JP5554597B2 - 文字入力装置、文字入力方法、および文字入力方法を備えたプログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法、および文字入力方法を備えたプログラム Download PDF

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Description

本発明は、FEP(Front End Processor)を用いた文字入力装置に関するものであり、特に携帯電話に関わる文字入力装置である。
携帯電話の電子メールやインターネットのブログなどで使用される文字入力装置で、絵文字や顔文字が使用されることがある。このような文字入力装置において、絵文字や顔文字、記号などの特殊文字を入力する方法は主に2つある。1つは、文字を入力して文字変換候補を表示し、表示された変換候補から特殊文字を得る方法である。例えば、傘を示す絵文字を入力したい場合は、「かさ」と文字入力して変換候補を表示し、変換候補の中に傘の絵文字があったら選択して文書へ入力する。もう1つの方法は「絵文字」や「顔文字」等の機能(アプリケーション)を起動して入力する方法である。例えば、携帯電話では、メールなどを作成するために文書を開くと、「絵文字」や「記号」等の機能を起動する起動ボタンが文書作成画面にメニューとして表示される文字入力装置が備わっていることがあり、使用者が文書作成中に起動ボタンを押下することによって絵文字の機能を起動して、データベースから傘を示す絵文字を選択して文書へ入力することができる。
このように携帯電話に搭載されているアプリケーションを関連させて文字入力を行う文字入力装置の先行技術文献として特許文献1がある。特許文献1では、使用者が入力している入力文字に対する文字変換候補と、起動中のアプリケーションから抽出したアプリケーションに関連したキーワードとを関連付けて、関連する変換候補を他の変換候補よりも優先して表示する。これによってユーザに選択される可能性の高い変換候補を表示して、ユーザの文字入力操作を容易化するものである。
特開2006−301693号公報
しかしながら、文字を入力して文字変換候補を表示し、表示された変換候補から特殊文字を得る方法では、所望の絵文字を変換候補として表示できると考えて文字列を入力したものの所望の絵文字が得られないことがあり、その場合、使用者は文字入力をやめて、「絵文字」の機能(アプリケーション)を起動して入力する必要があり、使用者が煩わしさを感じるという課題があった。
また、上記特許文献1に記載の発明は、アプリケーションに関連した変換候補を優先的に表示するものであって、複数の文字変換候補から所望の文字を選択する操作を軽減するには有効であるが、アプリケーションを起動する発明ではないため、文字入力中にアプリケーションによる情報を文書へ入力する操作を行うことはできないという課題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、使用者が電子メールやテキストファイルなどの文書作成時に入力した文字から電子機器が有するアプリケーション(機能)を起動できるようにし、起動したアプリケーションから所望の情報を取得して作成中の文書に入力できるようにすることによって、使用者の文字入力やキー操作などに関わる付加を軽減することが可能な文字入力装置、文字入力方法、及び文字入力機能を有するプログラムを提供することを目的とする。
本発明の文字入力装置は、文字入力部と、文字変換候補を作成するかな漢字変換部と、表示部を有し、更に文字変換候補と関連する電子機器の機能を検索する機能検索部とこの機能検索部によって検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定する機能設定部を備えており、使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動できることを特徴としている。また、機能検索部の検索結果と連動して報知する報知部を備えており、機能検索部の検索の結果、使用者の入力文字と関連する電子機器の機能があると判定した場合、関連する機能がある旨を報知部が報知しらり、関連する機能を表す語を前記表示部へ表示したりすることも特徴としている。
本発明の文字入力装置に搭載される機能検索部は、電子機器の機能名と電子機器の機能を起動する機能コマンドと検索キーとを対応付けた機能対応テーブルを有している。機能検索部はこの機能対応テーブルを検索して使用者が入力した文字に対する文字変換候補と検索キーとを比較し、一致したら検索キーに対応した機能コマンドを機能設定部へ設定することを特徴としている。また、機能コマンドは、電子機器の有する機能を起動する関数名となっており、制御部に関数ポインタを入力し、制御部は入力された関数ポインタを、電子機器の有する機能を起動する操作部を押下した時の関数として機能設定部に登録することを特徴としている。また機能コマンドは、電子機器の有する機能を指定する識別子の場合もあり、制御部に識別子を入力し、制御部は入力された識別子を電子機器の有する機能を起動する操作部を押下した時の関数として機能設定部に登録することを特徴としている。このような機能検索部を構成することによって、使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動できるようになる。
機能検索部による検索によって複数の機能が検出された場合、1つまたは全ての機能を機能設定部に設定し、全ての機能を報知したり表示したりすることを特徴としている。また、同様に複数の機能が検出された場合、使用頻度の多い機能を優先して機能設定部へ設定したり、入力文字と完全一致する文字変換候補に関連する機能を優先して機能設定部に設定したりすることも特徴としている。また、機能検索部による一致判定は、文字変換候補と検索キーとの文字の部分一致によって判定されることを特徴としており、部分一致によって判定する場合、文字入力部へ入力中の文字を部分文字に分けて新たな検索キーとして、機能名と機能コマンドに対応付けて機能対応テーブルに登録することを特徴としている。
また、本発明の文字入力装置は入力文書を保持する記憶部を有しており、使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動すると起動する際に文書を記憶部に保存することを特徴としている。このように構成することで機能を起動したときに作成中の文書が消去されることがなく様々な機能を起動できる。
また、本発明の文字入力方法は、文字入力ステップと、文字変換候補を作成するかな漢字変換ステップと、表示ステップを持ち、更に文字変換候補と関連する電子機器の機能を検索する機能検索ステップと機能検索ステップによって検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定する機能設定ステップを備えており、使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動できることを特徴としている。
本発明のプログラムは、コンピュータに実行させる文字入力機能を有するプログラムであって、文字入力部と、文字変換候補を作成するかな漢字変換部と、表示部を持つ文字入力装置を、文字変換候補と関連する電子機器の機能を検索する機能検索処理と機能検索処理によって検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定する機能設定処理とによって制御し、使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動する処理をコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明にかかる文字入力装置、文字入力方法、及び文字入力機能を有するプログラムによれば、文書作成中に入力した文字列に関連する機能を簡単に起動し、起動した機能から情報を取得し作成中の文書へ入力したり添付したりすることが可能になるので、使用者の入力処理負担をより軽減することができる。
本発明の文字入力装置が搭載された携帯電話の実施形態1における外観図 本発明の文字入力装置の実施形態1における要部構成を示すブロック図 本発明の文字入力装置の実施形態1における動作フロー図 本発明の文字入力装置の実施形態1における動作フロー図 本発明の文字入力装置に搭載される機能対応テーブル 本発明の文字入力装置が搭載された携帯電話の実施形態1における外観図 本発明の文字入力装置に搭載される機能対応テーブル 本発明の文字入力装置に搭載される機能対応テーブル 本発明の文字入力装置のプログラムの一部を示す図 本発明の文字入力装置が搭載された携帯電話の実施形態2における外観図 本発明の文字入力装置の実施形態2における要部構成を示すブロック図 本発明の文字入力装置の実施形態2における動作フロー図
以下に、本発明を実施するための形態について説明する。本発明は携帯電話やパーソナルコンピュータのような電子機器に搭載される文字入力装置に関するものであり、実施形態においても文字入力モードにおける各構成の動作や使用者の操作を説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施可能である。
[実施形態1]
実施形態1について説明する。図1は実施形態1における文字入力装置が携帯電話に搭載された場合の外観図であり、文字入力中の状態を示している。図1に示すように本実施形態における携帯電話は表示部10と操作部11から成り、表示部10は操作部11に入力された文字を表示する文字入力画面12と、入力文字に対する変換候補を表示する変換候補表示欄13から成る。操作部11は、使用者が携帯電話を操作するために使用する入力部を構成しており、例えば、操作部上部14に十字キーやジョグダイアルのようなセンサーデバイスとメールやTVなどの個別アプリケーションの起動ボタン、操作部中部15に電源ボタンや通信開始ボタン、クリアボタン、操作部下部16にダイアルや文字入力を行うための入力キーなどが配置される。
本発明の本実施形態1における文字入力装置は、文字入力画面12と変換候補表示欄13とは別に機能ガイド部17を設けるものである。文書作成中に入力された文字が携帯電話の有するアプリケーションと関連していたら、関連しているアプリケーションの名称を機能ガイド部17に選択可能に表示する。機能ガイド部17は入力装置としても機能しており、使用者は表示されたアプリケーションから所望のアプリケーションを選択して起動することができ、アプリケーションの情報を作成中の文書に入力することが可能である。詳細は後述する。なお、表示部10を構成する表示デバイスは液晶でも有機ELでも何でもよい。また説明上、10を表示部、11を操作部と表現したが、例えば液晶タッチパネルは表示部としても操作部としても機能するものであり、本実施形態でも表示部と操作部を特に区別しておらず、必要に応じて表示と操作が入れ替わるものとしている。また図1は折り畳み式携帯電話を示しているが、これに限定されずストレート型やスライド式でも実施可能である。
図2は本発明の文字入力装置の実施形態1における要部構成を示すブロック図であり、制御部20、キー入力部21、キーイベント判定部22、かな漢字変換部23、辞書部24、機能検索部25、機能対応テーブル26、機能設定部27、表示制御部28、表示部29、機能ガイド部30、記憶部31と、機能部(アプリケーション部)によって構成される。ただし図2の構成は一例であり、図2の回路の配置や接続などによって限定されるものではない。
図2の各構成を説明する。制御部20は、図2の各ブロックの動作を制御する。キー入力部21は、使用者が文字入力や携帯電話の操作などに使用する入力装置であり、図1の操作部11に構成される。キーイベント判定部22は、キー入力部21へ入力される使用者の操作を判別する。使用者の操作には、例えば、文字入力操作とカーソル移動のようなコマンド操作と機能ガイド部30への入力操作などがある。また、キーイベント判定部22は機能ガイド部30が入力装置として機能するための設定処理も行う。
かな漢字変換部23は、使用者の文字入力情報を使用して辞書部24から単語や文字列や絵文字などの文字変換候補を選択して制御部20へ候補一覧を送る。辞書部24は、電子機器に内蔵される辞書データであり、国語辞書、漢和辞書、英和辞書などの万人に共通の標準的な内蔵辞書や、使用者の使用実績を反映して自動作成され記憶される学習辞書や、ユーザ辞書なども含んでいる。機能検索部25は機能対応テーブル26を使用して使用者の文字入力に合致する端末機能を検索する。機能対応テーブル26は図5に示すように、機能予測文字と機能名と機能識別子との対応を定義したデータベースである。なお、辞書部24や機能対応テーブル26は記憶部31に格納されるが、図2では説明のため記憶部31と分けて図示している。記憶部31は、文書作成中にアプリケーションを起動するときに作成中の文書を自動的に保存したり、所有者の情報や電話帳やメールデータ、各アプリケーション用のソフトウエアなどを格納したり、制御部20が演算を行うために使用する。
機能設定部27は、機能ガイド部30を入力装置として機能するようにキーイベント判定部へ設定する処理と、表示装置としても機能するように表示制御部28へ設定する処理と、制御部が実行する機能コマンドを保持する処理を行う。表示制御部28は制御部20や機能設定部27の指示に応じて表示部29と機能ガイド部30を制御する。なお、表示部29は機能ガイド部30以外の表示装置全般を示し、図1においては表示部10に該当し、他に例えば携帯電話のサブ画面なども表示部10に含まれる。
機能ガイド部30は、起動可能なアプリケーションを表示する表示装置であり、アプリケーションを起動するためにユーザが押下する入力装置でもある。先に説明したように、入力文字が携帯電話の有するアプリケーションと関連していたら、アプリケーションの名称を表示し、使用者が押下したらキーイベント判定部22へ押下を送ってアプリケーションが起動されるようにする。なお、ユーザが文字入力中ではない場合にも、表示装置、入力装置として任意に機能させることが可能である。例えば、時刻や予定などを表示しつつ、押下されたらテレビ機能やメール機能が起動するように設定することが可能である。
機能部(アプリケーション部)は、電子機器に搭載されるアプリケーションで、図2では文字入力時に顔文字を入力候補として提示する顔文字32や各種ホームページを検索するウエッブサイト検索部33、電話番号や住所やメールアドレスを格納している電話帳34、電車の時刻表を表示する時刻表35、時刻を提示する標準電波受信機36、グローバル・ポジショニング・システム (GPS: Global Positioning System)やガリレオ(Galileo positioning system)などの測位システムから位置情報を取得する位置情報取得部37、携帯電話などに搭載されるカメラやカメラによって撮影されたカメラデータを格納するカメラ部38、鉄道やバスなどの路線図を提示する路線情報部39などによって構成される。
図3は実施形態1における文字入力装置の動作フローであり、先頭にSの付いているものはステップを示している。例えばS3はステップ3である。以下に図1、図2、図4、図5図6を参照して説明する。
使用者がメールやテキストファイルなど電子文書作成のアプリケーションを起動し、文字入力モードに入る(図3の開始)。文字入力モードに入ると、図2制御部20は使用者からのキー入力を待つ(図3のS1)。この状態で使用者が入力操作を行うとキー入力部21で入力信号からキーイベントへ変換され、キーイベント判定部22に伝達される。キーイベント判定部22が、キーイベントがかな文字入力であるのか、かな文字以外の文字入力であるのか、アプリケーション起動等のコマンド入力であるのかを判定し、制御部20へ判定結果を伝達する(S2)。制御部20はキーイベント判定部22の判定結果に応じた処理を実行する。
かな文字とかな文字以外の文字について説明する。かな文字とは日本語入力システムにおいて、漢字やカタカナなどに変換され得る文字および変換され得る文字入力モードによって入力される文字を指し、かな文字以外の文字とは、半角と全角を変更したり、フォントを変更したりすることは可能であるが、漢字や漢字仮名交じり文へ変換することがない英語文字や数字、特殊文字、記号などや、半角カタカナのように半角と全角も変換されない文字、および漢字やカタカナへ変換されない入力モードによって入力される文字を指す。
図3のS2で、かな文字が入力された場合、制御部20は入力された文字や文字列を、かな漢字変換部23に送る。かな漢字変換部23は、送られた情報を使って辞書部24を検索し、検索結果である変換候補を制御部20へ送る。制御部20は、かな漢字変換部23からかな漢字変換候補を取得すると(図3のS3)、かな漢字変換候補の数を判定する(図3のS4)。制御部20は、取得したかな漢字変換候補が1個以上だったら、機能検索部25へ取得したかな漢字変換候補を送る(図3のS4で1個以上)。S5は定義済みのサブルーチンであり、図4にその処理内容を示す。
図4のフローは機能検索部25の動作を示している。機能検索部25は制御部20から送られたかな漢字変換候補を検索キーに設定し(図4のS51)、設定された検索キーを使って図2記載の機能対応テーブル26を検索する(図4のS52)。機能対応テーブル26には図5に示すように、機能予測文字、機能名、機能コマンドが記載され、それぞれの対応が定義されており、機能検索部25は検索キーであるかな漢字変換候補が機能対応テーブル26の機能予測文字と合致するかどうかを検索し、合致した場合、検出した機能名と機能コマンドを制御部への入力値として設定し(図4のS53)、制御部20へ送って処理を終了する。
例えば、使用者が「でんわちょう」と入力し、かな漢字変換部23がかな漢字変換候補として「でんわちょう」「電話帳」を挙げたら、機能検索部25は検索キーを「でんわちょう」と「電話帳」とに設定し、機能対応テーブル26を検索する。図5に示すように機能対応テーブル26には機能予測文字に「電話帳」が登録されているので、機能検索部25は機能名「電話帳」と機能コマンド「telephone_book」を検索結果として制御部20へ送る。もしこのとき該当する機能名と機能コマンドがなかった場合は、該当なしを制御部への入力値として設定し(図4のS53)、制御部20へ該当なしを送って処理を終了する。なお、機能コマンドとは電子機器の有するアプリケーションを起動するためのコマンドであり、アプリケーション毎に用意されている。
図3のS6以降の処理を説明する。制御部20が、機能名や機能コマンドを取得できたかどうかを判定し、取得できたと判定したら(図3のS6で1個以上)、制御部20が機能検索部25から送られた機能コマンドを機能設定部27へ送る(図3のS7)。機能設定部27が機能コマンドを取得すると、機能設定部27がキーイベント判定部22と表示制御部28を制御して、機能ガイド部30を入力装置でもあり表示装置でもあるように設定する。具体的には、使用者が機能ガイド部30を押下したら、キーイベント判定部22が使用者の押下を検出するように設定し、表示制御部28は制御部20から送られた機能名を機能ガイド部30へ表示するように設定する。
機能設定部27が機能コマンドを設定すると、次に表示情報を設定する。制御部20が表示制御部28へ機能名を送り、表示制御部28が機能ガイド部30(図1では機能ガイド部17)へ表示する機能名のデータを保持する(図3のS8)。上述した例では表示制御部28が保持する機能名は「電話帳」である。次に制御部20は、図3のS3で取得したかな漢字変換候補を表示制御部28へ送り、表示制御部28は図1の変換候補表示欄13へ表示するかな漢字変換候補を保持する(図3のS9)。上述した例では表示制御部28が保持するかな漢字変換候補は「でんわちょう」「電話帳」である。次に制御部20が、表示制御部28へ使用者の操作によって入力された入力文字を送り、表示制御部28が表示部29(図1では文字入力画面12)へ表示する入力文字を保持する(図3のS10)。上述した例では表示制御部28が保持する入力文字は「でんわちょう」である。このようにして表示制御部28の設定が終了したら、表示制御部28は機能ガイド部30と表示部29へ表示命令とともに表示情報を送る。表示命令を受けた機能ガイド部30と表示部29は、表示処理を実行する(図3のS11)。
制御部20は表示処理を終了すると、使用者の新たなキー操作を待つ待機状態S1へ戻る。ここで使用者が機能ガイド部30を押下すると、キーイベント判定部22がコマンド入力と判定する(図3のS2でコマンド)ので、制御部20が機能設定部27へ設定されている機能コマンドを実行して該当する機能を起動する(図3のS12)。上述した例では、機能コマンドtelephone_bookが実行されて電話帳が起動される。
図1の携帯電話の外観図に上述した処理を実行した状態を図6として説明する。図6上部は図3S11の画面表示が終了した段階での画面の表示状態を示し、下部は機能コマンドを起動したときの画面の表示状態を示す。図6上部に示すように、使用者が文字「でんわちょう」を入力すると、文字入力画面12へ「でんわちょう」が表示され、変換候補表示欄13へ変換候補の文字列が表示されるとともに機能ガイド部17へ「電話帳」が表示される。図6では説明のため、図5に定義されている機能予測文字、機能名、機能コマンドに該当する文字の背景を黒色で塗りつぶし、フォントを白文字で表示しているが、実際の表示ではこのように強調表示しても良いししなくても良い。
図6下部に示した機能コマンド実行後を説明する。使用者が機能ガイド部17を押下すると制御部は図3のS2のキーイベント判定によって、入力されたキーイベントがコマンドであると判定され、図3のS12でコマンドの処理がされて電話帳の機能(図2の電話帳34)が起動する。起動すると図6下部のように文字入力画面12の一部へ表示される。図6では、電話帳のグループ検索のシーンが表示されている場合を示している。ここで、グループを選択すると選択したグループの構成者の名前や電話番号やメールアドレスなどの登録情報が表示される。例えば、図6ではグループの家族を選択すると兄や妹の名前や電話帳やメールアドレスが表示される。
使用者は操作部11の十字キーやセンサーを操作したり、表示部を押下したりして、所望の電話番号やメールアドレスを選択して文書へ貼り付けることができる。なお、電話帳の機能が起動した際には入力中の文書は記憶部31へ保存されているので、起動中のアプリケーションの操作中に作成途中の文書が消去されてしまうことはない。また、図6下部に表示したものとは異なり、使用者が機能ガイド部17を押下すると、表示部10全体へ電話帳のアプリケーションが起動して、使用者が所望の文字を選択すると文書作成画面に戻り、既に選択した電話帳情報が文書へ貼り付けられた状態にすることもできるし、所望の文字を選択後、文書作成画面に戻りカーソルを移動して選択した文字を貼り付けることも可能である。これらの操作が終了すると、再び図3のS1へ戻り、制御部20は待機状態になる。
次に図3のその他のステップについて説明する。S2において使用者がかな文字以外の文字を入力した場合(図3のS2でかな文字以外の文字)、制御部20はかな漢字変換候補の取得処理や機能検索処理は行わず、表示情報制御部28へ使用者の入力操作によって入力された文字を送り、表示情報制御部28は表示部29(図1では文字入力画面12)へ表示するように設定する(図3のS10)。また、S4でかな漢字変換候補がない場合(図3のS4で0個)、制御部20は機能検索処理を行わず、使用者の入力操作によって入力された文字をそのまま表示する。例えば、助詞のみを入力した場合や、入力ミスをして辞書にない文字になっている場合などが当てはまることがある。また、S6で機能名や機能コマンドをを取得できない場合(図3のS6で0個)、機能コマンドの設定以降の処理を行わずに、かな漢字変換候補を表示部29へ表示するように表示情報制御部28へ設定する(S9)。
なお上述したフローの説明では、S2のキーイベント判定でコマンドと判定され、機能ガイド部へ表示された機能を起動するケースを示したが、S2のコマンドとは機能コマンドだけではなく、使用者の他のキー操作も該当する。例えば、かな漢字変換候補が画面表示されている状態で、使用者が左矢印キーを押下して文節カーソルを移動させたり、下矢印キーを押下して変換候補欄にフォーカスを移動させたり、入力文字の種類を切り替えたりする場合などが該当する。
また、上述した説明では文字入力方式をかな文字入力方式としたが、他の入力方式でも実施可能である。例えば、ローマ字入力方式であれば、母音が入力された時点で、キーイベント入力判定部22にてかな文字が確定され、制御部20がかな漢字候補を取得することできるので、その後の機能検索や表示部への表示などの処理も実施可能である。
次に、機能ガイド部へ複数の機能が表示される例を説明する。これは機能を起動できるかな漢字変換候補が複数ある場合と、かな漢字変換候補はひとつでも機能対応テーブルに複数の機能が定義されている場合がある。機能を起動できるかな漢字変換候補が複数ある場合の例は、使用者が「でんわちょうにはじしょは」と入力し、制御部20がかな漢字変換部23から変換候補として「電話帳」と「辞書」を取得する場合が挙げられる。この場合、制御部20は機能検索部25へ取得した2つのかな漢字変換候補を送り(S4で1個以上)、機能検索部25が「電話帳」と「辞書」に一致する機能名が機能対応テーブル26に定義されているか検索する。機能対応テーブル26が図5の記載であると、機能名の電話帳と辞書が一致するので機能ガイド部へ電話帳と辞書を表示する。
かな漢字変換候補はひとつでも機能対応テーブルに複数の機能が定義されている場合の例は、機能対応テーブルが図7のように定義されている場合である。かな漢字変換候補が「辞書」である場合、機能名が英和辞書と国語辞書が一致するので機能ガイド部へ英和辞書と国語辞書を表示する。機能ガイド部30への表示は、複数の機能名を同時に表示してもよいし、個別に順次に表示してもよい。使用者が表示部の所望の機能名を選択すると対応するアプリケーションが起動する。
このように本発明によれば、機能検索処理によって複数の機能が検索された場合、全ての機能コマンドを機能設定部へ設定し、全ての機能名を表示部へ表示することが可能である。また、同様に複数の機能が検索された場合に、使用頻度が多い機能コマンドを優先して設定することも可能である。記憶部へ機能の使用履歴が保存されていて、制御部がこれを参照し選択する。優先順位に応じて、表示部へ順次表示することが可能であるし、最も使用頻度の高い機能のみ表示することも可能である。このとき表示されていない機能も起動できるようにするために、機能ガイド部を画面分割して「他候補」「別機能」などと選択可能に同時に表示したり、機能ガイド部とは別の表示部へ同様に表示する。
また、他の処理方法として、ひとつの機能コマンドを機能設定部へ設定して、全ての機能名を表示部に表示することも可能であるし、制御部が入力文字と完全一致するかな漢字変換候補に関連した機能コマンドを機能設定部へ設定するようにしてもよい。かな漢字変換部は複数の変換候補を作成して機能検索部が複数の機能名との一致を出力したら、制御部が入力文字を参照して完全一致するかな漢字変換候補に対応した機能コマンドのみを選択する。
また、上述したように機能検索処理によって複数の機能が検索された場合、複数のアプリケーションを起動することも可能である。複数の機能名が表示されている表示部から使用者が所望のアプリケーションを選択すると、アプリケーションが起動したウインドウが表示される。更に別のアプリケーションを選択すると、該当するアプリケーションが起動した別のウインドウが表示される。このようにして起動された複数のアプリケーションから使用者は必要な情報を選択して文書へ入力することができる。このとき、アプリケーションの切り換えボタンを用意して複数のウインドウから所望の機能が起動しているウインドウを選べるようにしてもよい。
本発明に搭載されるかな漢字変換部の機能について説明する。上述した例では使用者が「でんわちょう」と入力したら、かな漢字変換部は変換候補として「でんわちょう」と「電話帳」を作成する通常変換を例としたが他の方法も実行できる。例えば、近似予測変換による変換候補の作成である。「でんわ」を入力したら「電話帳」も作成する。近似予測変換は、入力文字と変換候補の全ての対応、例えば、「電話」に対して「電話」「電話帳」「電話番号」などを辞書部に登録しても実現できるし、かな漢字変換部へ検索機能を持たせても実現できる。後者の場合、入力文字に対して、前方一致や部分一致によって検索して変換候補を抽出する。また別の例では類似語変換がある。「じてん」を入力したら「辞典」の他に「辞書」も作成する。これは類似語用の辞書あるいは属性があって、「じてん」に対して、「辞典」が抽出されるときに、辞書の類似語の属性として「辞書(あるいはじしょ)」と登録しておいて、制御部が変換候補を取得する際に類似語も取得する指示を出すことによって類似語の候補を出力することが可能になる。なお、これらの機能は使用者の好みによって選択可能である。
本発明に搭載される機能検索部の機能について説明する。上述した例では、機能検索部はかな漢字変換候補が作成した「電話帳」と機能対応テーブルに記載された機能予測文字の「電話帳」とを一致と判定する例としたが、機能予測文字列の一部分と一致しても一致と判定することもできる。例えば、かな漢字変換候補が「電」であった場合に、機能予測文字の「電話帳」と一致と判定することが可能である。これは機能検索部で機能予測文字の「電話帳」を部分文字に分解し、「電」と「話」と「帳」を別々に抽出して、それぞれをかな漢字変換候補「電」と比較することで実現可能であるし、機能予測文字から先頭文字だけ抽出して比較してもよい。また、このように機能予測文字から文字を抽出して、かな漢字変換候補と一致したときに、抽出した文字を機能対応テーブルへ登録することが可能である。上述した例では機能予測文字「電」を機能名「電話帳」、機能コマンド「telephone_book」と対応付けて機能対応テーブルへ新たに登録する。なお、このようなかな漢字変換候補と機能予測文字との比較、および新たな対応の機能対応テーブルへの登録の処理は制御部でも実行可能である。
次に、文字入力装置が機能検索から機能を起動するまでの動作のプログラムの実装方法を説明する。なお以下ではC言語を例に説明するが、他の言語でも実施可能である。
機能設定部の動作を、グローバル変数で定義された関数ポインタ(void *exec_function)と定義し、機能対応テーブルを構造体(function_table{機能予測文字列,機能名,関数ポインタ(関数名)};)と定義する。図5の機能対応テーブルを使用する場合、機能対応テーブルをfunction_table = {"電話", "電話帳", telephone_book, "顔文字", "顔文字", kaomoji, "辞書", "辞書", dictionary,…};として初期化する。
機能検索部の動作を、関数ポインタを戻り値とする関数(void *search_function(かな漢字変換候補, *機能名))とし、制御部から送られたかな漢字変換候補と機能対応テーブルに記載された機能予測文字列を比較し、一致したら、*機能名に構造体の機能名を代入し、関数ポインタを戻り値として制御部に返却するように実装する。かな漢字変換候補と機能が一致したら、制御部は関数ポインタ変数(*exec_function)に関数ポインタを代入し、機能名を表示情報制御部に渡して機能ガイド部へ表示する。ここで使用者が機能ガイド部へ表示された機能として例えば電話帳を選択すると、制御部はexec_functionを実行することで、telephone_book() を呼び出すことにより、電話帳の機能が起動されることになる。
なおsearch_functionで関数ポインタを戻り値として制御部に返却しているが、関数ポインタ(exec_function)をグローバル変数として定義して、直接代入するような処理にしてもよい。
上記は、機能検索部から制御部に入力される機能コマンドが、関数名となっている場合を例として説明したが、機能コマンドが指定可能な数字やアルファベットで構成される識別子でもよい。識別子を使用する場合の機能対応テーブルの例を図8に示し、以下にプログラムの実装方法の例を説明する。図8に示すように電話帳に識別子001、顔文字に識別子002、など機能別に固有の識別子を割り当てて格納する。識別子を変数として例えば(int function_id)と定義する。機能対応テーブルを構造体と定義(function_table{機能予測文字列,機能名,識別子})し、function_table = {"電話", "電話帳", 001, "顔文字", "顔文字", 002, "辞書", "辞書", 003,…};と初期化する。機能検索部の動作を関数(int search_function(かな漢字変換候補, *機能名))として定義し、かな漢字変換候補と機能対応テーブル中の機能予測文字列を比較し、一致すれば、*機能名に構造体の機能名を代入し、識別子を戻り値として制御部に返却するように実装する。制御部は変数function_idに識別子を代入し、機能名を表示情報制御部に渡して機能ガイド部へ表示する。ここで使用者が機能ガイド部へ表示された機能として例えば電話帳を選択すると、制御部は、function_idを引数にして、処理関数(exec_func(int function_id)を実行する。exec_func内では、function_id毎に定義された(例えばswitch case文など)関数が呼び出され、処理が実行されることになる。switch case文の記述例は図9のようになる。
以上の説明では、search_functionで識別子を戻り値として制御部に返却しているが、識別子(function_id)をグローバル変数として定義して、直接代入するような処理にしてもよい。
上述した例では起動する機能(アプリケーション)が電話帳の場合を説明した。図2における機能部の他の機能を使用した場合の例を説明する。なお、以下では図5に示した機能対応テーブルを使用した場合を説明するが、これに限定されない。起動する機能がインターネットの場合を説明する。使用者がウエッブ検索と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名ウエッブ検索を選択するとインターネットの各ウエッブサイトを検索する入力画面が起動する。使用者はURLを入力したり、キーワードを検索して所望のウエッブサイトを起動して必要な情報を作成中の文書へ入力したり、ウエブサイトの画面を画像データとしてメールなど作成中の文書へ添付することができる。
起動する機能が顔文字の場合を説明する。使用者が顔文字と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名顔文字を選択すると顔文字が起動する。使用者は登録されている顔文字を作成中の文書へ入力することができる。
起動する機能が時刻表の場合を説明する。使用者が時刻表と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名時刻表を選択すると時刻表が起動する。使用者は時刻表へ記載されている電車やバスの出発時間や到着時間など必要な情報を作成中の文書へ入力したり時刻表をデータとして添付したりすることができる。
起動する機能が標準電波受信機の場合を説明する。使用者が何時?とか時間と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名時刻を選択すると標準電波受信機が起動する。使用者は標準電波受信機が表示する現在時刻を作成中の文書へ入力することができる。
起動する機能が位置情報取得の場合を説明する。使用者がGPSや位置情報と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名GPSを選択するとグローバル・ポジショニング・システム (GPS: Global Positioning System)やガリレオ(Galileo positioning system)などの測位システムが起動し現在の位置情報を取得できる。使用者は測位システムが表示する現在の位置情報や地図などを作成中の文書へ入力することができる。
起動する機能がカメラの場合を説明する。使用者がカメラやカメラ映像と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名カメラやカメラデータを選択するとカメラが起動して撮影することができたり、撮影済みのカメラ映像データを作成中の文書へ貼り付けたり添付したりすることができる。カメラを起動する場合は、文書作成中にカメラを使いたいときに文書の保存操作を行う必要がないので使用者の操作負荷を軽減できる。
起動する機能が路線情報の場合を説明する。使用者が電車と文字入力し、機能ガイド部へ表示された機能名路線図を選択すると鉄道路線図が起動して路線情報を取得できる。使用者は路線図情報が表示する路線情報を作成中の文書へ入力することができる。
このように文書作成中の入力文字に関連した機能を、使用者の選択可能な状態に表示することによって、使用者は煩わしい操作を行わずに機能を起動することが可能になる。また文書作成中に機能を起動することができるので、機能の表示する情報を文書へ簡単に入力したり添付できるようになり、使用者の入力操作を軽減することが可能になる。
[実施形態2]
実施形態2について説明する。実施形態1では、使用者の入力文字が文字入力装置の搭載された電子機器の機能と一致したら、機能ガイド部へ機能名を選択可能に表示し、使用者が機能ガイド部を押下することで所望の機能を起動することが可能である実施形態を説明した。
実施形態2は機能ガイド部を搭載しない場合の実施形態である。実施形態1と同様にユーザが入力した文字の変換候補と電子機器の機能とが一致したら、変換候補を表示部へ表示しつつ、音声や可視光や振動などを発生させて機能を起動することが可能であることをユーザへ報知する。そこでユーザが例えば決定ボタンを押下すると機能が起動し、クリアボタンを押下すると起動せずに音声や可視光や振動などの報知情報を停止することができる。詳細を以下に説明する。
図10は本実施形態2における文字入力装置が、携帯電話に搭載された場合の概観図である。図10の各構成は図1と多くの部分で重複するので違いのみを説明する。上述したように図10には機能ガイド部がない。図において、40はクリアキーであり、アプリケーションを停止したり電話番号の入力時に入力間違いをしたときなどにキャンセルするために使用する。41は決定キーであり、選択肢から選択を決定したり、アプリケーションを起動するときなどに使用する。なおクリアキー40と決定キー41は、図10では操作部上部14、操作部中部15の中央に配置しているが、これに限定せず携帯電話のいずれの場所に配置してもよい。42は携帯電話の側面、43は通話や音声録音時に使用するマイク。44は携帯電話の外面、45はライト部であり主にカメラを起動したときに点灯する。46はスピーカ、47はカメラ部、48は操作部11と同様に動作可能なサイドキーであり、カメラのシャッターや決定キーとして使用される。
図11は本発明の文字入力装置の実施形態1における要部構成を示すブロック図である。図2に示した実施形態1の要部構成図との違いは、機能ガイド部がない代わりに報知制御部49とスピーカ50、可視光発生部51、バイブレータ52を搭載していることである。
実施形態2を図10、図11、図12を参照して説明する。図12は実施形態2における文字入力装置の処理フローである。実施形態2の処理フローは実施形態1の処理フローである図3とかなりのステップが重複するので、実施形態2の特徴を説明するためのステップのみ記載している。S70、S80、S110の処理が図3とは異なっている。S6の処理で制御部20が、機能名や機能コマンドを取得できたかどうかを判定し、取得できたと判定したら、制御部20が機能設定部27へ機能コマンドの設定を行う(図12のS70)。実施形態2における機能コマンドの設定は、実施形態1とは異なり機能ガイド部を使用せずに機能検索部25で検索された機能を起動できるようにする。具体的には、電子機器のキー入力部を機能検索部25で検索された機能を起動するキーとして設定する処理と、機能設定部27が機能検索処理によって制御部から送られた機能コマンドを所有する処理とを行う。次に制御部20が報知制御部49へ報知のための設定を行う(図12のS80)。ここでは制御部20の指示により、報知制御部49がスピーカ50(図10では46)、可視光発生部51、バイブレータ52などを駆動可能な状態に設定する。なお、これらは同時に動作してもよいし、マナーモードなどに応じて優先順位を予め設けてもよいし、ユーザの操作によって選択可能に設定することも可能である。また、可視光発生部50は、図10の携帯電話の側面42や携帯電話の外面44、表示部10、操作部11、ライト部45へLED(Light Emitting Diode)や白熱電球などを設けて構成する。
次に、取得したかな漢字変換候補を図10の変換候補表示欄13へ表示するための設定を行い(図12のS9)、使用者の操作によって入力された文字を図10の文字入力画面12へ表示するための設定を行い(図12のS10)、S110でS9、S10で行った設定を実行して表示すると共に、音声や可視光や振動を実行してユーザへ報知する。
ここで報知が発生したら、ユーザは図10の決定キー41を押下することで実施形態1と同様に機能を起動することができ、クリアボタン40を押下することで報知を停止して文字入力操作を継続できる。なお機能を起動するためのキーや報知を停止させるためのキーの配置はこれに限定されず、例えば、サイドキー48を使用することも、マイク43を使用して起動と停止を音声入力によって行うことも可能である。
なお実施形態1で述べたように複数の機能が起動可能な場合、報知方法を識別可能に変更する。例えば、実施形態1で示したように「でんわちょうにはじしょは」と入力し、起動可能な機能「電話帳」と「辞書」を得られた場合、バイブレータの振動のリズムを第1のリズムと第2のリズムとに分けて、ユーザが判別できるように報知する。ユーザは、所望の機能が対応しているリズムで振動しているときに決定ボタンを押下することで機能を起動する。なお第1のリズムと第2のリズムの判別は、先に入力した文字、ここでは「でんわちょう」に対応した機能「電話帳」を第1のリズムに対応付けし、第1のリズムの終了と第2のリズムの開始の時間間隔よりも、第2のリズムの終了と第1のリズムの開始の時間間隔を識別可能に長く報知することでも実現できる。もしくはユーザが「でんわちょうにはじしょは」と入力したくても、「でんわちょう」と入力した時点で報知を実行するようにしてもよい。もしくは文字入力画面12や変換候補表示欄13を画面分割して、複数の機能を表示して使用者が選択するようにしてもよいし、複数の機能を同時に選択できるようにしてもよい。
上述したように構成することによって、実施形態1のように機能ガイド部を設けることなく本発明を実施することができる。また、本実施形態2においても実施形態1と同様に使用者が煩わしい操作を行わずに機能を起動することが可能になる。
本発明に係る文字入力装置および文字入力方法は、たとえば携帯電話における電子メールなどの文書の作成に使用する文字入力装置に適用することができる。
10、29 表示部
11 操作部
12 文字入力画面
13 変換候補表示欄
14 操作部上部
15 操作部中部
16 操作部下部
17、30 機能ガイド部
20 制御部
21 キー入力部
22 キーイベント判定部
23 かな漢字変換部
24 辞書部
25 機能検索部
26 機能対応テーブル
27 機能設定部
28 表示制御部
31 記憶部
32 顔文字
33 ウエッブサイト検索部
34 電話帳
35 時刻表
36 標準電波受信機
37 位置情報取得部
38 カメラ部
39 路線情報部
40 クリアキー
41 決定キー
42 携帯電話の側面
43 マイク
44 携帯電話の外面
45 ライト部
46 スピーカ
47 カメラ部
48 サイドキー
50 スピーカ
51 可視光発生部
52 バイブレータ

Claims (9)

  1. 文字入力部と、文字変換候補を作成するかな漢字変換部と、表示部を持つ文字入力装置において、
    前記文字変換候補と関連する電子機器の機能を検索する機能検索部と該機能検索部によって検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定する機能設定部を有し、
    使用者が文字入力中に入力した文字から電子機器の機能を起動でき、
    前記機能検索部は、前記電子機器の機能名と前記電子機器の機能を起動する機能コマンドと検索キーとを対応付けた機能対応テーブルを有し、
    前記機能検索部は前記機能対応テーブルを検索して前記文字変換候補と前記検索キーとを比較し、一致と判定したら前記検索キーに対応した機能コマンドを前記機能設定部へ設定し、
    前記機能検索部による一致判定は、前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって判定され、
    前記機能検索部が前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって一致と判定した場合、文字入力部へ入力中の文字を部分文字に分けて新たな検索キーとして、前記機能名と前記機能コマンドに対応付けて前記機能対応テーブルに登録することを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記機能検索部の検索結果と連動して報知する報知部を有し、
    前記機能検索部が使用者の入力文字と関連する電子機器の機能を検索したら、関連する機能がある旨を報知部が報知するおよび/または関連する機能を表す語を前記表示部へ表示することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 前記機能コマンドは、前記電子機器の有する機能を起動する関数名となっており、制御部に関数ポインタを入力し、前記制御部は入力された関数ポインタを、前記電子機器の有する機能を起動する操作部を押下した時の関数として前記機能設定部に登録することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  4. 前記機能コマンドは、前記電子機器の有する機能を指定する識別子となっており、制御部に識別子を入力し、前記制御部は入力された識別子を、前記電子機器の有する機能を起動する操作部を押下した時の関数として前記機能設定部に登録することを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  5. 前記機能検索部による検索によって複数の機能が検出された場合、1つまたは全ての機能を前記機能設定部に設定し、全ての機能を報知および/または表示することを特徴とする請求項に記載の文字入力装置。
  6. 前記機能検索部による検索によって複数の機能が検出された場合、使用頻度の多い機能を優先して前記機能設定部へ設定することを特徴とする請求項記載の文字入力装置。
  7. 前記機能検索部による検索によって複数の機能が検出された場合、入力文字と完全一致する文字変換候補に関連する機能を優先して前記機能設定部に設定することを特徴とする請求項に記載の文字入力装置。
  8. 文字入力部と、文字変換候補を作成するかな漢字変換部と、表示部を持つ文字入力装置において文字入力を受け付けるための文字入力方法であって、
    前記文字入力装置は、電子機器の機能名と前記電子機器の機能を起動する機能コマンドと検索キーとを対応付けた機能対応テーブルを記憶する記憶部を有し、
    前記文字入力方法は、
    前記文字入力装置が、前記文字変換候補と関連する前記電子機器の機能を検索するステップと、
    前記文字入力装置が、前記検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定するステップと、
    前記文字入力装置が、使用者の文字入力操作によって入力された文字から電子機器の機能を起動させるステップとを含み、
    前記検索するステップにおいて、前記文字入力装置は、前記機能対応テーブルを検索して前記文字変換候補と前記検索キーとを比較することにより前記検索を行い、前記文字変換候補と前記検索キーとの一致判定は、前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって判定し、
    前記設定するステップにおいて、前記文字入力装置は、前記文字変換候補と前記検索キーとの比較の結果、一致と判定された場合に、前記検索キーに対応した機能コマンドを前記起動可能に設定し、前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって一致と判定された場合、文字入力部により入力中の文字を部分文字に分けて新たな検索キーとして、前記機能名と前記機能コマンドに対応付けて前記機能対応テーブルに登録することを特徴とする、文字入力方法。
  9. 文字入力部と、文字変換候補を作成するかな漢字変換部と、表示部を持つ文字入力装置の動作を制御するためのプログラムであって、
    前記文字入力装置は、前記文字入力装置の動作を制御する制御部と、記憶部とを含み、
    前記記憶部は、電子機器の機能名と前記電子機器の機能を起動する機能コマンドと検索キーとを対応付けた機能対応テーブルを記憶し、
    前記プログラムは、前記制御部に、
    前記文字変換候補と関連する前記電子機器の機能を検索するステップと、
    前記検索された機能を使用者が選択的に起動可能に設定するステップと、
    使用者の文字入力操作によって入力された文字から電子機器の機能を起動させるステップとを実行させ、
    前記検索するステップにおいて、前記制御部に、前記機能対応テーブルを検索して前記文字変換候補と前記検索キーとを比較することにより前記検索を行い、前記文字変換候補と前記検索キーとの一致判定は、前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって判定させ、
    前記設定するステップにおいて、前記制御部に、前記文字変換候補と前記検索キーとの比較の結果、一致と判定された場合に、前記検索キーに対応した機能コマンドを前記起動可能に設定し、前記文字変換候補と前記検索キーとの文字の部分一致によって一致と判定された場合、文字入力部により入力中の文字を部分文字に分けて新たな検索キーとして、前記機能名と前記機能コマンドに対応付けて前記機能対応テーブルに登録させる、プログラム。
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