JP5313550B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、MOS型固体撮像装置における画素領域の構造に関する。
ディジタルスチルカメラなどの撮像デバイスとして、MOS型固体撮像装置が用いられている。MOS型固体撮像装置では、複数の画素セルが二次元配置(例えば、アレイ状に配置)された画素領域と、画素領域における各画素セルを駆動する回路領域とを有する(特許文献1)。MOS型固体撮像装置における画素領域の構成について、図10を用い説明する。
図10に示すように、画素領域における各画素セルには、1つのフォトダイオード81と、4つのトランジスタ(転送トランジスタ82、増幅トランジスタ83、選択トランジスタ84、リセットトランジスタ85)とを含み構成されている。これら素子81〜85は、半導体基板に形成されたウェル領域に形成されている。また、撮像領域においては、隣接する画素セル80と画素セル80との間に基板コンタクトが設けられている(図10では、図示を省略)。基板コンタクトの配置について、図11を用い説明する。図11は、画素領域91における6つの画素セル80r1、80g1〜80g3、80b1〜80b2を抜き出して示している。
図11に示すように、画素領域91においては、上段の左から、青色の画素セル80b1、緑色の画素セル80g3、青色の画素セル80b2が配列されており、同じく下段の左から、緑色の画素セル80g1、赤色の画素セル80r1、緑色の画素セル80g2が配列されている。
なお、赤色の画素セル80r1は、構成中に赤色(波長;575[nm]〜700[nm])の可視光を透過するカラーフィルタを含み、緑色の画素セル80g1〜80g3は、構成中に緑色(波長;490[nm]〜575[nm])の可視光を透過するカラーフィルタを含み、青色の画素セル80b1〜80b2は、構成中に青色(400[nm]〜490[nm])の可視光を透過するカラーフィルタを含んでいる。
図11に示すように、従来技術に係るMOS型固体撮像装置では、画素領域91では、隣接する画素セルと画素セルとの間に基板コンタクト801〜808が形成されている。基板コンタクト801〜808は、画素セル80r1、80g1〜80g3、80b1〜80b2の各フォトダイオード81r1、81g1〜81g3、81b1〜81b2に対して、同じ間隔をあけて形成されている。
MOS型固体撮像装置では、図11に示すように、撮像領域91に基板コンタクト801〜808を設けることによりウェル電位を安定化させ、画素セル80r1、80g1〜80g3、80b1〜80b2の各々におけるトランジスタ82〜85を高速、且つ、安定に動作させることができる。
特開2000−365552号公報 特開2006−286848号公報 特表2002−513145号公報
しかしながら、上記基板コンタクトを有するMOS型固体撮像装置では、画素セルの微細化に伴い、出力信号に大きなシェーディングが現れる、という問題がある。特に、波長の短い青色の可視光を受ける画素セル80b1〜80b2では、他の色の画素セル80r1、80g1〜80g3に比べて出力信号に大きなシェーディングが現れる。従来技術に係るMOS型固体撮像装置におけるシェーディング発生のメカニズムについて、図12を用い説明する。
図12に示すように、画素セルでは、半導体基板に対して、素子分離901、配線902(902a、902b、902c)、カラーフィルタ903およびトップレンズ904が形成されている。また、半導体基板に対しては、フォトダイオード81の両脇部分に該当する箇所に、基板コンタクト800が形成されている。
図12における符号701は、光電変換により発生した電子がフォトダイオード81に吸収される境界(以下では、「分水嶺」と記載する。)を示す。光電変換により発生した電子は、基板コンタクト800の存在に影響を受け、これに反発してフォトダイオード81に集中しやすくなる傾向がある。このため、半導体基板の浅い領域では、分水嶺701が基板コンタクト800の側へと広がっている。
ここで、特許文献3に示されているとおり、波長が短い(400[nm]〜490[nm])青色の可視光は、その大部分が、約0.2[μm]〜0.5[μm]の深さで半導体基板(シリコン基板)に吸収される。このため、図12に示すように、従来技術に係るMOS型固体撮像装置では、青色の可視光の入射に対して、半導体基板の浅い領域で光電変換により電子が発生する。よって、従来技術に係るMOS型固体撮像装置では、基板コンタクト800とフォトダイオード81との相対的な位置関係により、感度特性に差異を生じ、上述のように、青色の可視光の入射を受ける画素セル80b1〜80b2では、特に大きな影響を受けることになる。
さらに、シェーディングは、青色光の入射方向の違いによっても発生する。即ち、固体撮像装置の画素アレイ全体の中でも、上方に位置する画素では、青色光が下方向から斜めに入射することになる。このため、当該上方に位置する画素では、光電変換がフォトダイオードの上部(基板コンタクトが配置されている領域の近傍)で起こり、感度が上がることになる。逆に、固体撮像装置の画素アレイ全体の中でも、下方に位置する画素では、青色光が上方向から斜めに入射することになる。このため、当該下方に位置する画素では、光電変換がフォトダイオードの下部(基板コンタクトが配置されていない領域の近傍)で起こり、感度が上がらないことになる。このように光の入射方向に対して基板コンタクトの位置の違いにより、画素アレイ面内の上部と下部とで感度差が起こり、シェーディングが発生する。
また、4画素1セルのような多画素1セル構成を採用する固体撮像装置では、基板コンタクトが近傍に配されている青色の画素のフォトダイオードと、基板コンタクトが近傍に配されていない青色の画素のフォトダイオードとが存在することになる。このような場合にも、上記2つの画素におけるフォトダイオードの間でも感度差が生じる。
本発明は、上記のような問題を解決しようとなされたものであって、基板の基準電位の安定化を図ることにより、画素セルのトランジスタの高速・安定な動作を確保しながら、入射可視光の波長に関係なく、シェーディングの発生を抑制することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の構成を採用することを特徴とする。
(1) 本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板に対し、互いに間隔をおいて二次元配置され、各々が光電変換機能を有する複数のフォトダイオードと、複数のフォトダイオードの各々の上に形成され、フォトダイオードごとに対応して、互いにピーク波長の異なる光を透過する複数種のカラーフィルタと、複数のフォトダイオードの一部あるいは全部の近傍に形成され、半導体基板に基準電圧を印加する複数の基板コンタクトとを備える。
また、本発明に係る固体撮像装置では、複数のフォトダイオードの中から、その上に形成されたカラーフィルタの透過ピーク波長が最も長い第1グループと、透過ピーク波長が最も短い第2グループとにおいて、複数の基板コンタクトは、第2グループに属する(全ての)フォトダイオードの近傍よりも、第1グループに属する(全ての)フォトダイオードの近傍で高密度に分布していることを特徴とする。例えば、第2グループに属するフォトダイオードの近傍には、基板コンタクトが形成されておらず、第1グループに属するフォトダイオードの近傍に複数の基板コンタクトが分布していることを特徴としている。
あるいは、複数のフォトダイオードの全ての近傍に基板コンタクトが形成されている場合には、第2グループに属するフォトダイオードよりも、第1グループに属するフォトダイオードに対して、全体としてより近い位置に配置されている。
また、本発明では、第2グループに属するフォトダイオードの近傍に基板コンタクトが形成されていない形態だけでなく、第1グループに属するフォトダイオードの近傍に形成されている基板コンタクトとの相対的な分布密度が、上記関係を満たせばよい。
(2) 上記(1)に係る本発明の固体撮像装置では、複数のフォトダイオードが二次元配置された領域内に、第1グループに属する一のフォトダイオードと、第2グループに属する一のフォトダイオードとが、互いに隣接し、且つ、互いの間に基板コンタクトが形成された箇所が存在する。そして、上記基板コンタクトが形成された箇所において、基板コンタクトは、第2グループに属する一のフォトダイオードよりも、第1グループに属する一のフォトダイオードの側にオフセットした状態で形成されていることを特徴とする。
(3) 上記(1)、(2)に係る本発明の固体撮像装置では、複数のフォトダイオードが二次元形成されてなる領域において、基板コンタクトが少なくとも3箇所形成されており、少なくとも3箇所の基板コンタクトが等ピッチで形成されていることを特徴とする。
(4) 上記(1)〜(3)に係る本発明の固体撮像装置では、複数のフォトダイオードの各々に対応して、ソースがフォトダイオードの一端に接続されてなる転送トランジスタと、転送トランジスタのドレインに接続され、そのドレインの電位を増幅する増幅トランジスタと、転送トランジスタにおけるドレインの電位レベルを初期化するリセットトランジスタとが形成されており、基板コンタクトがフォトダイオードの近傍に形成された箇所において、基板コンタクトと転送トランジスタとの間に幅トランジスタまたはリセットトランジスタが配置されていることを特徴とする。
(5) 上記(1)〜(3)に係る本発明の固体撮像装置では、複数のフォトダイオードが二次元配置された領域において、互いに隣接する2以上のフォトダイオードを有し各画素セルが構成されており、各画素セルには、2以上のフォトダイオードの各々に対応し、ソースが各フォトダイオードの一端に接続され、ドレインが共有された2以上の転送トランジスタと、転送トランジスタのドレインに接続され、ドレインの電位を増幅する増幅トランジスタと、転送トランジスタにおけるドレインの電位レベルを初期化するリセットトランジスタとが形成されており、基板コンタクトがフォトダイオードの近傍に形成された箇所では、基板コンタクトと上記2以上の転送トランジスタの内の1つとの間には、増幅トランジスタまたはリセットトランジスタが配置されていることを特徴とする。
(6) 上記(1)〜(5)に係る本発明の固体撮像装置では、第1グループにおいて、その上に形成されたカラーフィルタを通して、575[nm]〜700[nm]の範囲内にピーク波長を有する光が入射され、第2グループにおいて、その上に形成されたカラーフィルタを通して、400[nm]〜490[nm]の範囲内にピーク波長を有する光が入射されることを特徴とする。
上記(1)のように、本発明に係る固体撮像装置では、複数のフォトダイオードが二次元配置された領域(画素領域)に、基板コンタクトが形成されている。このため、本発明に係る固体撮像装置では、半導体基板(ウェルを含む。)に基準電圧を印加することができ、半導体基板の電位(ウェル電位)を安定化させることができる。よって、本発明に係る固体撮像装置では、画素セルにおけるトランジスタを、高速且つ安定に動作させることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置では、基板コンタクトが、第2グループに属するフォトダイオードの近傍よりも、第1グループに属するフォトダイオードの近傍で高密度に分布している。上述のように、第1グループに属するフォトダイオードの上に形成されたカラーフィルタは、第2グループに属するフォトダイオードの上に形成されたカラーフィルタよりも、ピーク波長が長い光を選択的に透過するものである。
ピーク波長が短い光の大部分が、約0.2[μm]〜0.5[μm]の深さで半導体基板に吸収され、一方、ピーク波長が長い光は、上記深さよりも深い領域で半導体基板に吸収される(特許文献3を参照)。よって、基板コンタクトを第1グループに属するフォトダイオードの近傍で高密度に分布されている本発明に係る固体撮像装置では、上記従来技術に係る固体撮像装置のように、入射光のピーク波長に無関係に基板コンタクトを形成する場合に比べて、基板コンタクトの存在によって広がる上記分水嶺に影響を受けにくい。
従って、本発明に係る固体撮像装置では、基板の基準電位の安定化を図ることにより、画素セルのトランジスタの高速・安定な動作を確保しながら、入射可視光の波長に関係なく、シェーディングの発生を抑制することができる。
本発明に係る構成は、1画素1セル構成を採用する上記(4)に係る固体撮像装置での採用も可能であるし、また、多画素1セル構成を採用する上記(5)に係る固体撮像装置での採用も可能である。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下の各実施の形態は、本発明の構成およびそこから奏される作用・効果を分かり易く説明するために用いる一例であって、本発明は、本質的な特徴部分以外に何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態1]
1.全体構成
本実施の形態に係るMOS型固体撮像装置1の全体構成について、図1を用い説明する。 図1に示すMOS型固体撮像装置1は、例えば、ディジタルスチルカメラやディジタルムービーカメラなどの画像入力用デバイスとしての装置である。
図1に示すように、実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1は、複数の画素セル10からなる画素領域21と、画素領域21の周辺に配設され、画素領域21における画素セル10の駆動を実行する周辺回路部から構成されている。周辺回路部には、垂直走査回路22、読み出し回路23、水平走査回路24および負荷回路25が含まれている。
画素領域21は、複数の撮像画素10により構成されているが、複数の画素セル10は、半導体基板の主面に沿って二次元配置されている。なお、図1では、半導体基板を図示していないが、紙面に沿う方向が半導体基板の主面に沿う方向に該当する。
図1の二点鎖線で囲む部分に示すように、画素セル10は、増幅型の単位画素であり、その相当域に同一の回路構成を有している。画素セル10は、フォトダイオード11と、4つのトランジスタ(転送トランジスタ12、増幅トランジスタ13、選択トランジスタ14、リセットトランジスタ15)などにより構成されている。
図1の水平方向に配列されている画素セル10間においては、転送トランジスタ12のゲート電極どうしが配線ラインL1により接続され、リセットトランジスタ15のゲート電極どうしが配線ラインL2により接続され、選択トランジスタ14のゲート電極どうしが配線ラインL3により接続されている。また、垂直方向に配列されている画素セル10間においては、選択トランジスタ14のドレインどうしが配線ラインL4により接続されている。
フォトダイオード11は、各画素セル10に入射された光の強度に応じて信号電荷を発生する光電変換機能を有する素子部である。なお、フォトダイオード11の一端は、接地されており、他端が転送トランジスタ12のソースに接続されている。転送トランジスタ12は、フォトダイオード11の光電変換機能をもって生成された信号電荷を、検出部として自らのドレインに転送するための素子部であって、ドレインが増幅トランジスタ13のゲート電極およびリセットトランジスタ15のソースに接続されている。なお、転送トランジスタ12のドレインあるいはその延長上箇所が、フローティングディフュージョンFDである。
リセットトランジスタ15は、フローティングディフュージョンFDに蓄積された信号電荷を予め設定された一定時間毎にリセットする素子部である。そして、リセットトランジスタ15のドレインは、電源電圧VDDと電気的に接続されている。増幅トランジスタ13は、フローティングディフュージョンFDに蓄積された信号電荷を垂直走査回路22などからの信号に応じて、選択トランジスタ14がON状態となったときに、出力する素子部である。増幅トランジスタ13のドレインは、電源電圧VDDに接続され、ソースは、選択トランジスタ14のドレインに接続されている。
画素セル10において、4つのトランジスタ12〜15の内、増幅トランジスタ13が信号電荷の増幅機能を果たし、他のトランジスタ12、14〜15がスイッチング機能を果たす。
なお、図1では図示を省略しているが、各画素セル10には、フォトダイオード11の上に、赤色、緑色および青色の3色に分けられたカラーフィルタ203、カラーフィルタ203上において、各画素セル10ごとに形成されたトップレンズ204を有する(図5および図6を参照)。また、MOS型固体撮像装置1では、画素領域21において、半導体基板に基準電位(例えば、0[V])を印加する基板コンタクトが複数形成されている(図1では、図示を省略)。これについては、後述する。
2.各画素セル10におけるフォトダイオード11の周辺領域の構成
MOS型固体撮像装置1における各画素セル10でのフォトダイオード11の周辺領域の構成について、図2を用い説明する。
図2に示すように、実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1では、各画素セル10において、左からフォトダイオード11、転送トランジスタ12およびフローティングディフュージョンFDが形成されている。フォトダイオード11は、上部に形成されたp型注入領域11pと、下部に形成されたn型注入領域11nとから構成されている。符号12gは、転送トランジスタ12のゲートを示す。
MOS型固体撮像装置1では、フォトダイオード11におけるn型注入領域11nが、転送トランジスタ12のゲート12gの下方まで入り込んだ状態となっている。
上記構成を有するMOS型固体撮像装置1では、n型注入領域11nが転送トランジスタ12のゲート12gの下方まで入り込んでいない形態を採用する場合に比べて、データの読み出し時において、フォトダイオード11で生成された信号電荷を残さずフローティングディフュージョンFDに転送することができる。
3.基板コンタクト101〜104
画素領域21におけるフォトダイオード11r1、11g1〜11g3、11b1〜11b2と、基板コンタクト101〜104との相対的な位置関係について、図3を用い説明する。図3では、模式的に6つの画素セル10r1、10g1〜10g3、10b1〜10b2を抜き出して示しており、また、フォトダイオード11r1、11g1〜11g3、11b1〜11b2と、基板コンタクト101〜104とだけを示している。
画素セル10r1は、フォトダイオード11r1の上方に赤色のカラーフィルタ203(図5および図6を参照。)が設けられており、フォトダイオード11r1には、575[nm]〜700[nm]の範囲内にピーク波長を有する赤色の可視光が入射される。
また、画素セル10g1〜10g3は、それぞれのフォトダイオード11g1〜11g3の上方に緑色のカラーフィルタ203(図5および図6を参照。)が設けられており、フォトダイオード11g1〜11g3には、490[nm]〜575[nm]の範囲内にピーク波長を有する緑色の可視光が入射される。同様に、画素セル10b1〜10b2は、それぞれのフォトダイオード11b1〜11b2の上方に青色のカラーフィルタ203(図5および図6を参照。)が設けられており、フォトダイオード11b1〜11b2には、400[nm]〜490[nm]の範囲内にピーク波長を有する青色の可視光が入射される。
図3に示すように、実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1では、画素領域21において、基板コンタクト101〜104は画素セル10g1、10r1、10g2に隣接した状態で形成されている。そして、Y軸方向の上段部分に配列される画素セル10b1、10b2に隣接する箇所には、基板コンタクトが形成されていない。
基板コンタクト102、103を見るとき、これら基板コンタクト102、103は、画素セル10r1の側へとオフセットされた状態で形成されている。即ち、例えば、基板コンタクト102は、その左側に配置されている画素セル10g1のフォトダイオード11g1よりも、右側に配置されている画素セル10r1のフォトダイオード11r1の側により近い状態で配置されている。
また、図3に示すように、基板コンタクト101〜104は、画素セル10r1、10g1〜10g2における各フォトダイオード11r1、11g1〜11g2のY軸方向の中心同士を結んだ線L上に形成されている。このような構成を採用することにより、フォトダイオード11r1、11g1〜11g2に対する、Y軸方向における基板コンタクト101〜104の配置の対称性が確保される。よって、MOS型固体撮像装置1では、入射光の入射方向に対しても、画素領域21全体での感度特性のバラツキを抑えることができる。
4.MOS型固体撮像装置1の駆動
MOS型固体撮像装置1の駆動について、図4を用い概略を説明する。
図4において、パルスφRSは、リセットトランジスタ15のON/OFFを制御する制御パルスである。また、パルスφSELは、選択トランジスタ14のON/OFFを制御する制御パルスである。パルスφTGは、転送トランジスタ12のON/OFFを制御する制御パルスである。
図4に示すように、先ず選択された1水平ライン上の画素セル10に対し、Highレベルの制御パルスφRSがリセットトランジスタ15のゲートに印加される。その結果、選択された画素セル10におけるリセットトランジスタ15がON状態となる(タイミングt1)。
続いて、制御パルスφRSをLowレベルとし、リセットトランジスタ15をOFF状態とする(タイミングt2)。そして、画素セル10に対し、選択トランジスタ14のゲートに対しHighレベルの制御パルスφSELを印加し(タイミングt3)、選択トランジスタ14をON状態とする。選択トランジスタ14がON状態となることにより、配線ラインL4の電位が読み出し回路23内にメモリされる。
次に、Highレベルの制御パルスφTGが転送トランジスタ12のゲートに印加される(タイミングt4)。このパルス印加により、転送トランジスタ12がON状態となり、フォトダイオード11での光電変換により生成・蓄積された電荷が、フローティングディフュージョンFDを通り、増幅トランジスタ13のゲートへと転送される。
増幅トランジスタ13のゲートへと転送された電荷は、寄生容量により電圧情報に変換され、増幅トランジスタ13および選択トランジスタ14を通り、配線ラインL4へと読み出される。読み出し回路23では、電圧情報に変換されて読み出されたデータと、先にメモリしておいた信号レベルとの差分を、出力する。
なお、上記信号出力処理の後、制御パルスφSELおよび制御パルスφTGは、順次、Lowレベルとされる(タイミングt5、t6)。
5.MOS型固体撮像装置1の優位性
実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1が有する優位性について、図5から図7を用い説明する。図5は、青色の画素セル10の構成と、フォトダイオード11b1に対する電子eの吸収状態とを模式的に示す模式断面図であり、図6は、赤色あるいは緑色の画素セル10の構成と、フォトダイオード11r1(11g1)に対する電子e(e)の吸収状態とを模式的に示す模式断面図である。
先ず、実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1では、画素領域21において複数の基板コンタクト101〜104、・・・が形成されている。そして、基板コンタクト101〜104、・・・を用いて、半導体基板の電位(ウェル電位)が基準電位(例えば、0[V])とされている。このため、MOS型固体撮像装置1では、半導体基板の電位(ウェル電位)が安定化され、画素セル10におけるトランジスタ12〜15を、高速且つ安定に動作させることができる。
図5に示すように、青色の画素セル10の近傍領域では、フォトダイオード11b1の上方両側を囲むように素子分離201が形成され、基板コンタクトを設けず、その上方に配線202(配線層202a、202b、202c)、カラーフィルタ203およびトップレンズ204が形成されている。
一方、図6に示すように、赤色あるいは緑色の画素セル10の近傍領域では、フォトダイオード11r1(11g1)の上方両側を囲むように素子分離201が形成され、その素子分離201に挟まれるように基板コンタクト100(101〜104、・・・に相当)が形成されている。基板コンタクト100は、配線層202aに接続され、この配線層202aを介して基準電位が与えられている。
すなわち、MOS型固体撮像装置1では、青色の画素セル10におけるフォトダイオード11b1の近傍領域に比べ、赤色および緑色の画素セル10におけるフォトダイオード11r1(11g1)の近傍領域で、基板コンタクト100が高密度に分布されている。
このように、実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1では、青色の画素セル10の近傍領域には基板コンタクト100を形成せず、赤色あるいは緑色の画素セル10の近傍領域に基板コンタクト100を形成している。これにより、図5に示すように、青色の画素セル10では、分水嶺(光電変換により発生した電子がフォトダイオード11b1に吸収される境界)が、基板表面においてもそれに沿って広がらない。このため、波長域(400[nm]〜490[nm])の青色の光は、基板表面から浅い領域(約0.2[μm]〜0.5[μm])で光電変換されるが、基板コンタクトが近傍に設けられていないので、周辺領域で生成された電子eがフォトダイオード11b1へと集まることがない。
ここで、図7(特許文献3から引用。)に示すように、ピーク波長が400[nm]〜490[nm]の青色の光は、その大部分が、約0.2[μm]〜0.5[μm]の深さで半導体基板に吸収される。
一方、ピーク波長が490[nm]〜490[nm]の緑色の光は、その大部分が、約0.5[μm]〜1.5[μm]の深さで半導体基板に吸収され、 ピーク波長が575[nm]〜700[nm]の赤色の光は、その大部分が、約1.5[μm]〜3.0[μm]の深さで半導体基板に吸収される。
従って、MOS型固体撮像装置1では、青色の画素セル10におけるフォトダイオード11b1の近傍に基板コンタクト100を設けないことによって、基板の浅い領域での青色光のフォトダイオード11b1への過度の集中が抑制される。
また、図3に示すように、MOS型固体撮像装置1では、基板コンタクト101〜104の各々を、各フォトダイオード11g1、11r1、11g2に対し、そのY軸方向の中心部分に配置している。即ち、フォトダイオード11r1とフォトダイオード11g2との中心間を通る仮想線L上に基板コンタクト101〜104が配置されている。このため、赤色および緑色の画素セル10においても、各フォトダイオード11g1、11r1、11g2の領域内での基板コンタクト101〜104の影響を、少なくともY軸方向上下で均一化することができる。
さらに、図3に示すように、基板コンタクト102、103は、それぞれフォトダイオード11g1とフォトダイオード11r1との中間点、フォトダイオード11r1とフォトダイオード11g2との中間点に配置されているのではなく、それぞれが赤色の画素セル10r1の側へとオフセットして配置されている。これにより、赤色よりも波長が短い緑色の光が入射される緑色の画素セル10g1、10g2での基板コンタクト102、103の影響をより小さく抑えることができる。
実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1では、上記の構成を採用することにより、基板コンタクト100〜104の形成により、各画素セル10におけるトランジスタ12〜15の高速で安定した動作を保証し、且つ、基板コンタクト100〜104の配置により、シェーディングの発生を抑制することができる。この技術は、画素セルのより一層の微細化を進める上で有用である。
[実施の形態2]
実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置の構成について、図8および図9を用い説明する。なお、図8および図9では、画素領域51における一部画素セル40(40a、40b、40c)を抜き出して示す。実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置における他の構成については、上記実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1と基本的に同一である。
図8に示すように、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置では、一つの画素セル40に対して2つのフォトダイオード11、41が形成されている。そして、画素セル40では、2つのフォトダイオード11、41に対し、2つの転送トランジスタ12、42が形成されている。他の構成については、上記画素セル10と同一である。
図9に示すように、画素領域51の中から、3つの画素セル40a、40b、40cを抜き出して見るとき、行方向に3つの画素セル40a、40b、40cが配列されている。画素セル40aは、青色光用のフォトダイオード11baと緑色光用のフォトダイオード41g1が一対として形成されており、それぞれ2つの転送トランジスタ12a、42aのそれぞれに接続され、増幅トランジスタ13a、選択トランジスタ14aおよびリセットトランジスタ15aを共有している。
同様に、画素セル40bでは、緑色光用のフォトダイオード11gbと赤色光用のフォトダイオード41rbとを一対として形成され、画素セル40cでは、青色光用のフォトダイオード11bcと緑色光用のフォトダイオード41gcとを一対として形成されている。
図9に示すように、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置では、画素領域51において、各画素セル40a、40b、40cに対して、下側の行のフォトダイオード41ga、41rb、41gcの近傍に基板コンタクト111〜114が形成されており、上側の行のフォトダイオード11ba、11gb、11bcの近傍には基板コンタクトが形成されていない。なお、基板コンタクト111〜114は、上記実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1と相違し、下側の行の各フォトダイオード41ga、41rb、41gcの中心間を結んだ線上には形成されていないが、上記実施の形態1と同様に、リセットトランジスタ15a、15b、15cの配置などを工夫することにより、中心間を結んだ線上に基板コンタクト111〜114を配置することも勿論可能である。
上記のように、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置では、所謂、2画素1セルタイプの画素セル構成を採用するものであるが、図9に示す基板コンタクト111〜114の配置形態を採用することにより、上記実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1と同様の効果作用を奏することが可能である。即ち、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置でも、画素セル40におけるトランジスタ12〜15、42の高速で安定した動作を保証しながら、シェーディングを有効に抑制することができる。
なお、図9に示すように、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置では、各画素セル40a、40b、40cにおいて、基板コンタクト111〜114を転送トランジスタ42a、42b、42cに隣接して配置するのではなく、間にリセットトランジスタ15a、15b、15cを介挿した状態で配置しているので、各画素セル40a、40b、40cにおける2つのフォトダイオード11ba、41ga、11gb、41rb、11bc、41gcの間での感度特性の差を小さく抑制することができる。
即ち、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置においても、図2で示したような構成、転送トランジスタ12(42)の下にフォトダイオード11(41)のn型領域11nが入り込んだ構成を採用しているので、転送トランジスタ42に対し隣接させた状態で基板コンタクト111〜114を配置したと仮定すると、基板コンタクトの影響により2つのフォトダイオード11ba、41ga、11gb、41rb、11bc、41gcの間で感度特性の差を生じやすくなってしまう。
これに対して、図9に示すように、実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置では、転送トランジスタ42a、42b、42cに対して、リセットトランジスタ15a、15b、15cを介挿させた状態で基板コンタクト111〜114を配置しているので、2つのフォトダイオード11ba、41ga、11gb、41rb、11bc、41gcの間で感度特性の差を抑えることができる。このように、リセットトランジスタを介挿させる構成は、上記実施の形態1に係る1画素1セル構成の固体撮像装置1に採用することもできる。この場合にも、基板コンタクトによる転送トランジスタへの影響を抑制するという効果を奏する。
なお、転送トランジスタ42a、42b、42cと基板コンタクト111〜114との間に介挿させる素子は、必ずしもリセットトランジスタ15a、15b、15cに限られるものではなく、他の素子であってもよい。
[その他の事項]
上記実施の形態1、2では、青色の画素セル10におけるフォトダイオード11b1、11b2、11ba、11bcの近傍には基板コンタクト101〜104、111〜114を配置しないこととしたが、本発明は、青色の画素セルにおけるフォトダイオードの近傍への基板コンタクトの配置を全くしないことを意図するものではない。本発明では、赤色および緑色の画素セルにおけるフォトダイオードの近傍に配置される基板コンタクトの分布密度と、青色の画素セルにおけるフォトダイオードの近傍に配置される基板コンタクトの分布密度とを比べるとき、前者(第1グループのフォトダイオードの近傍での基板コンタクト)の分布密度に比べて後者(第2グループに属するフォトダイオードの近傍での基板コンタクト)の分布密度が、高くなっていればよい。
また、上記実施の形態2では、2画素1セル構成の画素領域51を有するMOS型固体撮像装置を一例として用いたが、本発明を4画素1セルや6画素1セルなど多画素1セル構成のMOS型固体撮像装置に対して適用することも勿論できる。なお、多画素1セル構成のMOS型固体撮像装置に対し本発明を適用する場合には、上記実施の形態2のように、必ずしも転送トランジスタのドレインの拡散部を共有する必要はなく、転送トランジスタごとに別々に拡散部を設け、共有する増幅トランジスタに電気的に接続することもできる。
また、上記実施の形態1、2では、複数の画素セル10、40がマトリクス状(アレイ状)に配置された構成を一例として採用したが、本発明は、この他にハニカム状に複数の画素セルが配置された構成のMOS型固体撮像装置に対しても適用が可能である。
上記実施の形態1、2では、カラーフィルタ203として原色フィルタを採用することを想定しているが、その他に補色フィルタや多層膜干渉フィルタなどを採用することもできる。
また、図9では、1行の3つの画素セル40a、40b、40cを抜き出しているが、その上下方向にも勿論画素セルが存在する。この場合、基板コンタクト111〜114と青色の画素セルのフォトダイオードとの間隔を他の色の画素セルのフォトダイオードよりも広くするために、行ごとに画素セルにおける2つのフォトダイオードの配置を上下反転させて配置することもできる。このようにすれば、同じ列に属する画素セル同士の間でも、青色のカラフィルタ203が設けられてなるフォトダイオードと基板コンタクトとの間隔を赤色あるいは緑色に比べて広くとることができる。
また、本発明に係る構成は、上記実施の形態1、2に係る固体撮像装置に限らず、1画素1セル構成の固体撮像装置および多画素1セル構成の固体撮像装置について採用することが可能であり、上記同様の効果を得ることができる。
本発明は、ディジタルスチルカメラなどの撮像デバイスとして高い画質性能の確保できる固体撮像装置を実現するのに有用である。
実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1の構成を示すブロック図である。 MOS型固体撮像装置1における画素セル10の一部構成示す断面図である。 画素領域21におけるフォトダイオード11r1、11g1〜11g3、11b1〜11b2と基板コンタクト101〜104の相対的な位置関係を示す模式レイアウトである。 MOS型固体撮像装置1の駆動に係るタイミングチャートである。 青色の画素セル10の構成と、フォトダイオード11b1に対する電子eの吸収状態とを模式的に示す模式断面図である。 赤色あるいは緑色の画素セル10の構成と、フォトダイオード11r1(11g1)に対する電子e(e)の吸収状態とを模式的に示す模式断面図である。 可視スペクトルの光に関するシリコン基板内での光吸収長を示す特性図である(特許文献3より引用)。 実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置の画素セル40の構成を示す回路図ある。 実施の形態2に係るMOS型固体撮像装置の撮像領域51におけるフォトダイオード11ba、11gb、11bc、41ga、41rb、41gcと基板コンタクト111〜114との相対的な位置関係を示す模式レイアウトである。 従来技術に係るMOS型固体撮像装置の画素セル80の構成を示す回路図である。 従来技術に係るMOS型固体撮像装置の撮像領域91におけるフォトダイオード81r1、81g1〜81g3、81b1〜81b2と基板コンタクト801〜808との相対的な位置関係を示す模式レイアウトである。 画素セル80の構成と、フォトダイオード81に対する電子e、e、eの吸収状態とを模式的に示す模式断面図である。
符号の説明
1.MOS型固体撮像装置
10、40.画素セル
10r1、41rb.赤色画素セル
10g1、10g2、10g3.緑色画素セル
10b1、10b2.青色画素セル
11、41.フォトダイオード
11p.p型注入領域(フォトダイオード)
11n.n型注入領域(フォトダイオード)
12、42.転送トランジスタ
12g.ゲート(転送トランジスタ)
13.増幅トランジスタ
14.選択トランジスタ
15.リセットトランジスタ
21、51.画素領域
22.垂直走査回路
23.読み出し回路
24.水平走査回路
25.負荷回路
100、101、102、103、104、111、112、113、114.基板コンタクト
201.素子分離
202.配線
203.カラーフィルタ
204.トップレンズ
300、301.分水嶺
FD.フローティングディフュージョン

Claims (5)

  1. 半導体基板に対し、互いに間隔をおいて二次元配置され、各々が光電変換機能を有する複数のフォトダイオードと、
    前記複数のフォトダイオードの各々の上に形成され、前記フォトダイオードごとに対応して、互いにピーク波長の異なる光を透過する複数種のカラーフィルタと、
    前記複数のフォトダイオードの一部あるいは全部の近傍に形成され、前記半導体基板に基準電圧を印加する複数の基板コンタクトとを備え、
    前記複数のフォトダイオードの中から、その上に形成された前記カラーフィルタの透過ピーク波長が最も長い第1グループと、透過ピーク波長が最も短い第2グループとにおいて、
    前記複数の基板コンタクトは、前記第2グループに属するフォトダイオードの近傍よりも、前記第1グループに属するフォトダイオードの近傍で高密度に分布している
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記複数のフォトダイオードが二次元配置された領域内には、前記第1グループに属する一のフォトダイオードと、前記第2グループに属する一のフォトダイオードとが、互いに隣接し、且つ、互いの間に前記基板コンタクトが形成された箇所が存在し、
    前記箇所において、前記基板コンタクトは、前記第2グループに属する一のフォトダイオードよりも、前記第1グループに属する一のフォトダイオードの側にオフセットした状態で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数のフォトダイオードの各々に対応して、
    ソースが前記フォトダイオードの一端に接続されてなる転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタのドレインに接続され、前記ドレインの電位を増幅する増幅トランジスタと、
    前記転送トランジスタにおけるドレインの電位レベルを初期化するリセットトランジスタとが形成されており、
    前記基板コンタクトが前記フォトダイオードの近傍に形成された箇所では、
    前記基板コンタクトと前記転送トランジスタとの間には、前記増幅トランジスタまたは前記リセットトランジスタが配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記複数のフォトダイオードが二次元配置された領域では、互いに隣接する2以上の前記フォトダイオードを有し各画素セルが構成されており、
    前記各画素セルには、
    前記2以上のフォトダイオードの各々に対応し、ソースが前記各フォトダイオードの一端に接続され、ドレインが共有された2以上の転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタのドレインに接続され、前記ドレインの電位を増幅する増幅トランジスタと、
    前記転送トランジスタにおけるドレインの電位レベルを初期化するリセットトランジスタとが形成されており、
    前記基板コンタクトが前記フォトダイオードの近傍に形成された箇所では、
    前記基板コンタクトと前記2以上の転送トランジスタの内の1つとの間には、前記増幅
    トランジスタまたは前記リセットトランジスタが配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1グループでは、その上に形成された前記カラーフィルタを通して、575nm〜700nmの範囲内にピーク波長を有する光が入射され、
    前記第2グループでは、その上に形成された前記カラーフィルタを通して、400nm〜490nmの範囲内にピーク波長を有する光が入射される
    ことを特徴とする請求項1からの何れかに記載の固体撮像装置。
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