JP5515245B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、MIMキャパシタを有する半導体装置及びその製造方法に係わり、特に、MIMキャパシタを追加しても高集積化を図ることができる半導体装置及びその製造方法に関する。
従来、半導体装置内に形成される容量素子の一つとして、寄生容量が小さいMIM(Metal Insulation Metal)キャパシタが用いられている。メタル多層配線技術を応用したMIMキャパシタは、MOS構造やポリシリコンを電極に持つキャパシタに比べて寄生抵抗及び寄生容量が小さく、高性能化に有用である。
MIMキャパシタは、第1の導体膜からなる下部電極と、第2の導体膜からなる上部電極と、これらに挟まれた誘電体膜からなるキャパシタ絶縁膜により形成されている。下部電極は、半導体基板上に形成された絶縁膜上に第1の導体膜が堆積され、この第1の導体膜がエッチング等によりパターニングされて形成される。誘電体膜は、下部電極上又はパターニング前の第1の導体膜上に堆積される。上部電極は、誘電体膜上に第2の導体膜が堆積され、この第2の導体膜がエッチング等によりパターニングされて形成される(例えば特許文献1参照)。
ところで、高耐圧トランジスタにMIMキャパシタを追加する場合、高電圧の影響でMIM特性が変化する可能性がある。その為従来、高耐圧領域へのMIMキャパシタの配置はあまりされておらず、低耐圧領域においてのMIMキャパシタの配置が一般的であった。
また、高耐圧トランジスタを有する電子回路部を微細プロセスにて形成する際、パターン密度の違いによって、その都度ゲート電極や配線の加工条件をチューニングする必要があった。
また、低耐圧領域でMIMキャパシタを形成する場合においても、周辺の電位による影響を懸念しつつMIMキャパシタが形成されていた。その為、MIMキャパシタの真下に位置する下層配線及び真上の上層配線に他の回路からの信号線の引き回しは避けられており、MIMキャパシタ形成の配線を含む上下3層の配線形成においては事実上制約があった。
特開2005−79513号公報(段落0002〜0003)
上述したようにMIMキャパシタを配置するには種々の制約があり、その制約が素子の高集積化を実現する際の妨げとなっている。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、MIMキャパシタを追加しても高集積化を図ることができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置は、高耐圧領域にMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有する半導体装置において、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
前記半導体基板に形成された第2導電型のソース拡散層及びドレイン拡散層と、
前記半導体基板に形成され、前記ゲート電極及び前記ソース拡散層及びドレイン拡散層を囲むように形成された第1導電型のシールド用拡散層と、
前記ゲート電極及び前記半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜に形成され、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むように配置されたホールと、
前記ホール内に埋め込まれた導電膜と、
前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成されたシールド用配線と、
前記シールド用配線上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、
前記キャパシタ絶縁膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、
を具備し、
前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース拡散層及びドレイン拡散層を有することを特徴とする。
上記半導体装置によれば、高耐圧領域において基板電位を固定するシールド用配線をキャパシタ下部電極として使用することで、高耐圧系トランジスタに印加される高電圧の影響によるMIM特性変動が避けられ、高耐圧領域でのMIMキャパシタ形成が可能となる。従って、MIMキャパシタを追加しても高集積化を図ることができる。
また、本発明に係る半導体装置において、前記キャパシタ上部電極は、前記ゲート電極に対して前記ドレイン拡散層側には形成されず、且つ前記ゲート電極に対して前記ソース拡散層側にのみ形成されており、前記ソース拡散層は、前記ゲート電極と前記キャパシタ上部電極に挟まれていることが好ましい。これにより、MIMキャパシタに与えられる高耐圧系トランジスタの動作による影響をより少なくすることができる。
本発明に係る半導体装置は、高耐圧領域の基板電位を固定するシールド配線上にMIMキャパシタを有する半導体装置において、
半導体基板と、
前記半導体基板の前記高耐圧領域に形成され、前記高耐圧領域を囲むように形成されたシールド用拡散層と、
前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜に形成され、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記高耐圧領域を囲むように配置されたホールと、
前記ホール内に埋め込まれた導電膜と、
前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成されたシールド用配線と、
前記シールド用配線上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、
前記キャパシタ絶縁膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、
を具備し、
前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体装置において、前記高耐圧領域に第2のMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有し、
半導体基板と、
前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ホール内に埋め込まれた導電膜によって囲まれたゲート電極と、
前記半導体基板に形成され、前記シールド用拡散層に囲まれたソース・ドレイン拡散層と、
前記半導体基板に形成され、前記ソース・ドレイン拡散層を囲むように形成され且つ前記シールド用拡散層の内側に形成された第2のシールド用拡散層と、
前記層間絶縁膜に形成され、前記第2のシールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むように配置された第2のホールと、
前記第2のホール内に埋め込まれた第2の導電膜と、
前記第2の導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成された第2のシールド用配線と、
前記第2のシールド用配線上に形成された第2のキャパシタ絶縁膜と、
前記第2のキャパシタ絶縁膜上に形成された第2のキャパシタ上部電極と、
を具備し、
前記第2のMIMキャパシタは、前記第2のシールド用配線を第2のキャパシタ下部電極とし、前記第2のキャパシタ上部電極と前記第2のキャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース・ドレイン拡散層を有することも可能である。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、高耐圧領域にMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
前記半導体基板に第2導電型の不純物イオンを導入することにより、前記半導体基板に第2導電型のソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、
前記半導体基板に第1導電型の不純物イオンを導入することにより、前記ゲート電極及び前記ソース・ドレイン拡散層を囲むような形状のシールド用拡散層を前記半導体基板に形成する工程と、
前記ゲート電極及び前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
前記層間絶縁膜に、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むような形状のホールを形成する工程と、
前記ホール内に導電膜を埋め込む工程と、
前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上にシールド用配線を形成する工程と、
前記シールド用配線上にキャパシタ絶縁膜を形成し、前記キャパシタ絶縁膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、
を具備し、
前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース・ドレイン拡散層を有することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、高耐圧領域の基板電位を固定するシールド配線上にMIMキャパシタを有する半導体装置の製造方法において、
半導体基板の前記高耐圧領域に、前記高耐圧領域を囲むようにシールド用拡散層を形成する工程と、
前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、
前記層間絶縁膜に、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記高耐圧領域を囲むようにホールを形成する工程と、
前記ホール内に導電膜を埋め込む工程と、
前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上にシールド用配線を形成する工程と、
前記シールド用配線上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
前記キャパシタ絶縁膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、
を具備し、
前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。図5(a)〜(c)は図1に示す半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。図1は高耐圧領域に形成された高耐圧系トランジスタを示しており、また、図5(a)〜(c)は図1に示すA−A'部に相当する断面図である。なお、本明細書でいう高耐圧領域とは、動作電圧が7V以上(好ましくは20V以上)の高耐圧系トランジスタを形成する領域をいい、低耐圧領域とは、動作電圧が7V未満(好ましくは20V未満)の低耐圧系トランジスタを形成する領域をいう。
まず、図5(a)に示すように、シリコン基板1の表面上に素子分離膜であるLOCOS酸化膜2及び2aを形成する。次いで、シリコン基板1上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてシリコン基板1にN型不純物イオンを注入する。これによって、シリコン基板1にN型低濃度不純物領域4が形成される。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、シリコン基板1の表面上にゲート絶縁膜8となるゲート酸化膜を熱酸化法にて形成する。その後、ゲート絶縁膜8及びLOCOS酸化膜2,2aの上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法にてPoly−Si膜を成膜し、このPoly−Si膜をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。これにより、ゲート絶縁膜8上にゲート電極6が形成される。その後、ゲート電極6を含む全面上に例えばシリコン窒化膜をCVD法により成膜する。その後、エッチバックにてシリコン窒化膜をエッチングすることにより、ゲート電極6の側壁にサイドウォール7が形成される。
次いで、ゲート電極6、サイドウォール7、ゲート絶縁膜8及びLOCOS酸化膜2、2aの上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン、ゲート電極6及びLOCOS酸化膜2、2aをマスクとしてシリコン基板1にN型不純物イオンを注入する。これにより、N型低濃度不純物領域4内にN型高耐圧トランジスタのソース・ドレイン領域5の拡散層となるN型不純物領域が形成される。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、ゲート電極6、サイドウォール7、ゲート絶縁膜8及びLOCOS酸化膜2、2aの上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン、ゲート電極6及びLOCOS酸化膜2,2aをマスクとしてシリコン基板1にP型不純物イオンを注入する。これにより、シリコン基板1にシールド用不純物領域5aが形成される。このシールド用不純物領域5aはゲート電極6及びソース・ドレイン領域5の周囲を囲むように配置され、シールド用拡散層となるものである。
次に、ゲート電極6、サイドウォール7、ソース・ドレイン領域5及びLOCOS酸化膜2を含む全面上にスパッタリングにより図示せぬTi膜を形成する。その後、Ti膜を例えば700℃で30秒加熱処理することによってゲート電極6、ソース・ドレイン領域5及びシリコン基板1それぞれの表面にはTiシリサイド膜3が形成される。
その後、Tiシリサイド3及びゲート電極6を含む全面上にCVD法にて第1の層間絶縁膜9を成膜する。次いで、この第1の層間絶縁膜9をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。その結果、第1の層間絶縁膜9にソース・ドレイン領域5上に位置するコンタクトホール10が形成されると共に、高耐圧トランジスタを囲み、シールド配線となるリング状のコンタクトホール10aが形成される。
次いで、コンタクトホール10、10a内及び第1の層間絶縁膜9上にスパッタリングによりW膜を成膜し、その後CMP法により第1の層間絶縁膜9上のW膜を除去する。それにより、コンタクトホール10及び10a内に第1のWプラグ11及び11aが埋め込まれる。
次いで、図5(b)に示すように、第1の層間絶縁膜9及び第1のWプラグ11及び11a上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。次いで、CVD法によりAl合金膜上にMIMキャパシタを構成する為の絶縁膜となる窒化Si膜を成膜する。さらに、スパッタリング法にて窒化シリコン膜上にMIMキャパシタの上部電極となる窒化Ti膜を成膜する。
その後、窒化Ti膜及び窒化Si膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて共に加工する。それにより、キャパシタ絶縁膜13及びキャパシタ上部電極14が形成される。その後、Al合金膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて加工することにより、第1の層間絶縁膜9上には第1のAl配線12及び12aが形成される。図1に示すように、第1のAl配線はソース・ドレイン領域5及びゲート電極6上方に位置する第1のAl配線12と、そのトランジスタを囲むリング状のAlシールド構造12aを有している。また、第1の層間絶縁膜9上には第1のAl配線12及び12aを形成すると共に、Alシールド12aをキャパシタ下部電極としたMIMキャパシタが形成される。
次いで、図5(c)に示すように、第1の層間絶縁膜9上、第1のAl配線12上、Alシールド12a上及びキャパシタ上部電極14上にCVD法にて第2の層間絶縁膜15を成膜する。次いで、第2の層間絶縁膜15をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。その結果、第2の層間絶縁膜15にソース・ドレイン領域5の上方に位置するviaホール16及びMIMキャパシタを構成するキャパシタ上部電極14上方に位置するviaホール16aが形成される。
その後、viaホール16、16a内及び第2の層間絶縁膜15上に、CVD法によりW膜を形成し、第2の層間絶縁膜15上に位置するW膜をCMP法により除去する。これにより、viaホール16及び16a内に第2のWプラグ17及び17aが埋め込まれる。
次いで、第2の層間絶縁膜15上及び第2のWプラグ17、17a上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。その後、Al合金膜に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングすることにより、第2の層間絶縁膜15上には第2のAl配線18が形成される。
こうして作成された半導体装置は図1に示すように、ゲート電極6及びソース・ドレイン領域5を有する高耐圧系トランジスタと、そのトランジスタを囲むリング状のコンタクトホール10aに埋め込まれた第1のWプラグ11aと、その上に形成されたリング状のAlシールド12aと、Alシールドである第1のAl配線12aをキャパシタ下部電極としたMIMキャパシタ構造を有している。MIMキャパシタはAlシールドである第1のAl配線12aをキャパシタ下部電極として兼ねており、その上にはキャパシタ絶縁膜13及びキャパシタ上部電極14が積層されている。
以上、本発明の第1の実施形態によれば、高耐圧領域において基板電位を固定するAlシールドをキャパシタ下部電極として使用することで高耐圧領域でのMIMキャパシタ形成が可能となる。また、基板電位を固定するAlシールドをキャパシタ下部電極として使用することで、高電圧の影響によるMIM特性変動が避けられ、さらにこれまでシールドのみを目的としていた第1のAl配線がMIMキャパシタも兼ねる為、高集積化が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について図2を参照しつつ説明する。図2は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。
まず、図2に示すように、LOCOS酸化膜、低濃度不純物領域、ゲート絶縁膜、ゲート電極、サイドウォール、ソース・ドレイン領域の拡散層、Tiシリサイド、第1の層間絶縁膜、コンタクトホール、第1のWプラグ、第1のAl配線、Alシールド、MIMキャパシタ絶縁膜、MIMキャパシタ上部電極、第2の層間絶縁膜、viaホール、第2のWプラグ及び第2のAl配線を形成する工程においては第1の実施形態と同様の製造方法が用いられる。
Alシールド上にMIMキャパシタを形成する工程において、図2に示すように、Alシールドをキャパシタ下部電極とし、Alシールド上にキャパシタ絶縁膜及びキャパシタ上部電極の加工形成する。この際に、MIMキャパシタをAlシールド内においてゲート電極から最大限遠ざけた位置に形成し、且つトランジスタに影響を及ぼすことがない範囲においてパターン面積を最大にして形成する。つまり、MIMキャパシタ又はキャパシタ上部電極は、ゲート電極に対してドレイン拡散層側には形成されず、且つゲート電極に対してソース拡散層側にのみ形成されており、前記ソース拡散層は、前記ゲート電極と前記キャパシタ上部電極に挟まれている。
以上、本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、MIMキャパシタ面積を大きく形成することによって、より大容量のMIMキャパシタを形成することが可能である。
次に、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。また、図7は図3に示す半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。図3は低耐圧領域102と高耐圧領域101が交互に形成されていることを示しており、また、図7は図3に示すC−C'部に相当する断面図である。なお、高耐圧領域101には、図1又は図2に示す半導体装置が複数配置されている。
図7に示すように、シリコン基板41上の高耐圧領域101にNウェル領域43を形成する。次いで、図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして、P型不純物イオンを注入することにより、高耐圧領域101と低耐圧領域102,103の境界にHV−Pwell(高耐圧P型不純物領域)46を形成する。次いで、シリコン基板41の表面上に素子分離膜であるLOCOS酸化膜42を形成する。その後、シリコン基板41上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜42をマスクとしてN型不純物イオンを注入し、Nウェル領域43内にN型低濃度不純物領域44を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。次いで、シリコン基板41上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜42をマスクとしてP型不純物イオンを注入し、シリコン基板41の低耐圧領域102,103にP型低濃度不純物領域47を形成する。その後、レジストパターンを剥離する
次いで、シリコン基板41上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜42をマスクとしてN型不純物イオンを注入し、N型低濃度不純物領域44内に高耐圧領域101のシールド用拡散層となるN型高濃度不純物領域45を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。次いで、シリコン基板41上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜42をマスクとしてP型不純物イオンを注入し、P型低濃度不純物領域47内に低耐圧領域102,103のシールド用拡散層となるP型高濃度不純物領域48を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、シリコン基板41上にTiシリサイド膜50を形成する。その後、CVD法にてTiシリサイド膜50及びLOCOS酸化膜42上に第1の層間絶縁膜49を形成する。この第1の層間絶縁膜49をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工形成することにより、高耐圧領域101のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール52が形成されると共に、低耐圧領域102,103のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール52aが形成される。
次いで、コンタクトホール52、52a内及び第1の層間絶縁膜49上にスパッタリングによりW膜を成膜し、その後CMP法により第1の層間絶縁膜49上のW膜を除去する。それにより、コンタクトホール52及び52a内に第1のWプラグ51及び51aが埋め込まれる。その後、第1の層間絶縁膜49及び第1のWプラグ51及び51a上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。次いで、CVD法によりAl合金膜上にMIMキャパシタを構成する為の絶縁膜となる窒化Si膜を成膜する。さらに、スパッタリング法にて窒化シリコン膜上にMIMキャパシタの上部電極となる窒化Ti膜を成膜する。
次いで、窒化Ti膜及び窒化Si膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて共に加工する。それにより、高耐圧領域101のキャパシタ絶縁膜56及び高耐圧領域101のキャパシタ上部電極57が形成されると共に、低耐圧領域102,103のキャパシタ絶縁膜56a及び低耐圧領域102,103のキャパシタ上部電極57aが形成される。その後、Al合金膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて加工することにより、図3に示すように、第1の層間絶縁膜49上にはリング状の高耐圧領域101のAlシールド53及び低耐圧領域102,103のAlシールド53aが形成される。また、高耐圧領域101のAlシールド53上及び低耐圧領域102,103のAlシールド53a上にはそれぞれAlシールド53及び53aをキャパシタ下部電極とするMIMキャパシタが形成される。
次いで、第1の層間絶縁膜49上、Alシールド53、53a上及びキャパシタ上部電極57、57a上にCVD法にて第2の層間絶縁膜58を成膜する。次いで、第2の層間絶縁膜58をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。その結果、第2の層間絶縁膜58に高耐圧領域101のAlシールド53上に位置するviaホール55、高耐圧領域101のキャパシタ上部電極57上に位置するviaホール55c、低耐圧領域102,103のAlシールド53a上に位置するviaホール55a及び低耐圧領域102,103のキャパシタ上部電極57a上に位置するviaホール55bが形成される。
その後、viaホール55、55a、55b、55c内及び第2の層間絶縁膜58上に、CVD法によりW膜を形成し、第2の層間絶縁膜58上に位置するW膜をCMP法により除去する。これにより、viaホール55、55a、55b及び55c内にはそれぞれ第2のWプラグ54、54a、54b及び54cが埋め込まれる。
次いで、第2の層間絶縁膜58上及び第2のWプラグ54、54a、54b、54c上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。その後、Al合金膜に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングすることにより、第2の層間絶縁膜58上には第2のAl配線59が形成される。
こうして作成された半導体装置は図3に示すように、高耐圧領域101のAlシールド53と低耐圧領域102,103のAlシールド53aの境界において、それぞれAlシールド53及び53aをキャパシタ下部電極としたMIMキャパシタ構造を有している。
以上、本発明の第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。また、図6は図4に示す半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。図4は高耐圧領域内に高耐圧領域が形成されていることを示しており、また、図6は図4に示すD−D'部に相当する断面図である。
図6に示すように、シリコン基板21上に高耐圧領域202であるNウェル領域25を形成する。次いでシリコン基板21に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてNウェル領域25内に高耐圧領域201であるPウェル領域26を形成し、レジストパターンを剥離する。その後、シリコン基板21上に素子分離膜であるLOCOS酸化膜22を形成する。
次いで、シリコン基板21上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜22をマスクとしてN型不純物イオンを注入し、Nウェル領域25内にN型低濃度不純物領域38を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。次いで、シリコン基板21上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜22をマスクとしてP型不純物イオンを注入し、シリコン基板21の高耐圧領域201にP型低濃度不純物領域23を形成する。その後、レジストパターンを剥離する
次いで、シリコン基板21上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜22をマスクとしてN型不純物イオンを注入し、N型低濃度不純物領域38内に高耐圧領域202のシールド用拡散層となるN型高濃度不純物領域39を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。次いで、シリコン基板21上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜22をマスクとしてP型不純物イオンを注入し、P型低濃度不純物領域23内に高耐圧領域201のシールド用拡散層となるP型高濃度不純物領域24を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、シリコン基板21上にTiシリサイド膜27を形成する。その後、CVD法にてTiシリサイド膜27及びLOCOS酸化膜22上に第1の層間絶縁膜30を形成する。この第1の層間絶縁膜30をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工形成することにより、高耐圧領域201のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール29が形成されると共に、高耐圧領域202のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール29aが形成される。
次いで、コンタクトホール29、29a内及び第1の層間絶縁膜30上にスパッタリングによりW膜を成膜し、その後CMP法により第1の層間絶縁膜30上のW膜を除去する。それにより、コンタクトホール29及び29a内に第1のWプラグ28及び28aが埋め込まれる。その後、第1の層間絶縁膜30及び第1のWプラグ28及び28a上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。次いで、Al合金膜上にCVD法によりMIMキャパシタを構成する為の絶縁膜となる窒化Si膜を成膜する。さらに、スパッタリング法にて窒化シリコン膜上にMIMキャパシタの上部電極となる窒化Ti膜を成膜する。
次いで、窒化Ti膜及び窒化Si膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて共に加工する。それにより、高耐圧領域201のキャパシタ絶縁膜34及び高耐圧領域201のキャパシタ上部電極35が形成されると共に、高耐圧領域202のキャパシタ絶縁膜34a及び高耐圧領域202のキャパシタ上部電極35aが形成される。その後、Al合金膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて加工することにより、図4に示すように、第1の層間絶縁膜30上にはリング状の高耐圧領域201のAlシールド31及び高耐圧領域202のAlシールド31aが形成される。また、高耐圧領域201のAlシールド31上及び高耐圧領域202のAlシールド31a上にはそれぞれAlシールド31及び31aをキャパシタ下部電極とするMIMキャパシタが形成される。
次いで、第1の層間絶縁膜30上、Alシールド31、31a上及びキャパシタ上部電極35、35a上にCVD法にて第2の層間絶縁膜36を成膜する。次いで、第2の層間絶縁膜36をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。その結果、第2の層間絶縁膜36に高耐圧領域201のAlシールド31上に位置するviaホール33、高耐圧領域201のキャパシタ上部電極35上に位置するviaホール33c、高耐圧領域202のAlシールド31a上に位置するviaホール33a及び高耐圧領域202のキャパシタ上部電極35a上に位置するviaホール33bが形成される。
その後、viaホール33、33a、33b、33c内及び第2の層間絶縁膜36上に、CVD法によりW膜を形成し、第2の層間絶縁膜36上に位置するW膜をCMP法により除去する。これにより、viaホール33、33a、33b、及び33c内にはそれぞれ第2のWプラグ32、32a、32b及び32cが埋め込まれる。
次いで、第2の層間絶縁膜36上及び第2のWプラグ32、32a、32b、32c上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。その後、Al合金膜に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングすることにより、第2の層間絶縁膜36上には第2のAl配線37が形成される。
こうして作成された半導体装置は図4に示すように、高耐圧領域202のAlシールド31a内に形成された高耐圧領域201のAlシールド31の境界において、それぞれAlシールド31a及び31をキャパシタ下部電極としたMIMキャパシタ構造を有している。
以上、本発明の第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図である。また、図9及び図10は図8に示す半導体装置の製造方法を説明する為の断面図である。図9は低耐圧領域内に高耐圧領域が形成されていることを示しており、図10は低耐圧領域104と逆側の導電型である低耐圧領域107が交互に形成されていることを示している。また、図9は図8に示すE−E'部に相当する断面図であり、図10は図8に示すF−F'部に相当する断面図である。
図9及び図10に示すように、シリコン基板61に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして高耐圧領域105にNウェル領域70を形成し、レジストパターンを剥離する。また、シリコン基板61に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして高耐圧領域106にPウェル領域69を形成し、レジストパターンを剥離する。次いで、シリコン基板61上に低耐圧領域104であるNウェル領域68を形成する。次いで、低耐圧領域107であるPウェル領域85を形成する。その後、シリコン基板61上に素子分離膜であるLOCOS酸化膜62を形成する。
次いで、シリコン基板61上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜62をマスクとしてN型不純物イオンを注入し、シリコン基板61の高耐圧領域105にN型低濃度不純物領域65を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。また、シリコン基板61上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜62をマスクとしてP型不純物イオンを注入し、シリコン基板61の高耐圧領域106にP型低濃度不純物領域63を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、シリコン基板61上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜62をマスクとしてN型不純物イオンを注入する。これにより、Nウェル領域68内に低耐圧領域104のシールド用拡散層となるN型高濃度不純物領域67を形成すると共に、N型低濃度不純物領域65内に高耐圧領域105のシールド用拡散層となるN型高濃度不純物領域66を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。
次いで、シリコン基板61上に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターン及びLOCOS酸化膜62をマスクとしてP型不純物イオンを注入する。これにより、Pウェル領域85内に低耐圧領域107のシールド用拡散層となるP型高濃度不純物領域86を形成すると共に、P型低濃度不純物領域63内に高耐圧領域106のシールド用拡散層となるP型高濃度不純物領域64を形成する。その後、レジストパターンを剥離する。この際に、N型高濃度不純物領域67,66及びP型高濃度不純物領域86、64を形成する順序は、どちらの導電型が先でも良い
次いで、シリコン基板61上にTiシリサイド膜73を形成する。その後、CVD法にてTiシリサイド膜73及びLOCOS酸化膜62上に第1の層間絶縁膜74を形成する。この第1の層間絶縁膜74をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工形成することにより、高耐圧領域105のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール75b及び高耐圧領域106のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール75aが形成されると共に、低耐圧領域104のシールド用拡散層上に位置するリング状のコンタクトホール75及び低耐圧領域107のシールド用拡散層上に位置するコンタクトホール75cが形成される。
次いで、コンタクトホール75、75a、75b及び75c内及び第1の層間絶縁膜74上にスパッタリングによりW膜を成膜し、その後CMP法により第1の層間絶縁膜74上のW膜を除去する。それにより、コンタクトホール75、75a、75b及び75c内に第1のWプラグ76、76a、76b及び76cが埋め込まれる。その後、第1の層間絶縁膜74及び第1のWプラグ76、76a、76b及び76c上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。次いで、Al合金膜上にCVD法によりMIMキャパシタを構成する為の絶縁膜となる窒化Si膜を成膜する。さらに、スパッタリング法にて窒化シリコン膜上にMIMキャパシタの上部電極となる窒化Ti膜を成膜する。
次いで、窒化Ti膜及び窒化Si膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて共に加工する。それにより、高耐圧領域105のキャパシタ絶縁膜81b、高耐圧領域106のキャパシタ絶縁膜81a及び低耐圧領域104のキャパシタ絶縁膜81が形成される。また、キャパシタ絶縁膜81、81a、81bが形成されると共に、高耐圧領域105のキャパシタ上部電極82b、高耐圧領域106のキャパシタ上部電極82a及び低耐圧領域104のキャパシタ上部電極82が形成される。その後、Al合金膜をフォトリソグラフィー法及びエッチング法を用いて加工することにより、図8に示すように、第1の層間絶縁膜74上にはリング状の高耐圧領域105のAlシールド77b、高耐圧領域106のAlシールド77a、低耐圧領域104のAlシールド77及び低耐圧領域107のAlシールド77cが形成される。また、高耐圧領域105のAlシールド77b上、高耐圧領域106のAlシールド77a上及び低耐圧領域104のAlシールド77上にはそれぞれAlシールド77、77aおよび77cをキャパシタ下部電極とするリング状のMIMキャパシタが形成される。
次いで、第1の層間絶縁膜74上、Alシールド77、77a、77b、77c上及びキャパシタ上部電極81、81a、81b上にCVD法にて第2の層間絶縁膜78を成膜する。次いで、第2の層間絶縁膜78をフォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて加工する。その結果、第2の層間絶縁膜78に高耐圧領域105のAlシールド77b上に位置するviaホール79e、高耐圧領域105のキャパシタ上部電極82b上に位置するviaホール79b、高耐圧領域106のAlシールド77a上に位置するviaホール79d、高耐圧領域106のキャパシタ上部電極82a上に位置するviaホール79a、低耐圧領域104のAlシールド77上に位置するviaホール79f、低耐圧領域104のキャパシタ上部電極82上に位置するviaホール79及び低耐圧領域107のAlシールド77c上に位置するviaホール79cが形成される。
その後、viaホール79、79a、79b、79c、79d、79e、79f内及び第2の層間絶縁膜78上に、CVD法によりW膜を形成し、第2の層間絶縁膜78上に位置するW膜をCMP法により除去する。これにより、viaホール79、79a、79b、79c、79d、79e及び79f内にはそれぞれ第2のWプラグ80、80a、80b、80c、80d、80e及び80fが埋め込まれる。
次いで、第2の層間絶縁膜78上及び第2のWプラグ80、80a、80b、80c、80d、80e、80f上にスパッタリング法によりAl合金膜を形成する。その後、Al合金膜に図示せぬレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングすることにより、第2の層間絶縁膜78上にはそれぞれ第2のAl配線83、83a、83b、83c、83d、83e及び83fが形成される。
こうして作製された半導体装置は図8に示すように、低耐圧領域104のAlシールド77内に形成された高耐圧領域105のAlシールド77b及び高耐圧領域106のAlシールド77aにおいて、それぞれAlシールド77、77a及び77bをキャパシタ下部電極としたMIMキャパシタ構造を有している。
以上、本発明の第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、MIMキャパシタ面積を大きく形成することによって、より大容量のMIMキャパシタを形成することが可能である。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、高耐圧系トランジスタを形成する高耐圧領域の導電型は変更することも可能である。また、高耐圧領域と低耐圧領域が連なる場合においてもそれぞれの導電型の変更は可能である。さらに低耐圧領域内に形成された低耐圧領域、又は高耐圧領域内に形成された高耐圧領域の場合においてもそれぞれの導電型の変更は可能である。
第1の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図。 第2の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図。 第3の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平年図。 第4の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図。 (a)〜(c)は第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図。 第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図。 第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図。 第5の実施形態に係る半導体装置を説明する為の平面図。 第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図。 第5の実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する為の断面図。
符号の説明
1,21,41、61・・・シリコン基板、2,2a,22,42・・・LOCOS酸化膜、3,27,50・・・Tiシリサイド、4・・・N型低濃度不純物領域、5・・・ソース・ドレイン領域、5a・・・シールド用不純物領域、6・・・ゲート電極、7・・・サイドウォール、8・・・ゲート絶縁膜、9,30,49、74・・・第1の層間絶縁膜、10,10a,29,29a,52,52a、75,75a,75b,75c・・・コンタクトホール(ホール)、11,11a,28,28a,51,51a,76,76a,76b,76c・・・第1のWプラグ、12,77c・・・第1のAl配線、12a,31a,31,53,53a,77,77a,77b・・・Alシールド、13,34,34a,56,56a,81,81a,81b・・・キャパシタ絶縁膜、14,35,35a,57,57a,82,82a,82b・・・キャパシタ上部電極、15,36,58,78・・・第2の層間絶縁膜、16,16a,33,33a,33b,33c,55,55a,55b,55c,79,79a79b,79c,79d,79e,79f・・・viaホール、17,17a,32,32a,32b,32c,54,54a,54b,54c,80,80a,80b,80c,80d,80e,80f・・・第2のWプラグ、18,37,59,83a,83b,83c,83d,83e,83f,83・・・第2のAl配線、23,47、63・・・P型低濃度不純物領域、24,48、64・・・P型高濃度不純物領域、38,44、65・・・N型低濃度不純物領域、39,45、66・・・N型高濃度不純物領域、46・・・HV−Pwell領域(高耐圧P型不純物領域)、25,43・・・Nウェル領域、26Pウェル領域、101,201,202105,106…高耐圧領域、102,103、104、107…低耐圧領域、68・・・LV−Nwell領域、85・・・LV−Pwell領域、70・・・HV−Nwell領域、69・・・HV−Pwell領域、86・・・P型不純物領域

Claims (6)

  1. 高耐圧領域にMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有する半導体装置において、
    第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、
    前記半導体基板に形成された第2導電型のソース拡散層及びドレイン拡散層と、
    前記半導体基板に形成され、前記ゲート電極及び前記ソース拡散層及びドレイン拡散層を囲むように形成された第1導電型のシールド用拡散層と、
    前記ゲート電極及び前記半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に形成され、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むように配置されたホールと、
    前記ホール内に埋め込まれた導電膜と、
    前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成されたシールド用配線と、
    前記シールド用配線上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、
    前記キャパシタ絶縁膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、
    を具備し、
    前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース拡散層及びドレイン拡散層を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、前記キャパシタ上部電極は、前記ゲート電極に対して前記ドレイン拡散層側には形成されず、且つ前記ゲート電極に対して前記ソース拡散層側にのみ形成されており、前記ソース拡散層は、前記ゲート電極と前記キャパシタ上部電極に挟まれていることを特徴とする半導体装置。
  3. 高耐圧領域の基板電位を固定するシールド配線上にMIMキャパシタを有する半導体装置において、
    半導体基板と、
    前記半導体基板の前記高耐圧領域に形成され、前記高耐圧領域を囲むように形成されたシールド用拡散層と、
    前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に形成され、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記高耐圧領域を囲むように配置されたホールと、
    前記ホール内に埋め込まれた導電膜と、
    前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成されたシールド用配線と、
    前記シールド用配線上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、
    前記キャパシタ絶縁膜上に形成されたキャパシタ上部電極と、
    を具備し、
    前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、前記高耐圧領域に第2のMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有し、
    半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ホール内に埋め込まれた導電膜によって囲まれたゲート電極と、
    前記半導体基板に形成され、前記シールド用拡散層に囲まれたソース・ドレイン拡散層と、
    前記半導体基板に形成され、前記ソース・ドレイン拡散層を囲むように形成され且つ前記シールド用拡散層の内側に形成された第2のシールド用拡散層と、
    前記層間絶縁膜に形成され、前記第2のシールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むように配置された第2のホールと、
    前記第2のホール内に埋め込まれた第2の導電膜と、
    前記第2の導電膜及び前記層間絶縁膜の上に形成された第2のシールド用配線と、
    前記第2のシールド用配線上に形成された第2のキャパシタ絶縁膜と、
    前記第2のキャパシタ絶縁膜上に形成された第2のキャパシタ上部電極と、
    を具備し、
    前記第2のMIMキャパシタは、前記第2のシールド用配線を第2のキャパシタ下部電極とし、前記第2のキャパシタ上部電極と前記第2のキャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース・ドレイン拡散層を有することを特徴とする半導体装置。
  5. 高耐圧領域にMIMキャパシタ及び高耐圧系トランジスタを有する半導体装置の製造方法において、
    第1導電型の半導体基板上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、
    前記半導体基板に第2導電型の不純物イオンを導入することにより、前記半導体基板に第2導電型のソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、
    前記半導体基板に第1導電型の不純物イオンを導入することにより、前記ゲート電極及び前記ソース・ドレイン拡散層を囲むような形状のシールド用拡散層を前記半導体基板に形成する工程と、
    前記ゲート電極及び前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜に、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記ゲート電極を囲むような形状のホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を埋め込む工程と、
    前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上にシールド用配線を形成する工程と、
    前記シールド用配線上にキャパシタ絶縁膜を形成し、前記キャパシタ絶縁膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、
    を具備し、
    前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有しており、前記高耐圧系トランジスタは、前記ゲート電極、前記ゲート絶縁膜及び前記ソース・ドレイン拡散層を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 高耐圧領域の基板電位を固定するシールド配線上にMIMキャパシタを有する半導体装置の製造方法において、
    半導体基板の前記高耐圧領域に、前記高耐圧領域を囲むようにシールド用拡散層を形成する工程と、
    前記半導体基板上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜に、前記シールド用拡散層上に位置し且つ前記高耐圧領域を囲むようにホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を埋め込む工程と、
    前記導電膜及び前記層間絶縁膜の上にシールド用配線を形成する工程と、
    前記シールド用配線上にキャパシタ絶縁膜を形成する工程と、
    前記キャパシタ絶縁膜上にキャパシタ上部電極を形成する工程と、
    を具備し、
    前記MIMキャパシタは、前記シールド用配線をキャパシタ下部電極とし、前記キャパシタ上部電極と前記キャパシタ絶縁膜を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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