JP5408257B2 - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信プログラム - Google Patents
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Description
ここで、映像データなどのコンテンツデータを保持した蓄積装置から、予め設定されたクライアント端末に対してコンテンツデータを配信するコンテンツ配信システムを考える。
また、キャッシュ装置にコンテンツデータを割り付ける(保持させる)ための領域(容量)が不足している場合には、以前に保持していたコンテンツデータを破棄して、新しいコンテンツデータをキャッシュする(キャッシュリプレース)。
また、不特定多数のクライアント端末に対して、それぞれ与えられた環境、すなわち、ネットワーク負荷、各クライアント端末の処理能力、または配信サーバの混雑度などにリアルタイムに対応した効率的なコンテンツ配信が行われることが求められる。
これにより、クライアント端末側は、映像等の動画ファイル(コンテンツデータ)が全てダウンロードされるのを待つ必要がなくなり(待ち時間の軽減)、また、回線障害が発生した場合においても、既に受信したファイルデータについてはこれを再生することができる。
また、この特許文献1では、符号化ビットストリームのうちの一部を復号した時に、空間解像度の低い画像が再生でき、さらにビットストリーム中の残りのデータを復号すると、空間解像度を向上させるような追加信号が得られる。これにより、不特定多数のクライアント端末毎に異なる処理能力や、配信サーバの混雑度などにリアルタイムで対応したコンテンツ配信を行うことができる。
また、他の関連技術として、キャッシュされたコンテンツのヒット率(キャッシュヒット率)を高めるため、各コンテンツに含まれる階層ごとのアクセス頻度と再生レートとコンテンツの再生時間(コンテンツサイズ)との積をパラメータとし、このパラメータがより小さいコンテンツを選択してキャッシュする手法が開示されている(特許文献3)。
また、上記特許文献1では、アクセス頻度に応じてキャッシュへ格納するコンテンツの符号化レートを変更しているが、キャッシュするコンテンツの符号化レートをコンテンツアクセス頻度のみに基づき変更しているため、各コンテンツが異なる最大再生レート及びサイズを有する場合、容量に限りのあるキャッシュ装置においてはキャッシュヒット率が低下してしまうといった不都合がある。
更に、上記特許文献3に開示された関連技術では、上述のように、アクセス頻度とコンテンツサイズの積が最小のコンテンツをキャッシュ置換するため、置換後のコンテンツにおけるキャッシュ容量あたりのアクセス頻度を高めることができず、特に、キャッシュ容量が小さい場合には、キャッシュヒット率がむしろ低下してしまうといった不都合が生じ得る。
次に、本発明の実施形態について、その基本的構成内容を説明する。
また、4台以上のクライアント装置がネットワーク50に接続された構成であってもよい。
ここで、コンテンツ保持手段101は、例えば、磁気ディスク、半導体メモリなどの揮発性メモリもしくは不揮発性メモリからからなるハードディスク装置、RAM(Random Access Memory)、データの書き換えが可能なROM(Read Only Memory)などで実現される。
アクセス頻度情報は、例えば、コンテンツ毎・視聴ビットレート毎の視聴された回数、時間などを示すものとする。
また、アクセス頻度情報は、クライアントのコンテンツ視聴リクエスト情報に基づく、コンテンツ毎・視聴ビットレート毎のリクエストされた回数などであってもよい。
更に、このアクセス頻度情報は、コンテンツ視聴情報およびコンテンツ視聴リクエスト情報の両方もしくはいずれか一方に基づく、コンテンツ毎・視聴ビットレート毎の視聴需要を表す値であってもよい。
これにより、アクセス頻度収集手段201は、例えば、通知されたアクセス頻度情報に基づきコンテンツkの符号化レイヤlまでを用いた視聴ビットレート毎のアクセス頻度p(k,l)を算出することができる。
コンテンツ配信手段102は、このコンテンツ配信要求に応じて、キャッシュ保持手段302に格納(キャッシュ)されていない検索対象コンテンツ(符号化レイヤデータ)を、クライアント装置に対して送信する。
階層型符号化方式とは、具体的には、ITU−Tで規定されているH.264/SVCなどの符号化方式であり、例えば、このH.264/SVC方式によりエンコードされたコンテンツデータは、基本レイヤ、拡張レイヤ1、拡張レイヤ2のように階層化されたデータ(階層データ)からなる。
例えば、図9に示すように、p(k,1)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)を受信して視聴が行われた頻度を集計することで得られる値である。
また、p(k,2)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)および拡張レイヤ1(l=2)を、また、p(k,3)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)、拡張レイヤ1(l=2)、および拡張レイヤ2(l=3)を、そして、p(k,4)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)と、拡張レイヤ1(l=2)と、拡張レイヤ2(l=3)、および拡張レイヤ3(l=4)を、それぞれ受信して視聴が行われた頻度を集計することで得られる値である。
例えば、H.264/SVCによる階層型符号化方式により階層符号化されたコンテンツデータでは、最上位の拡張レイヤ3までを利用して符号化されたコンテンツデータ(映像データ)は、再生側において、より高画質で再生を行うこと可能である。
一方、コンテンツのデータサイズは、上位レイヤである拡張レイヤ3までを含むほど、より大きくなり、下位レイヤである基本レイヤのみでは小さくなる。
このとき、コンテンツ配置決定手段20は、x≦Σr(k,l)×t(k)を条件として、キャッシュ配信装置30に配置するコンテンツデータを決定する。
例えば、v(k,1)は、図10に示すように、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)のスコア値であり、v(k,2)は、コンテンツkの拡張レイヤ2(l=3)のスコア値、v(k,3)は、コンテンツkの拡張レイヤ2(l=3)のスコア値、そして、v(k,4)は、コンテンツkの拡張レイヤ3(l=4)のスコア値である。
尚、上記算出されたスコア値は、コンテンツデータのサイズに対するアクセス頻度の割合を示す値であってもよい。
尚、このとき、階層配置決定手段203は、コンテンツ保持手段101から符号化レイヤを、例えば、任意に選択する設定であってもよい。
尚、本実施形態では、コンテンツ保持手段101からキャッシュ保持手段302へのコンテンツの書込みは、符号化レイヤ単位で行われるものとしているが、コンテンツ単位で配置を行う設定としてもよい。
尚、階層配置決定手段203は、下位の符号化レイヤを飛び越えた配置を行わない、つまり、特定のコンテンツに含まれる下位の符号化レイヤがキャッシュ保持手段302に配置されていない状態で、同一コンテンツにおける上位符号化レイヤをキャッシュ保持手段302に配置しないものとする。
階層配置決定手段203は、同一内容の符号化レイヤがキャッシュ保持手段302に2重に配置されないように制御するものとする。
尚、コンテンツaは、再生レート1Mbps、再生時間(コンテンツサイズ)100sec、アクセス頻度3であるものとする。また、コンテンツbは、再生レート1Mbps、再生時間100sec、アクセス頻度3、コンテンツcは、再生レート2Mbps、再生時間100sec、アクセス頻度1、コンテンツdは、再生レート4Mbps、再生時間100sec、アクセス頻度1であるものとする。
このとき、キャッシュヒット率は10%、キャッシュ置換後のソース・キャッシュ間トラフィックは10Mbpsとなる。
次に、本実施形態の動作について、その概略を説明する。
まず、階層スコア決定手段202は、キャッシュ保持手段302に予めキャッシュされた各階層データ、およびコンテンツ保持手段101に格納されたコンテンツの各階層データに対するアクセス要求頻度をアクセス頻度として算出し(アクセス頻度算出工程)、階層配置決定手段203が、キャッシュ保持手段302に予めキャッシュされた階層データおよびコンテンツ保持手段101に記憶された階層データのスコア値をアクセス頻度に基づき算出し(スコア算出工程)、この算出されたスコア値に基づきキャッシュされる階層データを決定し、スコアの低いキャッシュされた階層データをコンテンツ保持手段101から読み出したスコアのより高い階層データに置換える(キャッシュ置換え工程)。
ここで、上記アクセス頻度算出工程、スコア算出工程、およびキャッシュ置換え工程については、その実行内容をプログラム化し、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
ここでは、クライアント装置群40のクライアント装置401aが、キャッシュ配信装置に対してコンテンツ再生要求を送信するものとする。
尚、クライアント装置401bおよびcも、クライアント装置401aと同様に動作可能であるものとする。
この場合、コンテンツAの基本レイヤ(A0)及び拡張レイヤ1(A1)は、図4に示すように、どちらもキャッシュ配信装置30のキャッシュ保持手段302内に予め格納されているので、キャッシュ配信装置30のコンテンツ配信手段303は、要求に応じてコンテンツデータの検索を行い(ステップS103)、キャッシュ保持手段302からコンテンツAの基本レイヤ(A0)及び拡張レイヤ1(A1)を読出して、クライアント装置401a(クライアント装置群40)に対して配信する(ステップS104)。
コンテンツ配信手段303は、要求に応じてコンテンツデータの検索を行う(ステップS203)。
ここで、コンテンツ配信手段303は、キャッシュ保持手段302に格納されていない拡張レイヤ2(C2)をコンテンツ配信装置に対してコンテンツ配信要求を行う(ステップS204:コンテンツ配信要求)。
また、コンテンツ配信手段303は、キャッシュ保持手段302からコンテンツCの基本レイヤ(C0)及び拡張レイヤ1(C1)を読出し、クライアント装置401a(クライアント装置群40)に対して配信する(ステップS206:コンテンツ配信)。
次いで、キャッシュ制御手段301は、キャッシュ保持手段302における各コンテンツに含まれる各階層データのアクセス頻度、およびコンテンツ保持手段101に格納されたコンテンツの各階層データに対するアクセス頻度を示すアクセス頻度情報(アクセス頻度)をアクセス頻度収集手段201に通知する(ステップS307)。
尚、アクセス頻度集出手段201がキャッシュ保持手段302およびコンテンツ保持手段101における各階層データのアクセス頻度情報を定期的に算出する設定としてもよい。
また、コンテンツ配置決定手段20は、キャッシュ配信装置30のキャッシュ保持手段302に対するコンテンツの配置、及び、キャッシュ保持手段302にキャッシュされたコンテンツデータの置き換え更新(リプレースメント)を、定期的に行う設定であってもよい。
コンテンツ配置決定手段20のアクセス頻度収集手段201は、クライアント装置群40からキャッシュ配信装置30またはコンテンツ配信装置10に対する再生要求(コンテンツ配信要求、アクセス要求)があった場合に、キャッシュ配信装置30およびコンテンツ配信装置10から通知されるアクセス頻度情報に基づきコンテンツkの符号化レイヤlまでを用いた視聴ビットレート毎のアクセス頻度p(k,l)を算出する。
尚、階層配置決定手段203は、下位の符号化レイヤを飛び越えた配置を行わない、つまり、特定のコンテンツに含まれる下位の符号化レイヤがキャッシュ保持手段302に配置されていない状態で、同一コンテンツにおける上位符号化レイヤをキャッシュ保持手段302に配置しないものとする。
また、階層配置決定手段203は、同一内容の符号化レイヤがキャッシュ保持手段302に2重に配置されないように制御するものとする。
これにより、基本レイヤ(下位の符号化レイヤ)がキャッシュ保持手段302内に配置されていない場合、基本レイヤより上位の拡張レイヤはキャッシュ保持手段302に配置されない。
この場合、上位符号化レイヤのみがキャッシュ配信装置30からクライアント装置に提供され再生されると、コンテンツの視聴品質が劣化したものとなってしまうことが考えられる。
このため、上位符号化レイヤのみがキャッシュされた場合は、この上位符号化レイヤはクライアント装置に対して提供されず、その結果キャッシュヒット率が低下してしまう。
このとき、レイヤ1および3をキャッシュしている場合(レイヤ2を飛び越えた配置)、クライアント装置側でのこのコンテンツ再生における体感品質はレイヤ1相当となり、キャッシュ配信装置30におけるキャッシュヒット率は33%となってしまう。
これにより、キャッシュされたコンテンツの容量あたりのアクセス頻度を高めることができるので、キャッシュヒット率が向上させることができる。
その理由は、配信装置毎のストレージ容量が限られているときに、コンテンツアクセス頻度によって配信サーバに格納するコンテンツの符号化レートを変更するだけでなく、コンテンツ毎に異なる再生レート、サイズを考慮してキャッシュ配置を決定することができるためである。
次に、本発明に係る実施形態2のコンテンツ配信システム100について説明する。ここで、前述した実施形態1と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
この実施形態2は、システムの機器構成部分は上記実施形態1と同一の構成を備えており、階層スコア決定手段202における、コンテンツk、符号化レイヤlのスコア値であるv(k,l)の算出を行う手法が実施形態1の場合と相違する。
以下、かかる相違点について説明する。
また、クライアント端末から送られるコンテンツ配信要求に、クライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数u(k,l)が含まれている設定としてもよい。
また、クライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数u(k,l)を事前調査により予め算出しておき、階層スコア決定手段202に登録しておく設定としてもよい。
具体的には、例えば図11に示すように、u(k,1)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)のみを受信し視聴した場合のクライアントの体感品質を示す値とする。
また、u(k,2)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)と拡張レイヤ1(l=2)を受信し視聴した場合の、また、u(k,3)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)、拡張レイヤ1(l=2)、および拡張レイヤ2(l=3)を受信して、視聴した場合の、そして、u(k,4)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)、拡張レイヤ1(l=2)、拡張レイヤ2(l=3)、および拡張レイヤ3(l=4)を受信し視聴した場合のクライアントの体感品質を表す値とする。
また、コンテンツ配信手段303は、上述のように設定されたスコア値(v(k,l))に基づいてコンテンツの配信レート(配信ペース)の調整を行う設定としてもよい。
次に、本発明に係る実施形態3のコンテンツ配信システム100について説明する。ここで、前述した実施形態1および2と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
この実施形態3は、システムの機器構成部分は上記実施形態1と同一の構成を備えており、階層スコア決定手段202における、コンテンツk、符号化レイヤlのスコア値であるv(k,l)の算出を行う手法が実施形態1および2の場合と相違する。
以下、かかる相違点について説明する。
また、クライアント端末から送られるコンテンツ配信要求に、クライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数u(d,k,l)が含まれている設定としてもよい。
更に、クライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数u(d,k,l)を事前調査により予め算出しておき、階層スコア決定手段202に登録しておく設定としてもよい。
また、
尚、主観評価法は、上述と同様に、例えば、国際電気通信連合無線通信部門(ITU−R)が勧告500(BT.500)などに定められている。
具体的には、例えば図12に示すように、u(d,k,1)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)のみを受信し視聴した場合のクライアントの体感品質を示す値とする。
また、u(d,k,2)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)と拡張レイヤ1(l=2)を受信し視聴した場合の、また、u(d,k,3)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)、拡張レイヤ1(l=2)、および拡張レイヤ2(l=3)を受信して、視聴した場合の、そして、u(d,k,4)は、コンテンツkの基本レイヤ(l=1)、拡張レイヤ1(l=2)、拡張レイヤ2(l=3)、および拡張レイヤ3(l=4)を受信し視聴した場合のクライアントの体感品質を表す値とする。
また、コンテンツ配信手段303は、上述のように設定されたスコア値(v(k,l))に基づいてコンテンツの配信レート(配信ペース)の調整を行う設定としてもよい。
20 コンテンツ配置決定手段
30 キャッシュ配信装置
40 クライアント装置群
50 ネットワーク
101 コンテンツ保持手段
102 コンテンツ配信手段
201 アクセス頻度収集手段
202 階層スコア決定手段
203 階層配置決定手段
301 キャッシュ制御手段
302 キャッシュ保持手段
303 コンテンツ配信手段
401a、402b、403c クライアント装置
Claims (7)
- 配信するコンテンツデータを符号化レートの異なる複数の階層データに区切って記憶するコンテンツ保持部と、前記コンテンツデータを読み込んで前記読み込んだコンテンツデータを一時的にキャッシュするキャッシュ保持部と、外部端末からのアクセス要求に対して前記コンテンツデータを配信するデータ配信部とを備えたコンテンツ配信システムであって、
前記キャッシュ保持部に予めキャッシュされた前記コンテンツデータをコンテンツ保持部から読み出した階層データに置換えるキャッシュコンテンツ置換制御部を備え、
前記キャッシュコンテンツ置換制御部が、
前記コンテンツデータ毎,前記コンテンツデータの階層データ毎に対する前記外部端末からのアクセス要求頻度を算出するアクセス頻度算出手段と、
前記算出されたアクセス要求頻度に基づいて、前記コンテンツデータの階層データ毎に、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度の割合を、前記キャッシュ保持部に格納する優先度を表すスコアとして算出するスコア決定手段と、
前記スコアに基づいて、前記階層データ毎に前記キャッシュ保持部にキャッシュするか否かを判定するキャッシュコンテンツ置換更新手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記スコア決定手段は、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度の割合に代えて、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度とクライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数との積の割合を前記スコアとして算出する請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記スコア決定手段は、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度の割合に代えて、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度とクライアント端末毎に異なるクライアントの体感品質を示すユーザ満足度関数との積の割合を前記スコアとして算出するものである請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 請求項1に記載のコンテンツ配信システムにおいて、
前記キャッシュコンテンツ置換制御部は、前記キャッシュ保持部に対して前記階層データをキャッシュするときに、同一のコンテンツデータに含まれる各階層データに予め設定された階層順位に基づき下位階層順位の階層データが前記キャッシュ保持部に予めキャッシュされていない場合には上位階層順位の階層データを前記キャッシュ保持部にキャッシュすることを抑制する飛び越しキャッシュ抑制機能を備えたことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記アクセス頻度算出手段は、前記外部端末から前記キャッシュ保持部に対してアクセス要求があった場合、或いは定期的に前記アクセス頻度を算出するものである請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
- 符号化レートの異なる複数の階層データに区切ってコンテンツ保持部に記憶したコンテンツデータをキャッシュ保持部に一時的にキャッシュし、外部端末からのアクセス要求に対して前記コンテンツデータを配信するコンテンツ配信方法であって、
前記コンテンツデータ毎,前記コンテンツデータの階層データ毎に対する前記外部端末からのアクセス要求頻度を算出し、
前記算出されたアクセス要求頻度に基づいて、前記コンテンツデータの階層データ毎に、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度の割合を、前記キャッシュ保持部に格納する優先度を表すスコアとして算出し、
前記スコアに基づいて、前記階層データ毎に前記キャッシュ保持部にキャッシュするか否かを判定することを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 配信するコンテンツデータを符号化レートの異なる複数の階層データに区切って記憶するコンテンツ保持部と、前記コンテンツデータを読み込んで前記読み込んだコンテンツデータを一時的にキャッシュするキャッシュ保持部と、前記キャッシュ保持部に予めキャッシュされた前記コンテンツデータをコンテンツ保持部から読み出した階層データに置換えるキャッシュコンテンツ置換制御部とを備え、外部端末からのアクセス要求に対して前記コンテンツデータを配信するためのコンテンツ配信プログラムであって、
前記コンテンツデータ毎、前記コンテンツデータの階層毎に対する前記外部端末からのアクセス要求頻度を算出するアクセス頻度算出機能と、
前記算出されたアクセス要求頻度に基づいて、前記コンテンツデータの階層データ毎に、前記コンテンツデータのサイズに対する前記アクセス頻度の割合を、前記キャッシュ保持部に格納する優先度を表すスコアとして算出するスコア決定機能と、
前記スコアに基づいて、前記階層データ毎に前記キャッシュ保持部にキャッシュするか否かを判定するキャッシュコンテンツ置換更新機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴としたコンテンツ配信プログラム。
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