JP5339585B2 - 児ケア用装置 - Google Patents
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Description
保育器1は、図1および図2に示すように、平面的に見てほぼ長方形状などの基台2と、この基台2のほぼ外周囲に沿って立設されているほぼ直方体形状などのフード3とを備えている。また、基台2上には、臥床架(図示せず)が配置され、この臥床架上に配置された児用マット4上には、必要に応じて薄いシーツ(図示せず)が敷かれてから、未熟児などの児が横たわらされて診察、処置、保育などを施される。そして、フード3は、全体としてほぼ透明であってよく、右側の壁部5、左側の壁部(図示せず)、頭側の壁部6および脚側の壁部7をそれぞれ備えている。また、右側の壁部5、上記左側の壁部、脚側の壁部7などは、フェンスまたは処置窓を構成しているので、児に対する診察、処置などを任意の方向から行えるようにするために、下方に向って往動することになどよって開放され得るように構成されている。さらに、右側の壁部5、上記後側の壁部などには、前後一対などの手入れ窓8が配置されていてよい。なお、上述のように、右側の壁部5、上記左側の壁部および脚側の壁部7が完全に解放されたときには、保育器1を蘇生処置用装置として用いることができる。
加熱器17は、図3に示すように、ほぼロッド状の発熱体23、反射器24およびフード25から成っている。そして、フード25は、図1および図2に示すように、加熱器用サブ支柱15の可動支柱22の上端部付近に取り付け固定されている。また、ロッド状発熱体23は、セラミックから成る発熱要素をほぼ円筒形状などのほぼ筒状のステンレスパイプに被覆したものや、ニクロム線などの抵抗線のコイルから成る発熱要素をほぼ円筒形状などのほぼ筒状の石英管に収容したものなどであってよい。そして、ロッド状発熱体23は、例えば、直径が約15mmで長さが約180mmであってよい。また、フード25は、耐熱性合成樹脂の成形品などであってよい。
上側反射板部26の外周面および内周面は、図4、図5Aおよび図5Bに示すように、弦部に相当する下面が開放されているほぼ半角柱形状に構成されている。なお、このような上側反射板部25は、例えば、鏡面加工したアルミニウム板をプレス加工などにより成形することによって、構成されることができる。また、上側反射板部25の前端部および後端部には、反射面として機能しない前側および後側の屈曲部34a、34bがそれぞれ形成されている。そして、これらの屈曲部34a、34bは、上側反射板部25の外周面側に十分に屈曲されている。
(ア)長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oのそれぞれの幅は、反射面33の前後方向y2における端部(具体的には、後端部)に位置している長手状反射面部37oを除いて、約8.04mm〜約9.88mmであり、前側の長手状反射面部35a〜35mのそれぞれの幅は、反射面33の前端部に位置している反射面部35aを除いて(除かない場合も、同じ)、約8.16mm〜約9.88mmであり、中央の長手状反射面部36の幅は、約8.24mmであり、後側の長手状反射面部37a〜37oのそれぞれの幅は、反射面33の後端部に位置している反射面部37oを除いて、約8.04mm〜約8.72mmであること、
(イ)反射面33の前端部に位置している前側の長手状反射面部35aが中央の長手状反射面部36(換言すれば、中心38)に対して下方に屈曲している角度は、約30°であり、反射面33の後端部に位置している後側の長手状反射面部37oが中央の長手状反射面部36(換言すれば、中心38)に対して下方に屈曲している角度は、約76°であり、上記前側長手状反射面部35aが上記後側長手状反射面部37oに対して下方に屈曲している角度は、約106°であること、
(ウ)13個の前側長手状反射面部35a〜35mのそれぞれが1つ後の長手状反射面部35b〜35m、36と成す角度は、反射面33の前端部(換言すれば、長手状反射面部35a)から後端部(換言すれば、長手状反射面部35m)まで、約1°〜約5°の範囲で次第に大きくなっていること、および
(エ)15個の後側長手状反射面部37a〜37oのそれぞれが1つ前の長手状反射面部36、37a〜37nと成す角度は、前端部(換言すれば、長手状反射面部37a)から途中(換言すれば、長手状反射面部37d)までは、約6°〜約9°の範囲で次第に大きくなっており、途中(換言すれば、長手状反射面部37d)から後端部(換言すれば、長手状反射面部37o)までは、約1°〜約9°の範囲で次第に小さくなっていること。
(オ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前端(換言すれば、前側の長手状反射面部35aの前端)との間の距離L5(図5A参照)は、約129mmであり、この直線L5が前側の長手状反射面部35aの前端(換言すれば、反射面33の前端)と成す角度θ1は、約25°であること、
(カ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の後端(換言すれば、後側の長手状反射面部37oの後端)との間の距離L6(図5B参照)は、約79mmであり、この直線L6が後側の長手状反射面部37oの後端(換言すれば、反射面33の後端)と成す角度θ2は、約30°であること、
(キ)上記角度θ2から上記角度θ1を差し引いた角度(換言すれば、θ2−θ1)は、約5°であること、
(ク)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前後方向y2における中心38との間の距離L7(図5Aおよび図5B参照)は、約34mmであり、この直線L7が上記中心38において反射面33(具体的には、中央の長手状反射面部36)と成す角度θ3は、約55°であること、
(ケ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33との最短距離L8(図5B参照)は、約24mmであり、この直線L8がこの最短距離の地点42において反射面33(具体的には、後側の長手状反射面部37d)と成す角度θ4は、約90°であること、
(コ)上記直線L7と上記直線L8とが成す角度θ5は、約60°であること、
(サ)反射面33の前端と後端との前後方向y2における間隔は、約199mmであること、および
(シ)反射面33の最大深さ(換言すれば、反射面33の前端と後端とを結ぶ平面から反射面33の最深部(図示の実施例においては、長手状反射面部37bと長手状反射面部37cとの境界付近)に向って立ち上げた垂線の長さ)は、約68mmであること。
図6には、ロッド状発熱体23の中心23aからマット4の上面に向って放射される熱線41をこのロッド状発熱体23の軸心方向y2から見た状態が示されている。この場合、熱線41のうちの、ロッド状発熱体23の中心23aからマット4の上面に向って直接放射される直射熱線41aは、一点鎖線で示されている。また、熱線41のうちの、ロッド状発熱体23の中心23aから放射された後に上側反射板部26の反射面33によって反射されてからマット4の上面に向って放射される反射熱線41bは、実線で示されている。さらに、図7は、上記直射熱線41aのみを示す図6と同様の図である。また、図8は、上記反射熱線41bのみを示す図6と同様の図である。
以上において、図面を参照して本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて、例えば、つぎの(ア)項〜(エ)項に記載するように、各種の変更および修正を施すことが可能である。
(ア)図示の実施例においては、本発明を閉鎖型保育器兼用の開放型保育器1に適用した。しかし、本発明は、開放型保育器(いわゆる、インファントウォーマ)、幼児蘇生処置用装置、その他の幼児ケア用装置にも適用することができる。
(イ)図示の実施例においては、平面的に見て、加熱器17(換言すれば、フード25および/または反射器24および/またはロッド状発熱体23)が図3および図6〜図8に示すようにマット4の上面の頭側の端部4bからマット4の縦方向y1における外側の箇所に配置されている。しかし、開放型保育器などの場合には、加熱器17(特に、反射器24および/またはロッド状発熱体23)が、平面的に見て、部分的または全体的にマット4の上面の箇所に配置されていてもよい。そして、この場合には、加熱器17全体を、例えばロッド状発熱体23の軸心方向を回動中心として、図4における時計方向に多少回動させた状態で可動支柱22に取り付け固定すればよい。
(ウ)図示の実施例においては、ロッド状発熱体23の中心23aを通りかつロッド状発熱体23の軸心方向x2とはほぼ直交する水平方向y2が、平面的に見て、マット4の中心4aを通るマット4の縦方向とほぼ一致している。しかし、ロッド状発熱体23の中心23aを通るロッド状発熱体23の軸心方向x2とは直交する水平方向y2が、平面的に見て、マット4の中心4aを通るマット4の縦方向y1にほぼ一致している必要は必ずしもなく、上記縦方向y1に対して時計方向または反時計方向に多少角度ずれした状態になるように交差していてもよいし、上記縦方向y1に対してほぼ平行な状態になるように左側または右側に多少位置ずれしていてもよいし、上記角度ずれと上記位置ずれとの両方の状態になっていてもよい。そして、上記縦方向y1に対して交差している場合には、ロッド状発熱体23の中心23aを通るロッド状発熱体23の軸心方向x2とは直交する水平方向y2が、平面的に見て、マット4のほぼ中心4aを通るのが好ましい。
(エ)図示の実施例においては、上側反射板部26の反射面33全体が、図4、図5Aおよび図5Bに示すように、多数のほぼ平面形状の長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oから構成されているために、反射面33は、その前端から後端まで、ロッド状発熱体23の上面側をほぼ取り囲むように階段的に屈曲している。しかし、本発明においては、上側反射板部26の反射面33全体が、ほぼ平面形状の長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oから構成されている必要は必ずしもなく、部分的または全体的に弯曲面を含んでいてもよい。そして、この場合、上記弯曲面は、長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oに部分的または全体的にほぼ沿った包絡面形状であってよい。ただし、ほぼ平面形状の長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oは、上記湾曲面に較べて、反り返りなどによる形状変化を生じにくいので、一般的には、上記ほぼ平面形状の長手状反射面部の方が上記湾曲面よりも好ましい。
本発明は、図面に示すように閉鎖型保育器兼用の開放型保育器1に適用し得るだけでなく、上記5(ア)項に記載したように、開放型保育器、幼児蘇生処置用装置、その他の幼児ケア用装置にも適用することができる。そして、本発明を幼児ケア用装置に適用する場合における好ましい構成を列挙すれば、実用性の観点から見て一般的に、つぎの(ア)項〜(ミ)項に記載のとおりである。なお、本発明が適用される幼児ケア用装置は、これらの(ア)項〜(ミ)項に記載した構成のうちのいずれか複数の構成または全部の構成を備えているのが好ましい。
(ア)ロッド状発熱体23の直径は、7.5〜30mm(さらに好ましくは、10〜22.5mm、最も好ましくは、12〜19mm)の範囲であること、
(イ)ロッド状発熱体23の長さは、90〜360mm(さらに好ましくは、120〜270mm、最も好ましくは、145〜225mm)の範囲であること、
(ウ)反射器25の左側の反射板部27aと右側の反射板部27bとの相互の間隔は、ロード状発熱体23の長さよりも多少長くして、100〜400mm(さらに好ましくは、130〜300mm、最も好ましくは、160〜250mm)の範囲であること、
(エ)加熱器17が上昇位置(換言すれば、熱線放射位置)にあるときのロッド状発熱体23の中心23aからマット4の上面までの垂直方向における距離L1(図3参照)は、570〜1270mm(さらに好ましくは、640〜1130mm、最も好ましくは、680〜1060mm)の範囲であること、
(オ)加熱器17が熱線放射位置にあるときのロッド状発熱体23の中心23aからマット4の中心4aまでの平面的に見た距離L2(図3参照)は、440〜1000mm(さらに好ましくは、500〜880mm、最も好ましくは、530〜830mm)の範囲であること、
(カ)マット4の縦方向y1の長さL3は、420〜960mm(さらに好ましくは、480〜840mm、最も好ましくは、500〜800mm)の範囲であること、
(キ)マット4の横方向x1の長さL4は、250〜560mm(さらに好ましくは、280〜500mm、最も好ましくは、300〜470mm)の範囲であること、
(ク)反射器25の上側反射板部26の反射面33は、ロッド状発熱体23の軸心方向x2とはほぼ平行な方向に延在している多数のほぼ平面形状の長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oから成り、これらの長手状反射面部の個数は、18〜44個(さらに好ましくは、21〜39個、最も好ましくは、24〜36個)の範囲であること、
(ケ)上記(ク)項に記載した多数の長手状反射面部35a〜35m、36、37a〜37oのそれぞれの幅は、上記反射面33の前後方向y2における端部に位置している長手状反射面部(図示の実施例においては、長手状反射面部35a、37o)を除いて、5.4〜14.8mm(さらに好ましくは、6.0〜13.2mm、最も好ましくは、6.4〜12.4mm)の範囲であること、
(コ)上側反射板部26の反射面33をほぼ平面状に展開した状態における反射面33の前後方向y2における中心38に対して、反射面33の前端が下方に屈曲している角度は、20°〜45°(さらに好ましくは、22.5°〜40°、最も好ましくは、24°〜36°)の範囲であること、
(サ)上記(コ)項に記載した中心38に対して反射面33がこの中心38から前端に向うにしたがって下方に屈曲している角度の変化の度合は、上記中心38から反射面33の前端に向うにしたがって、段階的および/または連続的に小さくなっていること、
(シ)上記(コ)項に記載した中心38から反射面33の前端までの間に互いに隣接する少なくとも2個のほぼ平面形状の長手状反射面部35a〜35mが含まれているとき(反射面33のうちの上記中心38から前側がほぼ平面形状の長手状反射面部のみの場合を含む。)には、上記長手状反射面部がその前後に隣接する長方状反射面部とそれぞれ成す角度は、0.5°〜7.5°(好ましくは、0.75°〜6.75°、最も好ましくは、0.8°〜6°)の範囲であること、
(ス)上記(コ)項に記載した中心38に対して反射面33の後端が下方に屈曲している角度は、50°〜115°(さらに好ましくは、55°〜100°、最も好ましくは、60°〜95°)の範囲であること、
(セ)上記(コ)項に記載した中心38に対して反射面33がこの中心38から後端に向うにしたがって下方に屈曲している角度の変化の度合は、途中の箇所(具体的には、長手状反射面部37d)までは段階的および/または連続的に大きくなっており、上記途中の箇所からは段階的および/または連続的に小さくなっていること、
(ソ)上記(コ)項に記載した中心38から反射面33の後端までの間に互いに隣接する少なくとも2個のほぼ平面形状の長手状反射面部37a〜37oが含まれているとき(反射面33のうちの上記中心38から後側がほぼ平面形状の長手反射面部のみの場合を含む。)には、上記長手状反射面部がその前後に隣接する長方状反射面部とそれぞれ成す角度は、0.5°〜13.5°(好ましくは、0.7°〜12°、最も好ましくは、0.8°〜11.5°)の範囲であること、
(タ)上記途中の箇所は、反射面33をほぼ平面状に展開した状態における反射面33の前後方向y2における全長のうちの、反射面33の後端から28〜50%(さらに好ましくは、30〜47.5%、最も好ましくは、32〜45%)の範囲(換言すれば、上記全長をL9(図示せず)としたときに、反射面33の後端から0.28L9〜0.50L9の範囲、さらに好ましくは、0.3L9〜0.475L9の範囲、最も好ましくは、0.32L9〜0.45L9の範囲)であること、
(チ)反射面33の前端に対して反射面33の後端が下方に屈曲している角度は、70°〜160°(さらに好ましくは、80°〜140°、最も好ましくは、85°〜130°)の範囲であること、
(ツ)上記(ス)項に記載の角度から上記(コ)項に記載の角度を差し引いた角度は、30°〜70°(さらに好ましくは、35°〜60°、最も好ましくは、36°〜58°)の範囲であること、
(テ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前端との間の距離L5(図5A参照)は、86〜190mm(さらに好ましくは、96〜172mm、最も好ましくは、104〜160mm)の範囲であること、
(ト)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前端とを平面的に見て前後方向y2に結ぶ線分L5が反射面33の前端と成す角度θ1(図5A参照)は、16°〜38°(さらに好ましくは、18°〜34°、最も好ましくは、20°〜30°)の範囲であること、
(ナ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の後端との間の距離L6(図5B参照)は、52〜120mm(さらに好ましくは、60〜106mm、最も好ましくは、64〜98mm)の範囲であること、
(ニ)ロッド状発熱体23の中心の23aと反射面33の後端とを平面的に見て前後方向y2に結ぶ線分L6が反射面33の後端と成す角度θ2(図5B参照)は、20°〜45°(さらに好ましくは、22.5°〜40°、最も好ましくは、24°〜36°)の範囲であること、
(ヌ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前後方向y2における中心38との間の距離L7(図5Aおよび図5B参照)は、22〜55mm(さらに好ましくは、25〜45mm、最も好ましくは、27.5〜42mm)の範囲であること、
(ネ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33の前後方向y2における中心38とを結ぶ線分L7が上記中心38において反射面33と成す角度θ3は、36°〜82°(さらに好ましくは、42°〜72°、最も好ましくは、44°〜68°)の範囲であること、
(ノ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33との最短距離L8(図5B参照)は、16〜36mm(さらに好ましくは、18〜32mm、最も好ましくは、19〜30mm)の範囲であること、
(ハ)ロッド状発熱体23の中心23aと反射面33とを最短で結ぶ線分L8がこの最短距離の地点42において反射面33と成す角度θ4(図5B参照)は、60°〜135°(さらに好ましくは、68°〜120°、最も好ましくは、72°〜110°)の範囲であること、
(ヒ)上記(ヌ)項に記載の線分L7と上記(ノ)項に記載の線分L8とが成す角度θ5は、40°〜90°(さらに好ましくは、45°〜75°、最も好ましくは50°〜70°)の範囲であること、
(フ)上記(ニ)項に記載の角度θ2から上記(ト)項に記載の角度θ1を差し引いた角度(換言すれば、θ2−θ1)は、3.3°〜7.5°(さらに好ましくは、3.75°〜6.67°、最も好ましくは、4°〜6.25°)の範囲であること、
(ヘ)上記5(ウ)項に記載のように、ロッド状発熱体23の中心23aが平面的に見てマット4の中心4aに対してマット4の横方向x1に位置ずれしているときの位置ずれの間隔は、0〜300mm(さらに好ましくは、0〜265mm、最も好ましくは、0〜250mm)であること、
(ホ)上記5(ウ)項に記載のように、ロッド状発熱体23の軸心方向x2と直交する方向y2が平面的に見て角度ずれしているときの角度ずれの大きさは、0°〜30°(さらに好ましくは、0°〜20°、最も好ましくは、0°〜10°)の範囲であること、
(マ)反射面33の前端と後端との前後方向y2における間隔は、130〜300mm(さらに好ましくは、150〜265mm、最も好ましくは、160〜250mm)の範囲であること、および
(ミ)反射面33の最大深さは、45〜100mm(さらに好ましくは、50〜90mm、最も好ましくは、55〜85mm)の範囲であること。
2 基台(フレーム)
4 幼児用マット
4a 幼児用マットの中心
17 加熱器
23 ロッド状発熱体
23a ロッド状発熱体の中心
24 反射器
26 上側反射板部
33 反射面
35a〜35m 前側の長手状反射面部
36 中央の長手状反射面部
37a〜37o 後側の長手状反射面部
38 反射面の中心
x2 ロッド状発熱体の軸心方向
y2 反射面の前後方向(水平方向)
Claims (4)
- 児を横たわらせるためのマットと、
このマットの上面に熱線を放射することができる加熱器とを備え、
上記加熱器は、上記マットの上記上面の中心に対して斜め上方にその中心を有するほぼロッド状の発熱体と、このロッド状発熱体をほぼ上方から覆っている上側反射板部を有する反射器とを備え、
上記上側反射板部の内周面は、上記ロッド状発熱体の軸心方向に対してほぼ平行に延在している反射面を構成し、
この反射面をほぼ平面状に展開した状態における上記反射面の前後方向における中心に対して、上記軸心方向に直交する方向のうちの平面的に見て上記マットの上記中心側とは反対側に向う方向の端部である上記反射面の後端が下方に屈曲している第1の角度が、上記反射面の上記中心に対して、上記後端とは反対側の端部である前端が下方に屈曲している第2の角度よりも、大きいように構成し、
上記第1角度が、60°〜95°の範囲であり、
上記第2の角度が、24°〜36°の範囲であり、
上記反射面の上記前端に対して上記反射面の上記後端が下方に屈曲している第3の角度が、85°〜130°の範囲であり、
上記第1の角度から上記第2の角度を差し引いた第4の角度が、36°〜58°の範囲であり、
熱線放射位置にある上記加熱器が、平面的に見て、上記マットのうちの上記加熱器側の端部から上記マットの外側に離れた位置に配置されており、
上記加熱器が熱線放射位置にあるときの上記ロッド状発熱体の上記中心から上記マットの上記中心までの平面的に見た距離が、530〜830mmの範囲であることを特徴とする児ケア用装置。 - 上記反射面が、上記ロッド状発熱体の上記軸心方向にほぼ沿って長手状に延在しかつほぼ平面形状である多数の反射面部から構成され、
これら多数の長手状反射面部が、上記反射面の上記前後方向に互いに隣接して順次配列されていることを特徴とする請求項1に記載の児ケア用装置。 - 上記ロッド状発熱体の上記中心を通りかつ上記ロッド状発熱体の上記軸心方向とはほぼ直交している水平方向が、平面的に見て、上記マットのほぼ上記中心を通ることを特徴とする請求項1または2に記載の児ケア用装置。
- 上記反射面の上記中心に対して上記反射面がこの中心から上記反射面の上記前端に向うにしたがって下方に屈曲している角度の変化の度合いは、上記反射面の上記中心から上記反射面の上記前端に向うにしたがって、段階的および/または連続的に小さくなっており、
上記反射面の上記中心に対して上記反射面がこの中心から上記反射面の上記後端に向うにしたがって下方に屈曲している角度の変化の度合いは、途中の箇所までは段階的および/または連続的に大きくなっており、上記途中の箇所からは段階的および/または連続的に小さくなっていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の児ケア用装置。
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