JP5364463B2 - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートベルト装置を構成するウエビングベルトを巻き取って格納するためのウエビング巻取装置に関する。
下記特許文献1には、車両前方の障害物までの距離が所定値未満になった場合にモータを作動させ、このモータの駆動力でスプールを巻取方向へ回転させて乗員の身体に装着されているウエビングベルトを巻き取って、ウエビングベルトの僅かな弛み、所謂「スラック」を除去するウエビング巻取装置が開示されている。
このウエビング巻取装置では、モータの出力軸とスプールとの間にはクラッチが介在している。クラッチはモータの駆動力が伝えられて回転するベースプレートと、このベースプレートに対して相対回転可能な回転盤とを備えている。回転盤に対してベースプレートが巻取方向に相対回転すると、ベースプレートに設けられたパウルが回転盤に設けられた押圧片に押圧されて回動し、スプールに対して相対回転不能なアダプタの外歯にパウルが係合する。これにより、モータの駆動力で回転するベースプレートの巻取方向への回転力がアダプタを介してスプールに伝わってスプールが巻取方向に回転する。
また、このウエビング巻取装置はモータの駆動力で作動するブレーキ機構を備えている。ブレーキ機構はモータの駆動力で作動するとブレーキ片がクラッチの摩擦リングに摺接して、摩擦リングが巻取方向に回転することを抑制する。巻取方向への摩擦リングの回転が抑制されると、上記の回転盤の巻取方向への回転が抑制される。これによって、モータの駆動力で巻取方向に回転するベースプレートと、巻取方向への回転が抑制された回転盤との間に相対回転が生じ、上記のようにパウルがアダプタの外歯に噛み合うように回動する。
特開2004−42788の公報
このように、上記の特許文献1に開示された構成では、通常時にはモータの出力軸とスプールとを切り離し、モータが駆動した際にモータの出力軸とスプールとを繋げるためのクラッチや、このクラッチの動作をより一層確実にするためのブレーキ機構の構成が複雑である。このため、これらの機構に要する部品点数が多く、コスト高である。
本発明は、上記事実を考慮して、モータの出力軸とスプールとの間に介在するクラッチ機構の動作性が高く、しかも、クラッチ機構の構造が簡単なウエビング巻取装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、帯状のウエビングベルトの長手方向基端側が係止されて、巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトをその長手方向基端側から巻き取るスプールと、前記スプールを直接又は間接的に支持するフレームと、作動することで出力軸を回転させるモータと、前記出力軸の回転が伝えられて回転する回転体と、前記回転体に対して相対的に変位可能に前記回転体に設けられ、変位することで前記スプールに直接又は間接的に繋げられ、前記回転体の回転を前記スプールに伝える回転伝達手段と、前記回転体の回転半径方向に互いに対向する一対の保持部を有し、前記フレームに取り付けられた保持手段と、前記一対の保持部の間に設けられて弾性で前記一対の保持部に圧接した状態で前記保持部に保持されて、前記回転体の回転周方向に沿った所定の大きさ以上の押圧力を受けることで前記一対の保持部に案内されて前記回転周方向に移動すると共に、前記回転体の回転方向に沿った前記回転伝達手段の側方に配置されて、前記回転体が前記巻取方向に回転することで前記回転伝達手段に干渉し、又は、前記回転伝達手段に対する干渉を解消して、前記スプールに対して繋がる向きへの前記回転伝達手段の変位を許容する干渉手段と、備えている。
請求項1に記載の本発明に係るウエビング巻取装置では、モータが作動するとモータの出力軸が回転する。モータの出力軸の回転は回転体に伝えられて回転体を回転させる。回転体には回転伝達手段が設けられており、回転体が回転することで回転伝達手段が回転体と共に巻取方向に回転する。
一方、スプールを支持するフレームには保持手段が取り付けられている。保持手段には回転体の回転半径方向に互いに対向する一対の保持部が設けられており、これらの保持部の間に干渉手段が入り込んで保持されている。干渉手段は上記の回転体の回転周方向に沿って回転伝達手段の側方に位置している。この干渉手段が回転伝達手段に干渉していない状態が干渉手段の初期状態であるならば、回転体が巻取方向に回転すると、回転伝達手段が干渉手段に干渉されて変位許容状態となる。これに対して、干渉手段が回転伝達手段に干渉している状態が干渉手段の初期状態であるならば、回転体が巻取方向に回転すると、回転伝達手段に対する干渉手段の干渉が解消されて変位許容状態となる。
このようにして干渉手段が初期状態から変位許容状態になると、回転体に対する回転伝達手段の変位が許容され、回転体に対して回転伝達手段が変位することで回転伝達手段がスプールに対して直接又は間接的に繋げられる。回転伝達手段がスプールに繋げられることで、回転体が回転伝達手段を介してスプールに連結され、回転体の回転力がスプールに伝わり、スプールが巻取方向に回転する。このように、スプールが巻取方向に回転させられることで、乗員の身体に装着されているウエビングベルトが、その長手方向基端側からスプールに巻き取られ、ウエビングベルトの僅かな弛み、所謂「スラック」が除去される。
ここで、本発明に係るウエビング巻取装置では、上記のように、回転体の回転力をスプールに伝えるための回転伝達手段をスプールに繋げるために、回転伝達手段を変位させるための構成は、回転体の回転半径方向に対向した一対の保持部を有する保持手段と干渉手段とで構成されるので、構造が簡単で部品点数も少なく、コストを安価にできる。また、干渉手段は保持手段の保持部に圧接した状態で保持されているので、回転体と共に回転伝達手段が回転すれば、干渉手段が確実に回転伝達手段に干渉し、これにより、回転伝達手段が回転体に対して変位し、スプールに繋がるので動作性もよい。
さらに、干渉手段は一対の保持部に圧接した状態で保持されているので、干渉手段と一対の保持部との間の最大静止摩擦力を超える大きさで回転伝達手段が干渉手段を巻取方向に押圧すれば、干渉手段は一対の保持部に案内されて回転するので、回転伝達手段の巻取方向への回転、ひいては、回転体の巻取方向への回転が特に規制されることがない。
しかも、干渉手段を保持する一対の保持部は何れも保持手段に設けられているので、両保持部の間の寸法誤差等が生じにくい。このため、干渉手段と一対の保持部との間の最大摩擦力の大きさに、大きなばらつきを生じさせることがない。
さらには、各々独立した複数の部材に干渉手段を保持させる構成にすると、これらの部材の組み付けが終了するまで干渉手段が確実に保持されず、組み付けが難しくなる可能性があるが、本発明に係るウエビング巻取装置では、上記のように干渉手段を保持する一対の保持部は何れも保持手段に形成されているので、一対の保持部に干渉手段を保持させた状態で保持手段をフレームに組み付けることができ、組み付けの際の作業性もよい。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1に記載の本発明において、平板状に形成されて、前記一対の保持部の間に入り込むことで自らの弾性に抗して湾曲して長手方向両端側が前記一対の保持部の何れか一方に圧接する板状の圧接部と、厚さ方向が前記圧接部の厚さ方向に沿った板状で、前記圧接部から延出されて前記回転伝達手段に対して干渉可能な干渉部と、を含めて前記干渉手段を構成している。
請求項2に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、一対の保持部の間に圧接部が湾曲して入り込んだ干渉手段は、干渉部が回転体の回転周方向に沿って回転伝達手段と対向している。このため、回転伝達手段に干渉手段が干渉していない状態で回転体と共に回転伝達手段が回転して回転伝達手段が干渉手段の干渉部に干渉されると、干渉手段の干渉部は回転伝達手段に押圧される。
しかしながら、圧接部が一対の保持部の何れか一方に圧接しているので、回転伝達手段が干渉部を押圧する押圧力の大きさが、圧接部と一方の保持部との間の最大静止摩擦力を上回るまで干渉手段が回転伝達手段に押圧されて移動することはない。したがって、干渉手段の移動が生じるまで干渉手段の干渉部が回転伝達手段に干渉し続け、干渉部からの干渉によって回転伝達手段が回転体に対して変位し、これにより、回転伝達手段がスプールに対して直接又は間接的に繋げられ、又は、回転伝達手段とスプールとの直接又は間接的な繋がりが解消される。
ここで、予め圧接部が湾曲するように圧接部を成形して一対の保持部の間に圧接部を入り込ませるような構成では、圧接部の湾曲の状態により一対の保持部の間に圧接部が入り込んだ状態で圧接部が一方の保持部を押圧する力の大きさが変わり、ひいては、圧接部と一方の保持部との間の最大静止摩擦力の大きさが変わる。このため、このような構成では、圧接部の湾曲の状態を管理しなくてはならない。
これに対して本発明に係るウエビング巻取装置では、干渉手段の圧接部は平板状に形成されており、一対の保持部の間に入り込むことで圧接部は自らの弾性に抗して湾曲し、この湾曲で一対の保持部の何れか一方に圧接する。このように、一対の保持部の間に入り込む前の状態で圧接部は平板状であるため、特別な管理が不要で不良も発生し難くコストが安価になる。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記保持手段から前記回転体の回転軸方向に前記一対の保持部を立設すると共に、前記一対の保持部の少なくとも何れか一方における前記保持手段からの立設方向側の先端に面が接する当接部を前記干渉手段に設け、更に、前記保持手段からの前記一対の保持部の立設方向先端側への向きとは反対方向側の前記干渉手段の端部から、前記当接部における前記一対の保持部の先端との接触面までの前記立設方向に沿った長さを、前記一対の保持部の前記立設方向に沿った長さよりも短く設定している。
請求項3に記載の本発明に係るウエビング巻取装置によれば、保持手段から立設された一対の保持部の間に入り込む干渉手段には当接部が設けられ、一対の保持部のうちの少なくとも何れか一方の先端(すなわち、保持手段から立設された保持部の立設方向側の先端)に当接部が接触する。
ここで、干渉手段が一対の保持部の間に入り込んだ状態で、保持手段からの一対の保持部の立設方向先端側とは反対方向側の干渉手段の端部から、当接部の保持部に接触する面までの保持部の立設方向に沿った長さは、保持手段からの保持部の立設寸法(保持手段からの保持部の高さ)よりも短い。このため、当接部が保持部に接触することで、干渉手段は保持部の基端側で保持手段に接触しない。このため、干渉手段が回転伝達手段に押圧されて回転しても、一対の保持部の間で干渉手段が保持手段に引っ掛かることがない。
以上説明したように、本発明に係るウエビング巻取装置では、クラッチ機構の動作性が高く、しかも、クラッチ機構の構造が簡単にできる。
本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を拡大した側面図である。 回転伝達手段が変位してスプールに回転を伝えることができる状態を示す図2に対応した側面図である。 干渉手段の構成を示す斜視図である。 干渉手段の構成を示す平面図である。 干渉手段を保持手段に装着した状態を示す斜視図である。 干渉手段を保持手段に装着した状態を示す保持手段の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の要部の構成を拡大した側面図である。 回転伝達手段が変位してスプールに回転を伝えることができる状態を示す図8に対応した側面図である。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の構成が分解斜視図により示されている。
この図に示されるように、ウエビング巻取装置10は、例えば、車両の骨格部材や補強部材等の車体構成部材に固定されるフレーム12を備えている。フレーム12は車体への取付状態で略車両前後方向に沿って互いに対向する脚板14、16を備えている。
これらの脚板14、16の間にはスプール18が設けられている。スプール18は軸方向が脚板14と脚板16との対向方向に沿った略円筒形状に形成されている。このスプール18には長尺帯状に形成されたウエビングベルト20の長手方向基端部が係止されている。スプール18は、その中心軸線周りの一方である巻取方向に回転することで、ウエビングベルト20をその長手方向基端側から巻き取って格納し、例えば、乗員が身体にウエビングベルト20を装着するにあたってウエビングベルト20を引っ張ると、スプール18に巻き取られているウエビングベルト20が引き出されつつ、巻取方向とは反対の引出方向にスプール18が回転する。
スプール18の内側には図示しないトーションシャフトが設けられている。トーションシャフトは軸方向がスプール18の軸方向に沿った棒状の部材とされている。トーションシャフトは、脚板14側の端部よりも脚板16側でスプール18に対して同軸的な相対回転が不能な状態でスプール18に連結されている。
また、脚板14の脚板16とは反対側にはロック手段としてのロック機構22のハウジング24が脚板14に取り付けられており、上記のトーションシャフトの脚板14側の端部は、スプール18の中心軸線周りに回転自在にハウジング24に直接又は間接的に支持されている。ハウジング24の内側には、車両が急減速状態になった場合に作動し、作動することでトーションシャフトの脚板14側の端部が引出方向へ回転することを規制する所謂「VSIR機構」を構成する各種部品や、トーションシャフトが急激に引出方向に回転することで作動し、作動することでトーションシャフトの脚板14側の端部が引出方向へ回転することを規制する所謂「WSIR機構」を構成する各種部品が収容されている。
さらに、脚板14の脚板16とは反対側には強制引張手段としてのプリテンショナ26が設けられている。プリテンショナ26は車両急減速状態で作動し、作動することで、上記のトーションシャフトの脚板14側の端部又はスプール18に対して巻取方向への回転力を付与して、スプール18を強制的に巻取方向へ回転させる。
一方、脚板14と脚板16との間のスプール18の下側にはモータ40が設けられている。モータ40は図示しない制御手段としてのECUを介して車両に搭載されたバッテリーと、車両の前方で走行する他の車両や、車両前方の障害物までの距離を測定するレーダ装置等の前方監視装置に電気的に接続されている。前方監視装置から出力された電気信号に基づき、車両の前方で走行する他の車両や車両前方の障害物までの距離が一定値未満になったとECUが判定すると、ECUがモータ40を作動させる。モータ40は出力軸42の軸方向がスプール18の軸方向と同じ向きとされており、出力軸42の先端側は脚板16に形成された図示しない透孔を通過して脚板16の外側(脚板16の脚板14とは反対側)に突出している。
さらに、脚板16の脚板14とは反対側には駆動力伝達機構50が設けられている。駆動力伝達機構50は脚板16の脚板14とは反対側で脚板16に取り付けられた保持手段としてのギヤボックス52を備えている。ギヤボックス52は脚板16とは反対側へ向けて開口した凹形状に形成されている。このギヤボックス52の底部には孔部54が形成されており、脚板16の孔部を通過したモータ40の出力軸42が孔部54を通過してギヤボックス52の内側に入り込んでいる。
ギヤボックス52に入り込んだ出力軸42の先端側には、外歯で平歯のギヤ56が出力軸42に対して同軸的且つ一体的に取り付けられている。このギヤ56の側方では、ギヤボックス52の底部に支持軸58が形成されている。支持軸58は軸方向が出力軸42の軸方向と同じ向きとされている。この支持軸58には二段ギヤ60が支持軸58周りに回転自在に支持されている。二段ギヤ60は外歯で平歯の大径ギヤ62を備えている。大径ギヤ62はギヤ56よりも大径で且つギヤ56よりも歯数が多く設定されておりギヤ56に噛み合っている。大径ギヤ62の軸方向側方には、大径ギヤ62よりも小径とされた外歯で平歯の小径ギヤ64が大径ギヤ62に対して同軸的且つ一体的に形成されている。この二段ギヤ60の回転半径方向側方では、ギヤボックス52の底部に0066が形成されている。
この二段ギヤ70の回転半径方向側方では、ギヤボックス52の底部に支持軸68が形成されている。支持軸68は軸方向が出力軸42や支持軸58の軸方向と同じ向きとされている。この支持軸68には二段ギヤ70が支持軸68周りに回転自在に支持されている。二段ギヤ70は外歯で平歯の大径ギヤ72を備えている。大径ギヤ72は小径ギヤ64よりも大径で且つ小径ギヤ64よりも歯数が多く設定されており小径ギヤ64に噛み合っている。大径ギヤ72の軸方向側方には、大径ギヤ72よりも小径とされた外歯で平歯の小径ギヤ74が大径ギヤ72に対して同軸的且つ一体的に形成されている。
この二段ギヤ70の回転半径方向側方では、ギヤボックス52の底部に支持軸78が形成されている。支持軸78は軸方向が出力軸42や支持軸58、68の軸方向と同じ向きとされている。この支持軸78には外歯で平歯のギヤ80が支持軸78周りに回転自在に支持されている。ギヤ80は小径ギヤ74よりも大径で且つ小径ギヤ74よりも歯数が多く設定されており小径ギヤ74に噛み合っている。
ギヤ80の回転半径方向側方にはクラッチ90が設けられている。クラッチ90は回転体としての入力ギヤ92を備えている。入力ギヤ92は底壁部94を備えている。底壁部94には円孔96が形成されている。円孔96に対応してギヤボックス52に底部にはリング状の支持部98が形成されている。円孔96は入力ギヤ92の底部から脚板14とは反対側へ向けて立設されている。また、支持部98は、その中心軸線が上記のスプール18の中心軸線に対して略同軸となるように形成されている。
この支持部98は円孔96を貫通しており、底壁部94、すなわち、入力ギヤ92を支持部98の中心軸線周りに回転自在に支持している。底壁部94の外周部には、外歯で平歯のギヤ部100が形成されている。ギヤ部100は、底壁部94の円孔96に対して同軸的に形成されていると共に、上記のギヤ80よりも大径で、しかも、ギヤ80よりも歯数が多く、ギヤ80に噛み合っている。上記のように、ギヤ80は、二段ギヤ70、60を介してモータ40の出力軸42に設けられたギヤ56に機械的に連結されているため、モータ40が作動し、その駆動力で出力軸42が回転すると、出力軸42の回転が減速されてギヤ部100に伝わり、ギヤ部100、すなわち、入力ギヤ92が回転する。
一方、ギヤ部100の内側には一対の支持軸102が設けられている。各支持軸102は軸方向が円孔96の軸方向と同じ向きとされ、入力ギヤ92の底壁部94から脚板16とは反対側へ向けて突出形成されている。これらの支持軸102は、円孔96の中心を介して互いに対向するように形成されている。これらの支持軸102には、回転伝達手段としての連結パウル110が設けられている。各連結パウル110には円孔112が形成されている。円孔112には上記の支持軸102が通過しており、各連結パウル110は、対応する円孔112によって円孔112の中心軸線周りに回動可能に支持されている。
ギヤ部100の内側にはラチェットギヤ114が設けられている。ラチェットギヤ114は底壁部94の円孔96を通過してギヤ部100の内側に入り込んでいるアダプタ116に取り付けられている。アダプタ116は上述したトーションシャフトに対して相対回転不能な状態でトーションシャフトの脚板16側の端部に装着されており、ラチェットギヤ114はアダプタ116に対して相対回転不能な状態でアダプタ116に取り付けられている。このため、ラチェットギヤ114はアダプタ116及びトーションシャフトを介してスプール18に対する同軸的な相対回転が不能な状態で間接的にスプール18に連結されている。
このラチェットギヤ114の外周部には外歯のラチェット歯が形成されている。このラチェットギヤ114のラチェット歯に対応して、上記の連結パウル110には噛合部122が形成されている。連結パウル110は円孔112を貫通する支持軸102周りの一方へ回動することで、図3に示されるように、噛合部122がラチェットギヤ114の外周部へ接近して、ラチェットギヤ114のラチェット歯に噛合部122が噛み合う。ラチェットギヤ114のラチェット歯に噛合部122が噛み合った状態で入力ギヤ92が支持部98周りに巻取方向に回転すると、入力ギヤ92と共に巻取方向に回転する連結パウル110の噛合部122がラチェットギヤ114を巻取方向に押圧して、ラチェットギヤ114を入力ギヤ92と共に巻取方向に回転させる。
ここで、一方の支持軸102に対して他方の支持軸102は、入力ギヤ92の回転中心周りに180度ずれた状態で形成されている。これに対して、ラチェットギヤ114に形成された外歯のラチェット歯は奇数とされている。このため、一方の支持軸102に支持された連結パウル110の噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合うと、他方の支持軸102に支持された連結パウル110の噛合部122は、ラチェットギヤ114の回転周方向に沿ったラチェット歯の斜面の中間部に接してラチェット歯に噛み合わない。このような構成では、ラチェット歯の形成間隔の半分の角度だけラチェットギヤ114が回転すれば、何れかの連結パウル110の噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合う。
一方、上記の支持軸102に対する入力ギヤ92の回転周方向に沿った引出方向側では、底壁部94に支持ピン124が形成されている。これらの支持ピン124の各々にはリターンスプリング126が取り付けられている。リターンスプリング126は中間部がコイル状とされた捩じりコイルばねで、その一端は底壁部94に形成された図示しない係止部に係止されている。これに対して、リターンスプリング126の他端側は連結パウル110のスプリング当接部128に圧接しており、支持軸102周りの他方、すなわち、噛合部122をラチェットギヤ114の外周部から離間させる向きに連結パウル110を付勢している。
また、クラッチ90は各々が干渉手段としての一対の干渉片140を備えている。図4及び図5に示されるように、干渉片140は圧接部としての基部142を備えている。基部142は幅方向が干渉片140の高さ方向、更に言えばスプール18の軸方向に沿った板状に形成されている。基部142の長手方向両端部近傍には曲げ部144が形成されている。曲げ部144は基部142の厚さ方向一方の側を曲率の中心として、基部142の幅方向を軸方向とする軸周りに基部142を屈曲又は湾曲することで形成されている。
図1、図6、及び図7に示されるように、この基部142に対応して上記のギヤボックス52の底部には保持部としての外側保持リング146が形成されている。外側保持リング146は上記の支持部98に対して同軸のリング状に形成されており、脚板16とは反対側へ向けてギヤボックス52の底部から立設されている。この外側保持リング146の内側には保持部としての内側保持リング148が外側保持リング146に対して同軸的に形成されている。内側保持リング148は外径寸法が外側保持リング146の内径寸法よりも小径のリング状とされ、脚板16とは反対側へ向けてギヤボックス52の底部から立設されている。
この外側保持リング146と内側保持リング148との間には、基部142の厚さ方向一方の側(すなわち、曲げ部144の曲率の中心が位置する側)が内側保持リング148の外周部と対向するように干渉片140の基部142が入り込んでいる。図4及び図5に示されるように、基部142は平板状に形成されているが、内側保持リング148の外周部に接する仮想接線S(図7参照)の一端側における外側保持リング146の内周部との交点から他端側における外側保持リング146の内周部との交点までの長さL1が、基部142の長手方向に沿った一方の側での曲げ部144の曲げ部分から他方の側での曲げ部144の曲げ部分までの長さL2よりも短い。
このため、外側保持リング146と内側保持リング148との間に入り込んでいる基部142は、そのバネ性に抗して幅方向を軸方向とする軸周りに基部142よりも外側保持リング146の中心側が曲率の中心となるように湾曲している。これにより、基部142の長手方向中央部及びその近傍では、基部142が内側保持リング148の外周部に圧接し、基部142の長手方向両端部側における曲げ部144の曲げ部分が外側保持リング146の内周部に圧接している。
また、基部142の幅方向一端部、すなわち、基部142が外側保持リング146と内側保持リング148との間に入り込んだ状態で支持部98の底部とは反対側の基部142の幅方向端部には当接部としての肩片150が形成されている。肩片150は厚さ方向が概ね基部142の幅方向に沿った平板状で、干渉片140を形成する平板状の母材を基部142の厚さ方向一方の側へ屈曲させることで形成されている。図6に示されるように、基部142を外側保持リング146と内側保持リング148との間に入り込ませて干渉片140を支持部98に装着した状態で、肩片150はその厚さ方向一方の面、すなわち、支持部98の底部側を向く面が内側保持リング148の先端(すなわち、支持部98の底部とは反対側の内側保持リング148の端部)に接する。
ここで、基部142の幅寸法、更に言えば、肩片150の厚さ方向一方の面から基部142の幅方向他端部(基部142が外側保持リング146と内側保持リング148との間に入り込んだ状態で支持部98の底部の側を向く基部142の幅方向端部)までの基部142の幅方向に沿った寸法は、支持部98の底部からの内側保持リング148の突出寸法(すなわち、支持部98の底部側の内側保持リング148の端部から支持部98の底部とは反対側の内側保持リング148の端部までの内側保持リング148の長さ)よりも短く設定されている。このため、内側保持リング148の先端に肩片150が当接することで、基部142の肩片150とは反対側の端部(すなわち、支持部98の底部側を向く基部142の幅方向端部)は支持部98の底部から離間している。
また、基部142の幅方向一端部における基部142の長手方向中央側からは干渉部152が延出されている。図2及び図3に示されるように、干渉部152に対応して入力ギヤ92の底壁部94には透孔154が形成されている。透孔154は支持軸102に支持された連結パウル110の噛合部122の近傍に形成されている。外側保持リング146と内側保持リング148との間に基部142が配置された干渉片140は、干渉部152が透孔154を通過しており、特に干渉片140の初期状態では入力ギヤ92の回転周方向に沿った噛合部122の巻取方向側で干渉部152が噛合部122と対向している。入力ギヤ92の回転周方向に沿った干渉部152の中間部よりも引出方向側は湾曲部156とされている。湾曲部156は干渉部152の幅方向を軸方向とする軸周りに干渉部152を略U字状に湾曲させることで形成されている。
また、図4及び図5に示されるように、干渉部152の基部142とは反対側には肩片158が形成されている。肩片158は干渉片140の高さ方向に沿った干渉部152の中間部よりも先端側(基部142とは反対側)を、干渉部152の幅方向(基部142の長手方向)を軸方向とする軸周りに屈曲又は湾曲させることで形成されおり、肩片158の厚さ方向は、概ね、干渉片140の高さ方向、すなわち、スプール18の軸方向に沿っている。
一方、図1に示されるように、ギヤボックス52の脚板16とは反対側の開口端側には閉止板162が設けられている。閉止板162は図示しないボルトやねじ等の締結手段によってギヤボックス52に一体的に取り付けられている。ギヤボックス52に取り付けられた閉止板162は、ギヤボックス52の脚板16とは反対側の開口を閉止して、二段ギヤ60、70、80や入力ギヤ92(クラッチ90)の脱落を規制している。また、ギヤボックス52に取り付けられた閉止板162は、ギヤボックス52の開口を閉止するのみならず、入力ギヤ92における連結パウル110やリターンスプリング126を収容している側を閉止しており、入力ギヤ92内からの連結パウル110やリターンスプリング126の脱落を規制している。
ここで、上述した基部142からの干渉部152の延出寸法や肩片158の形成位置等は、肩片150が内側保持リング148に当接した状態におけるスプール18の軸方向に沿った肩片158と閉止板162との間隔が、基部142の幅方向他端部(支持部98の底部側を向く基部142の幅方向端部)から肩片150までのスプール18の軸方向に沿った間隔よりも短くなるように設定されている。
さらに、閉止板162には閉止板162の厚さ方向に貫通した透孔164が形成されており、スプール18に対して同軸的にアダプタ116から突出形成された軸部166が透孔164を通過して閉止板162の外側に突出している。閉止板162の外側(閉止板162のギヤボックス52とは反対側)にはスプリングハウジング172が設けられている。
スプリングハウジング172はギヤボックス52に一体的に連結されている。透孔164を通過した軸部166はスプリングハウジング172の内側に入り込んで、スプリングハウジング172内に形成された図示しない軸受け部に回転自在に支持されている。また、スプリングハウジング172には図示しない渦巻きばねが収容されている。この渦巻きばねの渦巻き方向外側の端部はスプリングハウジング172に直接又は間接的に係止され、渦巻き方向内側の端部がスプリングハウジング172に入り込んだ軸部166に直接又は間接的に係止されている。
この渦巻きばねは、軸部166が引出方向に回転すると巻き締められ、軸部166を巻取方向に付勢する。通常の状態でスプール18から引き出されたウエビングベルト20をスプール18に巻き取らせて格納する際には、この渦巻きばねの付勢力でスプール18を巻取方向に回転させる。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本ウエビング巻取装置10の動作の説明を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本ウエビング巻取装置10では、前方監視装置から出力された電気信号に基づき、車両の前方で走行する他の車両や、車両前方の障害物までの距離が一定値未満になったとECUが判定すると、ECUがモータ40を通電してモータ40を作動させる。モータ40が作動することで出力軸42が回転すると、出力軸42に設けられたギヤ56が出力軸42の回転を二段ギヤ60の大径ギヤ62に伝えて二段ギヤ60を回転させる。さらに、二段ギヤ60の小径ギヤ64は二段ギヤ70の大径ギヤ72に噛み合っているので、二段ギヤ60の回転は二段ギヤ70に伝えられて二段ギヤ70が回転する。この二段ギヤ70の回転は、小径ギヤ74に噛み合うギヤ80に伝えられ、更に、ギヤ80に噛み合うギヤ部100に減速して伝えられ、これにより、入力ギヤ92が巻取方向に回転する。
入力ギヤ92が巻取方向に回転することで、入力ギヤ92の底壁部94に形成された支持軸102が巻取方向に回転し、これにより、支持軸102に支持されている連結パウル110が入力ギヤ92と共に巻取方向に回転する。ここで、上記のように、連結パウル110を構成する噛合部122の巻取方向側には、初期状態での干渉片140の干渉部152が位置しているので、入力ギヤ92と共に連結パウル110が巻取方向に回転すると噛合部122が干渉部152の湾曲部156に当接して湾曲部156を巻取方向に押圧する。
干渉片140は自らの弾性に抗して基部142が湾曲した状態で外側保持リング146と内側保持リング148の間に入り込んでおり、基部142の長手方向中間部が内側保持リング148に圧接して、基部142の長手方向両端側(すなわち、曲げ部144の曲げ部分)が外側保持リング146に圧接している。このため、基部142と外側保持リング146との接触部分及び基部142と内側保持リング148との接触部分における最大静止摩擦力を上回る大きさの力で基部142が押圧されないと、基部142が外側保持リング146と内側保持リング148との間を、その周方向に移動することはない。
このため、この状態では連結パウル110の噛合部122が干渉片140の湾曲部156からの押圧反力を受けることでリターンスプリング126の付勢力に抗して支持軸102周りに回動し、噛合部122はラチェットギヤ114の外周部に接近する。各連結パウル110が上記のように回動することで、図3に示されるように、一方の連結パウル110の噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合うと、噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯を巻取方向に押圧する。
さらに、この状態では、連結パウル110はこれ以上の回動が規制されているため、連結パウル110の噛合部122が干渉片140の湾曲部156を押圧し続けることで干渉片140の湾曲部156に付与される巻取方向への押圧力が基部142と外側保持リング146との接触部分及び基部142と内側保持リング148との接触部分における最大静止摩擦力を上回ると、干渉片140は外側保持リング146と内側保持リング148とに案内されて巻取方向に回転する。
これにより、入力ギヤ92が巻取方向に更に回転し、巻取方向への入力ギヤ92の回転が連結パウル110を介してラチェットギヤ114に伝わり、ラチェットギヤ114を巻取方向に回転させる。ラチェットギヤ114はアダプタ116及びトーションシャフトを介してスプール18に対して相対回転不能な状態でスプール18に繋がっているため、ラチェットギヤ114が巻取方向に回転することでスプール18が巻取方向に回転する。このようにスプール18が巻取方向に回転することで、ウエビングベルト20がスプール18に巻き取られ、車両の乗員の身体に装着されているウエビングベルト20の僅かな弛み、所謂「スラック」が除去される。
ところで、本ウエビング巻取装置10は、上記のように、干渉片140に対して入力ギヤ92が巻取方向に相対回転することで、干渉片140の湾曲部156が連結パウル110の噛合部122を押圧し、これにより、連結パウル110の噛合部122をラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合わせる。しかしながら、本ウエビング巻取装置10では、基部142が外側保持リング146及び内側保持リング148に保持されているため、入力ギヤ92が巻取方向に回転することで入力ギヤ92に対して干渉片140が相対回転する。このため、入力ギヤ92に対する干渉片140の相対回転を生じさせるための特別なブレーキ機構が不要である。
また、例えば、入力ギヤ92が巻取方向に回転した際に連結パウル110の噛合部122を引出方向へ押圧する押圧部材を、閉止板162と入力ギヤ92の底壁部94とで挟み付け、このような挟み付けで押圧部材に生じる摩擦によって入力ギヤ92に対して相対回転を押圧部材に生じさせることもできる。しかしながら、このような構成では、ギヤボックス52に対する入力ギヤ92の組付誤差やギヤボックス52に対する閉止板162の組付誤差等によって押圧部材に生じる摩擦の大きさに変化が生じる。
これに対して、本ウエビング巻取装置10では、干渉片140の基部142との間に摩擦が生じる外側保持リング146及び内側保持リング148は何れもギヤボックス52に形成されているため、外側保持リング146や内側保持リング148の形状、外側保持リング146と内側保持リング148との相対的な位置関係の誤差が少ない。このため、自らの弾性(ばね性)に抗して湾曲した状態で外側保持リング146と内側保持リング148との間に配置された基部142と外側保持リング146や内側保持リング148との間に生じる摩擦の大きさのばらつきを小さくできる。
また、本ウエビング巻取装置10では、干渉片140に肩片150、158や湾曲部156、更には曲げ部144が形成されているものの、基本的には干渉片140が平板状であるため、例えば、金属平板の打ち抜きで容易に干渉片140を形成でき、しかも、この打ち抜きと共に肩片150、158や湾曲部156、更には曲げ部144を形成できるので、コストも安価である。
さらに、例えば、外側保持リング146と内側保持リング148との間に基部142を配置する前の状態で、基部142が湾曲するように成形されるのであれば、外側保持リング146と内側保持リング148との間に基部142を配置した際の摩擦の大きさを一定の大きさにするため、基部142の湾曲の状態を管理しなくてはならない。しかしながら、本ウエビング巻取装置10では、外側保持リング146と内側保持リング148との間に基部142を配置する前の状態で、曲げ部144を除いて基部142は湾曲していない平板状である。このため、上記のような特別な管理が不要であり、この点での不良品が極めて出現し難い。したがって、この意味でも、コストを低減できる。
また、本ウエビング巻取装置10では、基部142に曲げ部144を形成しており、曲げ部144の曲げ部分が外側保持リング146の内周部に接しており、基部142の長手方向両端面(端部)のエッジ(角部)は外側保持リング146の内周部に接していない。このため、外側保持リング146の内周部との間の摩擦が過剰に大きくなることはなく、また、外側保持リング146及び内側保持リング148に案内されて干渉片140が回転することで、基部142の長手方向両端面(端部)のエッジ(角部)が外側保持リング146の内周部に引っ掛かって基部142の長手方向両端側で不要な折れ曲がりが生じたり、外側保持リング146の内周面が削られたりすることがない。これにより、クラッチ90の良好な動作性能を長期に亘り維持できる。
さらに、基部142の幅寸法は支持部98の底部からの内側保持リング148の突出寸法よりも短く設定されており、肩片150が内側保持リング148の先端に当接していることで、基部142の肩片150とは反対側の端部(すなわち、支持部98の底部側を向く基部142の幅方向端部)が支持部98の底部から離間している。このため、連結パウル110の噛合部122に押圧されて干渉片140が回転しても、基部142の肩片150とは反対側の端部のエッジがギヤボックス52の底部に引っ掛かることがなく、連結パウル110の噛合部122に押圧された干渉片140は円滑に回転できる。
また、連結パウル110の噛合部122に対し、干渉片140の干渉部152は湾曲部156が接触する構成である。湾曲部156は上記のように湾曲しているため、連結パウル110が支持軸102周りに回動することで噛合部122における湾曲部156との接触部位の向きが変化しても、干渉部152の端部のエッジ等が噛合部122に当接することがない。このため、湾曲部156からの押圧反力を受けた連結パウル110は円滑に回動できる。
さらに、本ウエビング巻取装置10では、肩片150が内側保持リング148に当接した状態で、肩片158と閉止板162との間隔が、基部142の幅方向他端部(支持部98の底部側を向く基部142の幅方向端部)から肩片150までのスプール18の軸方向に沿った間隔よりも短い。このため、肩片158が閉止板162に当接するまで干渉片140がギヤボックス52の底部から離間するように移動しても、基部142は外側保持リング146と内側保持リング148との間から抜け出ない。
このように、本ウエビング巻取装置10では、例えば、車両が走行することで生じる振動等で、ギヤボックス52の底部から基部142が離間するように干渉片140が移動しても、基部142が外側保持リング146と内側保持リング148との間から抜け出ることはないので、干渉片140の良好な動作性能を長期に亘り維持できる。
なお、本実施の形態では、外側保持リング146及び内側保持リング148をギヤボックス52の底部に形成した構成であったが、外側保持リング146及び内側保持リング148を閉止板162に形成してもよい。
また、本第1の実施の形態では、干渉片140の初期状態で湾曲部156が噛合部122(連結パウル110)の巻取方向側に位置しており、入力ギヤ92が巻取方向に回転すると噛合部122が湾曲部156に干渉され、湾曲部156からの押圧反力で連結パウル110が回動する構成であった。
しかしながら、本発明がこのような構成に限定されるものではない。例えば、干渉手段としての干渉片140が初期状態で回転伝達手段としての連結パウル110に干渉して噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合っていない状態で保持し、入力ギヤ92と共に連結パウル110が巻取方向に回転することで連結パウル110に対する干渉片140の干渉が解消されて噛合部122がラチェットギヤ114のラチェット歯に噛み合える構成としてもよい。
その一例を本発明の第2の実施の形態として、図8及び図9に基づき説明する。
<第2の実施の形態>
図8には本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置190の要部の構成を拡大した側面図により示されている。
この図に示されるように、本ウエビング巻取装置190は連結パウル110を備えておらず、代わりに回転伝達手段としての連結パウル192が各支持軸102に取り付けられている。連結パウル192は、噛合部122を備えている点で連結パウル110と同じであるが、スプリング当接部128を備えておらず、このスプリング当接部128に代わり被干渉部194が形成されている。
また、本ウエビング巻取装置190はリターンスプリング126を備えておらず、代わりに連結付勢スプリング202を備えている。連結付勢スプリング202はリターンスプリング126と同様に中間部がコイル状とされた捩じりコイルばねで、そのコイル状とされた部分が各連結パウル192の支持軸102に取り付けられている。この連結付勢スプリング202の一端は底壁部94に形成された図示しない係止部に係止されている。これに対して、連結付勢スプリング202の他端側は連結パウル192の噛合部122に圧接しており、噛合部122をラチェットギヤ114の外周部へ接近させる向きに連結パウル192を付勢している。
さらに、本ウエビング巻取装置190は干渉片140を備えておらず、代わりに干渉手段としての干渉片210を備えている。干渉片210は基本的に前記第1の実施の形態における干渉片140と同じ構成であるが、干渉片140では干渉部152の中間部よりも引出方向側に湾曲部156を設定したが、干渉片210では干渉部152の中間部よりも巻取方向側に湾曲部156が設定されている。この干渉片210は、透孔154を貫通した干渉部152は連結パウル192の被干渉部194の引出方向側に位置しており、特に、干渉片210の初期状態では湾曲部156が被干渉部194に干渉して、連結付勢スプリング202の付勢力に抗して連結パウル192の噛合部122がラチェットギヤ114の外周部から離間した状態で連結パウル192を保持している。
以上の構成の本実施の形態では、入力ギヤ92と共に連結パウル192が巻取方向に回転すると、被干渉部194が干渉片210の湾曲部156から離間する。このようにして干渉片210の湾曲部156からの干渉を受けない位置まで入力ギヤ92と共に連結パウル192が回転すると、連結パウル192は連結付勢スプリング202の付勢力で回動し、図9に示されるように、ラチェットギヤ114の外周部に形成されたラチェット歯に噛合部122が噛み合う。
一方、このようにラチェットギヤ114のラチェット歯と噛合部122とが噛み合った状態で入力ギヤ92が引出方向に回転すると、連結パウル192の被干渉部194が干渉片210の湾曲部156に当接する。この状態で更に入力ギヤ92と共に連結パウル192が引出方向に回転すると、前記第1の実施の形態において連結パウル110の噛合部122が干渉片140の湾曲部156を押圧した際と同様に、干渉片210の湾曲部156を引出方向に押圧する連結パウル192の被干渉部194が干渉片210は、湾曲部156からの押圧反力を受ける。
このように、連結パウル192の被干渉部194が干渉片140の湾曲部156からの押圧反力を受けることで、連結付勢スプリング202の付勢力に抗して支持軸102周りに回動し、噛合部122がラチェットギヤ114の外周部から離間して、この状態で干渉片140の湾曲部156に保持される。
ここで、以上のような動作をする本実施の形態において、干渉片210は干渉部152における湾曲部156の形成位置が前記第1の実施の形態における干渉片140とは異なるものの、実質的に干渉片140と同じ構成である。
したがって、本実施の形態においても基本的に前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
10 ウエビング巻取装置
12 フレーム
18 スプール
20 ウエビングベルト
40 モータ
42 出力軸
52 ギヤボックス(保持手段)
92 入力ギヤ(回転体)
110 連結パウル(回転伝達手段)
140 干渉片(干渉手段)
142 基部(圧接部)
146 外側保持リング(保持部)
148 内側保持リング(保持部)
150 肩片(当接部)
152 干渉部
190 ウエビング巻取装置
192 連結パウル(回転伝達手段)
210 干渉片(干渉手段)

Claims (3)

  1. 帯状のウエビングベルトの長手方向基端側が係止されて、巻取方向に回転することで前記ウエビングベルトをその長手方向基端側から巻き取るスプールと、
    前記スプールを直接又は間接的に支持するフレームと、
    作動することで出力軸を回転させるモータと、
    前記出力軸の回転が伝えられて回転する回転体と、
    前記回転体に対して相対的に変位可能に前記回転体に設けられ、変位することで前記スプールに直接又は間接的に繋げられ、前記回転体の回転を前記スプールに伝える回転伝達手段と、
    前記回転体の回転半径方向に互いに対向する一対の保持部を有し、前記フレームに取り付けられた保持手段と、
    前記一対の保持部の間に設けられて弾性で前記一対の保持部に圧接した状態で前記保持部に保持されて、前記回転体の回転周方向に沿った所定の大きさ以上の押圧力を受けることで前記一対の保持部に案内されて前記回転周方向に移動すると共に、前記回転体の回転方向に沿った前記回転伝達手段の側方に配置されて、前記回転体が前記巻取方向に回転することで前記回転伝達手段に干渉し、又は、前記回転伝達手段に対する干渉を解消して、前記スプールに対して繋がる向きへの前記回転伝達手段の変位を許容する干渉手段と、
    備えるウエビング巻取装置。
  2. 平板状に形成されて、前記一対の保持部の間に入り込むことで自らの弾性に抗して湾曲して長手方向両端側が前記一対の保持部の何れか一方に圧接する板状の圧接部と、
    厚さ方向が前記圧接部の厚さ方向に沿った板状で、前記圧接部から延出されて前記回転伝達手段に対して干渉可能な干渉部と、
    を含めて前記干渉手段を構成した請求項1に記載のウエビング巻取装置。
  3. 前記保持手段から前記回転体の回転軸方向に前記一対の保持部を立設すると共に、
    前記一対の保持部の少なくとも何れか一方における前記保持手段からの立設方向側の先端に面が接する当接部を前記干渉手段に設け、
    更に、前記保持手段からの前記一対の保持部の立設方向先端側への向きとは反対方向側の前記干渉手段の端部から、前記当接部における前記一対の保持部の先端との接触面までの前記立設方向に沿った長さを、前記一対の保持部の前記立設方向に沿った長さよりも短く設定した請求項1又は請求項2に記載のウエビング巻取装置。
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