JP5398658B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

この発明は、省電力化を実現する車載用のナビゲーション装置に関するものである。
車載用のナビゲーション装置は、一般的に、利用者が特定の操作を行わない限り、車両のアクセサリー電源がオンの期間中では、全ての機能要素に電力が供給され続ける。
また、近年では、電動機を動力発生源とする電気自動車や、内燃機関と電動機を並列的に用いるハイブリッドカーが普及され始めている。このような車両では、連続走行距離を伸ばすために、電動機以外の二次電池の電力消費をできる限り削減する必要がある。
しかしながら、上述したように、従来の車載用ナビゲーション装置では、利用者が特定の操作を行ってオフしない限り、地図データの表示が不要な場合であっても表示を続け、結果的に二次電池の電力が無駄に消費される。
このような不具合を解消するために提案された技術として、例えば、特許文献1に開示される車載用ナビゲーション装置がある。この装置では、車両の走行や停止状態に応じて各機能要素の電力を段階的に遮断することにより、省電力化を実現している。
特開2002−257555号公報
特許文献1に代表される従来の技術では、車両の走行中に電力を遮断する対象が、出力手段であるディスプレイや、描画部、位置検出手段、地図情報の取得手段等であり、ナビゲーション処理を行う、最も消費電力が大きい情報処理部(制御部)には電力が供給された状態となる。
一方、電力消費を抑えるために、ナビゲーション装置の主電源の電力を遮断、すなわちバックアップ電源以外の電力を遮断すると、消費電力は待機電力のみとなるが、電力遮断期間中は、車両が移動しても車両位置情報が更新されない。
このため、主電源の電力を再度供給した際に、車両位置情報の再取得に時間がかかってナビゲーション処理結果を迅速に提供できないことから、利用者の利便性を損なうという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、電力供給をノーマリーオフして電力消費を低減し、かつノーマリーオフ状態から起動した際にナビゲーション処理結果を迅速に提供することができるナビゲーション装置を得ることを目的とする。
この発明に係るナビゲーション装置は、自車位置を検出する位置検出部と、地図情報が登録された地図情報データベースから地図情報を取得する地図情報取得部と、位置検出部で検出された自車位置及び地図情報取得部から読み出した地図情報に基づいてナビゲーション処理を実行する情報処理部と、地図情報取得部から読み出した自車位置を含む所定範囲の地図情報の描画用データを記憶する描画用データ記憶部と、描画用データ記憶部に記憶した描画用データを表示する表示部と、描画用データ記憶部に記憶した描画用データの少なくとも所定範囲を示す情報を比較データとして保持する比較データ保持部と、位置検出部、地図情報取得部、情報処理部、描画用データ記憶部、表示部、及び比較データ保持部に電力を供給する電力供給部と、電力供給部を制御して、情報処理部及び表示部への電力供給をノーマリーオフするとともに、起動条件が示す起動タイミングで情報処理部に電力供給して情報処理部を起動する起動条件管理部とを備え、情報処理部が、起動条件管理部により電力供給部から電力供給されて起動すると、電力供給部を制御して表示部に電力供給し、比較データ保持部に保持した比較データが示す電力遮断前の地図情報の所定範囲に、情報処理部が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、描画用データ記憶部に記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データを前記表示部に表示し、使用不可と判定すると、地図情報取得部から読み出した情報処理部が起動した時点の自車位置を含む地図情報の描画用データを前記表示部に表示するものである。
この発明によれば、電力供給部を制御して、情報処理部及び表示部への電力供給をノーマリーオフするとともに、起動条件が示す起動タイミングで情報処理部に電力供給して情報処理部を起動する起動条件管理部とを備え、情報処理部が、起動条件管理部により電力供給部から電力供給されて起動すると、電力供給部を制御して表示部に電力供給し、比較データ保持部に保持した比較データが示す電力遮断前の地図情報の所定範囲に、情報処理部が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、描画用データ記憶部に記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データを表示部に表示し、使用不可と判定すると、地図情報取得部から読み出した情報処理部が起動した時点の自車位置を含む地図情報の描画用データを表示部に表示する。
このように、電力供給をノーマリーオフすることで、電力消費を低減することができ、かつノーマリーオフ状態から起動した際にナビゲーション処理結果である描画用データを迅速に提供することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 図1のカーナビSoC及びその周辺構成のブロック図である。 実施の形態1の車載用ナビゲーション装置による動作の流れを示すフローチャートである。 電力供給をノーマリーオフした状態から定期的に間欠起動する処理を説明するための図である。 ノーマリーオフ状態から経路案内タイミングで起動したときの経路案内処理の一例を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1の車載用ナビゲーション装置1は、カーナビSoC2、描画用データ記憶部3a、利用者固有データ記憶部3b、比較データ保持部4、起動条件管理部5、出力部6、位置検出部7、道路情報取得部8、地図情報取得部9、利用者操作部10a、カメラ部10b及び電力供給部11を、内部の構成部として備え、ナビゲーション処理を開始すると、描画用データ記憶部3a、起動条件管理部5、及び電力供給部11を除く各構成部への電力供給を定常状態で遮断する、いわゆるノーマリーオフとなることを特徴としている。
カーナビSoC2は、カーナビゲーション処理を実行する情報処理部であって、車載用ナビゲーション向けSoC(System on Chip)である。描画用データ記憶部3aは、カーナビSoC2の処理に利用される主記憶装置であり、地図表示等における描画用データを保存したり、カーナビゲーション処理を実現するナビアプリケーションのワーク領域が形成されている。利用者固有データ記憶部3bは、利用者の走行履歴や発生イベントの履歴を保存する記憶部であり、例えば、データの読み書きが可能なHDD(ハードディスクドライブ)、SDメモリカード、半導体メモリ等から構成される。なお、地図情報取得部9におけるメモリ領域の一部を使用して、利用者固有データ記憶部3bを構築してもよい。
比較データ保持部4は、描画用データ記憶部3aに保存されている描画用データの管理情報を保存する記憶部である。なお、比較データ保持部4は、描画用データ記憶部3aに保存されている描画用データの使用可否を瞬時に判断する必要があるため、アクセス速度の速いメモリであることが望ましい。また、描画用データの管理情報とは、描画用データで地図表示する所定の範囲、及びこのデータが得られた時点の車両状況を特定するための情報であり、例えば、電力遮断前における、地図データの範囲、自車位置情報、電力遮断時刻、平均車速度等が挙げられる。
起動条件管理部5は、所定の起動条件に従って電力供給部11を制御して、車載用ナビゲーション装置1内の各構成部へ電力を供給させる構成部であって、例えばタイマー回路及び各種の割り込み検出回路から構成される。
出力部6は、カーナビSoC2によるカーナビゲーション処理で設定された目的地までの経路を利用者へ通知する構成部であり、ディスプレイパネルや音声合成装置等を用いて構成される。例えば、出力部6の音声合成装置で案内音声を出力して経路を誘導したり、自車位置や設定情報をディスプレイパネルに表示する。
位置検出部7は、カーナビゲーション処理において自車位置を検出する構成部であり、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機、角速度センサ、加速度センサ、車速度センサを用いて構成される。カーナビSoC2は、位置検出部7である各センサのデータを補完して自車位置精度を高める。
道路情報取得部8は、自車が走行する道路及びその周辺情報を取得する構成部であり、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標;以下記載を省略する)情報を、光又は電波ビーコンを介して取得するVICS受信機や、DSRC(Dedicated Short Range Communication)受信機を用いて実現される。このような受信機を用いた道路情報取得部8によって、渋滞や交通規制に関する情報をリアルタイムで取得することができる。
地図情報取得部9は、地図情報が登録された地図情報データベースから地図情報を取得する構成部である。地図情報データベースが、ハードディスクに記憶されている場合は、地図情報取得部9は、ハードディスクドライブ装置によって実現される。また、SDメモリカードや半導体メモリ等に記憶されている場合は、これらメモリとの間のインタフェース部によって実現される。さらに、サーバ装置等のネットワーク上のコンピュータに地図情報データベースが記憶されている場合は、当該コンピュータと通信して地図情報を取得する通信手段が地図情報取得部9に相当する。カーナビSoC2は、地図情報取得部9により取得された地図情報が示す地図上に位置検出部7で検出された自車位置を重ねて出力部6の表示画面に表示する。
利用者操作部10aは、利用者の操作を受け付ける入力手段であり、操作ボタン、タッチパネル、リモートコントローラ等のハードウェア構成に加え、これらの入力処理を行うソフトウェアによって実現される。利用者は、当該利用者操作部10aを用いて、現在地から目的地までの経路設定等を入力する。また、利用者操作部10aを、利用者が発した音声を認識する音声認識装置で構成してもよい。
カメラ部10bは、車両前方が撮影範囲となるように当該車両に設けたカメラである。車載用ナビゲーション装置1で目的地を設定した場合の経路案内において、カーナビSoC2は、車両の右左折時等の誘導指示で、当該カメラ部10bで撮影した車両前方の実写映像を出力部6のディスプレイパネルに表示して利用者に提示する。このようにすることで、利用者をできるだけ短時間で正確に経路に誘導することができる。
電力供給部11は、車載用ナビゲーション装置1内の各構成部へ電力を供給する構成部であり、起動条件管理部5からの電力供給起動制御信号A1及びカーナビSoC2からの電力供給起動制御信号A2に従って、各構成部への電力供給B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9を制御する。なお、各構成部は、電力が供給されることにより再起動する。
なお、電力供給をノーマリーオフした状態では、起動条件管理部5が、全体の起動状態を管理する必要があり、この状態から電力供給が再開されると直ちに、描画用データ記憶部3aから描画用データを出力部6へ出力する必要がある。このため、起動条件管理部5及び描画用データ記憶部3aには、常時電力供給が実施されるが、その他の構成部は電力供給が遮断される。
ただし、描画用データ記憶部3aがDRAM(Dynamic Random Access Memory)である場合は、電力供給のノーマリーオフ状態で低消費電力であるセルフリフレッシュモードへ移行可能である。また、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)等の不揮発性メモリである場合は、ノーマリーオフ状態で他の構成部と同様に電力供給を停止することも可能である。この場合は、描画用データ記憶部3aにおいても、比較データ保持部4や位置検出部7と同様に、電力供給部11によって電力供給B3aが制御される。
図2は、図1のカーナビSoC及びその周辺構成のブロック図である。図2に示すように、カーナビSoC2を構成する車載用ナビゲーション向けSoCは、CPU2a、DMA制御部2a−1、外部バス制御部2b、画像音声出力部2c、記憶制御部2d、割り込み制御部2e、位置検出制御部2f、道路情報取得制御部2g、記憶制御部2h、利用者操作制御部2i、カメラ制御部2j及び地図情報取得制御部2kを備える。
また、描画用データ記憶部3aは、出力部6で表示するための描画用データを格納するフレームメモリ3a−1を保持しており、描画用データ記憶部3aには、ナビアプリケーションやルート情報等のカーナビゲーション処理で利用されるワーク領域3a−2が構築されている。
本発明では、CPU2aがナビアプリケーションを実行してナビゲーション処理が開始されると、電力供給がノーマリーオフ、すなわち電力遮断状態に移行する。ナビアプリケーションには、通常のナビゲーション処理の他、起動条件に従って電力遮断状態から電力供給が開始されると、現時点の状況に整合するようにナビゲーション処理を実行するためのプログラムモジュールが組み込まれている。CPU2aが当該ナビアプリケーションを実行することにより、電力供給をノーマリーオフした状態から間欠的に起動しても、起動時点の状況に応じたナビゲーション処理を行うことができる。
DMA(Direct Memory Access)制御部2a−1は、カーナビSoC2内の各制御部間のデータ転送を、CPU2aを介さないDMA転送で実行する制御部である。外部バス制御部2bは、バスを介したカーナビSoC2と外部の比較データ保持部4や起動条件管理部5とのデータのやり取りを制御する構成部である。画像音声出力部2cは、出力部6を制御して画像表示や音声出力を行わせる構成部である。記憶制御部2dは、描画用データ記憶部3aに対するデータの読み書きを制御する構成部である。
割り込み制御部2eは、カーナビSoC2の外部からの割り込み入力を制御する構成部である。位置検出制御部2fは、位置検出部7による位置検出を制御する構成部であり、道路情報取得制御部2gは、道路情報取得部8による道路情報の取得を制御する構成部である。また、記憶制御部2hは、利用者固有データ記憶部3bからの利用者固有データの読み出しを制御する構成部であり、利用者操作制御部2iは、利用者操作部10aによる操作入力に応じた処理を制御する構成部である。さらに、カメラ制御部2jは、カメラ部10bによる車両前方の撮影処理を制御する構成部であり、地図情報取得制御部2kは、地図情報取得部9による地図情報の取得を制御する構成部である。
次に動作について説明する。
図3は、実施の形態1の車載用ナビゲーション装置による動作の流れを示すフローチャートであり、電力供給をノーマリーオフとするナビゲーション処理を示している。
先ず、利用者は、車両のアクセサリー電源をオンして、車載用ナビゲーション装置1を起動させる。車載用ナビゲーション装置1が起動すると、利用者が、利用者操作部10aを用いて、目的地やルート種別(一般道優先、料金優先、距離優先等)の必要情報を入力し、経路を設定する(ステップST100)。
カーナビSoC2内のCPU2aは、ナビアプリケーションを実行して、利用者操作部10aを介して入力された入力条件に基づいて利用者に最適な経路を算出し、画像音声出力部2a−1を介して出力部6にその算出結果を表示する。利用者が、出力部6に表示された経路を承認すると、カーナビSoC2のCPU2aは、外部バス制御部2bを介して次回の起動条件を起動条件管理部5へ設定し、当該経路に沿った自車位置を含む所定範囲の地図情報の描画用データを描画用データ記憶部3aに記憶するとともに、当該描画用データの管理情報を比較データ保持部4に記憶する。
描画用データの管理情報とは、上述したように描画用データで地図表示する所定の範囲及びこのデータが得られた時点の車両状況を特定するための情報であり、例えば、電力遮断前における、地図データの範囲、自車位置情報、電力遮断時刻、平均車速度等が挙げられる。
また、比較データ保持部4には高速応答が要求されるため、高速なランダムアクセスが可能であるSRAM(Static Random Access Memory)等を用いる。
起動条件管理部5は、カーナビSoC2から起動条件が設定されると、電力供給部11を制御して、車載用ナビゲーション装置1内のカーナビSoC2を含む各構成部への電力の供給を遮断する(ステップST110)。
なお、上述した次回の起動条件は、基本はタイマー機能などによる定期的な間欠起動を想定している。また、省電力化の観点から、経路案内時等のように出力部6を使用して、利用者に情報を提供する必要がある場合を除き出力部6への電力は遮断したままとする。
図4は、電力供給をノーマリーオフした状態から定期的に間欠起動する処理を説明するための図であり、図4(a)は間欠起動の電力と経過時間との関係を示すグラフであり、図4(b)は省電力化効果の定義式を示している。
図4(a)に示すように、電力を遮断した状態から電力を投入すると、突入電流の影響から、起動時の短時間(T1)に消費電力が急激に上昇(消費電力W1)する。この後、消費電力がより低い値に減少して一定の値で安定化(消費電力W2;W2<W1)する。消費電力の安定化時間T2及びオフ時間T3が経過すると、再び同様のサイクルを繰り返す。従って、単に間欠起動するだけでは、低消費電力で電力供給を継続した場合よりも、最終的な消費電力が増加する可能性がある。例えば、HDD等のような装置では、起動時の突入電流が大きいため、電源をオンオフする間欠起動を繰り返すよりも、通常電力の動作時と低消費電力モードの動作時とを繰り返すような制御を行う場合もある。
そこで、図4(b)に示すような省電力化効果を定義した式に基づいて、定期的な間欠起動の起動条件を設定する。ここで、W1は、起動時の消費電力大時間T1における消費電力であり、W2は、消費電力安定時間T2における消費電力である。起動時の時間T1とその消費電力W1、及び安定化消費電力W2は、実際に装置を起動して計測することができるので、図4(b)に示す定義式を用いて定期的な起動による車載用ナビゲーション装置1の総消費電力が、常時オン時の総消費電力と比較して十分小さくなるように、他のパラメータを決定する。このようにして決定した、サイクル数N、消費電力安定時間T2及びオフ時間T3を起動条件として起動条件管理部5のタイマー回路へ設定することで、タイマー周期の割り込みによって省電力化効果が高い間欠起動を実現することができる。
上述のような定期的な間欠起動以外の起動条件としては、利用者操作部10aから入力される、利用者による不定期なアクセスがある。これに対応するため、起動条件管理部5には、利用者操作部10aからの入力を検出する割り込み検出回路を設ける。利用者による不定期なアクセスとしては、利用者操作部10aにおける起動スイッチを押下する等の処理の他、利用者操作部10aを音声認識装置として設け、利用者の発生で割り込みをかける場合が挙げられる。
また、定期的に間欠起動以外の起動条件としては、位置検出部7からの入力情報を考慮してもよい。例えば、カーナビSoC7が定期的に起動する度に、位置検出部7で検出された自車の位置情報から、自車の移動距離を求めて、当該移動距離が所定値より長い場合には、次回からの間欠起動を所定の間隔以下とし、当該移動距離以下の場合には次回からの間欠起動を所定の間隔より長くする。
さらに、定期的な間欠起動以外の起動条件としては、道路情報取得部8からの入力情報を考慮してもよい。例えば、カーナビSoC2が起動した際に道路情報取得部8によって事故情報が取得された場合には、利用者に最新の道路状況を随時提供するため、次回からの間欠起動を所定の間隔以下とする。カーナビSoC2が起動しているときに渋滞情報が取得されて自車が渋滞区間にいる場合には、自車が走行する道路の状況が頻繁に変化しないため、次回からの間欠起動を所定の間隔より長くする。
この場合、CPU2aは、起動時に比較データ保持部4の内容に基づいて、事故や渋滞によって予定到着時刻等の重要情報が変更されたか否かを判定し、当該変更内容で重要情報を更新すると、電力供給起動制御信号A2を電力供給部11へ送信する。電力供給部11は、電力供給起動制御信号A2を受信すると出力部6へ電力を供給する(B2)。これにより、画像音声出力部2cが、当該更新された重要情報を出力部6へ出力し、利用者に通知する。
さらに、定期的な間欠起動以外の起動条件として、利用者固有データ記憶部3bに保存した走行履歴及び地図情報取得部9に保存した走行道路条件(高速道路、一般道、車線数等)を考慮してもよい。例えば、カーナビSoC2が起動している際に、利用者が普段走り慣れている道路や道なり区間が長い高速道路を自車が走行していると判定されると、次回からの間欠起動を所定の間隔より長くするようにしてもよい。
描画用データ記憶部3aに保存する描画用データとしては、利用者が設定している地図データの縮尺に応じて、出力部6に現在表示されている地図データ周辺の数フレーム分を確保する必要がある。この場合、地図データの縮尺が大きく、描画用データ記憶部3aに保存する描画用データが広範囲であるほど、地図情報取得部9から地図データを取得する頻度が低く、起動時間を短くできるため、より省電力化を達成できる。
そこで、CPU2aが、描画用データを描画用データ記憶部3aに保存するにあたり、例えば、出力部6に現在表示されている地図データ周辺から、描画用データ記憶部3aが保存できる上限のデータ量だけの数フレーム分を地図情報取得部9から取得し確保する。
なお、経路設定に際して経路案内を行う基準地点(例えば、交差点)は決定されているので、経路案内を行うためのおおよその起動タイミングとその経路案内で必要な描画用データ(例えば、交差点の地図情報)は予め判明している。
そこで、CPU2aが、経路上の道路の各制限速度で自車両が走行した場合における、各経路案内地点までの予想経過時間をそれぞれ求め、各予想経過時間でおおよそ起動するように間欠起動させるタイミングを決定し、起動条件として、起動条件管理部5のタイマー回路に設定する。
これにより、起動条件管理部5が、上記予想経過時間を計時する度に起動制御することで、基準地点で経路案内を開始し、当該基準地点に応じた画像を表示することができる。
この場合、本発明では、直前の起動時に次回の起動時に必要となる描画用データを描画用データ記憶部3aに予め保存しておく。例えば、位置検出部7が検出した自車位置と、経路とに基づいて、次に交差点で起動することが判明している場合に、地図情報取得部9から描画用データとして交差点周辺の地図データを予め取得して描画用データ記憶部3aに保存する。これによって、経路案内時には描画用データ記憶部3aに保存している描画用データを確実に使用できるため、出力部6へ高速表示することができる。
図3の説明に戻る。
起動条件管理部5は、起動条件に従って所定のタイミングで電力供給部11へ電力供給起動制御信号A1を送信する。これにより、電力供給部11は、カーナビSoC2へ電力を供給する(B1)。カーナビSoC2のCPU2aは、電力遮断状態から電力供給が開始されると、現時点で経路案内があるか否かを判定する(ステップST120)。
例えば、CPU2aが、経路設定時に求めた経路案内地点の位置情報と、位置検出部7で取得された位置情報とを比較して自車両が経路案内地点に存在するか否かにより、経路案内があるかどうかを判断する。
経路案内があると判定すると(ステップST120;YES)、CPU2aは、外部バス制御部2bを介して、起動条件管理部5から起動条件を読み出し、比較データ保持部4から管理情報を読み出して、当該管理情報及び起動条件に基づいて、描画用データ記憶部3aに保存されている描画用データの使用可否を判定する。
使用可否の判断方法としては、例えば、起動条件管理部5のタイマー回路から電力遮断期間の時間情報を取得し、比較データ保持部4に保存してある平均車速度に、上記電力遮断時間を乗算して電力遮断中の移動距離を算出する。この移動距離を前回の電力遮断時の自車位置に加えた位置情報が、同じく比較データ保持部4に保存されている地図データ(描画用データ記憶部3aに保存されている描画用データに相当するデータ)の範囲に含まれる場合は、これに対応する描画用データを使用可と判断する。
描画用データを使用可と判断すると、CPU2aは、電力供給起動制御信号A2を電力供給部11へ送信する。電力供給部11は、電力供給起動制御信号A2を受信すると出力部6へ電力を供給する(B2)。この後、画像音声出力部2cが、記憶制御部2dを介して、描画用データ記憶部3aのフレームメモリ3a−1に格納される上記描画用データ(画像データ)を読み出して出力部6の画面上に地図表示するとともに、CPU2aが実行するナビアプリケーションの処理に従い、画像音声出力部2cが出力部6を介して案内音声を利用者に出力する。このようにして経路案内が実行される(ステップST130)。
なお、利用者に対して短時間に正確に経路を案内するために、描画用データ記憶部3aのフレームメモリ3a−1へカメラ制御部2jからカメラ映像を取り込み、出力部6で表示するようにしてもよい。
図5は、ノーマリーオフ状態から経路案内タイミングで起動したときの経路案内処理の一例を示す図である。図5に示す例では、起動条件管理部5には、経路案内のための起動条件として、基準地点の100メートル前方の位置でカーナビSoC2を起動するように設定されている。起動条件管理部5は、位置検出部7が検出した情報から自車が案内地点に達したと判断すると、電力供給部11を制御してカーナビSoC2へ電力供給させる。カーナビSoC2は、起動すると、交差点の100メートル前方の地点で右折案内があると判定し、電力供給部11を制御して出力部6へ電力供給させる(ポイント1)。
電力供給を開始するポイント1は、案内地点に近いほど省電力化の効果は高いが、位置検出部7が検出する車速度情報や、地図情報取得部9から読み出した車線数情報等を考慮しながら、利用者が車両を操作するに際して不都合が発生しないポイントにすることが望ましい。
カーナビSoC2は、利用者に対して短時間、かつ正確に経路を伝達するため、車両前方に搭載したカメラ部10bの映像を出力部6であるディスプレイに表示しながら、経路を案内する(ポイント2)。この後、自車位置が右折を完了した地点まで移動する、例えば右折後10メートル以上走行すると、カーナビSoC2は、その旨を起動条件管理部5へ通知する。起動条件管理部5は、当該通知を受けると、直ちにカーナビSoC2及び出力部6等への電力を遮断する(ポイント3)。
また、CPU2aが、経路案内ありと判定し、さらに、描画用データ記憶部3aに保存されている描画用データの使用が不可であると判定した場合について説明する。
描画用データの使用が不可であると判定される場合としては、例えば、自車位置が、フレームメモリ3a−1に格納される地図データの範囲外である場合が考えられる。この場合には、地図情報取得制御部2kが、地図情報取得部9から新規に地図を取得し、記憶制御部2dを介して描画用データ記憶部3aのフレームメモリ3a−1の地図データを更新する。
なお、上述のようなカーナビSoC2内における制御部間のデータ転送は、DMA制御部2a−1によるDMA転送で実行する。これにより、データ転送を効率よく実行でき、DMA制御部2a−1が、必要な制御部へのみクロック供給して動作させることで、車載用ナビゲーション向けSoCとしての低消費電力制御も緻密に行うことが可能である。
これら必要な処理が実施された後、カーナビSoC2は、遮断シーケンスを実施して、遮断許可を起動条件管理部5へ通知することで、自身の電源供給停止を図りノーマリーオフ状態へ遷移する。
一方、上述のステップST130の処理が完了するか、もしくは、ステップST120において経路案内がないと判定された場合(ステップST120;NO)、カーナビSoC2のCPU2aは、ステップST140の処理へ移行する。
ステップST140では、CPU2aが、電力遮断中の状況変化によって、更新すべき情報があるか否かを判定する。ここで、更新情報がある場合(ステップST140;YES)は、ステップST150の処理へ移行する。また、更新情報がない場合(ステップST140;NO)は、ステップST160の処理へ移行する。
ステップST150において、CPU2aは、位置検出部7、道路情報取得部8、地図情報取得部9、利用者固有データ記憶部3b、及び利用者操作部10aからの入力情報に関して、ナビアプリケーションを実行した結果のナビゲーション情報を更新する。
例えば、CPU2aは、経路設定されている場合、位置検出部7、道路情報取得部8、地図情報取得部9からの入力情報を用いて、ナビゲーション情報である予定到着時間を更新する。
また、経路案内がない場合には、CPU2aは、電力供給部11が出力部6への電力供給するよう制御せず、上述した位置検出部7等からの入力情報に基づくナビゲーション処理結果を用いて、描画用データ記憶部3aのフレームメモリ3a−1の内容を更新する。
具体的に説明すると、位置検出制御部2fが、位置検出部7のGPS受信機から新たな自車位置情報を取得した場合、CPU2aが、この情報を利用してナビアプリケーションを実行して地図データにマップマッチング処理を行い、フレームメモリ3a−1に格納されている、自車位置を含む地図データの描画用データを更新する。
また、位置検出部7が検出した現在の自車位置情報が、電力遮断前にCPU2aがナビアプリケーションを実行して決定したルート経路から逸脱している場合、CPU2aが、電力供給部11を制御して出力部6へ電力供給することなく、新たにルートを計算して、地図情報取得部9を介して取得した新ルートに沿った所定範囲の地図情報の描画用データで、フレームメモリ3a−1に格納した地図データ(描画用データ)を更新する。
この他、道路情報取得制御部2gが、VICS情報等から道路交通情報を取得した場合は、その内容をフレームメモリ3a−1に格納される地図データへ反映させる。そして、同様に必要な処理が実施された後に、カーナビSoC2の電源供給が停止されてノーマリーオフ状態へ遷移する。
ステップST160において、車載用ナビゲーション装置1は、車両アクセサリー電源がオフされない限り(ステップST160;NO)、ステップST110からの処理を繰り返し実行し、車両アクセサリー電源がオフされると(ステップST160;YES)、処理を終了する。
以上のように、この実施の形態1によれば、電力供給部11を制御して、カーナビSoC2及びディスプレイパネル等の出力部6への電力供給をノーマリーオフするとともに、起動条件が示す起動タイミングでカーナビSoC2に電力供給してカーナビSoC2を起動する起動条件管理部5とを備え、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動すると、電力供給部11を制御して表示部である出力部6のディスプレイパネルに電力供給し、比較データ保持部4に保持した比較データが示す電力遮断前の地図情報の所定範囲に、カーナビSoC2が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、描画用データ記憶部3aに記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データをディスプレイパネルに表示し、使用不可と判定すると、地図情報取得部9から読み出したカーナビSoC2が起動した時点の自車位置を含む地図情報の描画用データをディスプレイパネルに表示する。
このように、電力供給をノーマリーオフすることで、電力消費を低減することができ、かつノーマリーオフ状態から起動した際にナビゲーション処理結果である描画用データを迅速に提供することができる。
また、この実施の形態1によれば、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で自車が予め設定された経路の経路案内地点にある場合、比較データ保持部4に保持した比較データが示す電力遮断前の地図情報の所定範囲に、カーナビSoC2が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、描画用データ記憶部3aに記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データをディスプレイパネル等の出力部6に表示して経路案内を実行し、使用不可と判定すると、地図情報取得部9から読み出したカーナビSoC2が起動した時点の自車位置を含む地図領域の描画用データを出力部6に表示して経路案内を実行する。
このように、車載用ナビゲーション装置1への電力供給をノーマリーオフとし、かつノーマリーオフ状態から起動した際にナビゲーション処理結果である描画用データを迅速に提供しながら経路案内を行うことから、電力遮断中の変化で必要となった経路案内情報の更新を効率よく行うことができ、低消費電力化を実現しつつ、利用者の要求に応じた経路案内を実行することが可能である。
さらに、この実施の形態1によれば、自車の前方を撮影するカメラ部10bを備え、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で自車が予め設定された経路の経路案内地点にある場合に、カメラ部10bの撮影データを描画用データ記憶部3bに記憶し、当該カメラ部10bの撮影データをディスプレイパネルに表示して経路案内を実行する。
このように、車両前方に搭載したカメラ部10bの映像を出力部6であるディスプレイに表示しながら経路を案内することで、省電力化の観点から車載用ナビゲーション装置1の起動時間を可能な限り短時間にしても、利用者に対して短時間、かつ正確に経路を伝達することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で、自車が予め設定された経路の経路案内地点にない場合に、ディスプレイパネル等の出力部6へ電力供給することなく、地図情報取得部9から読み出した位置検出部7で検出された自車位置を含む所定範囲の地図情報の描画用データで、描画用データ記憶部3aの描画用データを更新するとともに、当該所定範囲を示す情報を比較データとして比較データ保持部4に記憶する。
このように、ディスプレイパネルへの電力を遮断した状態、すなわち利用者に情報を提供せずに、起動条件が示す起動タイミングごとに描画用データ記憶部3a及び比較データ保持部4の内容を更新するので、描画用データ記憶部3aに記憶しておく描画用データを使用可能な状況を多くすることができる。
さらに、この実施の形態1によれば、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で、位置検出部7で検出された自車位置が予め設定された経路から逸脱している場合、出力部6のディスプレイパネルへ電力供給することなく、新たな経路を計算して、地図情報取得部9から読み出した当該新たな経路上の所定範囲の地図情報の描画用データで、描画用データ記憶部3aの描画用データを更新するとともに、当該所定範囲を示す情報を比較データとして比較データ保持部4に記憶する。電力遮断中に必要となった経路の変化を効率よく更新することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で、電力遮断前のナビゲーション処理で得られたナビゲーション情報の内容が変更されている場合、当該変更後の内容を反映するようにナビゲーション情報を更新する。このようにすることで、予定到着時間等のナビゲーション情報を効率よく更新することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、利用者の操作を受け付ける利用者操作部10aを備え、起動条件管理部5が、利用者操作部10aによる操作を受け付けると、電力供給部11を制御して、カーナビSoC2へ電力供給する。利用者が所望するタイミングで電力供給することができるため、利便性を向上することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動する度に、位置検出部7で検出された自車位置から自車の移動距離を算出し、当該移動距離が所定値より長い場合は、起動条件管理部5に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔以下に変更し、当該移動距離が所定値以下の場合には、起動条件管理部5に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔より長くなるように変更する。このようにすることで、車両の走行状態に応じた間隔でナビゲーション処理を実行することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、自車が走行する道路の状況を示す道路情報を取得する道路情報取得部8を備え、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で、道路情報取得部8によって自車が走行する道路の事故情報が取得されると、起動条件管理部5に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔以下に変更し、道路情報取得部8によって自車が走行する道路の渋滞情報が取得されると、起動条件管理部5に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔より長くなるように変更する。このようにすることで、車両が走行する道路状況に応じた間隔でナビゲーション処理を実行することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、自車が走行した走行履歴及び走行道路に関する情報を記憶する利用者固有データ記憶部3bを備え、カーナビSoC2が、起動条件管理部5により電力供給部11から電力供給されて起動した時点で、利用者固有データ記憶部3bに記憶した走行履歴が示す道路若しくは走行道路に関する情報に合致する道路であるか否かに応じて、起動条件管理部5に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を変更する。このようにすることで、自車が走行した走行履歴及び走行道路に関する情報に応じた間隔でナビゲーション処理を実行することができる。例えば、利用者が走り慣れた道路や、道なり区間が長い高速道路のように、ナビゲーション処理結果を頻繁に必要としない道路では、間欠起動させる間隔を長くすることができる。
1 車載用ナビゲーション装置、2 カーナビSoC、2a CPU、2a−1 DMA制御部、2b 外部バス制御部、2c 画像音声出力部、2d,2h 記憶制御部、2e 割り込み制御部、2f 位置検出制御部、2g 道路情報取得制御部、2i 利用者操作制御部、2j カメラ制御部、2k 地図情報取得制御部、3a 描画用データ記憶部、3a−1 フレームメモリ、3a−2 ワーク領域、3b 利用者固有データ記憶部、4 比較データ保持部、5 起動条件管理部、6 出力部、7 位置検出部、8 道路情報取得部、9 地図情報取得部、10a 利用者操作部、10b カメラ部、11 電力供給部。

Claims (10)

  1. 自車位置を検出する位置検出部と、
    地図情報が登録された地図情報データベースから前記地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記位置検出部で検出された自車位置及び前記地図情報取得部から読み出した地図情報に基づいてナビゲーション処理を実行する情報処理部と、
    前記地図情報取得部から読み出した自車位置を含む所定範囲の地図情報の描画用データを記憶する描画用データ記憶部と、
    前記描画用データ記憶部に記憶した前記描画用データを表示する表示部と、
    前記描画用データ記憶部に記憶した前記描画用データの少なくとも前記所定範囲を示す情報を比較データとして保持する比較データ保持部と、
    前記位置検出部、前記地図情報取得部、前記情報処理部、前記描画用データ記憶部、前記表示部、及び前記比較データ保持部に電力を供給する電力供給部と、
    前記電力供給部を制御して、前記情報処理部及び前記表示部への電力供給をノーマリーオフするとともに、起動条件が示す起動タイミングで前記情報処理部に電力供給して前記情報処理部を起動する起動条件管理部とを備え、
    前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動すると、前記電力供給部を制御して前記表示部に電力供給し、前記比較データ保持部に保持した前記比較データが示す電力遮断前の地図情報の所定範囲に、前記情報処理部が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、前記描画用データ記憶部に記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データを前記表示部に表示し、使用不可と判定すると、前記地図情報取得部から読み出した前記情報処理部が起動した時点の自車位置を含む地図情報の描画用データを前記表示部に表示するナビゲーション装置。
  2. 前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で自車が予め設定された経路の経路案内地点にある場合、前記比較データ保持部に保持した前記比較データが示す前記電力遮断前の地図情報の所定範囲に、前記情報処理部が起動した時点の自車位置が含まれるか否かに応じて、前記描画用データ記憶部に記憶した描画用データの使用可否を判定し、使用可と判定すると、当該描画用データを前記表示部に表示して経路案内を実行し、使用不可と判定すると、前記地図情報取得部から読み出した前記情報処理部が起動した時点の自車位置を含む地図領域の描画用データを前記表示部に表示して経路案内を実行することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 自車の前方を撮影するカメラ部を備え、
    前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で自車が予め設定された経路の経路案内地点にある場合、前記カメラ部の撮影データを前記描画用データ記憶部に記憶し、当該カメラ部の撮影データを前記表示部に表示して経路案内を実行することを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で自車が予め設定された経路の経路案内地点にない場合、前記表示部へ電力供給することなく、前記地図情報取得部から読み出した前記位置検出部で検出された自車位置を含む所定範囲の地図情報の描画用データで、前記描画用データ記憶部の描画用データを更新するとともに、当該所定範囲を示す情報を比較データとして前記比較データ保持部に記憶することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  5. 前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で前記位置検出部で検出された自車位置が予め設定された経路から逸脱している場合、前記表示部へ電力供給することなく、新たな経路を計算して、前記地図情報取得部から読み出した当該新たな経路上の所定範囲の地図情報の描画用データで、前記描画用データ記憶部の描画用データを更新するとともに、当該所定範囲を示す情報を比較データとして前記比較データ保持部に記憶することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  6. 前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で電力遮断前のナビゲーション処理で得られたナビゲーション情報の内容が変更されている場合、当該変更後の内容を反映するように前記ナビゲーション情報を更新することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  7. 利用者の操作を受け付ける操作部を備え、
    前記起動条件管理部は、前記操作部による操作を受け付けると、前記電力供給部を制御して、前記情報処理部へ電力供給することを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  8. 前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動する度に、前記位置検出部で検出された自車位置から自車の移動距離を算出し、当該移動距離が所定値より長い場合は、前記起動条件管理部に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔以下に変更し、当該移動距離が所定値以下の場合には、前記起動条件管理部に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を前記所定間隔より長くなるように変更することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  9. 自車が走行する道路の状況を示す道路情報を取得する道路情報取得部を備え、
    前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で、前記道路情報取得部によって自車が走行する道路の事故情報が取得されると、前記起動条件管理部に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を所定間隔以下に変更し、前記道路情報取得部によって自車が走行する道路の渋滞情報が取得されると、前記起動条件管理部に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を前記所定間隔より長くなるように変更することを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
  10. 自車が走行した走行履歴及び走行道路に関する情報を記憶する利用者固有データ記憶部を備え、
    前記情報処理部は、前記起動条件管理部により前記電力供給部から電力供給されて起動した時点で、前記利用者固有データ記憶部に記憶した走行履歴が示す道路若しくは前記走行道路に関する情報に合致する道路であるか否かに応じて、前記起動条件管理部に設定した起動条件の起動タイミングの間隔を変更することを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載のナビゲーション装置。
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