JP5554858B1 - 横積壁の構造柱の収縮調節システム - Google Patents

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Abstract

【課題】木造建築の横積壁構法の壁は、建設されてから壁材の生材から気乾材になるまでの期間は数年かかります、その間、壁高さ方向に収縮が行われ、そのため軒高さでは不陸が起こり、常時不陸調整が行われており、安定な接合方法が必要です。荷重を受け、構造部材であり、収縮機能を持つ収縮調節システムは空間の広間、多層階の設計に必要です。
【解決手段】横積壁構法の鉛直荷重を受ける壁組との不陸調整を梁に係合する構造柱の接合部に設ける、構造柱の柱頭部仕口は長ホゾとし、係合する梁にはホゾ穴を設ける、長ホゾは木造横積壁構法の収縮する長さに合わせた間隙を長さに持ち、最終収縮時には壁と柱の高さ以上とする長ホゾを持つ、調節は梁と構造柱の接合部に設置した不陸調整金物を連結したボルト及びナットの回転による横積壁の構造柱の収縮調節システムです。

【選択図】図1

Description

本発明は校倉構造、板倉構造、丸太組構法、ログハウスの木造建築の横積壁構法の壁高さは経年及び乾燥による収縮がある、鉛直荷重を受ける構造柱と係合する梁の接合部に於いて不陸調整のための横積壁の構造柱の収縮調節システムに関する。
本発明は校倉構造、板倉構造、丸太組構法、ログハウスの木造建築の横積壁構法の壁は、「乾燥」「なじみ」「荷重」により建設されてから壁材の生材から気乾材になるまでの期間は壁材量の直径が大きく芯材をも含むため数年かかります、その間壁高さ方向に収縮が行われます、壁と柱を組み合わせた場合、壁は収縮し、柱は収縮はありません、そのため建築軒高さでは不陸が起こり、常時不陸調整が行われております。
不陸調整のためには、図8に示すようにスクリュウジャッキが使われておりますが、スクリュウジャッキの上端の梁との接合はピン接合であり、スクリュウジャッキの下端の柱との接合は同じくピン接合です、これは不安定な接合方法です、このため柱接合部では重荷重では横に移動します、そのためこの接合部は荷重のかからない部分、片持ち梁の先端の見かけの柱として、構造としてではなくデザインとして用いられております。
横積壁構法の建築は床梁、屋根梁は横積壁で支持されているため、壁間長さに制限があり大きな空間は取れない、そのため小空間の構成になります、多層階では壁の重さが水平力の固定荷重に加算され不利になります。
壁材量の乾燥は人工乾燥があります、板材、小断面部材は使われますが、大断面材は現在の人工乾燥の技術では芯までの距離が長く効果はありません。
生材を使い、経年、乾燥にも対処できる構法が必要です。
荷重を受け、構造部材であり、収縮機能を持つ横積壁の構造柱の収縮調節システムとその不陸調整金物は必要になり、これは空間の広間、多層階の設計に必要です。
特許公開2001‐348951
丸太組技術基準・同解説 日本建築センター 夢の丸太小屋に暮らす(季刊誌) 山と渓谷社
木造建築の横積壁構法の壁は、「乾燥」「なじみ」「荷重」により建設されてから壁材の生材から気乾材になるまでの期間は壁材量の直径が大きく芯材をも含むため数年かかります、その間壁高さ方向に収縮が行われます、壁と柱を組み合わせた場合、壁は収縮し、柱は収縮はありません、そのため建築軒高さでは不陸が起こり、常時不陸調整が行われております。
不陸調整のためスクリュウジャッキが使われておりますが、スクリュウジャッキの上端の梁との接合はピン接合であり、スクリュウジャッキの下端の柱との接合は同じくピン接合です、これは不安定な接合方法です、このため柱接合部では重荷重では横に移動します、そのためこの接合部は荷重のかからない部分、片持ち梁の先端の見かけの柱として、構造としてではなくデザインとして用いられております。
生材を使い、経年、乾燥にも対処できる構法が必要です。
荷重を受け、構造部材であり、収縮機能を持つ横積壁の構造柱の収縮調節システムとその不陸調整金物は必要になり、これは空間の広間、多層階の設計に必要です。

上記の課題を解決するための第1の考案は、横積壁構法の鉛直荷重を受ける壁組と階高さ、軒高さの不陸調整を梁の下部に係合する構造柱の接合部において、構造柱の柱頭部仕口は長ホゾとし、係合する梁にはホゾ穴を設け、長ホゾは木造横積壁構法の収縮する長さに合わせた間隙長さを持ち、最終収縮時には壁と柱の高さ以上とする長ホゾを持ち、調節は梁と構造柱の接合部に設置した不陸調整金物を連結したボルト及びナット、ダブルナットの回転による横積壁の構造柱の収縮調節システムである。
また、第2の考案は、横積壁構法の鉛直荷重を受ける壁組と階高さ、軒高さの不陸調整を構造柱の下部に係合する梁又は土台の接合部において、構造柱の柱脚部仕口は長ホゾとし、係合する梁又は土台にはホゾ穴を設け、長ホゾは木造横積壁構法の収縮する長さに合わせた間隙長さを持ち、最終収縮時には壁と柱の高さ以上とする長ホゾを持ち、調節は梁又は土台と構造柱の接合部に設置した不陸調整金物を連結したボルト及びナット、ダブルナットの回転によることを特徴とする横積壁の構造柱の収縮調節システムである。
横積壁構法の壁材は直径30センチから40センチあり、壁段数も10段から15段があり、積重ねの間隙は荷重の重みにより接触しそしてなじみ下がります、段数が重なれば積み重ねになり、さらに木材は乾燥に伴い繊維の幅方向は収縮します、そのため階全体が収縮を行う。壁組と同様に構造柱の中で収縮が行われ、不陸調整が行われるのは横積壁の構造柱の収縮調節システムです。
横積壁の構造柱の収縮調節システムと不陸調整金物を柱脚接合部で行う方法である。
木造横積壁構法は平屋建て、小屋裏2階建ての構造物です。荷重を支える壁は横積壁で伝達されている。壁組は外壁、内部壁、内部鉛直支持壁があるが鉛直荷重伝達のために壁組構成は多くの材積が必要です。外壁、水平力を支持する壁組は必要だがその他の壁は天井と床間の高さの不陸調節がなされれば柱に変えることができ、間仕切り壁の軽い材量に変えることが可能だ、壁組がないことは内部は大きな見渡せる空間になり、住宅以外に利用する建物用途は多くなる。建物全体壁の材積が少なくなり固定荷重が低減されることにより水平力が低減され、材量コストが安価になり、不陸調整がなされれば階数を重ねることができる。木造の横積壁構法の構造空間の大きさ及び階数の積み重ねの構造計画に変革をもたらす。
横積壁の構造柱の収縮調節システムと不陸調整金物と設置位置を示した斜視説明図である。(実施例1) 実施例1の断面を示した説明図である。 構造柱、梁に取りつく不陸調整金物の立面を示した説明図である。(実施例1) 断面(ボルト4本)を示した立面説明図である。実施例1 実施例1の梁に取りつく不陸調整金物の平面を示した説明図である。 実施例1の柱に取りつく不陸調整金物の平面を示した説明図である。 土台と構造柱との間に位置した横積壁の構造柱の収縮調節システムと不陸調整金物斜視図を示した説明図である。(実施例2) スクリュージャッキの設置位置を示した斜視説明図である。
この発明の横積壁の構造柱の収縮調節システムと不陸調整金物を図面を参照しながら説明する。
図1は横積壁構法(1)の梁(2)と係合する構造柱(3)の位置と構造柱収縮調節シ
ステムと不陸調整金物(4)の詳細斜視図です、
構造柱(3)の端部は長ホゾ(5)がされ、係合する梁(2)にはホゾ穴(6)が仕口加工され、横積壁構法(1)の階高さ方向に収縮される長さの隙間をとる。
梁(2)と構造柱(3)との連結する不陸調整金物(4)は隙間を調節するためにボルト(7)及びダブルナット(8)、ナット(9)で構成される。不陸調整金物(4)は梁に接合する梁接合部(10)と構造柱に接合する構造柱接合部(11)がありその間をボルト(7)、内側にはダブルナット(8)が配置され、端部の両側にはナット(9)が配置される。
図2は実施例1の断面図を示した説明図であり構造柱の先端には長ホゾがあり、長ホゾ(5)を芯にした対称であり、高さの調整はダブルナット(8)で調整を行い、その後端部のナット(9)で締め付ける。
図3は実施例1のボルト(7)合計本数2本の立面を示した説明図である。
図4は実施例1のボルト(7)合計本数4本の立面を示した説明図である。
図5は実施例1の梁に取りつく梁接合部(10)不陸調整金物(4)の平面図を示した説明図である。
図6は実施例1の柱に取りつく構造柱接合部(11)不陸調整金物(4)の平面図を示した説明図である。
図7は実施例2であり、構造柱(3)の柱脚の係合する土台(12)とに用いる斜視説明図です。横積壁構法(1)の土台(12)と係合する構造柱(3)の位置と構造柱収縮調節システムと不陸調整金物(4)です、
構造柱(3)の端部は長ホゾ(5)がされ、係合する土台(12)にはホゾ穴(6)が仕口加工され、横積壁構法(1)の階高さ方向に収縮される長さの隙間をとる。
土台(12)と構造柱(3)との連結する不陸調整金物(4)は隙間を調節するためにボルト(7)及びダブルナット(8)、ナット(9)で構成される。不陸調整金物(4)は梁に接合する梁接合部(10)と構造柱に接合する構造柱接合部(11)がありその間をボルト(7)、内側にはダブルナット(8)が配置され、端部の両側にはナット(9)が配置される。

横組構法の鉛直荷重伝達に構造耐力上で不陸調整可能な新しい方式が追加されることは、室内空間構成が大きくなり、多階層構造物ができ、壁材の材積が少なくなり、少コストに貢献できる。丸太断面が大きく、内部まで生材から気乾材までの乾燥する時間は数年かかるが、素材は乾燥を待たずに木材の収縮を考慮に入れた建設が可能になる。
1 横積壁構法
2 梁
3 構造柱
4 不陸調整金物
5 長ホゾ
6 ホゾ穴
7 ボルト
8 ダブルナット
9 ナット
10 梁接合部
11 構造柱接合部
12 土台
13 横積壁
14 ボルトを溶接した金物
15 ボルトが通りナットで押える金物

Claims (2)

  1. 横積壁構法の鉛直荷重を受ける壁組と階高さ、軒高さの不陸調整を梁の下部に係合する構造柱の接合部において、構造柱の柱頭部仕口は長ホゾとし、係合する梁にはホゾ穴を設け、長ホゾは木造横積壁構法の収縮する長さに合わせた間隙長さを持ち、最終収縮時には壁と柱の高さ以上とする長ホゾを持ち、調節は梁と構造柱の接合部に設置した不陸調整金物を連結したボルト及びナット、ダブルナットの回転によることを特徴とする横積壁の構造柱の収縮調節システム。
  2. 横積壁構法の鉛直荷重を受ける壁組と階高さ、軒高さの不陸調整を構造柱の下部に係合する梁又は土台の接合部において、構造柱の柱脚部仕口は長ホゾとし、係合する梁又は土台にはホゾ穴を設け、長ホゾは木造横積壁構法の収縮する長さに合わせた間隙長さを持ち、最終収縮時には壁と柱の高さ以上とする長ホゾを持ち、調節は梁又は土台と構造柱の接合部に設置した不陸調整金物を連結したボルト及びナット、ダブルナットの回転によることを特徴とする横積壁の構造柱の収縮調節システム。
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