JP5370045B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、湯水を貯える貯湯タンクを有する貯湯式給湯機に関するものである。
図4は、従来の貯湯式給湯機の構成を示す構成図である。タンクユニット100は、湯水を貯える貯湯タンク101を有し、貯湯タンク101の底部には給水源から低温水を供給する給水配管102が接続されている。給水配管102には湯水の流れの逆流を防止する逆止手段103が配設されており、貯湯タンク101からの湯水の逆流を防止している。
また、貯湯タンク101の底部から貯湯タンク101の上部へ低温水を搬送するための沸き上げポンプ104を有しており、沸き上げポンプ104を駆動することで貯湯タンク101の底部から貯湯タンク101の上部へ低温水を搬送し、貯湯タンク101内部のヒータ105で沸き上げを行っている。
貯湯タンク101の上部には給湯端末111へ高温水を供給する混合弁湯配管112が接続されており、混合弁湯配管112と混合弁水配管115とが混合弁116に接続され、給湯配管117から貯湯タンク101への逆流を防止する湯側逆止弁110と水側逆止弁119を内蔵した混合弁116で所望の温度に混合される。そして、混合された湯水は給湯配管117を通って給湯端末111へ供給される。(例えば、特許文献1参照)。
また、混合弁湯配管112から分岐して貯湯タンク101内の膨張水を排出するための排水管113が設けられており、排水管113には貯湯タンク101内が高圧になると圧力を逃がすための逃し弁114が設けられている。さらに、貯湯タンク101の上部には、ヒータ105の空焼きなど異常温度上昇を検知すると通電を遮断する温度過昇防止装置106を備えている。
以上のように構成された従来の貯湯式給湯機の沸き上げ運転について説明する。通常、深夜時間帯(23時〜翌7時)にヒータ105に通電し、沸き上げポンプ104が駆動することで、貯湯タンク101の底部から貯湯タンク101の上部へ低温水を搬送する。そして、搬送された低温水はヒータ105により加熱され、高温水が貯湯タンク101の上部から貯えられていく。なお、通常の沸き上げ運転時には、給水管102から貯湯タンク101の底部へは常時給水圧が掛かっている状態となっている。
一方、冬季に外気温度が低くなる寒冷地においては、不凍水抜栓を介して貯湯式給湯機を設置し、給水および給湯配管の凍結を防止している。不凍水抜栓とは、予め配管から水を抜き取り、夜間等に外気温度が低温になってしまった時でも、配管の凍結を防止するものである。
図5は、不凍水抜栓を介して貯湯式給湯機を設置した時の構成図である。図5に示すように、給水源からタンクユニット100および給湯端末111へ水を供給する給水配管118には、不凍水抜栓120が設けられている。そして、給湯端末111へ湯を供給する給湯配管117にも、給湯配管117に連通するように不凍水抜栓120が設けられている。ちなみに図5は、湯側の不凍水抜栓と水側の不凍水抜栓が一体となったものを使用しているが、それぞれ別体に構成されている不凍水抜栓もある。
そして、外気温度の氷点下まで低下が予想される場合には、給水源を閉止後に不凍水抜
栓120を操作して、給水配管118および給湯配管117内の湯水を抜く。この時、図5に示すように、不凍水抜栓120を操作すると、給湯配管117および給水配管118内の湯水が、図5に示す矢印の方向に流れ、不凍水抜栓120に設けられた排水吐出口121から外部へ排水される。その結果、給湯配管117および給水配管118には湯水が無くなり、配管の凍結を防止することができる。
このように寒冷地では、配管の凍結防止のために、水道設備として不凍水抜栓120を設けて給湯端末111やタンクユニット100を設置するのが一般的である。
特開2004−257585号公報
しかしながら、図5に示すように不凍水抜栓120が接続された貯湯式給湯機においては、不凍水抜栓120を操作することで排水吐出口121から給湯配管117および給水配管118内の湯水が抜けていき、給湯配管117と給水配管118の内部は負圧となる。この時、給湯配管117内部の負圧発生によりサイフォン現象が発生し、図5の矢印で示すように、貯湯タンク101底部の湯水が混合弁水配管115を通り、給湯配管117へと連続して移動し、不凍水抜栓120に設けた排水吐出口121から排水されるため、貯湯タンク101内の水位が低下する。さらに水位低下が拡大すると、貯湯タンク101内上部は空気層107となり、ヒータ105が空気中に露出し、通電時にヒータ105は空焼き状態となる。その結果、貯湯タンク101上部の温度が異常上昇し、温度過昇防止装置106が作動してヒータ105への通電を遮断し、沸き上げを停止するため、翌日に湯が使えないという課題を有していた。
このように本発明は、前記従来の課題を解決するもので、不凍水抜栓の排水操作により貯湯タンクに接続した配管が負圧になると負圧を解消し、貯湯タンク内の水位低下を防止して、沸き上げ運転を継続できる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、貯湯タンク下部に接続し水を貯湯タンクへ供給する給水配管と、貯湯タンク上部に接続し温水を混合弁へ供給する混合弁湯配管と、水を混合弁へ供給する混合弁水配管と、混合弁から給湯端末へ湯水を供給する給湯配管とを備え、給湯配管が負圧になると大気と連通して負圧を解消するように開弁する逆止弁、大気と連通する通路の開閉を行う開閉弁、大気を取り入れる吸入口を有した吸気弁を設けるとともに、吸気弁を混合弁水配管に配設したことにより、給湯配管が負圧になると吸気弁が作動して大気と給湯配管内とが連通し、負圧を解消して貯湯タンク内の水位低下を防止するため、貯湯タンク内のヒータ露出による空焼きを防止して異常なく平常運転を継続する貯湯式給湯機を提供することができる。
本発明は、不凍水抜栓の排水操作により貯湯タンクに接続した配管が負圧になると負圧を解消し、貯湯タンク内の水位低下を防止して、沸き上げ運転を継続できる貯湯式給湯機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の構成図 同実施の形態1における吸気弁の(通常時)断面図 同実施の形態1における吸気弁の(作動時)断面図 従来の貯湯式給湯機の構成図 従来の(不凍水抜栓接続時の)貯湯式給湯機の構成図
第1の発明の貯湯式給湯機は、湯水を貯える貯湯タンクと、貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、貯湯タンク下部に接続し水を貯湯タンクへ供給する給水配管と、貯湯タンク上部に接続し温水を混合弁へ供給する混合弁湯配管と、水を混合弁へ供給する混合弁水配管と、混合弁から給湯端末へ湯水を供給する給湯配管とを備え、給湯配管が負圧になると大気と連通して負圧を解消するように開弁する逆止弁、大気と連通する通路の開閉を行う開閉弁、大気を取り入れる吸入口を有した吸気弁を設けるとともに、吸気弁を混合弁水配管に配設したことにより、給湯配管が負圧になると吸気弁が作動して大気と給湯配管内とが連通し、負圧を解消して貯湯タンク内の水位低下を防止するため、貯湯タンク内のヒータ露出による空焼きを防止して異常なく平常運転を継続する貯湯式給湯機を提供することができる。
また、吸気弁に通路の開閉を行う開閉弁を設けたことにより、不凍水抜栓の不使用時など吸気が不要な場合は吸気を閉止遮断し、給湯配管への空気の混入を防止することができ、さらに、例えば混合弁水配管以外の給湯配管に吸気弁を設けた場合には、不凍水抜栓の水抜き忘れで給湯端末と混合弁の間で凍結が始まると、給湯配管内は混合弁に内蔵した逆止弁と給湯端末の間で密閉通路になるため圧力が上昇し、吸気弁内の逆止弁は高圧の逆圧を受け破壊に至るため、本発明は、圧力を逃す逃し弁を備えた貯湯タンクと連通する混合弁水配管に吸気弁を設けたことにより、混合弁水配管は、圧力が上昇しても逃し弁から圧力を逃すため、吸気弁内の逆止弁の逆圧破壊を防止することができる。
第2の発明の貯湯式給湯機は、特に第1の発明において、吸気弁には、逆止弁を複数個設けたことを特徴とするものである。逆止弁は、混合弁水配管が負圧になり空気を吸入する時以外は、閉止状態を保ち混合弁水配管からの水漏れを防止する機能が重要となるが、吸気弁や混合弁水配管に混入した異物が逆止弁の弁に付着すると閉止が不完全となり、混合弁水配管からの水漏れにつながる場合がある。第2の発明は、逆止弁を複数個配置する構成としたことにより、逆止弁単品に比べ、異物付着に起因する水漏れリスクを低減することができる。また、混合弁水配管の負圧が変動し、逆止弁が開、閉を繰り返す脈動状態になると、逆止弁単品では、混合弁水配管からの微小な水漏れを発生させる恐れがあるため、逆止弁を複数個配置して前記微小な水漏れを防止することができる。
第3の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第2の発明において、開閉弁は、着脱自在なストッパーを設けて開状態を保持する構成としたことを特徴とするものである。開閉弁にストッパーを設けて開状態を保持する構成としたことにより、誤って開閉弁を締め込み、吸気弁の通路を遮断し、吸気弁機能を損なうことを防止できる。また、着脱自在に構成したことにより、吸気が不要な場合は、ストッパーを外してから開閉弁を締め込み、吸気を遮断することができる。
第4の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第3の発明において、吸入口にはホースを接続し、貯湯タンクが内設されるタンクユニット内の任意の位置にホースの他端を配置できるようにしたことを特徴とするものである。吸入口にホースを接続する構成としたことにより、空気の吸入時に、ホース内の抵抗でタンクユニット内の微小なほこりなど異物の逆止弁への吸入を低減することができる。また、タンクユニット内の任意の位置にホース端末を配置できるようにしたことにより、タンクユニット内の電気部品への水飛散を回避する場所へホース端末を配置し、逆止弁の閉止不完全による水漏れが発生した場合でも、
電気部品を保護することができる。
第5の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第4の発明において、吸気弁の吸入口を開閉弁体に設けたことを特徴とするものである。開閉弁に吸入口を設けて、開閉弁の内部から吸気し、吸入口にホースを接続する構成も可能だが、開閉弁の開閉操作時にホースが共回りしホース端末のねじれが発生するため構成上好ましくない。そこで本第5の発明は、吸気弁の吸入口を開閉弁体に設けて、開閉弁と吸気口を分離したことにより、開閉弁の開閉操作時に前記不具合が発生することは無い。
第6の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第5の発明において、混合弁水配管と大気とを連通する吸気弁の連通口を、角穴で構成したことを特徴とするものである。貯湯式給湯機は設置後に、貯湯タンクを満水にして試運転を行い正常作動を確認するが、未入居の場合は、確認後に給水源の閉止と排水栓の開栓を行い、貯湯タンクの満水の水を抜いて入居までの間の凍結予防を行うのが一般的である。したがって、凍結予防のためには、貯湯タンクの排水時、混合弁水配管も同時に排水されるが、吸気弁内の逆止弁まで入水した水も連通口から混合弁水配管へ排水する必要がある。そこで本第6の発明は、吸気弁の連通口を角穴で構成したことにより、連通口から混合弁水配管へ排水の際、水の表面張力が働かないため、連通口内部を塞ぐ水膜が発生せず、吸気弁内の逆止弁まで入水した水は連通口から混合弁水配管へ全量が排水され、吸気弁の凍結を予防できる。連通口を丸穴で構成すると表面張力により前記水膜が発生し、吸気弁内の逆止弁まで入水した水は排水されずに残水として吸気弁内に残るため、凍結破壊の原因となる。
第7の発明の貯湯式給湯機は、特に第1から第6の発明において、吸気弁の連通口を複数個設け、複数個の連通口に高低差を設けて配置したことを特徴とするものである。連通口を単独で設けた場合には、連通口から混合弁水配管へ排水の際、吸気弁内の逆止弁まで入水した水は、吸気弁内満水の水頭圧で排水を開始するが、水位の低下と共に、水頭圧と混合弁水配管側の大気圧が釣合って、排水は停止するため、残水となり凍結破壊の原因となる。そこで本第7の発明は、連通口を複数個設けると共に各連通口に高低差をつけて配置したことにより、排水を開始し水位が低下すると、上方の連通口は混合弁水配管側の大気と連通するため、下方の連通口から全量の排水が可能となり、吸気弁の凍結を予防することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における貯湯式給湯機の構成図である。
まず、タンクユニット1の構成について説明する。タンクユニット1は、湯水を貯える貯湯タンク7を有し、貯湯タンク7の底部には給水源から低温水を供給する給水配管2が接続されている。給水配管2には湯水の流れの逆流を防止する逆止手段3が配設されており、貯湯タンク7からの湯水の逆流を防止している。
また、貯湯タンク7の底部から上部へ低温水を搬送するための沸き上げポンプ4を有しており、沸き上げポンプ4を駆動することで貯湯タンク7の底部から上部へ低温水を搬送し、貯湯タンク7内部のヒータ5で沸き上げを行っている。貯湯タンク7の上部には給湯端末11へ高温水を供給する混合弁湯配管12が接続されており、混合弁湯配管12と混合弁水配管15とが混合弁16に接続され、給湯配管17から貯湯タンク7への逆流を防止する湯側逆止弁10と水側逆止弁19を内蔵した混合弁16で所望の温度に混合される。そして、混合された湯水は給湯配管17を通って給湯端末11へ供給される。
また、混合弁水配管15には、吸気口31を有した吸気弁30と貯湯タンク7の排水用の排水栓38を配置するとともに、貯湯タンク7内の膨張水の排出や高圧になると圧力を逃がすための逃し弁14を備えた排水管13を混合弁湯配管12から分岐して設けている。
さらに、貯湯タンク7の上部には、ヒータ5の空焼きなど異常温度上昇を検知すると通電を遮断する温度過昇防止装置6を備えている。
次に不凍水抜栓20について説明する。給水源からタンクユニット1および給湯端末11へ水を供給する給水配管18には、不凍水抜栓20が設けられている。そして、給湯端末11へ湯を供給する給湯配管17にも、給湯配管17に連通するように不凍水抜栓20が設けられている。ちなみに図1は、湯側の不凍水抜栓と水側の不凍水抜栓が一体となったものを使用しているが、それぞれ別体に構成されている不凍水抜栓もある。
そして、外気温度の低下により凍結が予想される場合には、給水源を閉止後、不凍水抜栓20を操作し、給湯配管17および給水配管18内の湯水を図1に示す矢印の方向に流して不凍水抜栓20の排水吐出口21から外部へ排水するが、同時に、給湯配管17内部に負圧が発生し、連通している混合弁水配管15も負圧となるため、貯湯タンク7内の湯水が混合弁水配管15を経て給湯配管17へ移動しようとする。また、この負圧発生と同時に、吸気弁30は吸気口31から大気を吸引し、混合弁水配管15内部の負圧を解消するため、貯湯タンク7内から混合弁水配管15へ移動しようとした湯水は停止し、給湯配管17内部の湯水だけが排水吐出口21から外部へ排水される。その結果、貯湯タンク7内の水位低下を防止し、不凍水抜栓20操作時でも平常通りの運転を継続することができる。
次に、吸気弁30の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態における吸気弁の通常時(つまり作動していない時)の構成拡大図である。混合弁水配管15に接続された吸気弁30には、通路部に逆止弁32を2個配置し、逆止弁32と混合弁水配管15の間に角形の連通口36を各々高低差をつけて2個設けている。そして、開閉弁体34は、吸気口31と逆止弁32間の通路を開閉できる開閉弁33を備え、逆止弁32を固定する構成とし、吸気口31には、ホース35を接続している。また、図2は、開閉弁33の開弁状態を示し、着脱自在のストッパー37を開閉弁33の操作部と開閉弁体34の間に装着して開弁状態を保持している。
図3は、本発明の実施の形態における吸気弁の作動時の構成拡大図である。吸気弁30の作動時、混合弁水配管15内部の負圧解消について説明する。不凍水抜栓20の操作で、混合弁水配管15内部が負圧になると、逆止弁32の連通口36側が負圧になるため、逆止弁32はホース35の端末と連通する大気圧により開弁し、吸引した空気は図3の矢印方向へ流れて混合弁水配管15内部の負圧を解消する。
このように、給湯配管17が負圧になると大気と連通して負圧を解消するように開弁する逆止弁32と、大気と連通する通路の開閉を行う開閉弁33と、大気を取り入れる吸入口31を備えた吸気弁30を混合弁水配管15に設けたことにより、不凍水抜栓20の操作による排水で、給湯配管17が負圧になっても吸気弁30が作動し、大気と連通し、負圧を解消して貯湯タンク7内の水位低下を防止するため、貯湯タンク7内のヒータ5の露出による空焼きを防止して異常なく平常運転を継続することができる。
また、吸気弁30に通路の開閉を行う開閉弁33を設けたことにより、不凍水抜栓20の不使用時など吸気が不要な場合は吸気を閉止遮断し、給湯配管17への空気の混入を防
止することができる。
さらに、例えば混合弁水配管15以外の給湯配管17に吸気弁を設けた場合には、不凍水抜栓20の水抜き忘れで給湯端末11と混合弁16の間で凍結が始まると、給湯配管17内は混合弁16に内蔵した逆止弁10、19と給湯端末11の間で密閉通路になるため圧力が上昇し、吸気弁30内の逆止弁32は高圧の逆圧を受け破壊に至るが、圧力を逃す逃し弁14を備えた貯湯タンク7と連通する混合弁水配管15に吸気弁30を設けたことにより、混合弁水配管15は、圧力が上昇しても逃し弁から圧力を逃すため、吸気弁30内の逆止弁32の逆圧破壊を防止することができる。
また、逆止弁32を複数個配置する構成としたことにより、逆止弁32の単品配置に比べ、逆止弁32の弁への異物付着に起因する水漏れリスクを低減することができると共に混合弁水配管15の負圧が変動し、逆止弁32が開、閉を繰り返す脈動状態になっても、微小な水漏れを防止することができる。
また、開閉弁33にストッパー37を設けて開状態を保持する構成としたことにより、誤って開閉弁33を締め込み、吸気弁30の通路を遮断し、吸気弁機能を損なうことを防止できる。また、着脱自在に構成したことにより、吸気が不要な場合は、ストッパー37を外してから開閉弁33を締め込み、吸気を遮断し、給湯配管17への空気の混入を防止することができる。
また、吸入口31にホース35を接続する構成としたことにより、空気の吸入時に、ホース内の抵抗でタンクユニット1内の微小なほこりなど異物の逆止弁32への吸入を低減することができると共に、タンクユニット1内の任意の位置にホース端末を配置できるようにしたことにより、タンクユニット1内の電気部品への水飛散を回避する場所へホース端末を配置し、逆止弁32の閉止不完全による水漏れが発生した場合でも、電気部品を保護することができる。
また、吸気弁30の吸入口31を開閉弁体34に設けて、開閉弁33と吸気口31を分離したことにより、開閉弁33の開閉操作時に吸気口31に接続したホース35が、共回りしてホース端末のねじれが発生する等の不具合を防止できる。
また、吸気弁30の連通口36を角穴で構成したことにより、連通口36から混合弁水配管15へ排水の際、水の表面張力が働かないため、連通口内部を塞ぐ水膜が発生せず、吸気弁30内の逆止弁32まで入水した水は連通口36から混合弁水配管15へ全量が排水され、吸気弁32の凍結を予防できる。
また、連通口36を複数個設けると共に各連通口に高低差をつけて配置したことにより、連通口36から混合弁水配管15へ排水の際、排水を開始し水位が低下すると、上方の連通口36は混合弁水配管側15の大気と連通するため、下方の連通口36から全量の排水が可能となり、吸気弁30の凍結を予防することができる。
以上のように、本発明に係る貯湯式給湯機は、電気ヒータを用いて沸き上げる電気温水器の外、熱源ユニットとタンクユニットで構成するヒートポンプ給湯機にも適用できる。
1 タンクユニット
2 給水配管
3 逆止手段
4 沸き上げポンプ
5 ヒータ
6 温度過昇防止装置
7 貯湯タンク
10 湯側逆止弁
11 給湯端末
12 混合弁湯配管
13 排水管
14 逃し弁
15 混合弁水配管
16 混合弁
17 給湯配管
18 給水配管
19 水側逆止弁
20 不凍水抜栓
21 排水吐出口
30 吸気弁
31 吸気口
32 逆止弁
33 開閉弁
34 開閉弁体
35 ホース
36 連通口
37 ストッパー
38 排水栓

Claims (7)

  1. 湯水を貯える貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンク下部に接続し水を前記貯湯タンクへ供給する給水配管と、前記貯湯タンク上部に接続し温水を混合弁へ供給する混合弁湯配管と、水を前記混合弁へ供給する混合弁水配管と、前記混合弁から給湯端末へ湯水を供給する給湯配管とを備え、前記給湯配管が負圧になると大気と連通して負圧を解消するように開弁する逆止弁、大気と連通する通路の開閉を行う開閉弁、大気を取り入れる吸入口を有した吸気弁を設けるとともに、前記吸気弁を前記混合弁水配管に配設したことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記吸気弁には、逆止弁を複数個設けたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記開閉弁は、着脱自在なストッパーを設けて開状態を保持する構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記吸入口にはホースを接続し、前記貯湯タンクが内設されるタンクユニット内の任意の位置に前記ホースの他端を配置できるようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記吸気弁の吸入口を開閉弁体に設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記混合弁水配管と大気とを連通する吸気弁の連通口を、角穴で構成したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記吸気弁の連通口を複数個設け、前記複数個の連通口に高低差を設けて配置したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。
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