JP5365032B2 - 複合型プレス加工装置および複合プレス加工方法 - Google Patents

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本発明は、パネル状のワークに対するエンボス部の成形とピアス穴加工とを一工程にて行うようにした複合型プレス加工装置および複合プレス加工方法に関するものである。
パネル状のワークに対するエンボス部の成形とそのエンボス部相当部でのピアス穴加工とを一工程にて行うようにした複合型プレス加工装置が特許文献1等で知られている。
この特許文献1に記載の技術では、エンボス部を所定形状に成形した後に、これより遅れてエンボス部にピアス穴加工を施すようになっている。
実開昭59−165725号公報
特許文献1に代表されるような従来の技術では、エンボス部を成形した後にピアス穴加工を施すことを前提としている故に、ピアス穴加工部位の周縁部の「まくれ」や「ばり」の発生を防止する上でパッドやストリッパー等のいわゆるワーク押さえ機構が必須で、しかも型構造全体として2段階動作をさせる必要があり、型構造が複雑で且つ大型化することとなって好ましくない。特に曲げ加工等の他の加工に付帯してエンボス部の成形とピアス穴加工を一工程で行おうとすると、従来の構造では大型化し過ぎて採用することができない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、エンボス部の成形とピアス穴加工とを一工程で行うことを前提としつつも、パッドやストリッパー等のいわゆるワーク押さえ機構を採用することなく、しかも2段階動作をさせることなしに、きわめて簡単な構造で所期の目的を達成できるようにした複合型プレス加工装置および複合プレス加工方法を提供しようとするものである。
本発明の複合型プレス加工装置では、ピアス穴の要求加工精度によっては必ずしもピアス穴加工に先行してエンボス部の成形を行う必要がない点を考慮し、実質的に上型に設けたピアスポンチと下型に設けたダイ穴とのせん断作用によりピアス穴加工を先行して行い、そのピアス穴加工よりも遅れて双方の型のエンボス成形面同士がピアス穴の周囲を加圧拘束することでエンボス部を成形するようにしたものである。
すなわち、本発明では、上記下型には上型側に向かって凸形状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凸形状のエンボス成形面の中央部にダイ穴が形成されている一方、上記上型には上記凸形状のエンボス成形面に対応する凹状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凹状のエンボス成形面の中央部から下型側に向かってピアスポンチが突出していて、上下型同士の接近動作に基づいて、上型側の凹状のエンボス成形面が下型上のワークに接触する前に、ピアスポンチとダイ穴とのせん断作用により上記エンボス部の頂部平坦面相当部にピアス穴加工を先行して施すとともに、上記下型側の凸状のエンボス成形面によりワークのうちピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を上型側の凹状のエンボス成形面に向けて押し込み、上記ピアス穴加工よりも遅れて、上下型のエンボス成形面同士がピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を加圧拘束することで、上型側に向かって凸形状となるエンボス部を成形するようにしたものである。
本発明によれば、従来は必須とされたパッドやストリッパー等のいわゆるワーク押さえ機構やそのための2段階動作を廃止できるため、型構造の大幅な簡素化と小型化が図れるとともに、設備費を低減できる。また、上記のような型構造の簡素化と小型化によって型設計自由度を大きく確保できるとともに、エンボス部やピアス穴の加工位置の制約も大幅に緩和される。
図1〜3は本発明のより具体的な第1の実施の形態を示す図で、特に図2,3は、図1に示すようなワークとしての例えば鋼板製のパネルWに対するエンボス部Eの成形と当該エンボス部Eでのピアス穴Pの加工とを一工程にて行う複合型プレス加工装置の要部を示している。
この複合型プレス加工装置は、先に述べたように、パネルWに上方に向かって突出した円形状のエンボス部Eを形成するとともに、そのエンボス部Eの頂部平坦面Qの中央部に当該頂部平坦面Qよりの小径のピアス穴Pを同心状に形成するためのもので、下型1とこの下型1に対して昇降可能な上型2とを備えている。
下型1にはインサートブロックとしてダイ穴3aを有する円筒状のボタンダイ3を埋設してある。このボタンダイ3は下型1に形成したブロック収容凹部4に着脱可能に嵌合保持させてあるとともに、そのボタンダイ3の上面部はエンボス成形面3bとして機能するものであるために、周縁部のテーパ部を含むエンボス成形面3bは下型1の一般面(上面)1aよりも凸状に所定量だけ突出している。そして、下型1からのエンボス成形面3bの突出量を調整可能なようにブロック収容凹部4の底面とボタンダイ3の間には薄板状の複数枚のスペーサ(シムプレート)5を挿入してある。
他方、上型2には穴あけ工具としてピアスポンチ6を埋設してあるとともに、その上型2のうちボタンダイ3と対向する部分を同じく円筒状のインサートブロック7として分割してある。このインサートブロック7はボタンダイ3と同様に上型2に形成したブロック収容凹部8に着脱可能に嵌合保持させてあるとともに、そのインサートブロック7の下面部はエンボス成形面7aとして機能するものであることから、エンボス成形面7aは上型2の一般面(下面)2aよりも上方側に凹状に所定量だけ窪ませてある。そして、上型2側のエンボス成形面7aの窪み量を調整可能なようにブロック収容凹部8の底面とインサートブロック7の間には薄板状の複数枚のスペーサ(シムプレート)9を挿入してあるとともに、ピアスポンチ6の下端はインサートブロック7側のエンボス成形面7aよりも下型1側に所定量だけ突出している。
このピアスポンチ6の突出量は、後述するように、上型2が下降した後であって且つインサートブロック7側のエンボス成形面7aがパネルWに接触していない段階で、ピアスポンチ6とダイ穴3aとの噛み合いに基づくピアス穴Pの打ち抜き加工が完了するような関係を満たし得るものであれば良い。
このように構成された複合型プレス加工装置によれば、図2の(A)に示すように、下型1上にパネルWを位置決め支持させた上で上型2を下降させると、同図(B)に示すように、上型2がパネルWに接触するのと相前後してピアスポンチ6がパネルWに食い込み始める。
そして、同図(C)に示すように、上型2が下死点に達していない段階でピアスポンチ6とダイ穴3aとの噛み合いに基づくせん断作用をもってピアス穴Pの打ち抜き加工が完了する。この段階では、上型2側のインサートブロック7のエンボス成形面7aはパネルWに接触していないものの、上型2そのものの一般面2aは既にパネルWに接触しているので、パネルWはボタンダイ3に倣わせるように曲げ加工が施されて上方側(上型2側)に向かって凸形状となるエンボス部Eが成形され始める。
やがて図3の(A)に示すように上型2が下死点に達すると、上型2そのものの一般面2aのみならずインサートブロック7のエンボス成形面7aまでもがパネルWに当接し、下型1と上型2同士、およびボタンダイ3とインサートブロック7同士はそれぞれにパネルWを挟圧し、実質的にボタンダイ3側の凸状のエンボス成形面3bとインサートブロック7側の凹状のエンボス成形面7aとの噛み合いによって上方に向かって凸形状のエンボス部Eが成形される。
このエンボス部Eの成形の際には、パネルWが引き伸ばされてエンボス部Eからその外周側へのパネル材料の塑性流動を伴うことから、この塑性流動に伴いエンボス部Eの成形完了に先行して形成されたピアス穴Pの穴径がわずかながら拡大化する。このピアス穴Pの穴径の拡大化のために、図3の(A)に示すようにピアス穴Pとピアスポンチ6との間に微小な隙間Gが形成される。
エンボス部Eの成形完了後、同図(B)に示すように、下死点に達した上型2はピアスポンチ6およびインサートブロック7とともに再び上死点に向かって上昇動作することになるが、先に説明したようにピアス穴Pの穴径の拡大化のためにピアス穴Pとピアスポンチ6との間に微小な隙間Gが既に確保されているので、ピアスポンチ6がピアス穴Pから抜け出るようにして上型2とともに一体的に上昇動作しても、ピアス穴Pの周縁部の「まくれ」や「ばり」が発生することはない。
ここで、エンボス部Eの成形に伴うピアス穴Pの穴径の拡大量は、成形したピアス穴Pそのものの穴径のほか、ピアスポンチ6の食い込み量およびエンボス部Eの高さ等に依存しており、特に要求されるピアス穴Pの穴径精度によっては、下型1に対するボタンダイ3の高さ位置や、上型2に対するインサートブロック7の高さ位置の微調整を定期的に行う必要が生ずることがある。その場合には、それぞれのブロック収容凹部4,8の底部に介装してあるスペーサ5,9の抜き差し、あるいは板厚違いの別のスペーサ5,9との交換によって容易に対応することが可能となる。
このように本実施の形態の複合型プレス加工装置によれば、パッドやストリッパー等のいわゆるワーク押さえ機構を有していないにもかかわらず、ピアス穴Pの周縁部の「まくれ」や「ばり」の発生を未然に防止でき、結果としてエンボス部Eの成形とピアス穴Pの加工を一工程で行うものでありながら、二次的不具合の発生を防止しつつ型構造の簡素化と小型化を達成できることになる。
図4は本発明の第2の実施の形態として図1に示したエンボス部Eの変形例を示している。
この第2の実施の形態では、ピアス穴Pが形成されるエンボス部Eの周囲にパネルの一般面よりも一段低い円環状の溝部Bを形成するようにしたものであり、この場合にも図2,3と同じ工法で成形を行うことができる。
図5以下の図面は本発明に係る複合型プレス加工装置の第3の実施の形態を示す図である。なお、図6,7の(A)〜(C)はいずれも図5のD−D線に沿う断面図を示している。
この第3の実施の形態では、図5に示すようにパネルW1の端部に縦壁部Mを介してフランジ部Fを有段状に曲折成形する際に、同じ工程内においてそのフランジ部Fに略矩形状のエンボス部E1を成形するとともに、エンボス部E1へのピアス穴Pの加工とを行う場合の例を示している。なお、エンボス部E1は、縦壁部Mのうちフランジ部Fに近い部分からそのフランジ部Fにまたがる位置に成形するようになっていて、エンボス部E1は傾斜面Qをもって縦壁部M側に連続している。
より具体的にはこの第3の実施の形態では、パネルW1の一般部に対して段差の大きなフランジ部Fの成形に付帯してエンボス部E1の成形とピアス穴Pの加工とを行うものであるため、図6の(A)に示すように、下型としてのポンチ11とこのポンチ11に対して昇降可能なセクショナルダイ12のほか、このセクショナルダイ12と相対移動可能なパッド13を備えていて、セクショナルダイ12とパッド13とで上型10が構成されている。
ポンチ11側にはダイ穴14aを有するボタンダイ14を埋設してあるとともに、セクショナルダイ12にはピアスポンチ15を埋設してある。そして、図5のエンボスE1を成形するために、ポンチ11には当該ポンチ11の一般面11aよりも一段高いエンボス成形面として機能するエンボス成形凸部11bを形成してあるとともに、セクショナルダイ12のうちエンボス成形凸部11bに対応する位置にはセクショナルダイ12の一般面12aよりも一段窪んだエンボス成形面として機能するエンボス成形凹部12bを形成してある。なお、ピアスポンチ15の先端はエンボス成形凹部12bの底面からは所定量だけ突出してはいても、セクショナルダイ12の一般面12aからは突出しないように設定されている。
したがって、この第3の実施の形態の複合型プレス加工装置によれば、図6の(A)に示すように、ポンチ11上にパネルW1を位置決めした上で上型10を下降させると、最初にパッド13がパネルW1に当接してそのパネルW1を加圧拘束するようになる。
パッド13がパネルW1を加圧拘束すると、以降は同図(B)に示すようにセクショナルダイ12が単独で下降することから、パネルW1の端部がセクショナルダイ12に巻き付いて、縦壁部Mとともにフランジ部Fが徐々に成形され始める。この段階では、エンボス部E1が成形されることもなければ、ピアスポンチ15の先端がパネルW1に接触することもない。
なおも、セクショナルダイ12が下降すると、同図(C)に示すようにエンボス成形凸部11bとエンボス成形凹部12bが噛み合う前に縦壁部Mの成形がほぼ完了する。これは、同図から明らかなように、セクショナルダイ12のうちエンボス部E1の成形を司る部分よりもフランジ部Fの一般部の成形を司る部分の方が下方に突出しているためである。
図6の(C)の状態よりもさらに成形が進行した状態を図7の(A)に示し、その図7の(A)の拡大図を図8に示す。同図では図5の傾斜面Qに相当する部分での材料流入が不足気味となることで図5の稜線Rに相当する部分(図8に符号Sで示す部分)以外の傾斜面Qの成形が進行するとともに、ピアスポンチ15がパネルW1に接触して食い込み始めることになる。そして、図7の(A)および図8の状態からセクショナルダイ12が下死点に向かう過程において、ピアスポンチ15とダイ穴14aとの噛み合いに基づくせん断作用によりピアス穴Pが打ち抜き加工されるとともに、それより遅れて上方に向けて突出したエンボス部E1が成形されることになる。
図7の(B)はセクショナルダイ12が下死点に達した状態を示し、その図7の(B)の拡大図を図9に示す。図8の状態から図9の状態に至る過程において、先に述べたようにピアス穴Pの加工が先行して行われ、それよりも遅れて図5の稜線Rを含むエンボス部E1が成形され、縦壁部Mに連続するフランジ部Fが正規形状に成形される。このエンボス部E1の成形の際にパネルW1が引き伸ばされてエンボス部E1からその外周側へのパネル材料の塑性流動を伴うことから(塑性流動の方向を図9に矢印mで示す)、この塑性流動に伴いエンボス部E1の成形完了に先行して形成されたピアス穴Pの穴径がわずかながら拡大化する。このピアス穴Pの穴径の拡大化のためにピアス穴Pとピアスポンチ15との間に微小な隙間Gが形成される。
エンボス部E1の成形完了後、図7の(C)に示すように下死点に達したセクショナルダイ12はピアスポンチ15とともに再び上死点に向かって上昇動作することになるが、先に説明したようにピアス穴Pの穴径の拡大化のためにピアス穴Pとピアスポンチ15との間に微小な隙間Gが既に確保されているので、ピアスポンチ15がピアス穴Pから抜け出るようにしてセクショナルダイ12とともに一体的に上昇動作しても、ピアス穴Pの周縁部の「まくれ」や「ばり」が発生することはない。
このように第3の実施の形態の複合型プレス加工装置によれば、フランジ部Fの成形に付帯するピアス穴Pの加工とエンボス部E1の成形に関しては、パッドやストリッパー等のいわゆるワーク押さえ機構を有していないにもかかわらず、ピアス穴Pの周縁部の「まくれ」や「ばり」の発生を未然に防止でき、結果としてフランジ部Fの成形に付帯してエンボス部E1の成形とピアス穴Pの加工を一工程で行うものでありながら、二次的不具合の発生を防止しつつ型構造の簡素化と小型化を達成できることになる。
エンボス部とピアス穴とが形成されたパネル(ワーク)の一例を示す要部の半断面斜視図。 図1のエンボス部とピアス穴の加工を司る複合型プレス加工装置の要部の工程説明図で、(A)は上型がパネルに接触する前の状態を示す断面説明図、同図(B)は上型がパネルに接触してピアス穴の加工が開始された状態を示す断面説明図、同図(C)はピアス穴の加工が終了した状態を示す断面説明図。 図2の(C)に続く複合型プレス加工装置の工程説明図で、(A)は上型が下死点に達してエンボス部の成形が完了した状態を示す断面説明図、同図(B)は成形を終えた上型が下死点から上昇し始めた時の状態を示す断面説明図。 本発明の第2の実施の形態として図1のエンボス部の変形例を示す要部の半断面斜視図。 本発明の第3の実施の形態としてエンボス部とピアス穴とが形成されたパネル(ワーク)の別の例を示す要部斜視図。 図5のフランジ部でのエンボス部とピアス穴の加工を司る複合型プレス加工装置の要部の工程説明図で、(A)はセクショナルダイがパネルに接触する前の状態を示す断面説明図、同図(B)はセクショナルダイがパネルに接触してフランジ部の成形が開始された状態を示す断面説明図、同図(C)はピアス穴の加工が開始される直前の状態を示す断面説明図。 図6の(C)に続く複合型プレス加工装置の工程説明図で、(A)はピアス穴の加工が開始された状態を示す断面説明図、同図(B)はセクショナルダイが下死点に達してピアス穴とエンボス部の加工が完了した状態を示す断面説明図、同図(C)は成形を終えたセクショナルダイが下死点から上昇し始めた時の状態を示す断面説明図。 図7の(A)の拡大説明図。 図7の(B)の拡大説明図。
符号の説明
1…下型
2…上型
3…インサートブロックとしてのボタンダイ
3a…ダイ穴
3b…エンボス成形面
4…ブロック収容凹部
5…スペーサ
6…ピアスポンチ
7…インサートブロック
7a…エンボス成形面
8…ブロック収容凹部
9…スペーサ
10…上型
11…下型としてのポンチ
11b…エンボス成形面としてのエンボス成形凸部
12…セクショナルダイ
12b…エンボス成形面としてのエンボス成形凹部
13…パッド
14…ボタンダイ
14a…ダイ穴
15…ピアスポンチ
E,E1…エンボス部
F…フランジ部
G…隙間
M…縦壁部
P…ピアス穴
Q…傾斜面
W,W1…ワークとしてのパネル

Claims (7)

  1. ダイ穴を有する下型とピアスポンチを有する上型との協働によりパネル状のワークを加圧拘束して、頂部平坦面を有するエンボス部の成形とそのエンボス部の頂部平坦面に対して当該頂部平坦面よりも小径のピアス穴の加工とを一工程にて行うようにした複合型プレス加工装置であって、
    上記下型には上型側に向かって凸形状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凸形状のエンボス成形面の中央部にダイ穴が形成されている一方、
    上記上型には上記凸形状のエンボス成形面に対応する凹状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凹状のエンボス成形面の中央部から下型側に向かってピアスポンチが突出していて、
    上下型同士の接近動作に基づいて、上型側の凹状のエンボス成形面が下型上のワークに接触する前に、ピアスポンチとダイ穴とのせん断作用により上記エンボス部の頂部平坦面相当部にピアス穴加工を先行して施すとともに、上記下型側の凸状のエンボス成形面によりワークのうちピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を上型側の凹状のエンボス成形面に向けて押し込み、
    上記ピアス穴加工よりも遅れて、上下型のエンボス成形面同士がピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を加圧拘束することで、上型側に向かって凸形状となるエンボス部を成形するようになっていることを特徴とする複合型プレス加工装置。
  2. 少なくとも一方の型のうちエンボス成形面を含む一部がインサートブロックとして分割されていて、そのインサートブロックの高さ位置が調整可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の複合型プレス加工装置。
  3. インサートブロックは一方の型に形成されたブロック収容凹部に収容配置されていて、ブロック収容凹部の底面とインサートブロックとの間にスペーサを介装することでインサートブロックの高さ位置が調整可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の複合型プレス加工装置。
  4. 下型および上型のうちエンボス成形面を含む一部がインサートブロックとして分割されているとともに、それらのインサートブロックはそれぞれの型に形成されたブロック収容凹部に収容配置されていて、各ブロック収容凹部の底面とインサートブロックとの間にスペーサを介装することで各インサートブロックの高さ位置が調整可能となっていることを特徴とする請求項3に記載の複合型プレス加工装置。
  5. パネル状のワークの端部を有段状に折り曲げてそのワークの端部に縦壁部を介してフランジ部を曲折成形する際に、ワークに対するエンボス部の成形とそのエンボス部相当部でのピアス穴加工とを同一工程にて行うようになっていて、
    フランジ部の曲折成形の末期にピアス穴加工を先行して行い、そのピアス穴加工よりも遅れてエンボス部を成形するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の複合型プレス加工装置。
  6. エンボス部は、縦壁部のうちフランジ部に近い部分からそのフランジ部にまたがる位置に成形するようになっているとともに、傾斜面をもって縦壁部に連続していることを特徴とする請求項5に記載の複合型プレス加工装置。
  7. ダイ穴を有する下型とピアスポンチを有する上型との協働によりパネル状のワークを加圧拘束して、ワークの端部を有段状に折り曲げてそのワークの端部に縦壁部を介してフランジ部を曲折成形する際に、そのフランジ部に対して頂部平坦面を有するエンボス部成形する工程そのエンボス部の頂部平坦面に対して当該頂部平坦面よりも小径のピアス穴加工を施す工程とを同一工程にて行うようにした複合プレス加工方法であって、
    上記下型には上型側に向かって凸形状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凸形状のエンボス成形面の中央部にダイ穴が形成されている一方、
    上記上型には上記凸形状のエンボス成形面に対応する凹状のエンボス成形面が形成されているとともに、その凹状のエンボス成形面の中央部から下型側に向かってピアスポンチが突出していて、
    上下型同士の接近動作に基づいて、上型側の凹状のエンボス成形面が下型上のワークに接触する前に、ピアスポンチとダイ穴とのせん断作用により上記エンボス部の頂部平坦面相当部にピアス穴加工を先行して施すとともに、上記下型側の凸状のエンボス成形面によりワークのうちピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を上型側の凹状のエンボス成形面に向けて押し込み、
    上記ピアス穴加工よりも遅れて、上下型のエンボス成形面同士がピアス穴の周囲の上記頂部平坦面相当部を加圧拘束することで、上型側に向かって凸形状となるエンボス部を成形することを特徴とする複合プレス加工方法。
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