JP5313197B2 - ガス発生器 - Google Patents
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Description
本発明は、課題の解決手段として、
ガス排出口を有する筒状ハウジング内に、電気式点火器とガス発生剤成形体が収容されたガス発生器であり、
前記筒状ハウジングが、内周面に凹部を有するものであり、
前記ガス発生剤成形体が、側面部に複数の凸部又は角部を有する1つの成形体であり、前記凸部又は角部の一部が前記筒状ハウジングの内周面の凹部に嵌め込まれ、残部が前記筒状ハウジングの内周面に当接された状態で収容されており、
前記ガス発生剤成形体の凸部又は角部を除いた外側面と前記筒状ハウジング内周面との間に間隙が形成されている、ガス発生器を提供する。
本発明は、課題の解決手段として、
ガス排出口を有する筒状ハウジング内に、電気式点火器とガス発生剤成形体が収容されたガス発生器であり、
前記筒状ハウジングが、内周面に凹部を有するものであり、
前記ガス発生剤成形体が、側面部に複数の凸部又は角部を有する複数の成形体であり、前記凸部又は角部の一部が前記筒状ハウジングの内周面の凹部に嵌め込まれ、残部が前記筒状ハウジングの内周面に当接された状態で軸方向に重ねて収容されており、
前記ガス発生剤成形体の凸部又は角部を除いた外側面と前記筒状ハウジング内周面との間に間隙が形成されている、ガス発生器を提供する。
図1(a)は、ガス発生器10の幅(直径)方向の断面図であり、図1(b)は、(a)のI−Iの断面で切断したときの軸方向の断面図を示す。
このような配置によって、ガス発生剤成形体30の外表面と筒状ハウジングの内周面14aとの間に間隙35が形成されている。この間隙35が、上記の中央貫通孔31と複数の小貫通孔32と共に、点火器16の作動で生じた燃焼生成物の通過経路となり、ガス発生剤成形体30の着火性を向上させる。
まず、筒状ハウジング11内の開口部12から、弾性体40を閉塞底面13側に入れる。
次に、開口部12から、ガス発生剤成形体30の角部の1つが凹部20内に嵌り込むようにして、筒状ハウジング11内にガス発生剤成形体30を挿入する。
次に、開口部12から点火器カラー18で固定された点火器16を挿入し、点火器16をガス発生剤成形体30の一端面30aに当接させる。
次に、筒状ハウジング11の開口周縁部11aを折り曲げ加工(かしめ加工)して、点火器カラー18を筒状ハウジング11に固定する。このとき、かしめ加工された開口周縁部11aにより、点火器カラー18及び点火器16が軸方向に押され、一端面30aも押されるため、ガス発生剤成形体30の軸方向への固定強度が高められる。なお、ガス発生剤成形体30の一端面30aが押されたときでも、弾性体40による圧力の吸収作用により、一端面30a、他端面30bが破損することはない。
点火器16の作動によって燃焼生成物が発生すると、ガス発生剤成形体30の一端面30a側から燃焼が開始され、反対側の他端面30b方向に燃焼が進行する。
このとき、燃焼生成物は、筒状ハウジング内周面14aとガス発生剤成形体30の間の間隙35と、ガス発生剤成形体30の中央貫通孔31、小貫通孔32にも流れ込むため、ガス発生剤成形体30は、外側と内側から燃焼が進行することになるため、着火性及び燃焼性が向上される。
ガス発生剤成形体30の燃焼により生じたガスは、ガス排出口15から排出される。
図2(a)は、ガス発生器100の幅(直径)方向の断面図であり、図2(b)は、(a)のII−IIの断面で切断したときの軸方向の断面図を示す。
ガス発生剤成形体131〜136は、図2(a)に示すガス発生剤成形体134と同じように、それぞれの角部が凹部120に嵌め込まれることで位置決めされると共に、周方向に回転しないように固定されている。
そして、ガス発生剤成形体131〜136は、図2(a)に示すガス発生剤成形体134と同じように、残りの5つの角部は内周面14aに当接又は近接されている。
ガス発生剤成形体131〜136の内の軸方向に隣接するもの同士は、それぞれが有する突起131c〜135cにより、間隔が形成された状態で隣接されている。
まず、筒状ハウジング11内の開口部12から、弾性体40を閉塞底面13側に入れる。
次に、開口部12から、ガス発生剤成形体136〜131の順番にて、それぞれのガス発生剤成形体の角部の1つが凹部120内に嵌り込むようにして、筒状ハウジング11内にガス発生剤成形体136〜131を挿入する。
次に、開口部12から点火器カラー18で固定された点火器16を挿入する。このとき、点火器16がガス発生剤成形体131の中央貫通孔131aで包囲させ、かつ端面131dが点火器カラー18に当接するように配置する。
次に、筒状ハウジング11の開口周縁部11aを折り曲げ加工(かしめ加工)して、点火器カラー18を筒状ハウジング11に固定する。このとき、かしめ加工された開口周縁部11aにより、点火器カラー18及び点火器16が軸方向に押され、端面131dも押されるため、ガス発生剤成形体130全体が軸方向に押されることになるため、軸方向への固定強度が高められる。なお、ガス発生剤成形体130の端面130dが押されたときでも、弾性体40による圧力の吸収作用により、ガス発生剤成形体136の端面131d、136dが破損することはない。
点火器16の作動によって燃焼生成物が発生すると、ガス発生剤成形体131及び132側から燃焼が開始され、反対側の端面136方向に燃焼が進行する。
このとき、燃焼生成物は、筒状ハウジング内周面14aとガス発生剤成形体131〜136の間の間隙35と、ガス発生剤成形体132〜136の中央貫通孔132a〜136a、小貫通孔132b〜136bにも流れ込むため、ガス発生剤成形体130は、外側と内側から燃焼が進行することになるため、着火性及び燃焼性が向上される。
ガス発生剤成形体130の燃焼により生じたガスは、ガス排出口15から排出される。
図3は、ガス発生器200の幅(直径)方向の断面図である。
図3に示すように、ガス発生剤成形体230は、小貫通孔232を有する6個の円柱状成形体のそれぞれが部分的に結合され、一体化されたものであり、中心部に中央貫通孔231が形成されている。小貫通孔232は、形成しなくてもよいし、各円柱状成形体に複数形成されていもよい。
図4は、ガス発生器300の幅(直径)方向の断面図である。
図4に示すように、ガス発生剤成形体330は、大きさの異なる複数の小貫通孔332を有しており、中心部に中央貫通孔331が形成されている。
さらに、ガス発生剤成形体330は、周面部の3箇所に突起333が形成されている。
11 筒状ハウジング
14 周壁部
15 ガス排出口
16 点火器
20 凹部
21a、21b 突起
30 ガス発生剤成形体
31 中央貫通孔
32 小貫通孔
35 間隙
40 弾性体
Claims (5)
- ガス排出口を有する筒状ハウジング内に、電気式点火器とガス発生剤成形体が収容されたガス発生器であり、
前記筒状ハウジングが、内周面に凹部を有するものであり、
前記ガス発生剤成形体が、側面部に複数の凸部又は角部を有する1つの成形体であり、前記凸部又は角部の一部が前記筒状ハウジングの内周面の凹部に嵌め込まれ、残部が前記筒状ハウジングの内周面に当接された状態で収容されており、
前記ガス発生剤成形体の凸部又は角部を除いた外側面と前記筒状ハウジング内周面との間に間隙が形成されている、ガス発生器。 - ガス排出口を有する筒状ハウジング内に、電気式点火器とガス発生剤成形体が収容されたガス発生器であり、
前記筒状ハウジングが、内周面に凹部を有するものであり、
前記ガス発生剤成形体が、側面部に複数の凸部又は角部を有する複数の成形体であり、前記凸部又は角部の一部が前記筒状ハウジングの内周面の凹部に嵌め込まれ、残部が前記筒状ハウジングの内周面に当接された状態で軸方向に重ねて収容されており、
前記ガス発生剤成形体の凸部又は角部を除いた外側面と前記筒状ハウジング内周面との間に間隙が形成されている、ガス発生器。 - 前記複数のガス発生剤成形体が、それぞれの軸方向に1又は複数の貫通孔を有するものであり、全てのガス発生剤成形体が、それぞれの貫通孔の中心軸が一致した状態で収容されている、請求項2記載のガス発生剤。
- 前記複数のガス発生剤成形体が、長さ方向に隣接するガス発生剤成形体の間に隙間が形成された状態で収容されている、請求項2又は3記載のガス発生器。
- 前記ガス発生剤成形体の幅方向の断面が多角形であり、前記角部が前記多角形の頂点になる部分である、請求項1〜4のいずれか1項記載のガス発生器。
Priority Applications (1)
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JP2010057277A JP5313197B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | ガス発生器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010057277A JP5313197B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | ガス発生器 |
Publications (2)
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JP2011189833A JP2011189833A (ja) | 2011-09-29 |
JP5313197B2 true JP5313197B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=44795208
Family Applications (1)
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JP2010057277A Active JP5313197B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | ガス発生器 |
Country Status (1)
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- 2010-03-15 JP JP2010057277A patent/JP5313197B2/ja active Active
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