JP5351665B2 - おろし器 - Google Patents

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Description

本発明は、大根や生姜などをすりおろす際に用いるおろし器に関するものである。
従来、大根や生姜などをすりおろす際には、金属板に鋭利な突起を多数突設した所謂おろし金が用いられており、また、最近では、おろし金の表面に開口部を設け、この開口部よりすりおろした食材が落下し、これを受け止める収容体とで構成されたおろし器や自動で回転しているすりおろし部に食材を押し付けてすりおろす所謂フードプロセッサーが多く用いられるようになった。
また、このようなおろし器ですりおろした食材は、食材から多くのおろし汁が出るので、このおろし汁とすりおろした食材とを分離し、分離したおろし汁は捨てたり別の用途に使用したりしている。
また、好みによっては、分離したすりおろした食材を更に搾って、すりおろした食材に含まれる水分量を調節して食すこともある。
このようなすりおろした食材とおろし汁とを分離する作業や、すりおろした食材に含まれる水分量を調整する搾り作業は、大抵の場合は、人がすりおろした食材を直接手で掴みあげたり、絞ったりしている。
また、上述のように直接手で食材を掴んだり搾ったりする作業は不衛生な面もあり、また、作業自体も厄介なものであるため、例えば実開平05−18442号のように、おろし部の下方に網材などの濾部材を設けて水切りを行うものが提案されている。
しかしながら、このようなおろし器ではすりおろした食材に含まれる水分を更に搾る場合には、やはり、濾部材上のすりおろした食材を掴み上げて搾るか、この濾部材上のすりおろした食材を他の器具を用いて押し潰して水分を押し出す作業が必要であった。
実開平05−018442号公報
そこで本発明は、すりおろしたすりおろし食材とおろし汁とを容易に分離し、更に、すりおろし食材を搾り、このすりおろし食材に含まれる水分量を好みの水分量に調節することが容易にできるおろし器を提供することを目的としている。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
食材をすりおろすすりおろし部1と、このすりおろし部1ですりおろしたすりおろし食材2を収容する収容体3とから成り、前記すりおろし部1は、先端部に前記収容体3に収容された前記すりおろし食材2をこの収容体3の一側に寄せる寄せ板部4を垂設すると共に、基端部に握持部6を設けた構成とし、前記収容体3は、前記すりおろし部1を該収容体3の上部開口部5に被嵌した際に、この被嵌したすりおろし部1の基端部に設けた前記握持部6と重なり合う収容体側握持部15を基端部に設けた構成とし、前記寄せ板部4は、前記収容体3の短手方向の断面形状と合致する大きさの方形状に形成し前記すりおろし食材2を寄せる際に前記すりおろし食材2が通過せずおろし汁9が通過する大きさに形成した通水孔8を複数設けた構成とし、この通水孔8を設けた寄せ板部4は、水平方向に前記通水孔8を複数並設した通水孔群を、この寄せ板部4の上下方向に並設して、前記通水孔8が前記寄せ板部4の上部にまで至るように形成した構成として、前記寄せ板部4を前記収容体3の基端側壁面7に近づけて、前記収容体3内の前記すりおろし食材2を寄せ搾り前記すりおろし食材2に含まれる水分量を好みに合わせて調節し得るように構成したことを特徴とするおろし器に係るものである。
また、前記収容体3の基端側の底面に凸部を設けて、前記収容体3を水平面上に載置した際、前記凸部により前記収容体3の基端側が先端側より高くなり、前記収容体3が先端側に向かって下がり傾斜状態となるように構成したことを特徴とする請求項1記載のおろし器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、すりおろし食材とおろし汁とを容易に分離することができ、しかも、寄せ板部ですりおろし食材を収容体の壁面に押し付けることですりおろし食材に含まれる水分を押し搾ることができるので、一々手で掴み上げて搾らなくても容易にすりおろし食材に含まれる水分量を好みの水分量に調節することができる画期的なおろし器となる。
本実施例示す分解斜視図である。 本実施例を示す斜視図である。 本実施例の使用状態を示す一部を切欠いた説明側面図である。 本実施例の使用状態を示す一部を切欠いた説明側面図である。 本実施例の使用状態を示す一部を切欠いた説明側面図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
すりおろし部1ですりおろしたすりおろし食材2を収容体3内に収容し、このすりおろし食材2が収容された収容体3内に寄せ板部4を入れたままの状態ですりおろし部1を収容体3の一側方向に移動させることで、この収容体3に収容されたすりおろし食材2を、この収容体3の一側に寄せることができ、この際に、寄せ板部4に設けた通水孔8からおろし汁9が寄せ板部4の反対側に流れ出て、このすりおろし食材2を収容体3の一側に寄せた状態で収容体3の他側を下方に向けてこの収容体3を傾けることで、寄せ板部4がすりおろし食材2を堰き止めるので、おろし汁9だけが他側方向に移動し、すりおろし食材2とおろし汁9とを容易に分離することができ、おろし汁9だけを収容体3から排出することができることとなる。
また、この寄せ板部4を更に一側方向に移動させ、すりおろし食材2を更に一側に寄せることで、このすりおろし食材2が寄せ板部4と収容体3の一側壁面との間で押し付けられた状態となり、寄せ板部4と収容体3の一側壁面とですりおろし食材2を圧搾することとなり、このすりおろし食材2に含まれる水分量を好みに合わせて調節することができることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、食材をすりおろすすりおろし部1を、すりおろしたすりおろし食材2を収容する収容体3の上部開口部5に被嵌状態に着脱自在に設け、このすりおろし部1に、収容体3内のすりおろし食材2を一側に寄せたり堰止めしたりする寄せ板部4を設けたおろし器である。
具体的には、すりおろし部1はステンレス製の平板に複数の食材落下孔10を並設し、この食材落下孔10の周囲に複数の突起部11を設けたおろし金部12と、基端部に握持部6を突設し、先端部に寄せ板部4を垂設した合成樹脂製のフレーム部13とで構成されている。
また、収容体3は合成樹脂製の直方体の上部を開口し上部開口部5を設け、この上部開口部5の先端側におろし汁排出口14を設け、基端側に収容体側握持部15を設けている。
すりおろし部1のフレーム部13の先端部に垂設した寄せ板部4は、収容体3の短手方向の断面形状と略合致する大きさの方形状に形成し、更に、表面には上下方向に長さを有する長孔の通水孔8を多数形成して、この通水孔8を上下2段に分けて水平方向に並設している。
このように寄せ板部4に通水孔8を設けることで、収容体3内に収容されているすりおろし食材2とおろし汁9とを分離するために、寄せ板部4ですりおろし食材2を収容体3の基端側に引き寄せ、収容体3の先端側を下方に向けて収容体3を傾斜させておろし汁9を先端側に設けたおろし汁排出口14を通じて収容体3外に排出する際に、収容体3の基端側に引き寄せたすりおろし食材2が先端側に移動するのを堰止めし、おろし汁9のみを先端側に移動させることができるので容易にすりおろし食材2とおろし汁9とを分離することができる。
尚、本実施例の寄せ板部4は、収容体3内に収容されたすりおろし食材2を収容体3の基端側に引き寄せる際に、すりおろし食材2のみを引き寄せ、収容体3内に混入しているおろし汁9を寄せ板部4の反対側に流し出すように構成したものであり、このような効果を発揮することができる寄せ板部4であれば、寄せ板部4の形状や大きさは、適宜採用し得るものであり、例えば寄せ板部4は櫛形に形成しても良い。
また、寄せ板部4を更に収容体3の基端側に引き寄せ、すりおろし食材2を収容体3の基端側壁面7に押し付けすりおろし食材2に含まれる水分を圧搾する際にも、この通水孔8を通じてすりおろし食材2に含まれるおろし汁9のみが収容体3の先端側に移動するので、排出するおろし汁9に殆どすりおろし食材2が混入しない状態となる。
尚、本実施例ではおろし金部12にステンレスを用いて形成しているが、おろし金部12は例えばアルミなど水と接触しても腐食せず用途に適した他の金属でも良く、または合成樹脂(プラスチック)を用いて形成しても良い。
次に本実施例の使用方法について説明する。
収容体3の上部開口部5にすりおろし部1を上方より被嵌し一の手で握持部6を握持し、他の手ですりおろす食材を掴みおろし金部12に押し付ける。
この食材をおろし金部12に押し付けた状態で前後方向に往復移動することで、おろし金部12に設けた突起部11で食材が切削されてすりおろし状態となり、このすりおろしたすりおろし食材2が食材落下孔10から下方に設けられた収容体3に落下する。
この収容体3の基端側の底面には、板状凸条部16が短手方向に突設されており、この板状凸条部16によって収容体3を例えば流し台や机などの水平面上に置いた場合、収容体3の基端側が先端側より高くなり、収容体3が先端側に向いて傾斜する構成としている。
従って、食材をすりおろした際に、すりおろし食材2とおろし汁9が収容体3に落下するが、おろし汁9はこの傾斜によって先端側に移動してくるので、食材をすりおろしている最中もすりおろし食材2とおろし汁9との分離作用が意図せず行われていることとなる。
食材をすり終えた後に、収容体3に収容されたすりおろし食材2とおろし汁9とを分離し、おろし汁9のみを収容体3の外へ排出するために、一の手ですりおろし部1の基端部に突設した握持部6を握持し、他の手で収容体側握持部15を握持して、すりおろし部1の基端側を少し上方に持ち上げて、すりおろし部1の先端側の左右の縁が収容体3の上部開口部の左右の縁に当接状態となるようにし、この当接状態を保持したまま収容体3の上部開口部の左右の縁に沿って一の手で握持しているすりおろし部1を基端側に引き、寄せ板部4を収容体3の基端側に引き寄せることで、寄せ板部4によって収容体3内に収容されているすりおろし食材2が基端側に寄せられ、収容体3の先端側にはおろし汁9のみが分離された状態で存在することとなる。
このとき、収容体3の先端側を少し下方に向けるよう他の手で握持している収容体側握持部15を少し上方に持ち上げるとおろし汁9が収容体3の先端側に流れ集まり易くなる。
このように、すりおろし食材2を収容体3の基端側、おろし汁9を収容体3の先端側に分離した状態のまま、更に収容体3の基端側を上方に持ち上げる(収容体3の先端側を下方に向ける)ことで、分離したおろし汁9がおろし汁排出口14より収容体3外に排出されるが、すりおろし食材2は寄せ板部4に堰止められた状態となり、殆ど収容体3の外に排出されることが無いので、収容体3からはおろし汁9のみが排出されることとなる。
また、すりおろし食材2とおろし汁9とを分離した状態から、更に、すりおろし部1を引いて寄せ板部4を基端側に引き寄せることで、すりおろし食材2が寄せ板部4によって収容体3の基端側壁面7に押し付けられた状態となり、このとき、すりおろし食材2に含まれる水分が搾り出され、この水分のみが寄せ板部4の表面に設けた通水孔8を通じて収容体3の先端側に流れていくので、例えば、すりおろし食材2に含まれる水分量を多めにしたい場合は、途中で引き寄せる動作を止め、また、すりおろし食に含まれる水分量を少なめにしたい場合は、強めの力ですりおろし部1を引き、すりおろし食材2を寄せ板部4と収容体3の基端側壁面7とで十分に圧搾するなどして、容易にすりおろし食材2に含まれる水分量を調節することができる。
このようにして、おろし汁9を分離し排出し、更に水分量も調整したすりおろし食材2を寄せ板部4を利用して掬い上げたり、スプーンや箸などを用いて収容体3より取り出すことで食材のすりおろし作業が終了する。
また、このすりおろし作業において、本実施例は、すりおろし食材2とおろし汁9とを分離する際や、すりおろし食材2に含まれる水分量を調節する際において、人が直接手ですりおろし食材2に触れることが無いので衛生的にも問題がなく、また、布巾や簾などを用いて搾り作業を行うことが無いので、余計な洗いものを増やすようなことも無い非常に実用性に優れた画期的なおろし器となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 すりおろし部
2 すりおろし食
3 収容体
4 寄せ板部
5 上部開口部
6 握持部
7 基端側壁面
8 通水孔
おろし汁
15 収容体側握持部

Claims (2)

  1. 食材をすりおろすすりおろし部と、このすりおろし部ですりおろしたすりおろし食材を収容する収容体とから成り、前記すりおろし部は、先端部に前記収容体に収容された前記すりおろし食材をこの収容体の一側に寄せる寄せ板部を垂設すると共に、基端部に握持部を設けた構成とし、前記収容体は、前記すりおろし部を該収容体の上部開口部に被嵌した際に、この被嵌したすりおろし部の基端部に設けた前記握持部と重なり合う収容体側握持部を基端部に設けた構成とし、前記寄せ板部は、前記収容体の短手方向の断面形状と合致する大きさの方形状に形成し前記すりおろし食材を寄せる際に前記すりおろし食材が通過せずおろし汁が通過する大きさに形成した通水孔を複数設けた構成とし、この通水孔を設けた寄せ板部は、水平方向に前記通水孔を複数並設した通水孔群を、この寄せ板部の上下方向に並設して、前記通水孔が前記寄せ板部の上部にまで至るように形成した構成として、前記寄せ板部を前記収容体の基端側壁面に近づけて、前記収容体内の前記すりおろし食材を寄せ搾り前記すりおろし食材に含まれる水分量を好みに合わせて調節し得るように構成したことを特徴とするおろし器。
  2. 前記収容体の基端側の底面に凸部を設けて、前記収容体を水平面上に載置した際、前記凸部により前記収容体の基端側が先端側より高くなり、前記収容体が先端側に向かって下がり傾斜状態となるように構成したことを特徴とする請求項1記載のおろし器。
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