JP5357361B2 - 身体特性測定システム及び身体特性測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、身体の重心位置及び身体各部の旋回角度を測定するための身体特性測定システム及び身体特性測定方法に関する。
スポーツ競技では、身体の筋肉量の他に、関節などの身体の各部位に高い柔軟性が要求されている。例えば、厳しいトレーニングによって筋肉量を大幅に増加させることができても、身体の柔軟性がなければ、アスリートが想定しているように身体が動かないばかりか、大怪我をしてしまう可能性がある。このため、スポーツ競技を行うアスリートは、筋肉量を増大させるとともに、いかにして身体の柔軟性を高めるかが大きな課題になる。
従来では、身体に負荷をかけて筋肉量を増大する装置は存在するが、身体を柔軟にしたり、あるいは身体の柔軟性を知ることができるための装置は、ほとんど存在していなかった。
このように現状では、身体の柔軟性を高めるために、スポーツトレーナーがアスリートの柔軟体操等をサポートすることで、対応している。
しかしながら、スポーツトレーナーの手を借りた柔軟体操には限度がある。常に、スポーツトレーナーの手助けが必要になるため、スポーツトレーナーに大きな負担がかかったり、あるいは柔軟体操を行う時期・場所が制限されることがある。このため、身体の柔軟性を高める効果はそれほど期待できなかった。
また、アスリートが自身の身体的な特徴を事前に把握することにより、スポーツの安全性を高めることができるとともに、身体的な課題を見つけることもできる。例えば、アスリートの股関節及びその他関節の柔軟性に関しては、スノーボードやゴルフなどのスポーツをする場合に、重要な要素になる。このような自身の身体的な特徴は、スポーツで怪我することを未然に防止するための一つの基準として利用でき、さらにはそれらの柔軟性を一層高めて身体能力を向上させることにより、スポーツで好成績をおさめることも可能になる。
しかしながら、股関節などの各関節の柔軟性を測定するための手頃な測定装置(購入・維持費用が安く、簡易的な測定装置という意味)がなく、さらには、それらの柔軟性を一層高めるための手頃なトレーニング装置(購入・維持費用が安く、簡易的なトレーニング装置という意味)が存在しなかった。
さらに、アスリートにとって、もう一つ重要な要素がある。それは、自身の身体のバランスである。具体的には、アスリートの身体の重心位置がどの位置にあるのか、あるいは身体の状態や姿勢によって重心位置がどのように移動(変化)するのかを事前に把握することは、自己の適正に合致したスポーツを選択するための一つの基準になるとともに、重心位置の移動(変化)を伴うスポーツのトレーニングを行う際に極めて重要になる。
しかしながら、身体各部の旋回角度を測定することができるとともに、同時に身体の重心位置あるいは重心位置の移動(変化)も測定することができる手軽で簡易な測定装置あるいはトレーニング装置は、現在のところ存在していない。
なお、スポーツのトレーニング装置に限られるものではなく、例えば、身障者や怪我から復帰するためのリハビリ対象者及び高齢者など関節の旋回可動域を広げる効果があるトレーニング機器についても、同様のことが言える。
特開平6−185955号公報 特開平8−224224号公報
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、簡易な構成で、身体の重心位置及び身体各部の旋回角度を容易に測定することができる身体特性測定システム及び身体特性測定方法を提供することを目的とする。
身体の重心位置又は/及び身体各部の旋回角度を測定するための身体特性測定システムであって、身体が接触した状態で中心軸の軸回りに回転する回転部材と、前記回転部材の回転角度を検出する回転角度検出部と、を有し、前記回転角度検出部の検出結果に基づいて身体各部の旋回角度を測定する旋回角度測定部と、身体の少なくとも一部の箇所において荷重を測定する荷重測定部を複数有し、複数の前記荷重測定部の測定結果に基づいて身体の重心位置を測定する重心位置測定部と、を有し、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置可能に構成され、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置された状態で、前記旋回角度測定部による身体の旋回角度の測定と同時に、前記重心位置測定部による身体の旋回時における重心位置の変化が測定可能に構成されたことを特徴とする。
特に、前記旋回角度測定部の下面部又は前記重心位置測定部の上面部には、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に重ねられたときにそれぞれの相手側に対して接触する凸部が設けられたことが好ましい。
前記旋回角度測定部の下面部には、前記旋回角度測定部の下面部には、凸部又は凹部が設けられ、前記重心位置測定部の上面部には、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に重ねられたときに前記凸部又は前記凹部が接触する凹部又は凸部が設けられ、前記荷重測定部は、前記凹部又は前記凸部に作用する圧力を測定し、前記重心位置測定部は、前記凸部又は前記凹部からの圧力を前記荷重測定部によって測定することにより身体の重心位置の変化を測定することが好ましい。
前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときの平面視において、前記荷重測定部は、前記回転部材の側面よりも外側に位置していることが好ましい。
前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときに、前記重心位置測定部で測定される前記旋回角度測定部の重心位置に伴う位置ズレを補正する補正部を有することが好ましい。
前記回転部材に設けられ身体からの圧力を計測する圧力計測部と、前記圧力計測部の計測結果に基づいて圧力分布を特定する圧力分布特定部と、をさらに有することが好ましい。
前記圧力計測部は、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力を計測し、前記圧力分布特定部は、前記圧力計測部の計測結果に基づき、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布を特定することが好ましい。
前記回転角度検出部は、ロータリーエンコーダであり、前記荷重測定部は、ロードセルであることが好ましい。
前記旋回角度測定部は、前記回転部材を中心軸の軸回りに回転可能に支持する支持部材と、前記支持部材に設けられ前記回転部材の回転角度目盛を備えた回転角度目盛部材と、前記回転部材に設けられ前記回転部材の中心軸の軸回りの回転と共に回転して前記回転角度目盛の所定の位置を示す回転角度指示部材と、を有することが好ましい。
前記支持部材は、前記回転部材の中心軸の軸回りの回転の際に前記回転角度指示部材に押圧されて前記回転角度目盛部材上を移動するとともに、前記回転角度目盛の所定の位置で停止する回転角度記録部材と、前記回転角度記録部材の移動を許容するガイド孔と、を有することが好ましい。
前記回転部材の所定の回転角度以上の回転を規制するための固定部材を備えたことが好ましい。
前記旋回角度測定部は、一対設けられ、前記重心位置測定部は、一対設けられ、一方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、他方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、を合成して、全体の重心位置の変化を算出する重心位置合成部を有することが好ましい。
前記旋回角度測定部によって測定された旋回角度の結果と、前記重心位置測定部によって測定された重心位置又は当該重心位置の変化と、を表示する表示装置を備えたことが好ましい。
さらに本発明は、身体の重心位置又は/及び身体各部の旋回角度を測定するための身体特性測定方法であって、旋回角度測定部が重心位置測定部の上面部に重ねられ、前記旋回角度測定部の回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させることにより身体各部の旋回角度を前記旋回角度測定部により測定する工程と、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体の重心位置の変化を前記重心位置測定部により測定する工程と、を有することを特徴とする。
前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときに、前記重心位置測定部で測定される前記旋回角度測定部の重心位置に伴う位置ズレを補正する補正工程を有することが好ましい。
前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力を圧力計測部により計測する工程と、前記圧力計測部の計測結果に基づき、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布を圧力分布特定部により特定する工程と、を有することが好ましい。
前記回転部材の旋回角度は、ロータリーエンコーダを用いて測定され、前記重心位置測定部による重心位置の変化は、ロードセルを用いて測定されることが好ましい。
前記旋回角度測定部を一対用い、前記重心位置測定部を一対用い、一方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、他方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、を合成して、全体の重心位置の変化を算出する重心位置合成工程を有することが好ましい。
本発明によれば、簡易な構成で、身体の重心位置及び身体各部の旋回角度を容易に測定することができる。
具体的には、回転部材に身体が接触した状態で中心軸の軸回りに回転部材を回転させ、回転角度検出部により回転部材の回転角度を検出することにより、身体各部の旋回角度を測定することができる。また、身体の少なくとも一部を重心位置測定部に載せることにより、複数の荷重測定部の測定結果に基づいて身体の重心位置を測定することができる。
旋回角度測定部と重心位置測定部とは別体として構成されていることにより、それぞれ単独で使用することも可能である。旋回角度のみを測定する場合には、旋回角度測定部だけを使用すれば良く、また、重心位置のみを測定する場合には、重心位置測定部だけを使用すれば足りる。このように、用途に応じて使い分けることができるため、便利である。
ここで、旋回角度と重心位置の両方を測定する場合には、旋回角度測定部を重心位置測定部の上面部に重ね、回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で回転部材を回転させることにより旋回角度測定部によって身体各部の旋回角度を測定することができ、かつ回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で回転部材を回転させているときの身体の重心位置の変化(重心動揺あるいは重心位置の軌跡)を測定することができる。
また、旋回角度測定部の下面部に凸部が設けられ、重心位置測定部の上面部には凹部が設けられ、旋回角度測定部が重心位置測定部の上面部に重ねられたときに凸部が凹部に接触する。この状態において、荷重測定部が凹部に作用した圧力を測定して、重心位置測定部は、荷重測定部の測定結果に基づいて身体の重心位置の変化を測定する。これにより、測定時において、旋回角度測定部と重心位置測定部とが不意に分離することを防止でき、確実に測定することができる。
また、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときの平面視において、前記荷重測定部は前記回転部材の側面よりも外側に位置していることにより、荷重測定部の上方には旋回角度測定部からの移動荷重(衝撃)が直接作用しない。これにより、重心位置の測定時において荷重測定部による荷重の測定が安定する。この結果、荷重測定部により、正確な荷重を測定することができ、ひいては身体の重心位置を正確に測定することができる。
さらに、旋回角度測定部が重心位置測定部の上面部に載置されたときに、重心位置測定部で測定される旋回角度測定部の重心位置に伴う位置ズレを補正部で補正する。これにより、旋回角度測定部の設計誤差に伴う質量アンバランスの影響を解消することができ、身体の重心位置あるいは重心位置の変化を正確に測定することができる。
特に、旋回角度測定部は一対設けられ、重心位置測定部は一対設けられている。一方の重心位置測定部で測定された測定者の左半身の重心位置の結果と、他方の重心位置測定部で測定された測定者の右半身の重心位置の結果と、を合成して、全体の重心位置の変化が重心位置合成部により算出される。これにより、測定者の真の重心位置を正確に測定することができる。
さらに、回転部材に設けられ身体からの圧力を計測する圧力計測部と、圧力計測部の計測結果に基づいて圧力分布を特定する圧力分布特定部と、を有しているため、回転部材に載置された身体からの圧力分布状況を得ることができる。
特に、回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で回転部材を回転させているときの身体からの圧力が圧力計測部により計測される。圧力計測部の計測結果に基づき、回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布が圧力分布特定部により特定される。これにより、回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布を容易に特定することができる。
本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムの概念図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計の内部の構成を示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計を上方からみた説明図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計の制御システムを示したブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する重心動揺計の内部の構成を示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する重心動揺計の内部を上方からみた説明図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する重心動揺計の制御システムを示したブロック図である。 2個のロードセルの荷重測定結果に基づいて重心位置を算出する原理を説明するときの図である。 3個のロードセルの荷重測定結果に基づいて重心位置を算出する原理を説明するときの図である。 本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計と重心動揺計とを合体させたときの説明図である。 変形例となる旋回角度計(左足用)と変形例となる旋回角度計(右足用)を並べて設置した状態の平面図である。 変形例となる旋回角度計の内部の構造を示した説明図である。 変形例となる旋回角度計の回転角度目盛部材及び回転角度目盛の一部を拡大した部分的な平面図である。 変形例となる旋回角度計の内部の一部を拡大した部分的な説明図である。 本発明の第2実施形態に係る身体特性測定システムの平面図である。 本発明の第3実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計を上方からみた説明図である。 本発明の第3実施形態に係る身体特性測定システムを構成する旋回角度計の制御システムを示したブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る身体特性測定システム及び身体特性測定方法について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、身体特性測定システム100は、旋回角度計102と、重心動揺計104と、を有している。
身体測定システム100は、信号線106によって、アンプ108及びAD変換ボード110を介して端末装置(PC)112に対して電気的に接続されている。
アンプ108は、後述のロータリーエンコーダ134及びロードセル170からのアナログ値のデータ信号を増幅させる。
AD変換ボード110は、アナログ信号をデジタルデータに変換する。端末装置112には、プリンター114が電気的に接続されている。
本実施形態の身体測定システム100は、一対の旋回角度計102と、一対の重心動揺計104と、で構成されている。
左足測定用として、一対の旋回角度計102のうちの一方の旋回角度計102Lは、一対の重心動揺計104のうちの一方の重心動揺計104Lの上面部にセット可能に構成されている。
右足測定用として、一対の旋回角度計102のうちの他方の旋回角度計102Rは、一対の重心動揺計104のうちの他方の重心動揺計104Rの上面部にセット可能に構成されている。
本実施形態では、一対の旋回角度計102を構成する一方の旋回角度計102Lと他方の旋回角度計102Rとは同じ構成であるため、一方の旋回角度計102Lの構成のみを説明し、他方の旋回角度計102Rの構成の説明を省略する。また、一対の重心動揺計104を構成する一方の重心動揺計104Lと他方の重心動揺計104Rとは同じ構成であるため、一方の重心動揺計104Lの構成のみを説明し、他方の重心動揺計104Rの構成の説明を省略する。
図2及び図3に示すように、旋回角度計102Lは、測定者の身体を載せるための上面部116が形成された上部回転部材118を備えている。上部回転部材118は、下部支持部材120により360度回転可能に支持されている。
詳細には、下部支持部材120の内壁面には、ベアリング受け部材122が連続して設けられており、ベアリング受け部材122にボールベアリング124が配置されている。上部回転部材118は、ボールベアリング124に支持されている。このため、上部回転部材118は、下部回転部材120に対して回転可能になる。
上部回転部材118には、回転軸126の上端部が取り付けられている。回転軸の下端部は、下部支持部材120に回転可能に取り付けられている。上部回転部材118が回転することにより、回転軸126が連動して軸回りに回転する。なお、下部支持部材120は、回転しない。
回転軸126には、回転軸126と連動して回転する第1かさ歯車128が取り付けられている。第1かさ歯車128には、第2かさ歯車130が噛んでいる。回転軸126の回転動作とともに第1かさ歯車128が回転すると、第2かさ歯車130は、第1かさ歯車128からの駆動力を受けて回転する。
第2かさ歯車130は、歯車軸132を備えている。歯車軸132の端部には、ロータリーエンコーダ(ポテンションメータ)134が取り付けられている。これにより、上部回転部材118の回転角度(旋回角度)を検出することが可能になる。
ロータリーエンコーダ134の動作原理は、従来と同様である。例えば、ロータリーエンコーダ134の回転軸としても機能する歯車軸132に、等間隔の格子目盛が刻まれたスリット円板が取り付けられ、これに相対して同じ間隔の目盛が刻まれた固定スリットがロータリーエンコーダ134の本体に固定されている。この2つのスリットを挟んで発光素子(発光ダイオード)と受光素子(フォトトランジスタ)とが設置されている。発光素子から出た光は、歯車軸132が回転することによりスリット1ピッチ毎に光路を遮られ、回転量に比例した回数の明暗を繰り返す。この明暗を受光素子で電気信号として取り出し、波形整形をして矩形波としたものがロータリーエンコーダ134の出力信号になる。この出力信号は、互いに1/4ピッチとずれるように位相が調整された2相信号であり、回転方向が反転することでこの位相も反転し、方向弁別回路を持った可逆カウンタと組み合わせることにより回転量の加算減算を行う。これにより、上部回転部材118の回転角度(旋回角度)を検出することができる。
ロータリーエンコーダ134に限定されるものではない。ロータリーエンコーダ134に替えて、例えば、3軸角度センサ、光で角度を検出するセンサ全てを適用することができる。
歯車軸132には、カップリング136が取り付けられている。カップリング136は、従来の構成のものを用い、第2かさ歯車130に作用した外力あるいは衝撃を吸収して、ロータリーエンコーダ134の破損を防止する機能を有している。
下部支持部材120の内部には、ロータリーエンコーダ134を取り付けるための固定プレート138が設けられている。
下部支持部材120の底面部(下面部)の3箇所には、アジャスターボルト140が取り付けられている。1つのアジャスターボルト140には、ストッパークランプ142が取り付けられている。
ストッパークランプ142は、押圧部144と、上部回転部材118に対して押圧部144を押圧又は離間させるための機構部146と、を有している。
下部支持部材120の底面部(下面部)には、回転速度(旋回速度)などのデータを送受信させるためのオス側コネクタ部148が取り付けられている。
図4に示すように、下部支持部材120には、ロータリーエンコーダ134などの電子部品を正常に機能させるとともに、上部回転部材118の回転角度(旋回角度)のデータを端末装置112あるいは重心動揺計104Lに対して出力させる制御部(CPUなど)150が設けられている。
下部支持部材120には、上部回転部材118の回転角度(旋回角度)のデータを記憶するための記憶部(ROMあるいはRAMなど)152が設けられている。
図5及び図6に示すように、重心動揺計104Lは、上部プレート160が下部プレート162に嵌められて構成されている。上部プレート160と下部プレート162とは、固定用ばね部材164で接続されている。
上部プレート160の上面部の3箇所には、断面凹部状の溝部166がそれぞれ形成されている。旋回角度計102Lが重心動揺計104Lの上面部に載せられたときに、この溝部166に旋回角度計102Lのアジャスターボルト140が挿入される。
旋回角度計102Lのアジャスターボルト140の長さ寸法は、重心動揺計104Lの溝部166の深さ寸法によりも大きくなるように設定されている。このため、旋回角度計102Lが重心動揺計104Lの上面部に載せられたときには、旋回角度計102Lのアジャスターボルト140の端部が重心動揺計104Lの溝部166の底面に接触する。
上部プレート160の上面部には、下部支持部材120のオス側コネクタ部148と電気的に接続可能なメス側コネクタ部168が取り付けられている。オス側コネクタ部148とメス側コネクタ部168とが電気的に接続された状態では、旋回角度計102Lで計測された上部回転部材118の回転角度(旋回角度)の計測結果が重心動揺計104L側に出力される。
下部プレート162の内部には、3個のロードセル170が設けられている。ロードセル170の位置は、上部プレート160の溝部166の真下になるように設定されている。
具体的には、各ロードセル170が略三角形(例えば、二等辺三角形あるいは正三角形)の頂点に位置するように設定されている。このため、各ロードセル170は、旋回角度計102Lのアジャスターボルト140の端部から溝部166に対して作用する垂直応力を測定する。
ロードセル170の個数は3個に限られるものではなく、例えば、溝部166が4箇所以上に形成されている構成では、ロードセル170の個数も溝部166の数に合わせて4個以上とすることができる。
旋回角度計102側に凸部であるアジャスターボルト140が設けられており、重心動揺計104側に凹部である溝部166が設けられている構成に限られるものではない。
例えば、旋回角度計102側に凹部が設けられ、重心動揺計104側に凸部が設けられている構成でもよい。この場合においても、凸部の長さ寸法が凹部の深さ寸法よりも長くなるように設定される。
図7に示すように、重心動揺計104Lは、各ロードセル170からの測定結果に基づいて重心位置を算出する重心位置算出部172と、重心位置算出部172で算出された重心位置を補正する重心位置補正部174と、2つの重心動揺計104で測定された重心位置を合成する重心位置合成部176と、種々の算出結果や測定データなどを記憶する記憶部178と、を有している。
重心位置算出部172、重心位置補正部174及び重心位置合成部176は、重心動揺計104L側ではなく、端末装置112側に備えられていてもよい。
重心位置算出部172は、3つのロードセル170での垂直応力の測定結果に基づいて重心位置を算出する。
ここで、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられた状態(測定者の足が載せられていない状態)における重心位置と、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられ、かつ測定者の足も載せられている状態における重心位置と、を算出することが可能である。重心位置は、X座標及びY座標の各値(X1、Y1)で特定される。なお、重心位置の特定方法の説明については後述する。
重心位置補正部174は、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられ、かつ測定者の足も載せられている状態における重心位置に対して、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられた状態(測定者の足が載せられていない状態)における重心位置(初期ズレあるいは位置ズレ)を考慮して、測定者の身体の真の重心位置を特定する。すなわち、重心位置の初期ズレ(位置ズレ)を補正する。補正後の重心位置は、X座標及びY座標の各値(X2、Y2)で特定される。なお、重心位置の補正方法の説明については後述する。
重心位置合成部176は、一方の重心動揺計104Lによる重心測定結果(補正後の重心位置が好ましい)と、他方の重心動揺計104Rによる重心測定結果(補正後の重心位置が好ましい)と、に基づいて、重心位置を合成する。これにより、単一の重心位置が特定され、これが測定者の身体の重心位置になる。合成後の重心位置は、X座標及びY座標の各値(X3、Y3)で特定される。なお、重心位置の合成方法の説明については後述する。
記憶部178には、重心位置算出部172、重心位置補正部174及び重心位置合成部176における算出過程で実行する座標算出プログラムが予め格納されている。この座標算出プログラムが作動することにより、重心位置算出部172による算出結果がX座標及びY座標上の重心位置(X1、Y1)として算出され、重心位置補正部174による算出結果がX座標及びY座標上の重心位置(X2、Y2)として算出され、重心位置合成部176による算出結果がX座標及びY座標上の重心位置(X3、Y3)として算出される。
そして、重心位置(X1、Y1)、重心位置(X2、Y2)及び重心位置(X3、Y3)は、端末装置112の表示部に表示される。なお、最終結果である重心位置(X3、Y3)のみが端末装置112の表示部に表示されるように制御してもよい。
次に、各ロードセル170を用いた重心位置測定方法について説明する。
各重心動揺計104は、てこの原理を応用して、水平面上の二等辺三角形の各頂点に位置する3個のロードセル170の測定値から、垂直荷重の作用中心点を算出し、これを水平面での重心位置とするものである。
例えば、図8に示すように、支持棒を支持点A及び支持点Bで支持し、点Pに荷重Wを加えた場合に、支持点A及び支持点Bに、WA及びWBの荷重がそれぞれ加わったとすると、点Pを中心とするモーメントのつりあい式は、
X・WA=(L−X)・WB
(L:支持点Aと支持点Bとの間の距離)
となる。
これを位置Xについて整理すると、
X=L・WB/(WA+WB)
となる。
このため、支持点A及び支持点Bでの垂直荷重をそれぞれ検出することにより、支持点Aと支持点Bとの間の距離Lを既知として、位置Xを算出することができる。
ここで、重心動揺計104の平面上で重心位置を考えると、図9に示すように、任意の点P(X、Y)に荷重Wが作用した場合、各ロードセル(P1、P2、P3)が、W1、W2、W3の荷重を検出したとすると、
原点OにおけるX軸回りのモーメントのつりあい式は、
W・Y+W1・L0+W2・L0=W3・L
となる。
これを位置Yについて整理すると、
Y=(W3・L−W1・L0−W2・L0)/W……(1式)
となる。
原点OにおけるY軸回りのモーメントのつりあい式は、
W・X+W2・m=W1・m
となる。
これを位置Xについて整理すると、
X=(W1−W2)・m/W……(2式)
となる。
また、力のつりあい式は、
W=W1+W2+W3……(3式)
となる。
また、W1、W2、W3は、各ロードセルにおける測定値である。既知である各ロードセル間の位置関係からL、L0、mは、算出可能である。これにより、(1式)〜(3式)から、任意の点Pの座標(X、Y)を特定することができる。
以上のような方法で、重心位置算出部172により重心位置(X1、Y1)を算出する。
次に、重心位置補正部174による重心位置の補正方法について説明する。
先ず、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられた状態(測定者の足が載せられていない状態)における重心位置(初期ズレあるいは位置ズレ)を上記方法により算出する。この初期ズレの重心位置の座標をPS(XS、YS)とする。
次に、重心動揺計104Lの上面部に旋回角度計102Lが載せられ、かつ測定者の足も載せられている状態における重心位置を上記方法により算出する。この身体の重心位置の座標をPT(XT、YT)とする。
ここで、力学的な観点から、点PS(XS、YS)には、旋回角度計102のみからの荷重MS(旋回角度計102の重さMS)が作用していると考えられる。また、点PT(XT、YT)には、測定者及び旋回角度計102の両方からの荷重MT(測定者の体重と旋回角度計102の重さによる合計荷重MT)が作用していると考えられる。
そこで、点PS(XS、YS)と点PT(XT、YT)の合成重心を算出する。具体的には、点PS(XS、YS)に荷重MSが作用しており、点PT(XT、YT)に荷重MTが作用している力学モデルである。
補正後の重心である合成重心(X2、Y2)は、
X2=(MS・XS+MT・XT)/(MS+MT)
Y2=(MS・YS+MT・YT)/(MS+MT)
により算出することができる。
以上のような方法で、重心位置補正部174により補正後の重心位置(X2、Y2)を算出する。ここで、重心位置補正部174による重心位置を補正は、旋回角度計102を重心動揺計104の上面部に載せたときに発生する旋回角度計102の重心位置の位置ズレを解消するために実行されるものである。
具体的には、重心動揺計104に作用する旋回角度計102の重心位置と身体の重心位置とが常に一致している場合には何ら問題はないが、実際には旋回角度計102の設計のバラツキや重量分布のバラツキなどが生じている。このようなバラツキは、旋回角度計102の重心位置が身体の重心位置から位置ズレする結果になる。
そこで、上記のように、重心位置補正部174により重心位置を補正することにより、身体の重心位置に関して極めて正確な測定結果を得られるように調整している。
次に、重心位置合成部176による重心位置の合成方法について説明する。
重心動揺計104を一対用い、一方の重心動揺計104Lの上面部に測定者の左足を載せ、他方の重心動揺計104Rの上面部に測定者の右足を載せる。そして、一方の重心動揺計104Lの検出結果から測定者の左半身の重心位置を算出し、他方の重心動揺計104Rの検出結果から測定者の右半身の重心位置を算出する。このような測定方法によれば、測定者の身体の重心位置を算出する場合、測定者の左半身の重心位置と測定者の右半身の重心位置とを合成する必要がある。
なお、各重心動揺計104L、104Rの上面部に各旋回角度計102L、102Rをそれぞれ載せて、各旋回角度計102L、102Rの上面部に測定者の左右の足を片方ずつ載せて測定する場合も、同様に、それぞれの重心位置を合成する必要がある。
そこで、一方の重心動揺計104Lで測定された値に基づく左半身の重心位置PL(XL、YL)と、他方の重心動揺計104Rで測定された値に基づく右半身の重心位置PR(XR、YR)と、の合成重心を算出する。
具体的には、点PL(XL、YL)には左半身からの荷重ML(一方の重心動揺計104Lに配置された3個のロードセルで測定された垂直荷重の合計値)が作用しており、点PR(XR、YR)には荷重MR(他方の重心動揺計104Rに配置された3個のロードセルで測定された垂直荷重の合計値)が作用している力学モデルである。
合成後の重心である合成重心(X3、Y3)は、
X3=(ML・XL+MR・XR)/(ML+MR)
Y3=(ML・YL+MR・YR)/(ML+MR)
により算出することができる。
以上のような方法で、重心位置合成部176により合成後の重心位置(X3、Y3)を算出する。
ここで、重心位置合成部176による重心位置を合成処理は、一方の重心動揺計104Lと他方の重心動揺計104Rとに跨って測定者が載った場合において、両方の重心位置を合成して測定者の身体全体の重心位置を決定するために必要となる。
重心位置補正部174による重心位置の補正処理は、重心動揺計104の上面部に旋回角度計102を載せた場合に必要となる処理である。このため、重心動揺計104の上面部に旋回角度計102を載せず、重心動揺計104の上面部に測定者の足を直接載せて測定する場合には、当該補正処理を省略することも可能である。
重心位置の処理順序は、重心位置算出部172による重心位置の算出処理の後、重心位置補正部172による重心位置の補正処理を経て、重心位置合成部176による重心位置の合成処理を実行することが好ましい。しかしながら、この処理順序に限定されるものではない。
例えば、重心位置算出部172による重心位置の算出処理の後、重心位置合成部176による重心位置の合成処理を実行し、その後、重心位置補正部174による重心位置の補正処理を実行してもよい。この場合には、左右の重心動揺計104L、104Rの上面部に旋回角度計102L、102Rのみを載せた場合の左右の重心位置を単一の重心位置とするための合成処理が新たに必要となる。当該合成処理後の重心位置(旋回角度計のみの重心位置)を、重心位置合成部176による合成後の重心位置(旋回角度計+測定者の重心位置)に反映させて全体を補正する。
図5に示すように、下部プレート162には、外部出力用コネクタ部180が設けられている。外部出力用コネクタ部180には信号線106などが接続可能になっており、ロータリーエンコーダ134による計測結果やロードセル170による計測結果が外部の端末装置112にデータとして出力することができる。また、重心動揺計104側に重心位置算出部172、重心位置補正部174及び重心位置合成部176が内蔵されている構成では、旋回角度の測定結果と重心位置の結果とがデータとして端末装置112に出力される。
端末装置112の表示部には、旋回角度と、重心位置と、及び両者の関係が表示される。また、旋回角度と重心位置は時間的に連続して計測することができ、旋回角度の変化と重心位置の変化とが時系列的に端末装置112の表示部に表示される。
次に、身体特性測定システムを用いた身体特性測定方法について説明する。
(旋回角度計を単一で使用する場合)
図2乃至図4に示すように、旋回角度計102を単一で使用する場合には、測定者の両足あるいは左右片足の一方の足を上部回転部材118の上面部に載せる。そして、上部回転部材118を内側及び外側に回転させることにより、ロータリーエンコーダ134により旋回角度(回転角度)を計測する。ロータリーエンコーダ134による計測結果は、端末装置112に出力されて表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の最大外旋回角度及び最大内旋回角度を認識することができる。
(旋回角度計を一対で使用する場合)
図2乃至図4に示すように、旋回角度計102を一対で使用する場合には、測定者の左足を一方の旋回角度計102Lの上部回転部材118の上面部116に載せる。また、測定者の右足を他方の旋回角度計102Rの上部回転部材118の上面部に載せる。そして、それぞれの旋回角度計102L、102Rの上部回転部材118を内側及び外側に回転させて、ロータリーエンコーダ134によりそれぞれの上部回転部材118の旋回角度(回転角度)を計測する。このロータリーエンコーダ134による計測結果は、端末装置112に出力されて表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の左右両足の最大外旋回角度及び最大内旋回角度を認識することができる。
(重心動揺計を単一で使用する場合)
図5乃至図7に示すように、重心動揺計104を単一で使用する場合には、測定者の両足あるいは左右片足の一方の足を上部プレート160の上面部に載せる。そして、3個のロードセル170により荷重が検出される。さらに、3個のロードセル170による荷重の検出結果に基づいて、重心位置が算出される。そして、重心位置が端末装置112の表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の重心位置を認識することができる。なお、重心位置の算出方法は、上述した通りである。また、この場合には、重心位置の補正処理及び合成処理は不要である。
(重心動揺計を一対で使用する場合(旋回角度計は不使用))
図5乃至図7に示すように、重心動揺計104を一対で使用する場合には、測定者の左足を一方の重心動揺計104Lの上部プレート160の上面部に載せる。また、測定者の右足を他方の重心動揺計104Rの上部プレート160の上面部に載せる。そして、一方の重心動揺計104Lの3個のロードセル170により荷重が検出され、他方の重心動揺計104Rの3個のロードセル170により荷重が検出される。さらに、一方の重心動揺計104Lの3個のロードセル170による荷重の検出結果に基づいて、測定者の左半身の重心位置が算出される。また、他方の重心動揺計104Rの3個のロードセル170による荷重の検出結果に基づいて、測定者の右半身の重心位置が算出される。そして、測定者の左半身の重心位置と右半身の重心位置とが合成処理され、測定者の真の重心位置として端末装置112の表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の真の重心位置を認識することができる。なお、重心位置の算出方法は、上述した通りである。また、この場合には、重心位置補正部174による重心位置の補正処理は実行されないが、重心位置合成部176による合成処理は実行される。
(単一の旋回角度計と単一の重心動揺計とを合体させて使用する場合)
図10に示すように、単一の旋回角度計102と単一の重心動揺計104とを合体させて使用する場合には、旋回角度計102が重心動揺計104の上面部に載せられる。このとき、重心動揺計104の溝部166に旋回角度計102のアジャスターボルト140が挿入される。これにより、旋回角度計102と重心動揺計104とが一体的な構成となり、測定時において旋回角度計102が重心動揺計104から離間したり、あるいは分離することを防止できる。
次に、測定者が両足又は片足で旋回角度計102の上部回転部材118に載り、内側及び外側に回転させる。これにより、旋回角度計102のロータリーエンコーダ134で旋回角度が測定され、かつ重心動揺計104の3個のロードセル170により荷重が測定される。ロータリーエンコーダ134及びロードセル170の測定値は、データとして端末装置112に出力され表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の足の旋回角度と身体の重心位置を認識できる。また、この場合には、重心位置補正部174における重心位置の補正処理は実行されるが、重心位置合成部176における重心位置の合成処理は実行されない。
(単一の旋回角度計と単一の重心動揺計とを合体させたものを一対で使用する場合)
図10に示すように、単一の旋回角度計と単一の重心動揺計とを合体させたものを一対で使用する場合には、一方の旋回角度計102Lが一方の重心動揺計104Lの上面部に載せられる。このとき、一方の重心動揺計104Lの溝部166に一方の旋回角度計102Lのアジャスターボルト140が挿入される。また、他方の旋回角度計102Rが他方の重心動揺計104Rの上面部に載せられる。このとき、他方の重心動揺計104Rの溝部166に他方の旋回角度計104Rのアジャスターボルト140が挿入される。このようにして、単一の旋回角度計と単一の重心動揺計とを合体させたものを一対セットする。
次に、測定者が左足で一方の旋回角度計102Lの上部回転部材118に載り、右足で他方の旋回角度計102Rの上部回転部材118に載る。そして、左右の足で、一方の旋回角度計102Lの上部回転部材118と他方の旋回角度計102Rの上部回転部材118を内側及び外側に回転させる。これにより、一方及び他方の旋回角度計102L、102Rのロータリーエンコーダ134で旋回角度が測定され、かつ一方及び他方の重心動揺計104L、104Rの3個のロードセル170により荷重が測定される。これらのロータリーエンコーダ134及びロードセル170の測定値は、データとして端末装置112に出力され表示部に表示される。これにより、測定者は、自身の足の旋回角度と身体の重心位置を認識できる。また、この場合には、重心位置補正部174における重心位置の補正処理と、重心位置合成部176における重心位置の合成処理と、がそれぞれ実行される。
本実施形態によれば、重心動揺計104に搭載した旋回角度計102で両足の内旋回運動・外旋回運動を実行したときの重心位置の変化(重心動揺)を所定の時点で連続して時系列的に測定することができる。これにより、測定者の身体運動能力を測定することができ、測定者の運動種目の適正、チーム競技におけるポジションニングの適正を的確に把握することができる。同時に、指導者・コーチにとっても、各選手の運動特性を把握することができるため、各々の選手に対して適切な指導を行うことができる。
旋回角度計102の上部回転部材118が所定の回転角度(最大外旋回角度あるいは最大内旋回角度)だけ回転した位置で、上部回転部材118が回転できないように固定することにより、その位置での重心動揺の特性を知ることができる。また、重心動揺の特性を知ることにより、測定者自身の重心位置の位置ズレが判明する。この重心動揺の結果をシューズのインソールや補正下着のカスタマイズに利用することができる。この結果、測定者の身体のアンバランスを矯正することができる。
重心動揺計104に旋回角度計102を搭載して両足の内旋回運動・外旋回運動を実行し、最大内旋回角度及び最大外旋回角度を測定し、その左右足の中心角度の角度差を算出することにより、ゴルフ・スノーボードなどのスポーツにおける適正なスタンス位置を把握することができる。
(旋回角度計の変形例)
次に、旋回角度計の変形例について、図面を参照して説明する。変形例となる旋回角度計は、上記実施形態と同様にして、底部に設けられたアジャスターボルト(図示省略)が重心動揺計104の溝部166に挿入されて、一体化されるものである。
図11及び図12に示すように、旋回角度計10は、上部回転部材12を備えている。上部回転部材12は、下部支持部材14により360度回転可能に支持されている。詳細には、上部回転部材12及び下部支持部材14の内部には、複数の突起部16、18がそれぞれ設けられており、これらの突起部16、18の間にボール20が介在されている。このため、上部回転部材12は、床上に固定された下部支持部材14に対して中心軸22の軸回りに回転する。突起部16、18とボール20とにより、ボールベアリング機能を実現している。
上部回転部材12は、外観視にて円盤状に形成されている。上部回転部材12の上面12Aは、身体が接触する部分である。上部回転部材12の上面中心には、回転中心となる中心軸22が貫通している。また、上部回転部材12の上面12Aには、縦軸センター位置を示す縦軸突起部24と、横軸センター位置を示す横軸突起部26と、が設けられている。このため、上部回転部材12の上面12Aに身体を接触されると、縦軸突起部24及び横軸突起部26が身体に引っ掛かり、身体の上部回転部材12を回転させようとする力(回転駆動力)が上部回転部材12に効率良く伝達する。
縦軸突起部24及び横軸突起部26を滑りにくい素材(摩擦係数の高い素材)で構成することにより、身体と縦軸突起部24及び横軸突起部26との間で発生する摩擦力が高くなる。これにより、身体が上部回転部材12の上面12Aを滑ることを防止できる。この結果、身体と上部回転部材12を一体的に回転させることができる。
上部回転部材12の外周面には、回転角度を示すポインター部28が設けられている。ポインター部28は、縦軸センター位置の延長線上に位置するように設けられている。上部回転部材12が中心軸22の軸回りに回転すると、ポインター部28が下部支持部材14に設けられた回転角度表示板30上を回転移動するとともに、回転角度目盛32の所定の位置を指し示す。
上部回転部材12の外周面の一部には、各種アタッチメントを取り付けるための取付孔34が形成されている。
図11乃至図14に示すように、下部支持部材14の中心部には、中心軸22が貫通している。下部支持部材14の外周部には、回転角度表示板30が設けられている。回転角度表示板30の上面には、回転角度表示板30の円周に沿って、回転角度目盛32が連続表示されている。
回転角度表示板30には、ガイド孔36が形成されている。ガイド孔36は、回転角度目盛32の内周側(1周)に沿って連続して形成されている。ガイド孔36には、最大外旋回角度を決定するための外旋回角度記録部材38がガイド孔36に沿って移動可能となるように配置されている。また、ガイド孔36には、最大内旋回角度を決定するための内旋回角度記録部材40がガイド孔36に沿って移動可能となるように配置されている。
外旋回角度記録部材38は、ポインター部28が接触するとともに回転角度目盛32の所定の位置を示す回転角度指示部38Aと、回転角度指示部38Aの底部に設けられガイド孔36を貫通する軸部38Bと、回転角度指示部38Aが所定の位置で停止した状態を維持するための固定部38Cと、で構成されている。軸部38Bと固定部38Cとは、いわゆるボルトとナットのように、両者が螺合できるように構成されている。このため、固定部38Cを強く締付けていくと、やがて回転角度表示板30が回転角度指示部38Aと固定部38Cとで挟まれて、外旋回角度記録部材38が回転角度表示板30の所定の位置で固定される。
内旋回角度記録部材40は、ポインター部28が接触するとともに回転角度目盛32の所定の位置を示す回転角度指示部40Aと、回転角度指示部40Aの底部に設けられガイド孔36を貫通する軸部40Bと、回転角度指示部40Aが所定の位置で停止した状態を維持するための固定部40Cと、で構成されている。軸部40Bと固定部40Cは、いわゆるボルトとナットのように、両者が螺合できるように構成されている。このため、固定部40Cを強く締付けていくと、やがて回転角度表示板30が回転角度指示部40Aと固定部40Cとで挟まれて、内旋回角度記録部材40が回転角度表示板30の所定の位置で固定される。
なお、外旋回角度記録部材38と内旋回角度記録部材40とは、同一の構成である。
(旋回角度測定方法)
次に、旋回角度計10を用いた旋回角度測定方法について説明する。
<股関節の旋回角度の測定>
図11に示すように、2つの旋回角度計10を用意する。そして、脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、右足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに右足を載せ、左足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに左足を載せる。
次に、脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、左右両足が同時に「逆ハの字」になるように、旋回角度計10の上部回転部材12を同時に外旋回させる(図11中矢印α方向への回転)。そして、左右両足及び上部回転部材12の外旋回の回転角度を測定する。
次に、脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、左右両足が同時に「ハの字」になるように、旋回角度計10の上部回転部材12を同時に内旋回(図11中矢印β方向への回転)させる。そして、左右両足及び上部回転部材12の内旋回の回転角度を測定する。
なお、左右両足を同時に旋回させることに限られず、左右の足のいずれか一方ずつを旋回させるようにして、左右両足及び上部回転部材12の旋回角度を測定してもよい。
このようにして、股関節の外旋回角度及び内旋回角度(股関節の旋回角度)を測定することができる。
(軸足測定方法)
次に、旋回角度計10を用いた軸足測定方法について説明する。
図11に示すように、右足用の旋回角度計10と左足用の旋回角度計10の合計2台を用意する。なお、初期状態において、各旋回角度計10のポインター部28が0°の位置となるように設定されている。
そして、右足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに、脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、使用者の右足を載せる。また、左足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに、脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、使用者の左足を載せる。このとき、上部回転部材12の上面12Aに足の裏が接触するように、それぞれの足を載せる。これにより、使用者は、右足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに右足を載せ、左足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに左足を載せた状態になっている。
次に、右足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに右足を載せ、左足用の旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに左足を載せた状態で、かつ脊椎を真っ直ぐに伸ばし(背筋を伸ばして)かつ膝を曲げない体勢で、外旋回及び内旋回させる。すなわち、左右両足が使用者から見て「逆ハの字」状となるようにそれぞれ外旋回(図11中矢印α側)させ、その後、左右両足が使用者から見て「ハの字」状となるようにそれぞれ内旋回(図11中矢印β側)させる。
このとき、外旋回時には、各旋回角度計10の各上部回転部材12が中心軸22の軸回りにかつ外旋回側(図11中矢印α側)に回転するが、ポインター部28が各旋回角度計10の各外旋回角度記録部材38を押しながら、各上部回転部材12が外旋回側に回転していく。これにより、各外旋回角度記録部材38は、ポインター部28に押されながら、回転角度表示板30上をガイド孔36に沿って移動する。そして、各外旋回角度記録部材38は、各旋回角度計10の各上部回転部材12が最も大きく回転した位置(最大外旋回角度の位置)で、ポインター部28からの押圧力を受けなくなるため、停止する。
次に、内旋回時には、各旋回角度計10の各上部回転部材12が中心軸22の軸回りにかつ内旋回側(図11中矢印β側)に回転するが、ポインター部28が各旋回角度計10の各内旋回角度記録部材40を押しながら、各上部回転部材12が内旋回側に回転していく。これにより、各内旋回角度記録部材40は、ポインター部28に押されながら、回転角度表示板30上をガイド孔36に沿って移動する。そして、各内旋回角度記録部材40は、各旋回角度計10の各上部回転部材12が最も大きく回転した位置(最大内旋回角度の位置)で、ポインター部28からの押圧力を受けなくなるため、停止する。
これにより、使用者は、各外旋回角度記録部材38の回転角度指示部38Aが示した回転角度目盛32の値を読み取ることにより、左右両足の外旋回の最大外旋回角度を測定することができる。また、使用者は、各内旋回角度記録部材40の回転角度指示部40Aが示した回転角度目盛32の値を読み取ることにより、左右両足の内旋回の最大内旋回角度を測定することができる。
次に、右足の外旋回の最大外旋回角度と右足の内旋回の最大内旋回角度を合算する(右足の最大旋回角度の合算値)。また、左足の外旋回の最大外旋回角度と左足の内旋回の最大内旋回角度を合算する(左足の最大旋回角度の合算値)。
次に、右足の最大旋回角度の合算値と左足の最大旋回角度の合算値とを比較する。そして、左右の足のうち外旋回の最大外旋回角度と内旋回の最大内旋回角度を合算した値(最大旋回角度の合算値)が大きい側の足を軸足に決定する。すなわち、右足の最大旋回角度の合算値>左足の最大旋回角度の合算値であれば、右足が軸足になる。また、右足の最大旋回角度の合算値<左足の最大旋回角度の合算値であれば、左足が軸足になる。
さらに、外旋回角度記録部材38及び内旋回角度記録部材40が所定の位置で固定するように固定部38C、40Cを調整することにより、身体のバランスが大きく崩れてしまうことがない。すなわち、軸足を旋回角度計10の上部回転部材12の上面12Aに載せ、軸足側と反対側の足を前後に振る動作を行うことにより、軸足が旋回角度計10の上部回転部材12と共に外旋回及び内旋回するが、旋回角度計10の上部回転部材12の旋回角度が、外旋回角度記録部材38及び内旋回角度記録部材40によって制限されているため、旋回角度計10の上部回転部材12が所定の回転角度以上に旋回し過ぎることはない。この結果、身体のバランス感覚が悪い使用者にとっても、何ら不安を抱くことなく、トレーニングに集中することができる。また、旋回角度計10の上部回転部材12の旋回角度が、外旋回角度記録部材38及び内旋回角度記録部材40によって制限された状態で、トレーニングすることにより、強いボールを蹴ることができるような効果的なトレーニングを実行できる。
なお、旋回角度計10を用いた身体のバランス矯正方法では、軸足側と反対側の足の振り子動作のみを行って、身体のバランスを矯正する方法を説明したが、軸足側と反対側の足の振り子動作だけに限られるものではなく、左右両足の振り子動作をそれぞれ行い、身体のバランスを矯正するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、アスリートである使用者が一人でトレーニングすることができるため、スポーツトレーナーの手助け不必要になるとともに、時間・場所を問わず、いつでも、どこでもトレーニングすることができる。また、使用者の身体の柔軟性及びバランス感覚を高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る身体特性測定システム及び身体特性測定方法について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態に記載された構成と重複する構成の説明は、適宜、省略する。また、第1実施形態に記載された作用効果と重複する作用効果の説明についても、適宜、省略する。
第2実施形態では、重心動揺計の構成が第1実施形態の重心動揺計と異なる。ただし、左右の重心動揺計の構成は同じであるので、左側に位置する重心動揺計の構成についてのみ説明し、右側に位置する重心動揺計の構成の説明は省略する。
図15に示すように、重心動揺計200Lは、ガイド部材202Lを備えている。ガイド部材202Lは、例えば、直線状に延びる複数のガイド部202L1、202L2、202L3を備えている。
ガイド部材202Lは、一例として、3つのガイド部202L1、202L2、202L3を備えている。3つのガイド部202L1、202L2、202L3を備えている構成では、相互に隣接するガイド部同士の開き角度は、約120度である。
なお、ガイド部202L1、202L2、202L3は、3つに限られるものではなく、1つ、2つ、あるいは4つ以上存在していても良い。
各ガイド部202L1、202L2、202L3の下方には、各ロードセル204L1、204L2、204L3が配置されている。各ロードセル204L1、204L2、204L3の一部が各ガイド部202L1、202L2、202L3の下面に接触している。
詳細には、各ロードセル204L1、204L2、204L3は、例えば、各ガイド部202L1、202L2、202L3の先端部近傍の下方に位置している。
なお、ロードセル204L1、204L2、204L3の位置は、各ガイド部202L1、202L2、202L3の下方であってかつ旋回角度計102Lの径方向外側であれば、各ガイド部202L1、202L2、202L3の先端部又は先端部近傍の下方の位置に限られるものではない。
3つのロードセル204L1、204L2、204L3の中心は、例えば、3つの各ガイド部202L1、202L2、202L3の先端部を結んで形成した三角形(例えば、正三角形)の各頂点又はその近傍に位置するように設定されている。
ここで、旋回角度計102Lは、ガイド部材202Lの上面に置かれる。なお、旋回角度計102Lは、第1実施形態で説明した旋回角度計と同様であるため、その構成の説明を省略する。
詳細には、旋回角度計102Lの中心OLは、3つの各ガイド部202L1、202L2、202L3の先端部を結んで形成した三角形(あるいは3つの各ロードセル204L1、204L2、204L3の中心部を結んで形成した三角形)の重心位置GLと重なるように配置されることが好ましい。
第2実施形態では、旋回角度計102Lがガイド部材202Lに載せられた状態で、各ロードセル204L1、204L2、204L3の上方に旋回角度計120Lが位置しないように構成されている。
換言すれば、旋回角度計102Lがガイド部材202Lに載せられた状態の平面視(図15参照)において、各ロードセル204L1、204L2、204L3が旋回角度計102Lの外周面よりも径方向外側に位置するように構成されている。
第2実施形態によれば、旋回角度計102Lがガイド部材202に載せられた状態の平面視(図15参照)において、各ロードセル204L1、204L2、204L3が旋回角度計102Lの外周面よりも径方向外側に位置するように構成されている。このため、旋回角度計102Lにより身体の旋回角度を計測している過程において、各ロードセル204L1、204L2、204L3の上方には旋回角度計102Lからの移動荷重(衝撃)が直接作用しない。これにより、重心位置の測定時において各ロードセル204L1、204L2、204L3による荷重の測定が安定する。この結果、各ロードセル204L1、204L2、204L3により、正確な荷重を測定することができ、ひいては身体の重心位置を正確に測定することができる。
(技術的課題点)
ここで、例えば、第1実施形態のように、旋回角度計102Lが重心動揺計104Lの上面に載せられた状態の平面視(図6又は図10参照)において、各ロードセル170が旋回角度計102Lの外周面よりも径方向内側に位置するように構成されている場合には、身体の旋回角度測定時において旋回角度計102Lからの移動荷重がロードセル170に直接作用する。この場合には、ロードセル170による正確な荷重の測定が困難になるおそれがある。また、身体の旋回角度測定時において測定者の身体バランスが崩れたときに旋回角度計102Lの姿勢が不安定になることがあれば、ロードセル170による正確な荷重の測定が困難になるおそれがある。これらの結果、身体の重心位置の正確な測定が困難になるおそれがある。
これに対して、第2実施形態では、旋回角度計102Lがガイド部材202Lに載せられた状態の平面視(図15参照)において、各ロードセル204L1、204L2、204L3が旋回角度計102Lの外周面よりも径方向外側に位置するように構成されている。このため、上記した技術的問題点を解消でき、ひいては身体の重心位置の正確な測定が可能になる。
さらに、左右の重心動揺計200L、200Rのガイド部材202L、202Rは、各ガイド部材202L、202R上に載せられた各旋回角度計102L、102Rの中心間(OL、OR)の距離Zが最も短くなるように配置される。
詳細には、一方の重心動揺計200Lの2つのガイド部202L1、202L3の先端部を結ぶ線TL(あるいは2つのロードセル204L1、204L3の中心を結ぶ線UL)と、他方の重心動揺計200Rの2つのガイド部202R1、202R3の先端部を結ぶ線TR(あるいは2つのロードセル204R1、204R3の中心を結ぶ線UR)と、が相互に平行となる(あるいは重なる)ように設定される。このように、各ガイド部材202L、202Rに載せられた各旋回角度計102L、102Rの中心間距離Zを最も短くなるように配置することにより、測定者が無理な姿勢(例えば、大股となる姿勢)になることなく、左右の足の旋回角度を容易に測定することができる。
なお、図15中の符号204R2はロードセルであり、符号202R2はガイド部である。
次に、本発明の第3実施形態に係る身体特性測定システム及び身体特性測定方法について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態に記載された構成と重複する構成の説明は、適宜、省略する。また、第1実施形態に記載された作用効果と重複する作用効果の説明についても、適宜、省略する。
図16及び図17に示すように、旋回角度計102の上部回転部材118に、身体からの圧力を計測する圧力計測部250と、圧力計測部250の計測結果に基づいて圧力分布を特定する圧力分布特定部252と、を有している。
圧力計測部250は、上部回転部材118に身体の少なくとも一部を載置した状態で上部回転部材118を回転させているときの身体からの圧力を計測する。圧力分布特定部252は、圧力計測部250の計測結果に基づき、上部回転部材118に身体の少なくとも一部を載置した状態で上部回転部材118を回転させているときの身体からの圧力分布を特定する。
具体的に、圧力計測部250は、例えば、シリコンゴムに導電粒子をナノ分散させた感圧センサを用いる。感圧センサに負荷された圧力を抵抗に変換することで、圧力を計測することができる。当該感圧センサは、左右各々の上部回転部材118の表面に、例えば、5mmピッチの間隔で64×32 (個)配置される。これにより、32×16cmの領域(面積)において、身体からの圧力の計測が可能になる。
1個の感圧センサにおける計測圧力範囲は、例えば、0.01〜5.0kgである。感圧センサによる計測間隔は、例えば、0.1秒毎に設定される。
圧力計測部250は、上記した感圧センサ以外のものを用いることができる。従来の圧力分布センサも利用することができる。具体的には、従来の圧力分布センサとして、感圧抵抗方式、静電容量方式、電磁誘導方式などがある。
圧力分布センサの一例として、コイルが直交するセル部と、金属片を緩衝材で介した構造のものがある。圧力に応じて可動する金属片がセル部に近づくと電磁結合が強まり、変化する結合係数を検出することにより、各セルの圧力を独立して検出表示することが可能である。
圧力分布特定部252は、例えば、旋回角度計102に設けられた制御部150が用いられる。旋回角度計102に設けられた記憶部152には、圧力分布を色による識別表示するための圧力分布特定プログラム254が格納されている。制御部150は、感圧センサで計測された圧力値を利用して、記憶部152に格納された圧力分布特定プログラム254に基づいて、圧力分布を特定する。そして、制御部150は、特定された圧力分布を、5段階の色調を用いて端末装置(PC)112のディスプレイに表示させる。
なお、圧力分布特定部252は、旋回角度計102に設けられた制御部150を利用する構成に限られるものではない。例えば、圧力分布特定部252として、端末装置(PC)112のCPUを用いてもよいし、重心動揺計104側に設けられている制御部(CPU)を用いてもよい。また、圧力分布特定プログラム254は、例えば、端末装置(PC)112のROMに格納されていてもよいし、重心動揺計104側のROMに格納されていてもよい。
第3実施形態によれば、運動時における重心軌跡、旋回角度及び足圧分布を測定することができる。従来技術では、重心を保持するために各足裏でどのように操作をしているのかが不明であった。つまり、同じ重心軌跡を持つ者でも、足裏でバランスを取る部位が異なるため、運動時のパフォーマンスの内容や、リハビリテーションの進行程度などに違いが生じていた。そこで、本発明の第3実施形態を用いることにより、各個人の足圧分布を可視化することができるため、各個人の特性に合わせた最適な運動時のパフォーマンスの内容や、リハビリテーションの進行程度を提供することが可能になる。
本発明の第3実施形態の利用分野としては、例えば、
(A)歩行障害のリハビリテーション(手術後の荷重訓練・義足歩行訓練・脳卒中片麻痺及び統合失調症の回復訓練等)、
(B)スポーツ領域(ゴルフ・野球・テニスなどにおけるフォーム学習・スノーボード及びスキーの荷重・抜重訓練等)、
(C)高齢者の転倒予防への指導、
(D)履物・インソールへの活用、
等がある。
このように、本発明は、スポーツのトレーニング装置の用途として使用される場合に限られず、例えば、身障者や怪我から復帰するためのリハビリ対象者及び高齢者など関節の旋回可動域を広げる効果があるトレーニング機器としても使用することができる。また、本発明は、履物・インソールの形状・寸法などを決定するための貴重な個人データを取得する機器としても使用することができる。
10 旋回角度計(旋回角度測定部)
12 上部回転部材(回転部材)
14 下部支持部材(支持部材)
28 ポインター部(回転角度指示部材)
30 回転角度表示板(回転角度目盛部材)
32 回転角度目盛
36 ガイド孔
38 外旋回角度記録部材(回転角度記録部材、固定部材)
40 内旋回角度記録部材(回転角度記録部材、固定部材)
100 身体特性測定システム
102 旋回角度計(旋回角度測定部)
104 重心動揺計(重心位置測定部)
118 上部回転部材(回転部材)
134 ロータリーエンコーダ(回転角度検出部)
140 アジャスターボルト(凸部)
150 制御部(圧力分布特定部)
152 記憶部
166 溝部(凹部)
170 ロードセル(荷重測定部)
172 重心位置算出部
174 重心位置補正部(補正部)
176 重心位置合成部
178 記憶部
200L 重心動揺計(重心位置測定部)
200R 重心動揺計(重心位置測定部)
204L1 ロードセル(荷重測定部)
204L2 ロードセル(荷重測定部)
204L3 ロードセル(荷重測定部)
204R1 ロードセル(荷重測定部)
204R2 ロードセル(荷重測定部)
204R3 ロードセル(荷重測定部)
250 圧力計測部
252 圧力分布特定部
254 圧力分布特定プログラム

Claims (17)

  1. 身体の重心位置又は/及び身体各部の旋回角度を測定するための身体特性測定システムであって、
    身体が接触した状態で中心軸の軸回りに回転する回転部材と、前記回転部材の回転角度を検出する回転角度検出部と、を有し、前記回転角度検出部の検出結果に基づいて身体各部の旋回角度を測定する旋回角度測定部と、
    身体の少なくとも一部の箇所において荷重を測定する荷重測定部を複数有し、複数の前記荷重測定部の測定結果に基づいて身体の重心位置を測定する重心位置測定部と、
    を有し、
    前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置可能に構成され、
    前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置された状態で、前記旋回角度測定部による身体の旋回角度の測定と同時に、前記重心位置測定部による身体の旋回時における重心位置の変化が測定可能に構成され
    前記旋回角度測定部の下面部又は前記重心位置測定部の上面部には、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に重ねられたときにそれぞれの相手側に対して接触する凸部が設けられたことを特徴とする身体特性測定システム。
  2. 前記旋回角度測定部の下面部又は前記重心位置測定部の上面部には、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に重ねられたときに前記凸部が接触する凹部が設けられ、
    前記荷重測定部は、前記凹部又は前記凸部に作用する圧力を測定し、
    前記重心位置測定部は、前記凸部又は前記凹部からの圧力を前記荷重測定部によって測定することにより身体の重心位置の変化を測定することを特徴とする請求項1に記載の身体特性測定システム。
  3. 前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときの平面視において、
    前記荷重測定部は、前記回転部材の側面よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の身体特性測定システム。
  4. 前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときに、前記重心位置測定部で測定される前記旋回角度測定部の重心位置に伴う位置ズレを補正する補正部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  5. 前記回転部材に設けられ身体からの圧力を計測する圧力計測部と、
    前記圧力計測部の計測結果に基づいて圧力分布を特定する圧力分布特定部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  6. 前記圧力計測部は、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力を計測し、
    前記圧力分布特定部は、前記圧力計測部の計測結果に基づき、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布を特定することを特徴とする請求項5に記載の身体特性測定システム。
  7. 前記回転角度検出部は、ロータリーエンコーダであり、
    前記荷重測定部は、ロードセルであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  8. 前記旋回角度測定部は、
    前記回転部材を中心軸の軸回りに回転可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に設けられ前記回転部材の回転角度目盛を備えた回転角度目盛部材と、
    前記回転部材に設けられ前記回転部材の中心軸の軸回りの回転と共に回転して前記回転角度目盛の所定の位置を示す回転角度指示部材と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  9. 前記支持部材は、
    前記回転部材の中心軸の軸回りの回転の際に前記回転角度指示部材に押圧されて前記回転角度目盛部材上を移動するとともに、前記回転角度目盛の所定の位置で停止する回転角度記録部材と、
    前記回転角度記録部材の移動を許容するガイド孔と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の身体特性測定システム。
  10. 前記回転部材の所定の回転角度以上の回転を規制するための固定部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  11. 前記旋回角度測定部は、一対設けられ、
    前記重心位置測定部は、一対設けられ、
    一方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、他方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、を合成して、全体の重心位置の変化を算出する重心位置合成部を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  12. 前記旋回角度測定部によって測定された旋回角度の結果と、前記重心位置測定部によって測定された重心位置又は当該重心位置の変化と、を表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の身体特性測定システム。
  13. 身体の重心位置又は/及び身体各部の旋回角度を測定するための身体特性測定方法であって、
    旋回角度測定部又は重心位置測定部がそれぞれの相手側に対して凸部を介して接触するように、前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に重ねられる工程と
    前記旋回角度測定部の回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させることにより身体各部の旋回角度を前記旋回角度測定部により測定する工程と、
    前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体の重心位置の変化を前記重心位置測定部により測定する工程と、
    を有することを特徴とする身体特性測定方法。
  14. 前記旋回角度測定部が前記重心位置測定部の上面部に載置されたときに、前記重心位置測定部で測定される前記旋回角度測定部の重心位置に伴う位置ズレを補正部により補正する工程を有することを特徴とする請求項13に記載の身体特性測定方法。
  15. 前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力を圧力計測部により計測する工程と、
    前記圧力計測部の計測結果に基づき、前記回転部材に身体の少なくとも一部を載置した状態で前記回転部材を回転させているときの身体からの圧力分布を圧力分布特定部により特定する工程と、
    を有することを特徴とする請求項13又は14に記載の身体特性測定方法。
  16. 前記回転部材の旋回角度は、ロータリーエンコーダを用いて測定され、
    前記重心位置測定部による重心位置の変化は、ロードセルを用いて測定されることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1項に記載の身体特性測定方法。
  17. 前記旋回角度測定部を一対用い、
    前記重心位置測定部を一対用い、
    一方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、他方の前記重心位置測定部で測定された重心位置の結果と、を合成して、全体の重心位置の変化を算出する工程を有することを特徴とする請求項13乃至16のいずれか1項に記載の身体特性測定方法。
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