JP5516637B2 - 放電装置 - Google Patents

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Description

この発明は、放電装置に関するものである。
複数の放電ブロックの各々に対応して、異常放電検出手段、スイッチを備えた放電装置が提案されている。当該放電装置によれば、放電ブロックの電極間に接触した際や電極間が短絡した際に発生するスパーク等が異常放電検出手段により検知される。この際、異常が発生した放電ブロックに対応したスイッチが開くことにより、当該放電ブロックのみへの電圧印加が停止する。これに対し、他の放電ブロックへの電圧印加は維持される。このため、いずれかの放電ブロックでスパーク等の異常が発生した後も、他の放電ブロックで正常放電を継続することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−272127号公報
しかしながら、特許文献1記載のものは、異常放電検出手段が検知することのない所定の電流値・電圧値内での放電中に、放電の発生箇所が集中して、局所的に電流が流れることを検知できない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、放電箇所の偏りを検知することができる放電装置を提供することである。
この発明に係る放電装置は、放電電極と対向電極とからなる放電体を有し、電気的に並列に配置された複数の放電ブロックと、前記複数の放電ブロックの少なくとも一つに接続された電流計と、前記複数の放電ブロックが放電を行う際に前記電流計が観測した電流値に基づいて、異常を検知する検知部と、を備え、前記複数の放電ブロックは、放電電極を共用し、前記放電電極は、垂線方向に並んで配置された複数の第1板と、前記垂線方向に進むに連れて、前記第1板の一側と他側に交互に配置され、隣接した第1板の端部同士を連結した複数の第2板と、を有し、前記対向電極は、前記第1板と交互に前記垂線方向に並ぶように配置されたものである。
この発明に係る放電装置は、放電電極と対向電極とからなる放電体を有し、電気的に並列に配置された複数の放電ブロックと、前記複数の放電ブロックの少なくとも一つに接続された電流計と、前記複数の放電ブロックが放電を行う際に前記電流計が観測した電流値に基づいて、異常を検知する検知部と、前記複数の放電ブロックと電源との間に設けられ、前記検知部が異常を検知した際に、当該異常が発生した放電ブロックと前記電源との接続を遮断し、当該異常が発生した放電ブロック以外の放電ブロックと前記電源との接続を維持するスイッチと、を備え、前記複数の放電ブロックの各々は、互いに交互に配置された複数の放電体を備えたものである。
この発明によれば、放電箇所の偏りを検知することができる。
この発明の実施の形態1における放電装置の構成図である。 この発明の実施の形態2における放電装置の要部の構成図である。 この発明の実施の形態3における放電装置の構成図である。 この発明の実施の形態4における放電装置の構成図である。 この発明の実施の形態5における放電装置の構成図である。 この発明の実施の形態6における放電装置の要部の構成図である。 この発明の実施の形態6における放電装置の放電体の配置を説明するための図である。 この発明の実施の形態7における放電装置の構成図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における放電装置の構成図である。
図1の放電装置は、空気調和機や空気清浄機等に搭載される。図1において、1は電源である。電源1には、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bが並列に接続される。第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとは、略同様のものからなる。
第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bは、1つの放電電極3を共用する。第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとは、それぞれ対向電極4a、4bを備える。対向電極4aと対向電極4bとは、略同一平面上で並列に配置される。すなわち、対向電極4aは、放電電極3の一側に対向する。対向電極4bは、放電電極3の他側に対向する
電源1と対向電極4aとの間には、電流計5aが接続される。電源1と対向電極4bとの間には、電流計5bが接続される。電流計5aと電流計5bとには、検知部6が接続される。
一例として、電源1が定電流制御で、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bへの供給電圧が5000V、供給電流が300μAで正常な放電(ストリーマ放電、コロナ放電等)が発生する場合を説明する。
正常放電時においては、放電電極3と対向電極4aとの間や放電電極3と対向電極4bとの間で、放電の発生位置は、万遍なく均一となる。このため、放電電極3と対向電極4aとの間や放電電極3と対向電極4bとの間を通過した浮遊ウイルスや菌は、不活性化される。
この際、電流計5aと電流計5bとは、300μAを観測する。検知部6は、電流計5aの観測値と電流計5bの観測値との差が0Aであることを検出する。この場合、検知部6は、電源1を遮断しない。すなわち、正常放電が継続される。
しかしながら、製品の長期使用等により放電電極3又は対向電極4a、4bが湾曲したり、放電電極3又は対向電極4a、4bに汚れ・ごみ・埃等が付着したりする場合がある。この場合、放電電極3と対向電極4a、4bとの間の距離が短い部分や異物の付着部に電流が集中する異常が発生する。
この放電の集中が所定電流値・電圧値内で発生すると、当該放電が集中した放電ブロックに流れる電流値が大きくなる。これに対し、当該放電が集中していない放電ブロックに流れる電流値が小さくなる。
例えば、第1放電ブロック2aに異常が発生した場合、第1放電ブロック2aの電流値が350μAになると、第2放電ブロック2bの電流値は250μAとなる。この際、付着物等によって、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bにおける放電電極3と対向電極4a、4bとの間のインピーダンスも変化する。このため、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bへの供給電圧は、正常放電発生時とほぼ変わらない。
この場合、電流計5aと電流計5bとは、それぞれ、350μA、250μAを観測する。この際、検知部6は、電流計5aの観測値と電流計5bの観測値との差が100Aであることを検出する。
検知部6は、電流値の差である100Aが所定値よりも大きいか否かを判定する。所定の値は、放電装置が正常に動作し得る上限値に設定される。例えば、所定値が80μAに設定されていれば、検知部6は、電流値の差が所定値よりも大きいと判定する。この場合、検知部6は、電源1を遮断する。
以上で説明した実施の形態1によれば、電流計5a、5bが観測した電流値に基づいて、異常が検知される。すなわち、比較的簡素な構成で、所定電流値・電圧値内でも、放電箇所の偏りを検知することができる。
また、放電電極3と対向電極4a、4bの間のどこかが短絡するような導電性の高い物質が接触した場合、所定電流値・電圧値から大幅に変動する。当該変動により、スパーク等の火花放電が発生する。当該花火放電により、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bの電流値の差が大きくなる。この場合も、電源1を遮断することができる。
また、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとは、放電電極3を共用する。このため、部品点数を削減することができる。
なお、対向電極4a、4bにそれぞれ対向するように放電電極3を2つに分割し、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bをそれぞれ独立に並列接続させてもよい。さらに、放電ブロックを3つ以上の複数に分割し、それぞれの放電ブロックに対して電流計を接続してもよい。すなわち、正常放電時において、少なくとも2つ以上の放電ブロックに流れる電流値が互いに等しくなるようにすればよい。
また、電流値の異常を検知して、電源1を遮断する際に、使用者に異常状態を知らせてもよい。例えば、付着物の除去等の異常状態の復旧を促すために、表示灯やLED等を点灯させてもよい。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2における放電装置の要部の構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2においては、放電電極7は、第1板7a、第2板7bを有する。第1板7aは、垂線方向に並んで配置される。第2板7bは、第1板7aの垂線方向に進むに連れて、第1板7aの垂線方向に沿って、第1板7aの一側と他側に交互に配置される。第2板7bは、隣接した第1板7aの端部同士を連結する。
これに対し、対向電極8a〜8cは、隣接した第1板7aの間に配置される。
以上で説明した実施の形態2によれば、対向電極8a〜8cの両面側で放電が発生する。すなわち、実施の形態1よりも空気との接触効率が向上する。このため、放電を発生させる領域の幅を狭くしつつ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3における放電装置の構成図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとにそれぞれ電流計5a、5bが接続されていた。一方、実施の形態3においては、第1放電ブロック2aのみに電流計5aが接続される。
実施の形態3において、正常放電時に、電源1より供給される所定の電流値の半分の値が第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとにそれぞれ印加される。
これに対し、放電が放電電極3と対向電極4aの特定部分又は放電電極3と対向電極4bの特定部分で集中して発生した場合、電流計5aは、電源1より供給される所定の電流値の半分の値から離れた値を観測する。この際、検知部6は、電源1より供給される所定の電流値の半分の値と電流計5aに観測された電流値との差を判定する。検知部6は、当該差が所定値より大きくなった場合に、異常を検知する。この場合、検知部6は、電源1を遮断する。
以上で説明した実施の形態3によれば、1つの電流計5aのみで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、第2放電ブロック2bのみに電流計5bを設けても、同様の効果を得ることができる。
また、放電ブロックを3つ以上とし、そのうちのいずれかの放電ブロックのみに電流計を接続してもよい。この場合、検知部6は、電流計で観測された電流値が複数の放電ブロックに対して電源1から供給される電流の合計値を複数の放電装置の数で除した値から所定量だけずれた場合に異常を検知すればよい。
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4における放電装置の構成図である。なお、実施の形態1なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1においては、放電電極3が共用されていた。一方、実施の形態4においては、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとにそれぞれ放電電極9a、9bが設けられる。これらの放電電極9a、9bと電源1との間には、スイッチ10が設けられる。スイッチ10は、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとへの並列接続、第1放電ブロック2aのみへの接続、第2放電ブロック2bのみへの接続のいずれかに切り替え自在に形成される。電源1とスイッチ10との間には、制御部11が接続される。
一例として、電源1が定電流制御で、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bへの供給電圧が5000V、供給電流が300μAで正常な放電が発生する場合を説明する。
正常放電時は、スイッチ10は、第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとへの並列接続となっている。
しかしながら、何らかの理由により、放電電極9a、9bと対向電極4a、4bとの間の距離が短い部分や異物の付着部に電流が集中する異常が発生した場合、当該放電が集中した放電ブロックに流れる電流値が大きくなる。これに対し、当該放電の集中していない放電ブロックに流れる電流値が小さくなる。
例えば、第1放電ブロック2aに異常が発生した場合、第1放電ブロック2aの電流値が350μAになると、第2放電ブロック2bの電流値は250μAとなる。この際、付着物等によって、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bにおける放電電極9a、9bと対向電極4a、4bとの間のインピーダンスも変化する。このため、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bへの供給電圧は、正常放電発生時とほぼ変わらない。
この場合、電流計5aと電流計5bとは、それぞれ、350μA、250μAを観測する。この際、検知部6は、電流計5aの観測値と電流計5bの観測値との差が100Aであることを検出する。検知部6は、電流値の差が所定値よりも大きいか否かを判定する。例えば、所定の値が80μAに設定されていれば、検知部6は、電流値の差が所定の値よりも大きいと判定する。
この場合、検知部6は、スイッチ10が電流値の小さい第2放電ブロック2bのみと接続するように、制御部11に指令を出力する。当該指令に基づいて、制御部11は、スイッチ10を切り替える。その結果、第2放電ブロック2bのみがスイッチ10と接続する。この際、第2放電ブロック2bで正常な放電が発生するように、制御部11等で第2放電ブロック2bに供給される電流が調整される。
第2放電ブロック2bのみでの稼動中に、スパーク等により大電流が発生する場合もある。この際、検知部6は、電流計5bにより観測された電流値が所定の電流値よりも大きいと判定する。この場合、検知部6は、電源1を遮断する。
以上で説明した実施の形態4によれば、放電が特定の放電ブロックに集中して発生した場合でも、他の放電ブロックで正常放電を継続することができる。
なお、放電ブロックを3つ以上に分割して並列接続させてもよい。この場合、分割した放電ブロック毎に電流計を接続すればよい。この場合、異常放電時に電流値が大きい放電ブロックへの通電のみを遮断すれば、他の放電ブロックで正常放電を継続させることができる。
また、スイッチ10を切り替えた際に使用者に異常状態を知らせてもよい。例えば、付着物の除去等の異常状態の復旧を促すために、表示灯やLED等を点灯させてもよい。
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5における放電装置の構成図である。なお、実施の形態1なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4の電源1は、定電流制御を行っていた。一方、実施の形態5の電源1は、定電圧制御を行う。この場合、図5に示すように、抵抗12a、12bが設けられる。抵抗12a、12bは、それぞれ切り替え後のスイッチ10と放電電極9a、9bに接続される。
実施の形態5においては、スイッチ10が第1放電ブロック2aのみへの接続に切り替えられると、抵抗12aの存在により、第1放電ブロック2aに所定の電圧が印加される。これに対し、スイッチ10が第2放電ブロック2bのみへの接続に切り替えられると、抵抗12bの存在により、第2放電ブロック2bに所定の電圧が印加される。このため、片側の放電ブロックで正常放電が継続される。
以上で説明した実施の形態5によれば、定電圧制御の場合であっても、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図6はこの発明の実施の形態6における放電装置の要部の構成図である。なお、実施の形態4と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態6においては、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bは、それぞれ複数の放電体13a〜13c、14a〜14cを備える。各放電体13a〜13c、14a〜14cは、放電電極と対向電極を備える。放電体13a〜13cは、並列に接続される。放電体14a〜14cは、並列に接続される。
この場合、電流計5aは、各放電体13a〜13cに流れる電流の合計値を観測する。電流計5bは、各放電体14a〜14cに流れる電流の合計値を観測する。
次に、図7を用いて、各放電体13a〜13c、14a〜14cの配置を説明する。
図7はこの発明の実施の形態6における放電装置の放電体の配置を説明するための図である。
図7に示すように、第1放電ブロック2aの放電体13a〜13cと第2放電ブロック2bの放電体14a〜14cとが交互に並ぶように配置される。具体的には、放電体13aの一側に、放電体14aが配置される。放電体14aの一側に、放電体13bが配置される。放電体13bの一側に、放電体14bが配置される。放電体14bの一側に、放電体13cが配置される。放電体13cの一側に、放電体14cが配置される。
以上で説明した実施の形態6によれば、各放電体13a〜13c、14a〜14cが偏在して配置した場合よりも、放電異常による一方の放電ブロックのみでの運転時の殺菌作用が均一となる。すなわち、室中の空気と放電装置との接触効率が向上し、空気浄化効率の低減を抑制できる。
実施の形態7.
図8はこの発明の実施の形態7における放電装置の構成図である。なお、実施の形態4と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4においては、放電電極9a、9bが略同一平面上に配置されていた。また、対向電極4a、4bも略同一面上に配置されていた。一方、実施の形態7においては、放電電極9a、対向電極4a、放電電極9b、対向電極4bは、互いの垂線方向に並んで配置される。
第1放電ブロック2aと第2放電ブロック2bとの間に、絶縁板15が配置される。絶縁板15よりも第1放電ブロック2a側かつ風路の上流側には、ファン16aが設けられる。具体的には、ファン16aは、放電電極9aと対向電極4aの一側に配置される。絶縁板15よりも第2放電ブロック2b側かつ風路の上流側には、ファン16bが設けられる。具体的には、ファン16bは、放電電極9bと対向電極4bの一側に配置される。
本実施の形態においては、ファン16aが回転することにより、室中の空気が第1放電ブロック2aへ誘導される。その結果、第1放電ブロック2aでの殺菌効率が高まる。ファン16bが回転することにより、室中の空気が第2放電ブロック2bへ誘導される。その結果、第2放電ブロック2bでの殺菌効率が高まる。
この際、絶縁板15は、第1放電ブロック2aの放電電極9aと第2放電ブロック2bの対向電極4bとの間の放電や第1放電ブロック2aの対向電極4aと第2放電ブロック2bの放電電極9bとの間の放電を抑制する。また、絶縁板15は、第1放電ブロック2aに対応した風路と第2放電ブロック2bに対応した風路とを仕切る。
第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bに流れる電流値に偏りが発生すると、検知部6は、第1放電ブロック2a及び第2放電ブロック2bのうち、電流値が大きい放電ブロックへの通電を遮断する。この際、検知部6は、通電が遮断された放電ブロックに対応したファンへの通電も遮断する。
例えば、第1放電ブロック2aの放電電極9aと対向電極4aとの間に埃等が付着し、第2放電ブロック2bよりも第1放電ブロック2aへ流れる電流の方が大きくなった場合、第1放電ブロック2aへの通電が遮断される。これと同時に、ファン16aへの通電も遮断される。その結果、第1放電ブロック2a及びファン16aが停止する。これに対し、第2放電ブロック2bとファン16bは動作を継続する。このため、室中の空気はファン16bにのみに誘導される。その結果、第2放電ブロック2bのみにより殺菌される。
以上で説明した実施の形態7によれば、第1放電ブロック2a、第2放電ブロック2bにそれぞれ対応して、ファン16a、16bが設けられる。これらのファン16a、16bは、対応した放電ブロック2a、2bに連動する。このため、異常発生により放電ブロック2a、2bの一方への通電が遮断された後においても、放電ブロック2a、2bの他方及び対応したファン16a又は16bにより、室中の空気を確実に殺菌することができる。
放電異常による放電ブロックへの通電遮断後も対応したファンが運転している場合や1つのファンで放電ブロックA、Bへ通風している場合は、放電異常により通電が遮断された放電ブロックを室中のウイルスや菌が不活状態のまま通過してしまう。これに対し、本実施の形態においては、放電異常により通電が遮断された放電ブロックを室中のウイルスや菌が不活状態のまま通過することはない。
なお、第1放電ブロック2aの放電電極9aと第2放電ブロック2bの対向電極4bとの間の放電や第1放電ブロック2aの対向電極4aと第2放電ブロック2bの放電電極9bとの間に放電が発生しない場合は、絶縁板15を設けなくてもよい。
また、風路の下流側にファン16a、16bを配置してもよい。
1 電源
2a 第1放電ブロック
2b 第2放電ブロック
3 放電電極
4a、4b 対向電極
5a、 5b 電流計
6 検知部
7 放電電極
7a 第1板
7b 第2板
8a〜8c 対向電極
9a、9b 放電電極
10 スイッチ
11 制御部
12a、12b 抵抗
13a〜13c 放電体
14a〜14c 放電体
15 絶縁板
16a、16b ファン

Claims (7)

  1. 放電電極と対向電極とからなる放電体を有し、電気的に並列に配置された複数の放電ブロックと、
    前記複数の放電ブロックの少なくとも一つに接続された電流計と、
    前記複数の放電ブロックが放電を行う際に前記電流計が観測した電流値に基づいて、異常を検知する検知部と、
    を備え
    前記複数の放電ブロックは、放電電極を共用し、
    前記放電電極は、
    垂線方向に並んで配置された複数の第1板と、
    前記垂線方向に進むに連れて、前記第1板の一側と他側に交互に配置され、隣接した第1板の端部同士を連結した複数の第2板と、
    を有し、
    前記対向電極は、前記第1板と交互に前記垂線方向に並ぶように配置された放電装置。
  2. 前記電流計は、前記複数の放電ブロックの各々に対応して設けられ、
    前記検知部は、前記電流計の各々が観測した電流計の差が所定値よりも大きい場合に異常を検知する請求項1記載の放電装置。
  3. 前記検知部は、異常を検知した際に、前記複数の放電ブロックへの通電を遮断させる請求項1又は請求項に記載の放電装置。
  4. 前記電流計は、前記複数の放電ブロックのいずれか一つに接続され、
    前記検知部は、前記電流計により観測された電流値が前記複数の放電ブロックに対して電源から供給される電流の合計値を前記複数の放電装置の数で除した値から所定量だけずれた場合に異常を検知する請求項1記載の放電装置。
  5. 放電電極と対向電極とからなる放電体を有し、電気的に並列に配置された複数の放電ブロックと、
    前記複数の放電ブロックの少なくとも一つに接続された電流計と、
    前記複数の放電ブロックが放電を行う際に前記電流計が観測した電流値に基づいて、異常を検知する検知部と、
    前記複数の放電ブロックと電源との間に設けられ、前記検知部が異常を検知した際に、当該異常が発生した放電ブロックと前記電源との接続を遮断し、当該異常が発生した放電ブロック以外の放電ブロックと前記電源との接続を維持するスイッチ
    を備え
    前記複数の放電ブロックの各々は、互いに交互に配置された複数の放電体を備えた放電装置。
  6. 前記スイッチと前記複数の放電ブロックの各々との間に設けられた複数の抵抗、
    を備え、
    前記スイッチは、前記検知部が異常を検知した際に、当該異常が発生した放電ブロック以外の放電ブロックに接続された抵抗と接続する請求項記載の放電装置。
  7. 前記検知部は、前記複数の放電ブロックにそれぞれ対応した複数のファンが配置されている場合に、前記検知部が異常を検知した際に、当該異常が発生した放電ブロックに対応したファンへの通電を遮断する請求項5又は請求項に記載の放電装置。
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