JP5394087B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents

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本発明は、蓋体に設けた端子部とリブとの間を接着剤で充填・硬化させた鉛蓄電池に関する。
一般に、蓋体に設けたリブ内に鉛ブッシングで極柱を保持した端子部を貫通し、この端子部とリブとの間を接着剤で充填・硬化させ、該端子部を封口する鉛蓄電池が知られている。この種の鉛蓄電池では、蓋体がポリプロピレンなどの難接着性樹脂(非極性樹脂)からなる場合、蓋体の設けられるリブの内周面と接着剤との濡れ性(親水性)が乏しいため、このリブの内周面に火炎処理やコロナ放電処理などを施して極性官能基(OH基など)を導入し、エポキシ樹脂などの接着剤との濡れ性を改善することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−92325号公報
ところで、蓋体のリブと端子部との間に接着剤を充填・硬化させる構成では、接着剤の接着強度を高めて端子部の気密性の向上を図ることが望ましい。このため、極柱と溶接される鉛ブッシングの溶接部に、上記リブに向けて突出させた突出部を設け、端子部と接着剤との接着距離を大きく確保する構成が考えられる。
しかしながら、この構成では、鉛ブッシングの溶接部に設けられた突出部とリブの内周面との距離が近くなるため、このリブの内周面に火炎処理などを施す際に、火炎などがリブの内周面に均一に当たらず、処理にムラができ、接着強度のばらつきの原因となるといった問題がある。
一方、リブを突出部から大きく離した位置に設ければ、上記問題を解決することができるが、この場合には、突出部とリブの内周面との距離が遠く離れるため、このリブと端子部との間に充填される接着剤の表面にひけ(接着剤表面の凹み)が生じてしまい、美観を損なうといった問題がある。
このため、本発明は、美観を損なうことなく、接着材の接着強度の向上を図った鉛蓄電池を提供することを目的とする。
本発明は、難接着性のポリプロピレン樹脂で形成された蓋体を備え、この蓋体に設けた外リブ内に鉛ブッシングで極柱を保持した端子部貫通して設けられており、この端子部と前記外リブとの間をエポキシ系接着剤で充填・硬化させた鉛蓄電池において、前記鉛ブッシングを前記蓋体へ鋳込んだ後であって、前記エポキシ系接着剤の充填・硬化による端子封口前に火炎処理が施される前記外リブの内周面と、前記鉛ブッシングと前記極柱の外周面とが溶接される前記鉛ブッシングの上端部に前記外リブ側に突出して設けられた突出部との間の距離W1を、前記外リブと前記エポキシ系接着剤間の引張り最大強度の平均値が43.2kgf以上となるように、3.0mm〜5.0mmに設定したことを特徴とする。
この構成によれば、鉛ブッシングの溶接部に突出部を設けたことにより、端子部と接着剤との接着距離を大きく確保することができ、接着剤の接着強度の向上を図ることができる。また、接着剤の充填・硬化による端子封口前に実施する火炎処理またはコロナ放電処理部である外リブの内周面と、鉛ブッシングの溶接部に設けた突出部との間の距離W1を、3.0mm〜5.0mmに設定したため、外リブの内周面への火炎処理などを均一に施すことができ、接着剤の接着強度の向上を図ることができるとともに、接着剤の表面へのひけの発生を防止でき、鉛蓄電池の美観を損なうことを防止できる。
本発明によれば、鉛ブッシングの溶接部に突出部を設けたことにより、端子部と接着剤との接着距離を大きく確保することができ、接着剤の接着強度の向上を図ることができる。また、接着剤の充填・硬化による端子封口前に実施する火炎処理またはコロナ放電処理部である外リブの内周面と、鉛ブッシングの溶接部に設けた突出部との間の距離W1を、3.0mm〜5.0mmに設定したため、外リブの内周面への火炎処理などを均一に施すことができ、接着剤の接着強度の向上を図ることができるとともに、接着剤の表面へのひけの発生を防止でき、鉛蓄電池の美観を損なうことを防止できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る鉛蓄電池の端子部における蓋体の縦断面図であり、図2は、端子部の構成を示す図1の部分拡大図である。本実施形態にかかる鉛蓄電池は、定格容量が200〜500Ahである大容量の据置型鉛蓄電池であり、複数の正極板と負極板とをセパレータを介して交互に積層して形成した極板群(不図示)を電槽(不図示)内に収納し、この電槽の開口に、難接着性のポリプロピレン樹脂で形成された蓋体1を配置して構成されている。
鉛蓄電池の蓋体1の材料として、ポリプロピレン樹脂の他に、難接着性のポリフェニレンエーテル系樹脂を用いることも可能である。しかしながら、ポリフェニレンエーテル系樹脂は、ポリプロピレン樹脂に比べると高価であり、コストの観点から好ましくない。また、ポリプロピレン樹脂は、鉛蓄電池の寿命に影響する水分の透過性や耐薬品性において、ポリフェニレンエーテル系樹脂よりも優れているため、鉛蓄電池の蓋体1は、ポリプロピレン樹脂で形成することが好ましい。
蓋体1には、図1に示すように、開口部2が形成され、この開口部2の周囲には、蓋体1の裏面1Aから突出して一体成形により設けられた筒状壁3を備える。この筒状壁3の内面には、鉛もしくは鉛合金で形成された鉛ブッシング5がインサート成形により鋳込まれている。鉛ブッシング5は、開口部2を通じて蓋体1の表面(上面)1B側に延在し、その略中央には極柱挿通口5Aを備える。この極柱挿通口5Aには上記極板群に接続される極柱7が貫通し、この貫通した極柱7の外周面と鉛ブッシング5の上端部(溶接部)5Bとが溶接により接合されて端子部9が形成される。これにより、端子部9は、鉛ブッシング5で極柱7を保持した状態で蓋体1を貫通するように設けられている。なお、極柱7の上方には、外部負荷に接続するための端子(不図示)を埋め込み、その中央にねじ部(不図示)を設けても良い。
また、蓋体1の表面1Bには、開口部2の周囲に、端子部9を囲む環状の外リブ11が一体成形により設けられている。この外リブ11は、鉛ブッシング5の上端部5Bよりも高く、極柱7の上端部7Aよりも低く形成され、この極柱7(端子部9)と外リブ11との間には、熱硬化性合成樹脂製の接着剤13(例えばポリエステル系、エポキシ系、ウレタン系)が外リブ11の高さと略同じ高さまで充填される。そして、この接着剤13が硬化することにより、端子部9と外リブ11との間が封口される。
また、鉛ブッシング5の上端部5Bには、図2に示すように、外リブ11に向けて突出する突出部15が形成されている。突出部15は、端子部9と接着剤13との接着距離(接着面積)を大きく確保し、接着剤13が突出部15下面に回りこみ、鉤状となり上部方向に対する応力(強度)が強くなる。この突出部15を設けることにより、端子部9との接着強度の向上を図ることが可能となる。
また、突出部15は、この突出部15の下面に、外リブ11に向けて上方に傾斜して形成される斜面部15Aを備えている。この斜面部15Aは、接着剤13中に含まれる気泡の上方への流動を促し、当該気泡が突出部15の下方空間Aに溜まることを防止する機能を有するものである。ここで、斜面部15Aの傾斜角度θを大きく形成すれば、気泡の排出が促進される反面、突出部15の接着距離が短縮される。このため、気泡の排出と接着強度の向上との観点に基づき、斜面部15Aの傾斜角度θは、20°≦θ≦60°に設定することが望ましく、本実施形態では30°に設定されている。
ところで、上述のように、蓋体1は、難接着性のポリプロピレン樹脂で形成されているため、この蓋体1に一体成形により設けられている外リブ11の内周面(火炎処理部、コロナ放電処理部)11Aに火炎処理やコロナ放電処理などを施して極性官能基(OH基など)を導入し、接着剤13との濡れ性を改善する必要がある。
本実施形態では、鉛ブッシング5の上端部5Bに、外リブ11に向けて突出する突出部15が形成されているため、火炎処理やコロナ放電処理などを容易に行えるように、突出部15と外リブ11との距離W1を最適値に調整することが重要となる。次に、突出部15と外リブ11との距離W1について説明する。
鉛ブッシング5の上端部5Bに外リブ11に向けて突出する突出部15を形成し、この突出部15と外リブ11との距離W1が3.0mmとなる位置に外リブ11を設けた鉛蓄電池を作成する。
次に、外リブ11の内周面11Aにバーナ(図示せず)から噴射する火炎を照射して火炎処理を施した。次に、火炎処理後、端子部9と外リブ11との間に接着剤13(エポキシ樹脂系接着剤)を充填・硬化させた。
突出部15と外リブ11との距離W1が4.0mmとなる位置に外リブ11を設け、この他の構成は実施例1と同様に鉛蓄電池を作成し、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理、端子部9と外リブ11との間に接着剤13を充填・硬化させた。
突出部15と外リブ11との距離W1が5.0mmとなる位置に外リブ11を設け、この他の構成は実施例1と同様に鉛蓄電池を作成し、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理、端子部9と外リブ11との間に接着剤13を充填・硬化させた。
比較例1
突出部15と外リブ11との距離W1が2.0mmとなる位置に外リブ11を設け、この他の構成は実施例1と同様に鉛蓄電池を作成し、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理、端子部9と外リブ11との間に接着剤13を充填・硬化させた。
比較例2
突出部15と外リブ11との距離W1が6.0mmとなる位置に外リブ11を設け、この他の構成は実施例1と同様に鉛蓄電池を作成し、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理、端子部9と外リブ11との間に接着剤13を充填・硬化させた。
比較例3
実施例3に記載のものにおいて、鉛ブッシング5の上端部5Bから突出部15を削除した鉛蓄電池を作成し、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理、端子部9と外リブ11との間に接着剤13を充填・硬化させた。
そして、各鉛蓄電池(実施例1〜3、比較例1〜3)について、接着剤13の表面13Aにひけ(接着剤表面への凹部)が発生の有無を目視により確認し、その後、各鉛蓄電池について接着強度を調べた。
接着強度は、端子部9と接着剤13との界面および外リブ11と接着剤13との界面が含まれるように、端子部9から円周方向に16箇所切り出し、この切り出した試験片を用いて、10mm/minの速度で引張試験を行い、その最大強度(kgf)を測定した。
表1には、上記実施例1〜3及び比較例1〜3における引張最大強度(端子部9−接着剤13間、外リブ11−接着剤13間)の平均値(kgf)及び接着剤表面へのひけの発生の有無を併記した。ここで、ひけの発生の有無は、ひけの発生がまったく認められないものを○、ひけの発生が少しでも認められたものを×とした。
Figure 0005394087
表1から明らかなように、突出部15と外リブ11との距離W1を3.0mm〜5.0mmとした実施例1〜3では、接着剤13の表面13Aにひけの発生が無く、かつ、引張最大強度が高く形成されていることが分かる。
比較例3と対比すると、実施例1〜3では、鉛ブッシング5の上端部5Bに外リブ11に向けて突出する突出部15を形成しているため、端子部9と接着剤13との接着距離(接着面積)を大きく確保することができ、端子部9−接着剤13間の接着強度の向上を図ることができた。
また、突出部15と外リブ11との距離W1が3.0mm未満(2.0mm)である比較例1では、突出部15と外リブ11との間が狭く、この外リブ11の内周面11Aに火炎処理を施す際に、火炎が内周面11Aに均一に当たらず、処理にムラができたため、外リブ11−接着剤13間の接着強度が低下したものと考えられる。
近年、通信機器やUPS(無停電電源装置)等では、鉛蓄電池の使用期間が10年以上となる用途が増えている。鉛蓄電池は一般的に温度が10℃上昇すると寿命が半減するため、電池の設置状態や空調管理によっては高い温度環境下で使用され、期待寿命が短くなることがある。期待寿命が短くなった場合でも、期待寿命以上に使用されるケースは稀にあると考えられ、そのような時には比較例1及び比較例3の引張最大強度では、接着強度が不十分である。
これに対して、突出部15と外リブ11との距離W1を3.0mm〜5.0mmとした実施例1〜3では、当該距離W1が外リブ11の内周面に火炎処理を施すのに十分な距離に設定されているため、バーナから噴射する火炎が外リブ11の内周面11Aに均一に照射された結果、極性官能基(OH基など)を導入し、エポキシ樹脂などの接着剤13との濡れ性を改善されたものと考えられる。これにより、外リブ11−接着剤13間の接着強度の向上を図ることができた。
また、突出部15と外リブ11との距離W1が5.0mmより大きい(6.0mm)場合である比較例2では、引張最大強度の平均値(kgf)は実施例1〜3と同等の結果を示しているが、接着剤13の表面13Aに若干のひけの発生が確認されており、端子部9周辺の外観が良好でなかった。また、突出部15と外リブ11との距離W1が増加すると、接着剤13の充填量(使用量)が増加するため、コストの観点からも好ましくはない。
また、突出部15を形成しない比較例3では、接着剤13の充填量(使用量)が増加したため、外リブ11を実施例3と同様の位置に設けているにも拘らず、若干のひけが生じた。また、比較例3においては、鉛ブッシング5の上端部5Bに突出部15を形成していないため、端子部9‐接着剤13間の接着強度が実施例1〜3に比べて著しく低下していることがわかる。
更に、エポキシ樹脂等の接着剤13は、充填量(使用量)が増加すると、早期に発熱し反応が進むため可使時間が短く、この可使時間内に端子部9と外リブ11との間に接着剤を充填する必要があるため、突出部15と外リブ11との距離W1は狭い(5.0mm以下)方が好ましい。
本実施形態によれば、難接着性のポリプロピレン樹脂等で形成された蓋体1を備え、この蓋体1に設けた外リブ11内に鉛ブッシング5で極柱7を保持した端子部9を貫通し、この端子部9と外リブ11との間を接着剤13で充填・硬化させた鉛蓄電池において、鉛ブッシング5の上端部5Bに突出部15を設けたことにより、端子部9と接着剤13との接着距離を大きく確保することができ、接着剤の接着強度の向上を図ることができる。また、接着剤13の充填・硬化による端子封口前に実施する火炎処理部である外リブ11の内周面11Aと、鉛ブッシング5の上端部5Bに設けた突出部15との間の距離W1を、3.0mm〜5.0mmに設定したため、外リブ11の内周面11Aへの火炎処理を均一に施すことができ、接着剤13の接着強度の向上を図ることができるとともに、接着剤13の表面13Aへのひけの発生を防止でき、鉛蓄電池の美観を損なうことを防止できる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、外リブ11の内周面11Aの表面処理として火炎処理を行う構成について説明したが、コロナ放電処理を行う構成としても良いことは勿論である。このコロナ放電処理では、外リブ11の内周面11Aに近傍に電極を配置し、この電極から放電することにより、内周面11Aにカルボニル基等の極性基が導入され、エポキシ樹脂などの接着剤13との濡れ性を改善される。
次に、別の実施形態について説明する。
この別の実施形態では、図3に示すように、外リブ11と突出部15との間に内リブ17が形成されている点で、上記実施形態と構成を異にするが、それ以外の構成は同一であるため、同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
この内リブ17を備える鉛蓄電池は、定格容量がより大きな500〜1000Ahである大容量の据置型鉛蓄電池である。この鉛蓄電池の蓋体1には、端子部9の周囲に同心状に外リブ11と内リブ17とが設けられている。この内リブ17は、大容量の鉛蓄電池において、端子部9と外リブ11との間に充填される接着剤13の接着距離を大きく確保して接着強度を向上させるものである。内リブ17は、鉛ブッシング5の上端部5Bよりも高く、外リブ11よりも低く形成され、接着剤13は外リブ11の高さと略同じ高さまで充填される。
本実施形態では、鉛ブッシング5の上端部5Bに設けられた突出部15と内リブ17の内周面17Aとの距離W2及び内リブ17の外周面17Bと外リブ11の内周面11Aとの距離W3をそれぞれ3.0mm〜5.0mmに設定している。この構成によれば、内リブ17の内周面17A、内リブの外周面17B及び外リブ11の内周面11Aへの火炎処理やコロナ放電処理を均一に施すことができ、接着剤13の接着強度の向上を図ることができるとともに、接着剤13の表面13Aへのひけの発生を防止でき、鉛蓄電池の美観を損なうことを防止できる。
本実施形態に係る鉛蓄電池の端子部における蓋体の縦断面図である。 図1の部分拡大図である。 別の実施形態にかかる鉛蓄電池の端子部における蓋体の縦断面図である。
1 蓋体
1A 裏面
1B 表面
2 開口部
3 筒状壁
5 鉛ブッシング
5A 極柱挿通口
5B 上端部(溶接部)
7 極柱
9 端子部
11 外リブ
11A 内周面
13 接着剤
13A 表面
15 突出部
15A 斜面部
17 内リブ
17A 内周面
17B 外周面
A 下方空間
W1 距離
W2 距離
W3 距離
θ 傾斜角

Claims (1)

  1. 難接着性のポリプロピレン樹脂で形成された蓋体を備え、この蓋体に設けた外リブ内に鉛ブッシングで極柱を保持した端子部貫通して設けられており、この端子部と前記外リブとの間をエポキシ系接着剤で充填・硬化させた鉛蓄電池において、
    前記鉛ブッシングを前記蓋体へ鋳込んだ後であって、前記エポキシ系接着剤の充填・硬化による端子封口前に火炎処理が施される前記外リブの内周面と、前記鉛ブッシングと前記極柱の外周面とが溶接される前記鉛ブッシングの上端部に前記外リブ側に突出して設けられた突出部との間の距離W1を、前記外リブと前記エポキシ系接着剤間の引張り最大強度の平均値が43.2kgf以上となるように、3.0mm〜5.0mmに設定したことを特徴とする鉛蓄電池。
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