JP5448042B2 - レーザー加工装置、レーザー加工装置の製造方法、及びレーザー加工方法 - Google Patents

レーザー加工装置、レーザー加工装置の製造方法、及びレーザー加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザー加工装置、レーザー加工装置の製造方法、及びレーザー加工方法に関し、特に、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するレーザー加工装置、レーザー加工装置の製造方法、及びレーザー加工方法に関する。
従来、水等の液体を噴射して被加工物を加工する加工装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の液体噴射ノズル装置を備えた加工装置では、噴射した高圧水が被加工物からはね返って加工部の周囲に広がったり、空気中に飛散したりすることによって被加工物が濡れるのを防止するために、ノズル先端部に筒体を設け、この筒体の先端に柔軟材を取り付けて、柔軟材を被加工物に密着させて加工を行うことにより、加工部周囲への水の広がりを防止している。
また、他の例として、例えば特許文献2に記載されるような、アブレッシブを混入した超高圧水を噴射して被加工物を切断するウォータージェット切断装置がある。特許文献2に記載のウォータージェット切断装置では、アブレッシブを含む高圧水が被加工物にはね返って被加工物の外表面に飛散するのを防止するために、高圧水の噴出ノズルの周りに散水口を設けてカーテン状の水環状流を形成し、噴出ノズルからのウォータージェットの飛散を防止している。
特開昭63−77699号公報 特開平5−42500号公報
ところで、近年、ノズルから液体を噴射して噴流液柱を形成し、この噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物の加工を行うレーザー加工装置が開発されている。この形式のレーザー加工装置は、従来のようにレーザーのみで加工を行う装置や、上記のような高圧水のみを用いて加工を行う装置とは異なり、レーザーを噴流液柱内に導いて全反射させることによって、レーザーを噴流液柱内で伝送する。このため、レーザーの伝送効率を良好に保つためには、噴流液柱を安定させることが必要となる。
このようなレーザー加工装置において、噴流液柱が被加工物に当たって液体がはね返ると、液体が、噴流液柱を噴射するノズルに付着する場合がある。この場合、付着した液体が、ノズルから噴射される噴流液柱の流れを乱し、その結果、レーザーの伝送効率を低下させ、レーザー加工効率を低下させてしまう。したがって、このようなタイプのレーザー加工装置において、安定した噴流液柱を得ることは非常に重要である。
本発明の目的は、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するレーザー加工装置において、ノズルへの液体の付着防止と噴流液柱の保護を行い、レーザーの伝送効率を向上させることができるレーザー加工装置、このレーザー加工装置の製造方法、及びレーザー加工方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するレーザー加工装置であって、ノズルと被加工物との間に配置され、噴射された噴流液体のはね返りからノズル及び噴流液柱を保護するカバーを備え、カバーには、ノズルから噴射された噴流液柱が通過可能な孔が形成されている、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、噴流液柱は、カバーに形成された孔を通過して被加工物に向かって噴射される。レーザーは、噴流液柱内に導かれて被加工物に照射され、被加工物を加工する。レーザー加工中、噴流液柱が被加工物に当たって噴流液体がはね返った場合でも、カバーがノズルへの液体の付着と噴流液柱の乱れを防止する。それにより、噴流液柱内に導かれるレーザーの伝送効率を低下させることなく、良好な加工効率を維持することができる。
本発明において、好ましくは、孔は、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって形成される。
カバーには、噴流液柱内に導かれたレーザーによって加工された孔が形成されているので、孔の直径は、噴流液柱とほぼ同径となり、レーザー加工中、噴流液柱と孔との間に形成される隙間が最小限に抑制される。したがって、カバーによって、被加工物に当たってはね返る液体がノズルに付着したり噴流液柱に当たったりするのをより確実に防止することができ、噴流液柱の乱れを防止することができる。また、カバーに形成された孔は、噴流液柱内に導かれたレーザーによって形成されているので、カバーをレーザー加工装置に取り付けた状態で孔を形成すれば、孔を噴流液柱に対して位置合わせすることなく、正確な位置にカバーの孔を配置することができる。
本発明において、好ましくは、ノズルの上面からカバーの上面までの距離は、4〜40mmであり、カバーの上面には、噴流液柱に沿った方向の寸法が2mm以上で、且つ噴流液柱に略直交する方向の寸法が5mm以上の空間部が設けられている。
このように構成された本発明においては、ノズルの上面からカバーの上面までの距離が4〜40mmであり、カバーの上面に、噴流液柱に沿った方向の寸法が2mm以上で且つ噴流液柱に略直交する方向の寸法が5mm以上の空間部が設けられているので、良好な加工性能を維持しながら、はね返った液体のノズルへの付着と噴流液柱の乱れを確実に防止することができる。ノズルの上面からカバーの上面までの距離が大きすぎると、即ち、空間部の噴流液柱に沿った方向の寸法を大きくすると、ノズルから被加工物までの距離も大きくなるため、ノズルを被加工物の加工面に近づけることができず、良好な加工性能を得ることが難しくなる。一方、ノズルの上面からカバーの上面までの距離が小さすぎると、即ち、空間部の噴流液柱に沿った方向の寸法を小さくすると、液体が表面張力等によってカバーとノズルとの間に付着してしまい、ノズルへの液体の付着及び噴流液柱の乱れを確実に防止することが難しくなる。
本発明において、好ましくは、カバーに形成された孔の直径は、噴流液柱の直径以上で、噴流液柱の直径の20倍以下である。
このように構成された本発明においては、孔の直径が噴流液柱の直径以上で、噴流液柱の直径の20倍以下であるので、噴流液柱がカバーを通過することができる寸法を確保しながら、孔の直径を最小限に抑制して、噴流液体のはね返りからノズル及び噴流液柱を効果的に保護することができる。ここで、孔の直径が噴流液柱の直径よりも小さいと、噴流液柱が孔を通ることができず、孔の直径が噴流液柱の直径の20倍より大きいと、噴流液柱と孔との間に形成される隙間が大きくなり、はね返った噴流液体がこの隙間からカバーの上方に入ってノズルに付着したりノズルとカバーの間の噴流液柱に当たったりする可能性がある。
本発明において、好ましくは、カバーは、薄板状に形成されている。
このように構成された本発明においては、カバーが薄板状に形成されているので、噴流液柱内に導かれたレーザーによってカバーの孔を容易且つ高精度に形成することができる。
本発明において、好ましくは、カバーと被加工物との間に配置され、被加工物に向かってエアジェットを噴射するエア噴射手段を更に有する。
このように構成された本発明においては、被加工物のレーザー加工中、エア噴射手段によって被加工物にエアジェットを噴射すると、エアジェットは、被加工物の加工部周辺の液体を排除する。したがって、エア噴射手段によって、液体のノズルへのはね返りをより効果的に防止することができ、液体のノズルへの付着及び噴流液柱の乱れをより確実に防止することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明によるレーザー加工装置の製造方法は、レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するレーザー加工装置の製造方法であって、ノズルと被加工物の間に、噴射された噴流液体のはね返りからノズル及び噴流液柱を保護するためのカバーを取り付けるステップと、カバーに、噴流液柱内に導かれたレーザーを照射することによって、噴流液柱が通過可能な孔を形成するステップと、を含む、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、噴流液柱内に導かれたレーザーによって、カバーに孔を形成するので、孔の直径は、噴流液柱とほぼ同径となる。したがって、レーザー加工中、噴流液柱と孔との間の隙間が最小限に抑制され、カバーによって、被加工物に当たってはね返る液体がノズルに付着したり、ノズルとカバーの間の噴流液柱に当たったりするのを確実に防止することができ、噴流液柱の乱れを防止することができるレーザー加工装置を製造することができる。それにより、製造されたレーザー加工装置は、レーザーの伝送効率を低下させることなく、より良好な加工効率を維持することができる。また、噴流液柱内に導かれたレーザーによってカバーの孔を形成するので、孔を噴流液柱に対して位置合わせする必要がなく、カバーの正確な位置に、噴流液柱と整合する孔を形成することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明によるレーザー加工方法は、レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するレーザー加工装置によるレーザー加工方法であって、ノズルと被加工物の間に、噴射された噴流液体のはね返りからノズル及び噴流液柱を保護するためのカバーを取り付けるステップと、カバーに、噴流液柱内に導かれたレーザーを照射することによって、噴流液柱が通過可能な孔を形成するステップと、孔を通過する噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物を加工するステップと、を含む、ことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、ノズルと被加工物の間にカバーを取り付け、噴流液柱内に導かれたレーザーによって、カバーに孔を形成するので、噴流液柱は、形成された孔を通って被加工物に噴射される。その後、噴流液柱内に導かれたレーザーによって被加工物の加工を行う。
噴流液柱内に導かれたレーザーによってカバーに孔を形成するので、孔の直径は、噴流液柱とほぼ同径となる。したがって、レーザー加工中、噴流液柱と孔との間の隙間が最小限に抑制され、カバーによって、被加工物に当たってはね返る液体がノズルに付着したり、ノズルとカバーの間の噴流液柱に当たったりするのを確実に防止することができ、噴流液柱の乱れを防止することができる。それにより、レーザーの伝送効率を低下させることなく、良好な加工効率を維持してレーザー加工を行うことができる。また、噴流液柱内に導かれたレーザーによってカバーの孔を形成するので、孔を噴流液柱に対して位置合わせする必要がなく、カバーの正確な位置に、噴流液柱と整合する孔を形成することができる。
本発明の第1実施形態によるレーザー加工装置の全体を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態によるレーザー加工装置の一部を拡大した図である。 本発明の第2実施形態によるレーザー加工装置の一部を拡大した図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。なお、第2実施形態以降では、第1実施形態と同様の構成には、図面に第1実施形態と同一符号を付し、その説明を簡略化または省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるレーザー加工装置1の全体を示す概略構成図である。本発明の第1実施形態によるレーザー加工装置1は、レーザー加工ヘッド2と、このレーザー加工ヘッド2を通ってレーザーを被加工物W上に照射する光学装置4と、被加工物Wに噴流液体である高圧水を噴射するための液体噴射手段6と、を備えている。
レーザー加工ヘッド2は、略円筒形状に形成されたハウジング8を備え、ハウジング8の内部下方には、噴流液柱Fを噴射するノズル10が設けられている。ハウジング8内の上方には光学装置4の一部が収容され、ハウジング8内の下方には液体噴射手段6の一部が設けられている。
光学装置4は、所定の位置にレーザーを集光させるレーザー光学系12と、レーザー光学系12にレーザーを入射させるレーザー発振器14とを備える。
レーザー光学系12は、レーザー発振器14から出射されたレーザーを光ファイバ等でレーザー加工ヘッド2に導くと共に、このレーザーをレーザー加工ヘッド2内のノズル10の上端の開口近傍の位置で集光させるように構成されている。なお、図1においては、レーザー光学系12は一部を模式化して図示しており、レーザーを最終的に集光させる1枚の集光レンズ16のみ示している。
レーザー発振器14は、所定強度のレーザーを生成するように構成されている。本実施形態においては、レーザーとしてグリーンレーザーを使用しているが、水に吸収されにくい吸収率の低いレーザーであれば、その種類は任意に選択することができる。
グリーンレーザーは、2倍波(SHG)YAGレーザーであり、波長が532nmである。グリーンレーザーは、YAGレーザー(波長1064nm)やCO2レーザー(波長10.6μm)と異なり、水を通過しやすい特徴を有するため、噴流液体として安価で入手が容易な水を使用する場合には、レーザーの伝搬効率を向上させることができる。また、水に吸収され難いため、熱レンズの発生を抑制することで、レーザー加工ヘッド2内のノズル10の開口近傍の位置に精度よくレーザーを導くことが容易となる。このため、ノズル10の損傷を防止するとともに、安定した加工品質を確保することができる。
液体噴射手段6は、液体供給源18と、液体供給源18からの液体からイオンを除去する等の処理を行う液体処理装置20と、液体供給源18から供給された液体をレーザー加工ヘッド2に圧送する高圧ポンプ22と、高圧ポンプ22とレーザー加工ヘッド2の間に設けられ、液体から不純物等を除去するための高圧フィルタ24と、レーザー加工ヘッド2内に形成され、高圧ポンプ22から送られた高圧の液体をノズル10に導く液体流路26とを備える。本実施形態では、液体として水を採用している。
図2は、本発明の第1実施形態によるレーザー加工装置1のノズル10付近の拡大図である。この図2に示すように、レーザー加工ヘッド2の下部には、円筒のブラケット28が取り付けられており、このブラケット28の下端は、レーザー加工ヘッド2の下端よりも下方に突出している。ブラケット28の内部には、被加工物Wに当たった水のはね返りからノズル10及び噴流液柱Fを保護するためのカバー30が設けられている。カバー30は、カバー30よりも被加工物W側でブラケット28内部に固定されたカバー取付部32の上面に固定されている。カバー取付部32は、円柱形に形成され、中央に切頭円錐台形の孔34が形成されている。
なお、上記のカバー取付部32は、カバー30の下面に配置されているものに限らず、例えばカバー30の上方に配置され、カバー取付部の下面においてカバー30を支持固定する構造となっていてもよい。
カバー30は、ブラケット28の内径とほぼ同じ直径の円形の薄板状に形成されており、カバー取付部32のノズル10側の面上に載置され、カバー取付部32に固定されている。したがって、カバー30は、ノズル10と被加工物Wの間に配置される。カバー30の略中央には、ノズル10から噴射される噴流液柱Fが通過するための貫通孔36が形成されている。カバー30は、ブラケット28及びカバー取付部32から着脱可能に設けられている。
ここで、カバー30は、レーザーを照射することにより加工可能な材料で構成されており、本実施形態では金属製である。また、カバー30の厚さは、5μm以上1000μm以下であることが好ましく、より好ましくは10μm以上500μm以下であり、更に好ましくは、20μm以上300μm以下である。カバー30の厚さが5μmより薄いと、被加工物Wからはね返った液体が当たったときに、カバー30が撓んでしまう可能性がある。また、カバー30の厚さが1000μmより厚いと、貫通孔36の形成が容易でなくなり、また噴流液柱Fがカバー30に当たったときに、噴流液柱Fの流れに影響を及ぼし、噴流液柱Fを乱す可能性が高くなる。
ノズル10とカバー30とは、互いに所定距離を隔てて配置されているため、ノズル10の下面と、カバー30の上面と、ブラケット28の内面とによって囲まれた領域には、空間部31が形成される。空間部31は、レーザー加工ヘッド2の下面からカバー30の上面までの、噴流液柱Fに沿った方向の寸法L2と、ブラケット28の対向する内面間の、噴流液柱Fと略直交する方向の寸法(直径)Dとを有し、全体として円柱状に形成されている。ここで、寸法L2は、2mm以上であり、寸法Dは、5mm以上であることが好ましい。なお、この空間部31の形状は、円柱形に限らず例えば矩形でもよく、レーザー加工ヘッド2の下面とカバー30の上面との間に空間が形成される形状であればよい。
また、ノズル10の上面からカバー30の上面までの距離L1は、4〜40mmが好ましく、本実施形態では約20mmである。距離L1が小さすぎると、空間部31の寸法L2も小さくなり、ノズル10の下面とカバー30の上面との間に、表面張力によって水が溜まり、ノズル10とカバー30の間の空間部31に水が溜まる可能性がある。また、距離L1が大きすぎると、空間部31のブラケット28の噴流液柱Fに沿った方向の寸法L2が大きくなり、ノズル10を被加工物Wに近づけられなくなる。それにより、良好なレーザー加工性能を得ることが難しくなる。
カバー30の貫通孔36は、レーザー加工装置1によってノズル10から噴射される噴流液柱Fによって導かれたレーザーによって形成される。したがって、貫通孔36の直径は、噴流液柱Fの直径とほぼ同じになる。
ここで、貫通孔36の成形加工は、例えばレーザー加工装置1の製造段階で行ってもよい。即ち、レーザー加工装置1の製造段階において、レーザー加工装置1のレーザー加工ヘッド2、光学装置4、液体噴射手段6等の製造、組立後、レーザー加工ヘッド2にブラケット28を取り付け、ブラケット28にカバー30を固定する。そして、ノズル10から噴流液柱Fを噴射してレーザーを照射すると、噴流液柱Fおよびレーザーは、カバー30に当たり、カバー30を加工して貫通孔36を形成する。このようにして、レーザー加工装置1の製造を完成させてもよい。
あるいは、カバー30の貫通孔36は、レーザー加工装置1を設置した後、現場で実際に被加工物Wのレーザー加工を行う際に、レーザー加工の1つの工程として形成してもよい。即ち、レーザー加工装置1は、ブラケット28及びカバー30を取り付けていない状態で、またはブラケット28及びカバー30を取り付けているが、カバー30に貫通孔36を形成していない状態で現場に設置される。そして、現場において、カバー30及びブラケット28が取り付けられていない場合には、これらを取り付け、噴流液柱Fを噴射し、レーザーを噴流液柱F内に導き、カバー30に照射することによって、カバー30に貫通孔36を形成する。
なお、貫通孔36の直径は、噴流液柱Fの直径以上で、噴流液柱Fの直径の20倍以下、より好ましくは10倍以下の範囲で形成されるのがよい。
このように構成されたレーザー加工装置1では、被加工物Wをレーザー加工する場合には、被加工物Wをノズル10の下方の載置台(図示せず)に載置する。次に、レーザー発振器14からレーザーを出射させると、レーザーは、レーザー光学系12に入射し、レーザー加工ヘッド2内に導かれる。レーザーは、レーザー光学系12の集光レンズ16等によって、ノズル10の上端開口の位置近傍に集光される。一方、液体噴射手段6は、液体供給源18からの水を高圧ポンプ22で圧送し、液体流路26を通ってノズル10から噴流液柱Fを被加工物Wに向かって噴出する。なお、このとき、噴出された噴流液柱Fの径は、ノズル10の孔径よりもわずかに大きくなる。噴流液柱Fは、カバー30の貫通孔36及びカバー取付部32の孔34を通って被加工物Wに到達する。レーザー光学系12によってノズル10の上端開口近傍に集光されたレーザーは、噴流液柱F内を全反射しながら噴流液柱Fに導かれ、被加工物Wまで到達して被加工物Wをレーザー加工する。
噴流液柱Fの水が被加工物Wに当たると、レーザー加工ヘッド2付近にはね返る場合があるが、ノズル10と被加工物Wとの間に設けられたカバー30がノズル10、及びノズルの近傍の、即ちノズル10とカバー30の間の噴流液柱Fを保護し、ノズル10への水の付着や噴流液柱Fの乱れを防止する。
このように構成された本実施形態によれば、次のような優れた効果を得ることができる。
ノズル10と被加工物Wとの間にカバー30が設けられているので、噴流液柱Fが被加工物Wに当たって水がはね返った場合にも、水のノズル10への付着及び噴流液柱Fの乱れを防止することができる。それにより、安定した層流状態の噴流液柱Fを形成することができ、レーザーの伝送効率の低下を防止することができる。これは特に、被加工物Wからの水の跳ね返りが深刻な深堀り加工においても、安定した噴流液柱Fを形成することができるようになるので、有用である。また、カバー30によってノズル10の近傍の噴流液柱Fを保護するので、安定した噴流液柱Fを形成するのに重要な、ノズル10から噴射された直後の領域を保護することができ、安定した噴流液柱Fの形成を確実にすることができる。また、安定した噴流液柱Fを形成することができるので、はね返りの外乱に強くなり、良好なレーザー加工性能を維持しながら被加工物Wからのノズル10の設定距離をより大きくとることが可能となるから、ノズル10の距離設定の自由度が高くなる。
カバー30の貫通孔36が、レーザー加工装置1の噴流液柱F内に導かれたレーザーによって加工されているので、噴流液柱Fの直径とほぼ同じ貫通孔36を形成することができる。これにより、噴流液柱Fと貫通孔36との間の隙間はほとんどなく、この隙間を最小限に抑制することができる。よって、被加工物Wの加工部からはね返った水が貫通孔36を通ってノズル10に付着したり噴流液柱Fに当たったりするのを確実に防止することができる。
カバー30の貫通孔36を、カバー30をブラケット28を介してレーザー加工ヘッド2に取り付けた状態で、レーザー加工装置1の噴流液柱F内に導かれたレーザーによって形成するので、噴流液柱Fが形成される位置に完全に一致するように貫通孔36を形成することができる。したがって、例えば貫通孔が予め形成されたカバーをレーザー加工ヘッドに取り付ける場合とは異なり、カバー30の位置決めを必要とすることなく、貫通孔36の位置を噴流液柱Fに高精度に一致させることができる。よって、レーザー加工装置1の製造、組立を容易に行うことができる。
カバー30の厚さが適切に設定されているので、カバー30に、噴流液柱F内に導かれたレーザーによって容易に貫通孔36を形成することができる。また、カバー30の厚さの設定により、噴流液柱Fがカバー30に当たった場合でも、噴流液柱Fの安定性に与える影響を最小限に抑制しながら、カバー30の撓みを防止するとともに、はね返りによる撓みも防止することができる。
ノズル10の上面からカバー30の上面までの距離L1が適切に設定され、また、空間部31の寸法L2,Dが適切に設定されているので、カバー30とノズル10の間に表面張力によって水が溜まることがない。また、ブラケット28およびカバー30がレーザー加工ヘッド2の下端から下方に大きく突出することがないため、ノズル10を被加工物Wに適度に近づけることができ、レーザー加工性能を損なうことがない。
カバー30がブラケット28に対して着脱可能に設けられているため、ノズル10の交換やメンテナンスを行うためにカバー30を外すことができる。また、カバー30を外した後、新たに貫通孔が形成されていないカバー30を取り付け、レーザー照射によって貫通孔36を形成することにより、再び噴流液柱Fと貫通孔36の位置を確実且つ正確に合わせることができる。したがって、メンテナンスを容易に行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態によるレーザー加工装置50は、被加工物Wに向かってエアジェットを噴射するエア噴射手段52が設けられている点で、第1実施形態によるレーザー加工装置1と異なる他は、第1実施形態によるレーザー加工装置1と同様の構成である。
図3は、本発明の第2実施形態に係るレーザー加工装置50のノズル10付近の拡大図である。この図3に示すように、レーザー加工装置50は、第1実施形態によるレーザー加工装置1と同様に、レーザー加工ヘッド2に取り付けられたブラケット54を有し、このブラケット54には、カバー56を取り付けるためのカバー取付部58が設けられている。また、カバー56の上方には、ノズル10との間に空間部57が形成されている。
エア噴射手段52は、エア供給源60と、エア供給源60から供給される圧縮空気の圧力を制御するエアコントローラ62と、カバー取付部58内に形成され、圧縮空気が通過するエア通路64と、エア通路64内の圧縮空気をエアジェットとして被加工物Wの加工部付近に向かって噴射するエアノズル66と、を備える。エア通路64は、カバー取付部58の中央に形成された切頭円錐台形の孔68の外側に環状に形成されている。エアノズル66は、エア通路64と孔68を連通し、孔68に開口している。
このように構成されたレーザー加工装置50では、第1実施形態と同様に、液体噴射手段6によってノズル10から噴流液柱Fを、カバー56の貫通孔70を通して被加工物Wに向かって噴出し、レーザー光学系12によってノズル10の上端開口近傍に集光されたレーザーを噴流液柱F内に導いて、被加工物Wをレーザー加工する。カバー56は、被加工物Wに当たってはね返った水がノズル10へ付着したり噴流液柱Fに当たったりするのを防止する。
エア供給源60から供給された圧縮空気は、エア通路64を通ってエアノズル66から噴射される。エアノズル66から噴射されたエアジェットは、被加工物Wの加工部付近(加工部周囲)に向かって噴射され、被加工物Wに当たってはね返ろうとする水を被加工物W側に押し付け、水の跳ね返りを抑制する。また、エアジェットによって被加工物Wの加工部に溜まった水を加工部周囲に押し出して排出する。
このように構成された本実施形態によれば、第1実施形態にかかるレーザー加工装置1によって得られる効果の他、次のような効果が得られる。
レーザー加工装置50にエア噴射手段52が設けられているので、被加工物Wからの水のはね返りを抑制することができる。これにより、ノズル10への水の付着及び噴流液柱Fの乱れをより一層確実に防止することができる。
また、エア噴射手段52が、被加工物Wの加工部付近に向かってエアジェットを噴射するので、加工部に溜まった水を除去することができる。これは、特に、被加工物Wの加工部に水が溜まりやすい深堀り加工においても、加工部の水をエアジェットによって積極的に排除することができるので、有用である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、例えば、カバーは、ブラケットに対して着脱可能でなくてもよい。カバーは、例えばブラケットに対しては固定され、ブラケットがレーザー加工ヘッドに対して着脱可能に設けられていてもよい。あるいは、カバーおよびブラケットは、レーザー加工ヘッドに対して着脱自在に設けられていなくてもよい。更に、カバーは、ブラケットを介して取り付けられる構造に限らず、例えばレーザー加工ヘッドに直接取り付けられてもよい。
カバーに形成される孔は、噴流液柱内に導かれたレーザーによって加工するものに限らず、カバーに予め適当な加工方法によって孔を形成しておき、このカバーを、ノズルと被加工物の間に設置するようにしてもよい。このような場合であっても、被加工物の加工中にはね返った噴流液体がノズルに付着するのを防止することができる。
この場合にも、孔の直径は、噴流液柱の直径以上で、噴流液柱の直径の20倍以下であることが好ましく、10倍以下であることがより好ましい。
カバーの形状、寸法、材料等は、レーザー加工装置の仕様や加工条件等に応じて任意に設定することができ、前述の実施形態に記載された態様に限定されない。即ち、例えばカバーの形状は、円形に限らず、矩形等任意の形状を採用することができる。カバーのノズルに対する位置、例えばノズルの上面からカバーの上面までの距離は、前述の実施形態に記載した範囲に限らず、良好な加工性能を確保でき且つ噴流液体のノズルへの付着を防止できる限りにおいて任意に設定することができる。また、カバーの孔の直径は、噴流液体のノズルへの付着を防止できるのであれば、噴流液柱の直径の20倍より大きくてもよく、加工条件等に応じて任意に設定することができる。
カバーを取り付けるブラケットは、前述の実施形態では円筒状に形成されていたが、これに限らず、レーザー加工ヘッドの形状に対応して、例えば角柱状であってもよい。
ノズルとカバーの間に形成される空間部の形状は、円柱状のものに限らず任意の形状を採用することができ、例えばカバーを取り付けるブラケットが角柱状に形成される場合には、空間部も角柱状に形成される場合がある。また、空間部の寸法、即ち噴流液柱に沿った方向の寸法及び噴流液柱に略直交する方向の寸法は、前述の実施形態に記載した範囲が好ましいが、これに限らずレーザー加工ヘッドやノズルの形状、配置等に応じて任意に設定することができる。なお、空間部が円柱状以外の形状に形成されている場合には、噴流液柱に略直交する方向の寸法は、噴流液柱からの空間部の外縁までの最小距離が適当となるように設定されるのがよい。
エア噴射手段は、例えばカバーを設けるのみで液体のノズルへの付着を十分に防止することができる場合等では設けなくてもよい。つまり、エア噴射手段は、必ずしも設けられていなくてもよい。
本発明の効果を確認するために、以下のような実験を行った。
[実施例1]
第1実施形態のレーザー加工装置1を使用して、金属板のピアス加工を行った。被加工物Wとしては、SUSの板状部材を使用し、厚さtが、0.3mm、0.5mm、0.6mm、及び1.0mmのものを用いた。ノズル10の孔径を100μm、高圧ポンプ22から圧送される水の圧力を10MPa、レーザー周波数を13kHz、レーザー出力を40Wとした。
レーザー加工装置1の設置台を静止したまま、噴流液柱F内に導かれたレーザーを被加工物Wに照射し、金属板に貫通孔が形成されるかを観察した。それぞれの厚さの被加工物Wについて、10個ずつ試験を行った。
[比較例1]
第1実施形態のレーザー加工装置1からブラケット28及びカバー30を取り外した状態で、実施例1と同様のピアス加工を行った。被加工物Wの厚さtが0.3mmのものについて10個の試験を行った。その他の実験条件は、実施例1と同じである。
[実施例1と比較例1との結果の対比]
実施例1においては、厚さtが0.3mm、0.5mm、及び0.6mmの被加工物Wについては、レーザーを1秒間照射することにより、10個の試験片中10個において貫通孔が形成された。また、厚さtが1.0mmの被加工物Wについては、レーザーを5秒間照射することにより、10個の試験片中8個において貫通孔が形成された。
一方、比較例1においては、厚さtが0.3mmのものにおいて、レーザーを1秒間照射した場合、及びレーザーを5秒間照射した場合の両方について、10個の試験片中1つも貫通孔が形成されなかった。
以上より、実施例1におけるレーザー加工装置1によるレーザー加工の方が、比較例1におけるレーザー加工よりもレーザーの伝送効率がよく、レーザー加工性能が優れていることが確認できた。
[実施例2]
第1実施形態のレーザー加工装置1を使用して、金属材料の直線溝掘り加工を行った。被加工物Wとしては、SUSを使用した。ノズル10の孔径を60μm、高圧ポンプ22から圧送される水の圧力を18MPa、レーザー周波数を10kHz、レーザー出力を15Wとし、レーザー加工装置1の設置台を、送り速度2mm/秒で直線移動させながら所定回数往復させ、被加工物Wに直線状の溝を形成する加工を行った。
[比較例2]
第1実施形態のレーザー加工装置1からブラケット28及びカバー30を取り外した状態で、実施例2と同様の直線溝掘り加工を行った。その他の実験条件は、実施例2と同じである。
[実施例2と比較例2との対比]
実施例2においては、レーザーを5往復させることにより、約1.8mmの深さの溝が形成された。また、レーザーを10往復させることにより、約2.3mmの深さの溝が形成された。
一方、比較例2においては、レーザーを5往復させることにより、約1.6mmの深さの溝が形成された。また、レーザーを10往復させることにより、約1.7mmの深さの溝が形成された。
以上のように、実施例2においては、レーザー照射の往復回数を増加させると、それに伴って、形成される溝の深さが増加していることが分かる。これに対して、比較例2においては、レーザー照射の往復回数を増やしても、溝の深さがほとんど増加していない。即ち、比較例2のレーザー加工装置では、レーザーの照射の往復回数を増やしても、一定以上の深さの溝を形成することができない。
以上より、実施例2におけるレーザー加工装置1によるレーザー加工の方が、比較例2におけるレーザー加工よりも、レーザー加工の伝送効率がよく、レーザー加工性能が優れていることが確認できた。
1,50 レーザー加工装置
2 レーザー加工ヘッド
10 ノズル
14 レーザー発振器
28,54 ブラケット
30,56 カバー
36,70 貫通孔
52 エア噴射手段
F 噴流液柱
W 被加工物

Claims (6)

  1. レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、前記ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって前記被加工物を加工するレーザー加工装置であって、
    前記ノズルと前記被加工物との間に配置され、噴射された前記噴流液体のはね返りから前記ノズル及び前記噴流液柱を保護するカバーを備え、
    前記カバーには、前記ノズルから噴射された噴流液柱が通過可能な孔が形成されており
    前記孔は、前記ノズルから噴射された前記噴流液柱内に導かれたレーザーによって形成され、
    前記ノズルの上面から前記カバーの上面までの距離は、4〜40mmであり、前記カバーの上面には、前記噴流液柱に沿った方向の寸法が2mm以上で、且つ前記噴流液柱に略直交する方向の寸法が5mm以上の空間部が設けられている、
    ことを特徴とするレーザー加工装置。
  2. 前記孔の直径は、前記噴流液柱の直径以上で、前記噴流液柱の直径の20倍以下である、
    請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 前記カバーは、薄板状に形成されている、
    請求項1または請求項2に記載のレーザー加工装置。
  4. 前記カバーと前記被加工物との間に配置され、前記被加工物に向かってエアジェットを噴射するエア噴射手段を更に有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のレーザー加工装置。
  5. レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、前記ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって前記被加工物を加工するレーザー加工装置の製造方法であって、
    前記ノズルと前記被加工物の間に、噴射された前記噴流液体のはね返りから前記ノズル及び前記噴流液柱を保護するためのカバーを取り付けて、前記ノズルの上面から前記カバーの上面までの距離を、4〜40mmとし、前記カバーの上面には、前記噴流液柱に沿った方向の寸法が2mm以上で、且つ前記噴流液柱に略直交する方向の寸法が5mm以上の空間部を設けるステップと、
    前記カバーに、前記噴流液柱内に導かれたレーザーを照射することによって、前記噴流液柱が通過可能な孔を形成するステップと、を含む、
    ことを特徴とするレーザー加工装置の製造方法。
  6. レーザーを発生するレーザー発振器と、被加工物に噴流液体を噴射するノズルとを備え、前記ノズルから噴射された噴流液柱内に導かれたレーザーによって前記被加工物を加工するレーザー加工装置によるレーザー加工方法であって、
    前記ノズルと前記被加工物の間に、噴射された前記噴流液体のはね返りから前記ノズル及び前記噴流液柱を保護するためのカバーを取り付けて、前記ノズルの上面から前記カバーの上面までの距離を、4〜40mmとし、前記カバーの上面には、前記噴流液柱に沿った方向の寸法が2mm以上で、且つ前記噴流液柱に略直交する方向の寸法が5mm以上の空間部を設けるステップと、
    前記カバーに、前記噴流液柱内に導かれたレーザーを照射することによって、前記噴流液柱が通過可能な孔を形成するステップと、
    前記孔を通過する前記噴流液柱内に導かれたレーザーによって前記被加工物を加工するステップと、を含む、
    ことを特徴とするレーザー加工方法。
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