JP5309690B2 - 転がり軸受の内外輪の製造方法 - Google Patents

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本発明は、転がり軸受の内外輪の製造方法に関し、より詳細には、一つの素材から内輪および外輪の2つの軌道輪を成形する転がり軸受の内外輪の製造方法に関する。
従来から、1つの円柱状の材料から転がり軸受の内輪および外輪の2つの軌道輪を製造する方法が知られており(例えば、特許文献1参照)、図9から図11に一例を示す。
第1工程:熱間加工での据え込みにより、図9(A)に示す円柱状の材料201から図9(B)に示す外周面の母線形状が円弧をなす円盤状の中間成形品202を形成する。
第2工程:型鍛造により、中間成形品202から図9(C)に示す段付きの円筒状の成形品203を形成する。この成形品203は、大径の外輪部204の一方の端部内周において小径の内輪部205の一方の端部外周が連結しており、また、内輪部205の他方の端部内周には底206が形成されている。
第3工程:成形品203を外輪部204と内輪部205との連結部位で切断し、図9(D)に示すように、成形品203を外輪部204および内輪部205に分離する。
第4工程:図9(E)に示すように、分離された内輪部205から底206を打ち抜く。
第5工程:外輪部204および内輪部205をローリング成形により所定の形状に成形する。
上記第5工程では、ローリング成形による拡径及び軌道溝の成形が同時に行われており、例えば、外輪209の成形は、図10に示すように、互いに並行且つ相対回転自在に支持された成形ロール210とマンドレル220との間で、鍛造成形された外輪部204の円周方向の一部を径方向に押圧することにより行われる。マンドレル220は、外輪209の軌道溝208を形成するため、外周面の一部に軌道溝208の形状に近似した母線形状を有するリング状凸部221を有する。
具体的には、図10(a)に示すように、外輪部204をマンドレル220に緩く外嵌させた状態で、マンドレル220を成形ロール210に押圧しながら回転させると、外輪部204及び成形ロール210が連れ回り回転しながら拡径し、軌道溝208が成形される。ローリング成形の初期段階においては、図10(b)に示すように、外輪部204は、マンドレル220のリング状凸部221と成形ロール210で挟まれた外輪部204の軸方向中心部にのみ圧縮応力が作用した状態で拡径される。そして、リング状凸部221の形状が外輪部204にほぼ転写されると、外輪部204の軸方向両端部がマンドレル220のリング状凸部221の両側部分に当接し、外輪209が成形される(図10(c)参照)。その後、切削加工、研削加工、熱処理、等の加工を経て外輪209とされる。内輪部205についても同様の加工が施され、内輪とされる。
特許第3720565号公報
上述のように、転がり軸受の内外輪を鍛造と、これに続くローリング成形により製造するようにすると、打ち抜かれる底206の径を製品としての内輪の内径よりも小さくできることから、歩留まりに優れる。しかしながら、上記した拡径及び軌道溝の成形が同時に行われる従来のローリング成形によると、図11に示すように、ローリング成形の初期段階においては、外輪部204の軸方向中心部(リング状凸部221と成形ロール210で挟まれた部分)にのみ圧縮応力が作用し、リング状凸部221の軸方向両側の部分には圧縮応力が作用しない状態で拡径される。
このため、圧縮応力が作用しながら拡径される外輪部204の軸方向の中心領域204aには割れが発生することはないが、リング状凸部221の軸方向の両側領域204bは、拡径に伴う引張応力のみが作用した状態で拡径されるため、割れが発生し易いという問題があった。従って、拡径率の大きな成形条件で成形することができず、歩留り向上のためには、更なる改善の余地があった。
また、従来のローリング成形は、外輪部204の外周面に対して外径寸法を決めるための拘束力が作用しないため、寸法精度が低く、後工程である切削工程での切削代を多く見込む必要があり、歩留り低下と共に、切削コストが高くなる問題点があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リング状素材に割れを生じさせることなく、大きな拡径率でのローリング成形を可能として、高精度の転がり軸受用内外輪を歩留りよく、且つ安定して成形することができる転がり軸受の内外輪の製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
大径の第1のリング部と小径の第2のリング部とを有し、前記第1のリング部の一方の端部内周に前記第2のリング部の一方の端部外周が連結されており、且つ前記第2のリング部の他方の端部内周に底を有する成形品を成形する成形工程と、
前記第1のリング部と前記第2のリング部との連結部位を切断して前記成形品を前記第1のリング部および前記第2のリング部に分離する分離工程と、
前記分離工程の前または後で、前記第2のリング部の前記底を打ち抜く打ち抜き工程と、 前記分離工程を経て分離された前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する所定の形状の前記内輪を成形する第1のローリング成形工程と、
前記分離工程および前記打ち抜き工程を経て分離された前記第2のリング部を、軸方向に鍛造する据込み工程と、
前記据込み工程を経て鍛造された前記第2のリング部を、ローリング成形により拡径した後、更に前記軌道溝を有する所定の形状の前記外輪を成形する第2のローリング成形工程と、を備えることを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
(2) 上記(1)に記載の転がり軸受の内外輪の製造方法に加えて、前記打ち抜き工程と前記据込み工程は、前記分離工程を経て分離された前記第2のリング部の前記底の打ち抜きと、前記軸方向の鍛造とを、同一の成形型によって連続して行うことを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
(3) 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
大径の第1のリング部と小径の円柱部とを有し、前記第1のリング部の一方の端部内周に前記円柱部の一方の端部外周が連結された成形品を成形する第1の成形工程と、
前記第1のリング部と前記円柱部との連結部位を切断して前記成形品を前記第1のリング部および前記円柱部に分離する分離工程と、
前記分離工程を経て分離された前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する所定の形状に成形する第1のローリング成形工程と、
前記分離工程を経て分離された前記円柱部を、端部内周に底を有する第2のリング部に成形する第2の成形工程と、
前記第2のリング部の前記底を打ち抜く打ち抜き工程と、
前記打ち抜き工程を経て前記底が打ち抜かれた前記第2のリング部を、ローリング成形により拡径した後、更に前記軌道溝を有する所定の形状に成形する第2のローリング成形工程と、
を備えることを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
(4) 上記(1)から(3)のいずれかに記載の転がり軸受の内外輪の製造方法に加えて、前記第1のローリング成形工程は、前記第1のリング部から前記軌道溝を有する所定の形状の前記内輪を成形し、
前記第2のローリング成形工程は、前記第2のリング部の内径を前記第1のリング部の外径より大径に拡径する拡径ローリング成形工程と、前記拡径ローリング成形工程により拡径された前記第2のリング部を前記軌道溝を有する所定の形状に成形する溝成形ローリング成形工程と、を備え、前記第2のリング部から前記軌道溝を有する所定の形状の前記外輪を成形する、
ことを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
(5) 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
大径の第1のリング部と、小径の第2のリング部とを成形する成形工程と、
前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する前記内輪の形状に成形する内輪成形ローリング成形工程と、
前記第2のリング部の内径を、ローリング成形により前記第1のリング部の外径より大径に拡径する拡径ローリング成形工程と、
前記拡径ローリング成形工程を経て拡径された前記第2のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する前記外輪の形状に成形する外輪成形ローリング成形工程と、を備え、
前記第1のリング部および前記第2のリング部を、それぞれ前記内輪および前記外輪に成形することを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、大径の第1のリング部と小径の第2のリング部とが連結して成形された成形品から、分離工程および打ち抜き工程を経て分離した第2のリング部を、据込み工程によって軸方向に鍛造し、これに続くローリング成形によって拡径した後、更に軌道溝を有する所定の形状の外輪を成形するようにしたので、内外輪の寸法に関係なく、小径の第2のリング部の内径を、マンドレル外径より大きく成形することができる。これによって、従来、ローリング成形することが困難であった寸法の軌道輪を、ローリング成形によって成形できるようにして、歩留まりよく製作することができる。
また、第2のリング部を拡径した後、更に軌道溝を有する所定の形状の外輪を成形するようにしたので、第2のリング部に割れを生じさせることなく、大きな拡径率でのローリング成形が可能となる。これによって、高精度の軌道輪を歩留りよく、且つ安定して成形することができる。
また、本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、分離工程を経て分離された第2のリング部の底の打ち抜きと、軸方向の鍛造とを、同一の成形型によって連続して行うようにしたので、鍛造された軌道輪用中間素材を、効率よく製作することができる。
本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、大径の第1のリング部と小径の円柱部とが連結して成形された成形品から、分離工程を経て分離した円柱部を成形して第2のリング部とし、これに続くローリング成形によって拡径した後、更に軌道溝を有する所定の形状に成形するようにしたので、内外輪の寸法に関係なく、第2のリング部の内径をマンドレル外径より大きく成形することができる。これによって、従来、ローリング成形することが困難であった寸法の軌道輪を、ローリング成形によって成形できるようにして、歩留まりよく製作することができる。
また、第2のリング部を拡径した後、更に軌道溝を有する所定の形状に成形するようにしたので、第2のリング部に割れを生じさせることなく、大きな拡径率でのローリング成形が可能となる。これによって、高精度の軌道輪を歩留りよく、且つ安定して成形することができる。
本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、大径の第1のリング部をローリング成形によって内輪形状に成形し、小径の第2のリング部の内径を拡径ローリング成形によって第1のリング部の外径より大径に拡径した後、続く外輪成形ローリング成形によって外輪形状に成形して、軸受の内外輪を成形するようにしたので、鍛造した際の成形品の外径寸法を内輪の寸法に対応させているので、打ち抜き工程で打ち抜かれる底の部分を小さくすることができ、歩留まりを向上できる。
以下、本発明に係る転がり軸受の内外輪の製造方法の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法の第1実施形態に係り、製造工程を示す図、図2は図1に示す製造工程において大径の第1のリング部はそのまま内輪用素材とし、小径の第2のリング部は据え込みした後、拡径して外輪用素材とする際の成形寸法の説明図、図3(a)は第2のリング部が第1成形ロールと第1マンドレルによって狭持された拡径ローリング成形工程の初期状態を示す断面図、(b)は第2のリング部が矩形断面のまま拡径された拡径ローリング成形工程の完了状態を示す断面図、図4(a)は拡径ローリング成形工程によって拡径された第2のリング部に、軌道溝が成形される溝成形ローリング成形工程の初期状態を示す断面図、(b)は溝成形ローリング成形工程が終了して転がり軸受の外輪用素材が成形された状態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の転がり軸受の内外輪の製造方法は、1つの円柱状の材料から転がり軸受の内輪および外輪の2つの軌道輪を製造するものである。この転がり軸受の内外輪の製造方法は、大径の第1のリング部と、製品となる外輪の幅より幅広の小径の第2のリング部と、を同時に成形し、ローリング成形によって大径の第1のリング部から内輪を成形し、小径の第2のリング部に据え込み加工を行った後、ローリング成形によって外輪を成形することを特徴とする。
<成形工程>
まず、図1(A)に示す円柱状の材料1は、高炭素クロム軸受鋼、肌焼鋼、機械構造用鋼、等の鋼材からなり、この材料1を、熱間加工または温間加工での据え込みにより、図1(B)に示すような外周面の母線形状が円弧をなす円盤状の中間成形品2を形成する。
中間成形品2は、図示しない成形装置の固定型および可動型の間で熱間鍛造または温間鍛造されて、図1(C)に示す大径の第1のリング部4および小径の第2のリング部5を有する段付きの円筒状の成形品3に形成される。成形品3は、大径の第1のリング部4の一方の端部内周に、小径の第2のリング部5の一方の端部外周が連結しており、また、第2のリング部5の他方の端部内周に底6が形成されている。小径の第2のリング部5の高さHは、製品である外輪20の幅hより幅広となっている。
第1のリング部4の外周面、および第2のリング部5の外周面は、軸と平行な直線状の母線で構成されており、それぞれのリング部4、5の内周面は、上方に向かうに従って次第に拡径する傾斜面とされている。なお、後述する各工程を経て、大径の第1のリング部4は内輪10に加工され、小径の第2のリング部5は外輪20に加工される。
<分離工程>
次に、成形品3は、ダイスおよびポンチ(いずれも図示せず)によって、第1のリング部4と第2のリング部5との連結部位で切断し、図1(D)に示すように、成形品3を第1のリング部4および第2のリング部5に分離する。第1のリング部4は、後述する第1のローリング成形工程において、そのまま内輪用中間素材として使用される。
<打ち抜き工程>
分離された第2のリング部5は、図1(E)に示すように、ダイスおよびポンチ(いずれも図示せず)を用いて、第2のリング部5から底6を打ち抜く。
<据え込み工程>
次に、図1(F)に示すように、底6が打ち抜かれた第2のリング部5は、軸方向に鍛造されて、高さHが外輪20の幅と略同じ高さhまで低くされて、外輪用中間素材7となる。
ここで、段付きの円筒状の成形品3から分離される小径の第2のリング部5を、外輪20に加工可能とするには、下記の種々の条件を満たすことが要求される。
即ち、図2に示すように、第1のリング部4と第2のリング部5とに分離可能な形状の段付きの成形品3とするための条件、
第1のリング部4の内径db>第2のリング部5の外径Dc ――― (a)
図3に示すように、ローリング成形時にマンドレルを第2のリング部5の内径に挿入可能とするための条件、
第2のリング部5の内径dc>マンドレル外径D1 ――― (b)
更に、第2のリング部5を外輪20に成形可能とするための条件、
第2のリング部5の体積>=外輪20の体積 ――― (c)
のすべての条件を満たすことが要求される。
これは、第2のリング部5が、(a)、(b)を満足する内外径dc、Dcとされ、且つ(式1)、整理すると第2のリング部5の高さHを、(式2)を満たす高さHにすることにより達成される。即ち、第2のリング部5の内外径dc、Dcが、(a)、(b)を満足するように設定されたとき、不足する虞がある第2のリング部5(外輪用中間素材7)の体積を、高さHで補うようにしたものである。
Figure 0005309690
Figure 0005309690
即ち、第2のリング部5の内外径dc、Dcを(a)、(b)を満足するように設定し、そのときの第2のリング部5の高さHを、(式2)から決めることにより、内外輪の寸法に関係なく、マンドレル外径より大きな内径dcを有し(換言すれば、第2のリング部5の内径dcにマンドレルを挿入してローリング成形でき)、外輪用中間素材7として使用可能な第2のリング部5が得られる。
<第1のローリング成形工程>
図1(G)に示すように、内輪用中間素材である第1のリング部4を、図示しない成形ロールとマンドレルとで狭持し、成形ロールとともに回転する第1のリング部4にマンドレルを押し付けてローリング成形することによって、第1のリング部4が、外周面の軸方向中央部に軌道溝11を有する所定の形状に成形される(図1(H))。次いで、切削加工、研磨加工、焼入れ処理などが施されて内輪10が成形される。
<第2のローリング成形工程>
第2のローリング成形工程は、拡径ローリング成形工程および溝成形ローリング成形工程からなる。図1(G)、(H)に示すように、外輪用中間素材7(第2のリング部5)は、拡径ローリング成形工程によって矩形断面のまま拡径のみを行った後、溝成形ローリング成形工程によって拡径を伴うことなく軌道溝の成形のみを行って、外輪20が成形される。
<拡径ローリング成形工程>
外輪用中間素材7は、図1(G)に示すように、ローリング成形により、内径daが、第1のリング部4の外径Dbより大径に拡径される。拡径ローリング成形は、図3(a)に示すように、据え込みによって高さhに成形された外輪用中間素材7が、互いに並行且つ相対回転自在に支持された第1成形ロール31と第1マンドレル32との間で、円周方向の一部が挟持される。第1成形ロール31の内周部及び第1マンドレル32の外周部には、それぞれ外輪20の幅と略同じ幅を有する矩形溝33、34が設けられている。
図3(b)に示すように、外輪用中間素材7を第1マンドレル32に緩く外嵌させた状態で第1マンドレル32を第1成形ロール31に押圧しながら回転させると、外輪用中間素材7及び第1成形ロール31が連れ回り回転する。これにより、外輪用中間素材7は外輪20の外径Daに近似した外径まで拡径されて、外輪用素材9が成形される。
このとき、外輪用中間素材7は、矩形断面のまま拡径のみが行われるので、断面の全領域に圧縮応力を作用させた状態で拡径することができ、従って、割れの発生が大幅に抑制される。このため、拡径と軌道溝とを同時に成形する従来のローリング成形と比較して、大きな拡径率でのローリング成形が可能となり、生産効率を大幅に向上させることができる。
上記したように、第1ローリング成形工程によって矩形断面のまま所定の外径Daまで拡径のみが行われた外輪用素材9は、溝成形ローリング成形工程によって拡径を伴うことなく軌道溝21の成形のみが行われて外輪20が製造される。
<溝成形ローリング成形工程>
図4(a)に示すように、矩形断面のまま拡径された外輪用素材9は、その外周部22がリング状の金型であるリングダイス35に内嵌されて外周部22が拘束されると共に、第2マンドレル36に緩く外嵌されセットされる。リングダイス35の内径は、外輪20の外径Daと同じ寸法を有する。第2マンドレル36の外周部には、軸方向中央部に軌道溝21の形状に近似した母線形状を有するリング状凸部37が形成されている。
また、第2マンドレル36は、拡径を伴うことなく溝成形のみを行うので、外形寸法を大きくすることができ、第2マンドレル36の外径D2は、第1マンドレル32の外径D1、好ましくは、鍛造成形された外輪用中間素材7の内径dcより大きく設定されている。これにより、第2マンドレル36の剛性が高められ、第2マンドレル36の寿命が向上すると共に、外輪20を精度よく製作することができる。リングダイス35の外周部38は、第2マンドレル36と互いに並行且つ相対回転自在に支持された補助ロール39に当接してバックアップされている。
図4(b)に示すように、外輪用素材9をリングダイス35に内嵌し、第2マンドレル36に緩く外嵌させた状態で第2マンドレル36をリングダイス35を介して補助ロール39に押圧しながら回転させると、外輪用素材9、リングダイス35、及び補助ロール39が連れ回り回転し、外輪用素材9の内周部の軸方向中央部に軌道溝21が成形される。
この溝成形ローリング成形工程においては、拡径を伴うことなく溝成形のみが行われるので、外輪用素材9には引張応力が作用せず、従って割れが生じることはない。また、押し込みによる成形量が少なく、安定した成形を行うことができる。更に、外輪用素材9は、外周部22がリングダイス35によって拘束された状態で溝成形されるので、寸法精度、真円度ともに高い精度で成形することができる。従って、従来、後工程とした切削工程を削減することができ、大幅なコストダウンが達成される。
上記したように、本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、大径の第1のリング部4と小径の第2のリング部5とが連結して成形された成形品3から、分離工程および打ち抜き工程を経て分離した第2のリング部5を、据込み工程によって軸方向に鍛造し、これに続くローリング成形によって拡径した後、更に軌道溝21を有する所定の形状に成形するようにしたので、内外輪の寸法に関係なく、小径の第2のリング部5の内径dcを、マンドレル外径D1より大きく成形することができる。これによって、従来、ローリング成形することが困難であった寸法の外輪20を、割れを生じさせることなく、大きな拡径率でのローリング成形が可能として高精度の外輪20を歩留りよく、且つ安定して成形することができる。
次に、図5および図6を参照して、上述した第1実施形態の転がり軸受の内外輪の製造方法の変形例を説明する。図5は変形例の製造工程を示す図、図6は成形装置によって、第2のリング部の打ち抜き工程と据え込み工程とが連続して行われる成形工程を工程順に沿って示す断面図である。尚、上述した第1実施形態の製造方法と共通する部材等には、同一符号を付すことにより、説明を省略あるいは簡略する。
図5に示すように、本変形例の転がり軸受の内外輪の製造方法では、第2のリング部5から底6を打ち抜く打ち抜き工程と、軸方向に鍛造する据え込み工程とが同一の成形型40によって連続して行われる。それ以外の製造方法は、第1実施形態の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
図6に示すように、成形型40は、ダイス41と、ポンチ42と、を備える。ダイス41には、抜き穴43が形成されており、この抜き穴43の内周縁に切断刃44が形成されている。また、ポンチ42は、抜き穴43の軸心上に配置されてダイス41に対して進退可能とされている。ポンチ42は、大径の基部45と、基部45の先端に突設されて抜き穴43に進入する突部46が設けられている。突部46の端面の外周縁には、切断刃47が形成されている。
図6(a)から(c)に示すように、成形型40は、ポンチ42が下降して、ダイス41の切断刃44とポンチ42の切断刃47によって第2のリング部5の底6を切断し、打ち抜く。ポンチ42は、底6を打ち抜いた後、更に下降して基部45とダイス41とで第2のリング部5を狭圧し、据え込み加工を行う。これにより、第2のリング部5は、軸方向に鍛造されて、その高さHが、外輪20の幅と略同じ高さhまで低くされて、外輪用中間素材7に成形される。
変形例の内外輪の製造方法によれば、第1実施形態で説明した製造方法と比較して、工程数を1工程削減することができ、更に効率的な内外輪10、20の製作が可能となる。その他の工程、および作用、効果は、第1実施形態の内外輪の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
(第2実施形態)
次に、図7および図8に基づいて、本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法の第2実施形態について説明する。第2実施形態の内外輪の製造方法によって成形される成形品は、大径の第1のリング部と小径の円柱部とが連結されており、小径の第2のリング部が円柱部から、第1のリング部の成形とは別工程で成形される点で、第1実施形態の内外輪の製造方法と異なる。その他の部分については、本発明の第1実施形態の内外輪の製造方法と同様であるので、同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図7は転がり軸受の内外輪の製造方法の第2実施形態の製造工程を示す図、図8は大径の第1のリング部の寸法と小径の第2のリング部との寸法を、従来の製造方法(a)と、本発明の第2実施形態に係る製造方法(b)とで比較して示す断面図である。
第2実施形態の内外輪の製造方法は、大径の第1のリング部と小径の円柱部とが連結する成形品を成形し、大径の第1のリング部から内輪を成形し、円柱部を成形して得られる小径の第2のリング部から外輪を成形することを特徴とする。
<第1の成形工程>
まず、図7(A)に示す、高炭素クロム軸受鋼、肌焼鋼、機械構造用鋼、等の鋼材からなる円柱状の材料1は、図示しない成形装置の固定型および可動型の間で熱間鍛造または温間鍛造されて、図7(B)に示す大径の第1のリング部4および小径の円柱部5Aを有する段付きの成形品3に成形される。成形品3は、大径の第1のリング部4の一方の端部に、小径の円柱部5Aの一方の端部が連結している。なお、この成形品3の成形において、円柱部5Aは、位置合わせ用の凹部5aが底面に形成されるだけで素材形状を保っているので、据え込み工程を必要とせず、鍛造工数の増加が回避される。
<分離工程>
次に、図7(C)に示すように、成形品3は、ダイスおよびポンチ(いずれも図示せず)によって連結部位で切断され、第1のリング部4と円柱部5Aとに分離される。第1のリング部4は、第1実施形態と同様に、第1のローリング成形工程においてそのまま内輪用中間素材として使用され、内輪10が成形される。
<第2の成形工程>
図7(D)に示すように、分離工程を経て分離された円柱部5Aは、端部内周に底6を有する第2のリング部5に鍛造成形される。このように、第2のリング部5は、第1のリング部4の成形工程とは異なる工程で成形される。
従って、図8(a)に示すように、第1のリング部4と第2のリング部5とを同時に成形する成形方法によると、
第1のリング部4の内径db>≒第2のリング部5の外径Dc ――― (d)
を満足する必要があり、第2のリング部5の体積が不足する(外輪20の体積より少ない)場合が生じる。この場合、外輪20を成形することはできない。
これに対して、本実施形態の製造方法によると、第2のリング部5は、第1のリング部4と別工程で成形されるので、図8(b)に示すように、
第1のリング部4の内径db<第2のリング部5の外径Dc ――― (e)
の条件でも成形が可能となり、これによって、第2のリング部5の内径dcを、マンドレルが挿入可能な大きさとしつつ、外径Dcを大きく成形して外輪用素材9として必要な体積を確保することができる。
<打ち抜き工程>
第2のリング部5は、図7(E)に示すように、ダイスおよびポンチ(いずれも図示せず)を用いて、第2のリング部5から底6を打ち抜く。
<第2のローリング成形工程>
図7(F)、(G)に示すように、第2のリング部5は、図3で説明した拡径ローリング成形工程によって矩形断面のまま拡径のみを行った後、図4で説明した溝成形ローリング成形工程によって拡径を伴うことなく軌道溝21の成形のみを行って、外輪20が成形される。
その他の工程、および作用、効果は、第1実施形態の内外輪の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
上記したように、本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法によれば、大径の第1のリング部4と小径の円柱部5Aとが連結して成形された成形品3から分離した円柱部5Aを成形して第2のリング部5とし、これに続くローリング成形によって拡径した後、更に軌道溝21を有する所定の形状に成形するようにしたので、内外輪の寸法に関係なく、第2のリング部5の内径dcをマンドレル外径より大きく成形することができる。これによって、従来、ローリング成形することが困難であった寸法の軌道輪を、ローリング成形によって成形できるようにして、歩留まりよく製作することができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本発明の転がり軸受の内外輪の製造方法の第1実施形態に係り、製造工程を示す図である。 図1に示す製造工程において大径の第1のリング部はそのまま内輪用素材とし、小径の第2のリング部は据え込みした後、拡径して外輪用素材とする際の成形寸法の説明図である。 (a)は第2のリング部が第1成形ロールと第1マンドレルによって狭持された拡径ローリング成形工程の初期状態を示す断面図、(b)は第2のリング部が矩形断面のまま拡径された拡径ローリング成形工程の完了状態を示す断面図である。 (a)は拡径ローリング成形工程によって拡径された第2のリング部に、軌道溝が形成される溝成形ローリング成形工程の初期状態を示す断面図、(b)は溝成形ローリング成形工程が終了して転がり軸受の外輪が成形された状態を示す断面図である。 第1実施形態の変形例の製造工程を示す図である。 成形装置によって、第2のリング部の打ち抜き工程と据え込み工程とが連続して行われる成形工程を工程順に沿って示す断面図である。 転がり軸受の内外輪の製造方法の第2実施形態の製造工程を示す図である。 大径の第1のリング部の寸法と小径の第2のリング部との寸法を、従来の製造方法(a)と、本発明の第2実施形態に係る製造方法(b)とで比較して示す断面図である。 従来の転がり軸受の内外輪の製造方法の製造工程を示す図である。 拡径と溝成形が同時に行われる従来のローリング成形工程を工程順に沿って示す断面図である。 図10(b)におけるXI部拡大図である。
符号の説明
3 成形品
4 第1のリング部
5 第2のリング部
5A 円柱部
6 底
10 内輪
11 軌道溝
20 外輪
21 軌道溝
40 成形型
Db 第1のリング部の外径
dc 第2のリング部の内径

Claims (5)

  1. 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
    大径の第1のリング部と小径の第2のリング部とを有し、前記第1のリング部の一方の端部内周に前記第2のリング部の一方の端部外周が連結されており、且つ前記第2のリング部の他方の端部内周に底を有する成形品を成形する成形工程と、
    前記第1のリング部と前記第2のリング部との連結部位を切断して前記成形品を前記第1のリング部および前記第2のリング部に分離する分離工程と、
    前記分離工程の前または後で、前記第2のリング部の前記底を打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記分離工程を経て分離された前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する所定の形状の前記内輪を成形する第1のローリング成形工程と、
    前記分離工程および前記打ち抜き工程を経て分離された前記第2のリング部を、軸方向に鍛造する据込み工程と、
    前記据込み工程を経て鍛造された前記第2のリング部を、ローリング成形により拡径した後、更に前記軌道溝を有する所定の形状の前記外輪を成形する第2のローリング成形工程と、を備えることを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
  2. 前記打ち抜き工程と前記据込み工程は、前記分離工程を経て分離された前記第2のリング部の前記底の打ち抜きと、前記軸方向の鍛造とを、同一の成形型によって連続して行うことを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受の内外輪の製造方法。
  3. 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
    大径の第1のリング部と小径の円柱部とを有し、前記第1のリング部の一方の端部内周に前記円柱部の一方の端部外周が連結された成形品を成形する第1の成形工程と、
    前記第1のリング部と前記円柱部との連結部位を切断して前記成形品を前記第1のリング部および前記円柱部に分離する分離工程と、
    前記分離工程を経て分離された前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する所定の形状に成形する第1のローリング成形工程と、
    前記分離工程を経て分離された前記円柱部を、端部内周に底を有する第2のリング部に成形する第2の成形工程と、
    前記第2のリング部の前記底を打ち抜く打ち抜き工程と、
    前記打ち抜き工程を経て前記底が打ち抜かれた前記第2のリング部を、ローリング成形により拡径した後、更に前記軌道溝を有する所定の形状に成形する第2のローリング成形工程と、
    を備えることを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
  4. 前記第1のローリング成形工程は、前記第1のリング部から前記軌道溝を有する所定の形状の前記内輪を成形し、
    前記第2のローリング成形工程は、前記第2のリング部の内径を前記第1のリング部の外径より大径に拡径する拡径ローリング成形工程と、前記拡径ローリング成形工程により拡径された前記第2のリング部を前記軌道溝を有する所定の形状に成形する溝成形ローリング成形工程と、を備え、前記第2のリング部から前記軌道溝を有する所定の形状の前記外輪を成形する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の転がり軸受の内外輪の製造方法。
  5. 外周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた内輪と、内周面の軸方向中央部に軌道溝が設けられた外輪と、を備える転がり軸受の内外輪の製造方法であって、
    大径の第1のリング部と、小径の第2のリング部とを成形する成形工程と、
    前記第1のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する前記内輪の形状に成形する内輪成形ローリング成形工程と、
    前記第2のリング部の内径を、ローリング成形により前記第1のリング部の外径より大径に拡径する拡径ローリング成形工程と、
    前記拡径ローリング成形工程を経て拡径された前記第2のリング部を、ローリング成形により前記軌道溝を有する前記外輪の形状に成形する外輪成形ローリング成形工程と、を備え、
    前記第1のリング部および前記第2のリング部を、それぞれ前記内輪および前記外輪に成形することを特徴とする転がり軸受の内外輪の製造方法。
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