JP5401372B2 - ラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法 - Google Patents
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Description
(1) ラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)を検出する方法であって、
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマーを用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程と、
(b)前記工程(a)により得られたPCR産物を検出する工程と、
を有し、
前記プライマーが、配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(2) 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
950〜1050bpの領域にバンドが存在するバンドパターンが検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス(Lactococcus lactis subsp.cremoris)として同定することを特徴とする前記(1)記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(3) 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス(Lactococcus lactis subsp.lactis)又はラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエ(Lactococcus lactis subsp.hordniae)として同定することを特徴とする前記(1)記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(4) さらに、
(c)前記被験菌のラクトース資化能の有無を検出する工程と、
を有することを特徴とする前記(1)に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(5) 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出され、かつ、ラクトース資化能が検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスとして、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出され、かつ、ラクトース資化能が検出されなかった被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエとして同定することを特徴とする前記(4)記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(6) 前記工程(b)においてPCR産物が検出され、かつ前記工程(c)においてラクトース資化能が検出されなかった被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエとして同定することを特徴とする前記(4)記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法、
(7) ラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)に属する微生物の菌株を同定する方法であって、
2種以上の被験菌に対して、それぞれ、
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマーを用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程、及び
(b’) 前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程、
を行い、前記工程(b’)により得られたバンドパターンを被験菌間で比較することにより、当該被験菌が同じ菌株に属する微生物であるか否かを同定し、
前記プライマーが、配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株同定方法、
(8) 前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)の検出方法に用いられるプライマーであって、
配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするプライマー、
(9) 前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)の検出方法に用いられるキットであって、
配列番号2で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号8で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号9で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号10で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号11で表される塩基配列からなるプライマー、及び配列番号12で表される塩基配列からなるプライマーからなる群より選択される1又は複数のプライマーを含むことを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の検出キット、
を提供するものである。
また、「ラクトコッカス・ラクティス亜種の菌種を同定する」とは、被験菌が、ラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス、ラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス、及びラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエのいずれであるかを決定することを意味する。
また、「ラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株を同定する」とは、被験菌が、ラクトコッカス・ラクティス亜種に属する菌株のいずれの菌株と同じであるかを決定することを意味する。つまり、菌株同士が区別できればよく、必ずしも正確な菌株名を決定することは要さない。
さらに、「ラクトコッカス・ラクティス亜種の同定」には、ラクトコッカス・ラクティス亜種の菌種を同定することと、ラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株を同定することの両方が含まれる。
本発明においてラクトコッカス・ラクティス亜種の検出及び同定に用いる特異的プライマーは、以下の手法により設計された。
1.ラクトコッカス・ラクティス亜種に特異的に存在する繰り返し配列の探索及びプライマーの設計
まず、ラクトコッカス・ラクティス亜種に属する複数の菌株のゲノムの塩基配列を、NCBI(National center for Biotechnology Information)の塩基配列データベースから得た。得られたゲノムの塩基配列を基にして、インシリコモレキュラークローニング(IMC)ver.1.0(インシリコバイオロジー社製)を用いて、繰り返し配列を探索した。この際、非翻訳領域に連続して存在する繰返し配列としてのみ検出された配列は除外した。なぜなら検出されるバンドの長さが均一になってしまうためである。得られた配列情報の中から、ラクトコッカス・ラクティス亜種以外の細菌ゲノムに存在していない配列を選抜し、これらをターゲットとしてプライマーを設計し、invitrogen社のオリゴプライマー作成サービスを利用してプライマーを合成した。その一部を表1に示す。
上記1.で設計・合成したプライマーが、実際にラクトコッカス・ラクティス亜種に対してのみ特異性を有しているかを確認するため、ラクトコッカス属の全菌種の基準株(Type Strain)と、比較対照としてエッシェリヒア・コリ(Escherichia coli、大腸菌)の基準株とを鋳型とした場合のプライマー反応性を検討した。
まず、全ての細菌を、それぞれ嫌気的に一晩純粋培養した。なお、ラクトコッカス属の全菌種の培養には、M17培地(ニッスイ社製)にブドウ糖0.5%(w/w)を加えた培地を用いた。エッシェリヒア・コリの培養には、GAM培地(栄研社製)を用いた。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。
次いで、抽出されたDNAをPCRの鋳型DNAとして用い、表1に記載の各プライマーを用いてPCRを行った。比較対照として、rep−PCRにおいて一般的に用いられているBOXA1Rプライマー(例えば、非特許文献2参照。)やERICプライマーを用いて、同様にしてPCRを行った。具体的には、鋳型DNA溶液と前記いずれかのプライマーとを含み、総液量が25μLであるPCR反応液を、Ex Taq(タカラバイオ社製)を用いて調製した。これらのPCR反応液に対して、94℃1分間の後、94℃30秒間、52℃1分間、72℃8分間を1サイクルとし、これを30サイクル行った後、さらに72℃16分間を行う反応条件によるPCRを行った。なお、PCRは、Veriti 200(アプライド・バイオシステム社製)を用いて行った。得られたPCR産物を、1%アガロースゲルを用いて電気泳動し、バンドパターンを確認した。
さらに、繰り返し配列2の19塩基の中から、ラクトコッカス・ラクティス亜種の同定に必要な配列を見出すために、表2に示す繰り返し配列からなるプライマーを作製し、これらのプライマーのラクトコッカス・ラクティス亜種に対する特異性を調べた。具体的には、ラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス ATCC19435T株から抽出されたDNAを鋳型とし、表2に記載の各プライマーを用いて、上記2.と同様にしてPCRを行い、PCR産物のバンドパターンを検出した。
上記2.及び3.において、ラクトコッカス・ラクティス亜種の同定が可能であると確認された繰り返し配列2からなるプライマーが、ラクトコッカス・ラクティス亜種に属する3菌種の識別や、菌株の識別が可能かどうかを確認した、具体的には、下記表3に記載の菌株の菌体から抽出されたDNAを鋳型とし、繰り返し配列2からなるプライマーを用いて、上記2.と同様にしてPCRを行った。
本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、下記工程(a)及び(b)を有することを特徴とする。
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマー(特異的プライマー)を用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程。
(b)前記工程(a)により得られたPCR産物を検出する工程。
本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株同定方法は、ラクトコッカス・ラクティス亜種に属する微生物の菌株を同定する方法であって、2種以上の被験菌に対して、それぞれ、下記工程(a)及び(b’)を行い、下記工程(b’)により得られたバンドパターンを被験菌間で比較することにより、当該被験菌が同じ菌株に属する微生物であるか否かを同定することを特徴とする。
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマー(特異的プライマー)を用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程。
(b’)前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程。
特異的プライマーを、ラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法やラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株同定方法に使用する他の試薬等とともにキット化することも好ましい。このようなキットを用いることにより、ラクトコッカス・ラクティス亜種の同定をより簡便に行うことができる。このようなキットには、特異的プライマーの他に、被検菌の核酸抽出用試薬や、PCR用試薬等を含めることができる。例えば、市販されているPCRキットに、本発明の特異的プライマーを追加したものを、ラクトコッカス・ラクティス亜種の検出キットや、ラクトコッカス・ラクティス亜種の同定キットとすることができる。
未殺菌牛乳をMRS培地(Difco社製)、BCP培地(栄研化学社製)、TOSプロピオン酸培地(ヤクルト薬品工業社製)、SM酢酸培地(SM 7g、酢酸Na・3H2O 1.5g、クエン酸3アンモニウム 0.2g、寒天 1.5g、DW 100mL、酢酸 0.132mL)を用いたプレートで25〜48℃にて嫌気培養した。得られたコロニーをグラム染色で確認後、グラム陽性菌192株をMRS液体培地で25〜48℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液をEx Taq (タカラバイオ社製)を用いて調製し、Veriti 200(アプライド・バイオシステム社製)を用いて、94℃3分間の後、94℃30秒間、52℃1分間、72℃8分間を1サイクルとし、これを30サイクル行った後、72℃16分間を行う反応条件でPCRを行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は32株であった。DNAを抽出した192株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された32株のうち、15株がラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであり、17株がラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリスであった。バンドが検出されなかった菌株の中には、ラクトコッカス・ラクティス亜種と同定された菌株はおらず、エンテロコッカス属やラクトバチラス属、ストレプトコッカス属などが主であった。ただし、ラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエと思われる菌株は認められなかった。さらに、得られたバンドのパターンを確認したところ、18種類に分けられたが、これは、ランダムプライマー(5’−CCGCAGCCAA−3’)を用いたRAPD法(94℃5分間、36℃5分間、72℃5分間のサイクルを4回繰り返した後、94℃1分間、36℃1分間、72℃1分間のサイクルを30回繰り返し、さらに72℃10分間とするPCR反応)によっても同様の結果が得られた。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、様々な細菌が生息する未殺菌牛乳から、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出することができ、かつ菌株レベルまで同定可能な最適な手法であることが明らかとなった。
日本国産のチェダーチーズ(森永乳業社製)10gを40mLの2%クエン酸3ナトリウム溶液に加えた後にホモジナイズし、溶解したサンプルを、MRS培地(Difco社製)に0.5%の炭酸カルシウムを加えたプレートで25〜37℃にて嫌気培養した。得られたコロニーからランダムで10個を選抜し、MRS液体培地で25〜37℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。実施例1と同様にして、得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液を調製し、PCR反応を行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は8株であった。DNAを抽出した10株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された8株のうち、5株がラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであり、3株がラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリスであった。バンドが検出されなかった2株は、ロイコノストック属細菌であった。さらに、得られたバンドのパターンを確認したところ、3種類に分けられたが、これは、実施例1と同様にして行ったランダムプライマーを用いたRAPD法によっても同様の結果が得られた。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、高頻度にラクトコッカス・ラクティス亜種が生息するナチュラルチーズから、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出することができ、かつ菌株レベルまで同定可能な最適な手法であることが明らかとなった。
日本の家庭で漬けたキムチを生理食塩水で適宜希釈し、SM酢酸培地及びMRS培地(Difco社製)に0.5%の炭酸カルシウムを加えたプレートで25〜48℃にて嫌気培養した。得られたコロニーからランダムで10個を選抜し、MRS液体培地で25〜48℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。実施例1と同様にして、得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液を調製し、PCR反応を行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は1株であった。DNAを抽出した10株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された1菌株はラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであった。バンドが検出されなかった9菌株は、ラクトバチラス属細菌であった。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、植物性発酵食品から、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出する最適な手法であることが明らかとなった。
ゴム手袋を用いて採取したモモの葉を2cm四方に切断後、生理食塩水に浸し、MRS培地(Difco社製)に0.5%の炭酸カルシウムを加えたプレートで25〜37℃にて嫌気培養した。得られたコロニーに対してグラム染色及びカタラーゼ試験を行い、乳酸菌と考えられるコロニーからランダムで20個を選抜し、MRS液体培地で25〜37℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。実施例1と同様にして、得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液を調製し、PCR反応を行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は2株であった。この2株を、乳糖を単一の炭素源とする2菌株を、乳糖を単一の炭素源とするM17培地(ニッスイ社製)で培養した結果、1株のみが良好に生育した。DNAを抽出した20株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された2菌株のうち、M17培地で生育した菌株はラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであり、生育しなかった株はラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエであった。バンドが検出されなかった18菌株は、主にエンテロコッカス属、ラクトバチラス属細菌であった。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、自然界から、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出することができ、かつ菌株レベルまで同定可能な手法であることが明らかとなった。
10%(w/w)還元脱脂粉乳培地1000mLを90℃で30分間殺菌し、ラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス FERM BP−10746株のシードカルチャーを30mL接種し、25℃16時間培養した。一方、0.2%(w/w)酵母エキス入り10%(w/w)脱脂粉乳培地1000mLを90℃で30分間殺菌し、ビフィドバクテリウム・ロンガム FERM BP−7787株、ラクトバチラス・ブルガリカス ATCC11842株、及びストレプトコッカス・サーモフィラス JCM20026株のシードカルチャーをそれぞれ100mL、10mL、及び30mL接種し、37℃6時間培養した。これとは別に、脱脂粉乳、全粉乳及び蔗糖等の原料を混合溶解し、乳脂肪3.0%(w/w)、無脂乳固形分9.0%(w/w)、蔗糖6.0%(w/w)からなるベース50Lを、90℃で10分間殺菌し,40℃に冷却した。該殺菌したベースに、前記の通り前培養を行ったカルチャー50mLを接種し、37℃6時間培養して発酵乳を得た。得られた発酵乳10gを40mLの2%クエン酸3ナトリウム溶液に加えた後にホモジナイズし、溶解したサンプルをMRS培地(Difco社製)プレートで25〜37℃にて嫌気培養した。得られたコロニーからランダムで10個を選抜し、MRS液体培地で25〜37℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。実施例1と同様にして、得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液を調製し、PCR反応を行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は5株であった。DNAを抽出した10株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された5菌株のすべてがラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであった。バンドが検出されなかった5菌株は、4菌株がストレプトコッカス・サーモフィラス、1菌株がビフィドバクテリウム・ロンガムであった。さらに、得られたバンドのパターンはすべて同一であり、これは、実施例1と同様にして行ったランダムプライマーを用いたRAPD法によっても同様の結果が得られた。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、ラクトコッカス・ラクティス亜種を用いて製造した発酵乳から、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出することができ、かつ菌株レベルまで同定可能な最適な手法であることが明らかとなった。
脱イオン水を70℃に加温し、これにカゼインナトリウム4.5%、デキストリン13.6%、及びミルクフレーバーを加えて混合した。これとは別に、容器中で大豆油を70℃に加温した後に乳化剤を加えたものを、先に調製した水溶液に加えて混合した。得られた混合物について、高圧ホモジナイザーを使用して49MPs(500kgf/cm2)にて1回乳化を行った。得られた乳化物を121℃20分間処理により滅菌することによって、アセプティック食品を調製した。得られたアセプティック食品に実施例5で作成した発酵乳を0.1%(v/v)混合し、擬似汚染食品を作製した。得られた擬似汚染食品10gを40mLの2%クエン酸3ナトリウム溶液に加えた後にホモジナイズし、溶解したサンプルをMRS培地(Difco社製)プレートで25〜37℃にて嫌気培養した。得られたコロニーからランダムで10個を選抜し、MRS液体培地で25〜37℃にて培養した。こうして得られた菌体各々から、Dneasy Blood&Tissue kit(QIAGEN社製)を用い、付属プロトコールに従ってDNAを抽出した。実施例1と同様にして、得られた鋳型DNA溶液及び繰り返し配列2からなるプライマーを含み、総液量を25μLとした反応液を調製し、PCR反応を行った。得られたPCR産物を1%アガロースゲルにて電気泳動したところ、バンドが検出された株は3株であった。DNAを抽出した10株すべてについて、16S rRNA遺伝子配列の5’末端側600bp程度を解析し菌種を同定したところ、バンドが検出された3菌株のすべてがラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスであった。バンドが検出されなかった7菌株は、すべてストレプトコッカス・サーモフィラスであった。さらに、得られたバンドのパターンはすべて同一であり、これは、実施例1と同様にして行ったランダムプライマーを用いたRAPD法によっても同様の結果が得られた。以上の結果より、本発明のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法は、ラクトコッカス・ラクティス亜種が混入した食品から、ラクトコッカス・ラクティス亜種を精度よく検出することができ、かつ菌株レベルまで同定可能な手法であることが明らかとなった。
TaKaRa Taq、TaKaRa Ex Taq、TaKaRa Ex Taq Hot Start Version、もしくはPrimeSTAR HS DNA Polymerase (いずれも、タカラバイオ社製)、又はrTaq DNA PolymeraseもしくはKOD−Plus−Neo(TOYOBO社製)のいずれかに含まれるdNTPs溶液に、繰り返し配列2からなるプライマーを最終濃度が100nmolとなるように添加したキットを作製した。これらのキットを用いて、実施例1と同様にして、実施例1で分離したグラム陽性菌192株の菌種の同定を行った。得られた結果は実施例1と全く同様であった。
10%(W/W)還元脱脂粉乳培地にラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス ATCC 19435T株もしくはラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエ JCM1180T株を1%接種し、25℃で一晩培養した。ラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス ATCC 19435T株は培地が凝固し、生育が認められたが、ラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエ JCM1180T株は生育が認められなかった。以上より、炭素原としてラクトースのみを含む培地を用いて培養することによって、ラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスとホルドニアエの識別が可能であった。
Claims (9)
- ラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)を検出する方法であって、
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマーを用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程と、
(b)前記工程(a)により得られたPCR産物を検出する工程と、
を有し、
前記プライマーが、配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。 - 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
950〜1050bpの領域にバンドが存在するバンドパターンが検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種クレモリス(Lactococcus lactis subsp.cremoris)として同定することを特徴とする請求項1記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。 - 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティス(Lactococcus lactis subsp.lactis)又はラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエ(Lactococcus lactis subsp.hordniae)として同定することを特徴とする請求項1記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。 - さらに、
(c)前記被験菌のラクトース資化能の有無を検出する工程と、
を有することを特徴とする請求項1に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。 - 前記工程(b)が、前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程であり、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出され、かつ、ラクトース資化能が検出された被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ラクティスとして、
300〜15000bpの領域のうち、950〜1050bpの領域以外にバンドが存在するバンドパターンが検出され、かつ、ラクトース資化能が検出されなかった被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエとして同定することを特徴とする請求項4記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。 - 前記工程(b)においてPCR産物が検出され、かつ前記工程(c)においてラクトース資化能が検出されなかった被験菌をラクトコッカス・ラクティス亜種ホルドニアエとして同定することを特徴とする請求項4記載のラクトコッカス・ラクティス亜種の検出方法。
- ラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)に属する微生物の菌株を同定する方法であって、
2種以上の被験菌に対して、それぞれ、
(a)ラクトコッカス・ラクティス亜種のゲノムDNA中に存在する繰り返し配列を特異的に認識するプライマーを用いて、被験菌から抽出された核酸を鋳型としてPCRを行う工程、及び
(b’) 前記工程(a)により得られたPCR産物を電気泳動法により分離して、バンドパターンを検出する工程、
を行い、前記工程(b’)により得られたバンドパターンを被験菌間で比較することにより、当該被験菌が同じ菌株に属する微生物であるか否かを同定し、
前記プライマーが、配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の菌株同定方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)の検出方法に用いられるプライマーであって、
配列番号2で表される塩基配列、配列番号8で表される塩基配列、配列番号9で表される塩基配列、配列番号10で表される塩基配列、配列番号11で表される塩基配列、及び配列番号12で表される塩基配列からなる群より選択される塩基配列からなることを特徴とするプライマー。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載のラクトコッカス・ラクティス亜種(Lactococcus lactis subsp.)の検出方法に用いられるキットであって、
配列番号2で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号8で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号9で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号10で表される塩基配列からなるプライマー、配列番号11で表される塩基配列からなるプライマー、及び配列番号12で表される塩基配列からなるプライマーからなる群より選択される1又は複数のプライマーを含むことを特徴とするラクトコッカス・ラクティス亜種の検出キット。
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