放がなされる特別遊技である短期特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    前記長期特別遊技および前記短期特別遊技の終了後の通常遊技において前記第1および第2の抽選が大当りとなる確率が通常状態よりも高確率となる確率変動状態へ移行させ、前記確率変動状態への移行後、特別図柄の変動回数が予め定められた上限回数に到達するまでの第1期間内に次の大当りが発生しない場合、前記確率変動状態を終了させる特定遊技実行手段と、
    を備え、
    前記特別遊技制御手段は、前記第2の抽選が大当りとなった場合、前記第1の抽選が大当りとなった場合より高確率で前記長期特別遊技を実行し、
    前記特定遊技実行手段は、所定の移行条件が充足された場合、前記長期特別遊技および前記短期特別遊技の終了後の通常遊技において前記第2の始動口への入球容易性が通常状態よりも高められた状態である入球容易状態へ移行させ、前記入球容易状態への移行後、特別図柄の変動回数が予め定められた上限回数に到達するまでの第2期間内に次の大当りが発生しない場合、前記入球容易状態を終了させ、
    前記特定遊技実行手段は、前記長期特別遊技の終了後に前記入球容易状態へ移行させる場合、その入球容易状態に関する第2期間として、互いに異なる上限回数が予め定められた複数種類の第2期間の候補であって、いずれの上限回数も前記第1期間として定められた特別図柄変動の上限回数以下に定められた複数種類の第2期間の候補の中からいずれかを選択し、
    前記特定遊技実行手段は、前記第1の抽選の大当りを契機とした特別遊技終了後の通常遊技において所定確率にて前記入球容易状態へ移行させる一方、前記第2の抽選の大当りを契機とした特別遊技終了後の通常遊技において前記所定確率よりも高い確率にて前記入球容易状態へ移行させ、前記入球容易状態の継続中に前記第1の抽選の大当りが発生した場合は特別遊技終了後の通常遊技において常に前記入球容易状態へ移行させ、前記第2の抽選の大当りを契機とした特別遊技終了後に入球容易状態へ移行させる場合、前記第2期間として、前記第1の抽選の大当りを契機とした特別遊技終了後に入球容易状態へ移行させる場合に選択する第2期間より長い期間を選択する確率が相対的に高いことを特徴とする弾球遊技機。
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