JP5479294B2 - 光源 - Google Patents

光源 Download PDF

Info

Publication number
JP5479294B2
JP5479294B2 JP2010224853A JP2010224853A JP5479294B2 JP 5479294 B2 JP5479294 B2 JP 5479294B2 JP 2010224853 A JP2010224853 A JP 2010224853A JP 2010224853 A JP2010224853 A JP 2010224853A JP 5479294 B2 JP5479294 B2 JP 5479294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
cylindrical member
end side
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010224853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012079585A (ja
Inventor
恵樹 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2010224853A priority Critical patent/JP5479294B2/ja
Priority to PCT/JP2011/068601 priority patent/WO2012046509A1/ja
Priority to CN201180048556.2A priority patent/CN103155093B/zh
Priority to DE112011103340T priority patent/DE112011103340T5/de
Priority to US13/877,361 priority patent/US9360187B2/en
Publication of JP2012079585A publication Critical patent/JP2012079585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5479294B2 publication Critical patent/JP5479294B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、内部で放電によって発生させた光を出射する光源に関する。
従来から、光源から効率よく光を放射させるための構造が検討されている。例えば、下記特許文献1に記載の重水素ランプでは、放電容器内に陽極及び陰極を取り巻くように遮蔽囲みを有し、その遮蔽囲みの一部に光反射材を設けたような構造が提案されている。
特開平7−6737号公報 特開2008−311068号公報 特開2010−27268号公報 実開平5−17918号公報 特公平4−57066号公報
しかしながら上述した従来の重水素ランプ等の放電管では、陽極及び陰極を含む放電部と光取り出し窓との間における光の損失が発生しやすく、また、発生した光の集光効率も小さいため、光の照射強度を高めるためには、発生した光をより効率よく取り出すことが望まれていた。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、発生した光を効率よく取り出すことが可能な光源を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光源は、それぞれ開口を有する陰極及び陽極と、陰極と陽極の間に配置されたキャピラリ部とを有し、放電によって光を発生させる発光部と、陰極及び陽極の開口とキャピラリ部とが同軸上に配置されるように、発光部を内部に保持する第1の筐体と、一端側が第1の筐体に連通するように接続されて、発光部から発生した光を、他端側に設けられた出射窓部に導く第2の筐体と、一端側が第1の筐体内の陰極に当接し、他端側が第2の筐体内に挿入されており、内壁面に光を反射する反射面が形成された筒状部材とを備え、筒状部材の反射面の少なくとも一部は、テーパー状に形成されている。
このような光源によれば、第1の筐体内の発光部の陰極と陽極との間で生じた放電がキャピラリ部によって絞り込まれることによって光が発生し、発光部から陰極の開口を通過して出射された光が、第1の筐体に連通する第2の筐体の出射窓部から発光部にかけて挿入された筒状部材の内部に導かれることにより、出射窓部から出射される。ここで、筒状部材の内壁面には反射面が形成されているので、発光部から出射された光が筒状部材の内部の反射面によって反射されつつ第2の筐体の一端側から他端側に導かれる結果、発光部から発せられた光を損失することなく第2の筐体の出射窓部まで導くことができる。併せて、反射面の少なくとも一部はテーパー状に形成されているので、出射窓部の外部の所定位置に光を集光させることができる。その結果、発生した光を効率よく取り出すことができる。
筒状部材は、金属材料からなることが好適である。このような筒状部材を備えれば、鏡面度の高い反射面の加工が容易になり、発光部からの光を効果的に集光することができる。
また、筒状部材の反射面の一端側および他端側がテーパー状に形成されている、ことが好適である。この場合、所望の位置における光の照射強度をさらに高めることができ、発生した光を効率よく取り出すことができる。
さらに、筒状部材を第2の筐体の他端側から一端側に付勢するばね部材をさらに備えることも好適である。かかる構成を採れば、陰極に対して筒状部材を安定して固定することができる。その結果、発光部からの光が確実に筒状部材の内部に導かれることになり、発生した光をより効率よく取り出すことができる。
また、発光部には、筒状部材の端部が挿入される穴部が形成されている、ことも好適である。かかる穴部を備えれば、筒状部材が発光部の内部にさらに接近して配置されるので、発生した光をより効率よく取り出すことができる。
またさらに、筒状部材の一端側の側面には、反射面に向けて貫通する開口部が形成されている、ことも好適である。こうすれば、発光部で生じたスパッタ物を筒状部材の外部に放出することができ、筒状部材の反射面や出射窓部へのスパッタ物の付着を抑制することができる。その結果、発生した光をより効率よく取り出すことができる。
また、筒状部材の外壁面は、筒状部材の材料よりも熱放射率が大きい材料からなる、ことも好適である。かかる構成を採れば、筒状部材がより放熱されやすく、出射窓部におけるスパッタ物の付着をさらに抑制することができ、発生した光をより効率よく取り出すことができる。さらに、筒状部材の外壁面の略全面に、筒状部材の材料よりも熱放射率の大きい材料を含む熱放射膜が形成されていてもよく、この場合、容易に筒状部材の外壁面の熱放射率を高めることができ、筒状部材がさらに放熱されやすく、出射窓部におけるスパッタ物の付着をさらに抑制することができ、発生した光をより効率よく取り出すことができる。
また、筒状部材の一端側の熱放射率は、筒状部材の他端側の熱放射率よりも大きい、ことも好適である。かかる構成を採れば、より発光部に近い部分においてスパッタ物を捕捉することができるので、筒状部材における反射面の大部分、及び出射窓部におけるスパッタ物の付着をさらに抑制することができ、発生した光をより効率よく取り出すことができる。さらに、筒状部材の一端側の外壁面には、筒状部材の他端側の外壁面の材料よりも熱放射率の大きい材料を含む熱放射膜が形成されていてもよく、この場合、容易に一端側の外壁面の熱放射率を他端側の外壁面の熱放射率よりも大きくすることができ、より発光部に近い部分においてスパッタ物を捕捉することができるので、筒状部材における反射面の大部分、及び出射窓部におけるスパッタ物の付着をさらに抑制することができ、発生した光をより効率よく取り出すことができる。
本発明によれば、発生した光を効率よく取り出すことができる。
本発明の第1実施形態に係る光源の構成を示す断面図である。 (a)は、図1の反射筒部の断面図、(b)は、図1の反射筒部の端面図である。 図1の光源における反射筒部の陰極への固定状態を示す側面図である。 図1の光源における反射筒部の陰極への固定状態を示す側面図である。 図1の光源における発光中心からの様々な光出射方向の光成分の光路を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る光源の構成を示す断面図である。 (a)は、図6の反射筒部の側面図、(b)は、図6の反射筒部の端面図である。 本発明の変形例にかかる反射筒部の陰極への固定状態を示す側面図である。 本発明の変形例にかかる反射筒部の陰極への固定状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の変形例にかかる反射筒部の側面図、(b)は、(a)の反射筒部の端面図、(c)は、(a)の反射筒部の斜視図である。 (a)は、本発明の変形例にかかる反射筒部の側面図、(b)は、(a)の反射筒部の端面図、(c)は、(a)の反射筒部の斜視図である。 本発明の変形例に係る光源の構成を示す断面図である。 図12の反射筒部の斜視図である。 本発明の比較例にかかる光源における発光中心からの様々な光出射方向の光成分の光路を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光源の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面は説明用のために作成されたものであり、説明の対象部位を特に強調するように描かれている。そのため、図面における各部材の寸法比率は、必ずしも実際のものとは一致しない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る光源の構成を示す断面図である。同図に示す光源1は、質量分析装置の光イオン化源等の分析機器用光源や真空除電用光源として使用されるいわゆるキャピラリ放電管である。
この光源1は、ガスを放電させて光を発生させる発光部2が収容された略円筒状の発光筒部(第1の筐体)3Aと、この発光筒部3Aに連通すると共に発光筒部3A内の発光部2から出射される光の光軸Xに沿って伸びる略円筒状の導光筒部(第2の筐体)3Bとが一体的に接続されたガラス製の密封容器3を備えている。より詳細には、導光筒部3Bは、光軸Xに沿った方向の一端側が発光筒部3Aに接続されて連通しており、他端側は発光部2から発生した光を外部に出射させる出射窓部4によって封止されている。この出射窓部4の材質は、例えば、MgF(フッ化マグネシウム)、LiF(フッ化リチウム)、サファイアガラス等である。
発光筒部3Aに収容されている発光部2は、陰極5、陽極6、及び陽極6と陰極5との間に配置されたキャピラリ部7によって構成されている。これらの陰極5及び陽極6には、それぞれに開口5a及び開口6aが形成されている。そして、陰極5、陽極6、及びキャピラリ部7は、これらの開口5a,6aの中心軸及びキャピラリ部7の管軸が、発光筒部3Aの管軸、すなわち、光軸Xと一致するように、発光筒部3Aの内部に保持されている。つまり、陰極5、陽極6、及びキャピラリ部7は、発光筒部3Aによって互いに同軸上に配置されるように保持されている。
また、陰極5は、発光筒部3Aと導光筒部3Bとを隔てる位置に配置されて接続部材としての役割も有している。詳細には、陰極5は、開口5aが形成されて、発光筒部3Aに封着された金属製のリング部材5Aと、導光筒部3Bに封着された金属性のリング部材5Bとの2重構造を成している。このリング部材5Aには、後述する反射筒部9の端部が当接されて反射筒部9の位置決めを行うための受け構造が設けられている。ここで、リング部材5Aの開口5aは、発光部2で発生した光を導光筒部3Bに向けて取り出すための出射口となっており、導光筒部3Bの出射窓部4に対向するように設けられている。
この発光筒部3Aと導光筒部3Bとが接続された密封容器3内には、水素(H)、キセノン(Xe)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)等のガスが封入されている。そして、発光部2において陰極5と陽極6との間に電圧が印加されると、その間に存在するガスが電離、放電され、その結果生じた電子がキャピラリ部7内に収束されてプラズマ状態にされる。これによって、キャピラリ部7内から開口5aを介して導光筒部3B側に向けて、光軸Xに沿った方向に光が出射される。例えば、封入ガスとしてKrを、出射窓部4の材料としてMgFを用いた場合には、117/122nmの波長での発光が可能とされ、封入ガスとしてArを、出射窓部4の材料としてLiFを用いた場合には、105nmの波長での発光が可能とされる。
このような密封容器3内の出射窓部4と、発光筒部3Aと導光筒部3Bとを接続する陰極5との間には、略円筒状の反射筒部(筒状部材)9が挿入固定されている。この反射筒部9は、アルミニウム製の金属ブロック部材が複数組み合わされて、導光筒部3Bの内径よりも小さい外径を有する略円筒状の形状をなしている。
図2を参照して、この反射筒部9自体の内壁面は、反射筒部9の中心軸線に沿って曲面、又は段階的に傾斜角が変化する多段面である反射面9aとして形成されている。すなわち、この反射面9aは、出射窓部4の外側の所望の面または点に光を集光できるように、反射筒部9の中心軸方向の両端がテーパー状に形成されている。より具体的には、反射筒部9の長手方向の中心部から発光筒部3A側の端部にかけて反射面9aで囲まれる空間の径が徐々に小さくなるように、反射面9aが反射筒部9の中心軸、すなわち、光軸Xに対して傾斜して形成されている。また、反射筒部9の長手方向の中心部から出射窓部4側の端部にかけて反射面9aで囲まれる空間の径が徐々に小さくなるように、反射面9aが反射筒部9の中心軸に対して傾斜して形成されている。ここで、反射面9aは、発光部2のキャピラリ部7の出射口の中心に位置する発光中心Cと反射面9aの発光部2側の端部とを結ぶ線Lに比較して、反射面9aの光軸Xに対する傾斜角が小さくなるように設定されている(図1)。例えば、線Lの光軸Xに対する傾斜角が20〜60度に対して、発光中心C側に最も近い段の反射面9aの傾斜角が2〜15度になるように設定される。なお、反射面9aのテーパー状部は、反射筒部9の中心軸方向の両端ではなく、どちらか一方、例えば発光部2側(一端側)のみを前述したようなテーパー状に形成し、出射窓部4側(他端側)は反射面9aを反射筒部9の中心軸に対して平行に形成しても良い。
このような反射面9aは、発光部2によって発生した光を正反射可能な鏡面状態に加工されており、例えば、金属ブロック部材を切削加工し、その内壁に、バフ研磨、化学研磨、電解研磨、それらから派生した研磨方法による研磨、又は、それらを複合した研磨方法による研磨を施した後、洗浄処理や不純物ガス成分を除去するための真空処理等を施すことによって形成される。本実施形態においては、反射筒部9は2つの部材を組み合わせて形成されており、このように複数個の金属ブロック部材で反射面9aが形成される場合には、金属ブロック部材ごとの反射面9aの長さと内径との比(アスペクト比)が小さくできるために、加工整形時に平坦度が出しやすくなる結果、反射面9aの鏡面度が高くなる。
また、反射筒部9の外壁面(側面)9bの長手方向の発光筒部3A側(一端側)の縁部には、その外壁面9bの出射窓部4側(他端側)に向けて、反射筒部9の中心軸に沿って切り欠かれた開口部9cが形成されている。詳細には、開口部9cは反射筒部9の一端側の周縁に沿って等間隔に3箇所形成されており、隣接する開口部9cの間には発光部2の陰極5に設けられた受け構造(詳細は後述する)に嵌め込むための突出部9dが3箇所形成されている。
さらに、反射筒部9の外壁面9bの略全面には、高熱放射率の材料を含む熱放射膜10が形成されている。このような熱放射膜10の材料としては、酸化アルミニウム等の反射筒部9の材料よりも熱放射率の高いものが用いられる。また、熱放射膜10は、例えば熱放射膜10を構成する材料を反射筒部9の外壁面9b上に蒸着や塗布等によって積層することで形成されるが、特に本実施形態のように反射筒部9がアルミニウムからなる場合には、反射筒部9の外壁面9bを酸化処理することで熱放射膜10としての酸化アルミニウムの層を形成しても良い。
また、反射筒部9の外壁面9bの長手方向の他端側の周縁部には、その外壁面9bに沿って、段差状の突出部となるように円形状に切り欠かれた切り欠き部11が形成されている。この切り欠き部11は、反射筒部9を密封容器3内で位置決めするために設けられる。
図1に戻って、このような反射筒部9は、突出部9dが陰極5のリング部材5Aに当接した状態で導光筒部3Bにその管軸(光軸X)に沿って挿入されており、切り欠き部11と出射窓部4との間には、ばね部材12が外壁面9bに沿って取り付けられている。このばね部材12は、金属部材、例えば、耐熱性の高いステンレスやインコネル材からなる、反射筒部9の位置決め用の部材である。なお、反射筒部9は、その外壁面9bが導光筒部3Bの内壁面13と離間した状態でリング部材5Aの受け構造に嵌め込まれている。ここで、図3及び図4には、リング部材5Aの受け構造の一例を示す。このように、リング部材5Aに開口5aと同軸になるように反射筒部9の外径と同じ径を有する穴5bを設けたり、リング部材5Aの面上に開口5aと同軸になるように反射筒部9の外径と同じ内径を有する別のリング状の固定部材5cを固定したりすることができる。
このような反射筒部9の位置決め構造により、反射筒部9は、ばね部材12により、光軸Xに沿って出射窓部4側から発光部2側に付勢され、陰極5の受け構造に押し当てられる。これにより、反射筒部9は、密封容器3内の出射窓部4と陰極5との間において、一端側の突出部9dが陰極5のリング部材5Aに当接し、かつ、他端側が導光筒部3Bに挿入されて出射窓部4に接近した状態で、位置決めされる。また、反射筒部9がリング部材5Aの受け構造に嵌め込まれると、発光筒部3A内に位置する反射筒部9の外壁面9bの端部には、反射面9aに貫通する開口部9cが複数配置されることになる。
ここで、光源1を組み上げる際には、陰極5のリング部材5A及びリング部材5Bを、それぞれ、発光筒部3A及び導光筒部3Bに封着させておく。そして、反射筒部9をリング部材5Aの受け構造に嵌め込むと共にばね部材12を切り欠き部11に取り付けた後に、導光筒部3B内に反射筒部9を挿入することにより、リング部材5Aとリング部材5Bとを重ね合わせて真空溶接して光源1を組み上げる。
以上説明した光源1によれば、発光筒部3A内の発光部2の陰極5と陽極6との間で生じた放電がキャピラリ部7によって絞り込まれることによって光が発生し、発光部2から陰極5の開口5aを通過して出射された光が、発光筒部3Aに連通する導光筒部3Bの出射窓部4から発光部2にかけて挿入された反射筒部9の内部に導かれることにより、出射窓部4から出射される。ここで、反射筒部9の内壁面には反射面9aが形成されているので、発光部2から出射された光が反射筒部9の内部の反射面9aによって反射されつつ導光筒部3Bの一端側から他端側に導かれる結果、発光部2から発せられた光を損失することなく導光筒部3Bの出射窓部4まで導くことができる。併せて、反射面9aの両端側はテーパー状に形成されているので、出射窓部4の外部の所定位置に光を集光させることができる。さらに、出射窓部4からの光の取り出し効率を向上させ、出射光の総光量及び照射面上での光量を増加させることができる。また、従来の放電管では出射窓からの光放射パターンが、その出射窓からの距離に応じて変化し、放射光の弱い抜けの部分が生じやすい傾向にあるが、光源1ではそのような光照射パターンの抜けの部分の発生を低減することができる。その結果、発生した光を効率よく取り出すことができる。
図5は、光源1における発光中心Cからの様々な光出射方向の光成分の光路を示す図であり、図14は、光源1から反射筒部9を取り除いた光源901における発光中心Cからの様々な光出射方向の光成分の光路を示す図である。
図14が示すように、光軸Xに対して放射角が大きい光成分Lは光源901では全反射することなく密封容器3に通過もしくは吸収されてしまう。これに対して、図5に示すように、光源1では、このような光成分Lも反射面9aで全反射させることにより前方照射成分として機能させるため照射光量が多くなる。さらに、発光中心C側の反射面9aがテーパー状にされているために、反射光が発散成分となることなく出射窓部4から所望位置周辺に集光させることができる。
また、光源901では密封容器3によって反射されるが発散光となってしまう光成分L,Lに関しても、光源1では所望位置周辺に集光することができる。さらに、光源1の出射窓部4側の反射面9aがテーパー状にされているために、光軸Xに対して放射角が小さいために光源901では出射窓部4から発散する光成分Lを、集光成分として利用できるとともに、光成分Lを所望位置周辺の適切な位置に集光することができる。その結果、反射筒部9の反射面9aを放射光の多くの成分を集光成分として利用可能な構造にすることができる。
なお、反射筒部9の反射面9aのテーパー状部分の形状を調整することで、出射窓部4からの出射光を集光ではなく平行光が多い分布や、逆に拡散分布にもすることができる。
併せて、反射筒部9の一端側の外壁面9bには開口部9cが形成されているので、発光部2で生じたスパッタ物を反射筒部9の外部に放出することができ、反射筒部9の反射面9aや低温度部の出射窓部4へのスパッタ物の付着を抑制することができる。その結果、長寿命化を図りつつ、出射窓部4における光の透過率を向上させることができる。なお、この開口部9cは発光筒部3Aに近く位置しているので、発光筒部3Aで生じたスパッタ物が発光筒部3Aの近くに放出されて捕捉されやすい。その結果、出射窓部4へのスパッタ物の飛散をさらに抑制することができ、寿命がより長くなる。
また、反射筒部9自体をアルミニウム製の金属ブロック部材等の金属部材で構成することで、鏡面度の高い反射面の加工が容易になるので、発生した光を効果的に集光することができる。さらに、例えば反射筒部9の内部に金属等からなる反射膜を形成した場合と異なり、温度上昇と低下を繰り返す際の、構成材料の膨張係数の違いから発生する反射面9aの剥離または脱落等による性能劣化や異物発生を抑制することができ、長寿命化を実現することができる。
さらに、反射筒部9の外壁面9bと導光筒部3Bの内壁面13とは離間しており、反射筒部9の軸方向長さが導光筒部3Bの軸方向長さよりも短いので、反射筒部9と導光筒部3Bとの熱膨張率の違いにより、反射筒部9、導光筒部3B、ガラスや窓材等の破損を防止することができる。
また、反射筒部9は、金属部材からなる位置決め部材であるばね部材12によって付勢されて陰極5の受け構造に嵌め込まれることによって密封容器3内で位置決めされているので、発光部2のキャピラリ部7に対する反射筒部9の位置及び軸合せを容易にし、位置精度を向上させて、出射窓部4からの光の取り出し効率を保つことができる。さらに、ばね部材12により陰極5に押圧する構造を採用することで、密封容器3に対して反射筒部9を安定して固定することができると共に、反射筒部9の中心軸方向に沿った熱膨張が発生してもばね部材12によって発光筒部3Aに対する位置ずれを吸収することができる。ここで、放電管の封じの際に導光筒部3Bとキャピラリ部7との位置や角度の関係をそろえ放射光分布を調整することも考えられるが、この場合は出射窓部4とキャピラリ部7の奥行き位置が大きく異なるために位置調整が難しい。本実施形態では、反射筒部9を導入することで、導光筒部3Bと反射筒部9との位置関係が安定して決定され、反射筒部9と陰極5とを合わせることで反射筒部9とキャピラリ部7との位置や角度の関係も合わされる。従って、導光筒部3Bと発光中心との位置関係が精度良く合わされる。
さらに、反射筒部9の外壁面9bの略全面に熱放射膜10が形成されることにより、反射筒部9の内面に周辺や封入ガスよりも低温の領域を形成することができ、その領域に発光筒部3Aからのスパッタ物等の異物を捕捉して、異物の出射窓部4への拡散及びそれに伴う光透過率の低下を抑制することができる。
また、このような光源1を光イオン化源としてガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)や液体クロマトグラフ質量分析装置(LC/MS)といった質量分析装置(MS)に使用することで、高感度化、窓材の汚染抑制、そして、良好な時間応答特性を実現することが可能となる。まず、照射面の光量を飛躍的に増加できることで試料との接触確率を向上でき、従来の光イオン化源と比べ感度を大幅(10倍近く)に向上できる。また、各種MSに適した集光性を実現する事が可能となり、次のような点から測定感度が高められる。すなわち、MSの場合、イオン化室においてイオンを弁別部へ導入する為の電界分布が有効な部分に集中照射可能である。また、GC/MSの場合、イオン化室の数mm程度の開口から光を有効に集中導入可能である。また、LC/MSの場合、イオンを弁別部に導入するアパーチャー近辺に集光しイオン密度を高めることが可能であり、試料の噴出し口から光イオン化源の窓部を遠ざけ窓部の汚染の抑制できると共に、従来より集光性が高められるためイオン化源から遠ざけても感度が劣化しない。つまり、試料の高密度部に高密度の光を当ててイオン化効率を高められて高感度化が実現され、試料の噴出し口から光イオン化源の窓部を遠ざけることで窓部の汚染を抑制することができ、試料の噴出し口に集光することで応答速度を速くすることができる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る光源の構成を示す断面図、図7(a)は、図6の反射筒部の側面図、図7(b)は、図6の反射筒部の端面図である。同図に示す光源101は、反射筒部109の位置決め構造等が第1実施形態のものと異なる。
すなわち、光源101に内蔵される反射筒部109には、その外壁面109bの出射窓部4側の端部において、位置決め部材としての金属バンド112が固定されている。この金属バンド112には、バネ性を有する複数の爪部112aが反射筒部109の外周に沿って形成されており、金属バンド112は、その端部が重ね溶接されることにより外壁面109b上に固定されている。この金属バンド112は、爪部112aに対して反射筒部109の中心軸に沿ったばね力を付与し、爪部112a自体も反射筒部109の中心軸に垂直な方向にばね力を有する。このような金属バンドが112固定された反射筒部109は、導光筒部3Bの内壁面13に沿って密封容器3内に挿入され、金属バンド112を除く外壁面109bが内壁面13と離間するように固定されている。
このような構造により、反射筒部109は、金属バンド112の爪部112aの光軸Xに沿ったばね力により、その端部に形成された突出部109dが陰極5のリング部材5Aに押し当てられ、密封容器3内で光軸Xに沿った方向に位置決めされる。それとともに、反射筒部109は、金属バンド112の爪部112aの光軸Xに垂直な方向のばね力により、その外壁面109bと導光筒部3Bの内壁面13とが一定距離を保って離間された状態で光軸Xの垂直な方向にも位置決めされる。また、反射筒部109の金属バンド112装着部に、同バンド幅に合わせた溝を形成する事で、導光筒部3Bの内径を大きくする事なく、金属バンド112から導光筒部3Bの内壁面13への距離を大きく取れ、爪部112aの角度を大きくする事が可能となり、バネ力を強める事ができる。
このような光源101によっても、反射筒部109と導光筒部3Bとの熱膨張率の違いにより、反射筒部109の位置ずれや反射筒部109または導光筒部3Bの破損を防止することができる。また、反射筒部109は、位置決め部材である金属バンド112によって付勢されて陰極5の受け構造に嵌め込まれることによって密封容器3内で位置決めされているので、発光部2のキャピラリ部7に対する反射筒部9の位置及び軸合せを容易にし、位置精度を向上させて、出射窓部4からの光の取り出し効率を保つことができる。特に、本実施形態では、反射筒部9と導光筒部3Bとの同軸性を安定して維持することができる。
また、反射面9aの両端側はテーパー状に形成されているので、出射窓部4の外部の所定位置に光を集光させるようにして出射窓部4から光を効率よく取り出すことができ、出射光の照射面上での光量をアップさせることができる。また、熱放射膜10が、反射筒部109の外壁面109bの一端側の一部に形成されているので、発光部2に近接する反射筒部9の内側に周辺や封入ガスよりも低温の部分を形成することができ、その部分に発光筒部3Aからのスパッタ物等の異物を捕捉して、異物の出射窓部4への拡散及びそれに伴う光透過率の低下を抑制することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、反射筒部9,109には、金属部材の内壁を研磨加工することにより反射面9a,109aが形成されていたが、反射面を蒸着やスパッタにより成膜してもよい。詳細には、アルミニウム等の金属部材、又はガラス、セラミック等の部材に切削加工や成型加工を施して下地を作製し、その下地に必要に応じて研磨加工を施した後、下地の鏡面にアルミニウム、ロジウム、誘電体多層膜等を蒸着やスパッタすることにより反射面を形成することができる。また、反射筒部9,109は複数の金属ブロック部材から形成されていたが、一体形成されても良い。
また、上述した実施形態では、反射筒部9,109を陰極5の受け構造に押し当てることにより固定していたが、レーザ溶接やスポット溶接等により受け構造に直接固定しても良い。このとき、反射筒部を直接固定用部材に溶接することが困難な場合は、溶接可能な構造体を反射筒部に嵌合等で固定し、当該構造体と固定部材とを溶接することで固定しても良い。なお、レーザ溶接の場合は、発光筒部3Aのガラス部材越しに溶接を行うことも可能である。
例えば、図8及び図9には、反射筒部9がレーザ溶接やスポット溶接によって陰極5の受け構造に固定された構造を示している。詳細には、アルミニウムからなる反射筒部9の本体部の一端側に突出部9dを備えたステンレスからなる筒状部材を圧入等で固定し、その筒状部材と陰極5の穴5bや固定部材5cとの接触部分をレーザ溶接やスポット溶接によって溶融し互いに固着する。
また、反射筒部9の先端に固定する溶接用の構造体としては、様々な形状のものを採用することができる。
例えば、図10及び図11に示す本発明の変形例にかかる反射筒部209,309のように、開口部209c,309c及び突出部209d,309dが形成されたステンレス製の構造体215,315を反射筒部209,309の本体部に圧入および固定し、これと陰極5の受け構造とを溶着することができる。また、図12及び図13に示すように、反射筒部9に開口部がない場合には、同じく開口部のないステンレスからなる端部リング14のみを圧入し、その端部リング14と陰極5の穴5bや固定部材5cとの接触部分を溶接し固定する。
上述したような陰極5と受け構造とを溶着する固定方法の代わりに、受け構造と反射筒部を直接タップ加工して両者をねじ止めしたり、受け構造の外周方向にタップ加工してねじで固定する等の方法を採ってもよい。
また、光源1,101では、反射筒部9,109の外壁面9b,109bの一部又は全体に熱放射膜10が形成されているが、逆に、外壁面9b,109bの他端側に、反射筒部9,109の素材よりも熱放射率の低い材料を形成してもよい。これにより、相対的に一端側の放熱性が向上し、熱放射膜10と同様の効果が期待できる。また、反射筒部9,109の一端側を構成する金属ブロック部材の材料を、他端側を構成する金属ブロック部材の材料よりも熱放射率の大きい材料で構成しても良い。
1,101…光源、2…発光部、3A…発光筒部(第1の筐体)、3B…導光筒部(第2の筐体)、4…出射窓部、5…陰極、6…陽極、5a,6a…開口、7…キャピラリ部、9,109,209,309…反射筒部(筒状部材)、9a,109a…反射面、9b,109b…外壁面(側面)、9c,109c,209c,309c…開口部、10…熱放射膜、12,112,112a…ばね部材、X…光軸。

Claims (10)

  1. それぞれ開口を有する陰極及び陽極と、前記陰極と前記陽極の間に配置されたキャピラリ部とを有し、放電によって光を発生させる発光部と、
    前記陰極及び前記陽極の前記開口と前記キャピラリ部とが同軸上に配置されるように、前記発光部を内部に保持する第1の筐体と、
    一端側が前記第1の筐体に連通するように接続されて、前記発光部から発生した前記光を、他端側に設けられた出射窓部に導く第2の筐体と、
    一端側が前記第1の筐体内の前記陰極に当接し、他端側が前記第2の筐体内に挿入されており、内壁面に前記光を反射する反射面が形成された筒状部材と、
    を備え、
    前記筒状部材の前記反射面の少なくとも一部は、テーパー状に形成されている、
    ことを特徴とする光源。
  2. 前記筒状部材は、金属材料からなる、
    ことを特徴とする請求項1記載の光源。
  3. 前記筒状部材の前記反射面の前記一端側および前記他端側がテーパー状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光源。
  4. 前記筒状部材を前記第2の筐体の前記他端側から前記一端側に付勢するばね部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光源。
  5. 前記発光部には、前記筒状部材の端部が挿入される穴部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光源。
  6. 前記筒状部材の前記一端側の側面には、前記反射面に向けて貫通する開口部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源。
  7. 前記筒状部材の外壁面は、前記筒状部材の材料よりも熱放射率が大きい材料からなる、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源。
  8. 前記筒状部材の外壁面の略全面には、前記筒状部材の材料よりも熱放射率の大きい材料を含む熱放射膜が形成されている、
    ことを特徴とする請求項7記載の光源。
  9. 前記筒状部材の前記一端側の熱放射率は、前記筒状部材の他端側の熱放射率よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光源。
  10. 前記筒状部材の前記一端側の外壁面には、前記筒状部材の前記他端側の外壁面の材料よりも熱放射率の大きい材料を含む熱放射膜が形成されている、
    ことを特徴とする請求項9記載の光源。
JP2010224853A 2010-10-04 2010-10-04 光源 Active JP5479294B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010224853A JP5479294B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 光源
PCT/JP2011/068601 WO2012046509A1 (ja) 2010-10-04 2011-08-17 光源
CN201180048556.2A CN103155093B (zh) 2010-10-04 2011-08-17 光源
DE112011103340T DE112011103340T5 (de) 2010-10-04 2011-08-17 Lichtquelle
US13/877,361 US9360187B2 (en) 2010-10-04 2011-08-17 Light source

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010224853A JP5479294B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 光源

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012079585A JP2012079585A (ja) 2012-04-19
JP5479294B2 true JP5479294B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=46239583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010224853A Active JP5479294B2 (ja) 2010-10-04 2010-10-04 光源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5479294B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6567240B1 (ja) * 2018-05-18 2019-08-28 三菱電機株式会社 構造体
WO2019220743A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 三菱電機株式会社 構造体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4932185B2 (ja) * 2005-06-30 2012-05-16 浜松ホトニクス株式会社 ガス放電管、光源装置及び液体クロマトグラフ
JP4813122B2 (ja) * 2005-08-10 2011-11-09 浜松ホトニクス株式会社 重水素ランプ
JP2009216824A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Seiko Epson Corp 表示装置および電子機器
JP2010027268A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Ushio Inc エキシマランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012079585A (ja) 2012-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7141927B2 (en) ARC lamp with integrated sapphire rod
US10504714B2 (en) Dual parabolic laser driven sealed beam lamp
JP5730497B2 (ja) X線発生装置
JP4932185B2 (ja) ガス放電管、光源装置及び液体クロマトグラフ
JP6412229B2 (ja) 光源装置
CN108604531B (zh) 激光驱动灯
US20220199372A1 (en) Light emitting sealed body, light emitting unit, and light source device
JP5479294B2 (ja) 光源
JP6214880B2 (ja) レーザイオン源及び重粒子線治療装置
WO2012046509A1 (ja) 光源
JP2007103315A (ja) X線管
JP5479293B2 (ja) 重水素ランプ
JP5305411B2 (ja) マルチマイクロホローカソード光源および原子吸光分析装置
JP5479292B2 (ja) 光源
US10497555B2 (en) Laser driven sealed beam lamp with improved stability
JP5479295B2 (ja) 光源
US8519355B2 (en) Charged particle source
JPH1196815A (ja) 光源装置
JP4995648B2 (ja) 重水素ランプ用ランプハウス及び光源装置
JP4982674B2 (ja) X線発生器
US20090310134A1 (en) Multi Micro-Hollow Cathode Light Source and Multi-Atomic Simulataneous Absorption Spectrum Analyzer
CN113921372A (zh) 一种激光溅射原子发生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5479294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250