JP5569362B2 - データ送信装置及びデータ受信装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、無線通信システム2は、PC(パーソナルコンピュータ)4と、AP(アクセスポイント)6と、多機能機10と、通話デバイス70と、を備える。PC4は、AP6を介して、他のデバイス(例えば多機能機10)と無線通信可能である。多機能機10及び通話デバイス70は、AP6を介して、又は、AP6を介さずに、相互に無線通信可能である。即ち、多機能機10及び通話デバイス70は、インフラストラクチャの無線通信又はアドホックの無線通信を実行可能である。なお、本実施例では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b等)に基づいて、無線通信が実行される。従って、後述の無線設定WS1,WS2,WS3は、上記の規格に適合する無線設定である。
多機能機(「親機」と呼んでもよい)10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、スキャン実行部18と、無線インターフェース20と、制御部30と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。スキャン実行部18は、CCD、CIS等のスキャン機構である。無線インターフェース20は、無線通信を実行するためのインターフェースである。
通話デバイス(「子機」と呼んでもよい)70は、それ単体では出荷されず、多機能機10と共に出荷される。通話デバイス70は、マイク72と、スピーカ74と、PSTNインターフェース76と、無線インターフェース78と、制御部80と、を備える。通話デバイス70がマイク72とスピーカ74を備えるために、ユーザは、通話デバイス70を用いて、PSTN8を介した電話通信を実行することができる。PSTNインターフェース76は、一般公衆回線網であるPSTN(Public Switched Telephone Network)8に接続される。具体的には、PSTNインターフェース76には、PSTNケーブルの一端が接続される。PSTNケーブルの他端は、例えば、家庭内のPSTN用ソケットに接続される。無線インターフェース78は、無線通信を実行するためのインターフェースである。
多機能機10及び通話デバイス70が協働して処理を実行することによって、FAX機能が実現される。例えば、通話デバイス70は、PSTNインターフェース76を介してFAXデータを受信する場合に、当該FAXデータを無線で多機能機10に送信する。多機能機10は、通話デバイス70から無線で送信されるFAXデータが、無線インターフェース20で受信される場合に、当該FAXデータによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させる。これにより、FAXの受信動作が実行される。
続いて、図2のフローチャートを参照して、多機能機10が実行する処理の内容について説明する。多機能機10の電源がONされると、制御部30は、図2のフローチャートの処理を開始する。なお、多機能機10の電源がONされる際に、制御部30は、制御部30に内蔵されている確認タイマをリセットしてスタートさせる。また、多機能機10の電源がONされる際に、指定設定領域36に指定設定WS2が格納されている場合には、制御部30は、無線設定ワーク領域42に指定設定WS2を格納する。一方において、多機能機10の電源がONされる際に、指定設定領域36に指定設定WS2が格納されていない場合(即ち指定設定WS2が未だに指定されていない場合)には、制御部30は、無線設定ワーク領域42に初期設定WS1を格納する。
まず、S10において、確認部52(図1参照)は、確認タイマの値が所定値T1より大きいのか否かを判断する。確認タイマの値が所定値T1(例えば5分)以下である場合(S10でNO)には、S22に進み、確認タイマの値が所定値T1より大きい場合(S10でYES)には、S12に進む。S12では、確認部52は、無線設定ワーク領域42に格納されている多機能機10の現在の無線設定(即ち初期設定WS1又は指定設定WS2)を用いて、通信確認を無線で送信する。次いで、S13において、確認部52は、確認タイマをリセットしてスタートさせる。
後で詳しく説明するが、通話デバイス70は、多機能機10に通信確認を無線で送信する(図3のS112、S144、S152参照)。この場合、多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況では、多機能機10の制御部30は、多機能機10の現在の無線設定を用いて、通信確認を無線で受信して、S22でYESと判断する。なお、上記の「多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況」は、例えば、以下のような場合である。例えば、多機能機10及び通話デバイス70の両方に同じ無線設定(初期設定WS1でも指定設定WS2でもよい)が設定されており、さらに、上記のS12の通信確認の際に、多機能機10が通話デバイス70から応答を受信した場合(S14でYES)である。また、例えば、多機能機10の無線設定として指定設定WS2が設定されていると共に、通話デバイス70の無線設定として初期設定WS1が設定されているために、上記のS12の通信確認の際に、多機能機10が通話デバイス70から応答を受信せず(S14でNO)、その結果、S18において多機能機10の無線設定が指定設定WS2から初期設定WS1に変更された場合である。S22でYESと判断すると、S24において、制御部30は、多機能機10の現在の無線設定を用いて、当該通信確認の応答を無線で送信する。S22でNOの場合、又は、S24を終えた場合には、S26に進む。
後で詳しく説明するが、通話デバイス70は、PSTN8を介して受信したFAXデータ(以下では「印刷対象のFAXデータ」と呼ぶ)を、多機能機10に無線で送信する(図3のS158参照)。この場合、多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況では、受信部58(図1参照)は、多機能機10の現在の無線設定を用いて、通話デバイス70から印刷対象のFAXデータを無線で受信して、S26でYESと判断する。この場合、S28において、提供部60(図1参照)は、印刷対象のFAXデータによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させる。これにより、当該画像がユーザに提供される。
S32では、判断部62(図1参照)は、初期タイマの値が所定値T2より大きいのか否かを判断する。初期タイマの値が所定値T2(例えば1分)以下である場合(S32でNO)には、S34を経ることなく、S40に進む。初期タイマの値が所定値T2より大きい場合(S32でYES)には、S34に進む。S34では、上記のS30と同様に、変更部54は、多機能機10の現在の無線設定を、初期設定WS1から指定設定WS2に変更する。即ち、上記のS18において多機能機10の現在の無線設定が初期設定WS1に変更され、S20において初期タイマがスタートしてからT2経過するまでは、初期設定WS1が維持される。但し、初期タイマがスタートしてからT2経過するまでに、上記のS22で通信確認を受信し、かつ、S26でFAXデータを受信した場合には、FAXデータの印刷が完了するまで初期設定WS1が維持される。また、上記のS20において初期タイマがスタートしてからT2経過しても、通信確認を受信せず(S22でNO)、かつ、FAXデータを受信しない(S26でNO)場合には、多機能機10は、通話デバイス70から多機能機10へのFAXデータの転送がないものとして、現在の無線設定を指定設定WS2に戻す。S34では、さらに、変更部54は、初期タイマをリセットする。S34を終えた場合には、S40に進む。
S40では、確認部52は、多機能機10の操作部12にFAX送信操作(即ち、宛先の指定のための操作、及び、スキャン実行ボタンの操作)が実行されたのか否かを判断する。FAX送信操作が実行されない場合(S40でNO)には、S10に戻り、FAX送信操作が実行された場合(S40でYES)には、S42に進む。S42では、制御部30は、原稿のスキャンをスキャン実行部18に実行させる。これにより、PSTN8を介して送信されるべきFAXデータ(以下では「送信対象のFAXデータ」と呼ぶ)が生成される。
続いて、図3のフローチャートを参照して、通話デバイス70が実行する処理の内容について説明する。なお、多機能機10の場合と同様に、通話デバイス70の電源がONされる際に、制御部80は、制御部80に内蔵されている確認タイマをリセットしてスタートさせる。さらに、制御部80は、指定設定領域86に指定設定WS3が格納されている場合には、無線設定ワーク領域92に指定設定WS3を格納し、指定設定領域86に指定設定WS3が格納されていない場合には、無線設定ワーク領域92に初期設定WS1を格納する。
まず、S110において、確認部102(図1参照)は、確認タイマの値が所定値T3より大きいのか否かを判断する。確認タイマの値が所定値T3(例えば5分)以下である場合(S110でNO)には、S122に進み、確認タイマの値が所定値T3より大きい場合(S110でYES)には、S112に進む。S112では、確認部102は、無線設定ワーク領域92に格納されている通話デバイス70の現在の無線設定(即ち初期設定WS1又は指定設定WS3)を用いて、通信確認を無線で送信する。次いで、S113において、確認部102は、確認タイマをリセットしてスタートさせる。
上述したように、多機能機10は、通話デバイス70に通信確認を無線で送信する(図2のS12、S44、S52参照)。この場合、多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況では、通話デバイス70の制御部80は、S122でYESと判断し、S124において、通話デバイス70の現在の無線設定を用いて、通信確認の応答を無線で送信する。なお、上記の「多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況」は、例えば、次のような場合である。例えば、多機能機10及び通話デバイス70の両方に同じ無線設定(初期設定WS1でも指定設定WS2でもよい)が設定されており、さらに、上記のS112の通信確認の際に、通話デバイス70が多機能機10から応答を受信した場合(S114でYES)である。また、例えば、多機能機10の無線設定として初期設定WS1が設定されていると共に、通話デバイス70の無線設定として指定設定WS3が設定されているために、上記のS112の通信確認の際に、通話デバイス70が多機能機10から応答を受信せず(S114でNO)、その結果、S118において通話デバイス70の無線設定が指定設定WS3から初期設定WS1に変更された場合である。S122でNOの場合、又は、S124を終えた場合には、S126に進む。
上述したように、多機能機10は、通話デバイス70に送信対象のFAXデータを無線で送信する(図2のS58参照)。この場合、多機能機10と通話デバイス70が適切に無線通信を実行可能な状況では、受信部108(図1参照)は、通話デバイス70の現在の無線設定を用いて、多機能機10から送信対象のFAXデータを無線で受信して、S126でYESと判断する。なお、S126では、受信部108は、ユーザによって指定された宛先(即ちFAX識別情報(例えばFAX番号))も無線で受信する。次いで、S128において、FAX通信部110(図1参照)は、PSTNインターフェース76を用いて、多機能機10から受信した宛先に発呼する。これにより、通話デバイス70と宛先との間で呼が成立する。次いで、FAX通信部110は、送信対象のFAXデータをPSTN8を介して送信する。
他のファクシミリ装置からPSTN8を介して印刷対象のFAXデータが通話デバイス70に送信される場合に、FAX通信部110は、印刷対象のFAXデータを受信して、S140でYESと判断する。この場合、S144において、確認部102は、通話デバイス70の現在の無線設定を用いて、多機能機10に通信確認を無線で送信する。
続いて、多機能機10及び通話デバイス70によって実現される具体的なケースについて説明する。以下の各ケースは、多機能機10及び通話デバイス70が図2及び図3のフローチャートを実行することによって実現される。
まず、図4及び図5を参照して、PSTN8を介して印刷対象のFAXデータを受信するケースAについて説明する。上述したように、ユーザによって指定設定WS2及び指定設定WS3が指定される前には、多機能機10及び通話デバイス70のそれぞれの現在の無線設定は、同じアドホックの初期設定WS1である。
例えば、ユーザが、多機能機10及びPC4がAP6を介して無線通信可能なシステムを構築することを望むことがある。この場合、ユーザは、多機能機10の無線設定として、インフラストラクチャの指定設定WS2を指定する。そうすると、多機能機10の現在の無線設定である指定設定WS2と、通話デバイス70の現在の無線設定である初期設定WS1と、が異なるために、多機能機10と通話デバイス70とが通信不可能になってしまう。従って、ユーザは、さらに、通話デバイス70の無線設定として、インフラストラクチャの指定設定WS3を指定する。この際に、ユーザが、通話デバイス70の無線設定として、指定設定WS2と同じ指定設定WS3を適切に指定した場合には、次のケースA1が実現される。これに対し、ユーザが、通話デバイス70の無線設定として、指定設定WS2と異なる指定設定WS3を誤って指定した場合には、図5のケースA2が実現される。
ケースA1では、多機能機10及び通話デバイス70は、指定設定WS2及びWS3を用いて、AP6を介して、適切に無線通信を実行可能である。従って、AP6を介して無線通信が実行される点を除くと、初期設定WS1を用いて無線通信が実行される上記のケースと同様である。即ち、多機能機10と通話デバイス70との間では、通信確認、通信確認の応答、及び、印刷対象のFAXデータが、AP6を介して、適切に通信される。従って、S210でPSTN8を介して受信される印刷対象のFAXデータによって表わされる画像が、S212で適切に印刷される。
一方において、図5に示されるように、ケースA2では、多機能機10の確認部52は、指定設定WS2を用いて、通話デバイス70に通信確認を無線で送信しても(図2のS10)、通信確認の応答を受信することができない(図2のS14でNO)。この場合、S220において、多機能機10の変更部54は、多機能機10の現在の無線設定を、指定設定WS2から初期設定WS1に変更する(図2のS18)。そして、多機能機10は、初期タイマの値が所定値T2を経過するまでの間に、通話デバイス70から通信確認を受信したのか否かを判断する(図2のS22でNO、かつ、S26でNO、かつ、S32でNO)。一方、多機能機10は、初期タイマの値が所定値T2を経過するまでの間に、通話デバイス70から通信確認を受信した場合(図2のS22でYES)には、通話デバイス70から受信したFAXデータを印刷した後に、多機能機10の現在の無線設定を初期設定WS1から指定設定WS2に戻す。即ち、初期タイマの値が所定値T2を経過するまで、又は、印刷対象のFAXデータの印刷が完了するまで、多機能機10の現在の無線設定として、初期設定WS1が維持される。
上記のケースA2から明らかなように、多機能機10は、多機能機10の現在の無線設定(即ち指定設定WS2)を用いて、通話デバイス70と通信可能であるのか否かを確認することを繰り返す。多機能機10は、通話デバイス70と通信不可能であることが確認される場合に、現在の無線設定を指定設定WS2から初期設定WS1に変更する。一方において、通話デバイス70は、印刷対象のFAXデータが多機能機10に送信されるべき際(図3のS140でYES)に、通話デバイス70の現在の無線設定(即ち指定設定WS3)を用いて、多機能機10と通信可能であるのか否かを確認する。通話デバイス70は、多機能機10と通信不可能であることが確認される場合に、現在の無線設定を指定設定WS3から初期設定WS1に変更する。この結果、多機能機10及び通話デバイス70のそれぞれに同じ初期設定WS1が設定されるために、通話デバイス70は、変更後の現在の無線設定(即ち初期設定WS1)を用いて、印刷対象のFAXデータを多機能機10に無線で送信することができ、多機能機10は、変更後の現在の無線設定(即ち初期設定WS1)を用いて、印刷対象のFAXデータを通話デバイス70から無線で受信することができる。従って、多機能機10及び通話デバイス70が適切に無線通信することができない事象が発生するのを抑制し得る。
続いて、図6及び図7を参照して、PSTN8を介して送信対象のFAXデータを送信するケースBについて説明する。図6に示されるように、通話デバイス70の確認部102は、初期設定WS1を用いて、多機能機10に通信確認を無線で送信することを繰り返す(図3のS110)。多機能機10及び通話デバイス70のそれぞれに同じ初期設定WS1が設定されているために、多機能機10は、AP6を介さずに、当該通信確認を受信して応答を送信し(図2のS24)、通話デバイス70は、AP6を介さずに、当該応答を受信する(図3のS114でYES)。この結果、通話デバイス70の現在の無線設定として、初期設定WS1が維持される。
ケースB1では、多機能機10及び通話デバイス70は、指定設定WS2及びWS3を用いて、AP6を介して、適切に無線通信を実行可能である。従って、S250でFAX送信操作が実行される場合に、多機能機10と通話デバイス70との間では、通信確認、通信確認の応答、及び、送信対象のFAXデータが、AP6を介して、適切に通信される。この結果、S252において、送信対象のFAXデータがPSTN8を介して送信される。
一方において、図7に示されるように、ケースB2では、通話デバイス70の確認部102は、指定設定WS3を用いて、多機能機10に通信確認を無線で送信しても(図3のS110)、通信確認の応答を受信することができない(図3のS114でNO)。この場合、S260において、通話デバイス70の変更部104は、通話デバイス70の現在の無線設定を、指定設定WS3から初期設定WS1に変更する(図3のS118)。なお、通話デバイス70では、初期タイマが利用されない。即ち、通話デバイス70は、無線設定が初期設定WS1に変更されると(図3のS118)、送信対象のFAXデータを受信するまで、現在の無線設定として初期設定WS1を維持する。これにより、多機能機10は、より確実にFAXデータを送信することができる。所定時間経過後に通話デバイス70の無線設定が初期設定WS1から指定設定WS3に戻る構成と比べて、多機能機10及び通話デバイス70の無線設定が行き違いになること(異なること)を防ぐことができるためである。なお、通話デバイス70の現在の無線設定として初期設定WS1が長時間に亘って維持される可能性があるが、通話デバイス70は、多機能機10以外のデバイス(例えばPC4)と無線通信する必要がないために、不都合は生じない。
上記のケースB2から明らかなように、通話デバイス70は、通話デバイス70の現在の無線設定(即ち指定設定WS3)を用いて、多機能機10と通信可能であるのか否かを確認することを繰り返す。通話デバイス70は、多機能機10と通信不可能であることが確認される場合に、現在の無線設定を指定設定WS3から初期設定WS1に変更する。一方において、多機能機10は、送信対象のFAXデータが通話デバイス70に送信されるべき際(図2のS40でYES)に、多機能機10の現在の無線設定(即ち指定設定WS2)を用いて、通話デバイス70と通信可能であるのか否かを確認する。多機能機10は、通話デバイス70と通信不可能であることが確認される場合に、現在の無線設定を指定設定WS2から初期設定WS1に変更する。この結果、多機能機10及び通話デバイス70のそれぞれに同じ初期設定WS1が設定されるために、多機能機10は、変更後の現在の無線設定(即ち初期設定WS1)を用いて、送信対象のFAXデータを通話デバイス70に無線で送信することができ、通話デバイス70は、変更後の現在の無線設定(即ち初期設定WS1)を用いて、送信対象のFAXデータを多機能機10から無線で受信することができる。従って多機能機10及び通話デバイス70が適切に無線通信することができない事象が発生するのを抑制し得る。
Claims (6)
- データ送信装置とデータ受信装置とを備える通信システムであって、
前記データ送信装置は、
アクセスポイントを介さずに無線通信を実行するための第1の無線設定と、前記アクセスポイントを介して無線通信を実行するための第2の無線設定と、を格納する第1のメモリと、
前記第1のメモリ内の前記第1の無線設定及び前記第2の無線設定のうちの前記データ送信装置の現在の無線設定を用いて、特定のデータを前記データ受信装置に無線で送信する送信部と、
前記データ送信装置の現在の無線設定が前記第2の無線設定である状態で、前記第2の無線設定を用いて、前記データ受信装置と通信可能であるのか否かを確認する第1の確認処理を実行する第1の確認部と、
前記第1の確認処理において、前記データ受信装置と通信不可能であると確認される場合に、前記データ送信装置の現在の無線設定を前記第2の無線設定から前記第1の無線設定に変更する第1の変更部と、を備え、
前記データ受信装置は、
前記第1の無線設定と、前記アクセスポイントを介して無線通信を実行するための第3の無線設定と、を格納する第2のメモリと、
前記第2のメモリ内の前記第1の無線設定及び前記第3の無線設定のうちの前記データ受信装置の現在の無線設定を用いて、前記特定のデータを前記データ送信装置から無線で受信する受信部と、
前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第3の無線設定である状態で、前記第3の無線設定を用いて、前記データ送信装置と通信可能であるのか否かを確認する第2の確認処理を実行する第2の確認部と、
前記第2の確認処理において、前記データ送信装置と通信不可能であると確認される場合に、前記データ受信装置の現在の無線設定を前記第3の無線設定から前記第1の無線設定に変更する第2の変更部と、を備え、
前記データ送信装置の前記第1の変更部は、前記データ送信装置の現在の無線設定が前記第2の無線設定から前記第1の無線設定に変更されてから所定の期間が経過するまでの間に、前記特定のデータが前記データ受信装置に送信されない場合に、前記所定の期間が経過すると、前記データ送信装置の現在の無線設定を前記第1の無線設定から前記第2の無線設定に変更し、
前記データ受信装置の前記第2の変更部は、前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第3の無線設定から前記第1の無線設定に変更されてから前記所定の期間が経過するまでの間に、前記特定のデータが前記データ送信装置から受信されない場合に、前記所定の期間が経過した後も、前記データ受信装置の現在の無線設定として前記第1の無線設定を維持する、
通信システム。 - 前記データ受信装置の前記第2の変更部は、さらに、前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第3の無線設定から前記第1の無線設定に変更された後に、前記特定のデータが前記データ送信装置から受信される場合に、前記データ受信装置の現在の無線設定を前記第1の無線設定から前記第3の無線設定に変更する、請求項1に記載の通信システム。
- 前記特定のデータは、前記データ送信装置から前記データ受信装置に送信されるべきFAXデータを含み、
前記データ送信装置は、さらに、
特定の原稿をスキャンして前記FAXデータを生成するスキャン実行部を備え、
前記データ受信装置は、前記データ送信装置の付属装置であって、原稿をスキャンして前記FAXデータを生成するための機能を備えていない前記付属装置であり、
前記データ受信装置は、さらに、
一般公衆回線が接続されるインターフェースと、
前記インターフェースを用いて、前記一般公衆回線を介した前記FAXデータの送信を実行するFAX通信部と、を備える、請求項1又は2に記載の通信システム。 - データ送信装置とデータ受信装置とを備える通信システムであって、
前記データ送信装置は、
アクセスポイントを介さずに無線通信を実行するための第1の無線設定と、前記アクセスポイントを介して無線通信を実行するための第2の無線設定と、を格納する第1のメモリと、
前記第1のメモリ内の前記第1の無線設定及び前記第2の無線設定のうちの前記データ送信装置の現在の無線設定を用いて、特定のデータを前記データ受信装置に無線で送信する送信部と、
前記データ送信装置の現在の無線設定が前記第2の無線設定である状態で、前記第2の無線設定を用いて、前記データ受信装置と通信可能であるのか否かを確認する第1の確認処理を実行する第1の確認部と、
前記第1の確認処理において、前記データ受信装置と通信不可能であると確認される場合に、前記データ送信装置の現在の無線設定を前記第2の無線設定から前記第1の無線設定に変更する第1の変更部と、を備え、
前記データ受信装置は、
前記第1の無線設定と、前記アクセスポイントを介して無線通信を実行するための第3の無線設定と、を格納する第2のメモリと、
前記第2のメモリ内の前記第1の無線設定及び前記第3の無線設定のうちの前記データ受信装置の現在の無線設定を用いて、前記特定のデータを前記データ送信装置から無線で受信する受信部と、
前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第3の無線設定である状態で、前記第3の無線設定を用いて、前記データ送信装置と通信可能であるのか否かを確認する第2の確認処理を実行する第2の確認部と、
前記第2の確認処理において、前記データ送信装置と通信不可能であると確認される場合に、前記データ受信装置の現在の無線設定を、前記第3の無線設定から前記第1の無線設定に変更する第2の変更部と、を備え、
前記データ受信装置の前記第2の変更部は、前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第3の無線設定から前記第1の無線設定に変更されてから所定の期間が経過するまでの間に、前記特定のデータが前記データ送信装置から受信されない場合に、前記所定の期間が経過すると、前記データ受信装置の現在の無線設定を前記第1の無線設定から前記第3の無線設定に変更し、
前記データ送信装置の前記第1の変更部は、前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第2の無線設定から前記第1の無線設定に変更されてから前記所定の期間が経過するまでの間に、前記特定のデータが前記データ受信装置に送信されない場合に、前記所定の期間が経過した後も、前記データ送信装置の現在の無線設定として前記第1の無線設定を維持する、
通信システム。 - 前記データ送信装置の前記第1の変更部は、さらに、前記データ受信装置の現在の無線設定が前記第2の無線設定から前記第1の無線設定に変更された後に、前記特定のデータが前記データ受信装置に送信される場合に、前記データ受信装置の現在の無線設定を前記第1の無線設定から前記第2の無線設定に変更する、請求項4に記載の通信システム。
- 前記特定のデータは、前記データ送信装置から前記データ受信装置に送信されるべきFAXデータを含み、
前記データ受信装置は、さらに、
前記FAXデータによって表わされる特定の画像をユーザに提供する提供部を備え、
前記データ送信装置は、前記データ受信装置の付属装置であって、前記FAXデータによって表わされる画像を前記ユーザに提供するための機能を備えていない前記付属装置であり、
前記データ送信装置は、さらに、
一般公衆回線が接続されるインターフェースと、
前記インターフェースを用いて、前記一般公衆回線を介した前記FAXデータの受信を実行するFAX通信部と、を備える、請求項4又は5に記載の通信システム。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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