JP5365027B2 - 広告表示システム、広告表示方法、広告表示プログラムおよび表示装置制御方法 - Google Patents

広告表示システム、広告表示方法、広告表示プログラムおよび表示装置制御方法 Download PDF

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この発明は、広告表示システム、広告表示方法および広告表示プログラムに関する。
従来より、駅や空港、ショッピングセンター等において、広告や案内を表示する媒体は、アナログ看板(例えば、ポスターを掲示する掲示板など)から、表示装置(ディスプレイ)に変わりつつある。このような表示装置は、表示する広告を自由に変更することができ、広告を表示する際に、表示するコンテンツを、時間や場所に応じて切り替えることが可能である。
ここで、表示する広告として予め設定された広告(表示広告、例えば、広告主から依頼された広告)各々には、当該広告をある一定期間内に表示(または、放送)する回数(表示回数、例えば、広告主に対して保証した所定の回数)が予め設定されている。表示装置は、TVCM(テレビCM)と同様に、表示広告各々を表示回数表示する。例えば、表示装置は、表示広告すべてを表示回数表示することが可能な表示スケジュールが予め編成(設定)され、当該表示スケジュールに基づいて、表示広告を表示する。
また、表示装置の中でも、利用者が望む情報を好きなタイミングで取得できる(表示させることが可能である)インタラクティブな表示装置に関して、重要度が高まっている。
ここで、インタラクティブな表示装置は、例えば、インタラクティブな表示装置に対してユーザの操作(例えば、特定の広告の表示を指示する操作)が行われると、当該表示装置において表示されていた広告を中断し、または、スキップする。そして、インタラクティブな表示装置は、ユーザの操作に対応する広告(例えば、ユーザによって指示された特定の広告)を表示する。なお、特許文献1(特開2000−163477号公報)や特許文献2(特開2002−333852号公報)には、バナー広告に関する技術が開示されている。
特開2000−163477号公報(第2−3頁、第1図) 特開2002−333852号公報(第1−4頁、第5図)
ところで、上記した従来の技術は、インタラクティブな表示装置においては、コンテンツの表示回数を保証することができないという課題があった。
例えば、表示広告すべてを表示回数表示することが可能な表示スケジュールを、予め編成(設定)する上記した従来技術では、当該表示スケジュールを編成する際に、ユーザの操作によって広告の表示が中断等されることが考慮されていなかった。この結果、従来のインタラクティブな表示装置は、当該表示スケジュールをそのまま実行することができず、すべての表示広告を表示回数分表示することを保証できなかった。
具体的な一例をあげて説明すると、上記した従来技術では、インタラクティブな表示装置が、ユーザから操作を受付けている間は、従来のインタラクティブな表示装置が、当該スケジュールに基づいた広告を実行できない。この結果、例えば、ユーザから長時間操作が行われた場合に、このインタラクティブな表示装置から広告を表示できる時間である残り時間(例えば、インタラクティブな表示装置が店舗に設置された場合には、当該店舗の営業時間内など)では、従来のインタラクティブな表示装置は、残りの表示スケジュールすべてを実行することができなくなり、すべての表示広告を表示回数分表示できない場合があった。
なお、上記した特許文献は、予め編成(設定)された表示スケジュールが中断等された場合の解決策を開示するものではない。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、コンテンツの表示回数を保証することが可能である広告表示システム、広告表示方法および広告表示プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この広告表示システムは、広告を表示する複数の表示装置を備える広告表示システムであって、前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶する第1の記憶手段と、前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶する第2の記憶手段と、前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御手段と、前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数ずつ表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出手段と、前記表示装置各々について、前記算出手段によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶手段に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出手段と、前記検出手段によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定手段と、前記不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、前記決定手段によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定手段によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該識別情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更手段と、備えたことを要件とする。
また、この広告表示システムは、さらに、前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の前記残り時間の和が、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の前記必要時間の和よりも大きい値である場合に、前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の当該残り時間の和と、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の当該必要時間の和との差分である合計差分を算出し、前記検出手段によって検出された当該不足表示装置と当該余裕表示装置とを合わせた装置数で当該合計差分を除算する除算手段をさらに備え、前記決定手段は、前記余裕表示装置についての算出した差分から前記除算手段によって算出された値をさらに減算し、減算して得られた値を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定することを要件とする。
また、この広告表示システムは、さらに、前記決定手段は、前記不足表示装置にて表示する複数の前記広告各々について、同一の当該広告を識別する前記識別情報に対応付けられて前記第2の記憶手段によって記憶された前記表示回数と前記表示時間とを乗算し、当該広告を当該広告情報に対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である個別必要時間を算出し、算出した当該個別必要時間の内、最も大きな当該個別必要時間に対応付けられた前記広告情報によって識別される前記広告を前記所定の広告として決定し、当該広告を表示することが可能である回数を決定することを要件とする。
また、この広告表示システムは、さらに、前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段によって記憶されている前記表示回数と前記表示時間とを前記広告情報ごとに乗算し、当該乗算結果各々を当該乗算結果各々の和で除算することで、当該広告情報によって識別される広告が当該表示装置にて表示される表示確率各々を算出する表示確率算出手段をさらに備え、前記表示制御手段は、所定の表示装置について制御する際に、当該表示装置について前記第2の記憶手段によって記憶されている前記複数の広告情報の中から、当該表示装置にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告情報を除外し、前記表示確率算出手段によって算出された表示確率に基づいて除外後の当該複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告を表示するよう制御することを要件とする。
開示の広告表示システムによれば、広告を表示回数表示することを保証することが可能である。
また、開示の広告表示システムによれば、複数の端末において、残り時間を均等に割り当てることが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る広告表示システム、広告表示方法および広告表示プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1で用いる主要な用語、実施例1に係る広告表示システムの概要および特徴、実施例1に係る広告表示システムの構成および処理の流れを順に説明し、その後、その他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、実施例1で用いる主要な用語を説明する。実施例1で用いる「広告」とは、開示の広告表示システムに予め入力され、表示装置にて表示される情報である。例えば、「広告」とは、当該広告システムを運用する運用者等によって、当該表示装置から表示する情報として予め入力された動画や静止画やテキストなどが該当する。すなわち、いわゆる広告に限られず、案内などの各種情報が含まれる。また、「広告情報」とは、表示装置にて表示する広告を一意に識別するための情報である。
また、実施例1で用いる「広告表示システム」とは、図1に示すように、広告を表示する複数の表示装置を備えるものである。例えば、図1に示す例では、「広告表示システム」は、N個の表示装置と、表示装置を管理する管理サーバとから構成されるものである。
また、実施例1で用いる「表示装置」とは、広告を表示する装置であり、利用者が望む情報を好きなタイミングで取得できる(表示させることが可能である)インタラクティブな表示装置である。例えば、図2に示すように、「表示装置」とは、店頭などに設置されるディスプレイを備えた装置が該当する。
例えば、実施例1で用いる「表示装置」は、ユーザの操作(例えば、特定の広告の表示を指示する操作)が行われると、当該表示装置において表示されていた広告を中断し、または、スキップする。そして、表示装置は、ユーザの操作に対応する広告(例えば、ユーザによって指示された特定の広告)を表示するものである。
[広告表示システムの概要および特徴]
次に、図3を用いて、実施例1に係る広告表示システムの概要および特徴を説明する。図3は、実施例1に係る広告表示システムの概要および特徴を説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係る広告表示システムは、広告を表示するよう制御するものであって、以下で説明するように、広告を表示回数表示することを保証することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について説明すると、まず、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(1)に示すように、記憶部に、表示装置各々について、残り時間を記憶し、また、広告情報に対応付けて、表示回数と表示時間とを記憶する。
例えば、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(1)に示す例では、記憶部に、表示装置1について、残り時間「100s」を記憶し、また、広告情報「A」に対応付けて、表示回数「5回」と表示時間「10s」とを記憶する。また、同様に、実施例1に係る広告表示システムは、表示装置2について、残り時間「100s」を記憶し、また、広告情報「A」に対応付けて、表示回数「12回」と表示時間「10s」とを記憶する。
そして、実施例1に係る広告表示システムは、表示装置各々について、記憶部に記憶されている広告情報と表示回数とに基づいて、広告情報によって識別される広告を表示するものである。
なお、ここで、「残り時間」とは、表示装置にて広告を表示することが許される時間である。例えば、10時から17時まで表示装置にて広告を表示する場合には(例えば、表示装置が、10時から17時まで開店している(営業時間である)店舗に設置された場合など)、「残り時間」は、10時の時点では、「7時間」が該当し、16時の時点では、「1時間」が該当する。
また、「広告情報」とは、表示装置にて表示する広告を一意に識別するための情報であり、予め入力されている情報である。また、実施例1で用いる「表示時間」とは、広告を一回表示する際に必要とする時間である。
また、実施例1で用いる「表示回数」とは、残り時間内に広告を表示すべき回数であり、例えば、「表示回数」は、運用者によって予め入力されるものである。なお、ここで、この「表示回数」は、残り時間内にあと何回表示すべきかを示すものである。例えば、10時の時点において、残り時間が「7時間」であり、広告情報「A」についての表示回数が「100回」であり、10時から13時までの間に、表示装置が、広告「A」を「30回」表示した場合を例に説明する。ここで、表示装置は、広告「A」を「30回」表示したので、残り時間内に表示すべき回数は、「70回」となる。このため、13時の時点においては、残り時間が「4時間」となり、広告情報「A」についての表示回数が「70回」となる。
そして、このような概要を有する実施例1に係る広告表示システムは、図3の(2)に示すように、表示装置各々について、記憶部に記憶された表示回数と表示時間とから、必要時間を算出する。なお、ここで、必要時間とは、表示装置100から表示すべきすべての広告を、当該広告各々を識別する広告情報それぞれに対応付けられた表示回数ずつ表示する際に必要とする時間である。また、この必要時間は、表示装置100ごとに算出されるものである。
例えば、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(2)に示す例では、表示装置1について、表示時間「10s」の広告を表示回数「5回」表示する際に必要とする時間である「50s」を算出し、同様に、表示装置2について、必要時間「120s」を算出する。
なお、図3に示す例では、表示装置1や表示装置2が、広告「A」のみを表示するものとして記載し、実施例1に係る広告表示システムは、必要時間を、広告「A」を表示回数表示する際に必要とする時間として算出しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、必要時間とは、すべての広告を表示する際に必要とする時間であり、例えば、表示装置1にて複数の広告を表示する場合には、当該複数の広告各々を、広告それぞれに対応付けられた表示回数ずつ表示する際に必要とする時間が該当する。
具体的に例をあげて説明すると、例えば、図3の(1)に示す例では、広告情報「A」についてのみ記憶しているが、さらに、広告情報「B」についても併せて記憶している場合には、「必要時間」とは、広告「A」を広告情報「A」に対応付けられた表示回数表示し、かつ、広告「B」を広告情報「B」に対応付けられた表示回数表示する際に必要とする時間が該当する。
そして、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(3)に示すように、表示装置各々について、算出した必要時間と残り時間とを比較し、残り時間の方が小さい値の表示装置である「不足表示装置」と、残り時間の方が大きい値の表示装置である「余裕表示装置」とを検出する。
例えば、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(3)に示す例では、残り時間の方が小さい「表示装置2」を不足表示装置として検出し、残り時間の方が大きい「表示装置1」を余裕表示装置として検出する。
そして、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(4)に示すように、広告と回数とを決定する。具体的には、実施例1に係る広告表示システムは、不足表示装置と余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての必要時間と残り時間との差分を算出する。そして、実施例1に係る広告表示システムは、当該不足表示装置について記憶部に記憶されている広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する。
例えば、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(4)に示す例では、余裕表示装置として検出した表示装置1について、必要時間と残り時間との差分である「50s」を算出する。そして、実施例1に係る広告表示システムは、不足表示装置にて表示する広告「A」を決定し、不足表示装置にて表示する広告「A」を、算出した差分「50s」を用いて表示することが可能である回数「3回」(「50s」を用いて表示することが可能である回数の上限となる回数は、「5回」であるので、それ以下となる回数として、例えば、「3回」)を決定する。
そして、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(5)に示すように、不足表示装置について記憶部に記憶されている表示回数の内、決定した広告を識別する広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から決定した回数を減算し、余裕表示装置について記憶部に記憶されている表示回数の内、決定した広告を識別する広告情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定した回数を加算する。
例えば、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(5)に示す例では、表示装置2(不足表示装置)について、広告情報「A」に対応付けられた表示回数を、「12回」から「9回」(「12回」−「3回(決定した回数)」)に変更(減算)し、表示装置1(余裕表示装置)について、広告情報「A」に対応付けられた表示回数を、「5回」から「8回」(「5回」+「3回(決定した回数)」)に変更(加算)する。
そして、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(6)に示すように、表示装置各々について、変更された表示回数に基づいて、広告を表示するよう制御する。例えば、図3の(6)に示す例では、実施例1に係る広告表示システムは、図3の(5)に示す変更された表示回数に基づいて、「表示装置1」と「表示装置2」とを制御する。
このようなことから、実施例1に係る広告表示システムは、上記した主たる特徴の如く、広告を表示回数ずつ表示することを保証することが可能である。具体的には、インタラクティブな表示装置において、コンテンツの表示回数を保証することが可能である。例えば、インタラクティブな表示装置において、ユーザの操作によって広告の表示が中断等されたことによって、ある表示装置において残り時間内にすべての広告を表示回数ずつ表示することができなくなった場合にも、残り時間に余裕のある他の表示装置に表示回数を移すことができ、すべての表示広告を表示回数分表示することを保証することが可能である。
[広告表示システムの構成]
次に、図4〜図12を用いて、図3に示した広告表示システムの構成を説明する。図4に示すように、広告表示システムは、表示装置100と管理サーバ400とから構成される。
なお、図4は、実施例1に係る広告表示システムの構成を示すためのブロック図である。図5は、実施例1におけるステータスデータ記憶部を説明するための図である。図6は、実施例1における表示確率算出部を説明するための図である。図7は、実施例1における表示制御部を説明するための図である。図8は、実施例1における算出部と検出部とを説明するための図である。図9は、実施例1における決定部を説明するための図である。図10は、実施例1における決定部を説明するための図である。図11は、実施例1における回数変更部を説明するための図である。図12は、実施例1における回数変更部を説明するための図である。
なお、図4には、一つの表示装置100と一つの管理サーバ400とから構成される広告表示システムの構成についてのブロック図を示しているが、以下では、特に言及しない限り、広告表示システムは、N個の表示装置100(「表示装置1」〜「表示装置N」)と、一つの管理サーバ400とから構成されるものとして、説明する。
表示装置100は、広告を表示する装置であり、図4に示すように、特に本発明に密接に関連するものとして、表示部101と、操作受付部102と、記憶部200と、表示装置制御部300とから構成される。なお、表示装置100は、特許請求の範囲に記載の「表示装置」に対応する。
表示部101は、表示制御部302の指示にしたがって、広告を表示し、例えば、ディスプレイなどが該当する。具体的な例をあげて説明すると、表示部101は、後述する表示制御部302から指示された広告を表示する。また、例えば、表示部101は、後述する表示制御部302から指示された広告を表示している際に、後述する表示制御部302から表示している広告の表示を中断する指示を受付けると、表示している広告の表示を中断する。
操作受付部102は、ユーザから指示を受付け、また、後述する表示制御部302に受付けたユーザの指示を伝達する。例えば、操作受付部102は、スイッチやボタンやタッチパネルなどが該当する。具体的な例をあげて説明すると、操作受付部102は、ユーザから、特定の広告の表示を指示する操作を(例えば、タッチパネルを操作されることにより)受付けると、受付けた指示を、後述する表示制御部302に伝達する。
記憶部200は、表示装置制御部300による広告表示処理に必要なデータを格納し、特に本発明に密接に関連するものとして、ステータスデータ記憶部201を備える。なお、ステータスデータ記憶部201は、特許請求の範囲に記載の「第1の記憶手段」と「第2の記憶手段」とに対応する。
ステータスデータ記憶部201は、図5に示すように、表示装置100各々について、残り時間を記憶する。例えば、図5の(1)に示す例では、ステータスデータ記憶部201は、「表示装置1」について、残り時間「T秒(Tは、数字が該当する。例えば、「900s(秒))など」を記憶する。また、図5の(2)に示す例では、ステータスデータ記憶部201は、「表示装置N」について、残り時間「T秒」を記憶する。
なお、図5に示す例では、「表示装置1」と「表示装置N」とにおける残り時間が、同じ時間「T秒」である場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「表示装置1」と「表示装置N」とにおける残り時間が、それぞれ異なる時間であってもよい。
また、ステータスデータ記憶部201は、図5に示すように、表示装置100各々について、広告情報に対応付けて、表示回数と表示時間とを記憶する。図5の(1)に示す例では、ステータスデータ記憶部201は、「表示装置1」について、広告情報「A」に対応付けて、表示回数「A1回」と表示時間「A秒」とを記憶し、広告情報「B」に対応付けて、表示回数「B1回」と表示時間「B秒」とを記憶し、広告情報「C」に対応付けて、表示回数「C1回」と表示時間「C秒」とを記憶し、広告情報「D」に対応付けて、表示回数「D1回」と表示時間「D秒」とを記憶する。
また、図5の(2)に示す例では、ステータスデータ記憶部201は、「表示装置N」について、広告情報「A」に対応付けて、表示回数「AN回」と表示時間「A秒」とを記憶し、広告情報「B」に対応付けて、表示回数「BN回」と表示時間「B秒」とを記憶し、広告情報「C」に対応付けて、表示回数「CN回」と表示時間「C秒」とを記憶し、広告情報「D」に対応付けて、表示回数「DN回」と表示時間「D秒」とを記憶する。
なお、ここで、図5に示す例では、表示回数や表示時間を表す際に、「A回」や「A1秒」などを用いているが、実際には、例えば、数字が該当し、例えば、「8回」や「15秒」などが該当する。
また、ステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数は、後述する表示制御部302によって、対応付けられた広告が表示部101から一回表示されるごとに、後述する表示制御部302によって「1」減算されるものである。また、ステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数は、後述する回数変更部504によって、変更(加算され、または、減算される)ものである。
表示装置制御部300は、各種の広告表示処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとして、表示確率算出部301と、表示制御部302と、を備える。なお、表示確率算出部301は、特許請求の範囲に記載の「表示確率算出手段」に対応する。表示制御部302は、特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に対応する。
表示確率算出部301は、表示確率各々を算出する。なお、表示確率とは、表示装置100ごとに算出されるものであって、また、当該表示装置100にて表示する広告各々が、当該表示装置において表示される確率である。具体的には、表示確率算出部301は、図6に示すように、表示装置100各々について、ステータスデータ記憶部201によって記憶されている表示回数と表示時間とを広告情報ごとに乗算し、当該乗算結果各々を当該乗算結果各々の和で除算することで、表示確率各々を算出する。
例えば、図6の(1)に示す表示回数と表示時間とを用いて説明すると、表示確率算出部301は、広告を表示するタイミングとなると、表示する対象となる広告それぞれについて、表示回数表示済みかを判別する。具体的な一例を挙げて説明すると、例えば、表示確率算出部301は、表示部101から表示している広告の表示が終了し、次の広告を表示を開始するタイミングとなると、表示する対象となる広告「A」〜「D」それぞれの表示回数が、「0」であるかを判別する。
例えば、表示確率算出部301は、表示確率を算出する際に、表示対象となる広告すべてを、表示回数表示した場合には、表示制御部302にその旨伝達する。例えば、表示確率算出部301は、表示対象となる広告についての表示回数すべてが、「0」である場合には、表示制御部302にその旨伝達する。
また、例えば、表示確率算出部301は、表示確率を算出する際に、表示対象となる広告すべてを、表示回数表示していない場合には(例えば、表示対象となる広告についての表示回数すべてが、「0」でない場合には、)、図6の(2)に示すように、表示回数と表示時間とを広告情報ごとに乗算し、対象となる広告それぞれについて、(例えば、広告「A」〜「D」それぞれについて)、当該広告を識別する広告情報に対応付けられた表示回数表示する際に必要な時間(個別必要時間)を算出する。具体的に例をあげて説明すると、広告情報「A」に、表示回数「A1回」と表示時間「A秒」とが対応付けられている場合には、広告「A」について必要な時間は、以下の(式1)で示される。
(式1) (Aについて必要な時間)=(A1回)×(A秒)
また、例えば、表示確率算出部301は、図6の(3)に示すように、広告それぞれについて算出した必要な時間(個別必要時間)それぞれを、当該算出した必要な時間各々の和(必要時間)で除算し、広告それぞれについて(例えば、広告「A」〜「D」それぞれについて)、表示確率各々を算出する。例えば、広告「A」については、図6の(3)に示す例では、以下の(式2)で示される。
(式2) (Aについての表示確率)=(A1回)×(A秒)/{(A1回)×(A秒)+(B1回)×(B秒)+(C1回)×(C秒)+(D1回)×(D秒)}
ここで、さらに、図6の(4)に示す具体的な数値を用いて、表示確率算出部301を説明する。例えば、表示確率算出部301は、図6の(5)に示すように、広告それぞれについて、個別必要時間を算出する。具体的に図6の(5)に示す例を用いて説明すると、表示確率算出部301は、広告「A」についての個別必要時間として「225s」を算出し、広告「B」についての個別必要時間として「150s」を算出し、広告「C」についての個別必要時間として「255s」を算出し、広告「D」についての個別必要時間として「150s」を算出する。
また、表示確率算出部301は、図6の(6)に示すように、広告それぞれについて、表示確率を算出する。具体的に図6の(5)に示す例を用いて説明すると、表示確率算出部301は、広告「A」について表示確率「29%」を算出し、広告「B」について表示確率「19%」を算出し、広告「C」について表示確率「33%」を算出し、広告「D」について表示確率「19%」を算出する。
また、表示確率算出部301は、表示装置100にて表示するすべての広告について、表示確率各々を算出し、また、表示装置100にて表示するすべての広告の内、表示する対象とする一部の広告(詳細は後述)についてのみ、表示確率各々を算出する。
また、表示確率算出部301は、算出した表示確率各々を、算出する毎に、表示制御部302に伝達する。例えば、表示確率算出部301は、図6の(6)に示す例を用いて説明すると、算出した表示確率として、A「29%」とB「19%」、C「33%」、および、D「19%」を伝達する。
表示制御部302は、表示装置100各々について、ステータスデータ記憶部201に記憶されている広告情報と表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される広告を表示するよう制御する。具体的には、表示制御部302は、表示装置100にて表示する広告各々が、当該表示装置100にて、当該広告を識別する広告情報に対応付けられた表示回数ずつ表示されるよう、表示する広告を表示部101に指示を伝達する。
例えば、図5の(1)に示す例を用いて説明すると、表示制御部302は、「表示装置1」において、広告「A」が「A1回」表示され、広告「B」が「B1回」表示され、広告「C」が「C1回」表示され、広告「D」が「D1回」表示されるよう、表示部101に指示する。例えば、表示制御部302は、残り時間内に広告「A」を表示する指示を表示部101に伝達した回数が、表示回数になるように、表示部101に指示を伝達する。
また、例えば、表示制御部302は、所定の表示装置100について制御する際に、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて、複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告が表示部101によって表示されるよう制御する。例えば、表示する対象となる広告が「A」〜「D」である場合に、後述する回数変更部504によって回数が変更された場合には、広告「A」〜「D」の内一つの広告を、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて選択し、選択した広告を表示する指示を表示部101に伝達する。
また、例えば、表示制御部302は、図7に示すように、所定の表示装置100について制御する際に、当該表示装置100についてステータスデータ記憶部201によって記憶されている複数の広告情報の中から、当該表示装置100にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告情報を除外し、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて、除外後の当該複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告を表示するよう制御する。
具体的に図7の「α回目」に示す例を用いて説明すると、表示制御部302は、表示確率算出部301によって、表示確率として、A「29%」と、B「19%」、C「33%」、および、D「19%」が伝達された場合に、当該表示確率を用いて、例えば、広告情報「C」を選択し、広告「C」を表示する指示を表示部101に伝達する。
また、具体的に図7の「α+1回目」に示す例を用いて説明すると、表示制御部302は、前回表示した広告を識別する広告情報「C」を今回表示する広告の候補から除外し、除外後の当該複数の広告情報である「A、B、D」の中から、表示確率算出部301によって表示確率として伝達された、A「43%」と、B「29%」、D「29%」を用いて、例えば、広告情報「A」を選択し、広告「A」を表示する指示を表示部101に伝達する。
また、具体的に図7の「α+2回目」に示す例を用いて説明すると、表示制御部302は、前回表示した広告を識別する広告情報「A」を今回表示する広告の候補から除外し、また、前々回に表示した広告を識別する広告情報「C」を今回表示する広告の候補に追加し、広告情報「B、C、D」の中から、表示確率算出部301によって表示確率として伝達された、B「28%」と、C「44%」、D「28%」を用いて、例えば、広告情報「C」を選択し、広告「C」を表示する指示を表示部101に伝達する。
また、表示制御部302は、操作受付部102からユーザの指示が伝達されると、伝達されたユーザの指示に対応する広告が表示されるよう制御する。例えば、特定の広告の表示を指示するユーザの操作が操作受付部102から伝達されると、表示制御部302は、指示を受付けた時点において表示部101にて表示されている広告の表示を中止する指示を表示部101に伝達するとともに、ユーザの指示に対応する広告を表示する指示を表示部101に伝達する。
また、表示制御部302は、表示確率算出部301から、表示対象となる広告すべてを、表示回数表示した旨伝達されると、広告を順次表示するよう制御する。例えば、広告「A」から広告「D」それぞれについて、順番に表示する指示を表示部101に伝達する。
また、表示制御部302は、対応付けられた広告が表示部101から一回表示されるごとに、表示された広告に対応付けられてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数を「1回」減算する。例えば、広告「C」に対応付けられた表示回数が「8」であり、広告「C」を一度表示した場合には、表示制御部302は、広告「C」に対応付けられた表示回数が「8」を「7」に変更し、ステータスデータ記憶部201に記憶されている情報を更新する。
なお、ここで、「表示回数」と、「「広告」を表示すること」との関係について、簡単に説明する。実施例1に係る広告表示システムは、実施例1で用いる「広告」が、最初から最後まで表示した場合に、一回表示したものとして扱う。例えば、表示時間「15s」である広告を例に説明すると、実施例1に係る広告表示システムでは、当該広告の表示を開始し、当該広告の表示が中断等されずに「15s」経過すると(最初から最後まで広告が表示されると)、当該「広告」を一回表示したものとしてあつかい、表示制御部302は、「表示回数」を一回減算する。
また、実施例1に係る広告表示システムは、実施例1で用いる「広告」が、当該広告の表示が開始された場合でも、最初から最後まで表示されなかった場合には、一回表示したものとして扱わない。例えば、実施例1に係る広告表示システムは、表示装置にて広告を表示している途中で(例えば、表示時間が「15s」である広告において、表示装置が広告の表示を開始してから「15s」経過しない時点で(例えば、「8s」経過した時点などで))、当該表示装置にユーザの操作が行われ、当該広告の表示が中断された場合には、当該「広告」を一回表示したものとしてあつかわず、表示制御部302は、「表示回数」を一回減算しない。
ここで、表示制御部302が、表示装置にて表示する複数の広告の内、表示する対象とする広告について、簡単に説明する。表示制御部302は、前回広告を表示した後に回数変更部504によって表示回数が変更されているかを確認し、表示回数が変更されている場合には、すべての広告を表示する対象とする。また、表示制御部302は、広告を表示するのが初回である場合には、すべての広告を表示する対象とする。
また、表示制御部302は、前回広告を表示した後に回数変更部504によって表示回数が変更されていない場合には、今回表示した広告を次回表示対象とする広告から除外する。つまり、表示制御部302は、複数の広告情報の中から、当該表示装置100にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告を除外し、除外後の当該複数の広告を、次回表示する対象となる広告とする。
また、表示制御部302は、回数変更部504によって前回広告を表示した後に表示回数が変更されていない場合には、表示する対象となる広告から前回除外した広告があるかを判別し、有る場合には、表示する対象となる広告から前回除外した広告を、次回表示する対象となる広告に追加する。
管理サーバ400は、表示装置100を管理し、図4に示すように、特に本発明に密接に関連するものとして、管理サーバ制御部500を備える。ここで、管理サーバ制御部500は、回数処理手順を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとして、算出部501と、検出部502と、決定部503と、回数変更部504と、を備える。
なお、算出部501は、特許請求の範囲に記載の「算出手段」に対応する。検出部502は、特許請求の範囲に記載の「検出手段」に対応する。決定部503は、特許請求の範囲に記載の「決定手段」と「除算手段」とに対応する。回数変更部504は、特許請求の範囲に記載の「回数変更手段」に対応する。
算出部501は、定期的に必要時間を算出し、算出する毎に、算出した必要時間を検出部502に伝達する。具体的には、算出部501は、図8に示すように、表示装置100各々について、ステータスデータ記憶部201に記憶された表示回数と表示時間とから、必要時間を算出する。
ここで、図8の(1)に示す例を用いて、具体的に説明する。算出部501は、図8の(2)に示すように、表示装置1から表示装置Nそれぞれについて、必要時間を算出する。例えば、算出部501は、図8の(2−1)に示すように、表示装置1について、広告「A」から広告「D」それぞれについて、広告情報に対応付けられた「表示時間」と「表示回数」とを積算し(例えば、図8の(2−1)に示す例では、広告「A」について、表示回数「10回」と表示時間「15s」とを積算し)、積算して得られた値の和(例えば、図8の(2−1)に示す例では、広告「A」から「D」それぞれについて、表示回数と表示時間とを積算して得られた値の和)として得られる必要時間「900」を算出する。また、同様に、図8の(2−2)に示す例では、算出部501は、表示装置2について、必要時間「675」を算出し、図8の(2−3)に示す例では、算出部501は、表示装置Nについて、必要時間「855」を算出する。
また、例えば、算出部501は、予め設定されたステータス収集タイミングとなると、ステータスデータ記憶部201に記憶されているデータ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべてと、残り時間と)を取得し、取得したデータから表示装置100各々について必要時間各々を算出し、ステータスデータ記憶部201から取得したデータ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、算出した必要時間各々とを検出部502に伝達する。
検出部502は、表示装置100各々について、算出部501によって算出された必要時間と、ステータスデータ記憶部201に記憶された残り時間とを比較し、不足表示装置と余裕表示装置とを検出する。例えば、算出部501から、ステータスデータ記憶部201から取得したデータ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、算出部501によって算出された必要時間各々とが伝達されると、表示装置100各々について、残り時間と必要時間とを比較する。そして、検出部502は、比較結果から、不足表示装置と、余裕表示装置とを検出する。
具体的な例をあげて説明すると、図8に示す例では、検出部502は、表示装置1について、残り時間「900s」と必要時間「900s」とを比較し、また、表示装置2について、残り時間「900s」と必要時間「675s」とを比較する。そして、検出部502は、比較した結果から、例えば、図8の(2−4)に示すように、表示装置1を不足表示装置として検出し、図8の(2−5)に示すように、表示装置2と表示装置Nとを余裕表示装置として検出する。
また、検出部502は、算出部501から伝達されたデータ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、検出部502が検出した余裕表示装置と不足表示装置と(例えば、不足表示装置「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」余裕表示装置「表示装置N」と)を、決定部503に伝達する。
決定部503は、検出部502によって、不足表示装置と余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての必要時間と残り時間との差分(余裕分差分)を算出し、当該不足表示装置についてステータスデータ記憶部201に記憶されている広告情報によって識別される当該広告の内、算出した余裕分差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する。
具体的には、決定部503は、検出部502から、データ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、検出部502によって検出された不足表示装置と余裕表示装置とが伝達されると、余裕分差分を算出する。
ここで、具体的な一例をあげて説明すると、決定部503は、図9の(1)と(2)と(3)とに示すように、不足表示装置の残り時間および余裕表示装置の残り時間の和が、不足表示装置の必要時間および余裕表示装置の必要時間の和よりも大きい値である場合に、不足表示装置の残り時間および余裕表示装置の残り時間の和と、当該不足表示装置の必要時間および当該余裕表示装置の当該必要時間の和との差分である合計差分を算出する。
言い換えると、決定部503は、検出部502によって検出された余裕表示装置と不足表示装置とを併せて考慮した場合における、必要時間と残り時間との差分(合計差分)を算出する。
例えば、検出部502によって不足表示装置「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」とが検出された場合を用いて、説明する。図9の(1)に示す例では、不足表示装置である「表示装置1」においては、残り時間は「900s」であり、必要時間は「900s」である。また、例えば、余裕表示装置である「表示装置2」においては、残り時間は「900s」であり、必要時間は「675s」である。このため、決定部503は、図9の(2)に示す例では、不足表示装置「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」との残り時間の和が「1800s」であると算出し、必要時間の和が「1575s」であると算出する。そして、決定部503は、図9の(3)に示す例では、合計差分が「225s」であると算出する。
また、具体的な一例をあげると、検出部502は、図9の(4)に示すように、検出部502によって検出された不足表示装置と余裕表示装置とを合わせた装置数で、算出した合計差分を除算する。言い換えると、決定部503は、算出した合計差分を、検出部502によって検出された表示装置100各々に等しく割り当てた場合における、必要時間と残り時間との差分(平均差分)を算出する。
例えば、一つの不足表示装置と一つの余裕表示装置とが検出部502によって検出された場合には、装置数は「2」となり、決定部503は、図9の(4)に示す例では、合計差分「225s」を「2」で除算し、平均差分「112s」を得る。
また、具体的な一例をあげると、決定部503は、図9の(5)に示すように、余裕分差分から平均差分をさらに減算し、余裕分差分から平均差分を除いた残りの差分(残り差分)を算出する。例えば、図9の(5)に示す例では、余裕表示装置である「表示装置1」についての残り時間が「900s」であり、必要時間「675s」であり、余裕分差分は、「225s」であり、平均差分は、「112s」である。このため、決定部503は、残り差分「113s」を算出する。
また、例えば、決定部503は、図10に示すように、余裕分差分の時間を用いて表示する所定の広告を決定する際に、不足表示装置にて表示する複数の広告各々について、個別必要時間を算出する。そして、決定部503は、算出した個別必要時間の内、最も大きな当該個別必要時間に対応付けられた広告情報によって識別される広告を所定の広告として決定する。
図10の(1)に示す例を用いて、具体的に説明すると、決定部503は、広告「A」から「D」それぞれについて、個別必要時間を算出する。ここで、図10の(2)に示す例では、算出された個別必要時間の内、広告「B」と「C」とについて算出された個別必要時間が最も大きい値であるので、決定部503は、図10の(3)に示す例では、広告「C」を所定の広告として決定する。
また、例えば、決定部503は、残り差分を用いて、表示する広告を表示することが可能である回数を決定する。図9の(6)に示す例では、決定部503は、広告「C」を決定した場合には、広告「C」を表示することが可能である回数「7回」を決定する。
また、決定部503は、データ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、決定部503が決定した広告と回数と、検出部502によって検出された不足表示装置と余裕表示装置とを、回数変更部504に伝達する。例えば、決定部503は、広告「C」と回数「7回」と、不足表示装置「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」とを、回数変更部504に伝達する。
また、決定部503は、検出部502によって、複数の余裕表示装置が検出された場合に、実施例1では、残り時間と必要時間との差分が最も大きい余裕表示装置と、不足表示装置とについて、余裕分差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する。また、残り時間と必要時間との差分が最も大きい余裕表示装置についての余裕分差分が、不足表示装置について残り時間と必要時間との差分(不足分差分)より小さい場合には、当該余裕分差分を用いて広告と回数とを決定し、その後、他の余裕表示装置についての余裕分差分の時間を用いて、表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とをさらに決定する。
例えば、図8に示す例を用いて説明すると、決定部503は、まず、余裕分差分が最も大きい余裕表示装置「表示装置2」を用いて、所定の広告と回数とを決定する。そして、決定部503は、「表示装置2」についての余裕分差分が、不足表示装置についての不足分差分よりも小さい場合に、余裕表示装置「表示装置N」についての余裕分差分を用いて、さらに、所定の広告と回数とを決定する。
また、決定部503は、検出部502によって検出されたすべての不足表示装置の残り時間および余裕表示装置の残り時間の和が、検出部502によって検出されたすべての不足表示装置の必要時間および余裕表示装置の必要時間の和よりも大きい値であるかを判定し、大きい値でない場合に、警告(アラーム)を行う。言い換えると、決定部503は、すべての余裕分差分を用いて、すべての不足分差分を解消(残り時間が不足するすべての不足表示装置を、余裕表示装置に変えることが)できるかを判定して、解消できない場合には、広告表示システムの管理者に対して警告を伝える。
なお、実施例1では、所定の広告として、一つの広告を選択する手法について説明するが、本発明の実施はこれに限定されるものではなく、決定部503が、複数の広告を決定し、また、決定した複数の広告それぞれについて回数を決定してもよい。
また、ここで、必要時間と残り時間との「差分」について、簡単にまとめる。まず、「余裕分差分」とは、余裕表示装置についての必要時間と残り時間との「差分」であり、例えば、当該表示装置100について、すべての広告を表示回数表示し終わった時点における(中断等を考慮しない)残り時間を示す。
また、「合計差分」とは、不足表示装置の残り時間および余裕表示装置の残り時間の和と、不足表示装置の必要時間および余裕表示装置の必要時間の和との「差分」であり、複数の表示装置100を併せて考慮した場合における「差分」である。
また、「平均差分」とは、合計差分を、検出部502によって検出された表示装置100各々に等しく割り当てた場合における、表示装置100一つあたりの差分(平均差分)である。また、「残り差分」とは、「余裕分差分」から「平均差分」を減算した際に得られる「差分」である。
また、必要時間と比較して残り時間が小さい場合には、「マイナスの値」となり、必要時間と比較して残り時間が小さい場合には、「プラスの値」となるとした場合には、実施例1で用いる「余裕分差分」と「合計差分」と「平均差分」と「残り差分」とは、特に言及がないかぎり、すべて「プラスの値」になるものとして、記載を行っている。
また、ここで、決定部503が、残り差分を用いて回数を決定する手法を実行している意義について簡単に説明する。決定部503は、余裕分差分のうち、平均差分を除いた差分である残り差分のみを用いて、決定部503が決定する広告を表示することが可能である回数を決定するものである。言い換えると、後述するように、回数変更部504によって回数が変更された後において、回数を変更した表示装置100それぞれについて必要時間と残り時間との差分を算出した場合に、回数を変更した表示装置100各々から平均差分が算出されるように、回数を決定するものである。
例えば、残り差分ではなく余裕分差分すべてを用いて、決定部503が決定した広告を表示できる回数を決定した場合には、後述するように回数変更部504によって回数が変更された後において、回数変更前における余裕表示装置について余裕分差分がなくなり、かつ、回数変更前における不足表示装置について大きな差分(余裕分差分)が生じる場合がある。このような場合と比較して、残り差分のみを用いて広告を表示できる回数を決定することにより、後述するように回数変更部504が、バランスよく、広告を表示する回数を変更することが可能である。
回数変更部504は、データ(例えば、すべての表示装置100について、表示時間および表示回数すべて、残り時間と)と、検出部502によって検出された不足表示装置および余裕表示装置と、決定部503によって決定された広告および回数と、を決定部503から伝達されると、図11に示すように、不足表示装置と余裕表示装置とについてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数の内、決定部503によって決定された広告に対応付けられた表示回数を変更する。例えば、図11に示す例では、回数変更部504は、表示装置1について、広告情報「C」に対応付けられた表示回数を「C1回」を「C1‘回」に変更し、また、表示装置Nについて、広告情報「C」に対応付けられた表示回数を「CN回」を「CN‘回」に変更するものである。
具体的には、回数変更部504は、不足表示装置についてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数の内、決定部503によって決定された広告を識別する広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から、決定部503によって決定された回数を減算する。また、回数変更部504は、余裕表示装置についてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数の内、決定部503によって決定された広告を識別する広告情報に対応付けて記憶されている表示回数に、決定された回数を加算する。
例えば、決定部503から、広告「C」と回数「7回」と不足表示装置「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」とが伝達された場合を用いて、具体的に説明する。回数変更部504は、不足表示装置「表示装置1」について、図12の(1)に示すように、決定部503によって決定された広告「C」に対応付けられた表示回数「20回」を、図12の(2)に示すように、決定部503によって決定された回数「7回」減算した回数である表示回数「13回」に変更する。また、回数変更部504は、余裕表示装置「表示装置2」について、図12の(1)に示すように、決定部503によって決定された広告「C」に対応付けられた表示回数「10回」を、図12の(2)に示すように、決定部503によって決定された回数「7回」加算した回数である表示回数「17回」に変更する。
[広告表示システムによる処理]
次に、図13と図14とを用いて、広告表示システムによる処理を説明する。具体的には、まず、図13を用いて、実施例1に係る広告表示システムによる回数変更の処理の流れを説明し、次に、図14を用いて、実施例1に係る広告表示システムによる表示する広告を決定する処理の流れを説明する。なお、図13は、実施例1に係る広告表示システムによる回数変更の処理の流れを示すフローチャートである。図14は、実施例1に係る広告表示システムによる表示する広告を決定する処理の流れを示すフローチャートである。
[広告表示システムによる回数変更の処理]
図13に示すように、算出部501は、例えば、予め設定されたステータス収集タイミングとなると(ステップS101肯定)、表示装置100各々から、データを取得する(ステップS102)。つまり、例えば、算出部501は、表示装置100について、ステータスデータ記憶部201に記憶されているすべての表示時間および表示回数と、残り時間とを取得する。
そして、算出部501は、必要時間を算出する(ステップS103)。つまり、算出部501は、表示装置100各々について、ステータスデータ記憶部201から取得した表示回数と表示時間とから、必要時間を算出する。例えば、算出部501は、図8の(2−1)に示す例では、表示装置1について、必要時間「900」を算出する。
そして、検出部502は、不足表示装置と余裕表示装置とを検出する(ステップS104)。つまり、検出部502は、表示装置100各々について、残り時間と、算出部501によって算出された必要時間とを比較し、不足表示装置と余裕表示装置とを検出する。例えば、検出部502は、図8に示す例では、不足表示装置として「表示装置1」と余裕表示装置「表示装置2」とを検出する。
ここで、検出部502によって不足表示装置と余裕表示装置とが検出された場合には(ステップS105肯定およびステップS106肯定)、決定部503は、広告と回数とを決定する(ステップS107)。つまり、決定部503は、検出部502によって不足表示装置と余裕表示装置とが検出された場合に、余裕分差分を算出し、不足表示装置にて表示する広告の内、余裕分差分の時間を用いて表示する所定の広告を決定し、決定した広告を表示することが可能である回数とを決定する。例えば、決定部503は、広告「C」と回数「7回」とを決定する。
ここで、決定部503は、残り時間不足を解消できるかを判定する(ステップS108)。つまり、例えば、決定部503は、すべての余裕分差分を用いて、すべての不足分差分を解消(残り時間が不足するすべての不足表示装置を、余裕表示装置に変えることが)できるかを判定する。ここで、解消できない場合には(ステップS108否定)、アラームを行い(ステップS109)、処理を終了する。
一方、回数変更部504は、残り時間不足を解消できる場合には(ステップS108肯定)、表示回数を変更する(ステップS110)。つまり、回数変更部504は、不足表示装置についてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数の内、決定部503によって決定された広告についての表示回数から、決定部503によって決定された回数を減算し、かつ、余裕表示装置についてステータスデータ記憶部201に記憶されている表示回数の内、決定部503によって決定された広告についての表示回数に、決定部503によって決定された回数を加算する。例えば、回数変更部504は、不足表示装置にて広告「C」を表示する表示回数を「7回」減算し、余裕表示装置にて広告「C」を表示する表示回数を「7回」加算する。
また、上記したステップS105およびステップS106において、決定部503は、検出部502によって不足表示装置が検出されなかった場合には(ステップS105否定)、処理を終了し、また、検出部502によって不足表示装置が検出され、かつ、余裕表示装置が検出されなかった場合には、アラームを行い(ステップS109)、処理を終了する。
[広告表示システムによる表示する広告を決定する処理]
図14に示すように、表示部101から広告が表示される表示タイミングとなると(ステップS201肯定)、例えば、表示部101から表示している広告の表示が終了し、次の広告を表示を開始するタイミングとなると、表示確率算出部301は、対象となる広告すべてについて、表示回数表示済みかを判別する(ステップS202)。例えば、表示確率算出部301は、表示する対象となる広告「A」〜「D」それぞれの表示回数が、「0」であるかを判別する。
ここで、表示確率算出部301によって表示済みであると判別された場合には(ステップS202肯定)、表示制御部302は、順次表示するよう制御する(ステップS203)。例えば、広告「A」から広告「D」それぞれについて、順番に表示する指示を表示部101に伝達し、表示部101は、表示制御部から順番に指示された広告それぞれを、表示する。
一方、表示確率算出部301が表示済みでないと判別した場合には(ステップS202否定)、表示確率算出部301は、表示する対象となる広告それぞれについて、表示確率を算出する(ステップS204)。つまり、表示確率算出部301は、対象となる広告それぞれについて、ステータスデータ記憶部201によって記憶されている表示回数と表示時間とを乗算し、当該乗算結果各々を当該乗算結果各々の和で除算することで、表示確率各々を算出する。
そして、表示制御部302は、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて、広告を一つ選択し(ステップS205)、選択した広告を表示するよう制御する(ステップS206)。つまり、表示制御部302は、所定の表示装置について制御する際に、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて、複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告が表示部101によって表示されるよう制御する。例えば、表示する対象となる広告が「A」〜「D」である場合に、広告「A」〜「D」の内一つの広告を、表示確率算出部301によって算出された表示確率に基づいて選択し、選択した広告を表示する指示を表示部101に伝達する。
そして、表示制御部302は、ステータスデータ記憶部201を更新する(ステップS207)。例えば、広告「C」に対応付けられた表示回数が「8」であり、広告「C」を一度表示した場合には、表示制御部302は、広告「C」に対応付けられた表示回数が「8」を「7」に変更し、ステータスデータ記憶部201に記憶されている情報を更新する。
ここで、表示制御部302は、回数変更部504によって前回広告を表示した後に表示回数が変更されているかを確認し(ステップS208)、表示回数が変更されている場合には(ステップS208肯定)、すべての広告を表示する対象とし(ステップS209)ステップS201からの処理を繰り返す。
一方、表示制御部302は、表示回数が変更されていない場合には(ステップS208否定)、今回表示した広告を次回表示対象とする広告から除外する(ステップS210)。つまり、表示制御部302は、複数の広告情報の中から、当該表示装置100にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告を除外し、除外後の当該複数の広告を、次回表示する対象となる広告とする。
また、表示制御部302は、表示する対象となる広告から前回除外した広告があるかを判別し(ステップS211)、有る場合には(ステップS211肯定)、表示する対象となる広告から前回除外した広告を、次回表示する対象となる広告に追加し(ステップS212)、ステップS201からの処理を繰り返す。一方、表示制御部302は、前回除外した広告がない場合には(ステップS211否定)、そのまま、ステップS201からの処理を繰り返す。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、開示の広告表示システムは、表示装置100各々について、残り時間を記憶し、広告情報に対応付けて、表示回数と表示時間とを記憶し、表示装置100各々について、記憶している広告情報と表示回数とに基づいて、広告情報によって識別される広告を表示するよう制御するものであって、表示装置100各々について、記憶している表示回数と表示時間とから、必要時間を算出し、表示装置100各々について、算出した必要時間と記憶している残り時間とを比較し、不足表示装置と、余裕表示装置とを検出し、不足表示装置と余裕表示装置とが検出された場合に、余裕分差分を算出し、不足表示装置について記憶されている広告情報によって識別される広告の内、余裕分差分の時間を用いて表示する所定の広告と広告を表示することが可能である回数とを決定し、不足表示装置について記憶されている表示回数の内、決定された広告を識別する広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から決定された回数を減算し、余裕表示装置について記憶されている表示回数の内、決定された広告を識別する識別情報に対応付けて記憶されている表示回数に決定された回数を加算するので、広告を表示回数表示することを保証することが可能である。
具体的には、インタラクティブな表示装置において、コンテンツの表示回数を保証することが可能である。例えば、インタラクティブな表示装置において、ユーザの操作によって広告の表示が中断等されたことによって、ある表示装置において残り時間内にすべての広告を表示回数ずつ表示することができなくなった場合にも、残り時間に余裕のある他の表示装置に表示回数を写すことができ、すべての表示広告を表示回数分表示することを保証することが可能である。
また、開示の広告表示システムは、合計差分を算出し、検出した不足表示装置と余裕表示装置とを合わせた装置数で合計差分を除算して平均差分を算出し、余裕表示装置についての算出した余裕分差分から平均差分をさらに減算し、減算して得られた値を用いて表示する所定の広告と広告を表示することが可能である回数とを決定するので、複数の端末において、残り時間を均等に割り当てることが可能である。
また、開示の広告表示システムは、個別必要時間を算出し、算出した個別必要時間の内、最も大きな個別必要時間に対応付けられた広告情報によって識別される広告を所定の広告として決定し、広告を表示することが可能である回数を決定するので、最も表示される時間が長い広告の表示回数を変更することによって、不足表示装置において、複数の広告それぞれが表示される時間の差を、短くすることができ、同じ広告が頻繁に表示される場合を減少することが可能である。
また、開示の広告表示システムは、表示装置100各々について、表示確率各々を算出し、所定の表示装置について制御する際に、表示装置について記憶している複数の広告情報の中から、表示装置にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告情報を除外し、算出された表示確率に基づいて除外後の複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した広告情報によって識別される広告を表示するよう制御するので、特定の広告が連続して表示されることを防止することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
[表示タイミングについて]
実施例1では、表示部101にて広告が表示されるごとに、表示制御部302は、表示する広告を指示する手法について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示制御部302は、表示する広告のスケジュール(表示する広告の順番)を表示部101に指示し、表示部101が、当該スケジュールにしたがって、広告を表示してもよい。
[実施例の組み合わせについて]
実施例1では、表示回数を変更する際に、(1)残り時間が均等に残るように、表示回数を変更する手法と、(2)表示回数表示するのに最も時間が必要な広告について、表示回数を変更する手法と、(3)前回表示した広告を、次に表示する広告から除外する手法と、を併せて実施する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、(1)から(3)の内、いずれも実施しなくてもよく、また、一つまたは複数のみを実施してもよい。
[システム構成]
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図3〜図15など)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上記した実施例では、広告表示システムは、N個の表示装置100を備え、当該表示装置100各々が、表示部101と操作受付部102と記憶部200と表示装置制御部300とを備える手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的な一例をあげて説明すると、表示装置100各々は、表示部101と操作受付部102とのみを備え、管理サーバ400が、記憶部200と表示装置制御部300とを備えてもよい。
[プログラム]
ところで、上記実施例1では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例1に示した広告表示システムと同様の機能を有するxyzプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図15は、実施例1に係る広告表示システムのプログラムを説明するための図である。
同図に示すように、実施例1における広告表示システム3000は、操作部3001、マイク3002、スピーカ3003、ディスプレイ3005、通信部3006、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示した表示制御部302と、表示確率算出部301と、算出部501と、検出部502と、決定部503と、回数変更部504と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、表示制御プログラム3011aと、表示確率算出プログラム3011bと、算出プログラム3011cと、検出プログラム3011dと、決定プログラム3011eと、回数変更プログラム3011fと、が予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011fについては、図4に示した広告表示システムの各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011fをROM3011から読み出して実行することにより、図15に示すように、各プログラム3011a〜3011fについては、表示制御プロセス3010aと、表示確率算出プロセス3010bと、算出プロセス3010cと、検出プロセス3010dと、決定プロセス3010eと、回数変更プロセス3010fとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010fは、図4に示した、表示制御部302と、表示確率算出部301と、算出部501と、検出部502と、決定部503と、回数変更部504とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、ステータステーブル3012aが設けられている。なお、ステータステーブル3012aは、図4に示した、ステータスデータ記憶部201にそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、ステータステーブル3012aを読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納されたステータスデータ3013aを用いて、広告表示プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明した広告表示システムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)広告を表示する複数の表示装置を備える広告表示システムであって、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶する第1の記憶手段と、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶する第2の記憶手段と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御手段と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数ずつ表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出手段と、
前記表示装置各々について、前記算出手段によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶手段に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出手段と、
前記検出手段によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定手段と、
前記不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、前記決定手段によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定手段によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該識別情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更手段と、
を備えたことを特徴とする広告表示システム。
(付記2)前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の前記残り時間の和が、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の前記必要時間の和よりも大きい値である場合に、
前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の当該残り時間の和と、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の当該必要時間の和との差分である合計差分を算出し、前記検出手段によって検出された当該不足表示装置と当該余裕表示装置とを合わせた装置数で当該合計差分を除算する除算手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記余裕表示装置についての算出した差分から前記除算手段によって算出された値をさらに減算し、減算して得られた値を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定することを特徴とする付記1に記載の広告表示システム。
(付記3)前記決定手段は、前記不足表示装置にて表示する複数の前記広告各々について、同一の当該広告を識別する前記識別情報に対応付けられて前記第2の記憶手段によって記憶された前記表示回数と前記表示時間とを乗算し、当該広告を当該広告情報に対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である個別必要時間を算出し、
算出した当該個別必要時間の内、最も大きな当該個別必要時間に対応付けられた前記広告情報によって識別される前記広告を前記所定の広告として決定し、当該広告を表示することが可能である回数を決定することを特徴とする付記1または付記2に記載の広告表示システム。
(付記4)前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段によって記憶されている前記表示回数と前記表示時間とを前記広告情報ごとに乗算し、当該乗算結果各々を当該乗算結果各々の和で除算することで、当該広告情報によって識別される広告が当該表示装置にて表示される表示確率各々を算出する表示確率算出手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、所定の表示装置について制御する際に、当該表示装置について前記第2の記憶手段によって記憶されている前記複数の広告情報の中から、当該表示装置にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告情報を除外し、前記表示確率算出手段によって算出された表示確率に基づいて除外後の当該複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告を表示するよう制御することを特徴とする付記1〜付記3のいずれか一つに記載の広告表示システム。
(付記5)広告を表示する複数の表示装置を制御する広告表示方法であって、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶部に記憶する第1の記憶工程と、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶部に記憶する第2の記憶工程と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御工程と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出工程と、
前記表示装置各々について、前記算出工程によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶工程によって記憶部に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出工程と、
前記検出工程によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定工程と、
前記不足表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている表示回数の内、前記決定工程によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定工程によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該識別情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更工程と、
を含んだことを特徴とする広告表示方法。
(付記6)広告を表示する複数の表示装置を制御する制御手法をコンピュータに実行させる広告表示プログラムであって、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶部に記憶する第1の記憶手順と、
前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶部に記憶する第2の記憶手順と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御手順と、
前記表示装置各々について、前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出手順と、
前記表示装置各々について、前記算出手順によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶手順によって記憶部に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出手順と、
前記検出手順によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定手順と、
前記不足表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている表示回数の内、前記決定手順によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定手順によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該識別情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする広告表示プログラム。
実施例1における用語の説明において用いる図である。 実施例1における用語の説明において用いる図である。 実施例1に係る広告表示システムの概要および特徴を示すための図である。 実施例1に係る広告表示システムの構成を示すためのブロック図である。 実施例1におけるステータスデータ記憶部を説明するための図である。 実施例1における表示確率算出部を説明するための図である。 実施例1における表示制御部を説明するための図である。 実施例1における算出部と検出部とを説明するための図である。 実施例1における決定部を説明するための図である。 実施例1における決定部を説明するための図である。 実施例1における回数変更部を説明するための図である。 実施例1における回数変更部を説明するための図である。 実施例1に係る広告表示システムによる回数変更の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る広告表示システムによる表示する広告を決定する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る広告表示システムのプログラムを説明するための図である。
符号の説明
100 表示装置
101 表示部
102 操作受付部
200 記憶部
201 ステータスデータ記憶部
300 表示装置制御部
301 表示確率算出部
302 表示制御部
400 管理サーバ
500 管理サーバ制御部
501 算出部
502 検出部
503 決定部
504 回数変更部

Claims (7)

  1. 広告を表示する複数の表示装置を備える広告表示システムであって、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶する第1の記憶手段と、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶する第2の記憶手段と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御手段と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数ずつ表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出手段と、
    前記表示装置各々について、前記算出手段によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶手段に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定手段と、
    前記不足表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、前記決定手段によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定手段によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶手段に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該広告情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更手段と、
    を備えたことを特徴とする広告表示システム。
  2. 前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の前記残り時間の和が、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の前記必要時間の和よりも大きい値である場合に、
    前記不足表示装置の前記残り時間および前記余裕表示装置の当該残り時間の和と、当該不足表示装置の前記必要時間および当該余裕表示装置の当該必要時間の和との差分である合計差分を算出し、前記検出手段によって検出された当該不足表示装置と当該余裕表示装置とを合わせた装置数で当該合計差分を除算する除算手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記余裕表示装置についての算出した差分から前記除算手段によって算出された値をさらに減算し、減算して得られた値を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定することを特徴とする請求項1に記載の広告表示システム。
  3. 前記決定手段は、前記不足表示装置にて表示する複数の前記広告各々について、同一の当該広告を識別する前記広告情報に対応付けられて前記第2の記憶手段によって記憶された前記表示回数と前記表示時間とを乗算し、当該広告を当該広告情報に対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である個別必要時間を算出し、
    算出した当該個別必要時間の内、最も大きな当該個別必要時間に対応付けられた前記広告情報によって識別される前記広告を前記所定の広告として決定し、当該広告を表示することが可能である回数を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の広告表示システム。
  4. 前記表示装置各々について、前記第2の記憶手段によって記憶されている前記表示回数と前記表示時間とを前記広告情報ごとに乗算し、当該乗算結果各々を当該乗算結果各々の和で除算することで、当該広告情報によって識別される広告が当該表示装置にて表示される表示確率各々を算出する表示確率算出手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、所定の表示装置について制御する際に、当該表示装置について前記第2の記憶手段によって記憶されている前記複数の広告情報の中から、当該表示装置にて前回表示するよう制御した広告を識別する広告情報を除外し、前記表示確率算出手段によって算出された表示確率に基づいて除外後の当該複数の広告情報の中から一つの広告情報を選択し、選択した当該広告情報によって識別される広告を表示するよう制御することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の広告表示システム。
  5. 広告を表示する複数の表示装置を制御する広告表示方法であって、
    コンピュータが、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶部に記憶する第1の記憶工程と、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶部に記憶する第2の記憶工程と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御工程と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出工程と、
    前記表示装置各々について、前記算出工程によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶工程によって記憶部に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出工程と、
    前記検出工程によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定工程と、
    前記不足表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている表示回数の内、前記決定工程によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定工程によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶工程によって記憶部に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該広告情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更工程と、
    を実行することを特徴とする広告表示方法。
  6. 広告を表示する複数の表示装置を制御する制御手法をコンピュータに実行させる広告表示プログラムであって、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて前記広告を表示することが許される残り時間を記憶部に記憶する第1の記憶手順と、
    前記表示装置各々について、当該表示装置にて表示する前記広告を一意に識別するための広告情報に対応付けて、前記残り時間内に当該広告を表示すべき回数である表示回数と、当該広告を一回表示する際に必要とする時間である表示時間と、を記憶部に記憶する第2の記憶手順と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている前記広告情報と前記表示回数とに基づいて、当該広告情報によって識別される前記広告を表示するよう制御する表示制御手順と、
    前記表示装置各々について、前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶された前記表示回数と前記表示時間とから、当該表示装置から表示すべきすべての前記広告を、当該広告各々を識別する前記広告情報それぞれに対応付けられた当該表示回数表示する際に必要とする時間である必要時間を算出する算出手順と、
    前記表示装置各々について、前記算出手順によって算出された前記必要時間と前記第1の記憶手順によって記憶部に記憶された前記残り時間とを比較し、当該残り時間の方が小さい値の当該表示装置である不足表示装置と、当該残り時間の方が大きい値の当該表示装置である余裕表示装置とを検出する検出手順と、
    前記検出手順によって、前記不足表示装置と前記余裕表示装置とが検出された場合に、当該余裕表示装置についての前記必要時間と前記残り時間との差分を算出し、当該不足表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている前記広告情報によって識別される当該広告の内、当該差分の時間を用いて表示する所定の広告と当該広告を表示することが可能である回数とを決定する決定手順と、
    前記不足表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている表示回数の内、前記決定手順によって決定された広告を識別する前記広告情報に対応付けて記憶されている表示回数から当該決定手順によって決定された回数を減算し、前記余裕表示装置について前記第2の記憶手順によって記憶部に記憶されている表示回数の内、当該決定された広告を識別する当該広告情報に対応付けて記憶されている表示回数に当該決定された回数を加算する回数変更手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする広告表示プログラム。
  7. 複数の表示装置のそれぞれで表示する広告を制御する表示装置制御方法であって、
    コンピュータに、
    前記複数の表示装置のそれぞれにおける広告の表示可能時間と、表示すべき対象の広告のそれぞれについての表示要件とを記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記複数の表示装置のうちの第1の表示装置における表示対象の広告のうち、前記第1の表示装置における表示可能時間内に表示要件を満たすことができない広告が存在することを検出すると、前記第1の表示装置における表示対象の広告の少なくとも一部の広告の表示処理を前記複数の表示装置のうちの第2の表示装置に代替して実行させる処理を実行させ、
    前記第2の表示装置として、前記第2の表示装置における表示対象の広告に加えて前記一部の広告の表示処理を行った場合であっても、前記第2の表示装置における表示可能時間内に表示要件を満たすことができない広告が発生しない表示装置が選択される、
    ことを特徴とする表示装置制御方法。
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