JP5371056B2 - 消火体験装置 - Google Patents
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Description
かかる体験装置は、ガス放出管から不燃性媒体中に放出されたプロパンガスが、不燃性媒体中を通過する間に拡散するため、着火したときにガソリン、石油又はジェット燃料のような液体燃料がまき散らされたときの火災の様相を呈するという特徴を有している。
その理由は、次の通りである。
ガス放出管から放出された燃料ガスは、不燃性媒体中を通過する間に拡散し、不燃性媒体中から外部空間に至って更に拡散する。そして、通常、不燃性媒体としては水が用いられるため、点火プラグの電極部を水濡れから保護する必要があり、不燃性媒体の表面近くに位置させることができない。
そのため、放電電極の近傍において、着火に必要な燃料ガス濃度を得ることが困難である。
そして、横方向が50cm〜120cm、奥行き方向が15cm〜30cm、深さが12cm〜25cmの横長にするのが好ましい。
横長にすることにより、模擬火災が大きく見え、かつ使用する不燃性媒体10bの量が少なくて済むという利点がある。
なお、燃焼トレー10の背板11dは、図1に示されるようにその他の側板より高くするのが好ましい。消火剤を背板11dにより跳ね返らせるようにするためである。
燃焼トレー10の形状としては、横長に限られず、直径が25cm〜40cmの円形にすることで、鍋火災のように見せることもできる。
不燃性媒体10bとして水を使用するときは、一定の水位を保つために、水位調整穴8を設けるのが好ましい。
ガス放出管から水面までは少なくとも8cmの距離があるのが好ましい。
なお、水を不燃性媒体10bとするときは、ガス放出管9は、耐熱性プラスチック、例えば、フッ素樹脂であってもよい。
ガイドパイプ11は、燃焼トレー10と同様の材質で、内径が10mm〜18mmの円筒状であるのが好ましいが、これに限られず、図3に示されるような角形形状、図4に示されるような円錐形であってもよい。
ガイドパイプ11が円筒状であるときは、図2に示されるように、下端がガス放出管9より下方になるようにするのが好ましい。すなわち、ガス放出管9がガイドパイプ11を貫通するようにし、かつ、ガイドパイプ11の内部にあるを部分にも燃料ガスを放出するための孔を設ける。ゆらぎつつ不燃性媒体10b中を上昇するガス放出管9から放出された燃料ガスをガイドパイプ11内に確実に取り込むためである。
また、図3に示される角形形状のガイドパイプ11においては、ガス放出管9に沿う面の下端をガス放出管9より下方に延伸した形状とするのが好ましい。これもゆらぎつつ不燃性媒体10b中を上昇するガス放出管9から放出された燃料ガスをガイドパイプ11内に確実に取り込むためである。
さらに、図4に示されるように、ガイドパイプを円錐形状としてもよく、ゆらぎつつ不燃性媒体10b中を上昇するガス放出管9から放出された燃料ガスをガイドパイプ11内に確実に取り込むことができる。
そして、ガイドパイプ11内に放出された燃料ガスは、拡散することなくF2(図2参照)で示されるようにガイドパイプ11内を上昇して前記電極部7aに到達し、そのタイミングにあわせて、点火プラグ7に高電圧を印加すれば、放電により着火することができ、炎は矢印F3で示されるように、炎口11bを通って空間10cに滞留している燃料ガスに伝播して模擬火災を発生させる。
電池ボックス2に収納される電池としては、1.5Vの乾電池が好適に使用されるが、これに限らず他の電池であってもよい。また、電池以外の電源を使用することを制限するものでもない。
そうすると、電池ボックス2から電流がイグナイタ5に供給され、イグナイタ5で発生した高電圧が点火プラグ7電極部7aに印加されて、放電し、放電のスパークにより燃料ガスに着火し、その火炎が燃焼トレー10に注入された不燃性媒体10bの上側の空間10cに滞留している燃料ガスに拡大して模擬火災を生ずる。
ここで用いる消火剤としては特に制限されるものではないが、水を使用するのが好ましい。
7a 電極部(点火プラグ7の)
9 ガス放出管
10 燃焼トレー
10a 上面(燃焼トレー10の)
10b 不燃性媒体
10c 空間(不燃性媒体10bの上側の)
11 ガイドパイプ
11a 上端出口(ガイドパイプ11の)
11b 炎口
12 保護カバー
12a 空間(保護カバー12内の)
100 燃料供給部
Claims (4)
- 消火剤を模擬火災に向けて噴射可能なように上面10aが開放され、所定の深さまで不燃性媒体10bが注入された燃焼トレー10と、前記燃焼トレー10内に空気より比重の大きい気体燃料ガスを放出するガス放出管9と、前記ガス放出管9に気体燃料ガスを供給する燃料供給部100と、燃焼トレー10の上部に設けられた点火プラグ7とを備え、前記ガス放出管9は不燃性媒体10b中に沈設されており、ガス放出管9から放出された燃料ガスの一部を前記点火プラグ7に導くガイドパイプ11を設けてなり、点火プラグ7の電極部7aとガイドパイプ11の上端出口部11aを、上部が閉塞され下部において燃焼トレー10に注入された不燃性媒体10bの上側の空間10cに連通している空間12aを形成する保護カバー12内に位置するように構成してなる消火体験装置。
- ガス放出管9がガイドパイプ11を貫通するようにし、かつ、ガス放出管9のガイドパイプ11内にある部分に燃料ガスを放出するための孔を設けてなる請求項1に記載の消火体験装置。
- ガイドパイプ11を円錐形状である請求項1に記載の消火体験装置。
- ガイドパイプ11の上方に炎口11bを設けてなる、請求項1、2又は3に記載の消火体験装置。
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JP2010174248A JP5371056B2 (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 消火体験装置 |
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