JP5325107B2 - シリアルディジタルデータ通信インターフェイス - Google Patents
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Description
本出願は、35USC119(e)下で、参照により本明細書に組み入れてある2006年9月21日付け出願の「Digital Data Communication For Data Converters」という名称の米国特許仮出願第60/846177号の利益を主張するものである。
また、送信機がその送信レートを受信機が受けることのできる送信レートに調整することのできる、シリアルデータ通信を可能にするインターフェイスおよびインターフェイス方法に対する要求もある。
データ受信機は、新フレームの要求の後に、データチャネルをモニタリングし、最初にヘッダービットを検出する。ヘッダービットは、後続のビットに対するサンプリング時間を決定するために、データ受信機によって使用される。フレームが完了すると、データ信号は、所定のアイドル状態に設定される。
同期信号に応答してフレームの送信を初期化することには、フレームを初期化するという要求を示す同期の、論理レベルにおける変化を検出することを含めてもよい。フレームは、同期信号の論理レベルのさらなる変化の検出時に、終了してもよい。
フレーム長は固定または可変としてもよい。可変フレーム長の場合には、データ信号には、ヘッダーコード内、またはその後に符号化されたフレーム長を含めてもよい。
データ受信機においてヘッダーコードを検出することには、データビットレートに等しいクロックレートを有するマスタークロックの、複数の追加の、位相シフトした相当物を生成すること、マスタークロックおよび位相シフトされたマスタークロック相当物のそれぞれで、データ信号をサンプリングすること、およびマスタークロックまたは追加の相当クロックの1つのいずれかを選択して、フレーム内の後続のデータビットに対する前記データビットサンプリング時間を指定して、該時間にデータビットをサンプリングすることを含めてもよい。
同様に、態様によっては、同期信号源が、同期信号の論理レベルを変更することによって送信機からのフレームを要求する。
態様によっては、状態マシンが、マスタークロックの各クロックサイクルに、受信したシリアル通信をサンプリングし、第1のヘッダービットの検出回数を計数し、それからデータビットサンプリング時間を決定するように適合させてもよい。
別の観点によれば、受信機が送信機に同期信号を供給する代わりに、送信機が同期信号発生器を備え、この同期信号発生器が、フレームが後に続くことを示す同期信号を、受信機に供給してもよい。例えば、送信機は、周期同期信号を発生させるタイミング回路を備えてもよい。
本発明およびその態様は、以下の詳細な説明を、添付の図面を合わせ読めばより詳細に理解できるであろう。図において、要素は必ずしも正しい縮尺では描かれていない。全体として、複数の図に表われる同一の要素は、同一の参照名称によって識別される。
図1を参照すると、データは、N個のデータ送信機12からデータ受信機14に送信され、ここでNは整数である。(複数送信機および単一受信機が示されているが、本発明は、もちろん単一送信機/単一受信機環境、多数送信機/多数受信機環境にも適用することができる。)各データ送信機は、アナログ・ディジタル変換器(ADC)、電流/ディジタル変換器(IDC)、その他など、ディジタルデータ出力を生成するある数のデバイスの任意のものとすることができる。個々のデータ送信機は、12−iと番号付けされており、ここで添え字iは1からNの範囲である。通信は、同期チャネル16、クロックチャネル18、およびN個のデータチャネル20上で行われる。
ここでは、データ受信機およびデータ送信機の動作についての高レベルの概要を示す。
データ受信機の動作が図2に図解されている。初期化ステップ26は、受信機がオンにされるか、またはリセットされるときに始まる。初期化ステップは、送信機へのCLK信号の送信を開始すること、およびSYNC信号がフレームを要求していなことを確実にすることを含む。マスタークロック信号が内部的に生成されて、入力データに対する可能なサンプリング時間の組が得られる。
バイナリ(すなわち、ディジタル論理)信号が、データ送信機群とデータ受信機の間で伝送される。所与の時間において、各信号は、その送信機によって第1の論理レベルまたは第2の論理レベルへと駆動される。一般化を損うことなく、単に例としてのみ、第1の論理レベルが、図4および図5におけるローレベルで表わされる、「0」であり、第2の論理レベルが、図4および図5におけるハイレベルで表わされる、「1」である場合を考える。当業者は、逆の場合に加えて、多値論理信号の使用も同様に可能であることに気付く。
本質的に、データ受信機からデータ送信機へのクロックの伝送において、いくらかの伝播遅延があるとともに、データ送信機におけるクロック端とデータビットの生成との間にいくらかの遅延がある。次いで、送信機から受信機への伝播遅延がある。受信したビットのサンプリングのタイミングを正しく決めて、送信されたデータの確実な検出/復号を可能にするために、対処しなくてはならないのは、この累積遅延である。
最も簡単な態様においては、回路24は、CLKがICLKに直接接続されるように、通過部(pass through)として作用する。CLKが一連のバーストまたはパルスからなる態様も想定される。各バーストは、一連のクロックサイクルを含み、これに対してバースト間にはクロックサイクルは存在しない。
フレームの完了時に、データ信号は、所定のアイドル状態(0または1のいずれか)に設定するのが好ましい。
送信プロトコルを説明するために、ここで、クロック信号CLK52のレートが一定速度に維持され、フレームサイズが合計5ビット(ヘッダーを含む)に事前設定され、SYNC54が0から1に切り換わることによってフレームを初期化する、図4における信号関係の非限定の実施例を考える。この実施例におけるフレームヘッダー46は、1に続いて0を含む2ビットパターンであり、データ信号所定アイドル状態は0であり、データビットレートは、3クロックサイクル毎に1ビットである。図4における信号は、データ送信機において測定されるように、示してある。簡単にするために、DOUT−iは、この図ではDOUT56と書かれている。
従来式NRZコードが、ヘッダービットを含むデータを(マンチェスタ(Manchester)コーディングなしで)伝送するのに使用される。全ビット間隔にわたってハイレベルを生成することによって「1」が合図され、全ビット間隔にわたってローレベルを生成することによって「0」が合図される。受信機において、上述したように、状態マシンは本明細書に説明した方法にしたがって動作して、送信されたデータ信号と受信されたクロック信号の間にある程度の時間スキューがある場合においてでも、ビット位置および値を導き出す。適正に設計された受信機、受信機クロックレートとビットレートの間の3(またはそれより大きい)の倍数、および各フレームの開始時に送信されるヘッダーパターンの形態における周期的同期パターンを用いると、システムは、受信機から送信機へ、そしてその戻りの重大な伝播遅延、ならびに回路内の伝播遅延を吸収することができる。
時間58fにおいて、所定の数のデータビットが送信されており、DOUTは、新しいフレームに備えてアイドル状態に戻る。新しいフレーム要求は、時間58a’において送られて、時間58b’において検出される。ここで、この態様においては、先行ビットにおいてSYNCが0と読み取られない限りは、フレーム要求は検出されないことに留意されたい。
次に、伝播遅延およびそのばらつきのために、ビット毎に、またクロック信号に対して、偏った(skewed)時間に到着する可能性のある、受信データビットをサンプリングする方法について考える。この話題は、図5および関連する表1および表2を参照して、考察する。
信号DOUTは、いくらかの伝播遅延(未知で、いくぶん制御不能であり、可変でもあり得る)の後にデータ受信機に到着する。好ましくは、フレーム間のアイドル時間は、先のフレームの最後のデータビットが1である場合には、少なくとも2クロックサイクルの長さである。これによって、受信機が、第1のヘッダービットの直前に、0を読み取ることを確実にし、データ受信機が、ヘッダーの開始を明確に識別することを可能にする。DOUTは、サンプリング時間を設定するためのマスタークロックを使用して読み取られる。
例示態様62において、マスタークロックMCLK1は、データビットレートに等しいクロックレートを有する。2つの追加のマスタークロック信号MCLK2およびMCLK3は、MCLK1の位相を、それぞれ120度および240度シフトすることによって生成される。データビットサンプリング時間は、第1のヘッダーがどのクロックにおいて読み取られるかに基づいて決定される。伝播遅延および信号タイミングの不確実性に応じて、ヘッダービットが読み取られるクロック数またはクロックサイクル数は、2、3、または4とすることができる。
1)第2回目の1の検出に対応する時間にサンプリングする、または
2)最後から2番目の1の検出に対応する時間にサンプリングする。
データ送信機の動作が、図6においてフローチャートとして、例示態様に対してさらに示されている。この例示態様では、3クロックサイクル毎に1ビットのレートでデータが送信され、バイナリヘッダーは10であり、1フレーム内のデータビットの数はプライオリにM(図5および6において、Mは3である)であると仮定されている。フレーム要求は、SYNC信号の0から1への遷移として検出される。
M番目データビットが送信された後に、DOUTは0に設定される(ステップ98)。次のフレーム要求を探索する前に、データ送信機は、少なくとも2サイクルの間、DOUTが0に保持されることを確実にする(ステップ100)。これによって、後続のフレームにおけるヘッダービットの適切な検出が確実になる。
ここで、データ受信機の動作を説明する。
データ受信機の動作が、本例示態様に対して、図7におけるフローチャートとしてさらに示されている。当業者であれば、図7のフローチャートに示す態様は、FPGAにおけるFSMなどの、様々な方法で実現できることを理解するであろう。
態様60において示した形態のマスタークロックが使用される。初期化ステップ102は、受信機がオンにされるか、またはリセットされたときに始まる。初期化ステップには、CLK信号の送信を開始すること、およびSYNCに0を書き込むこと(すなわち、SYNC信号値を0に設定すること)が含まれる。ステップ104において、受信機は、新フレーム要求を送信することの要求を待ち受ける。フレーム要求は、その他の内部回路またはESYNCから来る可能性もある。
なお、ステップ118の最初の実行は、時間70aにおける第2のヘッダーの読取りであることに留意されたい。これは余分な読取り動作であるが、これはフローチャートを簡略化する。
フレームの終端がデータ受信機によって決定されると、信号遅延を変えるための配線をモニタリングするために、データ信号の追加のサンプルを取り込まなくてはならない。例えば、図5における事例64aおよび64dにおいて、サンプリング時間の選択のための規則は、異なる結果につながる。両方の規則を、サンプルが不一致となるまで延長することを許可されたフレームに使用することもできる。事例64bおよび64cに対して、両方の規則は、同一のサンプリング時間を選択する結果になる。両方の場合において、第1のヘッダービットの3つのサンプルが作成される。第1または第3のサンプリング時間に不一致が見いだされるまで、3つすべての時間におけるデータ信号をモニタリングし、その後に、不一致があるまで残りの2つについてサンプリングすることによって、フレーム長さを大幅に延長することができる。
別の態様においては、それぞれがデータビットレートで生成される3つのマスタークロック信号、MCLK1、MCLK2、およびMCLK3によるなどのように、データビットレートにおいて(すなわち、データセル毎に)3つ以上のサンプルが、取り込まれる。MCLK2およびMCLK3は、MCLK1の位相シフトバージョン(例えば、それに対して、それぞれ120度および240度シフト)としてもよい(しかしそうでなくてもよい)。一態様において、各マスタークロックでDOUTがサンプリングされて、検出結果が記録される。データ値として使用するサンプルの選択は、後に行ってもよい。例えば、図8に示すように、それぞれMCLK1、MCLK2、およびMCLK3に対応する、DOUTのサンプル128a、128bおよび128cは、それぞれレジスタ130a、130b、および130cに供給される。これらのレジスタは、MUX126に接続され、このMUX126は、制御信号132によって制御される。制御信号132は、上記で考察した決定アルゴリズムを実装する、追加の回路(図示せず)によって駆動され、特定のデータビットに対するサンプルを選択するのに、どのマスタークロックを使用すべきかを決定、選択する。DOUTの選択された読取り値は、次いで、MUXによって出力信号134に書き込まれる。
態様によっては、データ送信機が、データ受信機に、同期信号を介して、それが1フレームのデータを送出している(または送出しようとしている)ことを指示することも想定できる。すなわち、そのような態様においては、同期信号を発生させるのは、受信機ではなく、送信機である。データ送信機から同期信号を受信すると、データ受信機は、DOUT上のフレームヘッダーおよびデータを検出する。そのような態様は、例えば、データ送信機が、ある量のデータを収集して、データ受信機にデータを配信するのに適当な時間であると判定する場合に、適切である。代替的に、同期信号の発生のトリガーをかけるタイマーを送信機に含めてもよい。
Claims (18)
- データ送信機とデータ受信機の間のバイナリ信号のシリアル通信において、前記バイナリ信号は、第1のバイナリ値を表わす第1の論理レベルと第2のバイナリ値を表わす第2の論理レベルと間で変動する、バイナリ信号のシリアル通信の方法であって、
前記データ受信機から前記データ送信機にクロックチャネルを介してクロック信号を送信すること、ここでクロック信号は所定のクロックレートを有する;
前記データ受信機から前記データ送信機に同期チャネルを介して同期信号を送信すること;
前記データ受信機において前記バイナリデータ信号をデータチャネルを介して受信すること、ここでバイナリーデータは、ヘッダコードとそれに続く複数のデータビットを含むフレーム中に送信されるものであり、ヘッダコードのそれぞれのビットおよび前記データビットは、複数のあらかじめ定めたクロックサイクルの幅を有し、前記受信することは、
データチャネルをあらかじめ定めたクロックサイクルに基づいて周期的に、第1ヘッダビットを複数回サンプリングすることを含んでサンプリングすること、
前記フレーム内の他のデータビットに対するデータビットサンプリング時間を、サンプルされた第1ヘッダビット信号のパターンから選択することにより決定すること、ここにおいて、フレーム内の他のデータビットをサンプリングするデータビットサンプリング時間を決定することは:
第一のヘッダービットの検出数を表わすサンプルの総数をカウントすること;および
該カウントに応答して、フレーム内の残余のデータビットのためのサンプリング時間を、次の2つの規則のうちの1つに基づいて決定すること:
第一のヘッダービットの第二の検出に対応する時間にサンプルすること、
第一のヘッダービットの最後の検出の1つ前の検出に対応する時間にサンプルすること、
を含み、
前記データ受信機において、前記データビットサンプリング時間に、それぞれの前記データビットの論理値を検出することを含む、前記方法。 - 各ビットが、あらかじめ定めた少なくとも3個のクロックサイクルの信号幅で送信される、請求項1に記載の方法。
- データ送信機が、フレームを初期化するという要求を示す同期チャネルの論理レベルにおける変化を検出することに応答してフレームの送信を初期化する、請求項1に記載の方法。
- 同期チャネルの論理レベルのさらなる変化を検出すると、データ送信機がフレームの送信を終了させる、請求項3に記載の方法。
- データ信号が、ヘッダーコード内またはその後に、符号化されたフレーム長を含む、請求項1に記載の方法。
- データ受信機においてヘッダーコードを検出することが、
あらかじめ定められた位相だけそれぞれが位相シフトされており、かつデータ信号幅により決定されるデータビットレートに等しいクロックレートをそれぞれが有する、複数のマスタークロックを生成すること;
前記マスタークロックのそれぞれに従ってデータ信号をサンプリングすること;および
前記マスタークロックのうちの1つをフレーム内の後続のデータビットのためのサンプリングクロックとして選択し、データビットを選択したマスタークロックに従ってサンプリングすることを含む、請求項1に記載の方法。 - 外部源から、外部クロック信号と呼ばれる、クロック信号を受信するステップ、
前記外部クロック信号のクロックレートが、所定の最小レートを超えるかどうかを判定し、そうであれば、受信機内で使用するための内部クロック信号として前記外部クロック信号を再生成し、そうでなければ、そのレートが前記所定の最小レートを超えるクロック信号を発生させることによって、前記受信機内で使用するための内部クロック信号を生成するステップ、および
前記送信機へと送信されるクロック信号を生成する際に前記内部クロック信号を使用するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 1つまたは2つ以上のヘッダービットおよび1つまたは2つ以上のデータビットを含む、データ送信機からのフレーム内の、バイナリ信号のシリアル通信を受信し、該受信したバイナリ信号をバイナリデータに復号して送信されたビットを特定する、データ受信機であって、
前記送信機にあらかじめ定めたクロックレートのクロック信号をクロックチャネルを介して供給するクロック発生器;
フレームを開始するための同期信号を同期チャネルを介して前記送信機に供給する同期信号源;
前記シリアル通信をデータチャネルを介して受信し、ヘッダーコードの第一のヘッダービットを複数回検出し、前記シリアル通信をサンプリングしてそのデータビットを復号するためのデータビットサンプリング時間を決定し、該データビットサンプリング時間に、受信したシリアル通信の論理レベルをサンプリングして、対応するデータビット値を供給する、状態マシンを含み、
該状態マシンは、有限の複数の可能性のあるサンプル時間の中から、第一のヘッダービットの複数回の検出に対応してサンプリング時間を選択することによってデータビットサンプリング時間を決定し、受信ビット値の名目中央値の近傍をサンプリングし、
状態マシンは、受信したシリアル通信を、あらかじめ定めたクロックレートでサンプリングし、第1のヘッダービットの検出の数を計数し、それらから、データビットサンプリング時間を、次の2つの規則のうちの1つに基づいて決定すること:
第一のヘッダービットの第二の検出に対応する時間にサンプルすること、
第一のヘッダービットの最後の検出の1つ前の検出に対応する時間にサンプルすること、
に適合したものである、前記データ受信機。 - クロック発生器は、送信機がシリアル通信されるバイナリ信号においてビットを送信するビットレートの、少なくとも3倍のレートでクロック信号を供給する、請求項8に記載のデータ受信機。
- 同期信号源が、同期信号の論理レベルを変更することによって送信機からのフレームを要求する、請求項8に記載のデータ受信機。
- 同期信号源が、第1の論理レベルから第2の論理レベルに同期信号を変更することによって送信機からフレームを要求するとともに、前記同期信号を第2の論理レベルから第1の論理レベルに変更することによってフレームの終了を要求することをさらに含む、請求項8に記載のデータ受信機。
- ヘッダーコードを検出するために、状態マシンは、データビットレートに等しいクロック速度で、マスタークロックを位相シフトさせることによって追加のクロックを生成し、各クロックにおいてデータ信号をサンプリングし、マスタークロックまたは追加のクロックの1つのいずれかを選択して、データビットサンプリング時間を、次の2つ規則:第一のヘッダービットの2回目の検出に対応する時刻においてサンプリングする、第一のヘッダービットの最後から2つ目の検出に対応する時刻においてサンプリングする、のうちの1つに基づいて指定するように適合されている、請求項8に記載のデータ受信機。
- あらかじめ定めたクロックレートのクロック信号をデータ送信機に供給するクロック発生器と;
データ送信機からの、1つまたは2つ以上のヘッダービットおよび1つまたは2つ以上のデータビットを含むフレーム内の、バイナリ信号のシリアル通信を受信する受信回路とを含むデータ受信機であって、
受信回路は、あらかじめ定めたクロックサイクルに基づいて周期的にロジックレベルをサンプルし、
複数のサンプル時間において第一のヘッダービットを検出し、
フレームの残余の部分をサンプリングするデータビットサンプリング時間を決定し、
決定されたデータビットサンプリング時間に、受信したシリアル通信の残余の部分の論理レベルをサンプリングして、対応するデータ値を供給し、
ここにおいて、データビットサンプリング時間は、受信ビットの名目中央値においてサンプルする様に選択されるものであり、
第一のヘッダービットを検出するために、受信回路は、受信したシリアル通信をあらかじめ定めたクロックレートでサンプルし、第一のヘッダービットの検出数をカウントし、それらから次の2つの規則のうちの1つに基づいてデータビットサンプリング時間を決定するように構成されている、前記データ受信機:
第一のヘッダービットの第二の検出に対応する時間にサンプルすること、
第一のヘッダービットの最後の検出の1つ前の検出に対応する時間にサンプルすること。 - クロック発生器は、送信機がシリアル通信されるバイナリ信号においてビットを送信するビットレートの、少なくとも3倍のレートでクロック信号を供給する、請求項13に記載のデータ受信機。
- 同期信号をデータ送信機に供給するための同期信号源であって、同期信号の論理レベルを変更することによって、データ送信機にフレームを要求する前記同期信号源をさらに含む、請求項13に記載のデータ受信機。
- 同期信号をデータ送信機に供給するための同期信号源であって、同期信号を第1の論理レベルから第2の論理レベルへ変更することによってデータ送信機にフレームを要求し、同期信号を第2の論理レベルから第1の論理レベルへ変更することによってフレームの終了を要求する前記同期信号源をさらに含む、請求項13に記載のデータ受信機。
- 第一のヘッダービットを検出するために、マスタークロックをデータビットレートに等しいクロックスピードで位相シフトして追加のクロックを生成し、各クロックにおいてデータ信号をサンプルし、マスタークロックか、または追加のクロックのうちの1つかのいずれかを、データビットサンプリング時間を特定するために、次の2つの規則に基づいて選択するように論理が構成されている、データ受信機:
第一のヘッダービットの第二の検出に対応する時間にサンプルすること、
第一のヘッダービットの最後の検出の1つ前の検出に対応する時間にサンプルすること。 - 論理は、有限状態マシンとして装備されている、請求項15に記載のデータ受信機。
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