JP5482494B2 - プレキャストコンクリート部材の建て込み方法及びプレキャストコンクリート柱梁架構 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、プレキャストコンクリート梁とプレキャストコンクリート柱とを、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の一方に設けられた鉄筋を、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の他方に設けられた継手部材に挿入するプレキャストコンクリート部材の建て込み方法であって、前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱の少なくとも何れか一方を、本来の建て込み位置から水平方向にずらした状態で、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の一方に設けられた前記鉄筋の先端を、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の他方に設けられた前記継手部材に挿入し、前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら、前記鉄筋を前記継手部材に挿入していくことにより、前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込み、さらに、前記プレキャストコンクリート柱を貫通させた鉄筋を、前記プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材に挿入し、又は、前記プレキャストコンクリート柱を貫通させたねじ鉄筋を、前記プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材にねじ込むことを特徴とする。
そして、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら鉄筋を継手部材に挿入していき、鉄筋を継手部材に完全に挿入することにより、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込むことができる。
さらに、プレキャストコンクリート柱を貫通させた鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材に挿入することにより、又は、プレキャストコンクリート柱を貫通させたねじ鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材にねじ込むことにより、プレキャストコンクリート柱をその下方のコンクリート部材に接続できる。
そして、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら鉄筋を継手部材に挿入していき、鉄筋を継手部材に完全に挿入することにより、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込むことができ、この際に、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下端に設けられた継手部材に挿入することにより、プレキャストコンクリート柱をその下方のコンクリート部材に接続することができる。
そして、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら鉄筋を継手部材に挿入していき、鉄筋を継手部材に完全に挿入することにより、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込むことができる。
さらに、プレキャストコンクリート柱を貫通させた鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材に挿入することにより、又は、プレキャストコンクリート柱を貫通させたねじ鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材にねじ込むことにより、又は、プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた鉄筋を、プレキャストコンクリート柱の下端に設けられた継手部材に挿入することにより、プレキャストコンクリート柱をその下方のコンクリート部材に接続できる。
従って、現場打ち工法によって建て込む必要がないので、型枠の設置、コンクリートの打設、型枠の撤去等の工事が不要となり、プレキャストコンクリート梁及びプレキャストコンクリート柱の建て込みに要する手間を大幅に削減することができる。
また、PC柱1−2〜1−4の仕口部1bに梁主筋継手部材を設け、PC梁2−3〜2−4の両端に梁主筋継手部材を設け、それらの梁主筋継手部材間に梁主筋部材を挿入することにより、PC柱1−2〜1−4の仕口部1bにPC梁2−3〜2−4を接続してもよい。
さらに、前記の説明における梁主筋部材7と梁主筋継手部材8との接続には、鉄筋とスリーブとの組み合わせの他、図9に示すような機械式継手10を用いることもできる。この機械式継手10は、ねじ付きの鉄筋11、13とナット15とを備えたものであって、互いに接続する一方のコンクリート部材に設けたねじ付きの鉄筋11と、他方のコンクリート部材に設けたねじ付きの鉄筋13とをナット15によって連結し、ロックナット16、17によって連結した状態に固定することにより、一方のコンクリート部材と他方のコンクリート部材とを接続することができる。なお、機械式継手10を用いた場合には、ねじ付きの鉄筋11、13とナット15との接続部にグラウトを注入する必要がなくなる。
なお、本実施の形態においても、梁主筋部材7と梁主筋継手部材8との接続には、鉄筋とスリーブとの組み合わせの他、図9に示すような機械式継手10を用いることもでき、機械式継手10を用いた場合には、ねじつきの鉄筋11、13とナット15との接続部にグラウトを注入する必要がなくなる。
また、本実施の形態においても、梁主筋部材7と梁主筋継手部材8との接続、及び柱主筋部材5と柱主筋継手部材6との接続には、鉄筋とスリーブとの組み合わせの他、図9に示すような機械式継手10を用いることもでき、機械式継手10を用いた場合には、ねじつきの鉄筋11、13とナット15との接続部にグラウトを注入する必要がなくなる。
1−01、1−1〜1−5 PC柱
1a 柱本体
1b 仕口部
2−01〜2−02、2−1〜2−7 PC梁
5 柱主筋部材
6、6−1 柱主筋継手部材
7 梁主筋部材
8 梁主筋継手部材
9−1、9−2 スリーブ
10 機械式継手
11、13 鉄筋
12、14 ねじ
15 ナット
16、17 ロックナット
Claims (4)
- プレキャストコンクリート梁とプレキャストコンクリート柱とを、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の一方に設けられた鉄筋を、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の他方に設けられた継手部材に挿入するプレキャストコンクリート部材の建て込み方法であって、
前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱の少なくとも何れか一方を、本来の建て込み位置から水平方向にずらした状態で、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の一方に設けられた前記鉄筋の先端を、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の他方に設けられた前記継手部材に挿入し、
前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら、前記鉄筋を前記継手部材に挿入していくことにより、前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込み、
さらに、前記プレキャストコンクリート柱を貫通させた鉄筋を、前記プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材に挿入し、又は、前記プレキャストコンクリート柱を貫通させたねじ鉄筋を、前記プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた継手部材にねじ込むことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の建て込み方法。 - 1本の前記プレキャストコンクリート柱と、該1本のプレキャストコンクリート柱に対して、異なる2方向から接合される2本の前記プレキャストコンクリート梁とを有し、
前記1本のプレキャストコンクリート柱、及び前記2本のプレキャストコンクリート梁を、本来の建て込み位置から水平方向にずらした状態で、それらを同時に本来の建て込み位置に向けて移動させることにより前記鉄筋を前記継手部材に挿入し、前記1本のプレキャストコンクリート柱及び前記2本のプレキャストコンクリート梁を本来の建て込み位置に建て込むことを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材の建て込み方法。 - プレキャストコンクリート梁とプレキャストコンクリート柱とを、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の一方に設けられた鉄筋を、プレキャストコンクリート梁又はプレキャストコンクリート柱の他方に設けられた継手部材に挿入するプレキャストコンクリート部材の建て込み方法であって、
前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱の少なくとも何れか一方を、本来の建て込み位置から水平方向及び上下方向にずらした状態で、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の一方に設けられた前記鉄筋の先端を、前記プレキャストコンクリート梁又は前記プレキャストコンクリート柱の他方に設けられた前記継手部材に挿入し、
前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を、本体の建て込み位置に向けて移動させながら、前記鉄筋を前記継手部材に挿入していくことにより、前記プレキャストコンクリート梁及び前記プレキャストコンクリート柱を本来の建て込み位置に建て込み、
この際に、前記プレキャストコンクリート柱の下方のコンクリート部材に設けられた鉄筋を、前記プレキャストコンクリート柱の下端に設けられた継手部材に挿入することを特徴とするプレキャストコンクリート部材の建て込み方法。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のプレキャストコンクリート部材の建て込み方法により構築されることを特徴とするプレキャストコンクリート柱梁架構。
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