JP5547292B2 - ブレードをディスクに係止する軸方向保持リングが取り付けられたタービンホイール - Google Patents

ブレードをディスクに係止する軸方向保持リングが取り付けられたタービンホイール Download PDF

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Description

本発明は、一般に、ガスタービンのブレード付きホイールに関し、特に、前記ブレードをホイールの軸に対して軸方向に保持することに関する。本発明の特定の適用分野は、航空機のガスタービンの分野および工業用ガスタービンの分野である。
従来のタービンホイールは、回転軸を有し、外周と側面とを有するディスクと、ディスクに取り付けられる複数のブレードであって、各ブレードはブレード根元部と根元部から軸方向に突出する第1のフックとを有し、前記第1のフックは半径方向に配向されタービンホイールの回転軸に向かって半径方向に開口する第1の溝を画定するブレードと、第1のフックと同じ側で側面から軸方向に突出する一連の第2のフックを含むディスクであって、各々の第2のフックは半径方向に配向されタービンホイールの回転軸に向かって半径方向に開口する第2の溝を画定するディスクと、少なくとも1つのタブを含みブレードをディスクに対して軸方向に保持するために第1の溝および第2の溝内に配置されるように設計された軸方向保持リングとを備える。
知られているタービンホイールの中で、例えば、仏国特許第2729709号明細書に開示されているように、リングは、リングの組み立ておよびディスク上でブレードを確実に保持するためにタービンホイールの異なる部分間で回転できないようにするタブを有する。
仏国特許第2729709号明細書
本発明の目的は、タービンホイールを組み立てる知られている構造の代替形態を提案することである。
上述の目的は、上述のタイプのタービンホイールにおいて、方位角方向のリングの移動を制限するようにタブが2つの隣接するブレード根元部間に配置されるように設計されることで達成される。
用語「根元部」は、ブレードをディスクに取り付けるためにブレードの基部に位置するブレードの一部を指すのに使用される。以下では、用語「ホイール」および用語「タービンホイール」は共に同一部品を指すのに同じ意味で使用されていることは理解されたい。したがって、組み立て位置において、タブの方位角方向の移動は2つの隣接するブレード根元部によって制限されることが理解できるであろう。そのためには、タブは2つのブレード根元部の一方または他方に当接することができる。その結果、リングの方位角方向の移動が制限される。
タブは、特にタブを受承する空間を設けるために特別な機械加工をする必要がないように、2つの隣接するブレード根元部間に延在する空間に配置される。したがって、同一の根元部を有するブレードの組をホイールに取り付けることができる。さらに、ブレードは全て同一であるので、ホイールの取り付けが容易である。技師は、タブに対して特有の根元部を有するブレードを配置するのに特別な注意を払う必要がない。
したがって、リングの方位角方向の移動は、最大でも2つの隣接する根元部間の空き空間の方位角方向の長さからタブの方位角方向の長さを差し引いた長さに等しい。タブが方位角方向の利用可能な長さの大部分にわたって延在する場合、有利には、リングが方位角方向にゼロでない最大の移動ができるようにして、特に、組み立てを容易にし、熱膨張差を調整することができる。第1の溝は第1のフックとブレード根元部との間に画定され、第2の溝は第2のフックとディスクとの間に画定されることに留意されたい。リングは、第1の溝および第2の溝内を方位角方向に移動する。
また、有利には、2つのブレード根元部間にタブを配置することで、特に、前記タブを2つのブレード根元部間に挿入することができるように前記タブを特別に機械加工せずに済むことに留意されたい。さらに、この2つのブレード根元部間の構造により、タブをいずれの組のブレード根元部間にも配置することができる。したがって、ディスクまたはブレード根元部に対するタブの好適な方位角位置はない。そのために、複数の方位角位置でリングを取り付けることができるので、汎用性の高いリングとなる。したがって、先行技術の装置とは異なり、本発明のタービンホイールは、タブひいてはリングをタービンホイールに対して単一位置で取り付けることに限定されない。
有利には、タブはリングの軸方向面から軸方向に突出する。
リングの「軸方向面」という用語は、タービンの回転軸に垂直なリングの面を指すのに使用される。すなわち、リングの軸方向面は、ディスクの側面にほぼ平行な面である。組み立て位置において、タブはディスクの側面から離れた軸方向に突出するのが好ましい。
有利には、タブはリングの内側環状部に配置される。
リングが内側周縁部および外側周縁部、さらに内側周縁部と外側周縁部との間で平行に延在する幾何学的中間線を有するとすると、リングの内側環状部はリングの内側周縁部と中間線とによって画定されるリングの一部であると考えられ、外側周囲部はリングの外側周縁部と中間線とによって画定されるリングの一部であると考えられる。したがって、タブは、リングの内側周縁部と中間線との間でリングの軸方向面から半径方向に延在すると理解できる。
好ましくは、タブは2つの隣接するブレード根元部の第1のフック間に配置されるように設計されている。
したがって、タブはリングの方位角方向の移動を制限するためにブレード根元部の前記第1のフックと協働するのに適している。タブが延在する方位角方向の空間は、第1のフックによって方位角方向に画定されることが理解できる。したがって、第1のフックはタブに当接するゾーンを有する。
有利には、タブは、第2のフックの1つと半径方向に位置合わせして配置されるように設計されている。
第2のフックの1つは、2つの隣接するブレード根元部間の利用可能な方位角方向の空き空間に配置されることは理解できるであろう。この第2のフックとタブとは、ホイールのほぼ同一半径上に配置される。第2のフックは、タブよりもホイールの回転軸から半径方向にさらに離れて配置されている。したがって、第2のフックは、タブに向かって配向される。
好ましくは、タブとリングの外側周縁との間の最小間隔は第2の溝の1つの深さより大きい。
したがって、タブが第2のフックに位置合わせされた場合、リングの外側縁部は、例えば、タービンホイールが回転している時の遠心力の影響を受けて、第2の溝の底部に接触するのに適しているが、タブが第2のフックと協働する恐れはない。このことで、タブにおける半径方向の機械的応力を防ぐことができる。この応力はリングの方位角方向の移動を制限するようには働かない。このことでリングの寿命を改善することができる。また、タブに位置合わせして配置された第2のフックでは、タブと第2のフックとが接触しないようにすることで機械的曲げ応力も制限される。その結果、タブの有無に関係なく、ディスクの第2の溝のそれぞれにおいてリングは同様に協働する。
有利には、各ブレードの第1のフックは、前記ブレードの根元部から半径方向に突出する。
第1のフックのこの構造により、第1のフックの第1の溝をディスクの第2の溝と方位角方向に連続的に配置することを容易にすることができる。したがって、ブレードがディスクに取り付けられると、第1のフックはディスクの側面で画定される平面から軸方向に突出する。
好ましくは、各ブレードの根元部はディスクの周囲へと開口するハウジングに嵌め込まれ、ハウジングは歯によって分割され、各々の第2のフックは歯の1つから突出する。
ディスクの周囲では、歯はブレード根元部と交互になること、および第1のフックは第2のフックと交互になることが理解できる。したがって、リングを受承する円周方向溝は、交互に連続する第1の溝と第2の溝とによって形成される。円周方向溝は、必ずしも連続しているとは限らず、第1の溝と第2の溝との間に隙間があってもよいことは理解されたい。このような溝の構造により、ブレード保持力はディスクの周囲全体にわたって均一に分散される。このことで、リングをより十分に保持し、ひいては、振動のような溝構造に悪影響を及ぼす動的作用を防ぐこともできる。
有利には、タブは、リングの方位角方向の移動を制限するブレードの2つの根元部の支持面と平面同士で接触するのに適した接触面を有する。
タブに接触面を備え、根元部に支持面を備えることで、タブと根元部との間に界面が形成され、そのことでタブと根元部とが協働しやすくなる。したがって、タブは、根元部と協働すると、滑りにくくなり、根元部による方位角方向の係止から外れにくくなる。
リングは、タブとは正反対の位置にスロットを有するのが好ましい。
リングのスロットは、第1の溝および第2の溝にリングを取り付けやすくする役目をする。タブとは正反対のスロットの位置により、リングの機能信頼性を高めることができる。万一リングが破損すれば、破損はタブ付近に生じる可能性が高くなる。その場合、破損したリングはほぼ同じ長さの2つの半リングを形成し、これらは第1および第2のフックから外れる可能性がない。したがって、スロットの反対側に配置されるタブを1つだけ有することで、リングが受ける機械的応力をスロットの反対側の前記タブ付近に集中させることができ、その結果、リングの機能信頼性を高めることができる。さらに、スロットはタブとは正反対に位置するので、リングの半径方向の可撓性を利用することで、また最初から2つのブレード根元部間にタブを配置することで、リングを第1および第2の溝内に配置することができる。したがって、組み立てると、リングの方位角方向の移動は制限される。
有利には、リングは全体の形状が軸を有する環状であり、前記リングの重心は前記軸に位置する。
バランスが保たれているリングは、ディスクとブレードとによって構成される回転アセンブリ全体のバランスに影響を与えないという利点がある。したがって、不均一な質量分布によるアンバランスを補償するためにタービンホイールに特別な機械加工を施す必要はない。したがって、方位角方向の均一な質量分布を乱すことなく、あらゆる可能な方位角方向の位置でリングを取り付けることができるので、よりタービンホイールの組み立てが容易になる。
本発明はさらに、本発明のタービンホイールを含むタービンエンジンを提供する。
本発明および本発明の利点は、非限定的な例として挙げられた一実施形態の以下の詳細な説明を読めば、より良く理解できるであろう。以下に、添付図面を参照して説明する。
本発明のタービンホイールの一部を示す図である。 本発明のタービンホイールの保持リングの取り付け方法を図1の断面IIで見た場合の図である。 本発明のタービンホイールの保持リングの取り付け方法を図1の断面IIで見た場合の図である。 図1の保持リングの全体図である。 本発明のタービンホイールが取り付けられたヘリコプタのタービンエンジンを示す図である。
図1は、回転軸Xを有するタービンホイール10の一部を示す図である。タービンホイール10は、ディスク12と複数のブレード14とを備える。ディスク12は、その周囲に、ハウジング18によって離間された複数の歯16を有する。タービンホイール10の各ブレード14は、ブレード根元部20によってハウジング18に嵌め込まれる。ブレード14の各根元部20は、軸方向に(軸Xに沿って)突出する第1のフック22を有する。各ブレード14では、第1のフック22は半径方向に配向され、ホイール10の回転軸Xに向かって半径方向に開口する第1の溝24を形成する。用語「半径方向に配向される」は「タービンホイールの半径に沿って配向される」ことを意味するが、「軸方向に配向される」は「タービンの回転軸に沿って配向される」ことを意味する。
ディスク12の各歯16は、軸方向に(軸Xに沿って)突出する第2のフック26を有する。各歯16では、第2のフック26は半径方向に配向されて、第2の溝28を画定する。第1のフック22と第2のフック26とは、ディスク12の側面12aによって画定される平面から軸方向に同じ側に延在する。第1の溝24と第2の溝28とは、方位角方向に位置合わせされている。方位角方向に、第1のフック22は第2のフック26と交互に位置する。用語「方位角方向」は、「タービンホイールの外周に沿った向き」の意味で使用される。
この例では、第1のフック22は、ブレードの取り付け基部に位置し、第2のフック26は歯16の基部に位置する。変形形態では、第1のフック22は、根元部の他の部分、例えば、ブレード14のプラットフォームの下に配置される場合もある。その場合、第2のフック26は、歯16の先端と同じ高さに配置されることになる。すなわち、フックはさまざまな半径方向位置を占めてもよい。
ブレード14をディスク12上で軸方向に保持するために、第1の溝24および第2の溝28内に保持リング30が配置される。この保持リング30は、タービンの回転軸Xと一致する軸を中心とした環状である。保持リング30は、ディスク12の側面12aから外側のリング30の軸方向面に配置される1つのタブ32を有する。タブ32は、2つの隣接するブレード14の2つの隣接する根元部20間に配置される。タブ32の方位角方向端部32aは、両側で根元部20、特に、第1のフック22に当接するのに適した形であり、第1の溝24および第2の溝28内の保持リング30の軸方向の移動を制限することができる。
また、タブ32は、垂直方向に第2のフック26と位置合わせして配置される。リング30が受ける機械的条件に関係なく、タブ32は第2のフック26と半径方向にも方位角方向にも接触することはない。したがって、第1のフック22は、第2のフック26よりも半径方向に長くなり、第1のフック22はタブ32と協働するのに適した形になると同時に、第2のフック26はタブ32(ひいてはリング30)を方位角方向に自由に移動させる形となる。その結果、第1のフック22によって画定される第1の溝24は、第2のフック26によって画定される第2の溝28より深くなる。
タブ32が確実に第2のフック26と接触できないようにするために、またリング30が確実に第2の溝28に嵌め込まれるようにするために、リング30はタブ32が延在しない外側環状部30aを有する。したがって、タブ32はリング30の内側環状部30bを占める。この例では、内側環状部30bは、外側環状部30aによって画定され、タブ32を支持する軸方向面にある中間線30cによって外側環状部30aと分割される。この中間線30cは、タブ32を支持する軸方向面の内側周縁部30dに形成される面取り部31aを機械加工することで得られた跡である(図2、図4を参照)。
図2は、第1の溝24に嵌め込まれたリング30を図1の断面IIで見た場合の図である。図3は、第2の溝28に嵌め込まれたリング30を図1の断面IIIで見た場合の図である。図3に示されるように、第2の溝28の深さはリング30の外側周縁部30eとタブ32との間の間隔より小さく、リング30の外側周縁部30eが第2の溝28の底部28cと協働するようになっており、タブ32は、第2のフック26の縁部26aから最小間隙j1だけ半径方向に離間される。すなわち、間隙j1は、タービンホイール10の動作時のタブ32におけるリング30の半径方向変形量より大きい。
さらに、第1の溝24の底部24cは、第2の溝28の底部28cよりもタービンホイール10の回転軸Xから半径方向に離れて位置し、リング30の外側周縁部30eは第1の溝24の底部24cから最小間隙j2だけ離間した状態になると同時に、第2の溝28の底部28cと協働するようになる。すなわち、間隙j2は、第1のフック22と第2のフック26の2つの間のリング30の半径方向変形量より大きい。したがって、リング30は第2のフック26によってのみ半径方向保持されると同時に、第1のフック22および第2のフック26の両方と軸方向に協働する。また、リング30は、ディスク12の側面12aと協働する。すなわち、リング30は、半径方向に第2の溝28の底部28cとのみ協働するとは言え、第1の溝24の側面24a、24b、第2の溝28の側面28a、28b、さらにディスク12の側面12aと半径方向に協働することになる。したがって、リング30は、第2のフック26とのみ半径方向に協働する。このことは、第1のフック22、特に第1の溝24の底部に生じる接触摩耗を抑える利点がある。したがって、この組み立てにより、ブレード14の第1のフック22が破損する危険性を取り除くことができる。
リング30は、第1の溝24および第2の溝28内に挿入しやすくするために、外側周縁部30eに、軸方向面の面取り部31b、31cを有することに留意されたい。タブ32を支持する軸方向面に形成される面取り部31bの幅は、ディスク12の側面12aに面する軸方向面に形成される面取り部31cの幅より小さい。面取り部の、用語「幅」は、リングの面取り部分で半径方向に延在する面取り部の寸法の意味で使用されている。
図4は、保持リング30の斜視図である。リング30は、タブ32の正反対位置にスロット34を有する。スロット34は角度が付けられている、すなわち、リング30の半径に対して斜めに延在する。この傾斜スロット34により、リング30を第1の溝24および第2の溝28内に挿入するためにリング30を半径方向に曲げやすくなる。特に、スロット34の傾斜した形状により、スロット34の縁部を画定するリング30の両端部が相互作用するのを防ぐことができる。このような相互作用は、組み立て時にリング30の弾性変形を妨げて制限してしまう恐れがある。ホイール10が動作していない時は、リング30は固有の弾性によって第1の溝24および第2の溝28内で保持されるが、タービンホイール10の動作時は、リング30は遠心力によって第1の溝24および第2の溝28内で保持されることに留意されたい。
リング30がタービンホイール10に取り付けられると、スロット34は第1の溝24または第2の溝28内に位置して、第1のフック22または第2のフック26がスロット34を画定するリング30の両端部の軸方向の移動を制限するおよび/または防ぐようにするのが好ましい。好ましくは、リングがタービンホイール10に取り付けられると、スロットは第2のフック26の1つの下にある第2の溝28の1つに位置する。有利には、タブ32の方位角方向の長さは、リングの方位角方向の最大許容移動によってスロット34が第1の溝24または第2の溝28に嵌め込まれるような長さである。すなわち、タブ32の方位角方向の長さは、タブ32が両側で根元部20の1つに当接する時でもスロット34が第1の溝24または第2の溝28から外れないような長さである。
確実にリング30のバランスが保たれるために、すなわち、確実にリング30の重心Gがリング30の軸に位置するために(リングの軸はタービンホイール10の回転軸Xと一致する)、リング30の半径方向厚さEは、リング30の外周にわたって変化する。タブ32で表わされる余分な材料分およびスロット34で表わされる材料の欠如を補償するために、リング30の半径方向厚さEは、タブ32における最小半径方向厚さEminとスロット34における最大半径方向厚さEmaxとの間で連続的に徐々に変化する。半径方向厚さEの変化は、基本的には、リング30の内側環状部30bで生じる。したがって、リング30の重心Gは、リング30の軸上の、好ましくは、リング30の中央平面との交点にある。用語「中央平面」は、リングに対して、リング30の軸方向厚さの中間を通る平面を指すのに使用されている。当然、変形形態として、リングは面取り部31a、31b、31cの形状を調整することで方位角方向のバランスが取られてもよい。当然、(面取り部および半径方向厚さの)両方の調整が一緒に使用されてもよい。さらに、タブ32の偏心加工によってリングのバランスを調整することも可能である。タブは1つだけあるので、この機械加工による調整は容易に迅速に行うことができる。また、タブ32がホイール10内の方位角方向の好適な位置を持たないので、ホイール10の全体のバランスを改善するようにタブ32の方位角方向の位置を選択するステップを含む、いわゆる「第3の」作業を行うことができる。
図5は、タービンホイール10が取り付けられたヘリコプタのタービンエンジン100を示している。当然、有利には、本発明に従って第2のタービンホイール110が作られることが可能だが、必須ではない。

Claims (13)

  1. 回転軸(X)を有し、かつ
    外周および側面(12a)を有するディスク(12)と、
    ディスク(12)に取り付けられる複数のブレード(14)であって、各々が根元部(20)と根元部から軸方向に突出する第1のフック(22)とを有し、前記第1のフック(22)が、半径方向に配向されタービンホイール(10)の回転軸(X)に向かって半径方向に開口する第1の溝(24)を画定するブレード(14)と、
    第1のフック(22)と同じ側で側面(12a)から軸方向に突出する一連の第2のフック(26)を含むディスク(12)であって、各々の第2のフック(26)が、半径方向に配向されタービンホイール(10)の回転軸(X)に向かって半径方向に開口する第2の溝(28)を画定するディスク(12)と、
    少なくとも1つのタブ(32)を含み、ブレード(14)をディスク(12)に対して軸方向に保持するために第1の溝(24)および第2の溝(28)内に配置されるように設計された軸方向保持リング(30)と
    を備えるタービンホイール(10)であって、
    タブ(32)が、リング(30)の方位角方向の移動を制限するために、隣接するブレード(14)の2つの根元部(20)間に配置されるように設計されていることを特徴とするタービンホイール(10)。
  2. タブ(32)が、リング(30)の軸方向面から軸方向に突出することを特徴とする、請求項1に記載のタービンホイール(10)。
  3. タブ(32)が、リング(30)の内側環状部(30b)に配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載のタービンホイール(10)。
  4. タブ(32)が、ブレード(14)の2つの隣接する根元部(20)の第1のフック(22)間に配置されるように設計されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  5. タブ(32)が、第2のフック(26)の1つと半径方向に位置合わせして配置されるように設計されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  6. タブ(32)とリング(30)の外側周縁部(30e)との間の最小間隔が、第2の溝(28)の1つの深さより大きいことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  7. 各ブレード(14)の第1のフック(22)が、前記ブレード(14)の根元部(20)から半径方向に突出することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  8. 各ブレード(14)の根元部(20)が、ディスク(12)の外周へと開口するハウジング(18)に嵌め込まれ、ハウジング(18)が歯(16)によって分割され、各々の第2のフック(26)が歯(16)の1つから突出することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  9. タブ(32)が、リング(30)の方位角方向の移動を制限するブレード(14)の2つの根元部(20)の支持面と平面同士で接触するのに適した接触面を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  10. リング(30)が、タブ(32)とは正反対の位置にスロット(34)を有することを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  11. リング(30)が、全体が軸(X)を有する環状であり、前記リング(30)の重心(G)が前記軸(X)上に位置することを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  12. リング(30)が、第2のフック(26)とのみ半径方向に協働することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のタービンホイール(10)を含むタービンエンジン(100)。
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