JP5557618B2 - 車両の充電システム - Google Patents

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Description

この発明は、バッテリが搭載された車両の充電システムに関するものであり、特にバッテリへ非接触充電を行う際の位置合わせに係る。
従来、電動車両等のバッテリへ非接触充電を行う充電システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の充電システムにあっては、車両のフロア下に配置された受電側コイルの位置と駐車スペースに埋設された送電側コイルの位置とが正対するように運転者が車両を移動させる必要がある。
さらに、非接触式の充電システムとしては、手動操作信号、無線、赤外線、又は、超短波による充電供給指令信号が入力されると充電を開始するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−111168号公報 特開平8−237890号公報
ところで、車両用の充電システムにあっては、近年、更なる充電時間の短縮化が望まれている。しかしながら、上述した従来の充電システムのように非接触で充電を行う場合には、コイル等の受電部と送電部との位置ズレによる充電効率低下が著しく、また受電部および送電部が車両下方に配置されることから、運転者が正確な位置を把握し難く、受電部および送電部の位置あわせに熟練が要求されるため、充電時間の更なる短縮化が困難になるという課題がある。
また、フロア下を撮影するカメラ等を用いて受電部と送電部との現在位置を運転者に認識させる方法も考えられるが、フロア下で受電部および送電部を撮影しようとした場合、カメラと受電部との距離が十分に確保できずに画像が歪んでしまい画像処理が必要となる。そのため画像処理用のソフトウェアが新たに必要になりコストが上昇してしまうと共に、新たにカメラを設ける分だけ部品点数が増加してコストが上昇してしまうという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、コスト上昇を抑制しつつ運転者の熟練度に関わらず充電効率を向上し、充電時間の短縮化を図ることができる車両の充電システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、バッテリ(例えば、実施形態における高圧バッテリ11)の充電電力でモータ(例えば、実施形態における第1モータ3、第2モータ4、および、第3モータ5)を駆動して走行する車両(例えば、実施形態における車両1)に設けられた受電部(例えば、実施形態における受電コイル21)、および、該車両の外部に設けられた送電部(例えば、実施形態における送電コイル22)を介して非接触で前記バッテリを充電する充電システムにおいて、非接触充電の充電効率を検出する効率検出手段(例えば、実施形態における効率検出手段40)と、該効率検出手段により検出された充電効率に基づき前記車両外部の送電部に対する前記車両の受電部の最適な充電位置を設定する充電位置設定手段(例えば、実施形態における充電位置設定手段41)と、前記充電効率の値が最適値となるように前記車両の左右位置を微調整する微調整機構(例えば、実施形態における微調整機構30)と、を備え、前記微調整機構は、前記車両外部に設けられて前記車両全体を左右方向に移動可能な車両搬送機構であることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記充電位置設定手段が前記車両に設けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、効率検出手段により充電効率を検知するとともに、充電位置設定手段により車両前後方向における最も充電効率が高い位置、および、車両左右方向における最も充電効率が高い位置を検索し、これら両方の条件を満たした位置を充電位置として設定することで、充電位置を、車両外部の送電部に対して車両の受電部が正対した位置にすることができるため、カメラ等を用いて送電部に対する受電部の位置を確認する場合と比較して、コストの上昇を抑制し、さらに運転者の熟練度に関わらずに充電時間の短縮化を図ることができる効果がある。
また、車両の前後方向の位置を充電効率の値が最適値となる位置に合わせ、さらに充電効率の値が最適値となるように車両の左右位置を微調整機構により微調整することができるため、運転者の操作による調整が難しい車両の左右位置を容易に最適な充電位置に移動させることができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、充電位置設定手段が車両に設けられることで、例えば車両の前後位置を最も充電効率が高い位置に移動させる場合に、車両外部に充電位置設定手段が設けられている場合と比較して、迅速に判別結果を利用した制御処理を行って車両の移動を開始させることができるため、商品性を向上できる効果がある。
本発明の実施形態における車両の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における充電システムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態における微調整機構の斜視図である。 本発明の実施形態における統合ECUのブロック図である。 本発明の実施形態における第2モータおよび第3モータによる車両の前後移動の説明図であり、(a)は前方への移動、(b)は後方への移動を示す。 本発明の実施形態における充電効率と送電コイルに対する受電コイルの位置の関係を示すグラフである。 本発明の実施形態における充電システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の別実施例における図1に相当するブロック図である。 本発明の実施形態の別実施例の他の態様における図1に相当するブロック図である。
次に、この発明の実施形態における車両の充電システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施形態の充電システムの概略構成を示している。車両1は、駆動源としてエンジン2と、このエンジン2に駆動軸(不図示)が接続された第1モータジェネレータ3とを備え、これらエンジン2および第1モータジェネレータ3の駆動力がトランスミッション(不図示)およびディファレンシャル(不図示)を介して車両の前輪Wf(図2参照)に伝達可能に構成される。一方、車両1の2つの後輪Wr(図2参照)には、第2モータジェネレータ4、および、第3モータジェネレータ5がそれぞれ接続され、各駆動力が後輪Wrに伝達可能に構成される。第2モータジェネレータ4の駆動軸6と第3モータジェネレータ5の駆動軸7とはギヤボックス(G−BOX)8を介して接続され、これら第2モータジェネレータ4、第3モータジェネレータ5、および、ギヤボックス8によりリヤユニット9が構成される。
車両1が減速する際には、前輪Wfから第1モータジェネレータ3に駆動力が伝達されて、第1モータジェネレータ3が発電機として機能するとともに、後輪Wrから第2モータジェネレータ4および第3モータジェネレータ5に駆動力が伝達されて、第2モータジェネレータ4および第3モータジェネレータ5が発電機として機能し、第1モータジェネレータ3、第2モータジェネレータ4、および、第3モータジェネレータ5がいわゆる回生制動力を発生する。
第1モータジェネレータ3および第2モータジェネレータ4は、DCブラシレスモータなどとされ、第1モータジェネレータ3には第1PDU(パワードライブユニット)10aを介して高圧バッテリ11が接続される。また、第2モータジェネレータ4には第2PDU(パワードライブユニット)10bを介して高圧バッテリ11が接続され、第3モータジェネレータ5には第3PDU10cを介して高圧バッテリ11が接続される。
第1PDU10aには、第1モータECU(電子制御ユニット)12aが接続され、第2PDU10bには、第2モータECU(電子制御ユニット)12bが接続され、さらに、第3PDU10cには、第3モータECU(電子制御ユニット)12cが接続される。
第1PDU10a、第2PDU10b、および、第3PDU10cは、それぞれスイッチング素子をブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備してパルス幅変調(PWM)により駆動されるPWMインバータ(不図示)を備えて構成される。
第1PDU10aは、第1モータECU12aのパルス幅変調によるゲート制御信号を受けて、第1モータジェネレータ3の駆動および発電(回生)を制御する。同様に、第2PDU10bは、第2モータECU12bのパルス幅変調によるゲート制御信号を受けて、第2モータジェネレータ4の駆動および発電(回生)を制御し、第3PDU10cは、第3モータECU12cのパルス幅変調によるゲート制御信号を受けて、第3モータジェネレータ5の駆動および発電(回生)を制御する。
より具体的には、第1PDU10aは、パルス幅変調によるゲート制御信号を受けて第1モータジェネレータ3の駆動時に高圧バッテリ11から出力される直流電力を3相交流電力に変換して第1モータジェネレータ3へ供給する一方、第1モータジェネレータ3の発電(回生)時には、第1モータジェネレータ3から出力される3相交流電力を直流電力に変換して高圧バッテリ11を充電する。
同様に、第2PDU10bおよび第3PDU10cは、それぞれ第2モータジェネレータ4の駆動時および、第3モータジェネレータ5の駆動時に、高圧バッテリ11から出力される直流電力を3相交流電力に変換して、それぞれが対応する第2モータジェネレータ4および第3モータジェネレータ5に供給する一方、第2モータジェネレータ4の発電(回生)時および、第3モータジェネレータの発電(回生)時には、第2モータジェネレータ4および第3モータジェネレータから出力される3相交流電力を直流電力にそれぞれ変換して高圧バッテリ11を充電する。
高圧バッテリ11には、充電状態(SOC;ステイトオブチャージ)等を監視してマネジメントを行うバッテリECU13が接続される一方、主に補機類への駆動電力を供給する12Vバッテリ14がコンバータ(CONV)15を介して接続される。コンバータ15、12Vバッテリ14およびバッテリECU13はそれぞれ電源ECU16に接続され、この電源ECU16により、高圧バッテリ11の充電状態および12Vバッテリ14の充電状態に応じて、高圧バッテリ11の電力をコンバータ15により降圧して12Vバッテリ14を充電する制御が行われる。
エンジン2には、アクセルペダルセンサやエアフロメータ(何れも不図示)などの検出結果に基づきインジェクションによる燃料噴射量等を変化させてエンジン2を制御するエンジン(ENG)ECU17が接続される。
エンジンECU17、第1モータECU12a、第2モータECU12bおよび第3モータECU12cは、HEVECU18に接続される。このHEVECU18は、エンジン2、第1モータジェネレータ3、第2モータジェネレータ4、および、第3モータジェネレータ5による駆動力配分や第1モータジェネレータ3、第2モータジェネレータ4、および、第3モータジェネレータ5による回生量を決定して、エンジンECU17、第1モータECU12a、第2モータECU12bへ制御指令を出力する。
HEVECU18と電源ECU16とは、各種車載ユニットを統合制御する統合ECU19に接続される。統合ECU19は、車載された図示しない各種センサや各種車載ユニットを監視しており、例えば、車両1に何らかの異常が生じた場合には、その異常の種類に応じた車両制御を行うべく、各車載ユニットに対する制御指令を出力する。
図2に示すように、上述した高圧バッテリ11には、充電制御回路20を介して受電コイル21が接続される。この受電コイル21は、車両1の左右前輪Wfと左右後輪Wrとの間のフロア下に配置されて、車両1の外部に設けられた送電コイル22から発せられる磁束により交流の誘導起電力を誘起する。この受電コイル21で誘起された交流の誘導起電力は充電制御回路20に入力される。充電制御回路20は、上述した統合ECU19の制御指令に従って、受電コイル21に誘起された交流の誘導起電力を直流電力に変換して、高圧バッテリ11を充電する。
一方、送電コイル22は、車両1の外部の駐車スペース等に埋設等により配置される。送電コイル22は、電源供給部23に接続される。この電源供給部23は、電源制御装置24からの制御指令に基づき交流の電流を送電コイル22に供給する。この電源供給部23による送電コイル22への交流電流の通電によって送電コイル22から磁束が発生される。
図2,3に示すように、車両1の外部には、さらに車両1の左右位置を微調整する微調整機構30が設けられる。この微調整機構30は、車両1の進入方向(図3中、矢印で示す)に対して垂直な方向に延在する前コンベア31、後コンベア32を備えている。これら前コンベア31と後コンベア32とはそれぞれ上面が周囲の地面GLに対して略面一に露出して配置される。前コンベア31には車両1の左右前輪Wf,Wfを同時に載せることが可能であり、さらに後コンベア32には車両1の左右後輪Wr,Wrを同時に載せることが可能である。前コンベア31と後コンベア32とは、前輪Wfが前コンベア31に載ったときに同時に後輪Wrが後コンベア32に載るように所定の間隔で配置される。
前コンベア31と後コンベア32との間には、上述した送電コイル22が配置される。前コンベア31と後コンベア32とは同期して駆動され、通常は同方向に回転するようになっている。前コンベア31に前輪Wfが載り、後コンベア32に後輪Wrが載った状態で回転駆動させると、車両1の左右位置、より具体的には送電コイル22に対する受電コイル21の左右方向の位置が移動される。ここで、前コンベア31、後コンベア32の幅寸法は、車両前後方向の充電位置の調整を行う関係で、送電コイル22の幅寸法および受電コイル21の幅寸法を加算した寸法よりも若干大きく設定されるのが好ましい。なお、車両1が微調整機構30に対して斜めに進入したことを位置検出用のセンサ等を設けて検出し、前コンベア31と後コンベア32との回転量を異ならせて、車両1の前後方向を前コンベア31および後コンベア32に対して垂直となるように調整するようにしてもよい。
ところで、図4に示すように、上述した車両1の統合ECU19には、上記送電コイル22および受電コイル21を介して行われる非接触充電による充電効率を検出する効率検出手段40が設けられる。この効率検出手段40は、電源供給部23から送電コイル22へ出力される電力と、受電コイル21により誘起される電力との比率により充電効率を検出し、この検出結果を、同じく統合ECU19に設けられた充電位置設定手段41へ出力する。ここで、充電効率を求める際に効率検出手段40で用いられる電力の値、すなわち電源供給部23から送電コイル22へ出力される電力の値は、車両外部の設備が同一で常に同一の電力で充電されるのであれば、予めメモリ等に記憶させ、効率検出手段40によって充電効率を求める際に呼び出して用いるようにすればよい。一方、常に同一の電力とならない場合は、無線などの通信手段を用いて、電源供給部23又は電源供給部23を制御する電源制御装置24から、電力の情報を受信して用いるようにすればよい。
充電位置設定手段41は、効率検出手段40により検出された充電効率に基づき送電コイル22に対する受電コイル21の最適な充電位置を判別する。具体的には、車両1が停車され、運転者により充電を開始するための所定の操作入力が行われると、統合ECU19が第2モータECU12bおよび第3モータECU12cに対して駆動信号を出力して、図5に示すように、第2モータ4および第3モータ5により車両1を前後方向に移動させる。この際、効率検出手段40により車両1が前後方向に移動している際中の充電効率が検出記録され、各位置の充電効率と検出位置とが対応付けられてメモリ等の記憶手段に記憶される。
充電位置設定手段41は、記憶された充電効率の中から最も高い値の充電効率を検索して、この検索された最も高い値の充電効率に対応付けられている検出位置を車両前後方向の充電位置として設定し、この充電位置に車両1を第2モータ4および第3モータ5により移動させて停止させる。ここで、上記充電を開始するための所定の操作入力は、例えば、車両内部に設けられたスイッチ等の入力手段(図示略)を介して入力される。
車両前後方向の充電位置が設定されると、統合ECUが無線等の通信回線を介して車両外部の電源制御装置24のコンベア制御部(不図示)に対して駆動指令を出力し、微調整機構30により車両1を左右方向へ移動させる。この際、効率検出手段40によって移動中の充電効率が検出され、各位置の充電効率と検出位置とが対応付けられてメモリ等の記憶手段に記憶される。充電位置設定手段41は、記憶された充電効率の中から最も高い値の充電効率を検索して、この検索された充電効率に対応付けられている検出位置を車両左右方向の充電位置として設定し、この充電位置に車両1を微調整機構30により移動させて停止させる。
図6は、縦軸を充電効率、横軸を送電コイ22ルに対する受電コイル21の位置、より具体的には、送電コイル22に対向する受電コイルの水平方向のズレ量としたグラフである。このグラフに示すように、送電コイル22と受電コイル21とが正対して水平方向のズレ量が「0」の場合に充電効率が最も高くなり(最高効率位置)、ズレ量が増えるにつれて急激に充電効率が低下する。つまり上述した充電位置設定手段41は、充電効率が最も高くなる位置を、送電コイル22と受電コイルとが正対して水平方向のズレ量が「0」になる充電位置に設定している。
この実施形態における充電システムは、上述した構成を備えており、次に、この充電システムの動作について図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、統合ECU19にて、車両1が停止したか否かを判定し(ステップS01)、車両が停止したと判定された場合(ステップS01でYes)には、ユーザ操作により充電開始信号が入力されたか否かを判定する(ステップS02)。充電開始信号が入力された場合(ステップS02でYes)、予備充電を開始する(ステップS03)。一方、車両1が停止していない場合(ステップS01でNo)、および、充電開始信号が入力されていない場合(ステップS02でNo)には、上述した判定処理を繰り返す。
統合ECU19は、予備充電を開始すると、無線等の通信手段により車両外部の電源制御装置24に予備充電を開始する旨の制御指令を出力し、送電コイル22により磁束を発生させる。
次いで統合ECU19は、第2モータ4および第3モータ5を駆動して、車両1を前後方向へ変位させながら効率検出手段40により充電効率を検出し(ステップS04)、充電位置設定手段41によって最も高い充電効率(最大効率)を検索し、充電効率が最も高くなる位置(最大効率位置)に第2モータ4および第3モータ5の駆動により車両1を移動させて停止させる(ステップS06)。
さらに統合ECU19は、無線等の通信手段により車両外部のコンベア制御手段(不図示)に対して制御指令を出力し、微調整機構30により車両1を左右方向へ変位させながら充電効率を検出し(ステップS08)、充電位置設定手段41によって最も高い充電効率(最大効率)を検索し、充電効率が最も高くなる位置(最大効率位置)に微調整機構30によって車両1を移動させて停止させる(ステップS09)。そして、予備充電を終了して、本充電制御処理を(ステップS10)を行い、バッテリの充電が終了すると、上述した一連の制御処理を一旦終了する。
したがって、上述した実施形態における充電システムによれば、効率検出手段により充電効率を検知して、充電位置設定手段41により車両前後方向における充電効率が最も高い位置、および、車両左右方向における充電効率が最も高い位置を検索して、これら両方の条件を満たした位置を充電位置として設定することで、本充電制御処理を行う前に送電コイル22に対して受電コイル21が正対させることができるため、カメラ等を用いて送電コイル22に対する受電コイル21の位置を確認する場合と比較してコストの上昇を抑制し、さらに運転者の熟練度に関わらずに充電時間の短縮化を図ることができる。
また、充電位置設定手段41が車両1側に設けられることで、充電効率が最も高い位置に車両1を前後移動させる際に、車両外部に充電位置設定手段41が設けられる場合と比較して、迅速に判別結果を利用した制御処理を行って車両1を移動させることができるため、商品性を向上することができる。
さらに、車両1の前後方向の位置を最も充電効率が高い位置に合わせ、さらに充電効率が最も高くなるように車両1の左右位置を微調整機構30により微調整することができるため、運転者の操作による調整が難しい車両1の左右位置を容易に最適な充電位置に移動させることができる。
なお、この発明は上述した実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、車両1の前後方向の位置を充電効率が最も高い位置にした後に、車両1の左右方向の位置を充電効率が最も高い位置にする場合について説明したが、この順序に限られるものではなく、車両1の左右方向の位置を充電効率が最も高い位置にした後に、車両1の前後方向の位置を充電効率が最も高い位置にしたり、前後方向および左右方向への移動を略同時に行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車両1の後輪Wfに第2モータ4および第3モータ5を個別に接続する場合について説明したが、これに限られず、図8に示すように、第2モータ4のみを備えたリヤユニット109により左右後輪Wr,Wrを駆動して車両1を前後方向に移動させるようにしたり、図9に示すように、駆動軸6,7を介さずに車輪に設けられるインホイールモータである第2モータ104および第3モータ105を左右後輪Wr,Wrにそれぞれ設けて、これら第2モータ104および第3モータ105の駆動により車両1を前後方向に移動させるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、充電開始の操作入力を車室内に設けられたスイッチ等の入力手段を介して行う場合について説明したが、入力手段は、車両外部の例えば電源制御装置24等に設けるようにしても良い。
また、上述した実施形態では、第2モータ4および第3モータ5を用いて自動的に車両1を前後方向に移動させる場合について説明したが、前後方向については運転者がアクセルおよびブレーキ操作により車両1を移動させるようにしても良い。
さらに、上述した実施形態では、受電コイルと送電コイルとによる電磁誘導型の非接触充電の場合について説明したが、受電部および送電部としてLC共振器や誘電体を用いる共鳴方の非接触充電に適用してもよい。
1 車両
3 第1モータ(モータ)
4 第2モータ(モータ)
5 第3モータ(モータ)
11 高圧バッテリ(バッテリ)
21 受電コイル(受電部)
22 送電コイル(送電部)
40 効率検出手段
41 充電位置設定手段

Claims (2)

  1. バッテリの充電電力でモータを駆動して走行する車両に設けられた受電部、および、該車両の外部に設けられた送電部を介して非接触で前記バッテリを充電する充電システムにおいて、
    非接触充電の充電効率を検出する効率検出手段と、
    該効率検出手段により検出された充電効率に基づき前記車両外部の送電部に対する前記車両の受電部の最適な充電位置を設定する充電位置設定手段と
    前記充電効率の値が最適値となるように前記車両の左右位置を微調整する微調整機構と、を備え
    前記微調整機構は、前記車両外部に設けられて前記車両全体を左右方向に移動可能な車両搬送機構であることを特徴とする車両の充電システム。
  2. 前記充電位置設定手段は、前記車両に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の充電システム。
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