JP5556379B2 - 換気用スリーブ - Google Patents

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本発明は、建物の壁に施工され、屋内側と屋外側を連通する換気経路を形成する換気用スリーブに関するものである。
例えば、この種の換気用スリーブは次のような構成となっていた。
即ち、硬質塩化ビニル管等の樹脂管の一端に略垂直方向に張出したフランジ部を備えた通気パイプとこのパイプに挿入される気密ラバーで構成されている。そして、この施工方法は、建物の壁に開口した換気口にこの通気パイプを挿入し、フランジ部を壁に固定してから、反対側から気密ラバーを挿入して換気用のスリーブとしていた(特許文献1参照)。
特開平9―177299号公報
このような換気用スリーブで問題となるのは、壁の厚みに合わせてスリーブの長さを調節しなければならないということである。
すなわち、壁の厚みはそれぞれの建物によって異なり、また建物でも壁の場所によって厚みが異なることがある。従って、施工部分の換気口の壁の厚みを測定してパイプを事前に裁断しておくか、一端のフランジ部を固定したのち他方で壁から突き出したパイプを切断しなければならない。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、パイプ切断の工数を削減し、簡単に建物の壁に施工できる、屋内側と屋外側を連通する換気経路を形成する換気用スリーブを提供するものである。
そして、この目的を解決するために、本発明は、ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成したことにより、第1スリーブと第2スリーブを螺合していくと第2スリーブの内側にスリーブが挿入されていくので、パイプを切断することなく屋内側と屋外側を連通する換気経路が形成され、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態の換気装置の斜視図 同換気装置の分解斜視図 同換気装置の断面図 同換気装置の第2スリーブの円筒部を示す斜視図 本発明の第2の実施の形態の換気装置の断面図 本発明の第3の実施の形態の換気装置の斜視図 同換気装置の断面図
本発明の換気用スリーブは、ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能とした構成を有する。これにより、第1スリーブと第2スリーブを螺合していくと第2スリーブの内側にスリーブが挿入され、屋内側と屋外側を連通する換気経路が形成され、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、回動可能なフランジを構成したスリーブに、手でスリーブを回転させる取っ手を設けた構成を有する。これにより、第1スリーブと第2スリーブを螺合する際に取っ手を保持してスリーブを回転させることができるので、簡単に換気用スリーブを換気口に施工することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、第1スリーブもしくは第2スリーブのどちらかのねじ部を、先端部分の数山で形成するようにした構成を有する。これにより、第1スリーブと第2スリーブは常に螺合するねじ部の長さが同じであるため回動させる力が一定となり、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、内筒側のねじ部のねじ山は、軸方向から見た場合にねじ部が重ならないようにねじ山が欠けた不連続なねじとした構成を有する。これにより、内筒側のねじを成形する成形する金型はスライド構造を設けず作成することができ、簡単な金型で第2スリーブを成形することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、第1スリーブ、第2スリーブのそれぞれのスリーブ部端部に、それぞれのねじ山の開始位置が一致するマークを設けた構成を有する。これにより、第1スリーブのスリーブ部端部の第1マークと第2スリーブのスリーブ部端部の第2マークをあわせ、そしてスリーブを回転させればそれぞれのねじがスムーズに螺合していくので、簡単に換気用スリーブを換気口に施工することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、第1スリーブを壁に開口した換気口の屋内側に配置し、第1スリーブと第2スリーブの内周面の下部が屋外側に向かい下り勾配となる傾斜を設けた構成を有する。これにより、屋内側又は屋外側から第1スリーブ内に侵入した水は室外側に向かい下り勾配となる傾斜により、第1スリーブ端部から第2スリーブ内に流れ、さらに第2スリーブでも設けた勾配により屋外側に向かい下り勾配となる傾斜により、第2スリーブ端部から屋外へ排水され、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、第1スリーブのフランジ側の円筒外周に孔用リブを設けた構成を有する。これにより、第1スリーブを挿入する際に、壁に開口した換気口に孔用リブが当たって第1スリーブが位置決めされ、円筒部が換気口の中央に位置してその周囲に第2スリーブを螺合するための隙間を確保することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、第1スリーブのフランジ部を回動可能とし、第2スリーブのフランジを壁面に固定する構成を有する。これにより、第2スリーブの外径に合わせて壁に換気口となる孔をあけ、第2スリーブのフランジを壁面に固定すれば、第2スリーブの外径より第1スリーブの外径は小さく、第2スリーブのフランジ固定壁面の反対側の壁面から簡単に第1スリーブを施工することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、屋外側のフランジに壁面から突出した水切り部を設けた構成を有する。これにより、この水切り部が下側に位置するように施工すると、屋外側フランジを伝う雨水が水切部へと伝い、壁面から離れて滴下することになるので、汚れた水による壁面の汚れを低減する、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、屋外側の壁面にあるフランジに係合する屋外フードを設けた構成を有する。これにより、換気用スリーブを換気口に施工したあと、屋外フードを屋外側の壁面にあるフランジに係合すれば、屋外フードが雨を遮り、屋外からの雨水が換気用スリーブ内に浸入することを防止することができ、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、屋外フード、又は屋外フードとフランジを金属製とした構成を有する。これにより、紫外線による強度劣化を防止され、また施工時のねじ締めなど外的負荷に対する強度が向上し、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
また、屋外側のフランジをスリーブの円周方向に回動可能とし、屋外フードにスリーブ端部に当たる押さえリブを設けた構成を有する。これにより、屋外フードを壁に固定すると、屋外側フードの押さえリブが屋外側のスリーブ端部に当たっているので、第1スリーブと第2スリーブのネジが緩んで、スリーブが屋外側に出てくることを防止し、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、建物の壁1に換気口となる孔2が開口されており、屋内3と屋外4はこの孔2により連通している。そして、この孔2に換気用スリーブ5が施工されている。
図2、図3、図4に示すように、この換気用スリーブ5は、第1円筒部6aの端部に第1フランジ6bを形成した第1スリーブ6と、第2円筒部7aと第2フランジ7bとで構成される第2スリーブ7とで構成される。前記第2円筒部7aの一端部の外周には突出縁8を形成するとともに取っ手9を形成し、前記第2フランジ7bに前記第2円筒部7aに嵌り合う円形の第2フランジ内孔10を形成している。
前記第1スリーブ6の第1円筒部6aの外周面にはねじ部6cが形成されるとともに、前記第2スリーブ7の第2円筒部7aの内周面にはねじ部7cが形成されており、このねじ部6cとねじ部7cは螺合し、前記第1スリーブ6が内側、第2スリーブ7が外側となる。前記ねじ部6cは第1円筒部6a外周面に長さL1に渡って形成されるが、前記ねじ部7cは第2円筒部7aの内周面の一端部に1〜5ねじ山ピッチ程度のねじ部長さL2に形成される。
前記ねじ部7cを形成するねじ山11は、第2円筒部7aの軸12方向から見た場合にねじ部7cが重ならないようにねじ山11は欠けていて、ねじ山11a、11b・・と不連続なねじ部となっている。
前記第1スリーブ6の第1円筒部6aのねじ山開始位置と前記第2スリーブ7の第2円筒部7aのねじ山11開始位置が一致する位置には、第1マーク13と第2マーク14を一致させて設ける。
前記第1スリーブ6の第1円筒部6aの内周部はなだらかな円錐形状であり、下部15は屋外側に向かい下り勾配θの傾斜を有する。同様に、第2スリーブ7の第2円筒部7aの内周部もなだらかな円錐形状であり、屋外側に向かい下り勾配θ同等の傾斜を有する。
前記第1スリーブ6の第1円筒部6aの第1フランジ6b側の外周には孔用リブ16を設ける。この孔用リブ16は第1円筒部6aの外周にほぼ均等に数箇所形成され、孔用リブ16の外周寸法D1は、第2円筒部7aの外周寸法D2よりも大きい。また、第1フランジ6bには壁1にねじ止めするためのねじ孔17が設けてある。
上記構成において、第2フランジ7bの第2フランジ内孔10を第2円筒部7aに通すと、第2フランジ7bは第2円筒部7aの周りを回動し、突出縁8により通した反対側の端部から抜け出ることはなく、フランジがスリーブの円周方向に回動可能な第2スリーブ7となる。
壁1に開口された換気口となる孔2の孔径は孔用リブ16の外周寸法D1であり、本実施の形態では屋内側から第1スリーブ6を孔2に挿入し、第1フランジ6bに設けたねじ孔17を使い、ねじ(図省略)で第1フランジ6bを壁1に固定する。この状態で、第1スリーブ6の第1円筒部6aはその外周に数箇所形成された孔用リブ16により、孔2の一方に偏ることなく、ほぼ孔2の中央部に位置する。つまり、第1円筒部6aの外周と孔2には孔用リブ16の高さ分の空間が形成されていることになる。
なお、図示しないが、この孔用リブ16の第1フランジ6b側に切り込みを設け、孔用リブ16の径方向の高さを調整できるようにすると良い。すなわち、孔用リブ16は、第1フランジ6bと第1円筒部6aとに接するように設けられているが、第1フランジ6bと接する部分に外周方向から切り込みを入れておく。このような構成であれば、孔用リブ16の外周側は折ったり、切り取って、その外周側の頂点と第1円筒部6aの中心軸からの距離を変えることができる。従って、建物の壁1設けた孔2の開口寸法に多少狂いが生じてもガタツキの無い換気用スリーブ5の施工が可能となる。
前記第2スリーブ7は屋外から挿入する。このとき、第2スリーブ7の第2マーク14を第1スリーブ6の第1マーク13と一致するように挿入し、取っ手9を使って第2円筒部7aを回転させると、第2円筒部7aのねじ山11の開始位置と第1円筒部6aのねじ山開始位置が一致しているので、回転とともに螺合する。すなわち、第2マーク14と第1マーク13はねじの位置を合わせるもので、空回りさせることなく螺合させることができる。そして、第2円筒部7aの回転を続けると、第2スリーブ7の内側に第1スリーブ6が挿入されていき、すなわち第1円筒部6aの外周と孔2には孔用リブ16の高さ分の空間部に第2スリーブ7が孔2に当たることなく収納されていき、第2フランジ7bが壁1にあたって突出縁8と壁1ではさまれて保持されると、屋内3側と屋外4側を連通する換気経路が形成され、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができる。
なお、取っ手9は、突出縁8に数本の角柱を突き出すようにして形成したが、円柱状でもよく、第2スリーブ7が手で回転させやすいものであれば構わない。また、第2スリーブ7に契合する回転冶具を別品とし用意し、この回転冶具を第2スリーブ7に嵌めて回転させるようにしてもよい。
第1スリーブ6と第2スリーブ7の長さは一般的に想定される壁厚みのうち最も薄い壁の幅寸法にあわせて施工できるように設定すればよい。そうすると、それよりも厚い壁であっても第2スリーブ7が螺合できる範囲までの厚みに対応できる。具体的には、第1スリーブ6の寸法は90mm程度であり、100〜150mmの壁厚に対応できる。
第1スリーブ6と第2スリーブ7の長さ寸法は同じにしなくても構わないが、壁厚に対応できる範囲は少なくなる。しかし、薄い壁に設置されるケースが少ないと判断できれば、第1スリーブ6の長さは一般的に想定される壁厚みのうち最も薄い壁の幅寸法よりも長くしておき、第2スリーブ7の長さ寸法をその壁厚とほぼ同じにしておくとよい。数少ない薄い壁に施工する場合は、現場で第1スリーブ6を切断すれば同じように施工することができる。
また、第2スリーブ7のねじ部7cの長さL2は第2円筒部7aの内周面の一端部に1〜5ねじ山ピッチ程度で形成されている。したがって、第1スリーブ6の第1円筒部6a外周面に長さL1に渡って形成されたねじ部6cの範囲で第2スリーブ7は移動するが、螺合するねじ部の長さが同じであるため回動させる力が一定であり、施工性がよい。
また、ねじ部7cを形成するねじ山11は、ねじ山11a、11b・・と不連続なねじ部で形成し、軸12方向から見た場合にねじ部7cのねじ山11a、11b・・が重ならないので、第2円筒部7aを金型で成形する場合には、金型のスライド方向を軸12方向にすれば、たとえばスライドコアーなどの複雑な金型構成を講じる必要もなく、安価に第2円筒部7aを成形することができる。
また、上記構成において、前記第1スリーブ6の第1円筒部6aの内周部の下部15は屋外側に向かい下り勾配θの傾斜を有し、同様に、第2スリーブ7の第2円筒部7aの内周部も屋外側に向かい下り勾配θ同等の傾斜を有するので、これにより、屋内3側又は屋外4側から第1スリーブ6内に侵入した水は室外側に向かい下り勾配となる傾斜により、第1スリーブ6端部から第2スリーブ7内に流れ、さらに第2スリーブ7の第2円筒部7aの内周部に設けられた勾配により、屋外側に向かい下り勾配となる傾斜により、第2スリーブ端部から屋外へ排水されることになる。
(実施の形態2)
図5に示すように、建物の壁1に換気口となる孔2が開口されており、屋内3と屋外4はこの孔2により連通している。そして、この孔2に換気用スリーブ5が施工されている。
この換気用スリーブ5は、第1円筒部18aの端部に第1フランジ18bを形成した第1スリーブ18と、第2円筒部19aと第2フランジ19bとで構成される第2スリーブ19とで構成される。前記第2円筒部19aの一端部の外周には突出縁20を形成するとともに取っ手21を形成し、前記第2フランジ19bに前記第2円筒部19aに嵌り合う円形の第2フランジ内孔22を形成している。そして、前記第1スリーブ18の第1円筒部18aの内周面にはねじ部18cが形成されるとともに、前記第2スリーブ19の第2円筒部19aの外周面にはねじ部19cが形成されており、このねじ部18cとねじ部19cは螺合し、前記第1スリーブ6が外側、第2スリーブ7が内側の2重となった換気用スリーブ5が構成される。また、第1フランジ18bはネジ51により壁1に固定されている。
上記構成において、第1スリーブ18の第1円筒部18aの外径D3に合わせて壁1に換気口となる孔2をあけ、第1スリーブ18の第1フランジ18bを壁1にネジ51により固定すれば、第1スリーブの第1円筒部18aの外径D3より第2スリーブ19の外径D4は小さいので、第1スリーブ18の第1フランジ18bを固定する壁面の反対側の壁面から簡単に第2スリーブ19を施工することができ、換気用スリーブ5を簡単に建物の壁に施工することができるという効果を奏する。さらに、第1スリーブ18を壁に固定する際に孔2から塵埃やコンクリ粒などの落下物が発生しても、ねじ部18cが第1円筒部18aで覆われているため、落下物がねじ部18cに付着しないので、第2スリーブ19の第2円筒部19aのねじ部19cを螺合していくときに落下物による支障が発生しにくくなるという効果を奏する。
(実施の形態3)
図6、図7において、図2および図3と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6、図7に示すように、屋外フード23は第2フランジ7bとほぼ大きさが同じ鍔部24を有し、鍔部24の中央には開口25があり、この開口25はカバー部26で屋外4側が覆われ、このカバー部26の下側に格子状の下部開口部27が形成してある。すなわち、屋外フード23は風路がL字状のエルボ形状であり、水平方向の開口25と垂直方向の下部開口部27が連通している。
第2フランジ7bの上部には屋外4側にむかって突出した屋外フード掛け爪28を設け、また第2フランジ7bの下部には、壁面から突出した水切り部29と第2フランジ7bを固定するためのねじ孔30が設けてある。屋外フード23の上部には、屋外フード掛け爪28が嵌るフード掛け部31を形成し、屋外フード23の下部には、ねじ孔30に一致するところにフード固定孔32が設けてある。また、屋外フード23のカバー部26内部には、屋外フード23を第2フランジ7bに取付けたとき、その先端位置が第2円筒部7aの屋外側面33に一致するように形成した押さえリブ34を設ける。
また、屋外フード23、又は屋外フード23と第2フランジ7bを鉄製などの金属で製作したものである。
上記構成において、第2円筒部7aを回転させて、第2スリーブ7の内側に第1スリーブ6が挿入され、第2フランジ7bは、突出縁8と壁1ではさまれて保持されると屋内側と屋外側を連通する換気経路が形成される。このとき第2フランジ7bは回転可能であるので、屋外フード掛け爪28が最上部になるように位置を調整しておく。そして、この屋外フード掛け爪28にフード掛け部31を引っ掛けて屋外フード23を取り付け、フード固定孔32とねじ孔30とをネジ52で壁1に固定する。このように、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工し、屋外フードを簡単に取付けることができる。そして、下部開口部27が下向きに開口しているので、カバー部26が雨を遮り、屋外4からの雨水が換気用スリーブ5内に浸入することを防止することができる。
また、屋外フード23を壁1に固定すると、押さえリブ34のその先端位置が第2フランジ7bの屋外側面33に一致することになり、すなわち第2円筒部7aの一端部の外周の突出縁8に当たることになるので、第1スリーブ6と第2スリーブ7の螺合状態が緩んで、第2スリーブ7が屋外4側に出てくることを防止するという効果を奏する。
また、壁面から突出した水切り部29は下側に位置するように施工されるので、第2フランジ7bならびに屋外フード23の鍔部24を伝う雨水は水切り部29へと伝って流れ、壁1面から離れた水切り部29の最下部から滴下することになるので、第2フランジ7bの下側を集中して雨水が流れることによる壁面の汚れを低減する効果を奏する。
また、屋外4に露出する屋外フード23、又は屋外フード23と第2フランジ7bを鉄製で作成すると紫外線による材料の劣化をより軽減することができ、対候性が向上するもので、本実施の形態の屋外フード23と第2フランジ7bは金属製であっても簡単に作成することができる。
本発明によれば、端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成したことにより、第1スリーブと第2スリーブを螺合していくと第2スリーブの内側にスリーブが挿入されていくので、パイプを切断することなく屋内側と屋外側を連通する換気経路が形成され、換気用スリーブを簡単に建物の壁に施工することができるという効果を得ることができるので、壁を貫通する換気装置のみならず、空気調和機などのダクト施工、配管施工に用いることができる。
1 壁
3 屋内
4 屋外
5 換気用スリーブ
6 第1スリーブ
6a 第1円筒部
6b 第1フランジ
6c ねじ部
7 第2スリーブ
7a 第2円筒部
7b 第2フランジ
7c ねじ部
9 取っ手
13 第1マーク
14 第2マーク
15 下部
16 孔用リブ
18 第1スリーブ
18a 第1円筒部
18b 第1フランジ
18c ねじ部
19 第2スリーブ
19a 第2円筒部
19b 第2フランジ
19c ねじ部
21 取っ手
23 屋外フード
29 水切り部
33 屋外側面
34 押さえリブ

Claims (4)

  1. ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能とし、前記第1スリーブもしくは前記第2スリーブのどちらかの前記ねじ部を、先端部分の数山で形成するようにしたものであって、内筒側の前記ねじ部のねじ山を、軸方向から見た場合に前記ねじ部が重ならないように前記ねじ山が欠けた不連続なねじとした換気用スリーブ。
  2. ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能としたものであって、前記第1スリーブ、前記第2スリーブのそれぞれのスリーブ部端部に、それぞれのねじ山の開始位置が一致するマークを設けた換気用スリーブ。
  3. ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能としたものであって、前記第1スリーブの前記フランジ側の円筒外周に孔用リブを設けた換気用スリーブ。
  4. ともに円筒形であって端部にフランジを形成した、第1スリーブと第2スリーブとで構成され、前記第1スリーブの円筒外周面にねじ部を形成するとともに、前記第2スリーブの円筒内周面に前記ねじ部に螺合するねじ部を形成し、第1スリーブまたは第2スリーブどちらかのフランジをスリーブの円周方向に回動可能としたものであって、屋外側の前記フランジを前記スリーブの円周方向に回動可能とし、屋外フードに前記スリーブ端部に当たる押さえリブを設けた換気用スリーブ。
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