JP5429052B2 - 造形方法 - Google Patents
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この造形方法によれば、液状層の描画領域を囲うように支持層が描画される。こうした構成によれば、立体の構成部材に曲り及び破損をさらに生じ難くすることができる。それゆえに、立体の形状をより高精度に実現することができる。
この造形方法によれば、層状構造体を積層させた積層体が支持層によって直接支持されることから、立体の構成部材に曲り及び破損をより一層生じ難くすることができる。
ここで、層状構造体のみを転写用基板に積層した場合に、転写用基板と層状構造体との接触面積が小さくなればなるほど、転写用基板から層状構造体が脱落しやすくなる。この点、この造形方法によれば、描画面の描画領域の各位置には、液状層もしくは支持層が描画される。こうした構成によれば、層状構造体のみを積層した場合に比べて、転写用基板との接触面積を大きくすることができる。それゆえに、転写用基板から層状構造体が脱落し難くすることができる。
この造形方法によれば、転写用基板に積層された積層体を浸水させるだけで支持層を除去することができる。これにより、例えば支持層を機械的に除去する場合に比べて、支持層の除去にともなう層状構造体への負荷を抑えることができる。それゆえに、支持層の除去にともなう立体の変形や破損を生じ難くすることができる。
この造形方法によれば、液状層に光を照射するだけで該液状層を硬化させることができる。
この造形方法のように、液状体を液滴にして吐出する液滴吐出法を用いて液状層及び支持層を描画することで描画面に高精細な液状層及び支持層を形成することができる。
Yにおける基台12の両側に立設された支柱21a,21bと、該支柱21a,21bに架設されたガイド部材22とを有している。なお、搬送方向X及びヘッド移動方向Yに直交する方向を鉛直方向Zという。ガイド部材22には、ガイド部材22が延びる方向に沿ってガイドレール23が配設されている。ガイドレール23には、キャリッジモーター27(図8参照)の駆動軸に伝達機構を介して連結されたキャリッジ24が配設されている。そしてキャリッジモーター27が駆動されると、ガイドレール23に沿ってキャリッジ24が移動する。このキャリッジ24には、ヘッドプレート25を介して液滴吐出ヘッド30が搭載されている。なお、本実施形態の造形装置5においては、搬送テーブル14が移動する経路のうち、液滴吐出ヘッド30が移動する経路と相対向する領域を描画エリアという。
0を該描画面15aから剥離させやすくすることができる。液状体50,60に対して撥液性を示す材料としては、例えば、フッ素やフッ素化合物を含有する材料が挙げられる。撥液領域は、フッ素やフッ素化合物を含有するガス中に基板を曝す気相法、フッ素やフッ素化合物を含有する溶液中に基板を浸す浸液法、該溶液を基板に吹き付けるスプレー法、該溶液を基板の表面で伸ばすスピンコート法などによって形成される。また、フッ素やフッ素化合物を含有するガス中で基板をプラズマ処理することによっても形成される。本実施形態では、フッ素化合物の1つであるフルオロアルキルシラン化合物を含む材料が描画面15aにコーティングされている。
OMなどで構成されて、造形装置5における各種制御プログラム105を記憶する領域や、各種のデータが一時的に展開された展開データ106を記憶するための領域を有する。
図10に示されるように、まず立体7を造形するための複数の層形状データがコンピューター3によって生成される層形状データ生成工程(ステップS11)が行われる。次いで、第1層目の層形状データに基づいて、液状層58と支持層68とで構成される第1層目の断面層69が描画用基板15に描画される描画工程(ステップS12)が行われる。続いて、描画用基板15と転写用基板85とによって第1層目の断面層69が挟持された状態で液状体50を硬化させる硬化工程(ステップS13)と、液状層58が硬化した層状構造体120と支持層68とで構成される断面層69を転写用基板85側に転写する転写工程(ステップS14)とが順に行われる。
状構造体120の描画工程(ステップS12)、硬化工程(ステップS13)、転写工程(ステップS14)が繰り返される。一方、全ての層状構造体120に対する転写が終了している場合(ステップS15:YES)には、断面層69が積層された積層体150(図15参照)を該転写用基板85から引き離したのち、浸水装置9で積層体150を浸水させることによって支持層68を除去する除去工程(ステップS16)が行われる。
図11は、描画面において各液状体の描画領域を模式的に示した図であって、第1層目の断面層について示した図である。図12は、断面層が描画された状態を模式的に示す図であって、第1層目の断面層が描画された状態を示す図である。図13は、断面層が硬化される状態を模式的に示す図であって、第1層目の断面層が硬化される状態を示す図である。図14は、断面層が転写された状態を模式的に示す図であって、第1層目の断面層が転写された状態を示す図である。図15は、第n層目まで断面層が積層された状態を模式的に示す図である。図16は、除去工程後における積層体の正面構造を示す正面図である。
なお、硬化工程(ステップS13)において制御部101は、第j層目の断面層69に対しては、描画面15aと造形面85aとの距離が(j×t)となる位置まで転写用基板85を降下させる。つまり第2層目以降の断面層69においては、第1層目から第(j−1)層目までの断面層69を介して、描画用基板15と転写用基板85とによって挟持される。また、層状構造体120と支持層68とで構成される断面層69は、液状体50,60に対する撥液性を描画面15aが有していることから、描画面15aに対する接着力よりも先行して積層された断面層69に対する接着力の方が大きい。そのため転写工程(ステップS14)において断面層69は、転写用基板85の上昇にともなって該転写用基板85に積層されている断面層69に接着した状態で描画面15aから剥離される。
に電力を供給して断面層69に紫外光71を照射することで液状層58を構成する液状体50を硬化させる。制御部101は、液状体50を完全に硬化させるだけの照射時間が経過すると光源73への電力の供給を遮断する。続く転写工程(ステップS14)において制御部101は、転写用基板85を上昇させて断面層69を描画面15aから剥離させて該断面層69を転写用基板85側に積層する。
(1)断面層69の積層過程において、立体7の構成部材である屈曲部材7a、空中部材7b、連結部材7cによって形成される隙間には支持層68が形成されている。こうした構成によれば、層状構造体120のみが積層される場合に比べて、積層過程において、層状構造体120が受ける力を小さくすることができる。これにより、立体7の構成部材に位置ずれや欠落といった不具合を生じ難くすることができる。それゆえに、立体7の形状の精度を高めることができる。
・上記実施形態では、液状体50,60を液滴55,65にして吐出する液滴吐出法を用いて描画面15aに液状層58、支持層68を描画した。これに限らず、描画面15aに液状層58、支持層68を描画する方法は、例えばディスペンサ法などであってもよい。こうした構成であっても、上記(1)〜(5)と同様の効果が得られる。
る。
・上記実施形態の造形装置5では、圧電素子駆動方式の液滴吐出ヘッド30によって液滴55が吐出されている。これを変更して、液滴吐出ヘッドから液滴55を吐出するという観点からすれば、抵抗加熱方式や静電駆動方式の液滴吐出ヘッドによって液滴55が吐出されるという構成であってもよい。
Claims (7)
- 硬化性を有した液状層を描画用基板の描画面に描画する描画工程と、
前記液状層に転写用基板を被せた状態で該液状層を硬化させる硬化工程と、
前記描画用基板と前記転写用基板との間隔を広げることによって前記液状層の硬化物である層状構造体を前記転写用基板に転写する転写工程とを含み、
前記描画工程、前記硬化工程、前記転写工程を繰り返すことによって、前記層状構造体が積層されたかたちの立体を前記転写用基板に造形する造形方法であって、
前記描画工程では、
前記描画面の描画領域において、前記液状層の描画領域とは異なる領域に前記層状構造体を支持するための支持層を描画し、
前記転写工程では、
前記支持層共々、前記層状構造体を前記転写用基板に転写する
ことを特徴とする造形方法。 - 前記支持層は、前記液状層の描画領域を囲うように描画される
ことを特徴とする請求項1に記載の造形方法。 - 前記支持層は、前記液状層に接触するように描画される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の造形方法。 - 前記支持層は、前記描画面の描画領域において、前記液状層の描画領域とは異なる領域の全域にわたって描画される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の造形方法。 - 前記支持層は、水溶性樹脂を水に溶解させた水溶液、または前記水溶液に非水溶性粉末樹脂を分散させた液状体で構成される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の造形方法。 - 前記液状層は、光硬化性を有している
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の造形方法。 - 前記液状層及び前記支持層は、液状体を液滴にして吐出する液滴吐出法によって描画される
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の造形方法。
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