JP5464133B2 - 撮像装置の製造方法 - Google Patents
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Description
撮像装置130は、入射面20aに光学像が結像される光ファイバープレート20と、光ファイバープレート20の出射面20bに接着されたCCDチップ3と、CCDチップ3が搭載された基板2とを備える(例えば、特許文献1参照)。
垂直シフトレジスタ部分6は、受光エリア8とオプティカルブラックエリア9とアイソレーションエリア10とを有する。受光エリア8は、複数の光電変換素子(画素)が2次元的に配置されることにより形成されている。また、オプティカルブラックエリア9は、受光エリア8の外側に位置しており、光が入射しない構成とされた光電変換素子が受光エリア8を取り囲むようにして配置されている。また、アイソレーションエリア10は、受光エリア8とオプティカルブラックエリア9とを電気的に分離するために、受光エリア8とオプティカルブラックエリア9との間に配置されている。
垂直シフトレジスタ部分6と水平シフトレジスタ部分7と入力部11と出力部12とは、CCDチップ3の配線(図示せず)によってCCDチップ3の端部に形成された電極パッド13のうち対応する電極パッドと電気的に接続されている。
そして、CCDチップ3は、複数の電極パッド13がそれぞれに対応する電極パッド14に近接するように基板2上の中央部に載置されており、電極パッド13と電極パッド14とはボンディングワイヤ16(配線)によって電気的に接続されている。ボンディングワイヤ16は、CCDチップ3の撮像面(垂直シフトレジスタ部分6の各光電変換素子)の信号出力を取り出すためのものであり、CCDチップ3の撮像面の外側に配設される。すなわち、電極パッド13は、ボンディングワイヤ16と電極パッド14と内部配線とを介して電極端子15と電気的に接続されることになる。
接着用治具140は、撮像素子搭載基板31(図7参照)を保持するための基板保持部141と、基板保持部141の上方に配置された円環部142と、円環部142の側方に配置された4個のネジ部143とを備える。
4個のネジ部143は、上方(Z方向)から視ると円環部142の側方で等間隔に並ぶように形成されており、円環部142の中心軸に向かってそれぞれ挿入されるようになっている。なお、4個のネジ部143は、操作者によって挿入されるようになっている。
また、上記発明において、前記型紙は、中心に十字形状が印刷された透明フィルムであるようにしてもよい。
そして、上記発明において、前記型紙は、前記十字形状を中心として光ファイバープレートの出射面の外周形状が印刷された透明フィルムであるようにしてもよい。
さらに、上記発明において、前記光ファイバープレート保持部は、XYZ方向に移動可能となっており、前記接着工程で、前記型紙画像の目印画像を観察しながら、前記駆動機構を用いて光ファイバープレート保持部をXYZ方向に移動させるようにしてもよい。
接着用治具40は、撮像素子搭載基板31を保持するための基板保持部41と、光ファイバープレート20を保持するための光ファイバープレート保持部42と、基板保持部41を移動させる駆動機構43と、光ファイバープレート保持部42を移動させる駆動機構44と、表示装置45とを備える。
駆動機構43は、基板保持部41をθ方向に回転させるものであり、操作者によって操作されるようになっている。
駆動機構44は、光ファイバープレート保持部42をXYZ方向とφ方向とψ方向とに移動させるものであり、操作者によって操作されるようになっている。
型紙50は、目印となる中心に配置された十字形状51と、十字形状51を中心とする複数の長方形52とが印刷された透明フィルムである。複数の長方形52は、光ファイバープレート20の入射面20aと同形状の相似形になっており、互いに大きさが異なっている。
本発明の撮像装置の製造方法は、基板保持部41に撮像素子搭載基板31を保持させるとともに、光ファイバープレート保持部42に光ファイバープレート20を保持させる保持工程(A)と、光ファイバープレート20の入射面20aに型紙50を配置する型紙配置工程(B)と、CCDチップ3と表示装置45とを電気的に接続して、表示装置45に型紙画像を表示する表示工程(C)と、CCDチップ3の撮像面に光学接着剤32を滴下する第一塗布工程(D)と、型紙画像の目印画像を観察しながら、基板保持部41や光ファイバープレート保持部42を移動させて、光ファイバープレート20の出射面20bとCCDチップ3の撮像面とを位置合わせして接着する接着工程(E)と、光学接着剤32を塗布する第二塗布工程(F)とを含む。
基板保持部41の上面に撮像素子搭載基板31を保持させるとともに、光ファイバープレート保持部42の内部42aに光ファイバープレート20を保持させる(図1b参照)。
(B)型紙配置工程
光ファイバープレート20の入射面20aに型紙50を位置合わせして配置する(図3a、b参照)。
CCDチップ3の電極端子15と表示装置45の電極端子45aとを電気的に接続して、モニタ画面45bに型紙画像を表示する。
(D)塗布工程
CCDチップ3の撮像面に光学接着剤32を、注射器33を用いて滴下する(図3b参照)。
モニタ画面45bに表示された型紙画像の目印画像を観察しながら、光ファイバープレート保持部42をXYZ方向とφ方向とψ方向とに駆動機構44で移動させるとともに、基板保持部41をθ方向に駆動機構43で移動させて、光ファイバープレート20の出射面とCCDチップ3の撮像面とを位置合わせして接着する(図1b、図3c〜e参照)。
なお、図3cは、光ファイバープレート保持部42をZ方向に駆動機構44で移動させながら、光ファイバープレート20の出射面20bと光学接着剤32とを密着させたときの図である。また、図3dは、光ファイバープレート保持部42をXY方向とφ方向とψ方向とに駆動機構44で移動させているときの図である。さらに、図3eは、光ファイバープレート保持部42をZ方向に駆動機構44で移動させながら、光ファイバープレート20の出射面20bとCCDチップ3の撮像面とを位置合わせして接着させたときの図である。
光学接着剤32を注射器33を用いて塗布して、型紙50を光ファイバープレート20の入射面20aから取り除く(図3f参照)。
以上のように、本発明の撮像装置の製造方法によれば、CCDチップ3の撮像面とボンディングワイヤ16との距離が接近していても、光ファイバープレート20の出射面20bをボンディングワイヤ16に接触させることなく、光ファイバープレート20の出射面20bとCCDチップ3の撮像面とを接着することができる。
(1)上述した撮像装置の製造方法では、テーパがない光ファイバープレート20を用いた構成を示したが、テーパがついた光ファイバープレートを用いる構成としてもよい。
図4は、テーパがついた光ファイバープレートの一例を示す概略構成図である。なお、図4(a)は、光ファイバープレートの平面図であり、図4(b)は、光ファイバープレートの側面図である。
光ファイバープレート120は、円形状の入射面120aと、略楕円形状の出射面120bとを有する。なお、出射面120bは、円形状の面の上端部と下端部とがカットされて形成されている。
型紙150は、目印となる中心に配置された十字形状151と、十字形状151を中心とする複数の円形152と、複数の直線153とが印刷された透明フィルムである。複数の円形152と複数の直線153とで形成された図形は、光ファイバープレート120の出射面120bと同形状の相似形になっており、お互いに大きさが異なっている。
そして、図6は、接着する際にモニタ画面45bに表示される型紙画像の一例を示す図である。図6(a)は、光ファイバープレート120の出射面120bとCCDチップ3の撮像面とが密着していないときの写真であり、図6(b)は、光ファイバープレート120の出射面120bとCCDチップ3の撮像面とが密着したときの写真である。図6(a)では、左側がぼやけており、十字形状151も中心にないことがわかる。一方、図6(b)では、十字形状151も中心にあることがはっきりわかる。
(3)上述した撮像装置の製造方法では、光ファイバープレート120の出射面120bとCCDチップ3の撮像面とを接着する構成を示したが、本発明の構成はこれに限定されず、CCD以外のCMOS等の撮像素子にも当然適用可能である。
20 光ファイバープレート
31 撮像素子搭載基板
40 接着用治具
41 基板保持部
42 光ファイバープレート保持部
43、44 駆動機構
45 表示装置
50 型紙
51、52 目印
Claims (4)
- 撮像素子搭載基板を保持する基板保持部と、
光ファイバープレートを保持する光ファイバープレート保持部と、
前記基板保持部及び/又は光ファイバープレート保持部を移動させる駆動機構と、
表示装置とを備える接着用治具を用いて、
前記光ファイバープレートの出射面と撮像素子の撮像面とを接着する工程を含む撮像装置の製造方法であって、
前記基板保持部に撮像素子搭載基板を保持させるとともに、前記光ファイバープレート保持部に光ファイバープレートを保持させる保持工程と、
前記光ファイバープレートの入射面に、目印が印刷された透明な型紙を配置する型紙配置工程と、
前記撮像素子と表示装置とを電気的に接続して、前記表示装置に型紙画像を表示する表示工程と、
前記撮像素子の撮像面に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記型紙画像の目印画像を観察しながら、前記基板保持部及び/又は光ファイバープレート保持部を移動させて、前記光ファイバープレートの出射面と撮像素子の撮像面とを位置合わせして接着する接着工程とを含むことを特徴とする撮像装置の製造方法。 - 前記型紙は、中心に十字形状が印刷された透明フィルムであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置の製造方法。
- 前記型紙は、前記十字形状を中心として光ファイバープレートの出射面の外周形状が印刷された透明フィルムであることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置の製造方法。
- 前記光ファイバープレート保持部は、XYZ方向に移動可能となっており、
前記接着工程で、前記型紙画像の目印画像を観察しながら、前記駆動機構を用いて光ファイバープレート保持部をXYZ方向に移動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の撮像装置の製造方法。
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