JP5485850B2 - 筐体及びそれを用いた電気自動車用給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、その内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための制御回路や電源装置等を内蔵する筐体及びそれを用いた電気自動車用給電装置に関するものである。
従来、その内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための制御回路や電源装置等を内蔵する筐体及びそれを用いた電気自動車用給電装置については、例えば特許文献1には、複数台の二次電池に個々の要求する電力を供給する接続部を有する充電装置であって、個々に接続された二次電池からの情報を入手する通信手段と、個々の充電条件を設定入力する入力部と、外部からの電力を受電し充電可能な直流電力を供給する複数の直流安定化電源回路を有する直流電源部と、前記通信手段からの情報と、前記入力部からの情報に基づき、個々の二次電池への電力を供給する直流安定化電源回路の選定、供給電力の出力調整及び電力を供給する回線の構成を制御する制御部からなることを特徴とする充電装置が開示されている。
特開2008−199752号公報
しかしながら、上記の従来の筐体及びそれを用いた電気自動車用給電装置においては、直流電源部を収納する筐体と充電操作装置を構成する筐体とがそれぞれ個別に配置されるようになされているため、筐体設置に時間を要し、またその内部に制御回路や電源部を備えることから、雨水等が内部に入り難い構造とする必要があり、個別の筐体を内部に水が入り難い構造にしなければならず、筐体製作が煩雑なものとなっていた。
本発明は、前記の如き課題を解消し、効率よく設置できると共に、内部に水が入り難い構造を具備した筐体及びそれを用いた電気自動車用給電装置を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち、本発明に係る筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされた筐体であって、前記筐体は支柱に支持され、前記支柱にはその下端にベースプレートが取付けられ、該ベースプレートは複数の長孔が円周状に間隔をあけて穿設され、設置面に設置されたアンカーボルトが前記長孔に挿入され、締結されることによって、前記ベースプレートがアンカーボルトに固定されて、前記支柱が設置面に立設固定されるようになされ、且つ前記長孔内をアンカーボルトを摺動させることにより、前記支柱がアンカーボルトに対して回動可能となされていることを特徴とするものである。
また本発明に係る筐体は、前記筐体は正面視略矩形となされ、筐体本体の前面には上下に2個の開口部が設けられて、それぞれの開口部が前開きの扉によって開閉され、前記筐体本体は断面中空ボックス状の上下横枠型材と左右縦枠型材とが枠組みされると共に、左右縦枠型材には前記フランジ部及び開口部側壁が一部切り欠かれた切欠部が形成され、該切欠部間に、フランジ部及び開口部側壁を両側端に備えた中枠材が差し渡されて、前記筐体本体の2個の開口部が上下に形成されていることを特徴とするものである。
また本発明に係る筐体は、前記筐体本体の下横枠型材と左右縦枠型材とが突き合わせられる角部において、一方の端部が下横枠型材の中空部に挿入されると共に他方の端部が左右縦枠の中空部に挿入されたL字状の補強部材を介して枠組みされていることを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられたことを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、軟質合成樹脂、発泡合成樹脂、及びゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる支柱カバーによって、その外面が隠蔽された鋼管支柱が設置面に立設され、該鋼管支柱に、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成され、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされたことを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成された電気自動車用給電装置であって、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられ、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされるとともに、該筐体を形成する断面中空ボックス状の上横枠型材の上面にアンテナ部が取付けられ、該アンテナ部は下方が開口した合成樹脂製の中空状アンテナカバーによって外方から隠蔽されていることを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成された電気自動車用給電装置であって、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられ、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされるとともに、該筐体の扉には、その内方に給電用コンセントを備えた給電口が設けられ、その下端部に切欠窓が形成された上下方向に開閉するスライド扉により、前記給電口が開口・閉止されるようになされていることを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、表示装置が設けられ、前記表示装置は、表示板の背面側に、7セグメント表示を現出させるLEDが取付けられた表示基板と、前記表示板を背面側より照射する発光体が取付けられた発光基板とが設けられ、前記発光基板は表示基板の後方に設けられているものであることを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、表示基板に取付けられた7セグメント表示を現出させるLEDが点灯することにより、7セグメント表示により給電量を示す表示が現出されると共に、発光基板に取付けられた発光体が点灯して表示板を背面側から照射することにより、該表示板に「給電中」及び「給電完了」の表示が現出されるようになされたことを特徴とするものである。
また本発明に係る電気自動車用給電装置は、表示板に現出される「給電中」の表示と「給電完了」の表示とは、異なる色の表示となるように、前記各表示の背面側には互いに異なる色の発光体がそれぞれ設けられると共に、互いに仕切板で仕切られていることを特徴とするものである。
本発明に係る筐体によれば、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉される筐体において、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされているため、扉を閉めた状態において、当り止め部とフランジ部とが当接する部分を扉側壁が覆い隠すようになされると共に、フランジ部と開口部側壁と底壁によって形成される空間が排水路となされて、雨水等の水分を筐体外方に排水するようになされ、筐体内部に水分が入り難いので、屋外での使用に充分耐え得る筐体を提供することができる。
また本発明に係る筐体によれば、前記筐体は正面視略矩形となされ、筐体本体の前面には上下に2個の開口部が設けられて、それぞれの開口部が前開きの扉によって開閉され、前記筐体本体は断面中空ボックス状の上下横枠型材と左右縦枠型材とが枠組みされると共に、左右縦枠型材には前記フランジ部及び開口部側壁が一部切り欠かれた切欠部が形成され、該切欠部間に、フランジ部及び開口部側壁を両側端に備えた中枠材が差し渡されて、前記筐体本体の2個の開口部が上下に形成されているため、上下左右の枠材に型材を用い、かつ中枠材を左右縦枠型材の切欠部に差し渡すだけの簡易な構造とすることによって、2個の開口部を備えた筐体の内部に水分が入り難い構造を安価に実現することができる。
また本発明に係る筐体によれば、前記筐体本体の下横枠型材と左右縦枠型材とが突き合わせられる角部において、一方の端部が下横枠型材の中空部に挿入されると共に他方の端部が左右縦枠型材の中空部に挿入されたL字状の補強部材を介して枠組みされているため、支柱の上端に当該筐体を載置して使用する場合、相当の風圧にも耐え得る強度を有する筐体となすことができる。
また本発明に係る筐体によれば、前記筐体は支柱に支持され、前記支柱にはその下端にベースプレートが取付けられ、該ベースプレートは複数の長孔が円周状に間隔をあけて穿設され、設置面に設置されたアンカーボルトが前記長孔に挿入され、締結されることによって、前記ベースプレートがアンカーボルトに固定されて、前記支柱が設置面に立設固定されるようになされ、且つ前記長孔内をアンカーボルトを摺動させることにより、前記支柱がアンカーボルトに対して回動可能となされているため、アンカーボルトを設置し直すことなく、支柱を回動させるだけで筐体の向きを調整することができ好ましい。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられているため、屋外での長期使用に耐え得る電気自動車給電装置を実現することができる。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、軟質合成樹脂、発泡合成樹脂、及びゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる支柱カバーによって、その外面が隠蔽された鋼管支柱が設置面に立設され、該鋼管支柱に、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられているため、鋼管支柱が外表面に表れず柔軟な素材で覆われているので、人が手足を支柱にぶつけた時でも、ケガを防止することができ、また肌が触れた場合、極端に冷たい・熱いと感じることがなく好ましい。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、前記筐体を形成する断面中空ボックス状の上横枠型材の上面にアンテナ部を取付け、該アンテナ部を下方が開口した合成樹脂製の中空状アンテナカバーによって外方から隠蔽しているため、外観上も美しく、かつ外方から見えないためイタズラされ難いのに加えて、アンテナカバーを上横枠型材に取付ける際、ネジを上横枠型材に螺入してアンテナカバーを固定し、そのネジを固定した部分から上横枠型材中に水分が侵入したとしても、断面中空ボックス状の上横枠型材の中空部で水分の侵入をほぼ阻止することができ、筐体内部に水分が入り難い。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、前記筐体の扉には、その内方に給電用コンセントを備えた給電口が設けられ、その下端部に切欠窓が形成された上下方向に開閉するスライド扉により、前記給電口が開口・閉止されるようになされているため、スライド扉の閉め忘れを防止することができ、かつ給電用の電気コードを切欠窓から外方に導出できるので、給電用コンセントに電気コードを繋いだままの状態でスライド扉を閉止できると共に、外方から給電口内に粉塵や水分等が侵入し難くい構造となすことができる。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、表示装置が設けられ、前記表示装置は、表示板の背面側に、7セグメント表示を現出させるLEDが取付けられた表示基板と、前記表示板を背面側より照射する発光体が取付けられた発光基板とを設け、前記発光基板を表示基板の後方に設けているため、7セグメントの表示を表示板近傍で確実に読み取ることができると共に、表示板とその光源である発光体との間隔をあけることができ、発光むらを抑制することができる。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、表示基板に取付けられた7セグメント表示を現出させるLEDが点灯することにより、7セグメント表示により給電量を示す表示が現出されると共に、発光基板に取付けられた発光体が点灯して表示板を背面側から照射することにより、該表示板に「給電中」及び「給電完了」の表示が現出されるようになされているため、電気自動車を給電する際、利用者がその給電量と給電状態とを確実に認識することができる。
また本発明に係る電気自動車用給電装置によれば、表示板に現出される「給電中」の表示と「給電完了」の表示とは、異なる色の表示となるように、前記各表示の背面側には互いに異なる色の発光体がそれぞれ設けられると共に、互いに仕切板で仕切られているため、利用者が給電状況を色によっても識別することができ、また異なる色の発光体同士が干渉して色が混じり合うことなく、鮮明な色による給電状況の識別が可能となる。
本発明に係る筐体を用いて形成した電気自動車用給電装置の一実施形態を示す、(イ)は正面図、(ロ)は側面図、(ハ)は平面図である。 図1に示す実施形態の、(イ)はA−A断面図、(ロ)はB−B断面図である。 図1に示す実施形態の、(イ)は筐体本体を形成する枠材を分解した状態を説明する正面図、(ロ)は筐体本体の側面図である。 図1に示す実施形態の下部を示す部分断面の概略正面図である。 図1に示す実施形態のアンテナカバーを示す、(イ)は正面断面図、(ロ)は側面断面図、(ハ)は平面図である。 アンテナカバーの別の実施形態を示す、(イ)は正面断面図、(ロ)は側面断面図、(ハ)は平面図である。 図1に示す実施形態の下側扉を示す、(イ)は正面図、(ロ)は縦断面図である。 図1に示す実施形態の設置手順を示す説明図である。 図1に示す実施形態の表示装置の表示板を示す正面図である。 図1に示す実施形態の表示装置の表示板とフレーム材と覆いを除いた状態を示す正面図である。 図1に示す実施形態の表示装置の、(イ)は7セグメント表示を現出させるLEDが取付けられた主要部の一部切欠横断面図、(ロ)は「給電中」、「故障中」、「給電完了」の表示がなされ、且つ仕切板が取付けられた部分の横断面図である。 図10に示す実施形態の要部を示す斜視図である。 図1に示す実施形態の鋼管支柱の要部を示す、(イ)は正面視断面図、(ロ)は平面図である。 図1に示す実施形態の要部を示す平面視における説明図であり、(イ)は筐体を左向きに回動した状態、(ロ)は筐体を正対させた状態、(ハ)は筐体を右に回動した状態を示す。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
本発明に係る筐体1を用いて形成された電気自動車用給電装置Pは、後述する表示装置6が内装されているものであって、軟質合成樹脂、発泡合成樹脂、及びゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる支柱カバー23によって、その外面が隠蔽された鋼管支柱2が設置面Gに立設され、該鋼管支柱2上端に、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置3が設けられた筐体1が取付けられている。
筐体1は正面視略矩形となされ、筐体本体11の前面には上下に2個の開口部12、13が設けられ、それぞれの開口部12、13が筐体本体11に取付けられた蝶番Cを介して、前開きの上側扉4a(4)と下側扉4b(4)によって開閉される。
図2に示す如く、前記上側扉4aは、その前面に位置する面部41の周囲より後方に延設された扉側壁42の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部41側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部43が設けられ、筐体本体11は、前記上側の開口部12の周囲より前方に向けて開口部側壁14が立ち上げられ、該開口部側壁14にはその上端よりフランジ部15が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁16が外方に向けて設けられ、前記上側扉4aが閉じられた状態においては、扉側壁42の先端部と上側の開口部12との間に前記開口部側壁14が位置され、当り止め部43がパッキン5を介してフランジ部15に当接されるようになされて、それぞれが上側の開口部12に周設されている。すなわち、当接される当り止め部43とフランジ部15との間には、当り止め部43側或いはフランジ部15側に外方からの水分の侵入を阻止するパッキン5が上側の開口部12を囲むように取付けられている。
かようにすることにより、上側扉41を閉めた状態において、当り止め部43とフランジ部15とが当接する部分を扉側壁42が覆い隠すようになされると共に、フランジ部15と開口部側壁14と底壁16によって形成される略コ字状の空間が排水路Dとなされて、雨水等の水分を筐体1外方に排水するようになされ、筐体1内部に水分が入り難いので、屋外での使用に充分耐え得る筐体1を提供することができる。
なお、下側の開口部13及び下側扉4bにおいても、上側の開口部12及び上側扉4aと同様の構造となされている部分の説明は省略し、異なった部分のみ説明を行う。すなわち、上側扉4aは、後述する筐体本体11の上下横枠型材111、112と左右縦枠型材113、114と同様に、断面中空ボックス状の中空枠材を上下左右に枠組して、面部41の周囲に扉側壁42部分を形成し、そして後述するように上側扉4aの面部41は、その背面側に表示装置6が内装され、そして面部41を通してその表示が視認されるようになされているため、透明な合成樹脂板から形成されている。これに対して、下側扉4bは鉄板、アルミ板等の板材を折り曲げ、所謂板金加工した面部41を含めた一体構造の正面視矩形の扉となしている。
筐体本体11は、図3に示す如く、断面中空ボックス状の上下横枠型材111,112と左右縦枠型材113,114とで縦長の正面視略矩形に枠組みされてなり、左右縦枠型材113,114には前記フランジ部15及び開口部側壁14が一部切り欠かれた切欠部17が形成され、そしてフランジ部15及び開口部側壁16を備えた中枠材115を、この左右縦枠型材113,114に形成された切欠部17間に差し渡すことにより、前記筐体本体11の上下2個の開口部12,13を形成している。なお、上下横枠型材111,112及び左右縦枠型材113,114は、軽量で耐久性の高いアルミ合金の押出型材が好適に用いられ、中枠材115はそれと同質のアルミ合金製板材を所定の形状に折り曲げ加工、所謂板金加工して形成している。そして、それら枠材は溶接によって枠組みされる。
また図4に示す如く、下横枠型材112と左右縦枠型材113、114とが突き合わせられる角部においては、一方の端部が下横枠型材112の中空部116に挿入されると共に他方の端部が左右縦枠型材113、114の中空部117、117に挿入された正面視L字状の補強部材18を介して枠組みされている。
かような枠組み構造となすことにより、中空部116、117を備えた下横枠型材112と左右縦枠型材113、114により構造部材を軽量化することができると共に、正面視L字状の補強部材18を筐体1下端の左右側に配置することにより、縦長の形状であっても捻れに対する筐体1の強度を向上させることができる。なお、上横枠型材111と左右縦枠型材113、114とが突き合わせられる角部においても同様に、上横枠型材111の中空部と左右縦枠型材113、114の中空部とにL字状の補強部材17が挿入され筐体本体11が枠組みされるようになされてもよい。
本形態に係る電気自動車用給電装置Pにおいては、電気自動車のバッテリーに充電する際は、利用者は先ずパスワードやID番号等を給電装置管理センターに携帯電話で送信し、これを受信した給電装置管理センターから当該電気自動車用給電装置Pに送信されてくる装置利用許可信号等がアンテナ部35で受信された後、当該電気自動車用給電装置Pが使用できるようになされている。そして、筐体1の内部に設けられている電気自動車のバッテリーを充電するための充電装置3は、図1、7に示す如く、下側扉4bの下部に設けられた上下方向に開閉するスライド扉31により開口・閉止される給電口Kの内方に配置されている三叉の給電用コンセント32と、下側扉4bの上部の傾斜面内方に設けられた電力メーター33と、上側扉4aの下部に設けられた給電量等給電時の状況を示すデジタル表示部34と、筐体本体11の上横枠型材111の上面に取付けられたアンテナ部35を備えており、該アンテナ部35は下方が開口した合成樹脂製の中空状アンテナカバー36によって外方から隠蔽されている。また上側扉4aの面部41はは透明な合成樹脂板より形成されており、その内方に内装されている上記デジタル表示部34やその他種々の表示装置等を保護すると共に、外方からその表示内容が認識できるようになされている。
スライド扉31は給電口Kの両側の下側扉4b内面に取付けられたスライドレール311にその側端部が収納されて、スライド扉31下部に取付けられた把持部312を持って上下にスライドして開閉されるようになされている。また、スライド扉31の下端部には切欠窓37が形成されているため、電気自動車のバッテリーに充電する際、給電用の電気コードを前記切欠窓37から外方に導出できるので、給電用コンセント32に電気コードを繋いだままの状態でスライド扉31を閉止できると共に、外方から給電口K内に粉塵や水分等が侵入し難くい構造となすことができる。さらに、スライド扉31の切欠窓37両側の下端縁には、ゴムや発泡合成樹脂や軟質合成樹脂等の軟質材で形成された保護部材313が取付けられており、使用者がスライド扉31で指を挟んだとしても、ケガを防ぐような構造となされている。なお、スライド扉31に電磁式の施錠装置を取付けて、給電時にスライド扉31が開けられないようにし、万一の感電を防止する構造としてもよい。
また図5に示す如く、アンテナカバー36はその正面視において、天板361が頂部からなだらかに傾斜した蒲鉾状の外形となされており、筐体本体11の上横枠型材111の上面に取付けられたアンテナ部35を収納する収納部362は、天板361と天板361から垂下された4個の収納部側壁363により覆われ、下方にのみ開口している。そして、アンテナカバー36を筐体本体11の上横枠型材111の上面にネジで固定するためのビスホール364が6個設けられ、ビスホール364の底板365にネジ孔366が形成されており、ネジ孔366にネジを螺入してアンテナカバー36が筐体本体11の上横枠型材111の上面にネジで固定されている。ここで、アンテナ部35と筐体1内の制御部(図示せず)はアンテナケーブル38で繋がっており、アンテナケーブル38を筐体1内へ導入する開口孔118が断面中空ボックス状の上横枠型材111の上面と下面に形成されており、少なくとも下面の開口孔118は止水コネクタ39により止水されており、筐体1内に水分が入り難いようになされている。
また、アンテナカバー36の別の実施形態としては、図6に示す如く、天板361と天板支持部367の2個の部材をもってアンテナカバー36を形成してもよい。この形態においては、図5に示す形態に比べ、浅い深さのビスホール364が5個天板361に設けられ、矩形の箱状の天板支持部367の底面368から突設された5個の天板支持体369に前記ビスホール364からネジが螺入されて、天板361によって天板支持部367が蓋された状態で固定されるようになされている。また天板支持部367の底面368には、天板支持部367を筐体本体11の上横枠型材111の上面にネジで固定するためのネジ孔366が6個形成されており、ネジ孔366にネジを螺入して天板支持部367が筐体本体11の上横枠型材111の上面にネジで固定されている。また天板支持部367の底面368から、アンテナ部35を収納する下方に開口した収納部362を形成する4個の収納部側壁363が立設され、該4個の収納部側壁363の上端は覆い板370で覆われ、下方にのみ開口した収納部362が形成されている。かように、天板361と収納部362の覆い板370で二重にアンテナ部35を覆っているため、筐体1内に水分がさらに入り難い構造となっている。
次に電気自動車用給電装置Pの設置手順を図8を用いて説明する。
まず図8(イ)に示す如く、設置面Gに設置されたアンカーボルトBにベースプレート21が下端に溶接された鋼管支柱2を固定し、アンカーボルトB及びベースプレート21とを覆い隠す金属製の略台形状のベースプレートカバー22を外嵌し、次いで図8(ロ)に示す如く、鋼管支柱2の外面を隠蔽する軟質合成樹脂、発泡合成樹脂、及びゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種によって形成された支柱カバー23を鋼管支柱2の外側を覆うように外嵌し、筐体1を鋼管支柱2の上端に取付けるための取付ベース24を隠蔽するための金属製の略台形状の取付ベースカバー25を前記支柱カバー23の外側から嵌め込み、図8(ハ)に示す如く、ベースプレートカバー22上に仮置きして、鋼管支柱2の上端に載置・固定された取付ベース24の上面に、筐体1下面を載置しボルト止めする。そして図8(ニ)に示す如く、ベースプレートカバー22上に仮置きした取付ベースカバー25を上方に移動させ、取付ベース24を隠蔽するようにネジ止めして、図8(ホ)に示す如く、電気自動車用給電装置Pの設置が完了する。
なお、図4に示す通り、支柱カバー23は、その上端が取付ベース24の下部に円周方向に設けられた取付溝26に嵌め込まれ、その下端がベースプレートカバー22の上面に載置されて保持されるようになされている。かようになすことにより、鋼管支柱2と支柱カバー23との間に雨水等が侵入しづらいようになされている。
なお、図13及び図14に示す如く、筐体1を取付ける鋼管支柱2下端に溶接されたベースプレート21には、円周状に4個の長孔211が90°の間隔をあけて穿設されており、該長孔211間に4個の補強リブ212が立設され、該補強リブ212の一端が鋼管支柱2側面に溶接されて、鋼管支柱2が補強されている。かようになすことにより、図14に示す如く、電気自動車用給電装置Pを設置する際、所定の位置にアンカーボルトBを配置した後であっても、筐体1を正対する位置から左方向X1に回動させたり、右方向X2に回動させて、電気自動車用給電装置Pの設置する向きを調整することができ、好ましい。
次に、上記電気自動車用給電装置Pにおいて、上側扉4aの面部41の背面側に内装された表示装置6について、図9〜11を用いて説明する。
表示装置6は、後述する表示板61の表示が上側扉4aの面部41を通して視認できるように、上側扉4aの面部41は透明な合成樹脂板より形成され、そしてその上側扉4aの面部41の後方に表示板61が設けられ、この表示板6の背面側に、7セグメント表示を現出させるLED621が取付けられた表示基板62と、前記表示板61を背面側より照射する発光体631が取付けられた発光基板63とが設けられ、前記発光基板63は表示基板62の後方に設けられている。さらに詳細に述べると、面部41の背面側に上下左右に枠組みされたフレーム材64の後端に発光体631であるチップ型LEDが実装された発光基板63が取付られ、該発光基板63に複数の棒体65が立設され、その棒体65の先端に7セグメント表示を現出させるLED621が取付けられた表示基板62が固定されて、発光基板63と表示基板62とが2層構造となされている。そして、7セグメント表示を現出させるLED621の直前に表示板61が位置するように、表示板61が前記フレーム材64に取付けられている。かようにすることにより、7セグメント表示を現出させるLED621が点灯した時、その表示を表示板61近傍で確実に読み取ることができると共に、表示板61とその光源である発光体631との間隔をあけることができ、チップ型LED等の点光源からなる発光体631を用いていても、表示板61の発光むらを抑制することができ、表示板61に描かれた表示が明瞭に視認される。
表示板61は透明の合成樹脂板からなり、好適には透明のアクリル板からなるものであって、その表示板61の表示については、電気自動車用給電装置Pの使用方法の表示611が4段に記載され、その下方に「ただいまの給電量」の表示612がなされ、その下方に「給電中」の表示613と「故障中」の表示614と「給電完了」の表示615とが並列になされ、最下段に「このランプが消えている時は給電できません」の表示616がなされたシートが透明のアクリル板の表面に貼り付けて形成されている。また、「ただいまの給電量」の表示612の隣は、7セグメント表示を現出させるLED621の大きさにシートが切り抜かれている。したがって、前記7セグメント表示を点灯させた時、透明の表示板61を透過して給電量を示す表示が現出されるのである。
また、表示板61に並列の「給電中」・「故障中」・「給電完了」の表示613〜615の背面側に位置する発光基板63上には、それぞれ異なる色であるオレンジ色・赤色・緑色を発光する発光体631が複数個実装され、前記各表示が異なる色の表示となるように、発光基板63に取付けられた仕切板66で互いに仕切られている。7セグメント表示を現出させるLED621と同様に、仕切板66も、表示板61の近傍まで突設されているため、異なる色の発光体631同士が干渉して色が混じり合うことなく、鮮明な色による給電状況の識別が可能となる。なお、上述のように、表示板61の背面側には発光体631であるチップ型LEDが複数個実装された発光基板63が設けられており、該チップ型LEDは白色光を照射して、表示板61全体(7セグメント表示を現出させるLED621及び「給電中」・「故障中」・「給電完了」の表示613〜615以外の部分)が白色に発光するようになされている。
そして、当該表示装置6のフレーム材64が、電気自動車用給電装置Pの上側扉4aの面部41の背面に、面部41を上側扉4aに取付けるネジをもって共締めされて取付けられ、表示装置6を用いた電気自動車用給電装置Pが構成されている。なお、面部41としてはポリカーボネート板が好適に用いられ、その背面に位置する表示装置6の表示板61を保護するようになされている。
なお、上述のように、上記表示板61の表示については、透明のアクリル板からなる表示板61の表面または裏面に、その表示内容が記載されたり切り抜かれたりしたシートを貼り付けたもので構成してもよいし、シルクスクリーン印刷等の印刷を透明のアクリル板からなる表示板の表面または裏面に施してその表示内容を形成してもよく、表示の形成方法は特に限定されるものではなく、任意の方法が採用できる。
また、図12に示す様に、表示基板62に取付けられた7セグメント表示を現出させるLED621に、その周囲を覆うように、覆い67を取付けるようにしてもよい。かようにすることにより、7セグメント表示を現出させるLED621が点灯した時、発光基板63の発光体631から照射される白色光の影響が抑制され、表示板61を通して7セグメント表示を現出させるLED621の表示が明瞭に読み取ることができる。また、覆い67の材質については、特に限定されるものではないが、覆い67が表示板61背面と当接しても、表示板61背面を傷付けにくい材質であるゴムや熱可塑性エラストマーが用いられ、特に黒色のクロロプレンゴムが好適に用いられる。黒色のクロロプレンゴムを用いることによって、7セグメント表示を現出させるLED621が黒色に縁取りされるので、その表示がより際立って読み取りやすくなる。
なお、表示板61背面と7セグメント表示を現出させるLED621前面との隙間から、発光基板63の発光体631から照射される白色光が入り込み、7セグメント表示を現出させるLED621の表示が見づらくなる場合には、表示板61背面と7セグメント表示を現出させるLED621前面との隙間をほぼ無くすと共に、7セグメント表示を現出させるLED621の周囲を覆うように覆い67を取付けるのが好ましいが、発光基板63の発光体631から照射される白色光の影響がほとんどない場合には、7セグメント表示を現出させるLED621前面と覆い67の前面とが面一になる程度に、7セグメント表示を現出させるLED621の周囲に覆い67を取付けるようにすればよい。また、覆い67は、上記クロロプレンゴム等を短筒状体に成型し、7セグメント表示を現出させるLED621に外嵌するように取付られている。
本発明によれば、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉される筐体において、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされているため、扉を閉めた状態において、当り止め部とフランジ部とが当接する部分を扉側壁が覆い隠すようになされると共に、フランジ部と開口部側壁と底壁によって形成される空間が排水路となされて、雨水等の水分を筐体外方に排水するようになされ、筐体内部に水分が入り難いので、屋外での使用する道路情報表示装置や内照式サイン装置等の筐体として好適に利用できる。
P 電気自動車用給電装置
1 筐体
11 筐体本体
111 上横枠型材
112 下横枠型材
113 左縦枠型材
114 右縦枠型材
115 中枠材
116 中空部
117 中空部
118 開口孔
12 上側の開口部
13 下側の開口部
14 開口部側壁
15 フランジ部
16 底壁
17 切欠部
18 補強部材
2 鋼管支柱
21 ベースプレート
211 長孔
212 補強リブ
22 ベースプレートカバー
23 支柱カバー
24 取付ベース
25 取付ベースカバー
26 取付溝
3 充電装置
31 スライド扉
311 スライドレール
312 把持部
313 保護部材
32 給電用コンセント
33 電力メーター
34 デジタル表示部
35 アンテナ部
36 アンテナカバー
361 天板
362 収納部
363 収納部側壁
364 ビスホール
365 底板
366 ネジ孔
367 天板支持部
368 底面
369 天板支持体
370 覆い板
37 切欠窓
38 アンテナケーブル
39 止水コネクタ
4 扉
4a 上側扉
4b 下側扉
41 面部
42 扉側壁
43 当り止め
5 パッキン
6 表示装置
61 表示板
62 表示基板
621 7セグメント表示を現出させるLED
63 発光基板
631 発光体
64 フレーム材
65 棒体
66 仕切板
67 覆い
C 蝶番
G 設置面
D 排水路
B アンカーボルト
給電口
X1 左方向
X2 右方向

Claims (10)

  1. 筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされた筐体であって、前記筐体は支柱に支持され、前記支柱にはその下端にベースプレートが取付けられ、該ベースプレートは複数の長孔が円周状に間隔をあけて穿設され、設置面に設置されたアンカーボルトが前記長孔に挿入され、締結されることによって、前記ベースプレートがアンカーボルトに固定されて、前記支柱が設置面に立設固定されるようになされ、且つ前記長孔内をアンカーボルトを摺動させることにより、前記支柱がアンカーボルトに対して回動可能となされていることを特徴とする筐体。
  2. 前記筐体は正面視略矩形となされ、筐体本体の前面には上下に2個の開口部が設けられて、それぞれの開口部が前開きの扉によって開閉され、前記筐体本体は断面中空ボックス状の上下横枠型材と左右縦枠型材とが枠組みされると共に、左右縦枠型材には前記フランジ部及び開口部側壁が一部切り欠かれた切欠部が形成され、該切欠部間に、フランジ部及び開口部側壁を両側端に備えた中枠材が差し渡されて、前記筐体本体の2個の開口部が上下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
  3. 前記筐体本体の下横枠型材と左右縦枠型材とが突き合わせられる角部において、一方の端部が下横枠型材の中空部に挿入されると共に他方の端部が左右縦枠型材の中空部に挿入されたL字状の補強部材を介して枠組みされていることを特徴とする請求項2に記載の筐体。
  4. 内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた請求項1〜のいずれか1項に記載の筐体を用いて形成されたことを特徴とする電気自動車用給電装置。
  5. 軟質合成樹脂、発泡合成樹脂、及びゴムからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる支柱カバーによって、その外面が隠蔽された鋼管支柱が設置面に立設され、該鋼管支柱に、内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成され、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられると共に、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされたことを特徴とする電気自動車用給電装置。
  6. 内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成された電気自動車用給電装置であって、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられ、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされるとともに、該筐体を形成する断面中空ボックス状の上横枠型材の上面にアンテナ部が取付けられ、該アンテナ部は下方が開口した合成樹脂製の中空状アンテナカバーによって外方から隠蔽されていることを特徴とする電気自動車用給電装置。
  7. 内部に電気自動車に搭載したバッテリーに充電するための充電装置が設けられた筐体を用いて形成された電気自動車用給電装置であって、前記筐体は、筐体本体の前面に設けられた開口部が前開きの扉によって開閉され、前記扉は、面部の周囲より後方に延設された扉側壁の先端部内面に、該先端部の先端縁から面部側に偏位した位置に内方に向けて当り止め部が設けられ、筐体本体は、前記開口部の周囲より前方に向けて開口部側壁が立ち上げられ、該開口部側壁にはその上端よりフランジ部が外方に向けて設けられ、その下方に底壁が外方に向けて設けられ、前記扉が閉じられた状態においては、扉側壁の先端部と開口部との間に前記開口部側壁が位置され、当り止め部がフランジ部に当接されるようになされるとともに、該筐体の扉には、その内方に給電用コンセントを備えた給電口が設けられ、その下端部に切欠窓が形成された上下方向に開閉するスライド扉により、前記給電口が開口・閉止されるようになされていることを特徴とする電気自動車用給電装置。
  8. 表示装置が設けられ、前記表示装置は、表示板の背面側に、7セグメント表示を現出させるLEDが取付けられた表示基板と、前記表示板を背面側より照射する発光体が取付けられた発光基板とが設けられ、前記発光基板は表示基板の後方に設けられているものであることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の電気自動車用給電装置。
  9. 表示基板に取付けられた7セグメント表示を現出させるLEDが点灯することにより、7セグメント表示により給電量を示す表示が現出されると共に、発光基板に取付けられた発光体が点灯して表示板を背面側から照射することにより、該表示板に「給電中」及び「給電完了」の表示が現出されるようになされたことを特徴とする請求項に記載の電気自動車用給電装置。
  10. 表示板に現出される「給電中」の表示と「給電完了」の表示とは、異なる色の表示となるように、前記各表示の背面側には互いに異なる色の発光体がそれぞれ設けられると共に、互いに仕切板で仕切られていることを特徴とする請求項に記載の電気自動車用給電装置。
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