JP5492568B2 - 宇宙浮遊物体の検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地球周回軌道上等の宇宙空間に存在する宇宙浮遊物体の存在を検出するために用いる宇宙浮遊物体の検出装置に関するものである。
宇宙空間のうち、地球周回軌道上には、役目を終えた人工衛星やロケットの残骸、あるいは、これらが爆発したときの破片等の人工的な飛翔物体であるスペースデブリが多く存在している。又、天然岩石や鉱物・金属等からなる宇宙塵(微小な隕石)も存在している。
上記スペースデブリや宇宙塵の如き宇宙浮遊物体は、速度が速いため、運用中の人工衛星や有人宇宙船、宇宙ステーション等の宇宙機に衝突すると該運用中の宇宙機に重大な影響を与える虞がある。そのために、上記のような宇宙浮遊物体と運用中の宇宙機との衝突を防止するための対策を講じる上で、宇宙環境における宇宙浮遊物体の存在状況を正確に把握することが必要とされる。
そのために、上記のような宇宙浮遊物体のうち、比較的大きなスペースデブリについては、地上から光学望遠鏡やレーダーを用いての観測が行われている。しかし、この種の観測方法では、直径数センチメートル以上のサイズを有するスペースデブリしか検出できないため、それ以下のサイズの宇宙浮遊物体については、衛星等により実際に衝突する宇宙浮遊物体を検出して、その分布等を調べる必要がある。
この種の宇宙浮遊物体との衝突に基いて宇宙浮遊物体の検出を行うための手法としては、従来、ピエゾフィルムやピエゾ素子やマイクロフォン等の検出器により宇宙浮遊物体の衝突時に生じる音響や振動を計測する方式(たとえば、特許文献1参照)、宇宙浮遊物体が衝突してプラズマ化する際の光や電荷を所要の検出器で測定する方式、検出器となるピエゾフィルムに電荷を予めかけておき、宇宙浮遊物体が衝突して貫通する際に生じる電圧変動を測定する方式等が考えられてきている。
更には、小さな缶体にガスを詰めておき、宇宙浮遊物体が上記缶体に衝突してガスが抜けることで生じる該缶体内部の圧力変動を測定することで、宇宙浮遊物体との衝突を検出する手法も検討されている。
特開平5−286500号公報
ところが、上記したような宇宙浮遊物体の衝突を検出するために検討されている従来の手法では、いずれも検出領域を広く設定することが難しいというのが実状である。すなわち、宇宙浮遊物体の衝突時に生じる音響や振動を計測する手法を実施するためには、宇宙浮遊物体の衝突によって振動や音響を生じるようなある程度の硬さを有するものが必要であり、更に、この宇宙浮遊物体の衝突によって生じる音響や振動が伝わる範囲ごとに検出器を設けなければならないため、多くの検出器が必要とされる。
又、宇宙浮遊物体が衝突してプラズマ化する際の光や電荷を測定できるのは、直径30cm程度の範囲に限られる。しかも、プラズマを検出するための装置構成が複雑で大型化してしまう。
ピエゾフィルムに電荷を予めかけておき、宇宙浮遊物体が衝突して貫通する際に生じる電圧変動を測定する手法では、電荷をかけるためにピエゾフィルムの大きさに自ずから制限が生じてしまう。
小さな缶体にガスを詰めておく手法では、検出領域を広くするためには、上記缶体を多数設けなければならず、装置が複雑化すると共に、重量が増大する虞もある。
しかも、上記従来の各手法では、いずれも、宇宙浮遊物体の衝突を検出するための専用の構造物が必要とされ、更には、どの程度の粒径の宇宙浮遊物体がどの程度の速度で衝突したときに、電気的にどのくらいの信号強度が出るかということを知るために、予め、地上の施設で宇宙浮遊物体の様々な衝突パターンを模した実験や計算を行って、較正を行う必要があるため、この較正作業のために多くの手間及び時間が必要とされる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、装置構成を簡単な構成として軽量化することができると共に、検出領域を広く設定することが容易であり、しかも較正を特に必要とすることなく宇宙浮遊物体の衝突を検出することができる宇宙浮遊物体の検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という手段を採用する。
また、第2の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を、検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置し、更に、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記各検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という手段を採用する。
また、第3の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、第4の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、第5の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、第6の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、第7の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、第8の解決手段として、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにする、という解決手段を採用する。
また、上記第1〜第8の解決手段において、検出線の配列ピッチを、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定しても良い。
さらに、これに加えて、検出線の幅を、検出を所望する宇宙浮遊物体の有効直径の測定下限に対応した寸法に設定しても良い。
本発明によれば、以下のような優れた効果を発揮する。
(1)宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにした構成としてあるので、上記検出シート体の面積を基に、単位面積当たりに宇宙浮遊物体が何個衝突するかを計測することで、宇宙浮遊物体の分布を測定できる。
(2)上記検出シート体は、薄膜に検出線を設ければよいため、ごく軽量なものとすることができると共に、容易に面積を拡大することができる。よって、宇宙浮遊物体の計測領域を容易に拡大することができる。又、上記検出シート体は、軽量であると共に自在に変形させることが可能なため、たとえば、宇宙機外面のサーマルブランケットに貼り付けて設置したり、宇宙機に装備されているアンテナを利用して展開させたり、所要のマストを用いて展開させる等、自在に配置することが可能となる。
(3)更に、宇宙浮遊物体の検出原理は、宇宙浮遊物体の衝突による検出線の破断という単純な現象に基づいているため、検出回路は、各検出線の導通の有無から検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できることから、較正を不要とすることができる。
(4)宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる2枚の検出シート体を、検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置し、更に、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記各検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成、又は、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成とすることにより、破断した検出線の位置が特定できるようになるため、検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体の大きさの検出や、衝突した宇宙浮遊物体の飛来した方向(入射方向)を求めることが可能になる。
(5)宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成、又は、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成、又は、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成、又は、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成、又は、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ多数保持させてなる検出シート体と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある構成とすることにより、検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体の速度と飛来方向を検出することが可能になる。
(6)検出線の配列ピッチを、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定した構成とすることにより、測定下限の有効直径を有する宇宙浮遊物体が衝突すると、少なくとも1本の検出線を破断させることができるため、上記宇宙浮遊物体の検出を確実に行なうことができる。更に、破断した検出線の本数に基いて、検出シート体に衝突した宇宙浮遊物体の有効直径を判断することが可能になる。
(7)検出線の幅を、検出を所望する宇宙浮遊物体の有効直径の測定下限に対応した寸法に設定した構成とすることにより、一本の検出線の破断により、少なくとも該検出線の幅寸法以上の有効直径を有する宇宙浮遊物体が衝突したことを検出することができる。
本発明の一実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置の概略平面図である。 本発明の一実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置における検出シート体の一部拡大図である。 図1Aにおける検出回路の一例を示す回路図である。 図1Aにおける検出回路の別の例を示す回路図である。 図1Aにおける検出回路の更に別の例を示す回路図である。 本発明の他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置の概略平面図である。 本発明の他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置における検出シート体の一部拡大図である。 本発明の他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置における検出シート体の一部拡大図である。 本発明の更に他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置の表面側から見た図である。 本発明の更に他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置の裏面側から見た図である。 本発明の更に他の実施形態に係わる宇宙浮遊物体の検出装置の形態を示す概略側面図である。 図7に示す検出装置の応用例を示す第1の図である。 図7に示す検出装置の応用例を示す第2の図である。 図7に示す検出装置の別の応用例を示す第1の図である。 図7に示す検出装置の別の応用例を示す第2の図である。 図7に示す検出装置の別の応用例を示す第3の図である。 図7に示す検出装置の更に別の応用例を示す図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c…検出シート体、2…薄膜、3…検出線、4,4a,4b,4c…検出回路
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1A、図1B及び図2は、本実施形態に係る宇宙浮遊物体の検出装置を示す図である。
この検出装置は、宇宙環境に曝露可能な絶縁体製の薄膜2上に、検出を所望する宇宙浮遊物体の粒径に対応した配列ピッチ(空間周期)で直線状の細長い導線としての検出線3を多数平行に設けてなる検出シート体1と、この検出シート体1に設けられた各検出線3の破断の発生を電気的に検出する検出回路4とを備えている。
具体例として、100μm程度以上の有効直径を有する宇宙浮遊物体の検出を所望する場合、上記検出シート体1は、各検出線3の配列ピッチが宇宙浮遊物体の測定下限とする粒径に対応した寸法である100μmとなるように、たとえば、ポリイミド等を材質とする厚さ50μm程度の薄膜2の片面にエッチング等の技法により銅箔による50μm幅の検出線3を50μm間隔で平行に配列したものである。このような検出シート体1では、100μm以上の有効直径を有する宇宙浮遊物体が衝突すると、薄膜2の片面に配列してある検出線3のうち、1本以上の検出線3が破断される。
上記検出シート体1における各検出線3の破断は、各検出線3の導通がなくなることを検出すればよいので、多数のスイッチのオン/オフ状態を検出することに等しい。
検出回路4は、図2に示すように、ダイオードマトリクスによるデジタル検出を行う回路である。
この検出回路4は、検出シート体1に配設してある全検出線3に行番号と列番号を付して、各検出線3を上記行番号と列番号によって区別できるようにし、各列の検出線3を列出力ポート5の各ビットに接続すると共に、各行の検出線3を行入力ポート6の各ビットに接続し、更に、ダイオード7を用いて各検出線3を、他から絶縁した回路構成となっている。
このような検出回路4では、行番号と列番号の組み合わせに基いて、全検出線3について導通の有無を個別に監視することができる。したがって、たとえば、8ビットの入出力ポートを8個備えてなるシングルチップコンピュータを用いれば、32ビット×32ビットで1024本の検出線3の破断状態を監視することが可能となる。
なお、図2では、図示する便宜上、16本の検出線を、それぞれ4ビットずつ列出力ポート5と行入力ポート6に接続した回路構成が示してある。又、図2における符号8は検出線3の行ブロックごとに設けた負荷抵抗を示す。
このように構成された宇宙浮遊物体の検出装置を使用する場合は、該宇宙浮遊物体の検出装置を、宇宙浮遊物体の分布の計測を望む所望の宇宙環境、たとえば、所定の地球周回軌道を回る宇宙機に搭載した状態で上記検出シート体1を展開させるようにする。この状態で上記検出シート体1に宇宙浮遊物体が衝突すると、該宇宙浮遊物体が薄膜2を貫通する際に該衝突位置に存在する検出線3が破断される。このようにして検出線3が破断されると、上記検出回路4により破断された検出線3の位置と本数が検知されるため、一度に破断された検出線3の本数から、上記検出シート体1に衝突した宇宙浮遊物体の大きさが判断される。
このように、本発明の宇宙浮遊物体の検出装置によれば、宇宙浮遊物体の衝突を検出できると共に、該衝突した宇宙浮遊物体の大きさを検出することができるため、上記検出シート体1の面積を基に、単位面積当たりにどの程度の大きさの宇宙浮遊物体が何個衝突するかを計測することができる。
又、上記検出シート体1は、薄膜2にエッチング等により検出線3を設ければよいため、ごく軽量なものとすることができると共に、容易に面積を拡大することができる。よって、このような検出シート体1によれば、宇宙浮遊物体の計測領域を容易に拡大することができる。
しかも、宇宙浮遊物体の検出原理は、宇宙浮遊物体の衝突による検出線3の破断という単純な現象に基づいているため、検出回路4は、各検出線3の導通の有無を監視できればよく、したがって、較正を必要とすることなく宇宙浮遊物体の衝突の検出と、該衝突した宇宙浮遊物体の大きさの検出を行うことができる。
更に、上記検出回路4は、宇宙機に内蔵する等して保護する必要があるが、上記検出シート体1は、軽量であると共に自在に変形させることが可能なため、たとえば、宇宙機外面のサーマルブランケットに貼り付けて設置してもよく、又、宇宙機に装備されているアンテナを利用して展開させたり、所要のマストを用いて展開させる等、自在に配置することが可能となる。
なお、宇宙浮遊物体の衝突により検出線3が破断されると、該破断された検出線3に沿う領域では、以降の宇宙浮遊物体の衝突が検出できなくなるが、該破断した検出線3に沿う領域の面積分だけ宇宙浮遊物体の有効検出面積が小さくなるのみ、すなわち、単位面積当たりにどの程度の大きさの宇宙浮遊物体が何個衝突するかということを算出する場合に分母側となる有効検出面積が小さくなるのみであって、宇宙浮遊物体の衝突を検出する機能自体には何ら影響を受けることない。したがって、長期に亘り宇宙浮遊物体の検出を継続して行うことができる。
ところで、上記実施の形態では、検出回路4として、ダイオードマトリクスによるデジタル検出を行う回路を示したが、図3に示す如く、検出シート体1に設けてある各検出線3を流れる電流をアナログ検出する回路構成を備えた検出回路4としてもよい。
すなわち、図3に示す検出回路4は、個別の電流制限抵抗9を接続した各検出線3を、並列に電流/電圧変換回路10に接続し、更に、該電流/電圧変換回路10にアナログ/デジタル変換回路11を接続した構成として、電流制限抵抗9により各検出線3に一定の電流を流し、それらの総和を電流/電圧変換回路10とアナログ/デジタル変換回路11により測定することができる。上記検出回路4では、検出線3の破断が生じると、上記電流/電圧変換回路10に流れる電流値が、破断した本数の分だけ減少するようになることから、上記アナログ/デジタル変換回路11の測定結果から、破断した検出線3の本数を知ることができるようにしてある。
アナログ/デジタル変換回路11として広く一般的に用いられている12ビットのアナログ/デジタル変換回路11によれば、フルスケールで1/4096の変化を検出することができるため、たとえば、その1/4にあたる1024本の検出線3の破断状態を監視することは容易に実現可能である。なお、図3では、図示する便宜上、16本の検出線3に対応する回路構成が示してある。
以上の構成としてある検出回路4によれば、破断した検出線3の位置を知ることはできないが、電流/電圧変換回路10に高速度な素子を用いれば、図2に示したデジタル方式の回路構成に比較して、衝突時間をより高い分解能で知ることが可能になる。
更に、宇宙浮遊物体の衝突による検出線3の破断がまれに(少なくとも数秒以上の間隔をおいて)しか発生しないことを考慮すれば、図1A、図1B及び図2の検出回路4を、図4に示す如きデジタル方式とアナログ方式を組み合わせたハイブリッド方式の回路構成としてもよい。
すなわち、図4に示す検出回路4は、図2に示したデジタル方式の回路と同様に、検出シート体1に配設してある全検出線3に行番号と列番号を付して、各列の検出線3を、図3に示したと同様の個別の電流制限抵抗9と、図2に示したと同様の各検出線3を他から絶縁するための個別のダイオード7とを介して列出力ポート5の各ビットに並列に接続すると共に、各検出線3の行入力側を、各行ごとに対応する図3に示したと同様の電流/電圧変換回路10に接続し、更に、該各電流/電圧変換回路10の出力側を、ハイパスフィルタ12(図では便宜上、コンデンサ記号で示してある)を介して電流変化分検出部13に接続すると共に、各電流/電圧変換回路10の出力側を、電流の有無を検出するための電流検出部14にも並列に接続した構成としてある。
これにより、常時はすべての列出力をオンにしておき、行ごとに設けた電流/電圧変換回路10の出力を、ハイパスフィルタ13に通して電流変化分検出部13で監視するようにしておく。この状態で、検出線3の破断が生じると、1個以上の行に対応する電流変化分検出部13にて電流変化が観測されることにより、検出線3の破断の検出と、その破断時刻を知ることができるようになる。
更に、上記のようにして検出線3の破断が検出された場合は、その後、列出力を順次1列ずつオンにし、電流/電圧変換回路10の出力からそのときの電流の有無を電流検出部14で検出することにより、デジタル方式の検出回路と同様に検出線3の破断位置を知ることができるようになる。
したがって、上記ハイブリッド方式の検出回路4によれば、検出線3の破断時刻、破断位置、及び、破断した検出線3の本数をすべて知ることができる。又、回路構成はやや複雑となるが、必要電力を、図3に示したアナログ方式の検出回路4と基本的に同一とすることができる。
なお、上記ハイブリッド方式の検出回路4は、ダイオード7を用いて各検出線3を他から絶縁した回路構成となっているが、検出線3は50μm幅かつ50μm間隔で平行に配列した非常に微細なものであり、これに対してダイオード7は小型表面実装型のものでも1.25×2.5mm程度と検出線3に比較して大型であり、よって検出線3毎にダイオード7を実装することは、実装上の困難と実装部分の大形化をもたらすという問題がある。
このような問題を考慮し、電流/電圧変換回路10を入力オフセット電圧が比較的小さい低オフセット型の演算増幅器(OPアンプ)を用いることが考えられる。このような低オフセット型の演算増幅器を電流/電圧変換回路10に用いることにより、ダイオード7が無くても検出線3間での回り込み電流の影響を極めて小さなものとすることができる。
すなわち、図4に示すように、共通接続された各検出線3の一端(出力端)は、電流/電圧変換回路10を構成する演算増幅器の逆相入力端と帰還抵抗器の一端とに接続されているが、演算増幅器の正相入力端は接地されているので、上記逆相入力端は、正相入力端の電位と同電位つまり接地電位となり、ある検出線3を流れた電流が他の検出線3に回り込んで流れることを防止して各検出線3を独立した状態とすることができる。
以上、図2に示したデジタル方式、図3に示したアナログ方式、図4に示したハイブリッド方式のそれぞれの方式の検出回路4の得失は以下の表のようになる。
Figure 0005492568
したがって、検出することが所望される項目と、回路を構築する上でのコストや時間と、利用可能な電力とを勘案して、最も適した方式の検出回路4を適宜選択して使用するようにすればよい。
次に、図5A、図5B、図5Cは、他の実施形態に係る宇宙浮遊物体の検出装置を示すもので、図1A、図1B及び図2に示した実施の形態における検出シート体1とそれぞれ同様の構成としてある2枚の検出シート体1a,1bを、検出線3の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置した構成としたものである。
なお、4aと4bは上記各検出シート体1aと1bについて各々の検出線3の破断状態をそれぞれ検出するための検出回路である。その他の構成は図1A,図1B及び図2に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
本実施の形態の宇宙浮遊物体の検出装置によれば、宇宙浮遊物体の衝突により上記各検出シート体1aと1bにて検出線3の破断がそれぞれ生じると、上記各検出回路4aと4bによる検出線3の破断の検知に基いて、上記宇宙浮遊物体の衝突を検出できる。
更に、一方の検出シート体1aの各検出線3に接続してある検出回路4aによって破断が検出された該検出シート体1aにおける破断された検出線3の位置情報と、他方の検出シート体1bの各検出線3に接続してある検出回路4bによって破断が検出された該検出シート体1bにおける破断された検出線3の位置情報を併せることで、上記宇宙浮遊物体の衝突により破断された検出線3について、その破断された位置を、上記各検出シート体1a,1bが配してある二次元平面上で特定することができる。
これにより、たとえば、上記各検出シート体1aと1bにてそれぞれ3本ずつの検出線3の破断が検出された場合であっても、図5Bに二点鎖線で示すように、宇宙浮遊物体が衝突することで上記各シート体1a,1bに形成される孔15の形状がほぼ円形であれば、有効直径300μm程度の宇宙浮遊物体が、上記各検出シート体1a,1bの配された平面に対してほぼ垂直な方向から衝突したと判断でき、一方、図5Cに二点鎖線で示すように、宇宙浮遊物体が衝突することで上記各シート体1a,1bに形成される孔15の形状が長い楕円形をしていれば、有効直径がより小さい宇宙浮遊物体が、上記各検出シート体1a,1bの配された平面に対して浅い角度で斜め方向から衝突したと判断することが可能となる。
したがって、衝突した宇宙浮遊物体の大きさをより正確に検出することが可能になると共に、衝突した宇宙浮遊物体の飛来した方向(入射方向)を求めることも可能になる。
更に、いずれか片方の検出シート体1a又は1bにて宇宙浮遊物体の衝突によって既に破断している検出線3に沿う領域であっても、衝突位置が同一でなければ、宇宙浮遊物体の新たな衝突を、もう片方の検出シート体1b又は1aの検出線3の破断によって検出できるため、破断現象の検出回数を大幅に増加させることができる。したがって、宇宙浮遊物体の衝突による有効検出領域の減少を抑制して、長期に亘り宇宙浮遊物体の検出を行うことが可能になる。
次いで、図6A,図6Bは、本発明の更に他の実施形態に係る宇宙浮遊物体の検出装置を示すもので、図1A、図1B及び図2の実施の形態における薄膜2と同様の薄膜2の表面と裏面に、互いに直交する方向に直線状に延びる細長い導線としての検出線3を、それぞれ図1A、図1Bに示したと同様の配列ピッチでそれぞれ多数保持させて検出シート体1cを構成する。更に、上記検出シート体1cの表面側と裏面側の全ての検出線3に接続した検出回路4cを備えてなる構成としてある。
その他の構成は図1A、図1B及び図2に示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
このような宇宙浮遊物体の検出装置によれば、検出シート体1cの表面側と裏面側に互いに直交する方向に延びる検出線3が配してあるため、宇宙浮遊物体の衝突により上記検出シート体1cの表面側と裏面側にて検出線3の破断がそれぞれ生じると、上記検出回路4cによる検出線3の破断の検知に基いて、上記宇宙浮遊物体の衝突を検出できる。
更に、表面側と裏面側のうちの一方の面側で破断が検出された検出線3の位置情報と、他方の面側で破断が検出された検出線3の位置情報を併せることで、上記宇宙浮遊物体の衝突により破断された検出線3について、その破断された位置を、上記検出シート体1cが配してある二次元平面上で特定することができる。
よって、本実施の形態によれば、図5A,図5B、図5Cに示した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
次いで、図7は、本発明の更に他の実施形態に係る宇宙浮遊物体の検出装置を示すもので、図5A,図5B、図5Cに示したと同様に、2枚の検出シート体1a,1bを検出線3の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる検出シート体1aと1bの組(積層物)を、所要の間隔t、たとえば、10cm程度の間隔tを隔てて二組平行に(2層に)設けてなる構成としたものである。
上記2枚一組の検出シート体1a,1bにより形成してある一方の組と、他方の組同士は、たとえば、上記所望する間隔tに応じた高さ寸法を有する図示しない骨組構造の間隔保持部材の両側に取り付ける等により、上記所望する間隔tを保持させるようにすればよい。
その他の構成は図5A,図5B、図5Cに示したものと同様であり、同一のものには同一の符号が付してある。
本実施の形態によれば、上記図5A,図5B、図5Cの宇宙浮遊物体の検出装置と同様の効果を得ることができる。
更に、上記所要の間隔tを隔てて配置してある2枚一組の検出シート体1aと1bの各組では、それぞれ上記図5A,図5B、図5Cに示したものと同様に、宇宙浮遊物体の衝突した位置を各検出シート体1aと1bが配してある二次元平面上で特定できるため、上記所要の間隔tを隔てて配置してある二組の検出シート体1aと1bの組のうち、片方の組、たとえば、図7の上側の組における検出シート体1a,1bによって特定される宇宙浮遊物体の衝突位置情報と、もう片方の組としての図7の下側の組における検出シート体1a,1bによって特定される宇宙浮遊物体の衝突位置情報とから、衝突した宇宙浮遊物体の飛来した方向(入射方向)をより正確に検出することができる。
又、図7の上側の組における検出シート体1a,1bによって特定される宇宙浮遊物体の衝突位置情報と、もう片方の組としての図7の下側の組における検出シート体1a,1bによって特定される宇宙浮遊物体の衝突位置情報と、各組の間隔tとから算出される各組間での宇宙浮遊物体の移動距離、及び、片方の組としての図7の上側の組における検出シート体1a,1bに宇宙浮遊物体が衝突して生じた検出線3の破断がそれぞれ対応する検出回路4a,4bにより検知された時点と、もう片方の組としての図7の下側の組における検出シート体1a,1bに宇宙浮遊物体が衝突して生じた検出線3の破断がそれぞれ対応する検出回路4a,4bにより検知された時点との時間差から、上記宇宙浮遊物体の速度を検出することができる。
なお、上記図7の実施の形態では、検出シート体1aと1bとからなる2枚一組のものを、所要の間隔tを隔てて二組平行に設けたものとして示したが、図8A、図8Bに示すように、いずれか一方の組を、図1A、図1Bに示したと同様の1枚の検出シート体1に置き換えるようにしてもよい。
このような構成とした場合は、2枚一組で重ねて配置してある検出シート体1aと1bの組にて、図5A,図5B、図5Cに示したものと同様に、該各シート体1aと1bの組に衝突した宇宙浮遊物体の飛来した方向(入射方向)を求めることが可能なため、この入射方向と、2枚一組の検出シート体1a,1bと1枚の検出シート体1の間隔tとから、2枚一組の検出シート体1a,1bと1枚の検出シート体1の間における宇宙浮遊物体の移動距離が算出でき、この算出された移動距離と、上記2枚一組の検出シート体1a,1bに宇宙浮遊物体が衝突して生じた検出線3(図5A,図5B、図5C参照)の破断がそれぞれ対応する検出回路4a,4b(図5A,図5B、図5C参照)により検知された時点と、上記1枚の検出シート体1に宇宙浮遊物体が衝突して生じた検出線3(図1A、図1B参照)の破断が対応する検出回路1(図1A、図1B参照)により検知された時点との時間差から、上記宇宙浮遊物体の速度を検出することが可能になる。したがって、図7の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図7の宇宙浮遊物体の検出装置及び図8A、図8Bの宇宙浮遊物体の検出装置では、いずれも2枚の検出シート体1a,1bを重ねて配置してなる検出シート体1aと1bの組(積層物)を用いるようにしているが、この検出シート体1aと1bの組を、図6A、図6Bに示したと同様の表面側と裏面側に互いに直交する方向に延びる検出線3を設けてなる検出シート体1cに置き換えるようにしてもよい。
すなわち、図9Aに示す如く、上記検出シート体1cを、所要の間隔t、たとえば、10cm程度の間隔tを隔てて2層に平行に配置した構成とすることにより、図7の実施の形態と同様の効果を得ることができる。又、図9B、図9Cに示すように、図9Aにおける2層に配置した検出シート体1cの一方を、図1A、図1Bに示したと同様の1枚の検出シート体1に置き換えるようにすれば、図8A、図8Bの実施の形態と同様の効果を得ることができる。
更には、図10に示すように、図1A、図1Bに示したと同様の検出シート体1を、所要の間隔tを隔てて2枚平行に配置するようにしてもよい。かかる構成とした場合には、図1A、図1B及び図2の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、上記所要の間隔tを隔てて配置してある2枚の検出シート体1のそれぞれにて、宇宙浮遊物体の衝突により検出線3(図1A、図1B参照)が破断するときの時間差と、上記間隔tとから、宇宙浮遊物体の速度を概算することが可能になる。
なお、本発明は上記各実施の形態のみに限定されるものではなく、上記検出シート体1,1a,1bに配設する検出線3の配列ピッチは、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径の寸法に応じて適宜変更してよい。
更に、一本の検出線3が破断することで、少なくとも該検出線3の幅寸法以上の有効直径を有する宇宙浮遊物体が衝突したことを検出することができるようになることから、検出線3の幅寸法を、検出を所望する宇宙浮遊物体の有効直径の測定下限に応じて適宜変更してもよい。
検出回路4,4a,4bにより該検出シート体1,1a,1b上に設けてある各検出線3に破断が生じた場合に直ちに検出できるようにしてあれば、検出線3の長さ寸法は適宜変更してもよい。したがって、検出線3に設定される長さ寸法に応じて検出シート体1,1a,1bを構成するための薄膜2の長さ寸法は適宜変更してよい。更に、1枚の検出シート体1,1a,1bに設ける検出線3の本数は、検出線3の配列ピッチに応じて適宜変更してもよい。又、1枚の検出シート体1,1a,1bに設けることが望まれる検出線3の本数及び配列ピッチに応じて薄膜2の幅寸法は適宜変更してもよい。
薄膜2は宇宙環境に曝露可能な不導体であれば、任意の材質のものを用いてよい。
検出線3は導体であれば、銅以外の任意の材質としてよく、又、エッチング以外のいかなる手法により薄膜2に設置するようにしてもよい。
更に、使用する検出回路4,4a,4bの処理能力に応じて、1枚の検出シート体1,1a,1b,1cに設けてある検出線3の破断を検出するために複数の検出回路4,4a,4b,4cを用いるようにしてもよく、又、図5A,図5B、図5Cの実施の形態、図7の実施の形態、図8A、図8Bの実施の形態、図9A,図9B、図9Cの実施の形態、図10の実施の形態にて、複数の検出シート体1,1a,1b,1cの検出線3の破断を1つの検出回路4,4a,4b,4cで検出するようにしてもよい。
検出回路4,4a,4b,4cは、検出線3の導通を常時監視して、検出線3に破断が生じると、該破断した検出線3の本数を検出できるような回路構成としてあれば、図2及び図3及び図4に示した以外のいかなる回路構成を採用してもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。

Claims (8)

  1. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  2. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を、検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置し、更に、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記各検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  3. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体と、各検出線に接続した検出回路を備えてなり、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  4. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  5. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  6. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体を、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  7. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる2枚の検出シート体を検出線の延びる方向が互いに直交するように重ねて配置してなる積層物と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
  8. 宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜の両面に互いに直交する方向に延びる導体製の検出線を所要の配列ピッチでそれぞれ平行に多数保持させてなる検出シート体と、宇宙環境に曝露可能な不導体製の薄膜に導体製の検出線を所要の配列ピッチで平行に多数保持させてなる検出シート体とを、所要の間隔を隔てて2層に配置し、更に、検出回路を備えて、宇宙浮遊物体の貫通により上記検出シート体の検出線に破断が生じると、上記検出回路にて上記検出シート体に貫通した宇宙浮遊物体を検出できるようにしてある宇宙浮遊物体の検出装置であって、
    上記検出線の配列ピッチと上記検出線の幅を、共に、検出を所望する宇宙浮遊物体の測定下限となる有効直径に対応した寸法に設定したことを特徴とする宇宙浮遊物体の検出装置。
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