JP5421472B1 - タイヤ用ステンシル製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ用ステンシルを製造するタイヤ用ステンシル製造装置を提供すること。
【解決手段】帯状の金属製薄板である金属製フープ5を巻き付けるリール4と、金属製フープ5を送る送り手段6と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、金属製フープ5に識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段7と、エンボス加工手段でエンボス加工された金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30を打ち抜く総抜き手段8と、を備え、金属製薄板であって、外周端部41が同一平面上にあり、内周部40が湾曲面を形成し、内周部40にタイヤ1のサイド部2に凸形状の1つ以上の文字あるいは数字から構成される識別標識3を刻印するための転写用形状が、内周部40の湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しないタイヤ用ステンシルを製造するタイヤ用ステンシル製造装置。
【選択図】図5

Description

本発明はタイヤ用ステンシル製造装置に関する。より具体的には、本発明は、タイヤ加硫成形時にタイヤのサイド部に凸状の識別標識を刻設するために、タイヤ加硫用金型の内壁面に取り付け取り外し可能な刻設手段であるステンシルを製造するタイヤ用ステンシル製造装置に関する。
従来、成形されたタイヤの種類、製造年・週などの識別を容易にするため、例えば、図1に示すように、タイヤ1にはタイヤ加硫時にタイヤ1のサイド部2に、製造メーカ、製造年月日、製品番号の文字や記号などの識別標識3が刻設されている。
タイヤ1のサイド部2に識別標識3を刻設する方法として、タイヤ製造装置の加硫用金型の内壁面に、鉄、アルミ、ステンレス等の金属材料から駒状の刻設手段を取り付け、タイヤ加硫成形時にタイヤ1のサイド部2に識別標識3を刻設するようにしている(特許文献1参照)。
特許文献1に開示される駒状の刻設手段は、ダイキャスト鋳造方によってアルミニウム又は合金から成形した後、その表面に識別標識である情報転写部を凹形状に刻印又は機械彫りなどによって機械加工することにより形成されている。
特許文献2には、タイヤサイド部の表面に紋様を刻印するために、内面に紋様を刻設した金属板を内面に貼付した金型をタイヤ成形に際して用い、金型の内面に貼付ける金属板の用面に紋様を刻設置するには、切削、鋳造、化学エッチングなどの方法が用いられることが開示されている。
特開平11−77694号公報 特開昭63−302031号公報
タイヤ1のサイド部2に刻設される識別標識3が例えば製造年月日や製造年・週である場合、加硫用金型の内壁面に取り付けられる刻設手段を、製造年月日毎あるいは製造年・週毎に付け替えなければならない。
しかしながら、特許文献1に開示されるように、ダイキャスト鋳造法によって刻設手段を製造する場合、その制作コストが高くなると共に、制作に多大な時間を要するという問題があった。タイヤの表面に凸形状の識別標識を刻設するために、例えば、厚いアルミプレートなどの金属板に識別標識3の転写形状を加工しているが、一つ一つ加工する手間とコストがかかる問題がある。特許文献2に開示される金属板の製造方法は、加工プロセスが煩雑で時間、コストがかかり過ぎるという問題がある。
また、タイヤの製造時を特定するために、タイヤ1のサイド部2に刻設される識別標識3がタイヤ表面に対して突出した凸形状を有することが視認性の良さ、諸外国における法規制などの観点から望まれるようになっている。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、タイヤ加硫成形時にタイヤのサイド部に識別標識を刻設するために、タイヤ加硫用金型の内壁面に取り付け取り外し可能な刻設手段であるステンシルを製造するタイヤ用ステンシル製造装置およびタイヤ用ステンシルを提供することである。
そして、さらに本発明の目的は、金属製薄板であって、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の1つ以上の文字あるいは数字から構成される前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されたタイヤ用ステンシルを連続して製造することが可能なタイヤ用ステンシル製造装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、タイヤのサイド部に凸形状の識別標識を刻設するために用いられるタイヤ用ステンシルを帯状の金属製薄板から製造するタイヤ用ステンシル製造装置であって、前記帯状の金属製薄板を送る送り手段と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、前記送り手段により送られる前記帯状の金属製薄板に前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段と、前記エンボス加工手段でエンボス加工された金属製薄板から前記タイヤ用ステンシルを打ち抜く総抜き手段と、を備え、前記タイヤ用ステンシルは、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されることを特徴とするタイヤ用ステンシル製造装置である。
請求項2に係る発明は、タイヤのサイド部に凸形状の識別標識を刻設するために用いられるタイヤ用ステンシルを帯状の金属製薄板から製造するタイヤ用ステンシル製造装置であって、前記帯状の金属製薄板である金属製フープを巻き付けるリールと、前記リールから前記金属製フープを巻き出す巻き出し手段と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、前記リールから供給される前記金属製フープに前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段と、前記エンボス加工手段でエンボス加工された金属製フープから前記タイヤ用ステンシルを打ち抜く総抜き手段と、を備え、前記タイヤ用ステンシルは、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されることを特徴とするタイヤ用ステンシル製造装置である。
請求項3に係る発明は、前記総抜き手段は、前記タイヤ用ステンシルの外周形状を有し前記エンボス加工された前記帯状の金属製薄板と接触する部位の高さを変更する部材を着脱可能な雄型と、前記タイヤ用ステンシルの外周形状の貫通穴を有する雌型とを備えることを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置である。
請求項4に係る発明は、前記タイヤ用ステンシルをタイヤ製造装置の金型内に着脱自在に装着するためのねじ穴を前記帯状の金属製薄板に加工する穴明け手段と、前記穴明け手段により加工されたねじ穴に皿絞り加工を行う皿絞り手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置である。
請求項5に係る発明は、前記タイヤ用ステンシルを打ち抜き後の前記帯状の金属製薄板を切断する切断手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置である。
請求項6に係る発明は、金属製薄板であって、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状構成される識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されたことを特徴とするタイヤ用ステンシルである。
本発明により、金属製薄板であって、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されたタイヤ用ステンシルを連続して製造することが可能なタイヤ用ステンシル製造装置およびタイヤ用ステンシルを提供できる。
タイヤのサイド部に識別標識を刻設したタイヤの一部斜視図である。 本発明に係るタイヤ用ステンシル製造装置で製造されたタイヤ用ステンシルの外観を説明する図である。 図2に示される本発明に係るタイヤ用ステンシルの断面形状を説明する図である。 本発明に係るタイヤ用ステンシルをタイヤ製造装置の加硫用金型に取り付けた状態を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を説明する図である。 本発明の第3の実施形態を説明する図である。 本発明の第4の実施形態を説明する図である。 帯状の金属製薄板である金属製フープを巻き付けるリールを説明する図である。 エンボス加工手段の一例を説明する図である。 図10(b)の一点鎖線F−Fにおける断面図である。 金属製フープにエンボス加工した後の金属製フープの断面形状の一例を説明する図である。 穴明け手段の一例を説明する図である。 皿絞り手段の一例を説明する図である。 総抜き手段の一例を説明する図である。 総抜き手段の一例の構成において用いられる雌型を説明するである。 総抜き手段の一例の構成において用いられる雄型を説明する図である。 上部構造部と下部構造部を説明する図である。 巻き出し手段を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1はタイヤのサイド部に識別標識を刻設したタイヤの一部斜視図である。タイヤ1のサイド部2には、識別標識3の一種としてタイヤの製造年月日、あるいは、製造年および週が、凸形状の1つ以上の文字あるいは数字が刻設される。タイヤ1のサイド部2に刻設される識別標識3は、タイヤ表面に対して突出した形状を有することが、視認性の良さ、諸外国における法規制などの観点から望まれている。そのため、識別標識3はタイヤ1のサイド部2に凸形状に刻設されている。なお、図1に示される識別標識「ONE1214」は一例である。
識別標識3がタイヤ1の製造年月日あるいは製造年および週の場合、タイヤ1を製造する工程で、タイヤ加硫成形時にタイヤ1のサイド部2に、製造年月日あるいは製造年および週の識別標識を刻設するために、タイヤ加硫用金型45(図4参照)の内壁面に取り付け取り外し可能な刻設手段として、本発明に係るタイヤ用ステンシルを用いる。タイヤ用ステンシルは、タイヤのサイド部に識別標識をタイヤの製造段階で形成するために用いられる、スチールまたはアルミニウム製の帯状材にエンボス加工により転写形状を刻印した部材である。
図2は本発明に係るタイヤ用ステンシル製造装置で製造されたタイヤ用ステンシルの外観を説明する図である。図2(a)はタイヤ用ステンシル30を上から見下ろした図である。図2(b)はタイヤ用ステンシル30を方向Aから見た図である。図2(c)はタイヤ用ステンシル30を方向Bから見た図である。図2(d)はタイヤ用ステンシル30の長手方向を軸として180度回転し裏方向から見た図である。また、図2(e)はタイヤ用ステンシル30の幅の狭い方向を軸として180度回転し裏方向から見た図である。図2(a)に示されるように、タイヤ用ステンシル30の内周部の湾曲面の凸面内に凹形状でかつ、図2(d),(e)に示されるように前記内周部の湾曲面の凹面内に凸形状に文字の転写形状31,32,33および英数字の転写形状34,35,36がエンボス加工される。
図3は、図2に示される本発明に係るタイヤ用ステンシルの断面形状を説明する図である。図3(a)は一点鎖線42における断面形状、図3(b)は一点鎖線43における断面形状を示す図である。図3(c)は一点鎖線44における断面形状を示す図である。
タイヤ用ステンシル30は、0.2mm〜1.0mm程度の厚さで幅4.0mm〜20.0mm程度の金属製薄板であって、外周端部41が同一平面上にあり、内周部40が湾曲面を有する。タイヤ用ステンシル30は、タイヤ1のサイド部2に凸形状の1つ以上の文字あるいは英数字から構成される識別標識3を刻設するために、内周部40に一列に文字の転写用形状31,32,33および英数字の転写用形状34,35,36,37が内周部40に湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され(図3参照)、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しない(最適には同一面上)形状を有する。なお、タイヤ用ステンシル30の厚さ、幅、長さは、タイヤのサイズ、各メーカの仕様に応じて設定することができる。また、図に示される「ONE1234」の文字、数字、および配列は一例であって、識別標識3はタイヤメーカの仕様に応じて設定することができる。
タイヤ用ステンシル30は、タイヤ用製造装置の加硫用金型に図2(a)に示される姿勢で装着される。タイヤ用ステンシル30を用いて、タイヤ1のサイド部2に凸状に標識を刻印する。タイヤ用ステンシル30は、複数の文字あるいは数字の識別標識を刻印するための転写用形状を一列に形成できるように細長い形状を有するとともに、その外周端部41の形状はタイヤ1のサイド部2の形状に対応させて長手方向に対して所定の曲率を有する。
タイヤ用ステンシル30の両端部に、タイヤ用ステンシル30を加硫用金型(図示せず)の内面の所定位置に固定するためのねじ(図示せず)を挿入するためのねじ穴38,38が設けられている。ねじ穴38の周部は皿ねじを使用できるように皿絞り加工により皿絞り面39,39が設けられている。なお、タイヤ用ステンシル30を加硫用金型に接着材を用いて固定する場合は、ねじ穴38,38および皿絞り面39,39を備えなくともよい。
上述したように、本発明に係るタイヤ用ステンシル30は、金属製薄板であって、外周端部41が同一平面上にあり、内周部40が湾曲面を形成し、内周部40の湾曲面にタイヤ1のサイド部2に凸形状の識別標識3の転写用形状が、内周部40の湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しない(つまり、突出端部が同一平面から突き出ないことであって、同一平面上にある場合は含まれる)外形形状を備えている。
図4は本発明に係るタイヤ用ステンシルをタイヤ製造装置のタイヤ加硫用金型45に取り付けた状態を説明する図である。本発明に係るタイヤ用ステンシル製造装置で製造されたタイヤ用ステンシル30は、タイヤ1のサイド部2に識別標識を刻設する方法として、加硫用金型の内壁面に取り付けられ、タイヤ加硫成形時にタイヤ1のサイド部2に凸形状の識別標識が刻設される。
図示しない加硫用金型のタイヤ1のサイド部2に対応する部位には、タイヤ用ステンシル30を装着するための底面が平面をなす凹部が形成されている(図4(a),図4(b)参照)。タイヤ用ステンシル30を、前記凹部にお皿をテーブルに伏せた姿勢と同じように、タイヤ加硫用金型45の前記底面が平面をなす凹部に取り付ける。タイヤ用ステンシル30の外周端部41とタイヤ加硫用金型45の凹部とは隙間のない状態にある。したがって、加硫工程においてタイヤ用ステンシル30の湾曲面の凹部側に溶融したゴムが流入するのを防止できる。これによって、タイヤ1のサイド部2に凸形状の識別標識を刻設することができる。また、図4(c),図4(d)のようにタイヤ製造装置のタイヤ加硫用金型45に凹部が形成されていない場合であっても、タイヤ加硫用金型45の表面に本発明に係るタイヤ用ステンシルを取り付けた際に、タイヤ加硫用金型45の表面とタイヤ用ステンシル30の外周端部41との間に隙間ができない。したがって、溶融したゴムがタイヤ用ステンシル30の湾曲面の凹部側に流入することを防止できる。
なお、加硫用金型の凹部はタイヤ1のサイド部2に凹形状の識別標識を形成するための部材を装着するために加工されている。前記凹部に本発明に係るタイヤ用ステンシルを装着することができる。
次に、本発明に係るタイヤ用ステンシル30を製造するタイヤ用ステンシル製造装置を説明する。
図5は本発明の第1の実施形態を説明する図である。
タイヤ用ステンシル製造装置21は、例えばアルミニウムの帯状の金属製薄板である金属製フープ5を巻き付けるリール4と、金属製フープ5を送る送り手段6と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、金属製フープ5に識別標識3の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段7と、エンボス加工手段7でエンボス加工された金属製フープ5から前記タイヤ用ステンシルを打ち抜く総抜き手段8と、制御装置12を備え、制御装置12によりタイヤ用ステンシル製造装置21は制御される。
タイヤ用ステンシル製造装置21は、帯状の金属製薄板である金属製フープ5に、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の1つ以上の文字あるいは数字から構成される識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しない(つまり、突出端部が同一平面から突き出ない、最適には同一平面上)タイヤ用ステンシル30を連続して製造することができる。
図6は本発明の第2の実施形態を説明する図である。
タイヤ用ステンシル製造装置22は、帯状の金属製薄板である金属製フープ5を巻き付けるリール4と、金属製フープを送る送り手段6と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、金属製フープ5に前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段7と、エンボス加工手段7でエンボス加工された金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30を打ち抜く総抜き手段8と、タイヤ用ステンシル30をタイヤ製造装置のタイヤ加硫用金型45内に着脱自在に装着するためのねじ穴38,38を金属製フープ5に加工する穴明け手段9と、穴明け手段9により加工されたねじ穴38,38に皿絞り加工を行う皿絞り手段10と、制御装置12を備え、制御装置12によりタイヤ用ステンシル製造装置22の全体が制御される。
タイヤ用ステンシル製造装置22は、帯状の金属製薄板ある金属製フープ5に、外周端部41が同一平面上にあり、内周部40が湾曲面を形成し、内周部40の両端部に絞り加工されたねじ穴38,38を加工すると共に、タイヤ1のサイド部2に凸形状の1つ以上の文字あるいは数字から構成される識別標識3の転写用形状が、内周部40の湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しない(つまり、突出端部が同一平面から突き出ない、最適には同一平面上)タイヤ用ステンシルを連続して製造することができる。
図7は本発明の第3の実施形態を説明する図である。
タイヤ用ステンシル製造装置23は、帯状の金属製薄板である金属製フープ5を巻き付けるリール4と、金属製フープ5を送る送り手段6と、凹型の上型と凸型の下型とを備え、金属製フープ5に前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段7と、エンボス加工手段でエンボス加工された金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30を打ち抜く総抜き手段8と、タイヤ用ステンシル30をタイヤ製造装置の加硫用金型内に着脱自在に装着するためのねじ穴38,38を金属製フープ5に加工する穴明け手段9と、穴明け手段9により加工されたねじ穴38,38に皿絞り加工を行う皿絞り手段10と、タイヤ用ステンシル30を打ち抜き後の金属製フープ5を所定の長さに切断する切断手段11、制御装置12を備え、制御装置12によりタイヤ用ステンシル製造装置23の全体が制御される。
タイヤ用ステンシル製造装置23は、帯状の金属製薄板である金属製フープ5に、外周端部41が同一平面上にあり、内周部40が湾曲面を形成し、内周部40に両端部に絞り加工されたねじ穴38,38を加工すると共に、タイヤ1のサイド部2に凸形状の1つ以上の文字あるいは数字から構成される識別標識3の転写用形状が、前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しない(つまり、突出端部が同一平面から突き出ない、最適には同一平面上)タイヤ用ステンシル30を連続して製造することができる。そして、タイヤ用ステンシルが打ち抜かれた後の金属製フープ5を所定長さに切断する切断手段を備えていることから、加工後の金属製フープ5を所定長さに切断できるので、金属製フープ5の廃材の扱いが容易である。
図8は本発明の第4の実施形態を説明する図である。
第1の実施形態から第3の実施形態は帯状の金属製薄板をリールに巻き付けてタイヤ用ステンシル製造装置に供給しているが、第4の実施形態では、リール4に巻き付けて供給するまでもない長さの帯状の金属製薄板である金属製フープ5を用いる場合は、リール4を用いない構成とすることもできる。
次に、図6に示される第2の実施形態によるタイヤ用ステンシル製造装置22を用いてタイヤ用ステンシル30を加工する場合を説明する。
金属製フープ5を巻き付けたリール4から送り手段6によって所定の長さ分を順次巻き出す。巻き出された金属製フープ5にエンボス加工手段7によって、ユーザが指定した識別標識の転写用形状(図2では、符号31〜37)をエンボス加工する。次に、エンボス加工された金属製フープ5に穴明け手段9によって、ねじ穴を加工する。次に、皿絞り手段10によって、ねじ穴の周面に皿絞り加工を行う。次に、総抜き手段8によって、金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30を分離する加工を行う。これによって、金属製フープ5から連続してタイヤ用ステンシル30を製造することができる。
第1の実施形態〜第4の実施形態における総抜き手段8は、タイヤ用ステンシル30の外周形状を有し、エンボス加工された金属製フープ5と接触する部位の高さを変更する部材を着脱可能な雄型と、タイヤ用ステンシル30の外周形状の貫通穴を有する雌型とを備えるようにしてもよい。金属製フープ5の厚みや材質、転写形状に対応して、金属製フープ5に接触する部位の高さを調整することにより、タイヤ用ステンシル製造装置に大幅な変更を加えることなく、総抜き手段8の雄型を変更することで、各メーカのタイヤ製造に使用される各種タイヤ用ステンシル30を本発明のタイヤ用ステンシル製造装置で製造することができる。
以下、図7に示される第3の実施形態のリール4、エンボス加工手段7、穴明け手段9、皿絞り手段10、総抜き手段8、送り手段6、切断手段11について具体的な例を説明する。なお、これらの手段は強度のある鉄製の材質を用いて形成される。
<リール4>
図9は帯状の金属製薄板である金属製フープを巻き付けるリールを説明する図である。図9(a)はリール4を側面から見た概略図である。図9(b)は第1リール部材4aを方向Cから見た図である。図9(c)は第2リール部材4bを方向Dから見た図である。リールスタンド51にリール4を回転駆動するモータ50を載置する。モータ50は制御装置12(図5,図6,図7,図8参照)によって駆動制御される。金属製フープ5を収容するリール4は第1リール部材4aと第2リール部材4bを備えている。第1リール部材4aと第2リール部材4bとは同じ構成であるので、第1リール部材4aを説明する。
第1リール部材4aは、ハブ54、一端がハブ54に固定され放射状に伸びるスポーク55、各スポーク55の他端がリム53に固定された構造を有する。各スポーク55には長穴57が設けられている。各長穴57には金属製フープ5を巻き付けて金属製フープ5をリール4に収容するためのボルト56が取り付けられている。第1リール部材4aと第2リール部材4bは所定間隔を空けて図示しない固定手段(ボルトなど)によって駆動軸52に固定される。
<エンボス加工手段7>
図10はエンボス加工手段の一例を説明する図である。図10(a)はエンボス加工手段7の要部の側面図であり、図10(b)はE方向に上から見下ろした図である。また、図11は図10(b)の一点鎖線F−Fにおける断面図である。
本発明の実施形態のタイヤ用ステンシル製造装置に備わったエンボス加工手段7は、タイヤ1のサイド部に凸形状の識別標識を形成するために用いられる本発明に係るタイヤ用ステンシル30を製造するために、転写用形状が凹型の上型72と転写用形状が凸型の下型75を用いる。図10では凹型の上型72として72a〜72pが図示されている。また、凸型の下型75として75a〜75pを備えている。なお、図10(a)において凸型の下型である75f,75g,75h,75i,75j,75k,75lは陰になって図示されていない。なお、上型72と下型75の数は図10に示される数に限定されない。
上型用ロータ70には各凹型の上型72を収容する貫通穴を備えており、各凹型の上型72は、前記貫通穴に上型用ロータ70の円周部の位置に上型用ロータ70の中心軸に並行な方向に移動可能に配設されている。各凹型の上型72の一端は板バネ73の一端に固定され、板バネ73の他端は上型用ロータ70に固定されている。
下型用ロータ74には各凸型の下型75を収容する貫通穴を備えており、各凸型の下型75は、前記貫通穴に下型用ロータ74の円周部の位置に下型用ロータ74の中心軸に並行な方向に移動可能に配設されている。各凸型の下型75の一端は板バネ(図示せず)の一端に固定され、板バネの他端は下型用ロータ74に固定されている。
上型用ロータ70と下型用ロータ74とは連結軸71によって連結されている(図11参照)。下型用ロータ74の外周部には歯車の刃が加工されている。制御装置12に制御される図示しないモータからの駆動力が下型用ロータ74に伝達され、上型用ロータ70と下型用ロータ74とを回転させ、金属製フープ5に刻印したい転写形状の凹型の上型72および凸型の下型75を所定位置に位置決めすることができる。凹型の上型72と凸型の下型75が連動して移動するので、凹型の上型72と凸型の下型75の装着間違いによる加工ミスが生じない。
制御装置12の制御により図示しない駆動用モータを駆動制御することによって、下型用ロータ74に連結した上型用ロータ70を所定の回転角度で停止し、板バネ73に固定された凹型の上型72の一端を図示しない油圧シリンダなどの押圧手段によって押圧し、凹型の上型72を下型用ロータ74に配設された凸型の下型75方向に突き出すことができる。同様に、下型用ロータ74に一端が固定された板バネ76に固定された凸型の下型75の一端を図示しない油圧シリンダ、空気シリンダ、モータなどの押圧手段によって押圧し、凸型の下型75を上型用ロータ70に配設された凹型の上型72方向に突き出すことができる。
上型用ロータ70と下型用ロータ74の間に金属製フープ5が搬送されている。金属製フープ5は、上型用ロータ70に設けられた凹型の上型72と下型用ロータ74に設けられた凸型の下型75とにより両面から押圧し打刻されることで、タイヤ1の識別標識の転写形状がエンボス加工により転写される。
なお、打刻位置を上,下型用ロータ70,74の所定の回転位置で行うようにしてもよいし、回転角度を変更することで異なった位置および向きで転写形状をエンボス加工することができる。
図12は図10,図11を用いて説明したエンボス加工手段により、金属製フープ5にエンボス加工した後の金属製フープの断面形状の一例を説明する図である。図12(a)はタイヤ用ステンシル30の長手方向断面図であり、図12(b)は幅の狭い方向の断面図である。エンボス加工手段7により金属製フープ5にエンボス加工が実行されると、金属製フープ5の上面側が突出し、下面側が窪んだ形状に加工される。一点鎖線は、エンボス加工される前の金属製フープ5の上面の位置である。なお、下面側が窪んだ形状の金属製フープ5(タイヤ用ステンシル30)の面が、タイヤ加硫用金型45内においてゴムに接するように、タイヤ加硫用金型45の内面に取り付けられる。
図12に示されるように、本発明のタイヤ用ステンシル製造装置では、エンボス加工手段7によって金属製フープ5にエンボス加工される前の上面の位置より上方に突き出すように凸形状に加工される。一方、下面側は凹形状に加工される。上述したように、凹形状にエンボス加工された金属製フープ5の面が、タイヤ加硫用金型45内でゴムに接するようにタイヤ加硫用金型45に取り付けられる。
<穴明け手段9>
図13は穴明け手段の一例を説明する図である。図13(a)は断面図、図13(b)はダイスの上面図である。
本発明に係るタイヤ用ステンシル30をタイヤ加硫用金型45の表面に着脱自在に固定するために、固定用ねじを挿通するねじ穴38をタイヤ用ステンシル30が形成される金属製フープ5に加工する。上支持台90は固定用ボルト穴900にボルトを挿入し、図示しない駆動手段により上下駆動する図示しない上部構造物に固定される。上支持台90には、打ち抜き用ポンチ91,91、ガイドピン92,92、ストッパ95を支持するストッパボルト93が、ねじ込みなどの固定手段によって取り付けられている。ストッパボルト93,93には上支持台90とストッパ95の間にバネ94,94が取り付けられている。2つの打ち抜き用ポンチ91,91の中心間隔は、タイヤ用ステンシル30に設けられるねじ穴38,38の中心間距離と同じである。ダイス96には、打ち抜き用ポンチ91,91の先端部分が挿入され、金属製フープ5にねじ穴38,38を明けるためのダイス穴97,97、ガイドピン穴98,98、ストッパボルト93,93の拡径部93a,93aを逃がすための逃げ穴99,99が設けられている。
金属製フープ5にねじ穴38,38を加工する動作を説明する。上支持台90を図示しない駆動手段により金属製フープ5側に降下させる。ガイドピン92,92の先端部がダイス96に設けられているガイドピン穴98,98に進入し、ストッパ95の下面が金属製フープ5の上面側に接触し、ダイス96の上面とストッパ95の下面とで金属製フープ5を挟んで固定する。
上支持台90をさらに降下させると、打ち抜き用ポンチ91,91の先端部が金属製フープ5の上面に接触し、更に、上支持台90が降下すると、金属製フープ5を切断し、ダイス穴97,97に進入する。金属製フープ5から切断された切り屑は、ダイス穴97,97の下部からダイス96の外部に排出される。
そして、上支持台90は図示しない駆動手段により上方に移動し、ばね94の力によってストッパ95は下方向に押されているので、打ち抜き用ポンチ91,91が金属製フープ5から引き抜かれる際に、金属製フープ5が打ち抜き用ポンチ91,91に引きずられて上方に跳ね上がることを防止できる。
<皿絞り手段10>
図14は皿絞り手段の一例を説明する図である。穴明け手段9により金属製フープ5にねじ穴38が加工される。タイヤ用ステンシル30をタイヤ加硫用金型45にねじで取り付ける場合に皿ねじを用いる。皿ねじは上面が平らで座面が円錐形という頭を有している。タイヤ用ステンシル30(図2参照)を図4に示される姿勢でタイヤ加硫用金型45の表面に皿ねじ(図示せず)で固定する場合、皿ねじの頭がタイヤ用ステンシル30から飛び出したり、皿ねじを締め付ける際に、タイヤ用ステンシル30が変形しないように、ねじ穴38の周囲に絞り形状を加工する。
金属製フープ5の上面側に配置される皿絞り上型100には凹部101,101が加工され、金属製フープ5の下面側に配置される皿絞り下型102には凸部103,103が加工されている。図示省略した駆動手段により皿絞り上型100を金属製フープ5側に降下させ、皿絞り下型102とで金属製フープ5の両側面側から加圧し、凹部101,101、凸部103,103とでねじ穴38,38に皿絞り加工を行う。
<総抜き手段8>
金属製フープ5にエンボス加工、穴明け加工、および、皿絞り加工が行われた後(図14参照)、総抜き手段8によってタイヤ用ステンシル30を金属製フープ5から切り出す。図15は総抜き手段の一例を説明する図である。図15は総抜き手段の一例の構成において用いられる雌型を説明するである。図15(a)は平面図、図15(b)は図15(a)の一点鎖線における断面図である。図17は総抜き手段の一例の構成において用いられる雄型を説明する図である。図17(a)は平面図、図17(b)は正面図、図17(c)は図17(b)の一点鎖線における断面図、図17(d)はストレートパンチの正面図である。
本発明に係るタイヤ用ステンシル製造装置は、金属製薄板であって、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状から構成される識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工され、前記転写用形状の突出端部の位置は少なくとも前記同一平面と交差しないことを特徴とする本発明のタイヤ用ステンシルを製造するために、特徴的な雄型800を用いる。
雄型台80には雄型800が着脱自在に取り付けられる。雄型台80は、ストッパボルト81、ガイドピン82、取り付け用ボルト穴83、掛け止めピン用溝84、ばね85、ストッパ86、および該雄型台80の中央部分に雄型800を装着するための貫通穴を備えている。図17に示されるように、雄型800は、掛け止めピン挿入穴801、ストレートパンチ装着穴802、ねじ穴803、皿絞り面逃がし穴805、ストレートパンチ806、掛け止めピン810を備えている。また、雌型811は、雌型穴812、ガイドピン穴813を備えている。雄型台80は、図示しない取り付けボルトを取り付け用ボルト穴83に挿通して上部構造物(図18参照)に取り付けられて固定される。
図15に示されるように、雄型台80の掛け止めピン用溝84,84は、雄型800の掛け止めピン挿入穴801,801に挿入された掛け止めピン810,810を収容する溝である。これによって、雄型台80の貫通穴に装着される雄型800が落下するのを防止できる。ストッパボルト81は、先端側の拡径部81aによってストッパ86が落下するのを防止するために用いられる。雄型台80には対角線上に2本のストッパボルト81,81が取り付けられる。各ストッパボルト81,81にはストッパ86を下方向に押すために拡開用のばね85,85が取り付けられている。ストッパ86は、金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30を雄型800と雌型811(雌型穴812)によって切断し、雄型800を上方に引き上げる際に、金属製フープ5が雄型800と共に上方に引き上げられるのを防止するための部材である。ガイドピン82は雄型800と雌型811との位置ズレが発生しないように、雄型800をガイドする部材である。雄型台80には対角線上に2本のガイドピン82が取り付けられる。雄型800の下部の両端部には、皿絞り手段10によって加工された皿絞り面39を逃がすための皿絞り面逃がし穴805が設けられている。
図17に示される総抜き手段の一例の構成において用いられる雄型800には、上部に設けられた掛け止めピン挿入穴801,801が設けられている。掛け止めピン挿入穴801,801に掛け止めピン810,810を挿入する。雄型800に装着された掛け止めピン810は、雄型台80に設けられた掛け止めピン用溝84に装着される。
雄型800には上部から下部に貫通する複数のストレートパンチ装着穴802が設けられている。ストレートパンチ装着穴802の側部にはねじ穴803が設けられている。ねじ穴803にはめくらねじ(図示せず)がねじこまれ、ストレートパンチ806を固定する。ストレートパンチ装着穴上部804には、ストレートパンチ806がストレートパンチ装着穴802から抜け落ちないように段部が設けられている。ストレートパンチ806は、上部がL字型の形状をなすストレートパンチ上部端部807を備えている。ストレートパンチ上部端部807はストレートパンチ装着穴上部804に引っ掛けられる。皿絞り面逃がし穴805,805は、雄型800の下端部が皿絞り面39と干渉しないように設けられている。また、ストレートパンチ806を装着した雄型800の上端面は同一平面を形成しているので、雄型台80に装着することができる。
ストレートパンチ806のストレートパンチ下部端部808は、ストレートパンチ806を雄型800に装着した際に雄型800の雄型下部809から突出する。ストレートパンチ806は、金属製フープ5にエンボス加工されたそれぞれの転写形状の凸状部の位置に対応して配置されることが望ましい。転写形状の凸状部がない箇所はタイヤ用ステンシル30が内周部40が曲面を維持するように適宜配置することが望ましい。雄型下部809から突出する長さは、タイヤ用ステンシル30に設けられる転写用形状に応じて適宜設定される。
図16に示される総抜き手段の一例の構成において用いられる雌型811は、雌型穴812、逃がし穴814、ガイドピン穴813、ボルト穴815、凹部816を備えている。ボルト穴815に図示しないボルトを挿通し、下部構造物(図18参照)に雌型811を取り付けて固定する。雌型穴812に雄型800の先端部が進入する。雌型穴812に雄型800の先端部が進入することで、雄型800の端部の周部と雌型穴812の端部の周部とによって金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30が切断される。金属製フープ5から切断されたタイヤ用ステンシル30は、雌型穴812の下部から図示しない回収箱に回収される。逃がし穴814は、雄型800と共にストッパ86を雌型811方向に降下し、金属製フープ5を押圧して固定する際に、ストッパボルト81,81の拡径部81aを逃がすために設けられた穴である。ガイドピン穴813,813はガイドピン82,82の先端部が進入する穴である。
ここで、タイヤ用ステンシル30を金属製フープ5から切断する動作を説明する。上部機構部200(図18参照)を降下させることにより、上部機構部200に取り付けられた総抜き手段8の雄型台80が降下する。ストッパ86が下部機構部201に取り付けられた雌型811上を間欠的に搬送される金属製フープ5の上面にまず接触する。さらに、上部機構部200を降下させると雄型800が降下し、雄型800に装着されたストレートパンチ806のストレートパンチ下部端部808が金属製フープ5にエンボス加工された凸状部の上面に接触する。アルミニウムなどの展性のある材料からなる金属製フープ5は、ストレートパンチ下部端部808によって下方に押される。そして、雌型811の雌型穴812の領域の金属製フープ5の面が、ストレートパンチ下端部808に押されて全体として下方に窪んだ湾曲した形状となる。
さらに、上部機構部200が降下すると、雄型800の外周部と雌型811の雌型穴812の周部とで金属製フープ5からタイヤ用ステンシル30が切断される。切断されたタイヤ用ステンシル30は、雌型穴812の下部端部から外部に排出され、図示しない回収箱に回収される。回収箱に回収されたタイヤ用ステンシル30は、図2、図3に示される外形形状を備えている。
以上、総抜き手段8、穴明け手段9、皿絞り手段10などの構成を説明した。ここでは、穴明け手段9の上支持台90、皿絞り手段10の皿絞り上型100、および、総抜き手段8の雄型台80のそれぞれを上部構造物に固定し、他方、穴明け手段9のダイス96、皿絞り手段10の皿絞り下型102、および、総抜き手段8の雌型811のそれぞれを下部構造物に固定する構成を説明する。
図18は上部構造物と下部構造物を説明する図である。上部機構部200には前述した穴明け手段9の上支持台90、皿絞り手段10の皿絞り上型100、総抜き手段8の雄型台80が取り付けられる。他方、下部機構部201には、穴明け手段9のダイス96、皿絞り手段10の皿絞り下型102、総抜き手段8の雌型811が固定される。そして、タイヤ用ステンシル製造装置を全体的に制御する制御装置12の制御によって、上部機構部200は図示しない駆動手段(油圧シリンダ、空気圧シリンダ、モータなど)に駆動され、矢印に示すように上下動する。そして、それぞれの手段によって、上部機構部200と下部機構部201の間を搬送される金属製フープ5にそれぞれの加工が実行される。
<送り手段6>
送り手段6の一つの例としてエアフィーダを説明する。なお、送り手段6は本明細書では送り出し手段とも称する。本発明に係るタイヤ用ステンシル製造装置は、金属製の帯状材である金属製フープ5を送り出すエアフィーダと、エンボス加工手段7、総抜き手段8とを連動させ、金属製フープ5を間欠的にリール4から送る。
エアフィーダ本体61と固定部62にはガイド棒63が固定され、このガイド棒63に沿って上移動クランパ64aと下移動クランパ64bの一対からなる移動クランパ64が図示しない駆動手段で矢印Y,Y‘方向に水平往復移動させられる。また、上移動クランパ64aは図示しない移動手段で上下動させられる。
ここで、エアフィーダの動作を説明する。
図19(b)に示されるように、上移動クランパ64aが下降させられ、金属製フープ5は移動クランパ64(上移動クランパ64a,下移動クランパ64b)によってクランプされる。次に、図19(c)に示すように、移動クランパ64は矢印Y方向に一定ピッチ移動させられ、金属製フープ5が送られる。その後、図19(d)に示すように、上移動クランパ64aは上昇し、続いて図19(e)に示すように移動クランパ64は矢印Y’方向に移動する。この一連の動作により、金属製フープ5は、リール4から巻き出され、一定ピッチ送られる。以後、制御装置12の制御により、前記動作を順次繰り返して行うことにより、金属製フープ5はタイヤ用ステンシル30の加工が完了する毎に間欠的に1ピッチ送られる。
<切断手段11>
切断手段11としては公知のフープ材カッターを用いることができる。フープ材カッターは例えば、金属製フープ5の下側に配置される固定刃と上側に配置される動刃を備えている。動刃を制御装置12により制御される駆動手段により押し下げ、固定刃と動刃とで金属製フープ5を切断する。
1 タイヤ
2 サイド部
3 識別標識

4 リール
4a 第1リール部材
4b 第2リール部材

50 モータ
51 リールスタンド
52 駆動軸
53 リム
54 バブ
55 スポーク
56 ボルト
57 長穴

5 金属製フープ
6 送り手段
61 フィーダ本体
62 固定部
63 ガイド棒
64a 上移動クランパ
64b 下移動クランパ

7 エンボス加工手段
70 上型用ロータ
71 連結軸
72 凹型の上型
73 板バネ
74 下型用ロータ
75 凸型の下型
76 板バネ

8 総抜き手段
80 雄型台
81 ストッパボルト
81a 拡径部
82 ガイドピン
83 取り付け用ボルト穴
84 掛け止めピン用溝
85 ばね
86 ストッパ

800 雄型
801 掛け止めピン挿入穴
802 ストレートパンチ装着穴
803 ねじ穴
804 ストレートパンチ装着穴上部
805 皿絞り面逃がし穴
806 ストレートパンチ
807 ストレートパンチ上部端部
808 ストレートパンチ下部端部
809 雄型下部
810 掛け止めピン
811 雌型
812 雌型穴
813 ガイドピン穴
814 逃がし穴
815 ボルト穴

9 穴明け手段
90 上支持台
91 打ち抜き用ポンチ
92 ガイドピン
93 ストッパボルト
93a 拡径部
94 ばね
95 ストッパ
96 ダイス
97 ダイス穴
98 ガイドピン穴
99 逃げ穴
900 固定用ボルト穴

10 皿絞り手段
100 皿絞り上型
101 凹部
102 皿絞り下型
103 凸部

11 切断手段
12 制御装置

21 タイヤ用ステンシル製造装置
22 タイヤ用ステンシル製造装置
23 タイヤ用ステンシル製造装置
24 タイヤ用ステンシル製造装置

30 タイヤ用ステンシル
31 文字の転写用形状
32 文字の転写用形状
33 文字の転写用形状
34 英数字の転写用形状
35 英数字の転写用形状
36 英数字の転写用形状
37 英数字の転写用形状
38 ねじ穴
39 皿絞り面
40 内周部
41 外周端部
42 一点鎖線
43 一点鎖線
44 一点鎖線
45 タイヤ加硫用金型

200 上部機構部
201 下部機構部

Claims (6)

  1. タイヤのサイド部に凸形状の識別標識を刻設するために用いられるタイヤ用ステンシルを帯状の金属製薄板から製造するタイヤ用ステンシル製造装置であって、
    前記帯状の金属製薄板を送る送り手段と、
    凹型の上型と凸型の下型とを備え、前記送り手段により送られる前記帯状の金属製薄板に前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段と、
    前記エンボス加工手段でエンボス加工された金属製薄板から前記タイヤ用ステンシルを打ち抜く総抜き手段と、
    を備え、
    前記タイヤ用ステンシルは、
    周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されることを特徴とするタイヤ用ステンシル製造装置。
  2. タイヤのサイド部に凸形状の識別標識を刻設するために用いられるタイヤ用ステンシルを帯状の金属製薄板から製造するタイヤ用ステンシル製造装置であって、
    前記帯状の金属製薄板である金属製フープを巻き付けるリールと、
    前記リールから前記金属製フープを巻き出す巻き出し手段と、
    凹型の上型と凸型の下型とを備え、前記リールから供給される前記金属製フープに前記識別標識の転写用形状をエンボス加工するエンボス加工手段と、
    前記エンボス加工手段でエンボス加工された金属製フープから前記タイヤ用ステンシルを打ち抜く総抜き手段と、
    を備え、
    前記タイヤ用ステンシルは、
    周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状の前記識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されることを特徴とするタイヤ用ステンシル製造装置。
  3. 前記総抜き手段は、前記タイヤ用ステンシルの外周形状を有し前記エンボス加工された前記帯状の金属製薄板と接触する部位の高さを変更する部材を着脱可能な雄型と、前記タイヤ用ステンシルの外周形状の貫通穴を有する雌型とを備えることを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置。
  4. 前記タイヤ用ステンシルをタイヤ製造装置の金型内に着脱自在に装着するためのねじ穴を前記帯状の金属製薄板に加工する穴明け手段と、
    前記穴明け手段により加工されたねじ穴に皿絞り加工を行う皿絞り手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置。
  5. 前記タイヤ用ステンシルを打ち抜き後の前記帯状の金属製薄板を切断する切断手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のタイヤ用ステンシル製造装置。
  6. 金属製薄板であって、周端部が同一平面上にあり、内周部が湾曲面を形成し、前記内周部にタイヤのサイド部に凸形状構成される識別標識の転写用形状が前記湾曲面の凹方向に突出するようにエンボス加工されことを特徴とするタイヤ用ステンシル。
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